JP3940382B2 - アイスクリーム製造機の室内で液状アイスクリーム・ミックスの使い捨て容器を支持する装置 - Google Patents
アイスクリーム製造機の室内で液状アイスクリーム・ミックスの使い捨て容器を支持する装置 Download PDFInfo
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
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- Confectionery (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、液状アイスクリーム・ミックスを収めた特定の使い捨て容器を、穿孔スパイクを備えた供給管に接続した後に、アイスクリーム製造機の本体中の冷凍室中で、その内容をまったく空にする一助として、及び／又は、確実に空になるように、上下反転状態に置くようなタイプのアイスクリーム製造機に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
このような容器を上下反転状態で製造機の冷凍室に挿入する操作には困難が生じることがあり得る。すなわち、この操作の間に、供給管がはずれるかも知れず、あるいは、供給管が、容器（カードボード箱内に封入されているプラスチック製バッグからなる）中に深く押し込まれ過ぎて、それを破損させるなどのことが起こるかも知れない。
【０００３】
従って本発明の目的は、前記の容器を、前記製造機の冷凍室に挿入し、また、この冷凍室から取り出すという操作を容易ならしめる装置を提供することにある。
【０００４】
本発明のさらなる目的は、現存する製造機の冷凍室に付属部品として取り付けることのできるような、前述のタイプの装置を提供することにある。
【０００５】
本発明装置のその他の目的及び利点は、その好ましい態様についての以下の詳細な説明の過程でさらに明らかになるであろう。添付の図面について説明する。
【０００６】
図１は、本発明のバスケット装置を備えたアイスクリーム製造機の一例であり、アイスクリーム・ミックス容器を製造機の冷凍室中に挿入した当初の位置を図示するものである。
【０００７】
図２は、本発明のバスケット装置を定位置に置いた、図１の製造機の冷凍室の詳細を示すものである。
【０００８】
図３は、本発明のバスケット装置の一例である。
【０００９】
図４は、ミックス容器を上下反転状態にして作業位置に維持したバスケット装置の一例である。
【００１０】
図面、特に図１について述べれば、１は、液状アイスクリーム・ミックスが特定容器２に入れられているようなタイプのアイスクリーム製造機の一般的呼称である。容器２は一般にカードボード製の外部保護ケースの内部に液状アイスクリーム・ミックスを含んだプラスチック製のバッグが存在するような形式のものである。この製造機１は、内部に、冷凍システムの蒸発器（図示せず）で囲まれた冷凍シリンダー３、及びそのシリンダーの内部にある撹拌機（図示せず）の駆動モーター４を含み、その基部に製造機の冷凍システムのコンプレッサー及び連結コンデンサー（図示せず）を容したハウジング101 を含んでいる。この製造機はまた、ミックス容器２を取り込むための、製造機冷凍システムの蒸発器の区分によって冷凍された室５を含む。この冷凍室は扉105 で閉じられている。容器２の口部に差し込むように設計された穿孔スパイク106'がはまり込んだ取り付け部106 を備えている供給管６は、ポンプ７によって冷凍シリンダー３の入り口側に連結されている。８は、アイスクリームを冷凍シリンダー３から放出させるタップである。
【００１１】
従来用いられている製造機においては、容器２を供給管６に取り付けて連結した後、これを手動で上下反転させ、これを、その反転位置で冷凍室５中に置く。全く空になったために、あるいは何か別の理由で、容器２を取り替える必要が生じた場合には、この容器をもう一度反対方向に回転させて、冷凍室５から取り出す。このような手動操作はすべて、取り付け部106 が容器２からはずれるかも知れない、あるいは、容器を冷凍室５の基部上で反転させて置いたときに取り付け部が容器を変形させるかも知れない、という危険性を伴う。いずれにせよ、特に全内容を含んだ容器の重量、ならびに限られた空間内で操作する必要があるという事実などから、この操作はごく安易なものとは言い難い。
【００１２】
本発明は、このタイプの従来の製造機におけるこれらならびにその他の短所を克服しようとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
このような目的から、図面の図２及び図３にさらに詳しく示すように、この種の製造機は一般に二つの並列冷凍シリンダー３を有していて、それぞれが１種類の風味のアイスクリーム（例えばバニラやチョコレート）を造れるようになっていることから、本発明は、一般的な一対のケージからなる構造を有するバスケット９を含んだ装置を提供するものである。このバスケット９は前室が開放状態であり、下部に支持面109 、頂部に支持面209 を有する。上部支持面209 には、各ケージの中間部に、バスケット９の正面からケージの中央部あたりまで走る深いスロット309 が形成されているが、その理由は後に述べる。
【００１４】
図２及び図３にさらに詳しく示すように、バスケット９は、その両側面の中央部に二つの共軸孔409 を備えており、それぞれは、製造機１の冷凍室５の側面中央部にバスケット９を回転環で回転するように取り付けるための短いジャーナル10を取り込むように設計されている。
【００１５】
図１及び図４にさらに明瞭に示すように、ジャーナル10のそれぞれはバスケット９のジャーナル10に関しての回転を両方向に 180゜に限定するために、反対方向に対立する二つの固定停止部12及び13で停止されるような構造の放射状アーム11を備えている。
【００１６】
ここに図示されている製造機は、冷凍室５の開口部の高さ付近で製造機の前面から突出しているプラットホーム14を備えている。
【００１７】
【発明の実施の態様】
本装置の操作は自ずから明らかであろう。まず図１について述べれば、これは、鎖線で示す容器２が当初は製造機のプラットホーム14に置かれた状態を示している。次いでこの容器は、バスケット９の互いに隣接する二つの仕切りの内の一つに移されて図１に示す位置に置かれる。次いで、供給管６の端部にある取り付け部106 が、その雄型部106'によって容器２のバッグに挿入され、その大径取っ手部106"が、バスケット９の支持面209 に形成されているスロット309 の端部で止まるところまで押し込まれる。これによって、前記取り付け部が容器２の中に不必要に深く押し込まれて、それを変形させることがないようになっている。
【００１８】
この結合操作が完了したなら、バスケット９を作業位置である図４に示す位置まで 180゜回転させる。扉105 を閉じて製造機は操作できる状態となる。
【００１９】
空になったので、あるいは何かそれ以外の理由でバスケット２を取り除くべきときはこれと反対の操作を行なう。つまりバスケット９を反対方向に回転させて図１の位置に戻す。その後、容器２をバスケットから取り出して、必要に応じて新しい容器に置き換える。
【００２０】
バスケット９は現存の製造機における付属備品として容易に取り付けることができ、何ら特別な問題を生じることはなく、またこれらの製造機に実質的な構造上の変更を施す必要がないことも明らかであろう。
【００２１】
従って本発明は、ここに図示し、記述した態様に限定されるものではなく、そのすべての変異体や改変物を含み、これらは実質的にここで特許請求する革新的着想の最も広い範囲内に含まれるものである。
【００２２】
【発明の効果】
本発明は、アイスクリーム・ミックスを含む特定の使い捨て容器を、アイスクリーム製造機の冷凍室に挿入し、また冷凍室から取り出す操作を容易ならしめる装置を提供するもので、もって、従来のこの操作における種々の難点を克服することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるバスケット装置を備えたアイスクリーム製造機の縦方向一部切断側面図である。
【図２】本発明のバスケット装置を定位置に置いた図１の製造機の冷凍前室の詳細部についての正面図である。
【図３】本発明のバスケット装置の透視図である。
【図４】アイスクリーム・ミックス容器を上下反転状態に作業位置に維持したバスケット装置についての図１と同様な側面図である。
【符号の説明】
１ アイスクリーム製造機
２ 特定容器
３ 冷凍シリンダー
４ 駆動モーター
５ 冷凍室
６ 供給管
７ ポンプ
８ タップ
９ バスケット
10 ジャーナル
11 放射状アーム
12 固定停止部
13 固定停止部
14 プラットホーム
101 ハウジング
105 扉
106 取り付け部
106' スパイク、又は雄型部
106" 大径取っ手部
109 支持面
209 支持面
309 スロット
409 共軸孔
【産業上の利用分野】
本発明は、液状アイスクリーム・ミックスを収めた特定の使い捨て容器を、穿孔スパイクを備えた供給管に接続した後に、アイスクリーム製造機の本体中の冷凍室中で、その内容をまったく空にする一助として、及び／又は、確実に空になるように、上下反転状態に置くようなタイプのアイスクリーム製造機に関するものである。
【０００２】
【発明が解決しようとする課題】
このような容器を上下反転状態で製造機の冷凍室に挿入する操作には困難が生じることがあり得る。すなわち、この操作の間に、供給管がはずれるかも知れず、あるいは、供給管が、容器（カードボード箱内に封入されているプラスチック製バッグからなる）中に深く押し込まれ過ぎて、それを破損させるなどのことが起こるかも知れない。
【０００３】
従って本発明の目的は、前記の容器を、前記製造機の冷凍室に挿入し、また、この冷凍室から取り出すという操作を容易ならしめる装置を提供することにある。
【０００４】
本発明のさらなる目的は、現存する製造機の冷凍室に付属部品として取り付けることのできるような、前述のタイプの装置を提供することにある。
【０００５】
本発明装置のその他の目的及び利点は、その好ましい態様についての以下の詳細な説明の過程でさらに明らかになるであろう。添付の図面について説明する。
【０００６】
図１は、本発明のバスケット装置を備えたアイスクリーム製造機の一例であり、アイスクリーム・ミックス容器を製造機の冷凍室中に挿入した当初の位置を図示するものである。
【０００７】
図２は、本発明のバスケット装置を定位置に置いた、図１の製造機の冷凍室の詳細を示すものである。
【０００８】
図３は、本発明のバスケット装置の一例である。
【０００９】
図４は、ミックス容器を上下反転状態にして作業位置に維持したバスケット装置の一例である。
【００１０】
図面、特に図１について述べれば、１は、液状アイスクリーム・ミックスが特定容器２に入れられているようなタイプのアイスクリーム製造機の一般的呼称である。容器２は一般にカードボード製の外部保護ケースの内部に液状アイスクリーム・ミックスを含んだプラスチック製のバッグが存在するような形式のものである。この製造機１は、内部に、冷凍システムの蒸発器（図示せず）で囲まれた冷凍シリンダー３、及びそのシリンダーの内部にある撹拌機（図示せず）の駆動モーター４を含み、その基部に製造機の冷凍システムのコンプレッサー及び連結コンデンサー（図示せず）を容したハウジング101 を含んでいる。この製造機はまた、ミックス容器２を取り込むための、製造機冷凍システムの蒸発器の区分によって冷凍された室５を含む。この冷凍室は扉105 で閉じられている。容器２の口部に差し込むように設計された穿孔スパイク106'がはまり込んだ取り付け部106 を備えている供給管６は、ポンプ７によって冷凍シリンダー３の入り口側に連結されている。８は、アイスクリームを冷凍シリンダー３から放出させるタップである。
【００１１】
従来用いられている製造機においては、容器２を供給管６に取り付けて連結した後、これを手動で上下反転させ、これを、その反転位置で冷凍室５中に置く。全く空になったために、あるいは何か別の理由で、容器２を取り替える必要が生じた場合には、この容器をもう一度反対方向に回転させて、冷凍室５から取り出す。このような手動操作はすべて、取り付け部106 が容器２からはずれるかも知れない、あるいは、容器を冷凍室５の基部上で反転させて置いたときに取り付け部が容器を変形させるかも知れない、という危険性を伴う。いずれにせよ、特に全内容を含んだ容器の重量、ならびに限られた空間内で操作する必要があるという事実などから、この操作はごく安易なものとは言い難い。
【００１２】
本発明は、このタイプの従来の製造機におけるこれらならびにその他の短所を克服しようとするものである。
【００１３】
【課題を解決するための手段】
このような目的から、図面の図２及び図３にさらに詳しく示すように、この種の製造機は一般に二つの並列冷凍シリンダー３を有していて、それぞれが１種類の風味のアイスクリーム（例えばバニラやチョコレート）を造れるようになっていることから、本発明は、一般的な一対のケージからなる構造を有するバスケット９を含んだ装置を提供するものである。このバスケット９は前室が開放状態であり、下部に支持面109 、頂部に支持面209 を有する。上部支持面209 には、各ケージの中間部に、バスケット９の正面からケージの中央部あたりまで走る深いスロット309 が形成されているが、その理由は後に述べる。
【００１４】
図２及び図３にさらに詳しく示すように、バスケット９は、その両側面の中央部に二つの共軸孔409 を備えており、それぞれは、製造機１の冷凍室５の側面中央部にバスケット９を回転環で回転するように取り付けるための短いジャーナル10を取り込むように設計されている。
【００１５】
図１及び図４にさらに明瞭に示すように、ジャーナル10のそれぞれはバスケット９のジャーナル10に関しての回転を両方向に 180゜に限定するために、反対方向に対立する二つの固定停止部12及び13で停止されるような構造の放射状アーム11を備えている。
【００１６】
ここに図示されている製造機は、冷凍室５の開口部の高さ付近で製造機の前面から突出しているプラットホーム14を備えている。
【００１７】
【発明の実施の態様】
本装置の操作は自ずから明らかであろう。まず図１について述べれば、これは、鎖線で示す容器２が当初は製造機のプラットホーム14に置かれた状態を示している。次いでこの容器は、バスケット９の互いに隣接する二つの仕切りの内の一つに移されて図１に示す位置に置かれる。次いで、供給管６の端部にある取り付け部106 が、その雄型部106'によって容器２のバッグに挿入され、その大径取っ手部106"が、バスケット９の支持面209 に形成されているスロット309 の端部で止まるところまで押し込まれる。これによって、前記取り付け部が容器２の中に不必要に深く押し込まれて、それを変形させることがないようになっている。
【００１８】
この結合操作が完了したなら、バスケット９を作業位置である図４に示す位置まで 180゜回転させる。扉105 を閉じて製造機は操作できる状態となる。
【００１９】
空になったので、あるいは何かそれ以外の理由でバスケット２を取り除くべきときはこれと反対の操作を行なう。つまりバスケット９を反対方向に回転させて図１の位置に戻す。その後、容器２をバスケットから取り出して、必要に応じて新しい容器に置き換える。
【００２０】
バスケット９は現存の製造機における付属備品として容易に取り付けることができ、何ら特別な問題を生じることはなく、またこれらの製造機に実質的な構造上の変更を施す必要がないことも明らかであろう。
【００２１】
従って本発明は、ここに図示し、記述した態様に限定されるものではなく、そのすべての変異体や改変物を含み、これらは実質的にここで特許請求する革新的着想の最も広い範囲内に含まれるものである。
【００２２】
【発明の効果】
本発明は、アイスクリーム・ミックスを含む特定の使い捨て容器を、アイスクリーム製造機の冷凍室に挿入し、また冷凍室から取り出す操作を容易ならしめる装置を提供するもので、もって、従来のこの操作における種々の難点を克服することができたものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明によるバスケット装置を備えたアイスクリーム製造機の縦方向一部切断側面図である。
【図２】本発明のバスケット装置を定位置に置いた図１の製造機の冷凍前室の詳細部についての正面図である。
【図３】本発明のバスケット装置の透視図である。
【図４】アイスクリーム・ミックス容器を上下反転状態に作業位置に維持したバスケット装置についての図１と同様な側面図である。
【符号の説明】
１ アイスクリーム製造機
２ 特定容器
３ 冷凍シリンダー
４ 駆動モーター
５ 冷凍室
６ 供給管
７ ポンプ
８ タップ
９ バスケット
10 ジャーナル
11 放射状アーム
12 固定停止部
13 固定停止部
14 プラットホーム
101 ハウジング
105 扉
106 取り付け部
106' スパイク、又は雄型部
106" 大径取っ手部
109 支持面
209 支持面
309 スロット
409 共軸孔
Claims (6)
- 穿孔スパイクを具備する取り付け部を備えた供給管に、液状アイスクリーム・ミックスを収容した特定の使い捨て容器を接続した後に、該容器を上下反転しアイスクリーム製造機本体の冷凍室に置くアイスクリーム製造機において、前面が開放状態であり、底部及び頂部に支持面を備えた本質的にケージ様構造のバスケットを含み、そのケージ様構造物が前記製造機の冷凍室の側面でその側面の中心において枢軸回転することを特徴とする前記の容器を支持し、処理するための装置。
- 前記のバスケットが一対のケージ様構造物を含んでいる請求項１に記載の装置。
- 前記のバスケットの頂部面に、各ケージの中央部において前記バスケット前面からケージのほぼ中央部まで走る深いスロットが備えられている請求項１に記載の装置。
- 前記バスケットと、前記前室の固定構造との間に、前記バスケットの回転運動を両方向に 180゜の角度に制限するために相互に作用する停止手段が設けられている請求項３に記載の装置。
- 前記の取り付け部が、その根元に、より大きな径の取っ手部を備えた雄型部を含み、この取っ手部の径は、前記の雄型部が液状アイスクリーム・ミックスの容器中に押し込まれたときに、バスケットの頂部面に形成されている前記のスロットの端部によって停止される請求項４に記載の装置。
- 冷凍前室のほぼ開口部の高さにおいて、製造機の前面から外に突出したプラットホームをさらに包含する前記請求項のいずれかに記載の装置。
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|---|---|---|---|
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