JP2015181425A - 食材混合機 - Google Patents
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Abstract
Description
この酢合わせ機は、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備えている。
前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備えている。混合ドラムのドラム本体及びドラム蓋の内部には、その内部空間を左右に横断する攪拌棒が設けられている。この酢合わせ機にあっては、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転駆動することにより、混合ドラムの内部でご飯に酢が混ぜ合わされる。
そこで、本発明は、前記問題点に鑑み、混合ドラムからの排気冷却空気を機械フレームの外に排気する排気通路部の清掃が容易に行える食材混合機を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備え、前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備え、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転させることにより混合ドラム内で複数の食材を混合する食材混合機であって、
前記ドラム本体の左右両側に、軸芯がドラム回転軸芯とされた筒状に形成され且つ混合ドラムの内部空間に連通するドラム支軸を備え、一方のドラム支軸から混合ドラム内に冷却空気を供給すると共に該冷却空気を他方のドラム支軸から排気させるよう構成し、
前記排気側のドラム支軸に連通していて混合ドラムから排気された冷却空気を導入するための排気導入口と、この排気導入口から導入した冷却空気を前記機械フレームの外に排気する排気口とを有する排気ボックスを機械フレームに着脱自在に設けたことを特徴とする。
、前記挿脱口から突出するように該排気導入部の上端から延出されると共に該排気導入部から後方に向けて延出された排気延長部とを有し、
前記排気導入部に前記排気導入口を排気側のドラム支軸と対向状となるように設け、前記排気延長部の後端側に前記排気口を設けたことを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記排気延長部の底部に、排気導入部の上端開口の近傍に位置していて、排気延長部の底部の水分が排気導入部側へと流れるのを防止する突部を設けたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、混合ドラムからの排気冷却空気を機械フレームの外に排気する排気通路部が、機械フレームに対して着脱自在な排気ボックスによって構成されているので、該排気ボックスを取り外すことにより、前記排気通路部の清掃が容易に行える。
請求項3に係る発明によれば、排気ボックスから排気される冷却空気の排気方向を上方排出と後ろ斜め上方排出とのいずれかを選択することができ、食材混合機の設置場所に応じて排気方向を選択することができる。
図1は、複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯に酢(合わせ酢)を自動的に混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機1を例示している。図1は酢合わせ機1を右斜め正面から見た斜視図で示している。
なお、以下の説明において、左右方向内方とは、酢合わせ機1の左右方向の端部から左右方向中央に向かう方向をいい、左右方向外方とは、酢合わせ機1の左右方向中央から左右方向の端部に向かう方向をいう。
右側のサイドフレーム5L,5R内には、図3に示すように、混合ドラム3を回転駆動するドラムドラム駆動モータ7と、混合ドラム3内に冷却空気を供給する送風装置8と、これらドラム駆動モータ7及び送風装置8を制御する制御装置9とが設けられている。
送風装置8は、冷却風を生起するブロワ等からなる送風機10と、この送風機10の吹出口に一端側が接続された送風ダクト11と、この送風ダクト11の他端側に接続されて混合ドラム3内に冷却空気を送る給気部材12とを有する。前記送風機10は制御装置9によって回転速度制御が可能とされている。
図1、図2に示すように、右側のサイドフレーム5Rの上面側前部には、スタートスイッチ17、停止スイッチ18、排出スイッチ19等を有する操作パネル20が設けられ、該右側のサイドフレーム5Rの上面側後部には、必要に応じて混合ドラム3の内面にスプレーされて塗布される植物系油脂等からなる離型剤のスプレー缶21等を保持する缶ホルダ22が設けられている。
れた凹み部14の上部に設けられている。ドラム駆動ギヤ16は軸受け部材15Rの下方側(凹み部14の下部)に設けられている。
左右の軸受け部材15L,15Rは、左右方向で対向状に配置され、それぞれ側面視U字形に形成されていてU字形溝24を有する。
図4(b)に示すように、左側のサイドフレーム5Lの内側壁23には円形状の排気穴29が形成されている。この排気穴29は左側の軸受け部材15Lの軸受部26に対応する位置に形成されている。この排気穴29を介して混合ドラム3内の空気が排気可能とされている。
また、左側サイドフレーム5Lの外側壁34の上縁後端部には、規制片33が上方突出状に設けられている。
図2、図4に示すように、左側サイドフレーム5Lの上部には、混合ドラム3から排気された冷却空気を機械フレーム2の外に排気させるための排気ボックス166が設けられている。
気延長部168とを有する。
排気導入部167は、左右の側壁167aと前後壁167b,167cと下壁167dとから側面視矩形状に形成され、上端開口状とされている。この排気導入部167の右側(混合ドラム3側)の側壁167aには、前記排気穴29と左右方向で対応する位置に開口形成された円形の排気導入口169が形成されている。
排気導入部167を収容室35から抜脱する場合は、排気ボックス166が樹脂製であることから、抜止嵌合部170を左右方向内方側から押してやることにより、排気導入部167の右側の側壁167aが弾性変形して、抜止嵌合部170が排気穴29から外れ、排気導入部167が収容室35から抜脱可能となる。
この排気延長部168の左右の側壁168aは、排気導入部167の側壁167aの上端から上方側に延出されると共に該排気導入部167から後方に向けて延出されている。
また、排気延長部168の上壁前部168bは前下がり傾斜状に形成されていて前下端が排気導入部167の前壁30a上端に接続されている。排気延長部168の上壁後部168cは上壁前部168bの後端から後方に延出され、この上壁後部168cの後端側に上方に向けて開口する排気口171が形成されている。排気延長部168の底壁168eは排気導入部167の後壁167cの上端から後方に延出されていて、左側サイドフレーム5Lの上壁32上に載置されている。排気延長部168の後壁168dは底壁168eの後端から上方に延出されている。
底壁168eの前端側(排気導入部167の上端開口の近傍)には、上方突出状で且つ側面視円弧状の突部172が左右方向に形成されている。
この排気ボックス166によって、混合ドラム3からの排気冷却空気を機械フレーム2の外に排気する排気通路部が形成され、この排気ボックス166は機械フレーム2に対して着脱自在とされていることから、該排気ボックス166を取り外すことにより、前記排気通路部の清掃が容易に行える。
選択することができる。
また、前記排気延長部167が収容される収容室35の左右方向外側面は着脱自在な閉塞板38によって閉塞されているので、この閉塞板38を取り外すと共に排気ボックス166を取り外すことにより、前記排気穴29にダクトを接続することができ、このダクトによって、混合ドラム3から排気される冷却空気を室外(酢合わせ機1の設置場所から遠い場所)や換気装置等へと導くことができる。
なお、このダクトを取り付ける場合には、閉塞板38を、ダクトが挿通される挿通孔と、挿脱口37を覆うカバー部とを有するものに変更するのがよい。
図2に示すように、ベースフレーム4上の後部には、混合ドラム3の下方の適正位置に酢飯収容箱39が配置されていることを検出する箱検出装置40が設けられている。
ドラム本体46は上部開口状とされ、ドラム蓋47は下部開口状とされ、ドラム本体46及びドラム蓋47の開口周縁側には、それぞれ開口周縁から外方に張り出すフランジ部48,49が設けられ、これらフランジ部48,49を重ね合わすことにより、ドラム本体46がドラム蓋47で開閉自在に塞がれる。
ドラム本体46の上部の左右両側には、左右方向の軸芯を有する円筒状のドラム支軸25L,25Rが設けられ、このドラム支軸25L,25Rの軸芯が混合ドラム3の回転軸芯(ドラム回転軸芯X)とされている。左右のドラム支軸25L,25Rは、左右方向で同じ側にある前記軸受け部材15L,15Rの軸受部26に軸案内部27を介して導入され、軸受部26で受持されて回転自在に支持される。
この被駆動ギヤ52は、ドラム支軸25L,25Rを軸受部26に導入する際に、ドラム駆動ギヤ16に上方側から噛合し、該被駆動ギヤ52に駆動ギヤから動力伝達可能とされる。ドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に回転動力が伝達されることで混合ドラム3がドラム回転軸芯X回りに回転駆動可能とされる。
前記ドラム駆動モータ7を正転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図11に矢印R方向で示す後転方向(一方向)に回転駆動される。また、ドラム駆動モータ7を逆転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図11に矢印F方向で示す前転方向(他方向)に回転駆動される。
され、出来上がった酢飯を排出する際(食材排出時)には、混合ドラム3が前転方向Fに回転駆動される。
図11に示すように、被駆動ギヤ52には、マグネットからなる被検出部材が収容された被検出部材収容部53が設けられ、右側の軸受け部材15Rには、この被検出部材収容部53内のマグネットを検出することで混合ドラム3の回転位置を検出する位置検出センサ54,55が設けられている。
第1の位置検出センサ54は右側の軸受け部材15Rの前上部に設けられていて、図11に示すように、混合ドラム3がホーム位置(初期位置)に位置しているときに被検出部材収容部53内のマグネットを検出する。第2の位置検出センサ55は右側の軸受け部材15Rの下部に設けられていて、混合ドラム3がホーム位置から前転方向Fに回転駆動されて、ドラム本体46が、後述する酢飯排出姿勢(食材排出姿勢)となったときに被検出部材収容部53内のマグネットを検出する。
図10、図11に示すように、ドラム蓋47の外面上部には取っ手69が設けられている。また、ドラム蓋47の後部はヒンジ結合部70によってドラム本体46に左右軸回りに揺動自在にヒンジ結合され、このヒンジ結合部70の左右方向のヒンジ軸79回りにドラム蓋47を上下に揺動することで該ドラム蓋47が開閉自在とされている。また、ドラム蓋47の前部にはロック部材71が設けられ、このロック部材71によってドラム蓋47がドラム本体46を塞ぐ閉状態にロックされる。
この蓋ホルダ72は、図1、図3に示すように、サポートフレーム73と、このサポートフレーム73を支持するフレーム支持部材74と、サポートフレーム73に固定された取付ステー75と、この取付ステー75に固定された取っ手保持部材76とを有する。
前記ロック部材71は、樹脂によって成型され、ドラム蓋47のフランジ部49の前部に左右一対設けられている。このロック部材71は、図12に示すように、ロック部材本体87と、このロック部材本体87の下部から左右方向外方に突出するように形成された案内ガイド88とを備えている。
ロック部材本体87は上部に左右方向の軸芯を有するピン孔89が形成された枢支ボス部90を有する。ロック部材本体87の上下中途部の背面側に後方側から凹設された凹部91が形成され、この凹部91の下部にロック係合部92が形成されている。
案内ガイド88の背面88a側は平坦状に形成され、この平坦部分がロック解除ガイド面とされている。案内ガイド88の上面88bと前面88cとの間のコーナー部分88dは円弧状に形成されている。
ク係合部92が係脱自在に係合するロック係止部材99が設けられている。このロック係止部材99は、左右方向の軸芯を有する円筒部材によって構成されている。ドラム本体46のフランジ部48の前部の左右両側には、ロック係止部材取付部100が設けられ、このロック係止部材取付部100には、左右方向の軸芯を有するピン孔101が形成された左右一対のピンボス102が左右方向に間隔をおいて設けられている。この左右のピンボス102間に前記ロック係止部材99が配置され、これら左右ピンボス102のピン孔101及びロック係止部材99を貫通する取付ピン103によって、ロック係止部材99が軸芯回りに回転自在に支持されている。
図13及び図14は、ロック解除部材104及びドラム蓋規制部材105の配置部分の右側を示している。
この揺動部材106の上部に前後一対の取付軸107F,107Rが左右方向内方に突出状に設けられ、揺動部材106の下部に該揺動部材106を左右方向に貫通する揺動支軸108が固定されている。前側の取付軸107Fにロック解除部材104が軸心回りに回転自在に外嵌支持され、後側の取付軸107Rに上側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。前記揺動支軸108の左右方向内方側に下側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。
ることで、揺動部材106の揺動が規制される。
また、ドラム本体46の本体部分は、上縁116aが側面視直線状とされた左右の側壁116と、この左右側壁116の上縁116a以外の縁部同士を連結する周壁117とを有する。
ドラム本体46の周壁117の前コーナー部分117c及び該前コーナー部分117cの後転方向R前後の部分は、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム本体46の周壁117の底部117b(ドラム本体46の底部)に接する円弧Vよりも外方に膨出しており、この部分がドラム本体46の後転方向R先行側に設けられた膨出部119Fとされている。
ドラム蓋47の本体部分は、下縁120aが側面視直線状とされた左右の側壁120と、この左右側壁120の上縁120a以外の縁部同士を連結する周壁121とを有する。
ドラム本体46の周壁117の前部117aの内面123(ドラム本体46の内面前部)は、ドラム本体46の周壁117の底部117b側からドラム本体46の上部開口面124に向けて末広がりに形成されている。
また、ドラム本体46の周壁117の後部117dの内面125(ドラム本体46の内面後部)は、該ドラム本体46の上部開口面124と略直交状に形成されている。
右側のドラム支軸25Rの左右方向内端側はドラム本体46の内部空間に連通している。また、該右側のドラム支軸25Rの左右方向外端側は右側のサイドフレーム5Rに設けられた前記給気穴28に近接配置されて対向している。前述したように、給気穴28には前記送風装置8の給気部材12が接続されていることから、送風装置8からの冷却空気は
右側のドラム支軸25Rを通して混合ドラム3内部に供給される。
この風向設定部材176は、図17、図18に示すように、右側のドラム支軸25Rの内に内嵌される内嵌部177と、この内嵌部177内に設けられた仕切り部178とを有する。
支持リブ186は、左右方向に沿って形成されていると共に、部材本体179の周方向に間隔をおいて複数(本実施形態で3つ)設けられている。各支持リブ186の左右方向外端部には、風向設定部材176に抜止め抵抗を付与する規制突起188が設けられている。
したがって、風向設定部材176は、右側のドラム支軸25R内に左右方向外方側から内嵌される。
前記部材本体179には、該部材本体179の周壁を内側に凹ませることにより形成された径方向一対のガイド壁182が形成されている。このガイド壁178は、部材本体179の左右方向両端部から左右方向中央部に行くにつれて軸芯側に移行する湾曲状に形成されている。このガイド壁178の内面が風案内面183とされている。
この仕切り部178の左右方向外方側は壁面が風案内面183に対向する平板状に形成された平板壁190とされている。
右側のドラム支軸25R内部を左右方向内方へと流れてくる冷却空気は、風向設定部材176によって二分され、風案内面183と仕切り部178との間の冷却空気流通路194を通って混合ドラム3内へと供給される。
左側のドラム支軸25Lから早期に排出されず、ご飯を効率よく冷やすことができる。また、ご飯を左側のドラム支軸25L側へと吹き飛ばすことも防止できる。
また、図15に示す側面視において、矢印Yで示すように、風向設定部材176の一方の風出口193から吹き出した冷却空気が前斜め下方に向けて吹き出し、他方の風出口193から吹き出した冷却空気が後斜め上方に向けて吹き出すように、風向設定部材176の冷却空気吹き出し方向が設定されている(図15に示す側面視において、一方の風出口192から吹き出される冷却空気は、他方の風出口192から吹き出される冷却空気と180°異なる方向に吹き出される)。
このカバー部材196は、左側のドラム支軸25Lの左右方向内端側の開口を覆うカバー本体197と、左側のドラム支軸25L内に内嵌される嵌合部198とを有する。
カバー本体197は、ドーム状(半球状)に形成され、多数の小開口が形成されていて通気性を有する。
このカバー部材196にあっては、カバー本体197がドーム状に形成されていることから、カバー本体197にご飯が付着し難く、また、カバー本体197上にご飯が載っても、混合ドラム3と共にカバー部材196が回転することで、該ご飯がカバー本体197から剥がれ落ちる。
この酢収容部136は、ドラム本体46の周壁117の底部117bから下方に向けて凹設形成された容器収納部137と、この容器収納部137内に収納される酢貯留容器138とから構成されている。
図20に示すように、ドラム本体46及びドラム蓋47には、それぞれ攪拌部材201,202が取り付けられている。図15に示すように、これら攪拌部材201,202はそれぞれ前後一対設けられ、ドラム本体46及びドラム蓋47の前部側及び後部側に配置されている。
棒支持部材204は上下方向に長い部材からなり、ドラム本体46の上端から底壁117bに至る長さに形成されている。この棒支持部材204は、ドラム本体46の側壁116に形成された装着溝205に装着されている。
ドラム本体46の装着溝205には半球状の保持溝206が形成されている。このドラム本体46の保持溝206はドラム本体46の上部開口面124の近傍に形成され、本体側攪拌部材201の各棒支持部材204には、前記保持溝206に嵌合する半球状の嵌合突部207が形成されている。前記保持溝206に嵌合突部207が嵌合することにより、棒支持部材204が装着溝205に対して抜け止め保持されている。また、棒支持部材204を装着溝205から強制的に引き抜くことにより、嵌合突部207が保持溝206から離脱し、本体側攪拌部材201が取り外し可能とされている。
ドラム蓋47に取り付けられた蓋側攪拌部材202は、図20、図21及び図23に示すように、ドラム蓋47を左右に横断する左右方向の蓋側攪拌棒211と、この蓋側攪拌棒211の左右両側に配置されていて該攪拌棒211が固定される左右の棒支持部材212と、左右各棒支持部材212から下方突出状に固定された支持杆213と、左右の支持杆213間に設けられた本体上側攪拌棒214とからなる。これら攪拌棒211、棒支持部材212、支持杆213及び本体上側攪拌棒214は金属製である。
左右の棒支持部材212は上下方向に長い部材からなり、ドラム蓋47の下端から周壁121の上部121a近傍に至る長さに形成されている。この棒支持部材212は、ドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215に装着されている。このドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215は、ドラム蓋47の下部開口面133から上部に向けて形成され、棒支持部材212はドラム蓋47の下部開口面133側から装着溝215に挿入されている。
このドラム蓋47の保持溝216はドラム蓋47の下部開口面133の近傍に形成され、蓋側攪拌棒211の各棒支持部材212には、前記保持溝216に嵌合する半球状の嵌合突部217が形成されている。
前記保持溝216に嵌合突部217が嵌合することにより、棒支持部材212が装着溝215に対して抜け止め保持されている。また、棒支持部材212を装着溝215から強制的に引き抜くことにより、嵌合突部217が保持溝216から離脱し、蓋側攪拌棒21
1が取り外し可能とされている。
本体上側攪拌棒214は、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。上側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の上部を連結しており、下側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の下部を連結している。なお、左右支持杆213と下側の本体上側攪拌棒214とは1本の棒材を折曲することにより形成されている。
また、ドラム蓋47を開けた状態でドラム本体46を下向きにすることで、ドラム本体46内の酢飯を落下排出させる場合に、本体上側攪拌棒214がない分、酢飯が落ちやすくなる。
各本体側攪拌部材201は、左右の棒支持部材204間に2本(複数本)の攪拌棒203を架設することで平面状に構成されているので、該攪拌部材201の構造が簡素化され、取り扱いが容易となると共に、清掃が容易となる。
前記構成の酢合わせ機1でご飯に酢を混ぜ合わせて酢飯を作るには、先ず、混合ドラム3が図15に示すホーム位置にある状態で、ドラム蓋47を開いて該ドラム蓋47を蓋ホルダ72で保持し、この状態で、酢収容部136に酢を供給した後、ドラム本体46にご飯を投入する。
酢とご飯をドラム本体46に供給した後、ドラム蓋47を閉め、ロック部材71をロック状態とし、操作パネル20に設けられたスタートスイッチ17を押すと、混合ドラム3が後転方向Rに回転する。混合ドラム3が後転方向Rに回転すると、該混合ドラム3の後転方向Rの回転に伴って、酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの前側を通ってドラム支軸25L,25Rの上方へと移動すると共に、ドラム支軸25L,25Rの上方を通り過ぎてドラム支軸25L,25Rの後方側へと移動する。
ご飯は、混合ドラム3が回転することにより、所定高さ持ち上げられて落下する動作が繰り返し行われ、ご飯は落下する際に攪拌棒203,211,214に当たってほぐされて(シャリ切りされて)攪拌され、これによって、ご飯に酢が混ぜ合わされる。
また、攪拌棒203,211,214の配列方向Zが水平近くになる位置で、ご飯が、ドラム本体46の前部内面123側からドラム本体46の後部内面125側へと落下、又は、ドラム本体46の後部内面125側からドラム本体46の前部内面123側へと落下するので、攪拌棒203,211,214に対してご飯が効率よくあたり、ご飯が効率よくほぐされてばらけるが、このときにも風向設定部材176から吹き出される冷却空気が効率よくあたり、冷却効率がよい(ドラム本体46の前部内面123側からドラム本体46の後部内面125側へと落下しているご飯、又は、ドラム本体46の後部内面125側
からドラム本体46の前部内面123側へと落下しているご飯にも冷却空気が効率よくあたることから、ご飯の冷却効率がよい)。
一方、混合ドラム3が後転方向Rに回転している際において、図24(a)に示すように、下側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50とは干渉しないが、上側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50と干渉する。混合ドラム3が後転方向Rに回転して張出し係合部50が上側のドラム蓋規制部材105に接当すると、ドラム蓋規制部材105が張出し係合部50に押圧され、揺動部材106の上部が揺動支軸108回りに前方側に揺動する。これによって、上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50から自動的に逃げる(上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50との干渉領域143から退避する)。
混合ドラム3が所定回数回転すると、該混合ドラム3はホーム位置に戻って停止し、ご飯に対する酢の混ぜ合わせ動作が終了する。混合ドラム3がホーム位置に戻った後は、自動的に、或いは、操作パネル20に設けられた排出スイッチ19を押すことにより、出来上がった酢飯を自動で排出する酢飯(食材)の自動排出動作が行われる。
先ず、図25(a)に示すホーム位置から混合ドラム3が前転方向Fに回転すると、ロック部材71がロック解除部材104に係合して、図25(b)に示すように、ロック部材71のロックが解除される。
この状態からドラム本体46がさらに前転方向Fに回転すると、図27に示すように、張出し係合部50が下側のドラム蓋規制部材105に接当してドラム蓋47のドラム本体46側への揺動が規制されると共に、ドラム本体46は、その上部開口面124が下側を向き且つ該上部開口面124が下方に向かうに従って後方に移行する傾斜状とされた酢飯排出姿勢(食材排出姿勢)となり、この酢飯排出姿勢でドラム本体46が一旦停止する。
ドラム本体46は、酢飯排出姿勢で所定時間停止した後(酢飯が排出されると)、後転方向Rに回転してホーム位置に復帰する。
3 混合ドラム
37 挿脱口
46 ドラム本体
47 ドラム蓋
25L ドラム支軸
25R ドラム支軸
166 排気ボックス
167 排気導入部
168 排気延長部
168e 底部
169 排気導入口
171 排気口
172 突部
173 切取りガイド部
X ドラム回転軸芯
Claims (4)
- 機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備え、前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備え、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転させることにより混合ドラム内で複数の食材を混合する食材混合機であって、
前記ドラム本体の左右両側に、軸芯がドラム回転軸芯とされた筒状に形成され且つ混合ドラムの内部空間に連通するドラム支軸を備え、一方のドラム支軸から混合ドラム内に冷却空気を供給すると共に該冷却空気を他方のドラム支軸から排気させるよう構成し、
前記排気側のドラム支軸に連通していて混合ドラムから排気された冷却空気を導入するための排気導入口と、この排気導入口から導入した冷却空気を前記機械フレームの外に排気する排気口とを有する排気ボックスを機械フレームに着脱自在に設けたことを特徴とする食材混合機。 - 前記排気ボックスは、機械フレームに設けられた上方開口状の挿脱口から挿脱自在に挿入されて排気側のドラム支軸の側方に配置される排気導入部と、前記挿脱口から突出するように該排気導入部の上端から延出されると共に該排気導入部から後方に向けて延出された排気延長部とを有し、
前記排気導入部に前記排気導入口を排気側のドラム支軸と対向状となるように設け、前記排気延長部の後端側に前記排気口を設けたことを特徴とする請求項1に記載の食材混合機。 - 前記該排気延長部後端側の排気口は上方開口状に形成され、該排気延長部の一部を切り取って該排気口の開口方向を後ろ斜め上方に変更可能とするための線状の切取りガイド部を、排気延長部の後端側に設けたことを特徴とする請求項2に記載の食材混合機。
- 前記排気延長部の底部に、排気導入部の上端開口の近傍に位置していて、排気延長部の底部の水分が排気導入部側へと流れるのを防止する突部を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記載の食材混合機。
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