JP6170008B2 - 食材混合機 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の食材を混合する食材混合機に関するものであり、例えば、ご飯に酢(合わせ酢)を混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機などの食材混合機に関するものである。
複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯(食材)に酢(食材)を混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機が特許文献1に記載されている。
この酢合わせ機は、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備えている。
前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備えている。この酢合わせ機にあっては、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転駆動することにより、混合ドラムの内部でご飯に酢が混ぜ合わされる。
前記ドラム蓋はドラム本体に結合金具によって着脱自在に取り付けられている。
特開2003−210122号公報
前記従来の酢合わせ機にあっては、ドラム本体内に食材を投入する際には、ドラム蓋をドラム本体から取り外して床等の載置場所に置いておき、ドラム本体内に食材を投入した後に、ドラム蓋をドラム本体に取り付けなければならない。このように、食材を投入する毎に、ドラム蓋の取り外し、取り付けをしなければならないのは面倒である。
そこで、食材を投入する際に、いちいちドラム蓋を取り外さなくてもいいように、ドラム蓋をドラム本体にヒンジ結合することが考えられている。
しかしながら、ドラム蓋をドラム本体にヒンジ結合したものにおいても、混合ドラムを清掃する際などには、ドラム蓋を簡単に取り外せる方がよい。また、ドラム蓋をドラム本体にヒンジ結合したものにおいて、食材投入時のドラム蓋の開き角度よりも小さい開き角度でドラム蓋を取り外したい場合もある。この場合は、ドラム蓋が容易に外れると好ましくない。
そこで、本発明は、ドラム蓋をドラム本体にヒンジ結合した食材混合機であって、必要に応じてドラム蓋を取り外すことができる食材混合機を提供することを課題とする。
前記技術的課題を解決するために本発明が講じた技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
請求項1に係る発明では、機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備え、前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備え、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転させることにより混合ドラム内で複数の食材を混合する食材混合機であって、
前記ドラム蓋にヒンジ軸を設け、このヒンジ軸回りにドラム蓋を上下開閉自在とすべく該ヒンジ軸を支持する軸支持部をドラム本体に設け、
食材投入時のドラム蓋の開き位置より開き角度の大きい第1蓋離脱位置にドラム蓋を回転させた際に、ヒンジ軸を軸支持部から下方側に離脱させる軸離脱部を前記軸支持部に設け、
ドラム蓋を前記食材投入時の開き位置より開き角度の小さい第2蓋離脱位置に回転させ且つヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせた状態で、ヒンジ軸を軸支持部から離脱させるための軸外し部を軸支持部に設けたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、ドラム蓋を閉じた蓋閉じ位置から第1蓋離脱位置に回転させるまでの間、軸支持部に係合することでヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱するのを規制す
る軸離脱規制部をドラム蓋に設けると共に、ドラム蓋を第1蓋離脱位置に回転させると軸離脱規制部の前記規制が外れてヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱可能とされていることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、前記軸支持部は、下側に開放する開放部分を有し且つ該開放部分を介してヒンジ軸が内嵌するフック形状に形成され、この軸支持部の前記開放部分が前記軸離脱部とされていることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、前記軸外し部は軸支持部に形成した切欠き穴によって構成され、ドラム蓋を第2蓋離脱位置にした状態では、軸離脱規制部が前記切欠き穴に対してヒンジ軸の軸芯方向に位置ずれしており、第2蓋離脱位置でドラム蓋をヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせることで軸離脱規制部と切欠き穴とが一致し、この状態で軸離脱規制部を切欠き穴に挿通させることでヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱可能とされていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、前記第2蓋離脱位置以外においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制手段と、第2蓋離脱位置においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを許容するスライド許容部とをドラム蓋に設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明では、前記ドラム本体にヒンジ軸の軸芯を中心とする円弧状のスライド規制溝を設け、このスライド規制溝に係合することでドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制壁をドラム蓋に設け、これらスライド規制溝とスライド規制壁とで前記スライド規制手段が構成され、
前記スライド許容部は前記スライド規制溝に対するスライド規制壁の係合を外すべく該スライド規制壁に形成された切欠き部で構成されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明では、前記食材投入時の開き位置でドラム蓋を保持する蓋ホルダを機械フレームに設けたことを特徴とする。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、例えば、混合ドラムを清掃する際などにおいてドラム蓋を取り外したいときには、ドラム蓋を食材投入時の開き位置より開き角度の大きい第1蓋離脱位置に回転させることにより、ヒンジ軸が軸支持部から下方側に離脱し、ドラム蓋を容易に取り外すことができる。
また、ドラム蓋を食材投入時の開き位置よりも開き角度の小さい開き位置で取り外したいときには、ドラム蓋を第2蓋離脱位置に回転させると共に該ドラム蓋をヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせると、軸外し部によってドラム蓋を取り外すことができる。また、食材投入時の開き位置よりも開き角度の小さい開き位置では、ドラム蓋をヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせない限りドラム蓋は取り外すことができないので、蓋閉じ位置から食材投入時の開き位置の間の範囲でドラム蓋を開閉する際にヒンジ軸が軸支持部から容易に離脱することはない。
請求項2に係る発明によれば、ドラム蓋を蓋閉じ位置から第1蓋離脱位置に回転させるまでの間、軸離脱規制部が軸支持部に係合することでヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱するのが規制され、ドラム蓋を第1蓋離脱位置に回転させると軸離脱規制部の規制が外れてヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱するように構成することにより、ドラム蓋をドラム本体にヒンジ結合させるヒンジ結合構造の簡素化を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、軸支持部を、下側に開放する開放部分を有し且つ該開放部分を介してヒンジ軸が内嵌するフック形状に形成し、この軸支持部の開放部分を軸離脱部とすることにより、構造の簡素化を図ることができる。
請求項4に係る発明によれば、第2蓋離脱位置でドラム蓋をヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせた状態において、ヒンジ軸を軸支持部から離脱させるための軸外し部を、軸支持部に形成した切欠き穴によって構成することにより、軸外し部を簡単な構成で実施することができる。
請求項5に係る発明によれば、第2蓋離脱位置以外においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯
方向にスライドするのを規制するスライド規制手段と、第2蓋離脱位置においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを許容するスライド許容部とを設けることにより、第2蓋離脱位置以外でドラム蓋ヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを防止することができる。
請求項6に係る発明によれば、ドラム本体に設けたスライド規制溝と、このスライド規制溝に係合することでドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制壁とでスライド規制手段を構成し、スライド規制溝に対するスライド規制壁の係合を外す切欠き部でスライド許容部を構成することにより、スライド規制手段とスライド許容部の構造の簡素化を図ることができる。
請求項7に係る発明によれば、前記食材投入時の開き位置でドラム蓋を保持する蓋ホルダを設けることにより、食材の投入時にドラム蓋を手で保持しておく必要がない。また、蓋ホルダによってドラム蓋が第1蓋離脱位置に回転するのを規制することができる。
酢合わせ機を右斜め正面からみた斜視図である。 機械フレームの斜視図である。 右側のサイドフレームの内部を示す側面図である。 (a)は右側のサイドフレームの斜視図、(b)は左側のサイドフレームの斜視図である。 左側のサイドフレームの分解斜視図である。 排気ボックスを取り外した状態を示す斜視図である。 混合ドラムの正面図である。 混合ドラムの平面図である。 混合ドラムの側面図である。 (a)は取っ手保持部材の取付部分の斜視図、(b)は取っ手保持部材の取付部分の平面図である。 ドラム蓋の位置を示す側面図である。 ドラム蓋をヒンジ結合するヒンジ結合部の背面斜視図である。 ドラム蓋をヒンジ結合するヒンジ結合部の背面図である。 ドラム蓋の背面斜視図である。 ドラム本体の背面分解斜視図である。 (a)は図16のA−A線矢視断面、(b)は図16のB−B線矢視断面である。 第1蓋離脱位置での軸支持部と軸離脱規制部との位置関係を示す側面断面図である。 (a)はドラム蓋のスライド規制が外れた状態を示す側面断面図、(b)は第2蓋離脱位置での軸支持部と軸離脱規制部との位置関係を示す側面断面図である。 第2蓋離脱位置でヒンジ軸を軸支持部から離脱させる様子を示した側面断面図である。 (a)はロック部材の側面図、(b)はロック部材及びその取付部分の斜視図である。 (a)はロック解除部材及びドラム蓋規制部材の配置部分の側面図、(b)はロック解除部材及びドラム蓋規制部材の配置部分の正面図である。 ロック解除部材及びドラム蓋規制部材の配置部分の平面図である。 混合ドラムの側面断面図である。 混合ドラム正面断面図である。 ドラム本体の平面断面図である。 混合ドラムの正面断面図である。 (a)はドラム蓋規制部材の動きを示す側面動作図、(b)はロック解除部材の動きを示す側面動作図である。 (a)はロック部材の自動ロック解除前の状態の側面図、(b)ロック部材の自動ロッ解除後の状態の側面図である。 酢飯排出時におけるドラム蓋の開き始めの側面図である。 ドラム本体が酢排出姿勢となった時の側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、複数の食材を混合する食材混合機として、ご飯に酢(合わせ酢)を自動的に混ぜ合わせて酢飯を作る酢合わせ機1を例示している。図1は酢合わせ機1を右斜め正面から見た斜視図で示している。
なお、以下の説明において、左右方向内方とは、酢合わせ機1の左右方向の端部から左右方向中央に向かう方向をいい、左右方向外方とは、酢合わせ機1の左右方向中央から左右方向の端部に向かう方向をいう。
図1に示すように、前記酢合わせ機1は、主として、機械フレーム2と、ご飯に酢を混ぜ合わせる混合ドラム3とを有する。図2に示すように、前記機械フレーム2は、床面等に載置されるベースフレーム4と、このベースフレーム4の左右両側に立設されたサイドフレーム5L,5Rと、左右のサイドフレーム5L,5Rの後端側の上部同士を連結する後部連結板6とを有する。
前記混合ドラム3は左右のサイドフレーム5L,5R間の上部側に配置されて、左右のサイドフレーム5L,5Rに左右軸回りに回転自在に支持されている。左右のサイドフレーム5L,5Rは、板材によって中空状に形成され、左右方向で対向配置されている。
右側のサイドフレーム5L,5R内には、図3に示すように、混合ドラム3を回転駆動するドラム駆動モータ7と、混合ドラム3内に冷却空気を供給する送風装置8と、これらドラム駆動モータ7及び送風装置8を制御する制御装置9とが設けられている。
前記ドラム駆動モータ7は正逆転自在な電動モータで構成されている。このドラム駆動モータ7は本実施形態ではブラシレスDCモータで構成されていて制御装置9によって回転速度制御が可能とされている。
送風装置8は、冷却風を生起するブロワ等からなる送風機10と、この送風機10の吹出口に一端側が接続された送風ダクト11と、この送風ダクト11の他端側に接続されて混合ドラム3内に冷却空気を送る給気部材12とを有する。前記送風機10は制御装置9によって回転速度制御が可能とされている。
この送風装置8によって混合ドラム3の右側(左右一側)から該混合ドラム3内に冷却空気が供給され、この混合ドラム3内に供給された冷却空気は混合ドラム3の左側(左右他側)から排気されるよう構成されている。
図1、図2に示すように、右側のサイドフレーム5Rの上面側前部には、操作パネル20が設けられている。この操作パネル20には、スタートスイッチ17a、停止スイッチ17b、コース選択スイッチ17c、ホーム復帰スイッチ17d、排出スイッチ17e、前転スイッチ17f、後転スイッチ17g等の各種スイッチが設けられている。
また、右側のサイドフレーム5Rの上面側後部には、必要に応じて混合ドラム3の内面にスプレーされて塗布される植物系油脂等からなる離型剤のスプレー缶21等を保持する缶ホルダ22が設けられている。
図4(a)に示すように、右側のサイドフレーム5Rの左右方向内方側の側面を構成する内側壁13に、混合ドラム3の右側を回転自在に支持する軸受け部材15Rと、前記ドラム駆動モータ7で回転駆動されるドラム駆動ギヤ16とが設けられている。前記軸受け部材15Rは、右側のサイドフレーム5Rの内側壁13の前後方向中途部の上部に形成された凹み部14の上部に設けられている。ドラム駆動ギヤ16は軸受け部材15Rの下方側(凹み部14の下部)に設けられている。
図4(b)に示すように、左側のサイドフレーム5Lの左右方向内方側の側面を構成する内側壁23に、混合ドラム3の左側を回転自在に支持する軸受け部材15Lが設けられている。この軸受け部材15Lは左側のサイドフレーム5Lの内側壁23の前後方向中途部の上部に設けられている。
左右の軸受け部材15L,15Rは、左右方向で対向状に配置され、それぞれ側面視U
字形に形成されていてU字形溝24を有する。
左右の軸受け部材15L,15RのU字形溝24の底部は後述する円筒状のドラム支軸25L,25Rを回転自在に受持する円弧状の軸受部26とされている。左右の軸受け部材15L,15RのU字形溝24の上部はドラム支軸25L,25Rを上方側から軸受部26内に導入する軸案内部27とされている。この軸案内部27は前斜め上方に向けて傾斜状とされていると共に、前斜め上方に向けて開放状とされている。
混合ドラム3の回転支持部分をこのように構成することにより、混合ドラム3のドラム支軸25L,25Rを軸案内部27を介して軸受部26から上方側に離脱させることができ、混合ドラム3全体を容易に取り外すことができる。これにより、混合ドラム3を清掃する場合に、混合ドラム3全体を洗い場にそのまま運ぶことができるので、混合ドラム3に残っている酢飯が酢合わせ機1の設置場所に落ちてしまうということがなく、また、混合ドラム3全体を洗い場で洗うことができる。また、混合ドラム3の回転支持部分及びその周辺の清掃も容易に行うことができる。
また、軸案内部27を前斜め上方に向けて傾斜状に形成したことにより、混合ドラム3を取り外し・取り付けする際に、前斜め傾斜方向で行うことができ、これによって、混合ドラム3を着脱する際において、混合ドラム3を真上に持ち上げる場合に比べて、混合ドラム3を高く持ち上げる必要がなく、混合ドラム3の取り外し・取り付けを楽に行うことができる。
図4(a)に示すように、右側のサイドフレーム5Rの内側壁13には円形状の給気穴28が形成されている。この給気穴28は右側の軸受け部材15Rの軸受部26に対応する位置に形成されている。この給気穴28には前記送風装置8の給気部材12が接続されており、該給気穴28から混合ドラム3内に冷却空気が供給可能とされている。
図4(b)に示すように、左側のサイドフレーム5Lの内側壁23には円形状の排気穴29が形成されている。この排気穴29は左側の軸受け部材15Lの軸受部26に対応する位置に形成されている。この排気穴29を介して混合ドラム3内の空気が排気可能とされている。
図5に示すように、左側のサイドフレーム5L内には、排気穴29の前後に位置する前後部30a,30bと、排気穴29の下側に配置された下部30cとから上方開口状のコ字形に形成された仕切り部材30が設けられている。左側サイドフレーム5Lの上壁32の仕切り部材30の前後部30a,30b間は切り欠かれている。また、左側サイドフレーム5Lの外側壁34には、仕切り部材30の前後部30a,30b及び下部30cに沿って切り欠かれたコ字形の切欠き部31が形成されている。この切欠き部31を塞ぐ閉塞板38が左側サイドフレーム5Lの外側壁34の外面に取り付けられている。
前記仕切り部材30及び閉塞板38で上方開口状の収容室35が形成されている。この収容室35の上端開口が挿脱口37とされている。
また、左側サイドフレーム5Lの外側壁34の上縁後端部には、規制片33が上方突出状に設けられている。
図2、図4に示すように、左側サイドフレーム5Lの上部には、混合ドラム3から排気された冷却空気を機械フレーム2の外に排気させるための排気ボックス166が設けられている。
この排気ボックス166は、樹脂によって中空状に形成され、図6に示すように、収容室35内に収容される排気導入部167と、前記挿脱口37から突出するように該排気導入部167の上端から延出されると共に該排気導入部167から後方に向けて延出された排気延長部168とを有する。排気導入部167と排気延長部168とは内部で連通している。
この排気導入部167の右側(混合ドラム3側)の側壁には、前記排気穴29と左右方向で対応する位置に開口形成された円形の排気導入口169が形成されている。
この排気導入口169の周縁には、該周縁の全周縁から右方に突出されて排気穴29に内嵌する環状の抜止嵌合部170が形成されている。排気導入部167は、挿脱口37から収容室35内に挿脱自在に挿入され、前記抜止嵌合部170が排気穴29に内嵌するこ
とにより、排気導入部167が収容室35から抜止めされる。
排気導入部167を収容室35から抜脱する場合は、排気ボックス166が樹脂製であることから、抜止嵌合部170を左右方向内方側から押してやることにより、排気導入部167の右側の側壁が弾性変形して、抜止嵌合部170が排気穴29から外れ、排気導入部167が収容室35から抜脱可能となる。
前記排気延長部168の上壁の後部には、上方に向けて開口する排気口171が形成されている。また、排気延長部168の後端側下部は前記規制片33によって左右方向外方への位置規制がなされている。
また、この排気延長部168の左右両側壁の後端側には、排気延長部168の後端側を切り取るための線状の切取りガイド部173が形成されている。この切取りガイド部173は、排気延長部168の側壁の外面に形成された薄肉溝によって形成され、排気口171の前端から後壁の下端にかけて後斜め下方に傾斜状に形成されている。
混合ドラム3から排気された冷却空気は排気穴29から排気導入口169を通って排気導入部167に入り、該排気導入部167から排気延長部168を通って排気口171から排出される。
この排気ボックス166によって、混合ドラム3からの排気冷却空気を機械フレーム2の外に排気する排気通路部が形成され、この排気ボックス166は機械フレーム2に対して着脱自在とされていることから、該排気ボックス166を取り外すことにより、前記排気通路部の清掃が容易に行える。
また、排気導入部167から後方に向けて延出された排気延長部168の後端側に排気口171を設けているので、作業者側から離れたところで冷却空気が排気され、作業者に排気冷却空気があたるのを防止することができる。
また、前記切取りガイド部173に沿って排気延長部168の後端側を切り取ることにより、排気ボックス166から排気される冷却空気の排気方向を上方排出から後ろ斜め上方排出に変更することができ、これによって、冷却空気の排気方向を上方排出と後ろ斜め上方排出とのいずれかを選択することができ、食材混合機の設置場所に応じて排気方向を選択することができる。
また、前記排気延長部167が収容される収容室35の左右方向外側面は着脱自在な閉塞板38によって閉塞されているので、この閉塞板38を取り外すと共に排気ボックス166を取り外すことにより、前記排気穴29にダクトを接続することができ、このダクトによって、混合ドラム3から排気される冷却空気を室外(酢合わせ機1の設置場所から遠い場所)や換気装置等へと導くことができる。
図1に示すように、左右サイドフレーム5L,5R間の下部で且つ混合ドラム3の下方が、混合ドラム3で作られた酢飯を入れる酢飯収容箱39(食材収容箱)の配置空間とされている。酢飯収容箱39は上端開口状のコンテナからなり、前方側から酢飯収容箱39の配置空間に挿入され、ベースフレーム4上に載置される。
図2に示すように、ベースフレーム4上の後部には、混合ドラム3の下方の適正位置に酢飯収容箱39が配置されていることを検出する箱検出装置40が設けられている。
前記混合ドラム3は、図7、図8及び図9に示すように、下部のドラム本体46と、このドラム本体46を開閉自在に閉塞する上部のドラム蓋47とから構成されている。これらドラム本体46とドラム蓋47とは樹脂によって成型されている。
ドラム本体46は上部開口状とされ、ドラム蓋47は下部開口状とされ、ドラム本体46及びドラム蓋47の開口周縁側には、それぞれ開口周縁から外方に張り出すフランジ部48,49が設けられ、これらフランジ部48,49を重ね合わすことにより、ドラム本体46がドラム蓋47で開閉自在に塞がれる。
ドラム蓋47のフランジ部49の側部の前側には、左右方向外方に張り出す張出し係合部50が形成されている。
ドラム本体46の上部の左右両側には、左右方向の軸芯を有する円筒状のドラム支軸25L,25Rが設けられ、このドラム支軸25L,25Rの軸芯が混合ドラム3の回転軸芯(ドラム回転軸芯X)とされている。左右のドラム支軸25L,25Rは、左右方向で
同じ側にある前記軸受け部材15L,15Rの軸受部26に軸案内部27を介して導入され、軸受部26で受持されて回転自在に支持される。
右側のドラム支軸25Rにはギヤ装着部51が設けられ、このギヤ装着部51には、被駆動ギヤ52がドラム回転軸芯X回りに相対回転不能に嵌合装着されている。なお、被駆動ギヤ52をドラム支軸25Rに同じ部材で一体形成してもよい。
この被駆動ギヤ52は、ドラム支軸25L,25Rを軸受部26に導入する際に、ドラム駆動ギヤ16に上方側から噛合し、該被駆動ギヤ52に駆動ギヤから動力伝達可能とされる。ドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に回転動力が伝達されることで混合ドラム3がドラム回転軸芯X回りに回転駆動可能とされる。
前述したように、ドラム支軸25L,25Rを軸受部26内に導入する動作で、被駆動ギヤ52がドラム駆動ギヤ16に上方側から噛合するように構成することにより、回転駆動可能な混合ドラム3の取り外し・取り付けを容易に行うことができる。
前記ドラム駆動モータ7を正転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図9に矢印R方向で示す後転方向(一方向)に回転駆動される。また、ドラム駆動モータ7を逆転させると、該ドラム駆動モータ7の回転動力がドラム駆動ギヤ16から被駆動ギヤ52に伝達され、混合ドラム3が図9に矢印F方向で示す前転方向(他方向)に回転駆動される。
ご飯に酢を混ぜ合わせる際(食材混合時)には、混合ドラム3が後転方向Rに回転駆動され、出来上がった酢飯を排出する際(食材排出時)には、混合ドラム3が前転方向Fに回転駆動される。
図9に示すように、被駆動ギヤ52には、マグネットからなる被検出部材が収容された被検出部材収容部53が設けられ、右側の軸受け部材15Rには、この被検出部材収容部53内のマグネットを検出することで混合ドラム3の回転位置を検出する位置検出センサ54,55が設けられている。
この位置検出センサ54,55は2つ設けられており、該2つの位置検出センサ54,55はドラム回転軸芯Xを中心とする円周方向に間隔をおいて配置されている。
第1の位置検出センサ54は右側の軸受け部材15Rの前上部に設けられていて、図9に示すように、混合ドラム3がホーム位置(初期位置)に位置しているときに被検出部材収容部53内のマグネットを検出する。第2の位置検出センサ55は右側の軸受け部材15Rの下部に設けられていて、混合ドラム3がホーム位置から前転方向Fに回転駆動されて、ドラム本体46が、後述する酢飯排出姿勢(食材排出姿勢)となったときに被検出部材収容部53内のマグネットを検出する。
図1に示すように、右側のサイドフレーム5Rの上部には、ドラム支軸25Rが軸受け部材15Rの軸受部26から離脱するのを規制する軸規制装置56が設けられ、この軸規制装置56による規制を解除することにより、混合ドラム3が取り外せるよう構成されている。
図7、図8、図9に示すように、ドラム蓋47の外面上部には取っ手69が設けられている。また、ドラム蓋47の後部はヒンジ結合部70によってドラム本体46に左右軸回りに揺動自在にヒンジ結合され、このヒンジ結合部70の左右方向のヒンジ軸79回りにドラム蓋47を上下に揺動することで該ドラム蓋47が上下開閉自在とされている。また、ドラム蓋47の前部にはロック部材71が設けられ、このロック部材71によってドラム蓋47がドラム本体46を塞ぐ閉状態にロックされる。
前記取っ手69は、ドラム蓋47の外面上部の前部側に設けられ、図1に示すように、機械フレーム2の後部には、この取っ手69を保持することによりドラム蓋47を開状態に保持する蓋ホルダ72が設けられている。
この蓋ホルダ72は、図1、図3に示すように、サポートフレーム73と、このサポートフレーム73を支持するフレーム支持部材74と、サポートフレーム73に固定された取付ステー75と、この取付ステー75に固定された取っ手保持部材76とを有する。
取っ手保持部材76はバネ板材で形成され、この取っ手保持部材76にドラム蓋47の取っ手69を係脱自在に係合することにより、ドラム蓋47が開状態に保持される。
サポートフレーム73は、パイプ材等によって形成され、上下方向に配置された左右一対の縦杆部73aと、左右縦杆部73aの上端同士を連結する横杆部73bとから正面視コ字形に形成されている。
フレーム支持部材74は上下方向に配置された筒部材によって構成され、左右一対設けられ、機械フレーム2の後部連結板6に固定されている。この左右のフレーム支持部材74に左右方向で同じ側にある前記縦杆部73aが上下移動自在に挿通されている。
サポートフレーム73の縦杆部73aはフレーム支持部材74にネジ等によって上下移動不能に固定され、該ネジを緩めてサポートフレーム73の高さを調整し、該調整した位置で縦杆部73aをフレーム支持部材74に固定することにより、サポートフレーム73が高さ変更可能とされている。
取付ステー75は、サポートフレーム73の横杆部73bの左右方向中央部に設けられている。この取付ステー75は、図10に示すように、横杆部73bの上面側に固定された上壁75aと、この上壁75aの前端側から下方側に延出されていて横杆部73bの前面側に固定された前壁75bとを有する。また、この取付ステー75は、前壁75bが前斜め下方を向き且つ上壁75aが前斜め下方に向けて傾斜する傾斜状とされている。
取っ手保持部材76はバネ板材で形成され、取付ステー75の前壁75b前面に取付固定された取付壁77と、この取付壁77の左右両端から前斜め下方に延出された左右の側壁78とから構成されている。
この取っ手保持部材76の左右の側壁78の後部78a間の間隔は取っ手69の左右幅より広くなっている。また、該左右の側壁78の中途部78bは前方側に行くに従って間隔が漸次狭くなるように傾斜状とされている。また、該左右の側壁78の前部78cは前方側に行くに従って間隔が漸次広くなるように傾斜状とされている。そして、取っ手保持部材76の左右の側壁78の前部78cと中途部78bとの間で左右側壁78間の間隔が取っ手69の左右幅より狭くなっている。
前記取っ手保持部材76は、その左右側壁78間に前方側から取っ手69が押し込まれると、該左右側壁78が弾性変形して拡開することで取っ手69の通過を許容する。取っ手69が該左右側壁78間の後部側に位置すると、該左右側壁78の前記弾性変形が復元することで、取っ手保持部材76の左右側壁78間で取っ手69が保持される。
前記蓋ホルダ72にあっては、図11に示すように、サポートフレーム73の高さを高くして該サポートフレーム73を機械フレーム2の後部連結板6から大きく上方突出状とした状態で、ドラム蓋47を開いて該ドラム蓋47の取っ手69を取っ手保持部材76に保持させることで、図11に矢印P1で示すように(実線で示すように)、ドラム蓋47がやや前傾姿勢の起立状態で保持される。
これによって、酢合わせ機1の後方に壁等があって、ドラム蓋47を後に大きく倒せないような場合であっても、ドラム蓋47を開き状態で保持することができる。
前記ドラム蓋47はドラム本体46にヒンジ結合されているので、ドラム蓋47を取り外さずにドラム本体46内に酢及びご飯を供給することができる。また、ドラム蓋47を蓋ホルダ72によって開状態に保持することで、酢及びご飯の投入時にドラム蓋47を持っておかなくてもよく、酢及びご飯の供給が容易に行える。
ドラム蓋47を蓋ホルダ72によって開状態に保持した位置P1が、食材投入時のドラム蓋47の開き位置であり、この位置を投入時蓋開き位置P1という。本実施形態では、ドラム蓋47を閉じた蓋閉じ位置(図11に矢印P2で示す位置)から投入時蓋開き位置P1までのドラム蓋47の開き角度T1は略90°に設定されている。
また、以下で説明するように、ドラム蓋47は、投入時蓋開き位置P1より開き角度の大きい位置(図11に矢印P3で示す位置、この位置を第1蓋離脱位置という)と、投入時蓋開き位置P1より開き角度の小さい位置(図11に矢印P4で示す位置、この位置を第2蓋離脱位置という)とにおいて、ドラム本体46から取り外し可能とされている。
本実施形態では、蓋閉じ位置P2から第1蓋離脱位置P3までのドラム蓋47の開き角度T2は略120°に設定され、蓋閉じ位置P2から第2蓋離脱位置P4までのドラム蓋47の開き角度T3は略45°に設定されている。
前記ヒンジ結合部70は、図12、図13に示すように、ドラム蓋47に設けられたヒンジ軸79と、ドラム本体46に設けられていてヒンジ軸79が取り付けられる軸取付金具80とを有する。
図14にも示すように、ヒンジ軸79はドラム蓋47のフランジ部49の後部41の背面41a側に設けられた複数の軸保持部81に取り付けられている。各軸保持部81は、左右方向の軸芯を有する筒状に形成され、ドラム蓋47のフランジ部49の後部41から突出する左右一対のブラケット壁82を介してドラム蓋47に設けられている。
軸保持部81は、本実施形態では左右方向に間隔をおいて3つ配置され、ドラム蓋47のフランジ部49の後部41の左右方向中央部と、左右両側部とに配置されている。
ヒンジ軸79は軸保持部81を左右方向に挿通して、該軸保持部81にピン等からなる抜止め部材を介して着脱自在に取り付けられている。
また、ドラム蓋47のフランジ部49の後部41には、ヒンジ軸79の軸取付金具80(後述の軸支持部80c)からの離脱を規制する軸離脱規制部83が設けられている。この軸離脱規制部83は、図12に示すように、左右方向で隣接する軸保持部81の間にそれぞれ設けられている。また、図16(a)に示すように、軸離脱規制部83は、ドラム蓋47のフランジ部49の後部41とヒンジ軸79との間に設けられている。この軸離脱規制部83のヒンジ軸79側の面には、ヒンジ軸79の軸芯を中心とする円弧状の規制面83aがヒンジ軸79と対向状に形成されている。
軸取付金具80は、金属の板材からなり、図15に示すように、下壁80aと、この下壁80aの後端から上方側に延出された延出壁80bと、この延出壁80bの上端部に設けられた左右一対の軸支持部80cと、延出壁80bの左端側に設けられたスライド規制部80dと、このスライド規制部80dから下方に延びる第1抜止め部80eと、下壁80aの右端側に設けられた第2抜止め部80fとを有する。
軸取付金具80の下壁80aには複数のスリット84が左右方向に形成されている。図16(a)に示すように、軸取付金具80の下壁80aはドラム本体46のフランジ部48の後部42の下面42a側に接当し、軸取付金具80の延出壁80bはドラム本体46のフランジ部48の後部42の背面42b側に接当している。
図15に示すように、ドラム本体46のフランジ部48の後部42下面42a側には、軸取付金具80の下壁80aのスリット84を挿通するピン保持部85が複数設けられている。図12、図13に示すように、前記ピン保持部85を貫通する取付ピン86によって軸取付金具80がドラム本体46のフランジ部48の後部42に取り付けられている。前記取付ピン86は、ピン保持部85を貫通するピン本体86aと、取付ピン86を形成する棒材の左端側を屈曲して形成された屈曲部86bとを有する。
図12、図13に示すように、前記取付ピン86の屈曲部86bが第1抜止め部80eに接当することにより取付ピン86の左方(図13に矢印S1で示す方向)への移動が規制され、取付ピン86のピン本体86aの右端が第2抜止め部80fに接当することで取付ピン86の右方(図13に矢印S2で示す方向)への移動が規制される。これによって、ピン保持部85に対する取付ピン86の抜止めが図られている。また、第1抜止め部80eには、前記屈曲部86bのピン本体86a軸芯回りの下方揺動を規制する係止部80gが設けられている。
取付ピン86の屈曲部86bを強制的に下方揺動(図16(a)に矢印Kで示す方向に揺動)させることで、該屈曲部86bが前記係止部80gを乗り越えて下方揺動する。これにより、取付ピン86がピン保持部85から抜脱可能とされ、取付ピン86をピン保持部85から抜脱することで、軸取付金具80がドラム本体46から取り外し可能となる。
図15、図16(a)に示すように、前記軸支持部80cは、下側に開放する開放部分57を有するフック形状に形成されている。この軸支持部80cに開放部分57を介してヒンジ軸79が挿入されていて、該ヒンジ軸79が軸支持部80cに軸芯回りに回転自在に内嵌している。したがって、この軸支持部80cの開放部分57を介してヒンジ軸79が軸支持部80cから下方側(径方向外方側)に離脱可能とされている。この軸支持部80cの開放部分57がヒンジ軸79を軸支持部80cから下方側に離脱させるための軸離
脱部とされている。
前記軸離脱規制部83は、軸支持部80aの円弧部分の外方側に位置しており、ドラム蓋47を蓋閉じ位置P2から第1蓋離脱位置P3へと回転させるまでの間は、軸離脱規制部83が軸支持部80cに係合する(接当する)ことにより、ヒンジ軸79が軸離脱部83を介して抜けるのが規制されている。
一方、図17に示すように、ドラム蓋47を第1蓋離脱位置P3に回転させると、軸離脱規制部83の前記規制が外れてヒンジ軸47が軸離脱部57を介してヒンジ軸47の下方側(図17に矢印Mで示す方向側)に離脱可能とされている。
混合ドラム3を機械フレーム2に装着している状態では、蓋ホルダ72が邪魔物となってドラム蓋47を第1蓋離脱位置P3へと回転させるのは困難であるが、混合ドラム3を機械フレーム2から取り外すとドラム蓋47を第1蓋離脱位置P3へと容易に開くことができる。したがって、混合ドラム3を清掃(洗浄)するときなどに、混合ドラム3を機械フレーム2から取り外して洗い場に運び、ドラム蓋47を第1蓋離脱位置P3へと回転することにより、ドラム蓋47を簡単に取り外すことができる。
図13に示すように、右側の軸支持部80cは右側の軸保持部81と中央の軸保持部81との間に配置され、左側の軸支持部80cは左側の軸保持部81と中央の軸保持部81との間に配置されている。
図15に示すように、左右の各軸支持部80cには、スリット状の切欠き穴62が、軸支持部80cの円弧形状に沿って形成されている。この切欠き穴62がドラム蓋47を投入時蓋開き位置P1より開き角度の小さい第2蓋離脱位置P4でヒンジ軸79を軸支持部80cから離脱させるための軸外し部とされている。
図13に示すように、各切欠き穴62は、左右方向で同じ側にある軸離脱規制部83に対してヒンジ軸79の軸芯方向に関して位置ずれしている。詳細には、左側の切欠き穴62は左側の軸離脱規制部83に対して右側に位置ずれし、右側の切欠き穴62は右側の軸離脱規制部83に対して右側に位置ずれしている。
また、各軸支持部80cの右端は該軸支持部80cの右側に隣接位置する軸保持部81の左端に近接配置され、前記スライド規制部80dは左側の軸保持部81の左端に近接配置されている。これによって、ドラム本体46に対するドラム蓋47の左方S1への移動が規制されている。
また、各軸支持部80cの左端と、該軸支持部80cの左側に隣接位置する軸保持部81の右端との間には間隔Wが設けられている。したがって、ドラム本体46に対するドラム蓋47の右方S2への移動規制がなければ、前記間隔Wの分だけ、ドラム本体46に対してドラム蓋47が右方S2に移動可能とされている。
そして、ドラム本体46に対してドラム蓋47を右方S2に移動することにより、図13に仮想線で示すように、軸離脱規制部83と左右方向で同じ側にある切欠き穴62とのヒンジ軸79軸芯方向に関する位置を一致させることが可能とされている。
図13、図16(b)に示すように、ドラム本体46に対するドラム蓋47の右方S2への移動規制は、ドラム本体46に設けられたスライド規制溝58と、ドラム蓋47に設けられたスライド規制壁59とによってなされる。これらスライド規制溝58とスライド規制壁59とによってドラム蓋47がヒンジ軸79の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制手段60が構成されている。
スライド規制溝58は、ドラム本体46のフランジ部48の後部42右側の背面42b上部に形成されており、ヒンジ軸79の軸芯を中心とする円弧状に形成されている。
スライド規制壁59は、右側の軸保持部81の右端側に設けられ、該右側の軸保持部81の右端側のブラケット壁82から一体的に延設されている。このスライド規制壁59は、ヒンジ軸79の軸芯を中心とし且つ一部が切り欠かれた円弧状に形成されている。このスライド規制壁59がスライド規制溝58に挿入係合することにより、ドラム本体46に対するドラム蓋47の右方S2への移動が規制される。換言すると、スライド規制溝58の右側を形成する壁部58a(規制係合部)にスライド規制壁59が係合(接当)することにより、ドラム本体46に対するドラム蓋47の右方S2への移動が規制される。
また、ドラム蓋47をヒンジ軸79回りに回転させて、図18(a)に示すように、スライド規制壁59の切欠き部61をスライド規制溝58に対応する位置(前記規制係合部58aに対応する位置)にすると、スライド規制溝58(規制係合部58a)とスライド規制壁59との係合が外れ(スライド規制壁59がスライド規制溝58から外れ)、ドラム本体46に対するドラム蓋47の右方S2への移動が許容される。
前記スライド規制壁59に形成された切欠き部61がドラム蓋47がヒンジ軸79の軸芯方向にスライドするのを許容するスライド許容部とされている。
スライド規制壁59における切欠き部61のドラム蓋47開き方向O前側を第1規制部59aといい、スライド規制壁59における切欠き部61のドラム蓋47開き方向O後側を第2規制部59bという。
ドラム蓋47が蓋閉じ位置P2に位置しているときには、図16(b)に示すように、スライド規制壁59の第1規制部59aがスライド規制溝58に挿入係合していてドラム蓋47の右方S2への移動が規制されている。
この蓋閉じ位置P2からドラム蓋47を第2蓋離脱位置P4に回転させると、図18(a)に示すように、第1規制部59aがスライド規制溝58から外れ、切欠き部61と規制係合部58aとが、ヒンジ軸79の軸芯を中心とする円弧方向に関して位置が一致する。
これによって、スライド規制壁59によるドラム蓋47の右方S2への移動規制が解除され、ドラム蓋47が右方S2へ移動可能となる。そして、第2蓋離脱位置P4においてドラム蓋47を右方S2にスライドさせることで、図13に仮想線で示すように、切欠き穴62に対して軸離脱規制部83をヒンジ軸79軸芯方向に関して位置を一致させることができる。軸離脱規制部83と切欠き穴62とのヒンジ軸79の軸芯方向に関する位置を一致させると、図18(b)に示すように、軸離脱規制部83が切欠き穴62に挿入可能となる。そして、図19(a)、(b)に示すように、軸離脱規制部83を切欠き穴62に挿入することにより、ヒンジ軸79を軸支持部80cから離脱させることができる。
これによって、ドラム蓋47を投入時蓋開き位置P1よりも開き角度の小さい開き位置で取り外したいとき(例えば、後述するように、出来上がった酢飯をドラム本体46から手動で排出する場合)には、ドラム蓋47を第2蓋離脱位置P4に回転させると共に該ドラム蓋47をヒンジ軸79の軸芯方向にスライドさせると、ドラム蓋47を取り外すことができる。また、投入時蓋開き位置P1よりも開き角度の小さい開き位置では、ドラム蓋47をヒンジ軸79の軸芯方向にスライドさせない限りドラム蓋47は取り外すことができないので、蓋閉じ位置P2から投入時蓋開き位置P1の間の範囲でドラム蓋47を開閉する際にヒンジ軸79が軸支持部80cから容易に離脱することはない。
一方、ドラム蓋47を蓋閉じ位置P2から第2蓋離脱位置P4に回転させるまでは、スライド規制壁59の第1規制部59aがスライド規制溝58に挿入係合してドラム蓋47の右方S2への移動を規制している。また、ドラム蓋47を第2蓋離脱位置P4からさらに開き方向Oに回転させた以降は、スライド規制壁59の第2規制部59aがスライド規制溝58に挿入係合してドラム蓋47の右方S2への移動を規制する。
したがって、第2蓋離脱位置P4以外ではドラム蓋47の右方S2への移動がスライド規制手段60によって規制される。
前記ロック部材71は、樹脂によって成型され、ドラム蓋47のフランジ部49の前部に左右一対設けられている。このロック部材71は、図20に示すように、ロック部材本体87と、このロック部材本体87の下部から左右方向外方に突出するように形成された案内ガイド88とを備えている。
図20は、ロック部材71及び該ロック部材71の取付け部分の右側を示している。
ロック部材本体87は上部に左右方向の軸芯を有するピン孔89が形成された枢支ボス部90を有する。ロック部材本体87の上下中途部の背面側に後方側から凹設された凹部91が形成され、この凹部91の下部にロック係合部92が形成されている。
案内ガイド88の背面88a側は平坦状に形成され、この平坦部分がロック解除ガイド面とされている。案内ガイド88の上面88bと前面88cとの間のコーナー部分88d
は円弧状に形成されている。
ドラム蓋47のフランジ部49の前部の左右両側にはロック部材取付部95が設けられている。各ロック部材取付部95には、左右方向の軸芯を有するピン孔96が形成された左右一対のピンボス97が左右方向に間隔をおいて設けられている。このピンボス97間にロック部材71の枢支ボス90が配置され、該枢支ボス90及び左右のピンボス97のピン孔89,96を貫通する枢支ピン98によってロック部材71が左右軸回りに回転自在に枢支されている。
また、ドラム本体46のフランジ部48の前部の左右両側には、ロック部材71のロック係合部92が係脱自在に係合するロック係止部材99が設けられている。このロック係止部材99は、左右方向の軸芯を有する円筒部材によって構成されている。ドラム本体46のフランジ部48の前部の左右両側には、ロック係止部材取付部100が設けられ、このロック係止部材取付部100には、左右方向の軸芯を有するピン孔101が形成された左右一対のピンボス102が左右方向に間隔をおいて設けられている。この左右のピンボス102間に前記ロック係止部材99が配置され、これら左右ピンボス102のピン孔101及びロック係止部材99を貫通する取付ピン103によって、ロック係止部材99が軸芯回りに回転自在に支持されている。
前記ロック部材71のロック係合部92をロック係止部材99に前方側から係合することにより、ロック部材71がロック状態とされ、ドラム蓋47がドラム本体46の上部開口を塞ぐ閉状態にロックされる。また、ロック部材71を強制的に枢支ピン98回りに前方側に揺動させることにより、ロック部材71が弾性変形して、ロック係合部92がロック係止部材99から離脱し、ロック解除状態となる。また、逆に、ロック部材71をロックする場合は、ロック部材71を強制的に枢支ピン98回りに後方側に揺動させることにより、ロック部材71が弾性変形して、ロック係合部92がロック係止部材99に係合し、ロック部材71がロック状態となる。
図1及び図4に示すように、機械フレーム2には、ロック部材71のロックを自動解除するロック解除部材104と、酢飯の排出時にドラム蓋47がドラム本体46側に揺動するのを規制するドラム蓋規制部材105とが設けられている。これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、機械フレーム2の左右各サイドフレーム5L,5Rの対向面の前部の上下方向中途部に配置されている。
図21及び図22に示すように、これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、それぞれ筒状に形成され、各サイドフレーム5L,5Rに、ロック解除部材104は1つ設けられ、ドラム蓋規制部材105は上下2つ設けられている。
図21及び図22は、ロック解除部材104及びドラム蓋規制部材105の配置部分の右側を示している。
また、これらロック解除部材104とドラム蓋規制部材105とは、各サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13の外面(左右サイドフレーム5L,5Rの対向側の面)に近接配置された揺動部材106に設けられている。この揺動部材106は、上方に行くに従って前後幅が拡開する三角形状のプレートからなる。
この揺動部材106の上部に前後一対の取付軸107F,107Rが左右方向内方に突出状に設けられ、揺動部材106の下部に該揺動部材106を左右方向に貫通する揺動支軸108が固定されている。前側の取付軸107Fにロック解除部材104が軸心回りに回転自在に外嵌支持され、後側の取付軸107Rに上側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。前記揺動支軸108の左右方向内方側に下側のドラム蓋規制部材105が軸心回りに回転自在に外嵌支持されている。
また、ロック解除部材104は、上下のドラム蓋規制部材105よりも左右方向内方寄りに位置している。このロック解除部材104は混合ドラム3が前転方向Fに回転した時に、ロック部材71のロック解除ガイド面88aに接当可能とされている。また、上下のドラム蓋規制部材105は、混合ドラム3が前転方向Fに回転した時に、ドラム蓋47のフランジ部の前記張出し係合部50の下面側に接当可能とされている。
揺動支軸108は、サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13を貫通しており、該
サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13と、サイドフレーム5L,5Rの内部に配置されていてサイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定された支持ステー109とに、軸受け110を介して左右方向の軸心回りに回転自在に支持されている。これによって、揺動部材106が揺動支軸108回りに前後揺動自在に支持されている。
前記揺動部材106の上部には、揺動支軸108の軸心を中心とする円弧状のガイド溝111が前後方向に形成され、このガイド溝111には、サイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定された規制ピン112が挿通されている。規制ピン112はガイド溝111内を相対的に移動可能であり、ガイド溝111の端部が規制ピン112に接当することで、揺動部材106の揺動が規制される。
揺動支軸108の前記軸受け110間にはバネ掛け部材113が立設され、このバネ掛け部材113の上部に引張りバネ114の前端側が掛止されている。引張りバネ114の後端側はサイドフレーム5L,5Rの内側壁23,13に固定されたバネ掛け部材115に掛止されている。この引張りバネ114の付勢力によって揺動部材106が後方に引っ張られている。前記ガイド溝111の前端が規制ピン112に接当することにより、揺動部材106の後方揺動が規制される。
図23及び図24に示すように、混合ドラム3は、その内部空間の側面断面形状が左右一端側から他端側にかけて略同じ形状に形成されている。
また、ドラム本体46の本体部分は、上縁116aが側面視直線状とされた左右の側壁116と、この左右側壁116の上縁116a以外の縁部同士を連結する周壁117とを有する。
ドラム本体46の周壁117の前部117aと底部117bとの間の前コーナー部分117c、及び該周壁117の後部117dと底部117bとの間の後コーナー部分117eは外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。ドラム本体46の周壁117の底部117bには、平面視矩形状の底部開口118が形成されている。
ドラム本体46の周壁117の前コーナー部分117c及び該前コーナー部分117cの後転方向R前後の部分は、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム本体46の周壁117の底部117b(ドラム本体46の底部)に接する円弧Vよりも外方に膨出しており、この部分がドラム本体46の後転方向R先行側に設けられた膨出部119Fとされている。
また、ドラム本体46の周壁117の後コーナー部分117e及び該後コーナー部分117eの後転方向R前後の部分は、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム本体46の周壁117の内面底部に接する円弧Vよりも外方に膨出しており、この部分がドラム本体46の後転方向R後行側に設けられた膨出部119Rとされている。
ドラム蓋47の本体部分は、下縁120aが側面視直線状とされた左右の側壁120と、この左右側壁120の上縁120a以外の縁部同士を連結する周壁121とを有する。
ドラム蓋47の周壁121の上部121aから後下端にかけては、外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。この湾曲部分122Fは、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム蓋47の内面上部(周壁121の上部121a内面)に接する円弧Wよりも外方に膨出しており、該湾曲部分122Fがドラム蓋47の後転方向R先行側に設けられた膨出部とされている。また、ドラム蓋47の周壁121の上部121aから前下端にかけては、外方に向けて凸となる湾曲状に形成されている。この湾曲部分122Rは、ドラム回転軸芯Xを中心とし且つドラム蓋47の内面上部に接する円弧Wよりも外方に膨出しており、該湾曲部分122Rがドラム蓋47の後転方向R後行側に設けられた膨出部とされている。
なお、図例では、ドラム本体46の周壁117の底部117bに接する円弧Vと、ドラム蓋47の周壁121の上部121aの内面に接する円弧Wとは、同一半径の円弧でなくてもよいし、同一半径の円弧であってもよい。
ドラム本体46の周壁117の前部117aの内面123(ドラム本体46の内面前部)は、ドラム本体46の周壁117の底部117b側からドラム本体46の上部開口面124に向けて末広がりに形成されている。
このドラム本体46の周壁117の前部117aの内面123は、後述する酢飯の排出時において、酢飯を支持する酢飯支持面(食材支持面)とされている。
また、ドラム本体46の周壁117の後部117dの内面125(ドラム本体46の内面後部)は、該ドラム本体46の上部開口面124と略直交状に形成されている。
右側のドラム支軸25Rの左右方向内端側はドラム本体46の内部空間に連通している。また、該右側のドラム支軸25Rの左右方向外端側は右側のサイドフレーム5Rに設けられた前記給気穴28に近接配置されて対向している。前述したように、給気穴28には前記送風装置8の給気部材12が接続されていることから、送風装置8からの冷却空気は右側のドラム支軸25Rを通して混合ドラム3内部に供給される。
図24、図25に示すように右側のドラム支軸25Rの内部の左右方向内方側には、混合ドラム3内に供給される冷却空気の風向きを変更させる風向設定部材176が設けられている。この風向設定部材176は、右側のドラム支軸25R内に、該ドラム支軸25Rと一体回転自在に内嵌されている。
この風向設定部材176は、筒状の本体部分の周壁を湾曲状に凹ませることにより形成された一対のガイド壁182を有すると共に、この一対のガイド壁182の間の中央部に位置するように設けられた仕切り部178を有する。仕切り部178はガイド壁182間の冷却空気の流通路を二分している。
右側のドラム支軸25R内部を左右方向内方へと流れてくる冷却空気は、風向設定部材176によって二分され、ガイド壁182と仕切り部178との間の冷却空気流通路194を通って混合ドラム3内へと供給される。
そして、風入口192から風向設定部材176内に入ってきた冷却空気はガイド壁182と仕切り部178との間で左右方向外方に行くに従ってドラム支軸25Rの径方向外方に移行する傾斜方向へと風向きが変更され、図25に示すように、一方の風出口193からドラム本体46の周壁117の前部117a側へ向けて吹き出され、他方の風出口193からドラム本体46の周壁117の後部117d側へ向けて吹き出される。
これによって、右側のドラム支軸25Rから混合ドラム3内へ供給される冷却空気が、左側のドラム支軸25Lから早期に排出されず、ご飯を効率よく冷やすことができる。また、ご飯を左側のドラム支軸25L側へと吹き飛ばすことも防止できる。
また、図23に示す側面視において、矢印Yで示すように、風向設定部材176の一方の風出口193から吹き出した冷却空気が前斜め下方に向けて吹き出し、他方の風出口193から吹き出した冷却空気が後斜め上方に向けて吹き出すように、風向設定部材176の冷却空気吹き出し方向が設定されている(図23に示す側面視において、一方の風出口192から吹き出される冷却空気は、他方の風出口192から吹き出される冷却空気と180°異なる方向に吹き出される)。
図24、図25に示すように、左側のドラム支軸25Lの左右方向内端側はドラム本体46の内部空間に連通している。また、左側のドラム支軸25Lの左右方向外端側は左側のサイドフレーム5Lに設けられた前記排気穴29に近接配置されて対向している。したがって、混合ドラム3内部に供給された冷却空気は左側のドラム支軸25Lを通して混合ドラム3から排出される。
冷却空気を一方のドラム支軸25Rに送り入れるための給気穴28と、他方のドラム支軸25Lから排出された混合ドラム3内の空気を排気させるための排気穴29とをドラム支軸25L,25Rに対して対向状に設けることにより、混合ドラム3を取り付けるだけで給気穴28及び排気穴29がドラム支軸25L,25Rに連通状とされる。これにより、混合ドラム3の取り付け及び取り外しを容易に行える。
また、図24、図25に示すように、左側のドラム支軸25Lには、該ドラム支軸25L内へのご飯の侵入を防止するカバー部材196が設けられている。
このカバー部材196は、左側のドラム支軸25Lの左右方向内端側の開口を覆うカバー本体197と、左側のドラム支軸25L内に内嵌される嵌合部198とを有する。
カバー本体197は、ドーム状(半球状)に形成され、多数の小開口が形成されていて通気性を有する。また、カバー部材196は左側のドラム支軸25Lと一体回転する。
このカバー部材196にあっては、カバー本体197がドーム状に形成されていることから、カバー本体197にご飯が付着し難く、また、カバー本体197上にご飯が載っても、混合ドラム3と共にカバー部材196が回転することで、該ご飯がカバー本体197から剥がれ落ちる。
図23及び図24に示すように、ドラム本体46の周壁117の底部117b側には、該底部117bから下方に突出していて酢が収容可能であり且つドラム本体46内のご飯に対して酢を供給可能な酢収容部136が設けられている。
この酢収容部136は、ドラム本体46の周壁117の底部117bから下方に向けて凹設形成された容器収納部137と、この容器収納部137内に収納される酢貯留容器138とから構成されている。
酢貯留容器138は樹脂によって形成され、その上壁138aには、該上壁138aを貫通する多数の小孔によって形成された酢排出部が形成されている。この酢排出部は、混合ドラム3の後転方向Rの先行側に形成され、酢貯留容器138の上壁138aの後転方向Rの後行側は、酢貯留容器138内部の酢が漏れ出ないように、通水性のない閉塞壁状とされている。
この酢貯留容器138内に酢を貯留するには、ドラム本体46の上部開口から酢貯留容器138の上壁138a上へと酢を投入する。投入された酢は、主として酢排出部から酢貯留容器138内に侵入し、該酢貯留容器138内に貯留される。
図26に示すように、ドラム本体46及びドラム蓋47には、それぞれ攪拌部材201,202が取り付けられている。図23に示すように、これら攪拌部材201,202はそれぞれ前後一対設けられ、ドラム本体46及びドラム蓋47の前部側及び後部側に配置されている。
ドラム本体46に取り付けられた本体側攪拌部材201は、図23、図26に示すように、ドラム本体46の下部に配置されていて該ドラム本体46を左右に横断する左右方向の本体下側攪拌棒203と、この本体下側攪拌棒203の左右両側に配置されていて該攪拌棒203が固定される左右の棒支持部材204とからなる。これら攪拌棒203及び棒支持部材204は金属製である。
本体下側攪拌棒203は、本実施形態では、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。
棒支持部材204は上下方向に長い部材からなり、ドラム本体46の上端から底壁117bに至る長さに形成されている。この棒支持部材204は、ドラム本体46の側壁116に形成された装着溝205に装着されている。
このドラム本体46の側壁116に形成された装着溝205は、ドラム本体46の上部開口面124から底部117bにかけて形成され、棒支持部材130はドラム本体46の上部開口面124側から装着溝205に挿入されている。
また、本体側攪拌部材201の各棒支持部材204の下端には、酢貯留容器138を押さえる押さえ片208が左右方向内方側に突出状に設けられている。したがって、ドラム本体46の装着溝205に本体下側攪拌棒201の棒支持部材204を装着することにより、該棒支持部材204で酢貯留容器138が押さえられ、該酢貯留容器138が容器収納部137から離脱するのを規制している。
このように、本体側攪拌部材201の各棒支持部材204を、酢貯留容器138の容器収容部137からの離脱を規制する規制部材とすることにより、部材の兼用化が図れ、コストダウンを図ることができる。
ドラム蓋47に取り付けられた蓋側攪拌部材202は、図23、図26に示すように、ドラム蓋47を左右に横断する左右方向の蓋側攪拌棒211と、この蓋側攪拌棒211の左右両側に配置されていて該攪拌棒211が固定される左右の棒支持部材212と、左右各棒支持部材212から下方突出状に固定された支持杆213と、左右の支持杆213間に設けられた本体上側攪拌棒214とからなる。これら攪拌棒211、棒支持部材212、支持杆213及び本体上側攪拌棒214は金属製である。
蓋側攪拌棒211は、本実施形態では、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(
1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。また、蓋側攪拌棒211の一方はドラム蓋47の上部に配置され、他方はドラム蓋47の下部に配置されている。
左右の棒支持部材212は上下方向に長い部材からなり、ドラム蓋47の下端から周壁121の上部121a近傍に至る長さに形成されている。この棒支持部材212は、ドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215に装着されている。このドラム蓋47の側壁120に形成された装着溝215は、ドラム蓋47の下部開口面133から上部に向けて形成され、棒支持部材212はドラム蓋47の下部開口面133側から装着溝215に挿入されている。
本体上側攪拌棒214は、上下方向に間隔をおいて2本設けられている(1本でもよいし、3本以上設けられていてもよい)。上側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の上部を連結しており、下側の本体上側攪拌棒214は左右支持杆213の下部を連結している。なお、左右支持杆213と下側の本体上側攪拌棒214とは1本の棒材を折曲することにより形成されている。
前記支持杆213は、ドラム蓋47を閉めた状態においてドラム本体46内に挿入状とされると共に、前後方向で同じ側にある本体側攪拌部材201の各棒支持部材204の左右方向内方側の近傍に位置する。したがって、ドラム蓋47を閉めた状態において本体上側攪拌棒214は本体側攪拌部材201の左右棒支持部材204間の上部に位置する。また、ドラム蓋47を閉めた状態で、本体上側攪拌棒214はドラム本体46内の上部の前後に位置する。
また、ドラム蓋47を閉めた状態で前後方向で同じ側にある、本体側攪拌部材201の棒支持部材204と、蓋側攪拌部材202の棒支持部材212とは上下方向で突き合わせ状とされていて、前後方向で同じ側にある蓋側攪拌棒211と本体上側攪拌棒214と本体下側攪拌棒203とは上下方向(図23に矢印Zで示す方向)に間隔をおいて配列されている。
前記構成のものにあっては、ドラム蓋47を開けると、本体上側攪拌棒214がドラム本体46内の配置位置からドラム本体46の外に退避するので、ドラム本体46内の上部に邪魔物となるものがなくなり、ドラム本体46内にご飯を入れる作業が容易となる。特に、炊飯器からご飯をネット等で保持して運び、該ネットごとドラム本体46内にご飯を入れる場合に、ドラム本体46内にご飯を入れる作業が容易となる。
また、ドラム蓋47を開けると、本体上側攪拌棒214がドラム本体46内の配置位置から退避するので、本体上側攪拌棒214をドラム本体46内の配置位置から退避させる操作が別途必要ではなく、至便である。
また、ドラム蓋47を開けた状態でドラム本体46を下向きにすることで、ドラム本体46内の酢飯を落下排出させる場合に、本体上側攪拌棒214がない分、酢飯が落ちやすくなる。
各本体側攪拌部材201は、左右の棒支持部材204間に2本(複数本)の攪拌棒203を架設することで平面状に構成されているので、該攪拌部材201の構造が簡素化され、取り扱いが容易となると共に、清掃が容易となる。
また、各蓋側攪拌部材202は、左右の棒支持部材212間に2本(複数本)の攪拌棒211を架設すると共に左右の支持杆213間に2本(複数本)の本体上側攪拌棒214を架設することで平面状に構成されているので、該攪拌部材202の構造が簡素化され、取り扱いが容易となると共に、清掃が容易となる。
前記構成の酢合わせ機1でご飯に酢を混ぜ合わせて酢飯を作るには、先ず、混合ドラム3が図23に示すホーム位置にある状態で、ドラム蓋47を開いて該ドラム蓋47を蓋ホルダ72で保持し、この状態で、酢収容部136に酢を供給した後、ドラム本体46にご飯を投入する。
このとき、ホーム位置にて混合ドラム3が前下がりに傾斜していて、ドラム本体46の上部開口面124が前方に向かうに従って下方に移行する傾斜状となっているので、ご飯が投入しやすい。また、本体上側攪拌棒214がドラム本体46内の配置位置から退避しているので、ご飯を入れる作業が容易となる。
酢とご飯をドラム本体46に供給した後、ドラム蓋47を閉め、ロック部材71をロック状態とし、操作パネル20に設けられたスタートスイッチ17を押すと、混合ドラム3が後転方向Rに回転する。混合ドラム3が後転方向Rに回転すると、該混合ドラム3の後転方向Rの回転に伴って、酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの前側を通ってドラム支軸25L,25Rの上方へと移動すると共に、ドラム支軸25L,25Rの上方を通り過ぎてドラム支軸25L,25Rの後方側へと移動する。
このとき、酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの真正面へと移動する間は、酢貯留容器138の酢排出部が後転方向Rの先行側に設けられていることから、酢貯留容器138からの酢の漏れはほとんどない。また、酢貯留容器138がドラム支軸25L,25Rの真正面へと移動しても、この状態では、ご飯がドラム本体46の周壁117の底部117b側に残っていて、酢排出部139がご飯によって塞がれているので、酢の排出は抑制されている。
その後、酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの真正面を通り過ぎて、ご飯がある程度持ち上げられると、ご飯は自重で落下する。ご飯が自重で落下すると、酢排出部139が開放され、酢排出部139から酢が排出され始める。そして、酢貯留容器138内部の酢は、酢貯留容器138がドラム支軸25L,25Rの真上位置の後転方向R後方位置からドラム支軸25L,25Rの真上位置の後転方向R前方位置に移動する間に、ご飯に対してシャワー状に落下供給され、酢がご飯に自動的に均一に撒かれる。
また、混合ドラム3を最初に一回転させる際に、酢貯留容器138内に貯留した酢が全て落下排出されるように、混合ドラム3の回転速度が制御される。すなわち、この酢をご飯に対してシャワー状に落下供給する際には、ホーム位置から混合ドラム3が回転する際の始動時の回転速度よりも遅い速度(例えば、始動時の回転速度の30%の速度)で混合ドラム3が回転するように制御される。
酢収容部136がドラム支軸25L,25Rの真上位置を通り過ぎて所定量回転移動すると、混合ドラム3は酢供給時よりも速い回転速度で回転する。この酢供給後の混合ドラム3の回転速度は、始動時の回転速度よりもやや遅い速度(例えば、始動時の回転速度の90%)であってもよいし、始動時の回転速度と同じ速度であってもよい。
ご飯は、混合ドラム3が回転することにより、所定高さ持ち上げられて落下する動作が繰り返し行われ、ご飯は落下する際に攪拌棒203,211,214に当たってほぐされて(シャリ切りされて)攪拌され、これによって、ご飯に酢が混ぜ合わされる。
ご飯が所定高さ持ち上げられる際、ご飯には粘りけがあり、また攪拌部材201,202が抵抗となるので、ご飯は攪拌棒203,211,214の配列方向Zが水平近くになる位置まで、塊となって持ち上げられ、攪拌棒203,211,214の配列方向Zが水平近くになる位置で落下する。このため、混合ドラム3の回転中、ご飯の塊は、概ね、ドラム本体46の前部内面123側か或いはドラム本体46の後部内面125側かに位置(滞留)する。
そこで、この2箇所に冷却空気を供給するように、風向設定部材176から吹き出される冷却空気の風向きが設定(冷却空気をあてたい位置に冷却空気がふきだされるように風向きが設定)されている。これにより、ご飯を効率よく冷やすことができる。
また、攪拌棒203,211,214の配列方向Zが水平近くになる位置で、ご飯が、ドラム本体46の前部内面123側からドラム本体46の後部内面125側へと落下、又は、ドラム本体46の後部内面125側からドラム本体46の前部内面123側へと落下するので、攪拌棒203,211,214に対してご飯が効率よくあたり、ご飯が効率よくほぐされてばらけるが、このときにも風向設定部材176から吹き出される冷却空気が効率よくあたり、冷却効率がよい(ドラム本体46の前部内面123側からドラム本体46の後部内面125側へと落下しているご飯、又は、ドラム本体46の後部内面125側からドラム本体46の前部内面123側へと落下しているご飯にも冷却空気が効率よくあたることから、ご飯の冷却効率がよい)。
また、ドラム本体46の前部内面123側からドラム本体46の後部内面125側へと、又は、ドラム本体46の後部内面125側からドラム本体46の前部内面123側へと
、ご飯が落ちきるように、攪拌棒203,211,214の配列方向Zが水平又は水平近くになる位置で、混合ドラム3の回転を一時停止する(又は、超微速にする)という制御が行われている。この制御によってご飯の冷却効率を向上させることができる。
また、時間経過とともにご飯(酢飯)の粘りが強くなってくるので、経過時間に応じて混合ドラム3の前記一時回転停止等の時間を長くするという制御も行われる。
一方、混合ドラム3が後転方向Rに回転している際において、図27(a)に示すように、下側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50とは干渉しないが、上側のドラム蓋規制部材105はドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50と干渉する。混合ドラム3が後転方向Rに回転して張出し係合部50が上側のドラム蓋規制部材105に接当すると、ドラム蓋規制部材105が張出し係合部50に押圧され、揺動部材106の上部が揺動支軸108回りに前方側に揺動する。これによって、上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50から自動的に逃げる(上側のドラム蓋規制部材105がドラム蓋47の張出し係合部50との干渉領域143から退避する)。
また、混合ドラム3が後転方向Rに回転している際において、図27(b)に示すように、ロック解除部材104がロック部材71の案内ガイド88と干渉する。混合ドラム3が後転方向Rに回転してロック部材71がロック解除部材104に接当すると、ロック解除部材104がロック部材71に押圧され、揺動部材106の上部が揺動支軸108回りに前方側に揺動する。これによって、ロック解除部材104がロック部材71から自動的に逃げる(ロック解除部材104がロック部材71との干渉領域144から退避する)。
前記揺動部材106、ガイド溝111、規制ピン112等によって、ドラム蓋規制部材105をドラム蓋47から逃がし且つロック解除部材104をロック部材71か逃がす(ドラム蓋規制部材105をドラム蓋47との干渉領域143から退避させ且つロック解除部材104をロック部材71との干渉領域144から退避させる)逃がし手段が構成されている。
なお、張出し係合部50が上側のドラム蓋規制部材105から外れ、ロック部材71がロック解除部材104から外れると、揺動部材106(ドラム蓋規制部材105及びロック解除部材104)が元の位置に復帰する。
混合ドラム3が所定回数回転すると、該混合ドラム3はホーム位置に戻って停止し、ご飯に対する酢の混ぜ合わせ動作が終了する。
出来上がった酢飯の排出は、前記コース選択スイッチ17cで、手動排出コース又は自動排出コースを選択することにより、手動又は自動で排出可能とされている。
コース選択スイッチ17cで手動排出コースを選択している場合は、ご飯に対する酢の混ぜ合わせ動作が終了して、混合ドラム3はホーム位置に戻って停止する。その後、前転スイッチ17fを押して手動で酢飯を取り出す。
前転スイッチ17fは該スイッチ17fを押している間は、混合ドラム3が前端方向Fに回転し、該スイッチ17fに対する押圧を解除すると、混合ドラム3が停止する。
また、コース選択スイッチ17cで自動排出コースを選択している場合は、酢の混ぜ合わせ動作が終了して、混合ドラム3はホーム位置に戻って停止した後、自動で混合ドラム3が前転方向Fに回転し、出来上がった酢飯を自動で排出する酢飯(食材)の自動排出動作が行われる。
なお、排出スイッチ17eを押しても、酢飯の自動排出動作が行われる。
停止スイッチ17bは混合ドラム3を停止させるスイッチであり、ホーム復帰スイッチ17dは混合ドラム3をホーム位置に復帰させるためのスイッチであり、後転スイッチ17は混合ドラム3を後転方向Rに回転させるためのスイッチである。
先ず、手動排出について説明する。
手動排出する場合は、ホーム位置にあるドラム本体46を前転スイッチ17fを押して、該ドラム本体46を傾けて杓文字等によって酢飯収容箱39に掻き出すが、このとき、ドラム蓋47を持っておくのは面倒であるし、ドラム蓋47や支持杆213及び本体上側攪拌棒214が邪魔者となることから、手動排出を行うときには、ドラム蓋47をドラム
本体46から取り外して行う。
したがって、手動排出する場合は、ホーム位置にある混合ドラム3のドラム蓋47を第2蓋離脱位置P4に回転し、ドラム蓋47をヒンジ軸79の軸芯方向にスライドさせて取り外す。その後、前転スイッチ17fを押して、該ドラム本体46を傾けて杓文字等によって酢飯を酢飯収容箱39に掻き出す。酢飯を排出した後、連続して酢飯を作る場合は、ホーム復帰スイッチ17dを押して、ドラム本体46をホーム位置に復帰させ、ドラム蓋47を取り付ける。
次に、自動排出について説明する。
先ず、図28(a)に示すホーム位置から混合ドラム3が前転方向Fに回転すると、ロック部材71がロック解除部材104に係合して、図28(b)に示すように、ロック部材71のロックが解除される。
ロック部材71のロックが解除された後、混合ドラム3がさらに前転方向Fに回転すると、図29に示すように、ドラム蓋47のフランジ部49の張出し係合部50の下面前端側が上側のドラム蓋規制部材105に上方から接当し、ドラム蓋47のドラム本体46側への揺動動作が規制される。
この状態からドラム本体46がさらに前転方向Fに回転すると、図30に示すように、張出し係合部50が下側のドラム蓋規制部材105に接当してドラム蓋47のドラム本体46側への揺動が規制されると共に、ドラム本体46は、その上部開口面124が下側を向き且つ該上部開口面124が下方に向かうに従って後方に移行する傾斜状とされた酢飯排出姿勢(食材排出姿勢)となり、この酢飯排出姿勢でドラム本体46が一旦停止する。
一方、ドラム本体46内の酢飯は、ドラム本体46の上部開口面124が下側を向き始めてからドラム本体46が酢飯排出姿勢となるまでに、徐々に酢飯収容箱39へと自然落下により落下排出し、ドラム本体46が酢飯排出姿勢となると、略全部酢飯収容箱39へと落下排出する。
ドラム本体46は、酢飯排出姿勢で所定時間停止した後(酢飯が排出されると)、後転方向Rに回転してホーム位置に復帰する。
また、酢飯の排出後、混合ドラム3がホーム位置に戻る際に、ロック部材71の案内ガイド88がロック解除部材104に接当するが、このときは、案内ガイド88の円弧状のコーナー部88dが接当し、このコーナー部88dによってロック解除部材104は、案内ガイドの前面88b又は上面88cからロック解除ガイド面88aを通るように案内され、ロック部材71の案内ガイド88がロック解除部材104に引っかかることはない。
2 機械フレーム
3 混合ドラム
46 ドラム本体
47 ドラム蓋
57 軸離脱部(開放部分)
58 スライド規制溝
59 スライド規制壁
60 スライド規制手段
61 スライド許容部(切欠き部)
62 軸外し部(切欠き穴)
72 蓋ホルダ
79 ヒンジ軸
80c 軸支持部
83 軸離脱規制部
P1 食材投入時の開き位置(投入時蓋開き位置)
P2 蓋閉じ位置
P3 第1蓋離脱位置
P4 第2蓋離脱位置
X ドラム回転軸芯

Claims (7)

  1. 機械フレームと、この機械フレームに左右方向のドラム回転軸芯回りに回転自在に支持された混合ドラムとを備え、前記混合ドラムは上部開口状のドラム本体と、このドラム本体の上部開口を塞ぐドラム蓋とを備え、前記ドラム本体をドラム回転軸芯回りに回転させることにより混合ドラム内で複数の食材を混合する食材混合機であって、
    前記ドラム蓋にヒンジ軸を設け、このヒンジ軸回りにドラム蓋を上下開閉自在とすべく該ヒンジ軸を支持する軸支持部をドラム本体に設け、
    食材投入時のドラム蓋の開き位置より開き角度の大きい第1蓋離脱位置にドラム蓋を回転させた際に、ヒンジ軸を軸支持部から下方側に離脱させる軸離脱部を前記軸支持部に設け、
    ドラム蓋を前記食材投入時の開き位置より開き角度の小さい第2蓋離脱位置に回転させ且つヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせた状態で、ヒンジ軸を軸支持部から離脱させるための軸外し部を軸支持部に設けたことを特徴とする食材混合機。
  2. ドラム蓋を閉じた蓋閉じ位置から第1蓋離脱位置に回転させるまでの間、軸支持部に係合することでヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱するのを規制する軸離脱規制部をドラム蓋に設けると共に、ドラム蓋を第1蓋離脱位置に回転させると軸離脱規制部の前記規制が外れてヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の食材混合機。
  3. 前記軸支持部は、下側に開放する開放部分を有し且つ該開放部分を介してヒンジ軸が内嵌するフック形状に形成され、この軸支持部の前記開放部分が前記軸離脱部とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の食材混合機。
  4. 前記軸外し部は軸支持部に形成した切欠き穴によって構成され、ドラム蓋を第2蓋離脱位置にした状態では、軸離脱規制部が前記切欠き穴に対してヒンジ軸の軸芯方向に位置ずれしており、第2蓋離脱位置でドラム蓋をヒンジ軸の軸芯方向にスライドさせることで軸離脱規制部と切欠き穴とが一致し、この状態で軸離脱規制部を切欠き穴に挿通させることでヒンジ軸が軸離脱部を介して離脱可能とされていることを特徴とする請求項2又は3に記載の食材混合機。
  5. 前記第2蓋離脱位置以外においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制手段と、第2蓋離脱位置においてドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを許容するスライド許容部とをドラム蓋に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の食材混合機。
  6. 前記ドラム本体にヒンジ軸の軸芯を中心とする円弧状のスライド規制溝を設け、このスライド規制溝に係合することでドラム蓋がヒンジ軸の軸芯方向にスライドするのを規制するスライド規制壁をドラム蓋に設け、これらスライド規制溝とスライド規制壁とで前記スライド規制手段が構成され、
    前記スライド許容部は前記スライド規制溝に対するスライド規制壁の係合を外すべく該スライド規制壁に形成された切欠き部で構成されていることを特徴とする請求項5に記載の食材混合機。
  7. 前記食材投入時の開き位置でドラム蓋を保持する蓋ホルダを機械フレームに設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の食材混合機。
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