JPH11208699A - ヒンジ及びこれを用いた上蓋付き筐体 - Google Patents

ヒンジ及びこれを用いた上蓋付き筐体

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JPH11208699A
JPH11208699A JP10032185A JP3218598A JPH11208699A JP H11208699 A JPH11208699 A JP H11208699A JP 10032185 A JP10032185 A JP 10032185A JP 3218598 A JP3218598 A JP 3218598A JP H11208699 A JPH11208699 A JP H11208699A
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JP
Japan
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hinge
hinge portion
support
pivot
upper lid
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JP10032185A
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English (en)
Inventor
Hideki Tomiyama
英樹 冨山
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Hioki EE Corp
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Hioki EE Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コスト的に有利であるほか、上蓋が簡単には外
れないようにする。 【解決手段】容器本体12にヒンジ21を介して上蓋1
5を取り付けてなる筐体11において、ヒンジ21を構
成する回動側ヒンジ部22は、回動本体部23と、該回
動本体部23の一側面に導入口を有する挿通用溝部27
と、該挿通用溝部27の溝幅以上の口径を付与して挿通
用溝部27と連通させた軸受け孔部とを少なくとも具備
させて上蓋15に付設し、支軸側ヒンジ部32は、挿通
用溝部27の溝幅以上の口径を有して軸受け孔部内にて
回動側ヒンジ部22を回動自在に軸支する支軸部と、該
支軸部の左右に突設された一対の支脚部とを少なくとも
具備させて容器本体12に付設し、回動側ヒンジ部22
を軸支側ヒンジ部32に軸支させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば接地抵抗計
などの機器を好適に収納することができるようにしたヒ
ンジ及びこれを用いた上蓋付き筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来からある上蓋付き筐体の概
要を示す外観図であり、該筐体1は、接地抵抗計などの
機器を収納して一体に形成された容器本体2と、該容器
本体2の開口面2aに表出される各種の操作部をその不
使用時に覆って保護する上蓋3とでその全体が形成され
ており、該上蓋3は、一対のヒンジ4,4を介して開閉
自在に容器本体2に取り付けられている。
【0003】図6は、図5におけるヒンジ4を分解した
状態のもとで拡大して示す説明図であり、その全体は、
容器本体2の側に取り付けられる一側金具片5と、上蓋
3に取り付けられて一側金具片5に対し軸支部7を介し
て連結される他側金具片6とで構成されている。
【0004】この場合、ヒンジ4の軸支部7は、一側金
具片5に保持させた軸ピン8と、該軸ピン8との掛合を
自在に他側金具片6に突設された掛止用フック9とで形
成されている。
【0005】このため、上蓋3は、容器本体2に対し軸
支部7を介することにより開閉自在に支持させることが
できるほか、その開蓋時に掛止用フック9と軸ピン8と
の掛合状態を解除することにより、容器本体2の側から
容易に取り外すことができるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来構造
による場合には、ヒンジ4自体が容器本体2と上蓋3と
は別体となって形成されており、後付けで取り付けられ
るものであったことから、コスト的に高いものとなるほ
か、単に掛合させてあるだけなので望まないときであっ
ても容器本体2の側から上蓋3が簡単に外れてしまうと
いった不都合があった。
【0007】本発明は従来技術にみられた上記課題に鑑
み、コスト的に有利であるほか、むやみに上蓋が外れて
しまうことをなくすことができるヒンジ及びこれを用い
た上蓋付き筐体を提供することにその目的がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
すべくなされたものであり、そのうち、請求項1に係る
発明(ヒンジ)の構成上の特徴は、回動側ヒンジ部と、
該回動側ヒンジ部を回動自在に軸支する支軸側ヒンジ部
とでヒンジを構成し、回動側ヒンジ部は、回動本体部
と、該回動本体部の一側面に導入口を有する挿通用溝部
と、該挿通用溝部の溝幅以上の口径を付与して挿通用溝
部と連通する奥底側の回動軸方向に設けられた軸受け孔
部とを設けて形成し、支軸側ヒンジ部は、前記挿通用溝
部の溝幅以上の口径を有して前記軸受け孔部内にて回動
側ヒンジ部を回動自在に軸支する支軸部と、該支軸部を
支持すべく少なくともその左右に突設された一対の支脚
部とを設けて形成したことにある。
【0009】また、請求項3に係る発明(上蓋付き筐
体)の構成上の特徴は、機器が収納される容器本体と、
該容器本体の開口面を開閉自在に覆う上蓋とをヒンジを
介して相互に連結させた筐体にあって、前記ヒンジは、
回動側ヒンジ部と支軸側ヒンジ部とで構成し、このう
ち、回動側ヒンジ部は、回動本体部と、該回動本体部の
一側面に導入口を有する挿通用溝部と、該挿通用溝部の
溝幅以上の口径を付与して挿通用溝部と連通する奥底側
の回動軸方向に設けられた軸受け孔部とを少なくとも具
備させて容器本体と上蓋とのいずれか一方の側に付設
し、支軸側ヒンジ部は、前記挿通用溝部の溝幅以上の口
径を有して前記軸受け孔部内にて回動側ヒンジ部を回動
自在に軸支する支軸部と、該支軸部を支持すべく少なく
ともその左右に突設された一対の支脚部とを少なくとも
具備させて容器本体と上蓋とのいずれか他方の側に付設
し、回動側ヒンジ部を軸支側ヒンジ部に軸支させて容器
本体に上蓋を取着したことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(イ)は、本発明に係る上蓋
付き筐体の一例につき、その施蓋時における全体斜視図
を、同図(ロ)は(イ)における一点鎖線での囲繞部分
を拡大した斜視図を、図2は、図1(ロ)との対応のも
とでの分解斜視図をそれぞれ示す。
【0011】これらの図によれば、合成樹脂材などの適
宜材料からなる筐体11は、例えば接地抵抗計などのよ
うな機器を一体的に収納してなる容器本体12と、該容
器本体12の開口面13を開閉自在に覆う上蓋15と
を、回動側ヒンジ部22と支軸側ヒンジ部32との組み
合わせからなる1個以上のヒンジ21により、好ましく
は左右に対となるように配置した2個のヒンジ21によ
り相互に連結することにより形成されている。
【0012】ヒンジ21を構成する一方の部材としての
回動側ヒンジ部22は、回動軸方向と直交する方向に所
要の空隙29を介在させて並列させた一側回動部24と
他側回動部25とに二分割してなる回動本体部23と、
該回動本体部23の一側回動部24と他側回動部25と
のそれぞれの外側面に導入口27aを有して平行に配置
されたガイド壁面26,26相互間に形成される挿通用
溝部27と、該挿通用溝部26の溝幅t以上の口径を付
与して挿通用溝部26と連通する奥底側の回動軸方向に
設けられた軸受け孔部28とを具備させて容器本体12
と上蓋15とのいずれか一方の側、図示例によれば上蓋
15に一体もしくは別体となって付設されている。
【0013】この場合、回動側ヒンジ部22は、上蓋1
5の円滑な開閉動作を妨げることのないように、軸受け
孔部28の位置を上蓋15の開放端面16の位置からあ
る程度外方へと突出させて形成されている。
【0014】また、回動側ヒンジ部22自体は、上蓋1
5と一体に形成することができるほか、ネジ止めや嵌め
込みや固着などの適宜の固定手段を用いて後付けで上蓋
15に取り付けるものであってもよい。
【0015】一方、ヒンジ21を構成する他方の部材と
しての支軸側ヒンジ部32は、挿通用溝部26の溝幅t
以上の口径を有して軸受け孔部28内にて回動側ヒンジ
部22を回動自在に軸支する支軸部33と、該支軸部3
3を支持すべくその左右に突設された一対の支脚部3
4,35と、これら支脚部34,35相互間に突設され
た中央支脚部38とを具備させて容器本体12と上蓋1
5とのいずれか他方の側、図示例によれば容器本体12
に一体もしくは別体となって付設されている。
【0016】この場合、支軸側ヒンジ部32は、回動側
ヒンジ部22の側の円滑な回動動作を妨げることのない
ように、支脚部34,35と中央支脚部38とに所要の
長さを付与して形成されている。しかも、中央支脚部3
8は、回動本体部23の一側回動部24と他側回動部2
5との間に形成されている空隙29の幅よりも小さな幅
となるようにして形成されている。
【0017】また、支軸側ヒンジ部32自体は、容器本
体12と一体に形成することができるほか、ネジ止めや
嵌め込みや固着などの適宜の固定手段を用いて後付けで
容器本体12に取り付けるものであってもよい。
【0018】さらに、支脚部34,35のうちのいずれ
か一方、図示例によれば左側に位置する支脚部35は、
支軸側ヒンジ部32の全体強度を高めるために翼状に立
設させた補強用支持片36により形成されている。この
場合、支軸側ヒンジ部32,32のそれぞれにおける補
強用支持片36は、例えば図示例のように左側に位置さ
せるなど、同一の側に位置させて配置されることにな
る。なお、該支脚部35は、強度上の問題がなければ、
補強用支持片36により形成することなく、他方の支脚
部34と同様の形状により形成するものであってもよ
い。
【0019】また、支軸側ヒンジ部32における支軸部
33は、図3におけるA−A線の矢視方向での断面に対
応させて示す図4のうち、(イ)に示すように断面が円
形となるように形成することができるほか、(ロ)に示
すように断面が非円形、具体的には楕円形もしくは長円
形となるようにして形成することもできる。さらに、回
動側ヒンジ部22は、軸受け孔部28内へと支軸部33
を円滑に導入し得るように、軸受け孔部28に向かって
図4に示すように次第に狭くなるテーパーもしくは傾斜
を付与したガイド壁面26,26を介して挿通用溝部2
7を形成することもできる。
【0020】なお、回動側ヒンジ部22における回動本
体部23が二分割されることなく一体形成されている場
合には、支軸側ヒンジ部32も中央支脚部38を突設す
ることなく一対の支腕部34,35と、該支腕部34,
35相互間に架設された支軸部33とで形成されること
になる。
【0021】次に、本発明に係るヒンジ21の取付けと
その動きとを、本発明に係る上蓋15付き筐体11の作
用とともに説明すれば、筐体11は、上蓋15をヒンジ
21を介して容器本体部12に取り付けることにより形
成される。
【0022】すなわち、上蓋15は、図3に示すように
容器本体12に対し略180度の位置にまで開けた状態
のもとで、容器本体部12が備える支軸側ヒンジ部32
の支軸部33に対し、上蓋15が備える回動側ヒンジ部
22の回動本体部23における挿通用溝部27の導入口
27aを正対させる。
【0023】次いで、導入口27aから支軸部33を挿
通用溝部27内へと圧入し、軸受け孔部28内へと導入
することにより、支軸側ヒンジ部32と回動側ヒンジ部
22とを一体化することによりヒンジ21の組立を終え
る。なお、ヒンジ21は、図3に示す組立手法のほか、
図示は省略してあるが、支軸側ヒンジ部32の右側に位
置する支脚部34に対し、その右側方向から回動本体部
23の軸受け孔部28と挿通用溝部27との左側端面を
接近させて圧入し、その左半分、つまり他側回動部25
が中央支脚部38を通過するまで横方向に送り込むこと
により組み立てることもできる。この場合、支脚部34
と中央支脚部38とは、挿通用溝部27の溝幅tに対し
少なくとも同等以下の厚さとなるようにして形成されな
ければならず、かくして横方向への相対移動が可能とな
る。
【0024】筐体11は、このようにしてヒンジ21を
組み立てることにより、容器本体部12に対し上蓋15
が開閉自在に取り付けられて完成する。
【0025】また、ヒンジ21を介して回動自在となっ
た上蓋15は、これを把持して施蓋方向に動かすことに
より、図2(イ)に示すように容器本体部12の開口面
13を覆って確実に施蓋することができる。しかも、施
蓋時におけるヒンジ21自体は、図2(ロ)に示すよう
に支軸側ヒンジ部32と回動側ヒンジ部22とが不離一
体に組み合わされることになるので、その施蓋状態を確
実強固なものとすることができる。
【0026】さらに、作業現場において容器本体12内
に収納してある接地抵抗計などの機器を使用する際に
は、ヒンジ21を介して上蓋15を円滑に開蓋すること
ができるほか、その開蓋時にあっても、支軸側ヒンジ部
32に対し回動側ヒンジ部22が確実に保持されている
ので、上蓋15が容器本体12から離脱することはな
い。しかも、支軸側ヒンジ部32における一方の支脚部
35が補強用支持片36により形成されている場合に
は、支軸側ヒンジ部32の全体強度を高めて配設するこ
とができる。
【0027】また、回動側ヒンジ部22における回動本
体部23が一側回動部24と他側回動部25とに二分割
されている場合には、一側回動部24と他側回動部25
との可撓性も細分化されただけ高まるので、挿通用溝部
27の溝幅をより円滑に可変とすることができ、支軸部
33の導入をより円滑化することができる。
【0028】また、図4に示すように回動側ヒンジ部2
2における挿通用溝部27がテーパーもしくは傾斜を付
与されたガイド壁面26,26により区画形成されてい
る場合には、支軸側ヒンジ部32における支軸部33を
軸受け孔部28内へとより円滑に導入することができ
る。さらに、図4(ロ)に示すように支軸側ヒンジ部3
2における支軸部33を断面が楕円形や長円形などの非
円形となるようにして形成してある場合には、軸受け孔
部28内への支軸部33の導入は円滑に行うことができ
るものの、施蓋時における回動側ヒンジ部22と支軸側
ヒンジ部32との不離一体性をより高めて相互の組合せ
状態を確実なものとすることができる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るヒンジに
よれば、支軸側ヒンジ部の支軸部に対し、回動側ヒンジ
部の回動本体部における挿通用溝部の導入口を正対させ
て圧入することにより、難分解構造を備えたヒンジを極
く容易に組み立てることができるほか、コスト的にも安
価なものとすることができる。
【0030】また、本発明に係る上蓋付き筐体によれ
ば、上蓋を開けた状態のもとで、支軸側ヒンジ部の支軸
部に対し、回動側ヒンジ部の回動本体部における挿通用
溝部の導入口を正対させて圧入し、もしくは横方向から
送り込むようにして圧入することにより、支軸側ヒンジ
部と回動側ヒンジ部とが一体化されてヒンジを形成する
と同時に、容器本体部に対し上蓋が開閉自在となった筐
体をコスト的にも安価にして形成することができる。
【0031】したがって、ヒンジを介して回動自在とな
った上蓋は、これを把持して施蓋方向に動かすことによ
り、容器本体部の開口面を覆って確実に施蓋することが
できる。しかも、施蓋時におけるヒンジ自体は、支軸側
ヒンジ部と回動側ヒンジ部とが不離一体に組み合わされ
ることになるので、その施蓋状態を確実強固なものとす
ることができる。
【0032】さらに、作業現場においては、ヒンジを介
して上蓋を円滑に開蓋することができるほか、その開蓋
時にあっても、支軸側ヒンジ部に対し回動側ヒンジ部が
確実に保持されているので、上蓋が容器本体から離脱す
ることはない。しかも、支軸側ヒンジ部における一方の
支脚部が補強用支持片により形成されている場合には、
支軸側ヒンジ部の全体強度を高めることができる。
【0033】また、回動側ヒンジ部における回動本体部
が二分割されている場合には、挿通用溝部の溝幅の可変
性を高めて支軸部の導入をより円滑化することができ
る。
【0034】さらにまた、回動側ヒンジ部の挿通用溝部
をテーパーもしくは傾斜が付与されたガイド壁面により
区画形成してある場合には、支軸側ヒンジ部における支
軸部を軸受け孔部内へとより円滑に導入することができ
る。しかも、支軸側ヒンジ部の支軸部33を断面が非円
形となるようにして形成してある場合には、軸受け孔部
内への導入を円滑に行うことができるほか、施蓋時にお
ける回動側ヒンジ部と支軸側ヒンジ部との不離一体性を
より高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る上蓋付き筐体構造の一例を示すも
のであり、このうち、(イ)はその全体斜視図を、
(ロ)は(イ)における一点鎖線による囲繞部分の拡大
図をそれぞれ示す。
【図2】図1(ロ)との対応のもとで要部を分解した状
態で示す部分斜視図。
【図3】本発明に係るヒンジを組み上げる際の相互の配
置関係を拡大して示す部分斜視図。
【図4】本発明に係るヒンジの構造例をパターン別に
(イ),(ロ)として拡大して示す説明図。
【図5】従来からある上蓋付き筐体の一例につき、上蓋
をやや開けた状態のもとで示す概略斜視図。
【図6】図4の一点鎖線による囲繞部分のヒンジを分解
して示す拡大説明図。
【符号の説明】
11 筐体 12 容器本体 13 開口面 15 上蓋 16 開放端面 21 ヒンジ 22 回動側ヒンジ部 23 回動本体部 24 一側回動部 25 他側回動部 26 ガイド壁面 27 挿通用溝部 27a 導入口 28 軸受け孔部 29 空隙 32 支軸側ヒンジ部 33 支軸部 34,35 支脚部 36 補強用支持片 38 中央支脚部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回動側ヒンジ部と、該回動側ヒンジ部を
    回動自在に軸支する支軸側ヒンジ部とでヒンジを構成
    し、 このうち、回動側ヒンジ部は、回動本体部と、該回動本
    体部の一側面に導入口を有する挿通用溝部と、該挿通用
    溝部の溝幅以上の口径を付与して挿通用溝部と連通する
    奥底側の回動軸方向に設けられた軸受け孔部とを設けて
    形成し、 支軸側ヒンジ部は、前記挿通用溝部の溝幅以上の口径を
    有して前記軸受け孔部内にて回動側ヒンジ部を回動自在
    に軸支する支軸部と、該支軸部を支持すべく少なくとも
    その左右に突設された一対の支脚部とを設けて形成した
    ことを特徴とするヒンジ。
  2. 【請求項2】 回動側ヒンジ部は、回動軸方向と直交す
    る方向に所要の間隔を介在させて回動本体部を二分割す
    ることにより形成し、支軸側ヒンジ部は、前記空隙内に
    配置される中央支脚部をも突設して形成したことを特徴
    とする請求項1記載のヒンジ。
  3. 【請求項3】 機器が収納される容器本体と、該容器本
    体の開口面を開閉自在に覆う上蓋とをヒンジを介して相
    互に連結させた筐体において、 前記ヒンジは、回動側ヒンジ部と支軸側ヒンジ部とで構
    成し、 このうち、回動側ヒンジ部は、回動本体部と、該回動本
    体部の一側面に導入口を有する挿通用溝部と、該挿通用
    溝部の溝幅以上の口径を付与して挿通用溝部と連通する
    奥底側の回動軸方向に設けられた軸受け孔部とを少なく
    とも具備させて容器本体と上蓋とのいずれか一方の側に
    付設し、支軸側ヒンジ部は、前記挿通用溝部の溝幅以上
    の口径を有して前記軸受け孔部内にて回動側ヒンジ部を
    回動自在に軸支する支軸部と、該支軸部を支持すべく少
    なくともその左右に突設された一対の支脚部とを少なく
    とも具備させて容器本体と上蓋とのいずれか他方の側に
    付設し、回動側ヒンジ部を軸支側ヒンジ部に軸支させて
    容器本体に上蓋を取着したことを特徴とする上蓋付き筐
    体。
  4. 【請求項4】 回動側ヒンジ部は、回動軸方向と直交す
    る方向に所要の間隔を介在させて回動本体部を二分割す
    ることにより形成し、支軸側ヒンジ部は、前記空隙内に
    配置される中央支脚部をも突設して形成したことを特徴
    とする請求項3記載の上蓋付き筐体。
  5. 【請求項5】 回動側ヒンジ部の前記挿通用溝部は、軸
    受け孔部に向かって狭幅となるように形成したことを特
    徴とする請求項3または4記載の上蓋付き筐体。
  6. 【請求項6】 支軸側ヒンジ部における支軸部は、断面
    が非円形であることを特徴とする請求項3ないし5のい
    ずれかに記載の上蓋付き筐体。
  7. 【請求項7】 支軸側ヒンジ部におけるいずれか一方の
    支脚部は、補強用支持片により形成したことを特徴とす
    る請求項3ないし6のいずれかに記載の上蓋付き筐体。
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