JP2560246Y2 - 蝶 番 - Google Patents

蝶 番

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JP2560246Y2
JP2560246Y2 JP5178992U JP5178992U JP2560246Y2 JP 2560246 Y2 JP2560246 Y2 JP 2560246Y2 JP 5178992 U JP5178992 U JP 5178992U JP 5178992 U JP5178992 U JP 5178992U JP 2560246 Y2 JP2560246 Y2 JP 2560246Y2
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JP
Japan
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coil spring
groove
hollow cylindrical
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lid
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Inventor
彰 大橋
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シヤチハタ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋と底を開閉可能にす
る蝶番に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の蝶番にはコイルバネの中心
に軸を通しコイルバネの一端を蓋に、他端を底に当接さ
せ蓋と底が開く方向にコイルバネを作用させている。こ
の時、コイルバネのセット方法は、蓋の端面及び、底の
端面で行なわれている。従って、こうした蝶番の組立て
時には、蓋・底・コイルバネが分離されており、たと
え、コイルバネの中に軸を挿入し、この軸を底又は、蓋
に仮に嵌合固定したとしても蓋又は底が取り付けられて
いないために組立途中品としてコイルバネが邪魔になり
取扱いにくいばかりか、一部品でコイルバネの固定が出
来ない。また、この種の蝶番は、コイルバネが外面に露
呈しているため外観を損なう結果となっていた。更に、
外観の体裁を整えようとすれば、組立時に邪魔になり、
一部品が必要となる。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】従来の改良目的は、
前述の通りコイルバネが組立時に取扱いにくく、一部品
でコイルバネの固定が不可能であり、外観にコイルバネ
が露呈している点にある。よって、コイルバネを覆い隠
す様な溝付の筒状体によってコイルバネの組立(附設)
を容易にし、一部品でコイルバネの固定を行い、更に外
観的にもコイルバネが露呈しない蝶番を提供するもので
ある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】蓋10と底9とコイル
バネ5及びロック機構を設け、前記蓋10と前記底9を
開閉可能にする蝶番において、蓋10と底9を開く方向
に附設したコイルバネ5を覆い隠す、中空筒状体1の一
端に前記中空筒状体1の軸線に対し垂直方向に半円周溝
3を設け、他端に前記中空筒状体1の軸線に対し垂直方
向に半円周溝3より長い長円周溝4を設け、前記半円周
溝3と前記長円周溝4のそれぞれ一端は半円周溝3を設
けた中空筒状体1端面より長円周溝4まで伸びたスラス
ト溝2により連通され、半円周溝3の他端には、軸線に
平行なスラスト凹8が設けられたことを特徴とする蝶番
である。
【0005】
【作用】スラスト溝2にコイルバネ5の両端を挿入しコ
イルバネ5を中空筒状体1に誘導挿入する。次に、スラ
スト溝2開口側のコイルバネ5端面を軸線に沿って押す
と短支端7を半円周溝3に誘導し、この状態で長支端6
に回動力を加えると中空筒状体1中でコイルバネ5が回
転し、スラスト凹8の位置まで短支端7が移動すると、
初期の軸線に沿って押圧した力を保持しながら回動して
いるため、この押圧力の反動でスラスト凹8に誘導され
短支端7が固定される。すると、コイルバネ5がセット
された状態となる。次に、長支端6は、蓋10の固定部
16に当接され、蓋10と底9を開く方向にコイルバネ
5がセット出来ることとなる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の実施例について、第1図、第
2図、第3図、第4図、第5図、第6図、第7図、第8
図、第9図、第10図、第11図、第12図、第13図
により詳細に説明する。1は、中空筒状体であり、底9
の一側面に前記中空筒状体1が2箇所設けてある。特
に、中空筒状体1の数は問わない。前記、中空筒状体1
には中心線に対し垂直に半円周溝3と長円周溝4が両端
近傍に設けられている。前記半円周溝3は、スラスト溝
開口部11の一端に設けられており、半円周溝3の一端
がスラスト溝2と連通しており、他端は閉塞端12aと
なっており中心線に対し平行にスラスト凹8が設けられ
ている。次に前記長円周溝4は、スラスト溝閉塞部13
で前記長円周溝4の一端とスラスト溝2に連通してお
り、前記長円周溝4の他端は閉塞端12bとなってい
る。ここで、前記半円周溝3について、スラスト溝2か
らの角度θは、90°≦θ≦270°である。前記長円
周溝4について、スラスト溝2からの角度βは、180
°≦β<360°である。5は、コイルバネであり、両
端の座の部分に長支端6と短支端7を有している。前記
長支端6と前記短支端7は、中心線と平行な同一平面上
にある。10は、蓋であり、一側面に連結部14を設
け、更に連結部14には凸部15を設け中空筒状体1の
中空孔と回転可能に嵌合している。特に、前記中空筒状
体1は、底9又は蓋10のどちらに設けられていてもよ
い。また、前記連結部14は、中空筒状体1に相対する
側に設けられることとなる。
【0007】組み付け方法は、まず中心線に対し平行な
同一平面上に設けられた長支端6、短支端7を有するコ
イルバネ5を中空筒状体1に挿入する。この時、長支端
6をスラスト溝2の位置に合わせ軸線方向にスライドさ
せる。すると、スラスト溝閉塞部13に長支端6が当接
し、短支端7は半円周溝3の軸線方向で手前の位置に位
置している。(第4図・第5図・第6図)次に、スラス
ト溝開口部11の方向からコイルバネ5の短支端7を押
圧すると短支端7は、半円周溝3の位置に位置し、この
状態で長支端6に回動力を加えると、短支端7は、半円
周溝3の中に弾発力を保持しながら誘導されることにな
る。(第7図・第8図・第9図)こうして、短支端7が
スラスト凹8の位置に位置すると、前記弾発力によりス
ラスト凹8に短支端7が誘導され固定されている。(第
10図・第11図・第12図)以上のように、コイルバ
ネ5が附設されてはいるが、第10図の状態は全くねじ
れが働いていない状態である。
【0008】次に、蓋10の一側面に設けられた連結部
14の両側面に一対に設けられた凸部15を中空筒状体
1の中空孔17に回転可能に嵌合し、この時、長支端6
を連結部14の近傍に設けた一対の固定部16の内面に
当接固定する。すると、こうした蝶番を使用すると、蓋
10と底9を閉じた状態では、開く方向に力が働きコイ
ルバネ5がねじれた状態となる。また、蓋10を閉じた
状態を保つには蓋10、もしくは底9の他の3側面にロ
ック機構を設け保持すればよい。ここで、ロツク機構は
蓋10と底9が閉じた状態で保持出来ればよく、特にそ
の機構は問わない。次に、中空筒状体1のスラスト凹8
を上向きに附設すると、ねじれが自由になる位置が上位
置となるため、長支端6が上より前方位置では、蓋10
が開こうとする力が働き、同様に後方位置でも、蓋10
は閉まろうとする力が働く。よって、蓋10を90°開
いた状態で保持することが出来る。こうした蝶番は、化
粧品容器・オーディオケースなど外観重視の容器に対し
て有効である。更に、従来仕掛品として取り扱う場合に
は、蓋10と底9となるので蓋10とバネ部材、及び、
底とバネ部材が組み付けられた状態では扱い難いものと
なる。しかし、本考案の場合、中空筒状体1でコイルバ
ネ5が固定できるので、容器に利用した場合扱いやすい
ものとなる。
【0009】
【効果】以上の構成であるので、以下の効果が得られ
る。 中空筒状体1の中に、コイルバネ5を配し固定した
為、外観上コイルバネ5が露呈することがない。 中空筒状体1の中に、コイルバネ5を固定した為、仕
掛品として単独で扱いやすく、組み付けやすい。 スラスト溝2、半円周溝3、長円周溝4、及びスラス
ト凹8を中空筒状体1に設けたため一部品でコイルバネ
5を固定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の分解斜視図
【図2】本考案の実施例の組み付け斜視図
【図3】本考案の実施例の使用状態斜視図
【図4】本考案の実施例の初期組み付け状態正面説明図
【図5】本考案の実施例の初期組み付け状態右側面説明
【図6】本考案の実施例の初期組み付け状態左側面説明
【図7】本考案の実施例の中間組み付け状態正面説明図
【図8】本考案の実施例の中間組み付け状態右側面説明
【図9】本考案の実施例の中間組み付け状態左側面説明
【図10】本考案の実施例の組み付け完了状態正面説明
【図11】本考案の実施例の組み付け完了状態右側面説
明図
【図12】本考案の実施例の組み付け完了状態左側面説
明図
【図13】本考案の実施例の蓋斜視図
【符号の説明】
1 中空筒状体 2 スラスト溝 3 半円周溝 4 長円周溝 5 コイルバネ 6 長支端 7 短支端 8 スラスト凹 9 底 10 蓋 11 スラスト溝開口部 12 閉塞端 13 スラスト溝閉塞部 14 連結部 15 凸部 16 固定部 17 中空孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋10と底9とコイルバネ5及びロック
    機構を設け、前記蓋10と前記底9を開閉可能にする蝶
    番において、蓋10と底9を開く方向に附設したコイル
    バネ5を覆い隠す、中空筒状体1の一端に前記中空筒状
    体1の軸線に対し垂直方向に半円周溝3を設け、他端に
    前記中空筒状体1の軸線に対し垂直方向に半円周溝3よ
    り長い長円周溝4を設け、前記半円周溝3と前記長円周
    溝4のそれぞれ一端は半円周溝3を設けた中空筒状体1
    端面より長円周溝4まで伸びたスラスト溝2により連通
    され、半円周溝3の他端には、軸線に平行なスラスト凹
    8が設けられたことを特徴とする蝶番。
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