JPH047086Y2 - - Google Patents

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JPH047086Y2
JPH047086Y2 JP10774184U JP10774184U JPH047086Y2 JP H047086 Y2 JPH047086 Y2 JP H047086Y2 JP 10774184 U JP10774184 U JP 10774184U JP 10774184 U JP10774184 U JP 10774184U JP H047086 Y2 JPH047086 Y2 JP H047086Y2
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JP
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lid
connecting part
support
mounting body
connecting arm
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JP10774184U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオーデイオラツクその他の箱などのふ
たのヒンジに関する。
オーデイオラツクその他の箱などのふたのヒン
ジにおいて、箱体に固着される部材とふたに固着
される部材とがヒンジピンで連結され、かつ前記
両部材をキツクばねで付勢したヒンジはすでに多
く使用されている。このヒンジは、両部材の連結
部間にキツクばねをはめ込み、かつ前記連結部と
キツクばねのコイル部にヒンジピンを挿通し、か
つヒンジピンの端部をつぶして大径にすることが
必要で、組立てにかなり多くの手間を要する問題
を有している。また、ピンの端部をつぶして大径
にする状態の差によつてピンが不必要に逸脱した
り、両部材の接触部の摩擦が大きくなつて回動に
円滑性を欠いたり、逆にがたつきが生じるなどの
難点もある。そして、キツクばねが表出すること
による体裁の問題も内包している。
本考案は、ふたを取付ける支持体と、箱体など
に固着される取付体の組立てを簡易化してコスト
を引下げ、かつ、支持体と取付体の接触部の摩擦
力のばらつきをなくして、円滑にふたの開閉を行
ないうるようにすること、及び体裁をよくするこ
とを目的とする。
本考案は、ふたを取付ける支持体と箱体などに
取付けられる取付体のいずれか一方が一端が開口
したパイプ状の連結部を有し、他方が前記連結部
の両端面に重なる連結アームを有し、連結部と連
結アームの相対した面の一方に突設した支軸が、
他方に設けられた凹部または孔からなる軸挿入部
に挿入され、連結部内に挿入されたねじりコイル
ばねの一端が連結部に、他端が連結アームにそれ
ぞれ取付けられ、連結アームを有する部材が、連
結部の軸線方向で2個に分割され、かつそれらが
結合手段で結合されていることを特徴とする。
このヒンジは、パイプ状の連結部内にねじりコ
イルばねを挿入し、かつその一端を連結部に取付
け、連結部の両端に支軸を介して連結アームを取
付ける、とともに、コイルばねの他端を連結アー
ムに取付ける。そして、連結アームを有する部材
を結合手段で結合することで組立てるものであ
る。
本考案の実施例を第1〜4図について説明する
と、1は断面コ字状の支持体で、その一方の対向
壁の外面にパイプ状で、一端を開口した連結部2
が、その軸線を、支持体の両対向壁が互いに連結
された辺と平行方向にして設けられている。3は
連結部2の一端の閉鎖壁外面に突設された支軸、
4は連結部2の内面に、その軸線方向のほぼ全長
にわたつて設けられた凹溝で、その連結部2の開
口端側も開口している。5は連結部2内にその一
端の開口から挿入されたねじりコイルばねで、そ
の一端の係止部6Aを凹溝4内に係止している。
7は箱体などに取付けられる板状の取付体で、
その両端部から突出した連結アーム8を有し、そ
の一方の内面側に設けられた凹部からなる軸挿入
部に支軸3が回転可能に挿入され、他方の連結ア
ーム8の内面側に突設された支軸10を連結部2
に回転可能に挿入して、支持体1と取付体7とが
互いに回転可能に連結されている。そして、支軸
10の端面に設けた係止溝11に、コイルばね5
の端部の係止部6Bが回転不能に挿入されて、支
持体1と取付体7とが支軸3,10の円周方向に
付勢されている。
取付体7は連結部2の軸線方向で2個に分割さ
れたもので、取付体7Aの連結アーム8Aの軸挿
入部9に支軸3を挿入し、取付体7Bの連結アー
ム8Bの支軸10の係止溝11内に係止部6Bを
挿入して支軸10を連結部2内に挿入したのち
に、2個に分割した取付体7,7をホルダ12で
結合している。この例のホルダ12は両端に凹溝
状の保持部13を有し、この内部に取付体7,7
の端部を挿入している。
14は支持体1と取付体7の角度、すなわちふ
たの開き角度を定めるために、取付体7Aと重な
る部分において、連結部2の外周に突設されたス
トツパで、これが取付体7Aの連結部2と相対す
る面に突設された凸部15に接合するようになつ
ている。ストツパ14は取付体7Aの一部に直接
に接合させるようにしてもよく、この場合は、凸
部15は不要である。そして、ふたの開き角度を
定める必要がないときはストツパ14は除くこと
もできる。
ストツパ14を設けたときは、それに結合する
取付体7Aを連結部2に取付け、次に、他方の取
付体7Bを、それでコイルばね5をねじた状態と
して取付体7Aに固着する。
支持体1と取付体7は、合成樹脂また金属で形
成する。
支軸3を挿入するために、一方の連結アーム8
に設けた軸挿入部9は貫通孔にすることもでき
る。そして、コイルばね5において、支軸10の
係止溝11に挿入した係止部6Bは、第5図Aの
ようにリング状にして回転不能に係止溝11に挿
入されているが、第5図B,Cのようにコイルば
ね5の一端を、その径方向にL字状に折曲した
り、U字状に折曲するなど、係止可能にすればた
りる。係止溝11は、十字状にしておけば、ねじ
りばね5のねじり状態を変えることに対して適す
るが、一状にするなど任意である。コイルばね5
を連結部2に取付けるためには、実施例のように
連結部2の内面に凹溝4を設けておけば、ばね5
の端部の取付けが容易であるが、第6図のように
連結部2の閉鎖壁の内面に凹溝4を設けることも
可能である。
支軸3は第7図のように、連結アーム8に設
け、それを連結部2内に挿入することもできる。
支軸10も第8図のように、連結部2の端面に設
け、それを連結アーム8に設けた凹部また孔から
なる軸挿入部9に挿入することもできる。
2個に分割された取付体7の結合手段は任意
で、第9図のように、取付体7のそれぞれを断面
凹形にし、その内部に板状の連結用ホルダ12を
挿入してもよい。この場合、ホルダ12の端部な
どを取付体7内に係止して、取付体7,7を互い
の方に結合可能にする。第10図は更に他の例
で、一方の取付体7の巾を、それに他の取付体7
を重ねうる巾とし、かつ狭巾の取付体7を広巾の
取付体7に設けられたはめ込み凹部19内にはめ
こみ固着している。第11図の例は一対の取付体
7,7の相対する辺に、互いにかみ合う段部を有
し、その一方に突出したピンが他方の孔に挿入結
合されている。また、第12図のように取付体
7,7を貫通させたカシメピンなどで結合するこ
もできる。
このヒンジは第15図に示すように、取付体7
を箱体16の背面に固着された挿入部17内に挿
入して箱体16に取付け、断面凹形の支持体1内
にふたの背壁を挿入して、ふた18を支持体1に
取付ける。ふたを開いたときは第2図鎖線のよう
に、ばね5の力で支持体1が付勢され、ふたに開
いた状態を維持させる。ふたを閉じるときは、ば
ね5の力に抗してふたをおし下げるが、ある角度
まで押し下げると、ふたの重力がばねの力に打ち
勝つて徐々に下降する。したがつて、ふたを閉じ
る途中でふたから手を離してもふたは急激に降下
しない。ふたを開くときは、ばね5の持ち上げる
力が作用しているから軽くふたを開くことができ
る。取付体7はそれに設けた孔を介して木ねじな
どで箱体14に取付けてもよい。
支持体1と取付体7とは、支軸3,10を挿入
部9と連結部2内に挿入し連結している。したが
つて、支持体1と取付体7とを合成樹脂で形成
し、支軸3,10と軸挿入部9、連結部2を、そ
れらの周面間に摩擦が生じるようにしておけば、
ばね5の力による支持体1と取付体7との回動に
対して、前記摩擦力が制動力として作用するか
ら、ふたを開閉している途中で、それから手を離
しても、角度に応じてふたは静かに上昇また降下
し、ふたを常に静かに開閉できる。支軸3,10
にテーパを付しておけば、より容易に摩擦力を生
じさせうる。
前記摩擦は、連結部2の軸線方向の両端面と、
それと接した連結アーム8との間に生じさせるこ
ともでき、かつ両者の接触面を、第13図のよう
に斜面にするか、第14図のように、小さな波形
の凹凸にすればより効果的に摩擦力をうることが
できる。
第16図は支持体1にふたを取付ける他の例
で、断面凹形の支持体1内に、ふた18の上壁を
挿入している。
第17図は支持体1を1枚の板とし、かつその
片面に連結部2の径方向に長いリブ20が設けら
れ、かつリブ20は、その連結部2側を高くした
三角形状となつている。そして、支持体1が、ふ
た18の背壁などに設けられた挿入部21に挿入
されたもので、リブ20でふた18が分離するこ
とを防いでいる。支持体1はこのように、ふたを
取付け可能にすればたり、支持体1を1枚の板で
構成し、それを木ねじや小ねじでふたに取付ける
ようにすることもできる。
第18〜19図は連結部2が取付体7に設けら
れた例で、連結アーム8が支持体1に設けられ、
かつ支持体1が連結部2の軸線方向で2個に分割
されて、それらが互いに係合されている。
考案の効果 本考案は、支持体と取付体において連結アーム
を有する方を、連結部の軸線方向に2個に分割
し、かつねじりコイルばねはパイプ状の連結部内
に挿入した。したがつて、コイルばねを連結部内
に挿入し、2個に分割された取付体のそれぞれを
連結アームを介して連結部に取付け、かつ取付体
をホルダなどで結合すればよく、従来のヒンジに
比して組立てが極めて簡単で能率よく行なうこと
が可能でコストの引下げが容易である。そして、
連結アームは連結部の両端面に接合させたのみで
あり、取付体の結合で連結アームを連結部に接合
させているから、連結アームは弾性変形が可能で
ある、とともに、取付体の結合手段を選択するこ
とで連結部に対する連結アームの接合状態をほぼ
一定にすることが可能で、連結部と連結アーム間
の摩擦力をほぼ同じになしうるから、ふたを円滑
に開閉することができる。ねじりコイルばねは、
その全体をパイプ状の連結部内に収納できるか
ら、体裁もよくしうる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は断正面
図、第2図は断側面図、第3図は取付体の断面
図、第4図は一方の取付体の側面図、第5図はコ
イルばねの端部の平面図、第6図と第7図、第8
図はそれぞれ異なつた例の断正面図、第9図と第
10図、第11図、第12図はそれぞれ取付体の
結合手段の異なつた例の底面図、第13図と第1
4図は異なつた例の平面図、第15図と第16
図、第17図は使用状態の異なつた例の断側面
図、第18図は更に異なつた例の正面図、第19
図は第18図の側面図である。 1……支持体、2……連結部、3……支軸、4
……凹溝、5……ねじりコイルばね、7……取付
体、8……連結アーム、10……支軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 支持体と取付体のいずれか一方が一端が開口
    したパイプ状の連結部を、他方が連結部の両端
    面に重なる連結アームをそれぞれ有し、連結部
    と連結アームの相対した面の一方に突設した支
    軸が他方の軸挿入部に挿入され、連結部内に挿
    入されたねじりコイルばねの一端が連結部に、
    他端が連結アームに取付けられ、連結アームを
    有する部材が、連結部の軸線方向に2個に分割
    され、かつそれらが結合手段で結合されている
    ふた用ヒンジ。 (2) 支持体に連結部が設けられ、取付体が2個に
    分割された実用新案登録請求の範囲第1項記載
    のふた用ヒンジ。
JP10774184U 1984-07-16 1984-07-16 ふた用ヒンジ Granted JPS6122746U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10774184U JPS6122746U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ふた用ヒンジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10774184U JPS6122746U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ふた用ヒンジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6122746U JPS6122746U (ja) 1986-02-10
JPH047086Y2 true JPH047086Y2 (ja) 1992-02-26

Family

ID=30666962

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JP10774184U Granted JPS6122746U (ja) 1984-07-16 1984-07-16 ふた用ヒンジ

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JP (1) JPS6122746U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4671667B2 (ja) * 2003-11-18 2011-04-20 株式会社サクラクレパス 彫刻刀収納ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6122746U (ja) 1986-02-10

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