JP3936251B2 - ふとん干し機能付きふとん敷き板装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、敷きぶとん類の下に敷いて使用され、かつまたふとん干し機能をも有している敷き板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
敷きぶとんは、畳みの上に直かに敷くか或いはマットレスを敷いた上に重ねて敷くのが一般的であり、また洋間の場合にはフロアの上にマットレスを敷きその上に敷きぶとんを敷くことになる。従来の使用法の場合、通常は問題がないが、寝たきりの者については湿気が問題となる。またふとんにこもった熱を発散させたいときにも従来の用法は不利である。このためふとんの下に通気を確保することができる器具が開発されている。しかし従来の器具は金属又はプラスチック製であり、製造のための設備等に多大なコストがかかるという問題があり、従来の金属製品やプラスチック製品は通気性を有していない。なお関連する出願には特開2001−299832、実開平6−11554等がある。
【0003】
また、最近の住環境や生活環境の変化に伴いふとんや洗濯物を表に干すことに抵抗を感じる人が多くなり、屋内にて処理する例が増えている。その場合、陽当たりの良い場所にふとんを拡げることになるが邪魔になり、室内が片付かず、乾燥も十分でないという問題を生じている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の点に着目してなされたものであり、その課題は、通気性が良くふとん干しとしても使用し易いふとん干し機能付きふとん敷き板装置を提供することである。また本発明の他の課題は衛生的に使用でき、かつ比較的低コストで製造することができるふとん干し機能付きふとん敷き板装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本発明は、敷き板は、すの子状構造を有する2個の構成部材を夫々の一辺にてヒンジ部により開閉可能に結合した構成を有し、敷き板装置として使用するときに、構成部材の空所に収めることにより構成部材の一部となって敷き板が支えるべき荷重を負担するものとなり、ふとん干しとして使するため逆V字状に立てたときに、2個の構成部材を支えるものとなる支持体を一方の構成部材に取り付け、支持体の先端部を係合部とし、他方の構成部材の外方の端部を係合相手部とし、支持体に設けられている桟の間隔毎に、係合部と係合相手部を係合させ、両方の構成部材の開き角度を調節可能とするという手段を
講じたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明は、すの子状構造を有する2個の構成部材を組み合わせてふとん敷き板となる装置であり、超薄型の通気性寝台ということもできる。
【0007】
敷き板それ自体は、2個の構成部材を夫々の一辺においてヒンジ部によって開閉可能に結合した構成を有している。開いて2個の構成部材を並べた状態にすることにより敷きぶとん類を敷くふとん敷き板となり、閉じて逆V字状に立てた状態とすることによりふとん干し(器)となる。
【0008】
2個の構成部材を開閉する際に、特に閉じる際に、両構成部材の突き合わせ部に指が挾まれるのを防ぐために、指が入っても挾まれて怪我をしない程度の幅の隙間を設ける。また2個の構成部材を結合したヒンジ部はカバー片によって覆うことが望ましい。
【0009】
構成部材とは別体構造であるが、構成部材の一部となって敷き板が支えるべき荷重を負担するものとなる支持体が一方の構成部材に取り付けられている。支持体は、一方の構成部材と、構成部材としての構造の一部を共有し合うもので、それ故、敷き板装置として使用するときにも構造的重複が少なく、節材及び重量軽減等の利益がある。
【0010】
支持体は、ふとん干しとして使用するに際して、2個の構成部材を支えるものとなる。即ち、一方の構成部材と構造の一部を共有し合う支持体が、ふとん干し機能に寄与するのである。支持体は一方の構成部材に取り付けられているので、逆V字状に立てたときに他方の構成部材と係合し、所定の開角度に保つものとなり、一方、逆V字の頂辺に相当するヒンジ部はふとんを掛ける部分となる。
【0011】
【実施例】
以下図示の実施例により本発明をより詳細に説明する。図1は本発明に係るふとん干し機能付きふとん敷き板10の全体を示しており、この敷き板10は2個のすの子状構造を有する木製の構成部材11、12から成る。各構成部材11、12はふとんのモジュールに適合した寸法を持ち、実施例の場合1000×1000ミリメートルの設定となっている。しかし、この寸法は1例であり、在来のモジュールである3尺×6尺やその他の寸法を取り得る。
【0012】
各構成部材11、12は夫々幅方向に配置した複数個の桟13と長手方向に配置して桟13を固定した複数個の桁14とを組み合わせて形成したすの子状構造を有している。この構造によって、各桟13及び桁14の間に通気空間15が形成される。また本装置により敷きぶとん類が畳その他の敷き面から離されてその間にも通気空間15が形成される。さらに本発明では、桟13の表面に凹凸構造16を形成し、敷きぶとん類が桟表面にべったりと密着しないように意図している。実施例の凹凸構造は、桟材長手方向(敷き板の幅方向)に走る多数の溝から成る波状のものであるが、形状、走向ともこれに限られるものではない。
【0013】
すの子状構造を有する一対の構成部材11、12は、夫々の一辺にてヒンジ部17により開閉可能に結合一体化されている。ヒンジ部17は、複数個の桁14の端部に於いて両構成部材11、12を結合しており、両部材11、12の端部は互いに突き合わせる状態となるが、指が挟まれるのを防ぐために、2個の構成部材11、12の突き合わせ部に指が入る程度の隙間18を設ける。また、ヒンジ開閉部分はカバー片19によって覆うが、カバー片19として伸縮性を有するものを適用すると、収縮時の外形が小さくなり、また隙間18の中にも余裕をもって収まる(図3参照)。
【0014】
一方の構成部材11の他辺の側の一部分は、一方の構成部材11とは別体構造の支持体20を構成しており、別体構造の支持体20を、一方の構成部材11の中に収めて配置したときは残余の部分とともに一方の構成部材11の一部となってそれにかかる荷重を負担する。支持体20を配置する一方の構成部材の箇所は、支持体20を収める空所21となっており(図6参照)、支持体20は一方の成部材11の外方の端部においてヒンジ結合22され回転可能となっている。
【0015】
他方の構成部材12の外方の端部には、回転させた支持体20の係合部23と係合可能な係合相手部24が設けられており、所望の開き度の逆V字状に2個の構成部材11、12を固定することができる(図8参照)。実施例の場合、係合部23は支持体20の先端部であり、係合相手部24は他方の構成部材12の外方の端部であるので、支持体20の桟13′の間隔毎に、両構成部材11、12の開き角度を調節することができる。支持体20は独自の桟13′と桁14′とで構成されており、それらの内、一方の構成部材11の支持体20を収める箇所が前記の空所21となっている訳である。
【0016】
この支持体20を直接持たなくても操作可能なように、操作部材25を支持体20に設けている。実施例の操作部材25は一方の構成部材11に通された紐として示されており、これを一方の構成部材11の表面に引き出して、引き或いは離すことにより支持体20を操作する。
【0017】
よって、操作部材25を引いて支持体20を空所21に収めかつ2個の構成部材11、12をヒンジ部17を中心に展開すれば、図1に示すように敷き板装置として使用する形態となり、その上に敷いた敷きぶとん類の下に通気空間を設けて、湿気や熱の放散を図るものとなる。他方、2個一対の構成部材11、12を逆V字状に立て、操作部材25を緩めて他方の構成部材12を上に乗せ、相互に係合させるときには、図6に示すようにふとん干しとして使用する形態に変わる(図6参照)。
【0018】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成されかつ作用するものであるから、2個一対の構成部材を木材によって容易に製造することができ、特に間伐材等を使用することにより著しく低価格となり、通気性を得易く、材質が軽いためふとん干しとしても非常に扱い易いという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るふとん干し機能を有するふとん敷き板装置の1実施例を示す斜視図。
【図2】同上の側面図。
【図3】図1のヒンジ部を拡大した斜視図。
【図4】同じく畳んだ状態のヒンジ部を示す斜視図。
【図5】畳んだ状態を示す全体斜視図。
【図6】ふとん干し器とした状態を示す同様な斜視図。
【図7】図5に対応する側面図。
【図8】図6に対応する側面図。
【符号の説明】
10 ふとん干し機能付きふとん敷き板装置
11 一方の構成部材
12 他方の構成部材
15 通気空間
17 ヒンジ部
18 隙間
19 カバー片
20 支持体
Claims (2)
- 敷きぶとん類の下に敷いて使用され、かつまたふとん干し機能をも有している敷き板装置であって、敷き板は、すの子状構造を有する2個の構成部材を夫々の一辺にてヒンジ部により開閉可能に結合した構成を有し、敷き板装置として使用するときに、構成部材の空所に収めることにより構成部材の一部となって敷き板が支えるべき荷重を負担するものとなり、ふとん干しとして使用するため逆V字状に立てたときに、2個の構成部材を支えるものとなる支持体を一方の構成部材に取り付け、支持体の先端部を係合部とし、他方の構成部材の外方の端部を係合相手部とし、支持体に設けられている桟の間隔毎に、係合部と係合相手部を係合させ、両方の構成部材の開き角度を調節可能としたことを特徴とするふとん干し機能付きふとん敷き板装置。
- 2個の構成部材を開閉する際に、指が挟まれるのを防ぐために、2個の構成部材の突き合わせ部に指が入る程度の隙間を設け、かつまた2個の構成部材を結合したヒンジ開閉部分をカバー片によって覆うようにした請求項1記載のふとん干し機能付きふとん敷き板装置。
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