JP3933132B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents
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Description
本発明は、複数の印刷装置と少なくとも1台の端末装置を備えるネットワーク印刷システムと、当該ネットワーク印刷システムに関する情報を処理対象とする情報処理装置及びプログラムに関する。
背景技術
複数の印刷装置(例えばプリンタ)と複数の端末(例えばパーソナルコンピュータ)がネットワークを介して繋がれたネットワーク印刷システムにおいては、ユーザは各端末から例えばユーザの近くに配置された印刷装置を選択して印刷を行う。印刷枚数や利用時間帯等の印刷状況は各ユーザや各印刷装置で異なるのが普通であるし、印刷速度や用紙トレイの容量が印刷装置間で異なる場合もある。
【0001】
しかしながら、使用する印刷装置をユーザが自由に選択すると、印刷速度が速いにも拘わらずあまり使われない印刷装置が発生したり、印刷速度が遅いにも拘わらず印刷ジョブが集中する印刷装置が発生したりすることがある。そして、過剰な印刷ジョブの集中は、ユーザに余計な待ち時間を強いたり、印刷装置の故障原因になったりしていた。このような問題は、印刷装置の配置や接続先を入れ替えたり、ジョブの分散を行ったりすることで回避できる。このことは、印刷コストについても同様である。つまり、より経済的な印刷装置を主に使用させるようにすれば、システム全体のコストを下げることができる。
【0002】
しかしながら、このような入れ替え作業やジョブの分散はネットワーク印刷システムの管理者に委ねられており、管理者に過大な労力を強いることになっていた。また、新たなネットワークを構築する場合においても、負荷の分散やコスト削減を考慮した印刷装置及び端末装置の配置を考える必要があるが、一般的にこのような配置を考えるのは容易でなく、管理者にはネットワークを構築する以前から過大な労力を強いることとなっていた。
【0003】
そこで、本発明は、ネットワーク印刷システムの管理者の作業を軽減することを課題とする。
発明の開示
上記課題を解決するため、本発明の特徴による情報処理装置は、ネットワークを介して複数の印刷処理装置及び少なくとも1台の端末装置に接続された情報処理装置であって、前記印刷装置に関する印刷情報、及び前記印刷装置に対して前記端末装置から出力された印刷指令に関する指令情報に基づき、印刷装置(P)の配置を変更するよう助言する助言情報を作成する助言情報作成手段と、助言作成基準を選択する基準選択手段とを備え、該助言情報作成手段は、選択された助言作成基準に基づいて助言情報を作成することを特徴としている。
【0004】
かかる構成によれば、管理者は作成された助言情報に従ってネットワークを変更、構築すればよいから、管理者の負担を軽減できる。なお、印刷情報は印刷装置に関する情報であり、具体的には、印刷速度、印刷トレイのサイズ、トレイタイプ等をいい、印刷装置に対して出された指令(例:このデータをその印刷装置からA4サイズで印刷せよ)は指令情報であって、印刷情報とは呼ばないものとする。
【0005】
本発明の特徴によるプログラムは、印刷装置に関する印刷情報を取得する機能と、印刷装置に対して端末装置から出カされた印刷指令に関する指令情報を取得する機能と、該印刷情報と該指令情報に基づき、印刷装置(P)の配置を変更するよう助言する助言情報を作成する助言情報作成機能とを情報処理装置に実現させることを特徴としている。
【0006】
このプログラムは、例えば、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、ハードディスク、ROM、RAMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録させ、必要に応じてコンピュータにロードして起動することにより用いることができる。またネットワークを介してコンピュータにロードして起動することにより用いることもできる。
発明を実施するための最良の形態
次に、本発明の実施の形態によるネットワーク印刷システムについて添付の図面を参照して説明する。
【0007】
第1図に示すように、本発明の実施の形態によるネットワーク印刷システム1は、複数の印刷装置Pと、複数の端末機5a〜5fと、サーバ7とを備え、これらは全てケーブル9にて接続されている。端末機5a〜5cと数個の印刷装置PがグループG1としてグルーピングされていて、端末機5d〜5fと他の印刷装置PがグループG2としてグルーピングされている。なお、ネットワーク印刷システム1には第1図に示された以外にも多数の印刷装置Pおよび多数の端末機5が接続されている。かかる構成において、端末機5から出力された印刷指令は、サーバ7を介して、ユーザにより指定された印刷装置Pへ入力される。
【0008】
第2図に示すように、各印刷装置Pは記憶装置300及び液晶パネルなどのディスプレイ310を備えている。一方、サーバ7は、CPU15と、RAM17と、ROM19と、外部記憶装置21と、通信制御部23と、モニタ24と、これら各部を結ぶバス25とを主要部として構成されている。ROM19には、後述する助言情報通知処理プログラムや、その他の制御プログラム等が格納されている。CPU15は、ROM19に記憶された種々のプログラムを実行するものであり、RAM17は、プログラム実行の際のワークエリア等として機能するものである。通信制御部23は、端末機5や印刷装置Pとのデータのやり取りを制御するものである。外部記憶装置21には、第3図に示すような、各印刷装置Pの機種やIPアドレス等を記憶するデータベースが格納されている。なお、このデータベースには、第3図に示す機種、IPアドレス、ゲートウェイ(Gateway)、サブネット(SUBNET)の他にも、各印刷装置Pの印刷速度や、設置場所、解像度等のデータが記憶されている。また、端末機5から出力された印刷指令がサーバ7を介して指定の印刷装置Pへ入力される際に、サーバ7の外部記憶装置21には、印刷指令の出力元、出力先、出力日時、印刷枚数、トナー消費量等の情報が格納される。モニタ24には、種々のユーザインターフェース画面が表示され、管理者は当該インターフェース画面を用いて様々な設定を行うことができる。
【0009】
次に、本実施の形態における第1乃至第8の助言情報通知処理について説明する。これらの助言情報通知処理は、管理者によるアドバイス設定に基づいて印刷装置Pの配置交換等を勧める通知を行うものである。以下、第1の助言情報通知処理から順に説明する。
【0010】
まずネットワーク印刷システム1の管理者は、サーバ7のモニタ24に第4図に示すアドバイス設定画面を表示させ、“配置アドバイス機能を有効にする”をチェックする。次に、“オプション設定”ボタンをクリックして、第5図に示すオプション設定画面を表示させる。ここで管理者は、“アドバイス基準設定”として、“負荷を均一化する”、“コストを低減する”、“使用位置を是正する”のいずれかを選択する。また、“負荷を均一化する”を選択した場合には、管理者は更に“印刷時間を均一化する”、“用紙補給頻度を均一化する”、“トナー交換頻度を均一化する”のいずれかを選択する。第1の助言情報通知処理は、第5図に示すように“負荷を均一化する”の“印刷時間を均一化する”が選択されているときにCPU15によって実行される処理である。
【0011】
次に管理者は、第4図に示す“通知設定”ボタンをクリックして、第6図に示す通知設定画面を表示させ、所望する通知先を設定する。再び第4図のアドバイス設定画面に戻り、アドバイスタイミングを設定する。この設定により管理者は直ちに助言情報通知処理を実行させることもできるし、所定の日時等を設定することにより定期的に実行させることもできる。
【0012】
次に、第1の助言情報通知処理について第7図のフローチャートを参照して具体的に説明する。第1の助言情報通知処理は、管理者によりアドバイス設定画面(第4図)の“アドバイスタイミング設定”で設定されたタイミングで開始される。第7図に示すように、処理が開始されると、まずS100にて、外部記憶装置21から印刷装置P毎の装置情報を取得する。装置情報には指令情報と印刷情報が含まれ、ここでは指令情報として1日あたりの平均印刷枚数(枚/日)を、印刷情報として印刷速度(ppm)を取得する。取得した装置情報の一例を表1に示す。なお、ppmとは1分あたりの印刷枚数を指す。
【0013】
【表1】
ここでは、取得対象となる印刷装置Pが5台あったものとし(印刷装置数=5)、改めて符号1〜5を付している。
【0014】
続いてS105で、印刷枚数が多い順に印刷装置PをソートしたリストAを作成する。リストAは表2のようになる。
【0015】
【表2】
次にS110で、印刷速度が速い順に印刷装置PをソートしたリストBを作成する。リストBは表3のようになる。
【0016】
【表3】
そしてS115にてカウンタ値iを0にリセットし、S120でカウンタ値iを1増加させる。続くS125ではカウンタ値iが印刷装置数(本例では5)よりも大きいか否かを判定し、大きくない場合は(S125:NO)、S130へ進み、大きい場合は(S125:YES)、S140へ進む。ここではi=1、印刷装置数=5であるのでNoとなり(S125:NO)、S130へ進む。S130では、i番目の印刷装置P(印刷装置i)をリストAとリストBとで同じ順番に置くことができるか否かを判定する。置けない場合は(S130:NO)、S120に戻り、置ける場合は(S130:YES)、S135へ進む。
【0017】
現段階ではi=1であり、印刷装置1はリストA、Bで同じ順位にできないため、S130はNoとなり(S130:NO)、S120に戻ってi=2となる。印刷装置2もリストA、Bで同じ順位にできないため、S130は再びNoとなり(S130:NO)、S120に戻って、i=3になる。ここで、印刷装置3も、一見するとリストA、Bで同じ順位にできないように思われるが、表2において印刷装置1と印刷装置3の印刷枚数はともに100であるため、印刷装置1と印刷装置3は、表2の先頭から2番目、3番目のいずれに入れてもよい。一方、表3では印刷装置3が先頭から2番目にある。従って、リストAで印刷装置3の順位を2番目に入れ替えることにより、リストA、Bの双方で印刷装置3を先頭から2番目に位置させることができる。
【0018】
よって、S130はYesとなり(S130:YES)、S135へ進む。なお、ここでは順位の入れ替えを表2に示すリストAのみで行ったが、リストA、Bの双方で行って初めて順位が同じになる場合もYesとなる。
【0019】
S135では、印刷装置i、本例の場合は印刷装置3、をリストA、Bから削除して、リストA、Bを更新する。更新されたリストA、Bを表4、表5にそれぞれ示す。
【0020】
【表4】
【0021】
【表5】
S135の後、S120へ戻り、S120〜S135の処理を印刷装置4、5についても同様に行う。ここでは印刷装置4、5の何れについてもリストA、Bから削除できないので、i=6のときにS125でYesと判定され(S125:YES)、S140へ進む。なお、このときのリストA、Bの長さをリスト長という。リストA、Bは、前述の処理で印刷装置Pが全く削除されない場合には当初のリスト長を有するし、全て削除されればリスト長は0になる。本例ではリスト長=4である。
【0022】
S140ではカウンタ値jを0にリセットし、S145でカウンタ値jを1増加させる。S150でカウント値jがリスト長よりも大きいか否かを判定し、大きければ(S150:YES)、処理を終了し、大きくなければ(S150:NO)、S155へ進む。ここではj=1、リスト長=4であるのでNoとなり(S150:NO)、S155へ進む。S155では、リストA(表4)の先頭からj番目の印刷装置PとリストB(表5)の先頭からj番目の印刷装置Pとの配置交換を助言するための助言情報を作成する。そして、S160の通知処理で助言情報を送信し、S145へ戻る。S160で実行される通知処理の詳細については後述する。
【0023】
前記S145〜S160の処理をj>リスト長となるまで繰り返すと、「印刷装置4と印刷装置5を交換」、「印刷装置1と印刷装置2を交換」、「印刷装置5と印刷装置4を交換」、「印刷装置2と印刷装置1を交換」という4つの助言が通知される。ここで、例えば「印刷装置4と印刷装置5を交換」と「印刷装置5と印刷装置4を交換」のように、実質的に同じ助言が複数回でてきた場合は、まとめて1回の交換とする。一方の交換で他方の交換をキャンセルするのではない。すなわち本例では、「印刷装置4と印刷装置5を交換」、「印刷装置1と印刷装置2を交換」を勧める内容となる。この助言に従って印刷装置Pの配置を変更すると、表6のようになる。
【0024】
【表6】
表6に示すように、第1の助言情報通知処理の結果、印刷枚数が多いところには印刷速度が速い印刷装置Pが配置されることとなり、印刷装置P間の負荷の偏りが解消されていることが分かる。
【0025】
このように、第1の助言情報通知処理によれば、本処理によって得られた助言に従って印刷装置Pの配置を換えるだけで印刷速度が遅い印刷装置に印刷ジョブが集中してしまうのを防止することができる。よって、ユーザに余計な待ち時間を強いることもないし、印刷装置Pの故障を防止することができる。また、管理者は本処理によって得られた助言に従って印刷装置Pの配置を換えれば良いから、管理者の負担を大幅に軽減することができる。
【0026】
次に、前記S160で実行される通知処理について第8図のフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、まずS200で、“対象プリンタに通知する”機能がONされているか否かを判定する。“対象プリンタに通知する”機能は、第6図に示す通知設定画面で“対象プリンタに通知する”をチェックすることによりONされる。ONされていなければ(S200:NO)、S215へ移行する。一方、ONされていれば(S200:YES)、S210にて、前記S155で作成された通知データを配置交換の対象とされた印刷装置Pへ送信し、S215へ進む。S210で送信される通知データの一例を第9図に示す。通知データ100には、印刷装置Pの交換を行うべきであることを示すフラグ101と、交換相手となる印刷装置PのIPアドレス102と、サーバ7に記憶されている詳細データへのURL103が含まれている。なお、この詳細データは後述するサーバ7のモニタ24に表示されるhtmlアドバイス画面(第10図)に表示されるのと全くおなじhtmlデータである。このように送信された通知データ100は印刷装置Pの記憶装置300に格納される。
【0027】
次にS215では、サーバ7のモニタ24に第10図に示すようなhtmlアドバイス画面を表示させる。これにより管理者は印刷装置Pを交換すべき状態になったことや交換すべき内容を簡単に確認することができる。また、詳細ボタンをクリックして第11図に示す詳細画面を表示させれば、配置交換の対象となる印刷装置Pの詳細情報を簡単に確認することができる。なお、対象となる印刷装置Pの機種名やIPアドレスなどは第3図に示すテータベースから取得する。
【0028】
その後S220では、“メール通知/FAX通知”機能がONされているか否かを判定する。“メール通知/FAX通知”機能は、通知設定画面(第6図)で“メール通知”及び/又は“FAX通知”のエディットボックスに所望のメールアドレス及び/又はファックス番号を入力するとONされる。ONされてなければ(S220:NO)、処理を終了し、ONされていれば(S220:YES)、S225へ進む。S225では、設定されているメールアドレス及び/又はFAX番号に対して、第12図に示すような印刷装置配置位置交換推奨通知書をメール送信及び/又はFAX送信し、その後、処理を終了する。
【0029】
このように、本実施の形態によれば、作成された助言情報を所望の通知先へ送信することができるので、管理者はサーバ7の前にいなくても交換すべき状態になったことや交換すべき内容を知ることができる。また、”対象プリンタに通知する”機能や“メール通知/FAX通知”機能のON/OFFに関わらず、サーバ7のモニタ24には必ず助言が表示されるため、管理者が作成された助言を見過ごす心配もない。
【0030】
次に、前記通知処理のS210で印刷装置Pへ送信された通知データ100に基づき助言情報を印刷又は送信する第1乃至第3の印刷/送信処理について説明する。これらは、各印刷装置Pで実行されるものであり、イベント発生時点で通知データ100が存在していたら、通知データ100に基づいたアドバイス表示を出力させるものである。
【0031】
まず、本実施の形態における第1の印刷/送信処理について第13図に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、S300にて、ユーザからのテスト印字指令があったか否かを判定する。このテスト印字指令は、例えば印刷装置Pのパネル等を介してユーザにより入力される。テスト印字指令がなければ(S300:NO)、指令があるまで待機する。テスト印字指令があれば(S300:YES)、S305にてテスト用印字データを作成する。次にS310にて、サーバ7からの通知データ100を保持しているか否かを判定し、保持していれば(S310:YES)、S315にて通知データ100の中からIPアドレス102を読み出し、これをテスト用印字データに追加する。また、S320にて、通知データ100の中からURL103を読み出し、これをテスト用印字データに追加すると共に、「このプリンタに負荷が集中しています〜のプリンタとの交換をお勧めします」などの決まり文句をあわせて追加する。その後、S325へ移行してテスト用印字データを印刷し、処理を終了する。このときの印刷結果の一例を第14図に示す。第14図に示されるように、当該印刷結果には印刷装置Pの交換を勧める旨を表示するアドバイス部Aが含まれているため、ユーザは印刷装置Pのテスト印刷を行うときに印刷装置Pを交換すべきであることを知ることができる。一方、S310にて通知データ100を保持していないと判定されれば(S310:NO)、直接S325へ移行し、通常のテスト印字を行う。この場合にはアドバイス部Aは印刷されない。
【0032】
このように、第1の印刷/送信処理によれば、ユーザからのテスト印字指令があったときに、助言情報通知処理で作成された助言内容をユーザに知らせることができる。
次に、本実施の形態における第2の印刷/送信処理について第15図に示すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態における各印刷装置Pは内蔵webページを有しており、ユーザは端末機5等からブラウザを用いて当該webページへアクセスすることにより印刷装置Pのステータスを確認できるようにされている。
【0033】
本処理においては、まずS400にて、端末機5等から内蔵Webページにアクセスがあったか否かを判定する。アクセスがなければ(S400:NO)、アクセスがあるまで待機する。アクセスがあれば(S400:YES)、S405へ移行し、返信用のhtmlデータを作成する。
【0034】
次に、S410において、サーバ7からの通知データ100を保持しているか否かを判定する。保持していれば(S410:YES)、S415へ進み、通知データ100の中からIPアドレス102を読み出して、これをS405で作成したhtmlデータに追加する。更にS420において、URL103を読み出して前記htmlデータに追加すると共に、「このプリンタに負荷が集中しています〜のプリンタと交換することをお勧めします」などの決まり文句をあわせて追加する。そしてS425へ進み、htmlデータをアクセスのあった端末機5へ返信し、処理を終了する。その結果、端末機5の画面には例えば第16図に示すような、印刷装置Pの交換を勧めるアドバイス部Bを含んだWebぺ一ジが表示される。
【0035】
このように、第2の印刷/送信処理によれば、ユーザから所定の印刷装置Pのプリンタステータス要求があったときに、印刷装置Pを他の印刷装置Pと交換すべきであることをユーザに知らせることができる。
【0036】
一方、S410にて通知データ100を保持していないと判定すると(S410:NO)、S425へ直接移行して処理を終了する。この場合にはアドバイス部Bを含まない通常のwebページが表示される。
【0037】
次に、本実施の形態における第3の印刷/送信処理について第17図に示すフローチャートを参照して説明する。まず、S500にて、端末機5から印刷前のステータス要求があったか否かを判定する。ステータス要求がなければ(S500:NO)、要求があるまで待機する。一方、ステータス要求があれば(S500:YES)、S505へ進み、サーバ7からの通知データ100を保持しているか判定する。保持していなければ(S505:NO)、S520へ進み、保持していれば(S505:YES)、S510にて保持している通知データ100の中からIPアドレス102を読み出し、これをステータス情報に追加する。そして、S515にて、URL103を読み出してステータス情報へ追加し、S520へ移行して、ステータス要求のあった端末機5へステータス情報を返信する。続くS525では、端末機5から送信されてきた印刷データを受信して印刷を行い、処理を終了する。
【0038】
続いて、端末機5等で実行されるダイアログ表示処理について第18図のフローチャートを参照して説明する。このダイアログ表示処理は前記第3の印刷/送信処理と対になるものであり、ユーザが端末機5に印刷指令を入力すると開始される。
処理が開始されると、まず、S600にて印刷指令を受取り、S605にてステータス情報を印刷装置Pに要求する。すると、印刷装置Pは第17図のS520にてステータス情報を送信するので、端末機5はS610にて印刷装置Pからの当該ステータス情報を受信する。次に、S615において、受信したステータス情報にアドバイス情報が含まれているか判定する。本実施の形態におけるアドバイス情報とは、第15図のS510,S515の処理でステータス情報に追加されるIPアドレス102等をいう。含まれていれば(S615:YES)、S620において、IPアドレス102をステータス表示ダイアログに追加する。更にS625では、URL103への“詳細レポート”ボタンをステータス表示ダイアログに追加し、S630でステータス表示ダイアログをディスプレイ310に表示する。表示されたダイアログの一例を第19図に示す。ここでは、アドバイス表示部Cにアドバイス情報として印刷装置の配置交換を推奨する内容のメッセージが相手方印刷装置PのIPアドレスと共に表示されている。これによりユーザは、交換すべき内容等を知ることができる。
【0039】
一方、S615にてアドバイス情報が含まれていないと判定されると(S615:NO)、S630へ直接移行し、アドバイス情報を含まない通常のステータス表示ダイアログが表示される。
【0040】
その後、S635へ移行し、ユーザが“OK”ボタンを押すと(S635:YES)、S640で印刷データを印刷装置Pへ送信して処理を終了する。一方、ユーザが“キャンセル”ボタンを押すと(S635:NO)、印刷データを送信することなく処理を終了する。
【0041】
このように、第3の印刷/送信処理によれば、ユーザが印刷装置Pを用いて印刷を行おうとしたときに、当該印刷装置Pを交換すべき状態であることをユーザに知らせることができる。
【0042】
次に、本発明の実施の形態における第2の助言情報通知処理について説明する。第2の助言情報通知処理は、装置情報に基づき給紙トレイの交換または印刷装置Pの配置交換を助言するものであり、オプション設定画面(第5図)で“負荷を均一化する”のうち、“用紙供給頻度を均一化する”が選択されている場合にCPU15によって実行される処理である。前記第1の助言情報通知処理と同様、アドバイス設定画面(第4図)で管理者により設定されたアドバイスタイミングで開始される。以下、第20図のフローチャートを参照して説明する。
【0043】
処理が開始されると、まずS700にて各印刷装置Pに関する装置情報を外部記憶装置21から取得する。取得された装置情報の一例を第21(a)図に示す。ここでは、取得対象となる印刷装置Pが4台あったものとし(印刷装置数=4)、改めて符号1〜4を付している。この装置情報には指令情報と印刷情報が含まれ、第21(a)図に示すように、指令情報として1日あたりの印刷総数(枚/日)を、印刷情報として給紙トレイのトレイサイズとトレイタイプを取得する。トレイタイプとは給紙トレイの互換性の有無を示すもので、トレイタイプが同じ印刷装置P間では、互いに給紙トレイを入れ換えて使用できることを示している。
【0044】
次にS705にて、各印刷装置Pの負荷を算出する。負荷は1日あたりの印刷総数(枚/日)をトレイサイズで除して得られる。負荷が高いほど、ユーザに用紙の補充作業を頻繁に強いていることになる。そしてS710にてカウンタ値iを0にリセットし、S715でカウンタ値iを1増加させる。続くS720ではiが印刷装置数よりも大きいか否かを判定する。大きい場合は(S720:YES)、4台全ての印刷装置Pについて処理を終えたことになるので処理を終了する。ここではi=1、印刷装置数=4であるのでNoとなり(S720:NO)、S725へ進む。S725では、i番目の印刷装置P(印刷装置i)の負荷が負荷上限を超えていないか否かを判定する。本実施例における負荷上限とは、主に管理者が設定する値であり、印刷装置Pの負荷をどの値以下に抑えたいかを示すものであり、第22図に示す負荷上限入力画面から入力することができる。ここでは負荷上限を1.5とする。なお、この負荷上限入力画面はオプション設定画面(第5図)の“負荷上限設定”ボタンをクリックすることにより表示される。
【0045】
現在iは1であり、第21(a)図より印刷装置1の負荷は150/250=0.6であり、負荷上限1.5よりも小さいので、S725はNoとなり(S725:NO)、S715へ戻る。S715にてiが1増加されてi=2となり、S720でNoと判定され(S720:NO)、S725へ移行する。印刷装置2の負荷は200/100=2.0であるため、負荷上限1.5よりも大きく(S725:YES)、S730に移行する。
【0046】
S730ではカウンタ値j、交換装置番号m、および最大効果sの値を全て0にリセットする。交換装置番号mとは印刷装置iの交換相手となる印刷装置Pを示すポインタであり、最大効果sとは交換によって期待できる効果の度合(つまり、負荷をどれだけ下げられるか)を示す値である。そして、S735でカウンタ値jを1増加させ、S740でiがjに等しいか否かを判定する。等しければ(S740:YES)、S735へ戻り、等しくなければ(S740:NO)、S745へ進む。ここではi=2、j=1であり、iとjは等しくないので(S740:NO)、S745へ進む。S745では、jが印刷装置数より大きいか否かを判定し、大きくないと判定された場合は(S745:NO)、S750へ進み、大きいと判定された場合は(S745:YES)、S775へ進む。ここではj=1、印刷装置数=4であり、jは印刷装置数より大きくないので(S745:NO)、S750へ進む。S750では印刷装置iと印刷装置jを交換する前の交換前負荷を算出する。交換前負荷は、印刷装置iの負荷と印刷装置jの負荷を加算することにより得られる。次にS755にて交換後の負荷を算出する。これは、(印刷装置iの印刷総数÷印刷装置jのトレイサイズ)+(印刷装置jの印刷総数÷印刷装置iのトレイサイズ)で算出される。
【0047】
ここではi=2、j=1であるから、第21(a)図に示す例では、交換前負荷が0.6+2.0=2.6、交換後負荷が(150/100)+(200/250)=2.3である。続いてS760にて交換前負荷から交換後負荷を引くことにより「効果」を算出する。ここでは、交換前負荷が2.6、交換後負荷が2.3であるので、「効果」は2.6−2.3=0.3となる。次に、S765にてこの「効果」が最大効果sよりも大きいか否かを判定する。大きくない場合は(S765:NO)、S735へ戻る。一方、大きい場合は(S765:YES)、S770へ進む。ここでは、「効果」=0.3は最大効果s=0より大きいので、S770へ進み、交換装置番号mをj(ここでは1)とし、最大効果sをS760で算出した「効果」(ここでは0.3)にし、その後S735へ戻る。S735へ戻るとjが2になるのでS740の判定がYesとなり(S740:YES)、S735へ戻り、jが3となる。するとS740、S745(S740:NO、S745:NO)を経て、S750へ進む。このときi=2、j=3であるので、第21(a)図の例ではS750にて交換前負荷が2.67と算出され、S755にて交換後負荷が2.33と算定される。そして、S760では「効果」が0.33と算出され、これは最大効果s=0.30より大きいので(S765:YES)、S770に進み、交換装置番号m=j=3、最大効果s=0.33に設定される。
【0048】
再びS735へ戻ると、jが4となり、S740、S745(S740:NO、S745:NO)を経てS750へ進む。i=2、j=4であるので、第21(a)図の例では、S750にて交換前負荷が3.25と算出され、S755にて交換後負荷が3.50と算出される。よって、S760では「効果」が−0.25と算出される。これは最大効果s=0.33より大きくないので(S765:NO)、S735へ戻る。三たびS735へ戻ると、jが5となり、S745でYesと判定され(S745:YES)、S775へ進む。このように、S735〜S770の処理では、印刷装置iと交換すると最大の効果を得られる印刷装置Pの番号が交換装置番号mに代入される。
【0049】
S775では、交換装置番号m=0か否かを判定する。もし、交換装置番号m=0であれば(S775:YES)、一度もS770を実行していないことを意味し、これは印刷装置iをどの印刷装置Pを交換しても印刷装置iの負荷を下げることができないことを示している。その場合には、管理者に交換を助言することなくS715へ戻る。
【0050】
一方、交換装置番号mが0でない場合には(S775:NO)、S780に進み、印刷装置iのトレイタイプと印刷装置mのトレイタイプとが同じであるか否かを判定する。同じであれば(S780:YES)、トレイの交換だけで負荷を減少させることができるので、S785に進み、印刷装置iのトレイと印刷装置mのトレイとの交換を勧める助言を作成し、S795へ進む。ここでは、i=2、m=3であり、印刷装置2と印刷装置3のトレイタイプはそれぞれBとAであるので、トレイタイプが異なる。このようにトレイタイプが異なる場合には(S780:NO)、S790に進んで、印刷装置iと印刷装置mとの配置交換を勧める助言を作成し、S795へ進む。
【0051】
S795では、第7図のS160で行われたのと同じ通知処理(第8図)が行われ、これによりS785又はS790の処理で作成された助言の内容が送信若しくは表示される。その後、S799へ進んで助言に応じたトレイもしくは印刷装置Pの交換が行われたものとして各印刷装置Pの負荷を再計算し、S715へ戻る。
【0052】
以上の処理終了した結果を第21(b)図に示す。また、印刷装置1〜4における負荷の変化を表7に示す。
【0053】
【表7】
表7より、本処理実行後における印刷装置Pの負荷の合計が実行前の状態に比べて減少していることが分かる。このように、本実施の形態における第2の助言情報通知処理によれば、トレイ容量の多い印刷装置Pを用いて多く印刷させることができるので、特定の印刷装置Pへの負荷の偏りを是正して効率のよりネットワーク印刷システム1を構築することができる。また、トレイタイプが同じ印刷装置P間ではトレイのみを交換すれば良いため、印刷装置Pの移動に要する労力を軽減できる。
【0054】
次に、本実施の形態における第3の助言情報通知処理について説明する。第3の助言情報通知処理は、オプション設定画面(第5図)の“アドバイス基準設定”で“負荷を均一化する”のうち、“トナー交換頻度を均一化する”が選択されている場合に実行される処理である。印刷時に消費されるトナー量は印刷命令によって差があり、一般的にイメージを多く含むものでは多くのトナーが消費され、テキストのみであれば少ない消費ですむ。そこで、第3の助言情報通知処理は、印刷装置Pのトナー容量に基づき印刷装置Pの配置交換を助言するようにしている。なお、第3の助言情報通知処理は、前記第1及び第2の助言情報通知処理と同様、設定されたアドバイスタイミングで開始される。以下、第23図のフローチャートを参照して説明する。
【0055】
処理が開始されると、まずS800にて各印刷装置Pの装置情報を外部記憶装置21から取得する。この装置情報には、指令情報と印刷情報が含まれるが、ここでは指令情報として一日あたりのトナー使用量を、印刷情報として印刷装置Pのトナー容量を取得する。次に、S805にて、印刷装置P毎に負荷を算出する。負荷は、トナー使用量をトナー容量で割ることで得られる。この値が高いほどユーザにトナーの補給作業を頻繁に強いていることを意味する。ここで、S800にて取得された装置情報とS805にて算出された負荷の一例を表8に示す。
【0056】
【表8】
ここでは、取得対象となる印刷装置Pが4台あったものとし(印刷装置数=4)、改めて符号1〜4を付している。
【0057】
次にS810にてカウンタ値iを0にリセットする。その後、S815にてカウンタ値iを1増加させ、S820でカウンタ値iが印刷装置数より大きいか否か判定する。大きい場合は(S820:YES)、既に全ての印刷装置Pについて処理を終えたことを意味するので、処理を終了する。ここでは、印刷装置数=4であり、i=1であるのでNoとなり(S820:NO)、S825へ進む。S825でi番目の印刷装置P(印刷装置i)の負荷が負荷上限を超えているか判定する。負荷上限とは主に管理者が設定する値であり、印刷装置Pの負荷をどれだけ抑えたいかを示すものである。ここでは負荷上限を0.15とする。iは現在1であり、印刷装置1の負荷は0.12であり、これは負荷上限0.15より大きくないので(S825:NO)、S815へ戻る。
【0058】
S815へ戻るとi=2となり、S820はNoとなるため(S820:NO)、再びS825へ移行する。印刷装置2の負荷は0.20であり、負荷上限0.15より大きいのでYesとなり(S825:YES)、S830へ進む。
【0059】
S830ではカウンタ値j、交換装置番号m、及び最大効果sを全て0にリセットする。その後、S835でカウンタ値jを1増加させ、S840でiとjが同じであるか否か判定する。ここで、iとjが同じであれば(S840:YES)、印刷装置iと印刷装置jを交換することはできないため、S835へ戻る。現在、i=2、j=1なのでNoとなり(S840:NO)、S845へ進む。
【0060】
S845では、jが印刷装置数より大きいか否かを判定する。大きい場合は(S845:YES)、既に全ての印刷装置Pについて処理を終えたことになるので、S875へ進む。ここでは印刷装置数=4であり、j=1であるのでNoとなり(S845:NO)、S850で交換前負荷を算出する。この値は、印刷装置iの負荷と印刷装管jの負荷を足すことにより算出される。次にS855にて交換後負荷を算出する。この値は、(印刷装置1のトナー使用量÷印刷装置jのトナー容量)十(印刷装置jのトナー便用量÷印刷装置iのトナー容量)で算出される。例えば、i=2、j=1の場合は、交換前負荷が0.22であり、交換後負荷が0.14となる。
【0061】
次に、S860にて、交換前負荷から交換後負荷を引いて、印刷装置iと印刷装置jを交換した場合の効果を算出する。そしてS865にて、算出された効果が最大効果sより大きいか否かを判定する。効果の方が大きい場合は(S865:YES)、S870へ進み、そうでなければ(S865:NO)、S835へ戻る。S870では、最大効果sを効果に設定し、交換装置番号mの値をjにする。ここでは、i=2、j=1であり、効果は0.08であり、現在の最大効果sは0であるため、最大効果s=0より大きいので(S865:YES)、S870へ進み、交換装置番号m=1となり、最大効果s=0.08となる。その後、S835へ戻ってj=2となり、iも2であるので、S840でYesと判定され(S840:YES)、再びS835へ戻る。S835でj=3となり、S840、S845(S840、S845:NO)を経てS850へ進む。S850で交換前負荷が0.22、S855で交換後負荷が0.13と算出され、S860で効果が0.09と算出される。これは最大効果s=0.08より大きいので(S865:YES)、S870へ進み、交換装置番号m=3、最大効果s=0.09となる。再びS835へ戻ると、j=4となり、S840、S845(S840、S845:NO)を経て、S850へ進む。i=2、j=4であるので、交換前負荷は0.25(S850)、交換後負荷は0.165(S855)、効果は0.085(S860)と算出される。効果0.085は最大効果s=0.09より大きくないので(S865:NO)、S870を経ずにS835へ戻る。
【0062】
S835でj=5となり、S840(S840:NO)を経てS845へ進むと、j=5は印刷装置数=4より大きいためYesとなり(S845:YES)、S875へ移行する。
【0063】
このように、S835〜S870の処理を行うことにより、印刷装置iと交換すると最大の効果を得られる印刷装置Pの番号が交換装置番号mに設定されることになる。
そして、S875では、交換装置番号mが0か否かを判定する。交換装置番号m=0であれば(S875:YES)、一度もS870の処理が行われていないことを意味し、それは印刷装置iをどの印刷装置Pと交換しても効果がない(負荷を下げることができない)ことを示している。よって、この場合には、管理者に交換をアドバイスすることなくS815へ戻る。本例では交換装置番号m=3であるので(S875:NO)、S880へ進み、印刷装置iと印刷装置m(本例では印刷装置2と印刷装置3)の配置交換を勧める助言を作成する。S885で第7図のS160で実行されたのと同じ通知処理(第8図)を行うことにより、助言の内容を送信する。その後、S890にて、印刷装置iと印刷装置mのトナー使用量を入れ替えて印刷装置P毎の負荷を再計算し、S815へ戻る。
【0064】
なお、前記処理では、交換印刷装置Pの対が見つかる度にS885にて通知処理を実行しているが、全ての処理が終了した後に、まとめて通知するようにしてもよい。
前記助言内容に従って印刷装置2と印刷装置3の配置位置を交換した後の負荷を、表8に示す交換前の負荷と比較して表9に示す。
【0065】
【表9】
表9より、全体の負荷の合計が減少していることが分かる。これにより、トナー容量の少ない印刷装置Pでトナー消費量の多い印刷が頻繁に行われることによりユーザに対して頻繁にトナー補給を強要するといった弊害を回避することができる。
【0066】
次に、本発明の実施の形態における第4の助言情報通知処理について説明する。第4の助言情報通知処理は、複数の印刷装置Pをグルーピングすることにより、実用的な再配置案を作成するものである。つまり、前記第3の助言情報通知処理等を複数の部署間において適用すると、印刷装置Pの移動量や移動台数が多くなり過ぎる場合があるが、第4の助言情報通知処理によれば、このような問題を解消できる。
【0067】
第4の助言情報通知処理は、第4図に示すアドバイス設定画面の“アドバイス種別設定”で“グループ[ ]間で負荷を均一化する”が選択されている場合に実行される処理である。このとき管理者は、“グループ[1,2,3]間で負荷を均一化する”のように、処理の対象としたいグループ番号を入力する。この処理は、前述のように管理者により設定されたアドバイスタイミングで開始される。以下、第24図に示すフローチャートを参照して説明する。
【0068】
処理が開始されると、まずS900にて各グループGについてグループ情報を取得する。取得したグループ情報の一例を第25(a)図に示す。ここでは、取得対象となるグループGが4グループあったものとし(グループ数=4)、符号1〜4を付している。このグループ情報には指令情報と印刷情報が含まれ、第25(a)図に示すように、ここでは指令情報としてグループGの1日あたりの平均印刷総数(枚/日)を、印刷情報として各印刷装置Pの印刷速度(ppm)を取得する。なお、印刷総数とは、そのグループG内の印刷装置Pによる印刷枚数の合計をいう。
【0069】
次に、S905にて、グループ情報に基づき各グループGの負荷を算出する。負荷は、印刷総数をそのグループGの印刷装置Pの印刷速度の合計で除することにより算出される。負荷が高いほどグループG内の印刷装置Pには印刷ジョブが集中していることを示している。そしてS910にてカウンタ値iを0にリセットし、S915でカウンタ値iを1増加させる。S920でiがグループ数よりも大きいか否かを判定し、大きい場合は(S920:YES)、全てのグループGについて処理を終えたことになるので本処理を終了する。一方、大きくない場合には(S920:NO)、S925へ進む。ここではi=1、グループ数=4であるのでNoとなり(S920:NO)、S925へ進む。S925では、i番目のグループG(グループi)の印刷総数が負荷上限を超えているか否かを判定する。もし超えていれば(S925:YES)、S930へ移行し、超えていなければ(S925:NO)、S915へ戻る。負荷上限とは、主に管理者が設定する値であり、グループGの負荷をどの値以下に抑えたいかを示すものである。ここでは負荷上限が5と設定されているものとする。ここでは、i=1であり、第25(a)図の例では、グループ1の印刷総数は150枚/日、印刷速度の合計は32ppmであるので、負荷は150/32=4.69になる。これは負荷上限の値5より小さいので(S925:NO)、S915へ戻る。
【0070】
S915でi=2になると、S920は再びNoとなり(S920:NO)、S925へ進む。第25(a)図の例では、グループ2の印刷総数は300枚/日、印刷速度の合計は48ppmであるので、負荷は6.25になる。これは負荷上限を超えているので(S925:YES)、S930へ進む。S930では、グループi(グループ2)以外のグループGの中で、負荷がグループiより小さいもの検出し、それらを負荷の小さい順にソートする。第25(a)図の例では、グループ2の負荷は6.25であるので、負荷が6.25未満であるグループ1、3、4が検出され、これらを小さい順にソートするとグループ3、グループ4、グループ1となる。
【0071】
次にS935でカウンタ値jを0にリセットし、S940でカウンタ値jを1増加させる。S945では、jがソートしたグループGの数よりも大きいか否かを判定し、大きければ(S945:YES)、S915へ戻り、大きくなければ(S945:NO)、S950へ進む。ここではj=1、ソートしたグループGの数が3であるのでNoとなり(S945:NO)、S950へ進む。S950では、ソート順でj番目のグループG内にある印刷装置Pで最も速い印刷速度が、グループi内にある印刷装置Pで最も遅い印刷速度より速いかを判定し、速い場合は(S950:YES)、S955に進み、速くない場合は(S950:NO)、S940へ戻る。第25(a)図では、ソート順でj(1)番目のグループGはグループ3であり、グループ3の中で最も速い印刷速度は印刷装置8の18ppmである。また、グループi=2の中で最も遅い印刷速度は印刷装置4または印刷装置7の10ppmである。よって、ここでは、S950でYesとなり(S950:YES)、S955へ移行する。
【0072】
S955では、管理者に、ソート順でj番目のグループG内で最も印刷速度が速い印刷装置Pと、グループi内で最も印刷速度の遅い印刷装置Pとの配置交換を勧める通知を作成する。そしてS960へ移行し、第7図のS160で実行されるのと同一の通知処理(第8図)を実行する。そして、S965において、通知した内容に基づきソート順でj番目のグループGの印刷装置Pとグループiの印刷装置Pの配置を交換した場合における、これら2つのグループGの負荷を再計算し、S925へ戻る。ここではi=2、j=2であるので、グループ2とソート順で2番目のグループ3の負荷の再計算が行われ、それぞれの負荷は5.36と3.23になる。その結果、グループ2の負荷は下がったものの、まだ負荷上限よりは大きい(S925:YES)。よって、S930へ進み、S930〜S950のループを経て、S955にて印刷装置7と印刷装置9の交換を助言する通知が作成される。
【0073】
この通知結果に従い、更に印刷装置9と印刷装置7の交換が実施された結果を第25(b)図に示す。また、交換前と交換後のシステム1全体の負荷の合計を表10に示す。
【0074】
【表10】
表10より、負荷上限を越えていたグループ2の負荷が負荷上限未満に減少し、しかもシステム全体の負荷が減少しているのがわかる。このように、第4の助言情報通知処理によれば、印刷ジョブが集中しているグループGの負荷を上限値未満に減少させることができ、印刷ジョブの集中に起因する問題を回避することができる。
【0075】
なお、S945でYesとなるのは、グループiの負荷が負荷上限を超えているにも拘わらず、グループiの中で最も印刷速度の遅い印刷装置Pよりも印刷速度の速い印刷装置Pが、他のグループGの中に見つからず、交換相手がいないことを意味する。このような場合には、グループiの負荷を負荷上限未満にするにはグループiにどの程度の印刷速度をもつ印刷装置Pを追加すればよいかを検出し、負荷が低いグループGから順にこれに該当する印刷装置Pがないかを探し、見つかった場合には管理者または端末機5のユーザに、見つかった印刷装置Pをグループiへ移動させるよう助言しても良い。更に、該当する印刷装置Pが見つからない場合には、管理者または端末機5のユーザに対して、印刷装置Pの新設を助言するようにしても良い。この助言には、どの程度の印刷速度を持つ印刷装置Pを追加するのが適切かも提示するようにするとなお良い。
【0076】
また、負荷上限の逆に相当する負荷下限を設定し、S925でNoと判定された場合に、負荷が負荷下限を下回っていないかを判定するようにしてもよい。下回っている場合、そのグループG内で撤去しても負荷が負荷上限を超えない印刷装置Pを探し、これが見つかった場合には、管理者若しくは端末機5のユーザに対して、その印刷装置Pの撤去を勧める助言をするようにしてもよい。
【0077】
なお、上記第4の助言情報通知処理に代えて、次に説明する第5の助言情報通知処理を実行するようにしてもよい。この第5の助言情報通知処理について、第26図に示すフローチャートを参照して説明する。
【0078】
第26図において、処理が開始されると、まずS1000でグループG毎のグループ情報を外部記憶装置21から取得する。グループ情報には、指令情報としての印刷総数(枚/日)と、印刷情報としての各印刷装置Pの印刷速度(ppm)が含まれる。ここで、印刷総数(枚/日)とは、各グループに含まれる全ての印刷装置Pで印刷される一日あたりの印刷枚数の合計をいう。S1000で取得されるグループ情報の一例を第27(a)図に示す。本例では、取得対象となるグループGが4グループあったものとし(グループ数=4)、各グループGに符号1〜4を付している。
【0079】
次に、S1005にて、全グループGの印刷総数の合計を、全印刷装置Pの印刷速度の合計で割り、平均負荷を求める。第27(a)図の場合、平均負荷は3.71となる。そしてS1010にてカウンタ値iを0にリセットし、S1015でカウンタ値iを1増加させる。続くS1020ではiが繰り返し回数よりも大きいか否かを判定し、大きい場合は(S1020:YES)、S1025へ進み、大きくない場合は(S1020:NO)、S1030へ進む。繰り返し回数とは、S1030〜S1090の処理を何度繰り返すかを表す数であり、主に管理者が設定する値である。ここでは繰り返し回数が3と設定されているものとする。iは現在1であるので、Noと判定され(S1020:NO)、S1030へ進む。
【0080】
S1030では、各グループGの負荷を求める。これは、グループGの印刷総数を印刷速度の総和で除することにより求められる。そしてS1035にて、グループGを負荷の大きい順にソートする。第27(a)図の場合、グループ2、グループ1、グループ4、グループ3の順となる。続いてS1040でカウンタ値jを0にリセットし、S1045でカウンタ値jを1増加させる。S1050で、jがグループ数よりも大きいか否かを判定し、大きければ(S1050:YES)、S1065へ進み、大きくなければ(S1050:NO)、S1055へ進む。ここではj=1、グループ数=4であるのでNoとなり(S1050:NO)、S1055へ進む。S1055では、ソート順でj番目のグループGの負荷が平均負荷よりも大きいか否かを判定する。その結果、大きい場合は(S1055:YES)、S1060へ進み、大きくない場合は(S1055:NO)、S1045へ戻る。S1060では、削除処理を行い、その後、S1045へ戻る。
削除処理では、ソート順でj番目のグループGの負荷と平均負荷との差がなくなるまで印刷装置Pの削除を行う。なお、削除といっても、実際にネットワーク印刷システム1から印刷装置Pを削除する訳ではなく、本処理のデータ上、元々属していたグループGから仮想的に削除するのである。この処理の詳細については後述する。
【0081】
S1045〜S1060の処理を行うと、各グループGから削除された印刷装置Pがリストアップされる。第27(a)図では印刷装置8、11、12、15がリストアップされた。全グループGについてこれらの処理を行うと、S1050でYesと判定されて(S1050:YES)、S1065へ進む。S1065では、S1060で削除された印刷装置Pを印刷速度が速い順にソートする。ここでは、印刷装置8、12、11、15の順になる。
【0082】
次に、S1070にてカウンタ値jを0にリセットし、S1075でカウンタ値jを1増加させる。そしてS1080で、jがグループ数よりも大きいか否かを判定し、大きければ(S1080:YES)、S1090へ進む。一方、大きくなければ(S1080:NO)、S1085で追加処理を行い、S1075へ戻る。この追加処理では、ソート順でj番目のグループGの負荷と平均負荷との差がなくなるまで、S1060の削除処理で削除された印刷装置Pをj番目のグループGへ追加する。この処理の詳細については後述する。また、この「追加」は、S1060における「削除」と同様、実際に印刷装置Pを追加するのではなく、処理のデータ上、仮想的に追加するに過ぎない。
【0083】
前記S1075〜S1085の処理を繰り返し行うと、S1060の処理で削除された印刷装置Pの全部または一部が1又は複数のグループGに追加される。第27(a)図の例では、印刷装置8および印刷装置12がグループ2に、印刷装置15がグループ1に追加された。S1085で追加されずに残った印刷装置Pは、S1090で元のグループGに戻される。
その結果を第27(b)図に示す。また、表11に処理前と処理後における各グループGの負荷等を比較して示す。
【0084】
【表11】
表11より、各グループGの負荷が平均負荷に近づき、一部のグループGでの負荷の集中がなくなったのが分かる。
【0085】
そして、S1015〜S1090の処理を繰り返し回数(ここでは3回)行うと、S1020でYesとなり(S1020:YES)、S1025において、グループ移動の対象となった印刷装置Pに対してグループGを変更することを勧める通知を行い、処理を終了する。なおこの場合でも、第8図の通知処理と同様の方法により管理者に通知するようにしても良い。
【0086】
次に、S1060で行われる削除処理について第28図のフローチャートを参照して説明する。処理が開始されると、まずS1100にて、ソート順でj番目のグループG内の印刷装置Pを印刷速度が速い順にソートする。ここでj番目のグループG=グループ4とすると、第27(a)図の例では印刷装置14、13、15の順となる。次にS1110にてカウンタ値kを0にリセットし、S1120でkを1増加させる。続くS1130ではkが印刷装置数よりも大きいか否かを判定し、大きい場合は(S1130:YES)、処理を終了し、大きくない場合は(S1130:NO)、S1140へ進む。ここではk=1であり、ソート順でj番目のグループ4にある印刷装置数は3であるので、Noと判定されて(S1130:NO)、S1140へ進む。S1140では、印刷速度がk番目に速い印刷装置Pをソート順でj番目のグループGから削除した場合の負荷を算出する。第27(a)図の例では印刷装置14をグループ4から削除すると、印刷速度の総和は26となり、負荷は4.62となる。続くS1150では、S1140で算出された負荷が平均負荷より大きいか否かを判定し、大きければ(S1150:YES)、S1120へ戻る。一方、大きくなければ(S1150:NO)、S1160で、印刷速度がk番目に速い印刷装置Pをソート順でj番目のグループGから削除し、S1120へ戻る。第27(a)図の例では、削除後の負荷4.62は平均負荷3.71よりも大きいため(S1150:YES)、S1120へ戻る。
【0087】
以上、S1120〜S1160の処理を繰り返すことにより、グループGの負荷と平均負荷の差がなくなるまで印刷装置Pの削除が行われる。なお、以上の説明から分かるように、実際にはグループGの負荷が平均負荷と完全に同じになる訳ではなく、近い値になる。
【0088】
次に、S1085で行われる追加処理について第29図のフローチャートを参照して説明する。処理が開始されると、まずS1200にて削除された印刷装置Pを印刷速度が遅い順にソートする。第27(a)図の例では印刷装置8、11、12、15の順となる。次に、S1210にてカウンタ値kを0にリセットし、S1220でkを1増加させる。続くS1230ではkが削除された印刷装置数よりも大きいか否かを判定する。大きい場合は(S1230:YES)、処理を終了し、大きくない場合は(S1230:NO)、S1240へ進む。ここではk=1であり、削除された印刷装置数は4であるので、Noと判定され(S1230:NO)、S1240へ進む。S1240では、印刷速度がk番目に遅い印刷装置Pをソート順でj番目のグループGに追加した場合の当該グループGの負荷を算出する。例えば、第27(a)図の例で、印刷装置8をグループ2に追加すると、グループ2の印刷速度の総和は56となり、負荷は5.17と算出される。S1250で、S1240で算出した負荷が平均負荷より小さいか否かを判定し、小さければ(S1250:YES)、S1220へ戻る。一方、小さくなければ(S1250:NO)、S1260で、印刷速度がk番目に遅い印刷装置Pをソート順でj番目のグループGに追加し、S1220へ戻る。第27(a)図の例では、S1240で算出した負荷5.17は平均負荷3.71よりも大きいため(S1250:YES)、S1220へ戻る。
【0089】
以上、S1220〜S1260の処理を繰り返すことにより、グループGの負荷と平均負荷との差がなくなるまで印刷装置Pの追加が行われる。なお、第28図の処理と同様、実際にはこの処理の結果、グループGの負荷が平均負荷と完全に同じになる訳ではなく、近い値になる。
【0090】
以上のように、第5の助言情報通知処理を行うことにより、グループG間での印刷装置Pの交換を助言する助言情報を得ることができる。
次に、本実施の形態における第6の助言情報通知処理について説明する。第6の助言情報通知処理は、オプション設定画面(第5図)のアドバイス基準設定で“負荷を均一化する”が選択されているときに実行される処理であり、サーバ7が端末機5からの印刷指令を受信すると開始される。つまり、端末機5から特定の印刷装置Pへ印刷指令が出力されると、当該印刷指令は一旦サーバ7へ送られる。そしてサーバ7は当該印刷指令を指定された印刷装置Pへ転送すると共に、CPU15により第6の助言情報通知処理を開始する。この助言情報通知処理は、装置情報に基づき印刷指令の出力先を他の印刷装置Pへ変更するように助言する処理である。
【0091】
以下、第6の助言情報通知処理について第30図のフローチャートを参照して説明する。まず、ステップS1300にて外部記憶装置21から各印刷装置Pに関する装置情報を取得する。取得した装置情報の一例を第32(a)図に示す。ここでは、取得対象となる印刷装置Pが4台あったものとし(印刷装置数=4)、各印刷装置Pに1〜4の符号を付している。この装置情報には印刷情報と指令情報が含まれ、第32(a)図に示すように、ここでは印刷情報として印刷装置Pの印刷速度、解像度、トレイ容量、エンジンタイプ、色数を、指令情報として一時間あたりの印刷総数(枚/時)と各ユーザによる一時間あたりの印刷枚数(枚/時)を取得する。
【0092】
次にS1302にて、裏紙優先機能がONされているか否かを判定する。裏紙優先機能のON/OFFは、オプション設定画面(第5図)の優先設定で“裏紙の入っているプリンタを優先”がチェックされているか否かを基準に判断される。
【0093】
本例では、裏紙優先機能がONされているものとする。この場合にはS1302でYesと判定され(S1302:YES)、S1306にてカウント処理を実行する。このカウント処理について第31図に示すフローチャートを参照して説明する。まず、処理が開始されると、S1350にてカウンタ値a及びカウンタ値uを0にリセットする。S1352にてカウンタ値aを1増加させ、S1354でカウンタ値aが印刷装置数より大きいか否かを判定する。もしカウンタ値aが印刷装置数より大きくなければ(S1354:NO)、S1356でa番目の印刷装置aに裏紙が入っているか否かを判定する。入っていれば(S1356:YES)、1358でカウンタ値uを1増加させてS1352へ戻る。一方、印刷装置aに裏紙が入っていなければ(S1356:NO)、そのままS1352へ戻る。
【0094】
そして、カウンタ値aが印刷装置数より大きくなると、S1354でYesと判定され(S1354:YES)、S1360へ進み、カウンタ値uが印刷装置数を2で割った数よりも大きいか否かを判定する。カウンタ値uの方が大きければ(S1360:YES)、そのまま処理を終了する。一方、カウンタ値uの方が大きくなければ(S1360:NO)、S1362でカウンタ値uを0にリセットして処理を終了する。
【0095】
つまり、裏紙を有する印刷装置Pが半数より多ければカウンタ値uが0以外の状態で処理が終了し、裏紙を有する印刷装置Pが半数以下であればカウンタ値uが0の状態で処理が終了することになる。本例では第32(a)図に示すように、印刷装置数が4であり、そのうち裏紙有りの印刷装置Pは2台であるので、カウンタ値uはS1362で0に設定されて処理が終了する。
【0096】
前記カウンタ処理が終了すると、第30図のS1308へ移行する。一方、S1302でNoと判定されれば(S1302:NO)、S1304でカウンタ値uを0に設定してS1308へ移行する。
【0097】
S1308ではカウンタ値iを0にリセットし、S1310でカウンタ値iを1増加させる。S1312でカウンタ値iが印刷装置数よりも大きいか否かを判定する。大きい場合は(S1312:YES)、全ての印刷装置Pについて処理を終えたことになるので処理を終了する。ここではカウンタ値iが1、印刷装置数が4であるのでNoとなり(S1312:NO)、S1314でi番目の印刷装置P(印刷装置i)の印刷総数が負荷上限を超えていないか否かを判定する。負荷上限は、主に管理者により設定される値であり、印刷装置Pの負荷をどの値以下に抑えたいかを示すものである。ここでは負荷上限が100枚/時と設定されているものとする。
【0098】
現在、カウンタ値i=1であり、第32(a)図より印刷装置1の印刷総数は60枚/時である。これは負荷上限の値100枚/時より小さいので(S1314:NO)、S1310へ戻る。
【0099】
再びS1310でカウンタ値iが1増加され、カウンタ値i=2となる。S1312は再びNoとなり、S1314において印刷装置2の負荷と負荷上限とを比較する。第32(a)図より、印刷装置2の印刷総数は110枚/時であり、負荷上限を超えているのでYesと判定され(S1314:YES)、S1316へ進み、印刷装置i以外の印刷装置Pの中で、印刷総数が印刷装置iより小さいものを探し、それらを印刷総数の小さい順にソートする。第32(a)図に示す例では、印刷装置2以外の印刷装置Pの印刷総数は、全て印刷装置2の印刷総数よりも小さい。よって、これらを小さい順にソートすると印刷装置4、印刷装置3、印刷装置1となる。なお、ここでは3つの印刷装置Pがソートされているため、ソート装置数=3となる。
【0100】
次にS1318でカウンタ値jを0にリセットし、S1320でカウンタ値jを1増加させる。S1322にてカウンタ値uが0か否かを判定する。0でなければ(S1322:NO)、S1324へ移行して、ソート順でj番目の印刷装置Pに裏紙が入っているか否かを判定する。入っていなければ(S1324:NO)、S1320へ戻り、入っていれば(S1324:YES)、S1326へ移行する。本例では、S1304でカウンタ値uが0に設定されているので、S1322でYesと判定され(S1322:YES)、S1324を経ずに直接S1326へ移行する。
【0101】
つまり、裏紙優先機能がONされている場合であっても、裏紙を有する印刷装置Pが半数未満の場合にはS1324の処理を行わずに処理を進める。これは、裏紙を有する印刷装置Pが少ない場合に裏紙優先機能を働かせると、裏紙を有する印刷装置Pへ印刷ジョブが集中してしまうことが考えられるためである。
【0102】
S1326では、設置場所が指定されているか否かを判定する。この設置場所は、オプション設定画面(第5図)の優先設定で、“設置場所が[ ]であるプリンタを優先”をチェックして、所望の設置場所を入力することにより設定できる。その結果、設置場所が指定されていると判定されると(S1326:YES)、S1328へ移行し、ソート順でj番目の印刷装置Pの設置場所が設定された設置場所であるか否かを判定する。そうであれば(S1328:YES)、S1330へ移行し、そうでなければ(S1328:NO)、S1320へ戻る。
【0103】
本例では、設置場所は設定されていないものとする。この場合にはS1326でNoと判定され(S1326:NO)、S1330へ移行し、カウンタ値jがソートした印刷装置Pの数、つまりソート装置数より大きいか否かを判定する。もし大きければ(S1330:YES)、S1310へ戻り、大きくなければ(S1330:NO)、S1332へ移行する。S1332では、交換可能誤差が設定されているか否かを判定する。交換可能誤差は、管理者がオプション設定画面(第5図)を用いて選択的に設定でき、交換対象となる印刷装置P間の性能誤差をどの程度に抑えたいかを示すものである。本例では、印刷装置Pの性能として、印刷速度、解像度、用紙トレイ容量、エンジンタイプ、及び色数について設定することができる。
【0104】
もし、S1332にて交換誤差が設定されていると判定されると(S1332:YES)、S1334において、ソート順でj番目の印刷装置Pの性能と印刷装置iの性能の差が設定値以下か否かを判定する。もし、設定値以下であれば(S1334:YES)、S1336へ移行し、もし設定値以下でなければ(S1334:NO)、S1320へ戻る。一方、S1332でNoと判定されると(S1332:NO)、S1334の処理をスキップしてS1336へ移行する。本例では、印刷速度誤差が2ppmと設定されているものとする。ここではi=2、j=1であるので、ソート順で1番目の印刷装置4の印刷速度10ppmと印刷装置2の印刷速度15ppmの差は5ppmであるから、設定誤差2ppmを超えており、S1334でNoと判定され(S1334:NO)、S1320へ戻る。
【0105】
そして、S1320でjが2になると、S1332、S1326、1330、1332(S1332:YES、S1326、S1330:NO、S1332:YES)を経て、S1334へ移行する。ソート順で2番目の印刷装置3の印刷速度14ppmと印刷装置2の印刷速度15ppmの速度差1ppmは設定誤差2ppmより小さいので(S1334:YES)、S1336へ進む。
【0106】
S1336では、印刷装置iで最も多く印刷しているユーザを“通知先ユーザ”に設定する。第32(a)図によれば、印刷装置i=2ではDさん、Eさん、Fさん、Gさんが印刷をしており、この内、印刷装置2で最も多く印刷しているのはDさんであるから、“通知先ユーザ”にDさんを設定する。
【0107】
次に、S1338において、通知先ユーザに対し、印刷先を印刷装置iからソート順でj番目の印刷装置Pへ変更するよう助言する通知をする。ここでは、Dさんに対し、印刷先を印刷装置2からソート順で2番目の印刷装置3へ変更するよう通知がされる。通知の方法としては、サーバ7からDさんに電子メールを送信したり、Dさんが使用中の端末機5のディスプレイ310にメッセージを表示したりすることが挙げられる。或いは、何れかの印刷装置Pで印刷出力してもよい。また、前記ユーザへの通知に加えて、管理者へ通知しても良い。こうして通知が行われると、S1310へ戻り、3番目の印刷装置3、4番目の印刷装置4についても同様の処理が行われる。
【0108】
以上の処理を4台の印刷装置Pについて行い、通知を受けたユーザが助言に従って出力先を変更した結果を第32(b)図に示す。第32(b)図に示すように、一部の印刷装置P(本例では印刷装置2)への印刷の集中が緩和されている。このように、本処理によれば、印刷ジョブを分散することができるので、ユーザの待ち時間が軽減され、一部の印刷装置Pへの過度の負担が低減される。
【0109】
また、本処理はユーザが印刷指令を出力すると開始され、作成された助言情報は自動的にユーザへ通知されるため、ユーザは積極的に助言情報を得ようとしなくても助言情報の内容を知ることができる。
【0110】
次に、本実施の形態における第7の助言情報通知処理について説明する。第7の助言情報通知処理は、オプション設定画面(第5図)のアドバイス基準設定で“コストを低減する”が選択されているときに実行される処理であり、サーバ7が端末機5からの印刷指令を受信すると開始される。つまり、端末機5から特定の印刷装置Pへ印刷指令が出力されると、当該印刷指令は一旦サーバ7へ送られる。そしてサーバ7は当該印刷指令を指定された印刷装置Pへ転送すると共に、CPU15により第7の助言情報通知処理を開始するのである。この助言情報通知処理は、装置情報に基づき出力先印刷装置Pの変更をユーザに助言するものである。
【0111】
以下、第7の助言情報通知処理について第33図のフローチャートを参照して説明する。処理が開始されると、まずS1400にて外部記憶装置21から各印刷装置Pに関する装置情報を取得する。その結果得られる装置情報の一例を第34図に示す。装置情報には印刷情報と指令情報が含まれ、ここでは、第34図に示すように、印刷情報として少なくとも印刷にかかるコスト(円/枚)を取得し、指令情報として1時間あたりの印刷総数(枚/時)及び各ユーザによる印刷枚数(枚/時)を取得する。本例では取得対象となる印刷装置Pが4台あったものとし(印刷装置数=4)、各印刷装置Pに符号1〜4を付している。
【0112】
次に、S1405にてカウンタ値iを0にリセットし、S1410にてカウンタ値iを1増加させる。そして、S1415にてカウンタ値iが印刷装置数よりも大きいか否かを判定する。大きければ(S1415:YES)、処理を終了する。一方、大きくなければ(S1415:NO)、S1420へ移行し、印刷装置i以外でコストが印刷装置iより小さい印刷装置Pを、コストが小さい順にソートする。その後、S1425にてカウンタ値jを0にリセットし、S1430でカウンタ値jを1増加させる。S1435においてカウンタ値jがソートした印刷装置Pの数よりも大きいか否かを判定し、大きければ(S1435:YES)、S1410へ戻り、大きくなければ(S1435:NO)、S1440へ移行する。
【0113】
S1440では、ソート順でj番目の印刷装置Pの印刷総数が、印刷装置iの印刷総数よりも小さいか否かを判定する。もし小さければ(S1440:YES)、S1445にて通知先ユーザを印刷装置iで最も多く印刷しているユーザに設定する。S1450にて、通知先ユーザに対して印刷先を印刷装置iからソート順でj番目の印刷装置Pに変更するように勧める通知を送信し、S1410へ戻る。一方、S1440でNoと判定された場合には(S1440:NO)、S1430へ戻る。
【0114】
このように、第7の助言情報通知処理では、各印刷装置Pのコスト情報を取得して比較し、コストの高い印刷装置Pの印刷総数の方が多い場合には、ユーザに対してコストの安い印刷装置Pへの出力変更を助言するので、コストの低い印刷装置Pをなるべく多く使用して印刷させることができ、ネットワーク印刷システム1全体のコストを下げることができる。なお、ユーザへ通知するのに加えて管理者に通知するようにしてもよい。また、出力先の変更に代えて、印刷装置iとソート順でj番目の印刷装置Pの配置交換を助言してもよい。また、助言の方法としては電子メールを送信したり、ユーザが使用中の印刷装置Pのディスプレイ310にメッセージを表示させることが挙げられる。あるいは、いずれかの印刷装置Pで印刷出力してもよい。
【0115】
次に、本実施の形態における第8の助言情報通知処理について説明する。第8の助言情報通知処理は、オプション設定画面(第5図)の“アドバイス基準設定”で“使用位置を是正する”が選択されているときに実行される処理であり、使い勝手の悪い印刷装置配置を是正するものである。例えば、カラー印刷対応の印刷装置Pがカラー印刷を頻繁に行うユーザから遠く離れて配置されている場合等、ユーザが特定の印刷装置Pを使用しなければならないにも関わらず当該印刷装置Pがユーザから離れている場合がある。第8の助言情報通知処理では、このような使い勝手の悪い配置を自動的に検出し、印刷装置Pの配置変更を助言するものである。
【0116】
具体的には、サーバ7の外部記憶装置21に記憶された、各印刷装置P及び各端末機5の位置情報と、各端末機5から出力された印刷指令の出力先や印刷枚数等に関する情報を基に、各端末機5が何れの印刷装置Pを頻繁に使用しているかを検出する。そして、端末機5とその端末機5によって最も頻繁に使用されている印刷装置Pとの距離を検出し、位置が所定距離以上に離れている場合には、その旨を管理者に通知すると共に、当該印刷装置Pをその端末機5付近へ移動するよう助言する。通知は、前述した通知処理(第8図)と同様の方法で行うことができる。なお、この場合には「プリンタ配置の改善が必要です。〜のプリンタと交換することをお勧めします」などの決まり文句を使用すれば良い。
【0117】
次に、前記助言情報通知処理の変形例について説明する。ここでは、指定された例外期間に出力された印刷指令を無視して各助言情報通知処理を行う。
例えば、毎月の締めの時期等には短期間に大量の印刷を行うことがあり、定期的に普段とは異なる特殊な印刷の仕方をする場合がある。しかしながら、このような時期に出力された印刷指令をも考慮して前記助言情報通知処理を行ってしまうと、ログ情報に偏りが生じてしまい、通常の印刷態様に対応することができない。本実施の形態における助言情報通知処理によれば、このようなログ情報の偏りを考慮して通常の印刷態様に応じた助言を行うことができる。
【0118】
管理者はまず、第35図に示すような例外期間設定画面で所望の例外期間を指定する。例外期間は複数設定することができ、例えば第36図に示す例では2つの例外期間が設定されている。なお、この例外期間設定画面は、アドバイス設定画面(第4図)に“例外期間設定”ボタンを設け、これをクリックすることにより表示させるようにすればよい。また、第36図に示すような例外期間リストを表示させれば、管理者は設定された例外期間を簡単に確認することができる。
【0119】
ここで、前記第6の助言情報通知処理を例に、第37図に示すフローチャートを参照して説明する。第37図に示す本助言情報通知処理は、前記第5の助言情報通知処理とほぼ同一であるが、S1300にて装置情報を取得した後、S1301にて、取得した印刷総数、印刷枚数のうち、例外期間内に発行された印刷指令に関するものを削除している。このように、特定の例外期間に該当する情報を削除することにより、ログの偏りを解消して正確な助言情報を通知することができる。
【0120】
なお、前記第6の助言情報通知処理を例に説明したが、他の第1〜5及び第7〜8の助言情報通知処理についても同様に変形することができる。
このように、本実施の形態によれば、ネットワーク印刷システムの管理者または端末装置のユーザは、作成された助言情報に基づき、印刷指令の出力先印刷装置の変更や、印刷装置の配置交換、印刷装置の新設、印刷装置の撤去などを行えばよいため、管理者及びユーザの負担を軽減することができる。また、作成された助言情報に従った印刷装置の配置交換等により、効率的なネットワーク印刷システムを構築できる。
【0121】
本実施の形態によれば、助言情報の作成基準(例えば負荷やコスト)を管理者が選択でき、管理者が設定したタイミングで選択した基準に即した助言が作成されるので、管理者は所望する助言を所望するタイミングで取得することができる。また、定期的に助言情報を作成させれば、定期的な負荷状況等を反映した助言情報を取得できる。
【0122】
以上、本実施の形態について詳述したが、本発明の範囲で種々の変更が可能なことは言うまでもない。従って、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲の記載により解釈されるべきものである。
【0123】
例えば、前記実施の形態では、装置情報やグループ情報に含まれる印刷情報及び指令情報をサーバ7の外部記憶装置21から取得したが、これらを各印刷装置Pの記憶装置300から取得するようにしても良い。
【0124】
また、何れの実施例においても作成された助言情報を自動的に通知するように構成したが、助言情報の送信を指示されてから送信するようにしても良いし、助言情報を作成するのみにしても良い。助言情報を作成するのみにした場合は、外部記憶装置21に助言の内容を記したファイルを作成しておけばよい。管理者などが助言の内容を知りたいときは、助言が格納されたファイルを、前述した処理を実現するプログラム以外のプログラム(エディタ、ブラウザなど)で閲覧したり、情報処理装置にOSがインストールされている場合には、そのOSが通常備えているファイル閲覧機能を用いて閲覧したりすれば良い。
【0125】
前記第5の助言情報通知処理以外の助言情報通知処理では、ループの都度、助言情報を作成して通知するようにしていたが、各処理を終了する直前にまとめて通知するようにしてもよい。
【0126】
前記第6及び7の助言情報通知処理は、使用者からの印刷指令があったときに実行するように構成したが、これらの処理を他の助言情報通知処理と同様に管理者の設定したタイミングで実行させるようにしてもよい。また、何れの助言情報通知処理も、印刷装置の数に変更があったときに自動的に実行するように構成してもよい。印刷装置の数が変化すれば各印刷装置の指令情報が変化する可能性が高いので、このようなタイミングで助言情報を作成すれば、ネットワーク構成の変化に即した助言情報を得ることができる。
【0127】
前記実施の形態では、オプション設定画面(第5図)の交換可能誤差設定で設定された内容は、前記第7の助言情報通知処理においてのみ考慮される構成としたが、これらの設定内容を他の助言情報通知処理でも考慮するようにしてもよい。
【0128】
更に、前記実施の形態では、ネットワーク印刷システム1に含まれる全ての印刷装置Pを対象に第1乃至3及び第6、第7の助言情報通知処理を行ったが、特定のグループ内の印刷装置Pのみを対象にしても良い。この場合には、第4図に示すアドバイス設定画面の“アドバイス種別設定”に“グループ[ ]内のプリンタを対象とする”という項目を設け、所望のグループ番号を指定すればよい。なお、新規グループの設定や、既存のグループ内の印刷装置Pの増減は、管理者が自由に行うことができる。
【0129】
前記変形例では例外期間を設定したが、これとは逆に特定の期間内(例えば1日或いは1週間)に発生した印刷指令にのみ基づいた助言情報を作成できるような構成にすることもできる。
【0130】
本実施の形態における情報処理装置は実在するネットワーク印刷システムだけでなく、まだ存在しないネットワーク印刷システムにも応用できる。例えば、ネットワーク印刷システムで想定している印刷装置数や、端末装置数、ネットワークの形状、印刷情報、指令情報などを情報処理装置に入力することにより得られた助言情報を参考にして、将来構築する予定のネットワーク印刷システムにおける印刷装置の配置を決定することができる。産業上の利用可能性
本発明による情報処理装置、ネットワーク印刷システムおよびプログラムは、広く企業内等で利用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用したネットワーク印刷システムの概略を示す説明図である。
第2図は、第1図に示すネットワーク印刷システムのサーバ及び印刷装置の概要を示すブロック図である。
第3図は、サーバの外部記憶装置に記憶されている印刷装置固有情報データベースを示す図である。
第4図は、サーバのモニタに表示されるアドバイス設定画面を示す図である。
第5図は、サーバのモニタに表示されるオプション設定画面を示す図である。
第6図は、サーバのモニタに表示される通知設定画面を示す図である。
第7図は、サーバにて実行される第1の助言情報通知処理のフローチャートである。
第8図は、通知処理のフローチャートである。
第9図は、サーバから送信される通知データを示す図である。
第10図は、サーバのモニタに表示される印刷装置配位置交換推奨通知画面を示す図である。
第11図は、第10図に示す詳細ボタンを押すと表示される詳細画面を示す図である。
第12図は、E−mail又はファクシミリで送信される印刷装置配位置交換推奨通知書の一例を示す図である。
第13図は、印刷装置にて実行されるテスト印字処理のフローチャートである。
第14図は、テスト印字処理により印刷されたプリンタテストページの一例を示す図である。
第15図は、印刷装置にて実行されるhtmlデータ送信処理のフローチャートである。
第16図は、端末機のブラウザに表示される印刷装置のステータスページを示す図である。
第17図は、印刷装置にて実行される印刷処理のフローチャートである。
第18図は、端末機により実行される印刷装置ステータス情報表示処理のフローチャートである。
第19図は、印刷装置ステータス情報表示処理により表示される印刷装置アドバイス表示を含んだダイアログを示す図である。
第20図は、サーバにて実行される第2の助言情報通知処理のフローチャートである。
第21(a)図は、第20図のS700で取得される装置情報の一例を示す図である。
第21(b)図は、第2の助言情報通知処理後における印刷装置の状況を示す図である。
第22図は、サーバのモニタに表示される負荷上限入力画面を示す図である。
第23図は、サーバにて実行される第3の助言情報通知処理のフローチャートである。
第24図は、サーバにて実行される第4の助言情報通知処理のフローチャートである。
第25(a)図は、第24図のS900にて取得される装置情報の一例を示す図である。
第25(b)図は、第4の助言情報通知処理後における印刷装置の状況を示す図である。
第26図は、サーバにて実行される第5の助言情報通知処理のフローチャートである。
第27(a)図は、第26図のS1000にて取得される装置情報の一例を示す図である。
第27(b)図は、第5の助言情報通知処理後における印刷装置の状況を示す図である。
第28図は、第26図のS1060で実行される削除処理のフローチャートである。
第29図は、第26図のS1085で実行される追加処理のフローチャートである。
第30図は、サーバにて実行される第6の助言情報通知処理のフローチャートである。
第31図は、第30図のS1306で実行されるカウント処理のフローチャートである。
第32(a)図は、第30図のS1300にて取得される装置情報の一例を示す図である。
第32(b)図は、第6の助言情報通知処理後における印刷装置の状況を示す図である。
第33図は、サーバにて実行される第7の助言情報通知処理のフローチャートである。
第34図は、第33図のS1400にて取得される装置情報の一例を示す図である。
第35図は、例外期間設定画面を示す図である。
第36図は、第25図の例外設定画面で設定された例外期間を示す例外期間リストを示す図である。
第37図は、第30図に示す第6の助言情報通知処理の変形例を示すフローチャートである。
Claims (17)
- ネットワーク(9)を介して複数の印刷装置(P)及び少なくとも1台の端末装置(5)に接続された情報処理装置(7)であって、
前記印刷装置(P)に関する印刷情報、及び前記印刷装置(P)に対して前記端末装置(5)から出力された印刷指令に関する指令情報に基づき、印刷装置(P)の配置を変更するよう助言する助言情報を作成する助言情報作成手段を備えることを特徴とする情報処理装置(7)。 - 請求項1記載の情報処理装置(7)であって、助言作成基準を選択する基準選択手段を更に備え、前記助言情報作成手段は、選択された助言作成基準に基づいて助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項2記載の情報処理装置(7)であって、助言作成基準には、印刷装置(P)の負荷に関する第1の基準と印刷装置(P)のコストに関する第2の基準のうち、少なくともいずれか一方が含まれることを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項3記載の情報処理装置(7)であって、前記助言情報作成手段は、前記第1の基準が選択されているときに印刷情報及び指令情報に基づき前記印刷装置(P)にかかる負荷を算出する負荷算出手段と、該負荷算出手段により算出された負荷を前記複数の印刷装置(P)のうちの少なくとも1つの印刷装置(P)で軽減させるための助言情報を作成する情報作成手段とを備えることを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、前記助言情報作成手段により作成される助言情報は、特定の印刷装置(P)と他の印刷装置との配置を交換するよう助言するものであることを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項4記載の情報処理装置(7)であって、前記指令情報には各印刷装置(P)における単位時間あたりの印刷枚数が含まれ、前記負荷算出手段は、該単位時間あたりの印刷枚数を基に負荷を算出することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項6記載の情報処理装置(7)であって、前記印刷情報には各印刷装置(P)の印刷速度が含まれ、前記負荷算出手段は、該印刷速度を基に負荷を算出することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項6又は7記載の情報処理装置(7)であって、前記助言情報作成手段は、負荷上限値を設定する上限値設定手段と、設定された負荷上限値と算出された負荷とを比較する比較手段とを更に備え、前記情報作成手段は、算出された負荷が該負荷上限値を越えている場合に助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項6乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、
前記印刷情報には各印刷装置(P)の給紙トレイのトレイサイズが含まれ、
前記負荷算出手段は、前記単位時間あたりの印刷枚数に対するトレイサイズの割合を前記各印刷装置(P)の負荷として算出することを特徴とする情報処理装置(7)。 - 請求項9記載の情報処理装置(7)であって、前記負荷算出手段は、第1の給紙トレイが装着された第1の印刷装置(P)に掛かる負荷と第2の給紙トレイが装着された第2の印刷装置(P)に掛かる負荷との合計を交換前負荷として算出する交換前負荷算出手段と 、第2の給紙トレイが装着された第1の印刷装置(P)に掛かる負荷と第1の給紙トレイが装着された第2の印刷装置(P)に掛かる負荷との合計を交換後負荷として算出する交換後負荷算出手段とを備え、前記情報作成手段は、交換後負荷が交換前負荷よりも小さいときに、給紙トレイの交換を助言する助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項10記載の情報処理装置(7)であって、前記情報作成手段は、第1の給紙トレイのタイプと第2の給紙トレイのタイプが同じ場合に、第1の給紙トレイと第2の給紙トレイの交換を助言する助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項10又は11記載の情報処理装置(7)であって、前記情報作成手段は、第1の給紙トレイのタイプと第2の給紙トレイのタイプが異なる場合には、第1の印刷装置(P)と第2の印刷装置(P)の配置交換を助言する助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項10乃至12の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、前記助言情報作成手段は、交換前負荷から交換後負荷を引いて効果を算出する効果算出手段を更に備え、前記情報作成手段は、算出された効果が最大となるように交換を助言する助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、前記指令情報には各印刷装置(P)における単位時間あたりのトナー使用量が含まれ、前記印刷情報には各印刷装置(P)のトナー容量が含まれることを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項1乃至14の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、通知先を設定する通知先設定手段と、設定された通知先に前記助言情報を通知する通知手段とを更に備えることを特徴とする情報処理装置(7)。
- 請求項1乃至15の何れか1項に記載の情報処理装置(7)であって、例外期間を設定する例外期間設定手段を更に備え、前記助言情報作成手段は、設定された例外期間に出力された印刷指令に関する指令情報を無視して助言情報を作成することを特徴とする情報処理装置(7)。
- 印刷装置(P)に関する印刷情報を取得する機能と、
印刷装置(P)に対して端末装置(5)から出力された印刷指令に関する指令情報を取得する機能と、
該印刷情報と該指令情報に基づき、印刷装置(P)の配置を変更するよう助言する助言情報を作成する助言情報作成機能と、
を、情報処理装置(7)に実現させるためのプログラム。
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