JP3932168B2 - 塗装マスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用灯具構成部品であるレンズやランプボディといった成形品であるワークを治具台上の受け治具に載置して、ワークをマスクで覆った形態に保持し、ワークの所望部分に塗装処理を施す塗装マスク装置に係わり、特にワーク載置面が治具台に対し大きく傾斜した受け治具を備えた塗装マスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の塗装マスク装置としては、図11(a),(b)に示されるように、被塗装品載置用の受け治具3が、基台1に設けられた治具台2で支持されるとともに、被塗装品であるワーク7に対応する形状のマスク本体6を一体化したマスク支持枠5が基台1に対し上下方向揺動可能に設けられて、マスク本体6が受け治具3(ワーク7)を覆う形態(図11(a)実線参照)と、受け治具3(ワーク7)の上方を開放する形態(図11(a)仮想線参照)をとる構造となっている。
【0003】
符号4は、治具台2を昇降動作させるリンク機構、符号4aは、リンク機構4を昇降動作させるための操作レバーで、受け治具3を上方のマスク本体6に対し上昇させることで、ワーク7の塗装予定領域以外の部分がマスク本体6で覆われた形態となる。符号8は、マスク支持枠5の揺動側のフレーム5aに軸支された操作ハンドルで、この操作ハンドル8には、操作レバー4と係合する水平ロッド部8aが設けられている。そして、マスク支持枠5を閉じて、図11(a),(b)白抜き矢印に示すように、操作ハンドル8を押し下げて水平ロッド部8aで操作レバー4を揺動させ、リンク機構4を起立させて、ワーク7をマスク本体6で覆われた形態とするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図11に示すように、受け治具3のワーク載置面3aが水平に対しほぼ平行に設けられている場合は問題とならないが、受け治具3の上面にワーク載置用の穴を形成するには受け治具3の底面3bを基準面としてワークの抜き方向が垂直となるように穴加工を施すため、図12に示すように、ランプボディの前面開口部がランプボディの奥行き方向に対し大きく傾斜する形状のワーク7Aに対応する受け治具の場合には、受け治具3のワーク載置面3aが治具台2、即ち水平に対して大きく傾斜した形態となる。このため、受け治具3の最上部位置が従来よりも高い位置となって、ワーク7Aへの塗装スプレー作業がしにくいとか、受け治具3へのワーク7Aの装脱着作業がしにくいという問題が生じた。
【0005】
また、マスク本体6も水平に対して大きく傾斜する形態となって、第1に、塗料がたれやすく、マスクのもちが悪い。第2に、マスク支持枠5の開閉時の揺動半径が大きくなって、それだけ大きなスペースをとられるという問題も生じた。
【0006】
そこで発明者は、図13に示すように、操作ハンドル4aを含む塗装マスク装置本体全体を、ワーク載置面3aの水平に対する傾斜が小さくなる方向に傾斜(傾斜角θ1)して配設すれば、受け治具3(マスク支持枠5)の最上部位置までの高さがH1(H1’)からH2(H2’)に示すように低くなって、前記した種々の問題を解決できると考えた。
【0007】
しかし、操作ハンドル8の水平ロッド部8aの上下方向の移動軌跡(図14白抜き矢印A1方向参照)に対し、操作レバー4aにおけるハンドル(水平ロッド部8a)との当接部の移動軌跡(図14矢印B1方向参照)が傾斜(傾斜角θ1)しているため、操作ハンドル8(8a)の下降に伴って、レバー4aにおけるハンドルとの当接部4bが操作ハンドルの水平ロッド部8aに沿って摺動(図14右方向に摺動)し、水平ロッド部8aとレバー4a間の当接部に摺動摩擦力が生じる。このため、操作レバー4aを押し下げてリンク機構4を起立動作させて受け治具3を上昇させるには、水平ロッド部8aとレバー4a間の当接部に発生する摺動摩擦力相当だけ、余計な力が力が必要で、それだけハンドル操作が非常に重いという問題が生じた。
【0008】
本発明は前記した問題点に鑑みなされたもので、その目的は、ワーク載置面が治具台に対して大きく傾斜する受け治具を備えた塗装マスク装置の高さを低くできるとともに、受け治具を昇降動作させるリンク式昇降機構の動作をスムーズに行うことのできる塗装マスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係わる塗装マスク装置においては、ワーク載置用の受け治具を担持する治具台がリンク式昇降機構により下方の固定基台に対し昇降動作し、前記固定基台に支承されて垂直上下方向に揺動する操作レバーの揺動動作に連係して前記昇降機構が昇降して、前記受け治具が上方に配置されたマスク本体に接近する形態と前記マスク本体から離間する形態をとるように構成され、前記操作レバーに対し直交する水平ロッド部を有する操作ハンドルを使って操作レバーにおける操作荷重被作用部を下方に押し下げて操作レバーを揺動させることで前記昇降機構を起立させる塗装マスク装置において、
前記受け治具のワーク載置面は、前記治具台に対し傾斜しており、前記操作ハンドルを除く前記マスク装置本体全体を、前記受け治具のワーク載置面の水平に対する傾斜を減じる方向に傾斜して配設するとともに、前記操作レバーにおける操作荷重被作用部を、前記操作ハンドルの水平ロッド部と直交するように操作レバー本体から突出する軸部と、前記軸部に支承された転動カラーで構成するようにした。
(作用) 受け治具のワーク載置面は治具台に対し傾斜(傾斜角θ)しているが、操作ハンドルを除くマスク装置本体全体がワーク載置面の水平に対する傾斜を減じる方向に傾斜(傾斜角θ’)して配設されて、マスク装置本体全体を傾斜して配設しない場合に比べて、受け治具のワーク載置面の水平に対する傾斜が小さく、床面からのワーク載置面までの高さやマスク本体までの高さが低くなって、受け治具に対してのワークの挿脱着作業やワークに施す塗装作業が容易となるとともに、マスク装置がコンパクト化する。
【0010】
また、マスク本体の傾斜についても、マスク装置本体全体を傾斜して配設しない場合に比べて小さく、それだけマスク本体から塗料がたれにくく、マスクもちが良い。
【0011】
また、操作ハンドルの水平ロッド部で操作レバーにおける操作荷重被作用部を下方(図10(a)白抜き矢印参照)に押すことで操作レバーが揺動し、昇降機構が連係して起立動作して受け治具が上昇し、受け治具に載置されたワークがマスク本体に覆われた形態となるが、操作ハンドルの水平ロッド部の上下方向の移動軌跡(図9矢印A参照)に対し、操作レバーにおける操作荷重被作用部の移動軌跡(図9矢印B参照)が傾斜(傾斜角θ’)しているため、操作ハンドルの下降に伴って、操作レバーにおける操作荷重被作用部が操作ハンドルの水平ロッド部に沿って摺動し、水平ロッド部と操作荷重被作用部間には、水平ロッド部の軸方向に沿った摺動摩擦力が生じ、このため、操作レバーを押し下げて昇降機構を起立動作させて受け治具を上昇させるには、水平ロッド部と操作荷重被作用部間に発生する摺動摩擦力相当だけ、余計な力が必要で、それだけハンドルの操作が重くなる。
【0012】
しかし、操作レバーにおける操作荷重被作用部が操作ハンドルの水平ロッド部に沿って摺動しようとする際に、操作荷重被作用部を構成する転動カラーが水平ロッド部に沿って転動(図9矢印C参照)して、水平ロッド部と操作荷重被作用部間に摺動摩擦力が発生せず、それだけ操作レバーを押し下げて昇降機構を起立動作させて受け治具を上昇させるための力が小さくてよい。
【0013】
一方、上昇位置にある受け治具を下降させる(リンク式昇降機構を折り畳む)場合には、受け治具及び治具台の自重がリンク式昇降機構および操作レバーを介して操作ハンドルに作用し、操作ハンドルの押し下げ力を徐々に緩めることで、操作ハンドルが元の位置に戻り、リンク式昇降機構が折り畳まれた状態となるが、この場合も操作ハンドルを押し下げる場合と同様、操作ハンドルの水平ロッド部と操作レバーの操作荷重被作用部間に摺動摩擦力が発生しない。即ち、操作レバーにおける操作荷重被作用部と操作ハンドルの水平ロッド部間には、受け治具および治具台の自重に対応する力が操作荷重被作用部から水平ロッド部に操作ハンドルの操作端側を跳ね上げる方向に作用するが、操作レバーの操作荷重被作用部が操作ハンドルの水平ロッド部に沿って摺動し、操作ハンドルの水平ロッド部の上下方向の移動軌跡(図9矢印A’参照)に対し、操作レバーにおける操作荷重被作用部の移動軌跡(図9矢印B’参照)が傾斜(傾斜角θ’)しているため、ハンドル跳ね上げ力は、水平ロッド部と操作荷重被作用部間に発生する摺動摩擦力相当だけ減じられて操作ハンドル側に伝達され、それだけ操作ハンドルの跳ね上がり(戻り)が遅いことになる。しかし、操作レバーにおける操作荷重被作用部が操作ハンドルの水平ロッド部に沿って摺動しようとする際に、操作荷重被作用部を構成する転動カラーが水平ロッド部に沿って転動(図9矢印C’参照)して、水平ロッド部と操作荷重被作用部間に摺動摩擦力が発生せず、それだけ操作ハンドルの跳ね上がり(戻り)が速くなる。
【0014】
請求項2においては、請求項1記載の塗装マスク装置において、前記固定基台を、床に固定した第2の固定基台に対し傾斜して配設するとともに、前記マスク本体を、前記第2の固定基台との間に設けた水平支軸に軸支されて垂直上下方向に揺動開閉するマスク支持枠に一体化した構造で、前記操作ハンドルを、前記マスク支持枠の揺動先端側に軸支されて垂直上下方向に揺動し、前記水平ロッド部を前記水平支軸部の近傍に設けたU字状ハンドルで構成するようにした。
(作用)操作ハンドルをもって、マスク支持枠を垂直上下方向に揺動開閉させることで、受け治具の上方をマスク本体で覆ったり解放したりできる。
【0015】
また、操作ハンドルをもってマスク支持枠を閉じる方向に揺動させて、受け治具の上方をマスク本体で覆う形態にするとともに、引き続いて操作ハンドルの操作部側を下方に押し下げて、操作レバーの揺動および昇降機構の上昇動作を連係させることができる。このとき、操作ハンドルはテコとして機能し、ハンドルの押し下げ力は僅かな力で済む。
【0016】
また、床面からマスク本体までの高さが低い分、水平支軸周りに揺動開閉するマスク支持枠の回転半径が小さくなる。また、マスク支持枠の支軸が水平に対し傾斜する場合には、支軸に作用するマスク支持枠の荷重の分布が長手方向に異なり、より大きな荷重が作用する部位における耐久性に不安があるが、マスク支持枠の支軸が水平であるため、支軸に作用するマスク支持枠の荷重の分布が長手方向に均一で、それだけ支軸の耐久性が良好となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
【0018】
図1〜図10は、本発明の一実施例である塗装マスク装置を示し、図1は本実施例に係る塗装マスク装置によって塗装を施すワークであるランプボディの水平断面図、図2は同塗装マスク装置の正面図で、リンク式昇降機構が折り畳まれて受け治具が下降位置にある状態の図、図3は同塗装マスク装置の正面図で、リンク式昇降機構が起立して受け治具が上昇位置にある状態の図、図4はマスク支持枠を開いた(跳ね上げた)状態の同塗装マスク装置の側面図、図5は操作ハンドルおよび操作レバーの斜視図、図6は操作ハンドルと操作レバーと昇降リンク機構の連係構造の概略を示す図、図7は図6に示す連係構造の左側面図(図6に示す連係構造を左側から見た図)、図8は操作レバーにおけるハンドル当接部である操作荷重被作用部の拡大縦断面図、図9は転動カラーが操作ハンドルの水平ロッド部に沿って転動する様子を説明する説明図、図10(a)〜(d)はハンドル操作により操作レバーが揺動して昇降リンク機構が起立動作する様子を示す図である。
【0019】
図1における符号Wは、後述する塗装マスク装置によって塗装されるワークで、自動車用灯具構成部材であるコンビネーション用の合成樹脂製ランプボディを示す。ワークWであるランプボディは、3個のランプボディ部w1,w2,w3が隣接一体化された左右に細長い形状で、各ランプボディ部w1,w2,w3の奥行き方向は車軸方向と平行に形成されている。また、ワークWであるランプボディの前面側の水平断面は、車軸方向と直交する車幅方向に対して大きく傾斜(傾斜角θ)した形状で、各ランプボディ部w1,w2,w3の後頂部には、バルブV1,V2,V3を挿着するための開口部がそれぞれ設けられ、ランプボディの前面側には、前面レンズLが組み付けられるようになっている。
【0020】
また、ワークWであるランプボディの前面側には、各ランプボディ部w1,w2,w3の内側は勿論、隣接ランプボディ部間領域にもアルミ蒸着膜が形成されており、反射面として機能する各ランプボディ部w1,w2,w3の内側を除いた、符号mで示す領域にレッドクリーン塗装が施されるようになっている。
【0021】
図1に示すワークWの所定領域mにレッドクリーン塗装を施す塗装マスク装置は、図2〜図10に示されており、符号40はワークWを載置する受け治具で、その上面にはワーク載置面41が形成され、平坦な底板44の上面に固定一体化されている。受け治具40を一体化した底板44は、第1の固定基台10上において、リンク式昇降機構33により昇降できる治具台30上に連結一体化されている。受け治具40のワーク載置面41には、ワークWの3個のランプボディ部w1,w2,w3に対応する凹部41a1,41a2,41a3が設けられ、ワーク載置面41からのワークWの抜き方向(図2白抜き矢印参照)が底板44(治具台30)に対して直交する方向となるように構成されて、ワーク載置面41が底板44(治具台30)に対して大きく傾斜(傾斜角θ)した構造となっている。
【0022】
そして、リンク式昇降機構33を介して治具台30を上方に組み付け一体化した第1の固定基台10は、第2の固定基台10Aに下方から一体に支持されることで、受け治具40のワーク載置面41の水平に対する傾斜が減少する方向に傾斜(傾斜角θ’)した形態に配設されている。即ち、マスク装置本体全体が第2の固定基台10Aに対し傾斜するように設けられて、受け治具40のワーク載置面41の水平に対する傾斜が僅かとなっている。このため、図13に示した様に、床面からのワーク載置面41の高さH2が低くなって、受け治具40に対してのワークWの挿脱着作業やワークWに施す塗装作業が容易となっている。
【0023】
ワークWを覆うマスク本体22は、ワークWの塗装予定領域m(図1参照)以外の領域(3個のランプボディ部w1,w2,w3の前面開口部)に対応する形状の3個のマスク本体22A,22B,22Cで構成され、マスク本体22を一体化したマスク支持枠20が上下方向揺動可能に設けられている。図2,3,4における符号12a,12aは、第2の固定基台10Aのベース11A前端側コーナ部から垂直に伸びる一対の支柱で、支柱12a,12aの上端部には、マスク支持枠20前端側の水平フレーム21aを支承する軸受14,14が設けられている。そして、マスク支持枠20は、軸受14周りに揺動することで、図4仮想線に示すように、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じてマスク本体22が受け治具40(ワークW)の真上に位置する形態と、図4実線に示すように、マスク支持枠20(マスク本体22)が跳ね上がって受け治具40(ワークW)の上方が解放された形態とを択一的にとることができる。また、図4仮想線および図2に示すように、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じた状態から、図3に示すように、リンク式昇降機構33により治具台30を上昇させて、ワークWが所定領域mだけを残してマスク本体22(22A,22B,22C)で覆われた形態に保持すれば、マスク本体22の上方からスプレーガン60によってワークWにスプレー塗装を施すことができる。
【0024】
なお、マスク支持枠20を支承する軸受け14は、軸と直交する方向(図では上下方向)に二分割された構造で、ネジによって一体化されており、ネジを緩め軸受け14を分割することで、マスク支持枠20を支柱12a(第2の固定基台10A)に対し装着脱できるようになっている。
【0025】
また、マスク支持枠20後端側(揺動先端側)の水平フレーム21bは、図5に示すように、軸方向の中程が切り欠かれた左右一対の同軸水平ロッド22b,22bによって構成され、それぞれの水平ロッド22b,22bには、水平ロッド22bと平行な水平ロッド24aをもつU字状の操作ハンドル24を一体化した左右一対のフック26,26が回動可能に設けられている。一方、第2の固定基台10Aのベース11A後端側のコーナ部には、左右一対の支柱12b,12bが垂設され、支柱12b,12bの上端部には、マスク支持枠20後端側の水平フレーム21bおよび水平ロッド22bが係合できるU字溝12b1,12b1が設けられ、左右の支柱12b,12b間には、ベース11Aに立設された一対の支柱プレート12c,12cによって、L字形状の操作レバー15が回転可能に支承されている。一対の支柱プレート12c,12cは、第1の固定基台10および治具台30に対して垂直に配設されて、支柱プレート12c,12cに設けられた操作レバー15の支承部(ピン支点)15cは、第1固定基台10および治具台30と平行、即ち、水平に対しθ’だけ傾斜している。
【0026】
そして、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じると、水平フレーム21bおよび水平ロッド22b,22bが支柱12b,12bの上端のU字溝12b1,12b1に係合するとともに、ハンドル24の回転中心寄りに設けられている水平ロッド24aが、上下操作レバー15のロッド係合部である操作荷重被作用部15bに係合する。さらに、ハンドル24を回動する(押し下げる)と、支柱12bに設けられたフック係止部13にフック26が係止されて、マスク支持枠20(マスク本体22)は閉じた状態に保持される。
【0027】
L字形状の操作レバー15は、治具台30の昇降リンク機構33を駆動させるためのもので、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じた状態(図4参照)でハンドル24を図4白抜き矢印に示すように回すと、水平ロッド24aが操作レバー15の操作荷重被作用部15bを下方に突き押しすることで、操作レバー15が図4反時計回りに回動して、リンク機構33を起立させべく動作する。
【0028】
昇降リンク機構33は、受け治具40を支持する治具台30を昇降動作させるためのもので、第1の固定基台10のベース11に一端をピン連結した「くの字型」の第1のリンク34と、治具台30に一端をピン連結し他端を第1のリンク34の長手方向略中央部にピン連結した真っ直ぐな第2リンク35とから構成され、第1のリンク34を起倒動作させることで、治具台30が昇降動作する。符号36は、第1のリンク34がピン連結された固定基台10側のブラケット、符号37は、第2リンク35がピン連結された治具台30側のブラケットである。符号33a,36a,37aはピン連結部を示す。符号35aは、第1のリンク34の内側に設けられたストッパで、リンク機構33が起立したときに、第2のリンク35の下端段差部35bがこのストッパ35aに当接することで、第2のリンク35が必要以上に回動しないようになっている。符号38,39は、固定基台10のベース11と治具台30間に設けられたシリンダおよびガイドレールで、操作レバー15の斜め上下揺動方向に沿って治具台30を昇降させるためのガイドである。
【0029】
また、一対の第1のリンク34,34の揺動側先端部間には、ローラ34aが枢着され、このローラ34aが操作レバー15の二股状のリンク係合部15dに係合している。このため、図10(a),(b),(c),(d)に示すように、ハンドル24(の水平ロッド24a)と一体に回動する操作レバー15の回動に連係して、第1のリンク34がピン連結部36a周りに回動し、第2のリンク35が上方に突き押しされることで、治具台30が上昇し、受け治具40上のワークWがマスク本体22で覆われた状態となる(図3参照)。
【0030】
この状態で塗装を行い、塗装終了後は、ハンドル24を逆方向に回して、フック26のフック係止部13との係止を外すとともに、リンク機構33を折り畳んだ状態にすることで、治具台30を下降させる。さらに、ハンドル24(マスク支持枠20)を上方に展開させて、受け治具40(ワークW)の上方を開放し、ワークWを取り出し、新たなワークWを受け治具40上に載置する。そして、前記したと同様の手順で、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じ、ハンドル24の操作で操作レバー15,昇降機構33を連係動作させて受け治具40を上昇させ、塗装を行なう。
【0031】
操作レバー15は、先端側が二股に形成されたプレート状のレバー本体15aの基端部に、円柱型の操作荷重被作用部15bが突設形成されて構成されている。操作荷重被作用部15bは、図8に示すように、ナット16aによってレバー本体15aに固着一体化されて延出するボルト16と、このボルト16の軸部に支承された転動カラー17で構成されている。
【0032】
このため、操作ハンドル24の水平ロッド部24aで操作レバー15における操作荷重被作用部15bを下方(図10(a)白抜き矢印参照)に押すことで操作レバー15が揺動し、昇降機構33が連係して起立動作して受け治具40が上昇し、受け治具40に載置されたワークがマスク本体22に覆われた形態となるが、操作ハンドル24の水平ロッド部24aの上下方向の移動軌跡(図9矢印A参照)に対し、操作レバー15における操作荷重被作用部15bの移動軌跡(図9矢印B参照)が傾斜(傾斜角θ’)しているため、操作ハンドル24の下降に伴って、操作レバー15における操作荷重被作用部15bが操作ハンドル24の水平ロッド部24aに沿って摺動し、水平ロッド部24aと操作荷重被作用部15b間には、水平ロッド部24aの軸方向に沿った摺動摩擦力が生じ、このため、操作レバー15を押し下げて昇降機構33を起立動作させて受け治具40を上昇させるには、水平ロッド部24aと操作荷重被作用部15b間に発生する摺動摩擦力相当だけ、余計な力が必要で、それだけハンドル24の操作が重くなるおそれがある。
【0033】
しかし、操作レバー15における操作荷重被作用部15bが操作ハンドル24の水平ロッド部24aに沿って摺動しようとする際に、操作荷重被作用部15bを構成する転動カラー17が水平ロッド部24aに沿って転動(図9矢印C参照)して、水平ロッド部24aと操作荷重被作用部15b間に摺動摩擦力が発生せず、それだけ操作レバー15を押し下げて昇降機構33を起立動作させて受け治具40を上昇させるための力が小さくてよい。
【0034】
一方、上昇位置にある受け治具40を下降させる(リンク式昇降機構33を折り畳む)場合には、受け治具40及び治具台の自重がリンク式昇降機構33および操作レバー15を介して操作ハンドル24に作用し、操作ハンドル24の押し下げ力を徐々に緩めることで、操作ハンドル24が元の位置に戻り、リンク式昇降機構33が折り畳まれた状態となるが、この場合も操作ハンドル24を押し下げる場合と同様、操作ハンドル24の水平ロッド部24aと操作レバー15の操作荷重被作用部15b間に摺動摩擦力が発生しない。即ち、操作レバー15における操作荷重被作用部15bと操作ハンドル24の水平ロッド部24a間には、受け治具40および治具台の自重に対応する力が操作荷重被作用部15bから水平ロッド部24aに操作ハンドル24の操作端側を跳ね上げる方向に作用するが、操作レバー15の操作荷重被作用部15bが操作ハンドル24の水平ロッド部24aに沿って摺動し、操作ハンドル24の水平ロッド部24aの上下方向の移動軌跡(図9矢印A’参照)に対し、操作レバー15における操作荷重被作用部15bの移動軌跡(図9矢印B’参照)が傾斜(傾斜角θ’)しているため、ハンドル跳ね上げ力は、水平ロッド部24aと操作荷重被作用部15b間に発生する摺動摩擦力相当だけ減じられて操作ハンドル24側に伝達され、それだけ操作ハンドル24の跳ね上がり(戻り)が遅いことになる。しかし、操作レバー15における操作荷重被作用部15bが操作ハンドル24の水平ロッド部24aに沿って摺動しようとする際に、操作荷重被作用部15bを構成する転動カラー17が水平ロッド部24aに沿って転動(図9矢印C’参照)して、水平ロッド部24aと操作荷重被作用部15b間に摺動摩擦力が発生せず、それだけ操作ハンドル24の跳ね上がり(戻り)が速くなる。
【0035】
このように、ハンドル24操作によって操作レバー15および昇降機構33を連係動作させる際の操作ハンドル24と操作レバー15間に摺動摩擦力が発生しないので、受け治具40のワーク載置面41が水平に対し傾斜しておらずマスク装置本体を傾斜して配設しない場合と同様に、受け治具40をスムーズに昇降動作させることができる。
【0036】
なお、前記実施例では、作業者が直接操作ハンドル24を操作して、操作レバー15の揺動と昇降リンク機構33の昇降動作を行うように構成したが、例えばロボットが操作ハンドル24を操作するように構成してもよい。
【0037】
また、前記実施例では、マスク支持枠20の水平フレーム21bに回転可能に設けられた操作ハンドル24に水平ロッド部24aが設けられて、操作ハンドル24がマスク支持枠20の開閉動作と、操作レバー15の揺動(リンク式昇降機構33の昇降)の双方を行うように構成されているが、水平ロッド部24aを備えた別の操作ハンドルを支柱12b,12bに軸支し、この別の操作ハンドルを使って操作レバー15の揺動(リンク式昇降機構33の昇降)を行うように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明に係わる塗装マスク装置によれば、マスク装置本体全体を傾斜して配設しない場合に比べて、受け治具のマスク載置面の高さやマスク装置本体の高さが低くなって、マスク装置がコンパクト化するとともに、受け治具に対してのワークの挿脱着作業やワークに施す塗装作業が容易となって、塗装工程に要す時間を短縮できる。
また、マスク装置本体全体を傾斜して配設しない場合に比べて、水平に対しマスク本体の傾斜が小さくなるため、特に塗料がたれ易いことも、マスク本体のもちが悪いこともない。
【0039】
また、ハンドル操作により操作レバーおよび昇降機構を連係動作させる際の操作ハンドルと操作レバー間に摺動摩擦力が発生しないので、マスク装置本体を傾斜させない従来構造の場合と同程度のハンドル操作力で、受け治具をスムーズに昇降動作させることができる。
【0040】
請求項2によれば、操作ハンドルをもってマスク支持枠を揺動開閉して受け治具の上方をマスク本体で覆ったり解放したりでき、さらに、マスク支持枠を閉じた状態で操作ハンドルを揺動させて、操作レバーの揺動および昇降機構の昇降動作を連係させることで、ワークをマスク本体で覆った形態と、ワークをマスク本体から離間させた形態とすることができるので、塗装工程を短時間の内にスムーズに遂行できる。
【0041】
また、マスク支持枠を揺動開閉する回転半径が小さい分、塗装マスク装置の設置スペースを小さくできる。
【0042】
さらに、マスク支持枠の軸支部の一部だけにマスク支持枠の自重が荷重が作用することがないので、マスク支持枠の軸支部の耐久性も良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装マスク装置によって塗装を施すワークであるランプボディの水平断面図である。
【図2】本発明の一実施例である塗装マスク装置の正面図で、リンク式昇降機構が折り畳まれて受け治具が下降位置にある状態の図である。
【図3】同塗装マスク装置の正面図で、リンク式昇降機構が起立して受け治具が上昇位置にある状態の図である。
【図4】マスク支持枠を開いた(跳ね上げた)状態の同塗装マスク装置の側面図である。
【図5】操作ハンドルおよび操作レバーの斜視図である。
【図6】操作ハンドルと操作レバーと昇降リンク機構の連係構造の概略を示す図である。
【図7】図6に示す連係構造の左側面図(図6に示す連係構造を左側から見た図)である。
【図8】操作レバーにおけるハンドル当接部である操作荷重被作用部の拡大縦断面図である。
【図9】転動カラーが操作ハンドルの水平ロッド部24aに沿って転動する様子を説明する説明図である。
【図10】ハンドル操作により操作レバーが揺動して昇降リンク機構が起立動作する様子を示す図である。
【図11】(a)リンク式昇降機構が折り畳まれて受け治具が下降位置にある従来の塗装マスク装置の側面図である。
(b)リンク式昇降機構が起立して上昇した受け治具がマスク本体で覆われた状態の同塗装マスク装置の側面図である。
【図12】(a)リンク式昇降機構が折り畳まれて、傾斜したワーク載置面をもつ受け治具が下降位置にある従来の塗装マスク装置の側面図である。
(b)リンク式昇降機構が起立して上昇した受け治具がマスク本体で覆われた同塗装マスク装置の側面図である。
【図13】図12に示す塗装マスク装置を傾斜させて配設した場合の装置の高さを傾斜させない同塗装マスク装置の高さと比較して示す図である。
【図14】塗装マスク装置を傾斜させて配設した場合に操作ハンドルと操作レバー間に摺動摩擦が発生する原理を説明する説明図である。
【符号の説明】
W 被塗装品であるワーク
10 第1の固定基台
10A 第2の固定基台
12a 第2の固定基台に垂設された、マスク支持枠を支持する垂直支柱
12b 第2の固定基台に垂設された、操作ハンドルを支持する垂直支柱
12c 第2の固定基台に設けられた、操作レバーを支承する支柱プレート
14 マスク支持枠の軸支部である軸受
15 操作レバー
15a 操作レバー本体
15b 操作レバーにおける操作荷重被作用部
15c 操作レバーのピン支点
16 操作レバー本体から突出する軸部であるボルト
17 転動カラー
20 マスク支持枠
22(22A,22B,22C) マスク本体
24 操作ハンドル
24a 水平ロッド部
30 治具台
33 リンク式昇降機構
40 ワーク載置用の受け治具
41 受け治具のワーク載置面
θ 受け治具のワーク載置面の治具台に対する傾斜
θ’ マスク装置本体(治具台)の水平に対する傾斜

Claims (2)

  1. ワーク載置用の受け治具を担持する治具台がリンク式昇降機構により下方の固定基台に対し昇降動作し、前記固定基台に支承されて垂直上下方向に揺動する操作レバーの揺動動作に連係して前記昇降機構が昇降して、前記受け治具が上方に配置されたマスク本体に接近する形態と前記マスク本体から離間する形態をとるように構成され、前記操作レバーに対し直交する水平ロッド部を有する操作ハンドルを使って操作レバーにおける操作荷重被作用部を下方に押し下げて操作レバーを揺動させることで前記昇降機構を起立させる塗装マスク装置において、
    前記受け治具のワーク載置面は、前記治具台に対し傾斜しており、前記操作ハンドルを除く前記マスク装置本体全体が、前記受け治具のワーク載置面の水平に対する傾斜を減じる方向に傾斜して配設されるとともに、前記操作レバーにおける操作荷重被作用部が、前記操作ハンドルの水平ロッド部と直交するように操作レバー本体から突出する軸部と、前記軸部に支承された転動カラーで構成されたことを特徴とする塗装マスク装置。
  2. 前記固定基台は、床に固定された第2の固定基台に対し傾斜して配設されるとともに、前記マスク本体は、前記第2の固定基台との間に設けられた水平支軸に軸支されて垂直上下方向に揺動開閉するマスク支持枠に一体化された構造で、前記操作ハンドルは、前記マスク支持枠の揺動先端側に軸支されて垂直上下方向に揺動し、前記水平ロッド部が前記水平支軸の近傍に設けられたU字状ハンドルで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の塗装マスク装置。
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