JP3511578B2 - 立乗型フォークリフト - Google Patents

立乗型フォークリフト

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JP3511578B2
JP3511578B2 JP31499898A JP31499898A JP3511578B2 JP 3511578 B2 JP3511578 B2 JP 3511578B2 JP 31499898 A JP31499898 A JP 31499898A JP 31499898 A JP31499898 A JP 31499898A JP 3511578 B2 JP3511578 B2 JP 3511578B2
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pedal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体の後部に凹設
した運転部のフロア高さを調整することができるように
した立乗型フォークリフトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の立乗型フォークリフトと
して図16及び図17に示すものがある。これは、立乗
型フォークリフトと称するものであって、車体1の後部
に運転部2が凹設され、車体1の両側縁から前方に延び
る一対のストラドルレッグ3間にマスト4,5が配置さ
れ、その外側マスト4の下部に設けたガイドロール6を
各ストラドルレッグ3の内側面に形成したガイド溝7に
嵌入させることにより、マスト4,5が前後移動可能に
構成され、油圧シリンダ8により昇降される内側マスト
5に昇降可能に設けたリフター9に一対のフォーク10
が突設され、車体1の後部下面に設けたドライブタイヤ
11を駆動する走行モータ12にブレーキ機構13が設
けられ、運転部2内のフロア14上にブレーキペダル1
5が配置され、車体1の上部にハンドル16aや油圧操
作レバー16bなどを有する操作部16が設けられてい
る。なお、17はヘッドガード、18はキャスタタイ
ヤ、19はロードタイヤである。
【0003】前記ブレーキ機構13は、ディスクブレー
キと称するものであって、図18に示すように、前記走
行モータ12の回転軸に固着したディスク21と、該デ
ィスク21を間に挟んで上下一対設けられ、その一端部
が連結軸22を介して回動可能に連結されたブレーキレ
バー23と、該両ブレーキレバー23の他端部を互いに
接近する方向に付勢するばね24と、両ブレーキレバー
23の他端部間に介在されたカム25と、該カム25の
支軸25aに突設した上側揺動レバー26と、軸受27
に支軸28aを介して上下動可能に枢支された下側揺動
レバー28と、上下両揺動レバー26,28を連動連結
する複数のリンク29a〜29eからなるブレーキリン
ク機構29とを有し、フロア14に支軸15aを介して
回動可能に支持されたペダル15の下面に固着したリン
グ状軸受30と下側揺動レバー28の先端とが連結杆3
1により連動連結されている。
【0004】上記構成において、運転部2のフロア14
上にオペレータMが立ってブレーキペダル15を踏み込
むことにより、連結杆31、下側揺動レバー28及びブ
レーキリンク機構29を介して上側揺動レバー26が下
動され(図18仮想線参照)、これにより、カム25が
起立されて両ブレーキレバー23の他端部がばね24に
抗して互いに離間されて、ブレーキが解除され、そのブ
レーキ解除状態において、操作部16を操作することに
より、フォーク10を昇降させてその先端をパネルPに
位置決めし、マスト4,5を前進させることにより、フ
ォーク10をパネルPに係合させて荷役作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
フロア14上に立ったオペレータMの視界がマスト4,
5やリフター9などにより狭められており、しかも、フ
ロア14が車体1に固定されて、該フロア14の高さを
変更することができないため、そのフロア14上に立っ
たオペレータMが女性などの身長が低い者である場合に
は、目線が低くなって、目視によりフォーク10の先端
を確認して位置決めすることが困難になるり、また、オ
ペレータMに無理な運転姿勢を強いることになる。
【0006】本発明は、上記従来の欠点に鑑み、車体の
後部に凹設した運転部のフロア高さを調整することがで
きるようにした立乗型フォークリフトを提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、車体の後部に凹設した運転
部のフロア上にオペレータが立って、車体に設けた操作
部を操作することにより、車体と該車体の前部に設けた
フォークとを駆動して荷役作業を行うようにした立乗型
フォークリフトにおいて、前記フロアから所定間隔をお
いた上方位置に、フロアとほぼ同形状に形成された補助
床板が着脱可能に装着されていることを特徴としてい
る。
【0008】上記構成によれば、運転部のフロア上に立
つオペレータが女性などの身長が低い者であっても、前
記フロアの上方位置に補助床板を装着し、その補助床板
上にオペレータが立つことにより、そのオペレータの目
線を高くすることができるから、目視によるフォーク先
端などの確認を容易に行なうことができる。また、オペ
レータに無理な運転姿勢を強いることがなくなり、人間
工学に基づいた適正な操作性を確保することができる。
更に、既存の立乗型フォークリフトの運転部に補助床板
を装着するだけでよいから、製作費が安くつく。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記補助床板の後端縁が前記運転部の側壁
に回動可能に枢着され、その補助床板が前記フロアと平
行する水平姿勢と前記側壁に沿う起立姿勢とに姿勢変更
可能に構成されていることを特徴としている。
【0010】上記構成によれば、補助床板を水平姿勢か
ら上動させて運転部の側壁に沿って起立させるだけで、
その補助床板を簡単に折り畳むことができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記補助床板の前端縁に脚部が設けられて
おり、前記補助床板を水平姿勢にしたときに前記脚部の
下端が前記フロアに当接されるように構成したことを特
徴としている。
【0012】上記構成によれば、補助床板を下動させて
水平姿勢にしたときに、該補助床板の前端縁に設けた脚
部の下端がフロアに当接されるので、その補助床板の水
平姿勢を確実に保持することができる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記脚部が前記補助床板の前端縁に回動可
能に枢着されると共に、該脚部の下端にロックピンが突
設されており、その脚部の下端をフロアに当接させると
きに前記ロックピンがフロアに設けたロック孔に嵌入さ
れるように構成したことを特徴としている。
【0014】上記構成によれば、脚部が補助床板の前端
縁に回動可能に枢着されているので、補助床板を起立さ
せて折り畳んだときに、その脚部も補助床板に沿って折
り畳むことができる。また、前記補助床板を水平姿勢に
して前記脚部の下端をフロアに当接させたときに、該脚
部の下端に突設したロックピンがフロアに設けたロック
孔に嵌入されるから、その脚部を倒れないように起立さ
せて前記補助床板の水平姿勢を確実に保持することがで
きる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2から4の
いずれかに記載の発明において、前記運転部の側壁に、
起立姿勢の補助床板を係止するための係止部材が設けら
れていることを特徴としている。
【0016】上記構成によれば、係止部材により起立姿
勢の補助床板を不測に倒れないように確実に係止するこ
とができる。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記補助床板が前記フロアと平行する水平
姿勢で前記運転台の側壁に止着具により着脱可能に止着
されていることを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、補助床板をフロアから
所定間隔をおいた上方位置に確実に固定することができ
る。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項6記載の発
明において、前記止着具がボルトからなり、前記運転部
の側壁に前記ボルトをねじ込むためのねじ孔が上下方向
所定ピッチをおいて複数形成されていることを特徴とし
ている。
【0020】上記構成によれば、補助床板止着用ボルト
をねじ込むためのねじ孔が運転部の側壁に上下方向所定
ピッチをおいて複数形成されているので、補助床板の高
さを複数段に調整することができる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記補助床板の下面に脚部が突設され、そ
の脚部付き補助床板が前記フロア上に取外可能に載置さ
れていることを特徴としている。
【0022】上記構成によれば、脚部付き補助床板をフ
ロア上に載置するだけで、フロア高さを上方に補正する
ことができる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載の発
明において、前記脚部の下端にロックピンが突設されて
おり、その脚部の下端をフロアに当接させるときに前記
ロックピンがフロアに設けたロック孔に嵌入されるよう
に構成したことを特徴としている。
【0024】上記構成において、脚部の下端に突設した
ロックピンをフロアのロック孔に嵌入させることによ
り、脚部付き補助床板をフロア上の所定位置に固定する
ことができる。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項1から9
のいずれかに記載の発明において、前記補助床板に補助
ペダルが回動可能に枢着されており、補助床板を水平姿
勢にしたときに前記補助ペダルが前記フロア上のブレー
キペダルに係合されるように構成したことを特徴として
いる。
【0026】上記構成によれば、補助床板上から補助ペ
ダルを操作するだけで、その補助ペダルに連動してフロ
ア上のブレーキペダルを操作することができる。
【0027】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発明において、前記補助ペダルと前記ブレーキペダル
とがリンクにより連動連結されていることを特徴として
いる。
【0028】上記構成によれば、補助ペダルの踏み込み
操作をリンクを介してブレーキペダルに確実に伝達する
ことができる。
【0029】請求項12記載の発明は、請求項10また
は11記載の発明において、前記補助ペダルと前記補助
床板との間にばねが張設されており、そのばねの付勢力
と前記補助ペダルの自重とが互いに相殺されるように構
成したことを特徴としている。
【0030】上記構成によれば、補助ペダルと補助床板
との間に張設したばねの付勢力と前記補助ペダルの自重
とが相殺されており、その補助ペダルの自重がブレーキ
ペダルにあまりかからないから、小さな力で補助ペダル
によりブレーキペダルを操作することができる。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項1から9
のいずれかに記載の発明において、前記フロア上のブレ
ーキペダルに立上り部が突設され、該立上り部に補助ペ
ダルが前記ブレーキペダルと平行する水平姿勢と前記運
転部の側壁に沿う起立姿勢とに姿勢変更可能に枢着さ
れ、前記補助床板をフロアと平行する水平姿勢にしたと
きにその補助床板よりも前記補助ペダルが上方に位置さ
れていることを特徴としている。
【0032】上記構成によれば、補助ペダルが水平姿勢
にした補助床板よりも上方に位置されているので、その
補助ペダルの踏み込み操作を容易に行うことができる。
また、前記補助ペダルを水平姿勢から上動させて運転部
の側壁に沿って起立させるだけで、ブレーキペダルを使
用可能状態にすることができる。
【0033】請求項14記載の発明は、請求項13記載
の発明において、前記補助ペダルが水平姿勢から下向き
に回動するのを阻止するストッパーがその補助ペダルま
たは前記立上り部に設けられていることを特徴としてい
る。
【0034】上記構成によれば、補助ペダルの踏み込み
操作をストッパーを介してブレーキペダルに確実に伝達
することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図4は本発明の第1の実施
の形態である立乗型フォークリフトの要部を示すもので
あって、運転部2内に補助床板33が配置され、該補助
床板33に補助ペダル34が取り付けられている。上記
以外の構成は図16〜図18に示す従来例とほぼ同じで
あるので、同一部分に同一符号を付してその説明を省略
する。
【0036】前記補助床板33は、フロア14より若干
小さくてそのフロアとほぼ同形状に形成されており、そ
の後端縁を弯曲させて形成した円筒部33aに挿通した
支軸35を運転部2の側壁2aに止着した軸受32で回
転可能に支持することにより、フロア14から所定間隔
αをおいた上方位置に該フロア14と平行する水平姿勢
(図1及び図2参照)と側壁2aに沿う起立姿勢(図3
及び図4参照)とに姿勢変更可能に構成されている。
【0037】前記補助ペダル34は、ブレーキペダル1
5とほぼ同形状であって、そのブレーキペダル15に対
向して補助床板33の後端隅部に形成した切欠き部36
内に配置され、その後端を弯曲させて形成した円筒部3
4aが前記支軸35に回転可能に外嵌されており、補助
床板33を水平姿勢(図1及び図2参照)にしたとき
に、下面に突設した略U字状係合部材37を介してブレ
ーキペダル15に係合されるようになっている。また、
図4に示すように、支軸35から補助ペダル34の先端
までの距離Hが支軸35から切欠き部36の前端縁まで
の距離hよりも大きく設定されており、補助床板33を
起立させたときに補助ペダル34も一体に起立させるこ
とができる。なお、前記円筒部33a,34a間にねじ
りコイルばね(図示せず)が設けられており、そのばね
の付勢力と補助ペダル34の自重とが互いに相殺される
ように構成して、補助ペダル34の自重がブレーキペダ
ル15にあまりかからないようにしている。
【0038】図1及び図2に示すように、フロア14と
補助床板33との間の間隔αと同一高さの板状脚部39
がヒンジ40を介して補助床板33の前端縁に回動可能
に枢着され、脚部39の下端に左右一対のロックピン4
1が突設され、該ロックピン41に対向してフロア14
にロック孔42が形成されている。なお、43は脚部3
9に形成した把手用孔である。
【0039】上記構成によれば、補助床板33を起立さ
せて折り畳んだときに、脚部39もその補助床板33に
沿って折り畳むことができる。また、補助床板33を下
動させて水平姿勢にしたときに、脚部39の下端がフロ
ア14に当接されて、ロックピン41がロック孔42に
嵌入され、これによって、脚部39を倒れないように起
立させて補助床板33の水平姿勢を確実に保持すること
ができる(図1及び図2参照)。
【0040】図3に示すように、運転部2の側壁2aに
枢支軸45を中心に回動可能な係止部材46が設けられ
ており、該係止部材46の把手部46aを把持してその
形成部材46を枢支軸45を中心に回動させて水平にし
た状態で補助床板33を起立姿勢にした後、係止部材4
6を元の状態に戻すことにより、係止部材46の係止爪
部46bを補助床板33の前端縁に係合させて、起立姿
勢の補助床板33を不測に倒れないように確実に係止す
ることができる。
【0041】上記構成において、オペレータMの身長が
低い場合には、補助床板33を下動させて水平姿勢とし
(図1及び図2参照)、その補助床板33上にオペレー
タMが立てばよい。これによって、オペレータMの目線
が高くなって、目視によるフォーク10の先端などの確
認を容易に行なうことができる。また、オペレータMに
無理な運転姿勢を強いることがなくなり、人間工学に基
づいた適正な操作性を確保することができる。更に、補
助床板33を使用しない場合には、その補助床板33を
上動させて起立状態とし(図3及び図4参照)、係止部
材46の係止爪46bを補助床板33に係合させればよ
い。これによって、補助床板33をフロア14上に立つ
オペレータMの障害にならないように側壁2aに沿って
折り畳むことができる。更に、既存の立乗型フォークリ
フトの運転部2に補助ペダル34付き補助床板33を装
着するだけでよいから、製作費が安くつく。
【0042】図5〜図10は本発明の第2の実施の形態
である立乗型フォークリフトを示すものであって、ブレ
ーキペダル15にストッパー48付き補助ペダル34が
取り付けられており、これ以外の構成は第1の実施の形
態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付して
その説明を省略する。
【0043】前記補助ペダル34は、ブレーキペダル1
5の外側縁に突設した立上り部49の上端にヒンジ50
を介して回動可能に枢着されることにより、ブレーキペ
ダル15と平行する水平姿勢(図5〜図7参照)と側壁
2aに沿う起立姿勢(図8〜図10参照)とに姿勢変更
可能とされ、水平姿勢の補助床板33よりも上方に位置
するように構成されている(図6参照)。
【0044】前記ストッパー48は、補助ペダル34の
下面に突設されており、該補助ペダル34を水平姿勢に
したときに、立上り部49に当たって、その補助ペダル
34が水平姿勢から下向きに回動するのを阻止するもの
である(図7参照)。なお、ストッパー48を立上り部
49に突設してもよい。
【0045】上記構成において、オペレータMの身長が
低い場合には、補助床板33及び補助ペダル34を下動
させてそれぞれ水平姿勢とし(図5〜図7参照)、補助
床板33上にオペレータMが立てばよい。これによっ
て、第1の実施の形態と同様に、オペレータMの目線を
高くすることができる。また、補助ペダル34が補助床
板33よりも上方に位置しているので、その補助ペダル
34の踏み込み操作を容易に行うことができると共に、
補助ペダル34の踏み込みをストッパー48を介してブ
レーキペダル15に確実に伝達することができる。
【0046】補助床板33を使用しない場合には、補助
床板33及び補助ペダル34を上動させて起立状態とし
(図8〜図10参照)、係止部材46の係止爪46bを
補助床板33に係合させればよい。これによって、補助
床板33をフロア14上に立つオペレータMの障害にな
らないように側壁2aに沿って折り畳むことができると
共に、ブレーキペダル15を使用可能状態にすることが
できる。
【0047】図11及び図12は本発明の第3の実施の
形態である立乗型フォークリフトを示すものであって、
第1及び第2の実施の形態と同一部分に同一符号を付し
てその説明を省略し、その相違点だけを説明すると、運
転部2の側壁2aに左右一対のねじ孔52が上下方向所
定ピッチPをおいて形成され、補助床板33の後端縁か
ら上方に延びる立上り部33bに前記ねじ孔52に対向
して左右一対の貫通孔53が貫設され、該各貫通孔53
を通って所定のねじ孔52にボルト(止着具)54をね
じ込むことにより、補助床板33がフロア14と平行す
る水平姿勢で側壁2aに着脱可能に止着されている。
【0048】上記構成によれば、補助床板33を側壁2
aに確実に固定することができ、しかも、補助床板止着
用ボルト54をねじ込むためのねじ孔52が運転部2の
側壁2aに上下方向所定ピッチPをおいて複数形成され
ているので、補助床板33の高さを複数段に調整するこ
とができる。なお、補助床板33が不要の場合には、ボ
ルト54のねじ込みを解除して、補助床板33を運転部
2から取り外せばよい。
【0049】前記補助床板33上の軸受55に支軸56
を介して回動可能に支持された補助ペダル34及びブレ
ーキペダル15にそれぞれ突設した舌片15b,34b
どうしがボルト57,58によりリンク59を介して連
動連結されており、補助ペダル34の踏み込み操作をリ
ンク59を介してブレーキペダル15に確実に伝達する
ことができる。
【0050】前記リンク59には、前記ボルト58をね
じ込むためのねじ孔60が補助床板用ねじ孔52と同一
ピッチPで形成されており、補助床板33の高さを調整
することに合わせて、ボルト58を所定のねじ孔60に
ねじ込むようになっている。
【0051】上記構成では、ブレーキペダル15及び補
助ペダル34にリンク59を連結するためのリンク連結
手段としてボルト57,58を用いたが、これに限定さ
れるわけではなく、例えば、図13に示すように、リン
ク59の下端及びその上部に所定ピッチPで複数の突起
部61を突設し、前記各舌片15b,34bの貫通孔に
突起部61を嵌入させた後、該各突起部61に弾性線状
クリップ62を係合させて、その各突起部61が各舌片
15b,34bの貫通孔から抜けないようにしてもよ
い。
【0052】図14及び図15は本発明の第4の実施の
形態である立乗型フォークリフトを示すものであって、
補助ペダル34を設けた補助床板33の下面前後両端縁
に板状脚部65が突設されている。上記以外の構成で第
1から第3の実施の形態と同一部分に同一符号を付して
その説明を省略する。
【0053】上記構成によれば、脚部65付き補助床板
33をフロア14上に載置するだけで、フロア高さを上
方に補正することができる。なお、補助床板33が不要
の場合には、その脚部65付き補助床板33を運転部2
から取り外せばよい。
【0054】前述した前縁側脚部65の下端に左右一対
のロックピン41が突設されており、脚部65の下端を
フロア14に当接させるときにロックピン41がフロア
14に設けたロック孔42に嵌入されるように構成して
おり、これによって、脚部65付き補助床板33をフロ
ア14上の所定位置に固定することができる。
【0055】前記補助ペダル34は、ブレーキペダル1
5に対向して補助床板33の後端隅部に形成した切欠き
部36内に配置され、その後端を弯曲させて形成した円
筒部34aが補助床板33の後端縁に設けた支軸66に
回転可能に外嵌され、下面に突設した略L字状係合部材
67を介してブレーキペダル15に係合されている。ま
た、補助ペダル34の下面及び補助床板33の下面にそ
れぞれ突設したブラケット68,69間にばね70が張
設されており、そのばね70の付勢力と補助ペダル34
の自重とが互いに相殺されるように構成して、補助ペダ
ル34の自重がブレーキペダル15にほとんどかからな
いようにしており、これによって、小さな力で補助ペダ
ル34によりブレーキペダル15を操作することができ
る。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、運転部の
フロア上に立つオペレータが女性などの身長が低い者で
あっても、前記フロアから所定間隔をおいた上方位置に
補助床板を装着し、その補助床板上にオペレータが立つ
ことにより、そのオペレータの目線を高くすることがで
きるから、目視によるフォーク先端などの確認を容易に
行なうことができる。また、オペレータに無理な運転姿
勢を強いることがなくなり、人間工学に基づいた適正な
操作性を確保することができる。更に、既存の立乗型フ
ォークリフトの運転部に補助床板を装着するだけでよい
から、製作費が安くつく。
【0057】請求項2記載の発明によれば、補助床板を
水平姿勢から上動させて運転部の側壁に沿って起立させ
るだけで、その補助床板を簡単に折り畳むことができ
る。
【0058】請求項3記載の発明によれば、補助床板を
下動させて水平姿勢にしたときに、該補助床板の前端縁
に設けた脚部の下端がフロアに当接されるので、その補
助床板の水平姿勢を確実に保持することができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、脚部が補助
床板の前端縁に回動可能に枢着されているので、補助床
板を起立させて折り畳んだときに、その脚部も補助床板
に沿って折り畳むことができる。また、前記補助床板を
水平姿勢にして前記脚部の下端をフロアに当接させたと
きに、該脚部の下端に突設したロックピンがフロアに設
けたロック孔に嵌入されるから、その脚部を倒れないよ
うに起立させて前記補助床板の水平姿勢を確実に保持す
ることができる。
【0060】請求項5記載の発明によれば、係止部材に
より起立姿勢の補助床板を不測に倒れないように確実に
係止することができる。
【0061】請求項6記載の発明によれば、補助床板を
フロアから所定間隔をおいた上方位置に確実に固定する
ことができる。
【0062】請求項7記載の発明によれば、補助床板止
着用ボルトをねじ込むためのねじ孔が運転部の側壁に上
下方向所定ピッチをおいて複数形成されているので、補
助床板の高さを複数段に調整することができる。
【0063】請求項8記載の発明によれば、脚部付き補
助床板をフロア上に載置するだけで、フロア高さを上方
に補正することができる。
【0064】請求項9記載の発明において、脚部の下端
に突設したロックピンをフロアのロック孔に嵌入させる
ことにより、脚部付き補助床板をフロア上の所定位置に
固定することができる。
【0065】請求項10記載の発明によれば、補助床板
上から補助ペダルを操作するだけで、その補助ペダルに
連動してフロア上のブレーキペダルを操作することがで
きる。
【0066】請求項11記載の発明によれば、補助ペダ
ルの踏み込み操作をリンクを介してブレーキペダルに確
実に伝達することができる。
【0067】請求項12記載の発明によれば、補助ペダ
ルと補助床板との間に張設したばねの付勢力と前記補助
ペダルの自重とが相殺されており、その補助ペダルの自
重がブレーキペダルにあまりかからないから、小さな力
で補助ペダルによりブレーキペダルを操作することがで
きる。
【0068】請求項13記載の発明によれば、補助ペダ
ルが水平姿勢にした補助床板よりも上方に位置されてい
るので、その補助ペダルの踏み込み操作を容易に行うこ
とができる。また、前記補助ペダルを水平姿勢から上動
させて運転部の側壁に沿って起立させるだけで、ブレー
キペダルを使用可能状態にすることができる。
【0069】請求項14記載の発明によれば、補助ペダ
ルの踏み込み操作をストッパーを介してブレーキペダル
に確実に伝達することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態である立乗型フォ
ークリフトの補助床板を水平姿勢にした状態の斜視図で
ある。
【図2】 同縦断面図である。
【図3】 同補助床板を起立姿勢にした状態の斜視図で
ある。
【図4】 同縦断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態である立乗型フォ
ークリフトの補助床板を水平姿勢にした状態の斜視図で
ある。
【図6】 同縦断面図である。
【図7】 図6のA−A矢視図である。
【図8】 同補助床板を起立姿勢にした状態の斜視図で
ある。
【図9】 同縦断面図である。
【図10】 図9のB−B矢視図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態である立乗型フ
ォークリフトの補助床板を水平姿勢にした状態の斜視図
である。
【図12】 同縦断面図である。
【図13】 同リンク連結手段の変形例を示す側面図で
ある。
【図14】 本発明の第4の実施の形態である立乗型フ
ォークリフトの補助床板を水平姿勢にした状態の斜視図
である。
【図15】 同縦断面図ある。
【図16】 従来の立乗型フォークリフトの全体を示す
斜視図である。
【図17】 同側面図である。
【図18】 同ブレーキ機構の側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 運転部 14 フロア 15 ブレーキペダル 16 操作部 33 補助床板 34 補助ペダル 39 脚部 41 ロックピン 42 ロック孔 46 係止部材 49 立上り部 52 ねじ孔 54 ボルト(止着具) 59 リンク 65 脚部 70 ばね M オペレータ

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の後部に凹設した運転部のフロア上
    にオペレータが立って、車体に設けた操作部を操作する
    ことにより、車体と該車体の前部に設けたフォークとを
    駆動して荷役作業を行うようにした立乗型フォークリフ
    トにおいて、 前記フロアから所定間隔をおいた上方位置に、フロアと
    ほぼ同形状に形成された補助床板が着脱可能に装着され
    ていることを特徴とする立乗型フォークリフト。
  2. 【請求項2】 前記補助床板の後端縁が前記運転部の側
    壁に回動可能に枢着され、その補助床板が前記フロアと
    平行する水平姿勢と前記側壁に沿う起立姿勢とに姿勢変
    更可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の立乗型フォークリフト。
  3. 【請求項3】 前記補助床板の前端縁に脚部が設けられ
    ており、前記補助床板を水平姿勢にしたときに前記脚部
    の下端が前記フロアに当接されるように構成したことを
    特徴とする請求項2記載の立乗型フォークリフト。
  4. 【請求項4】 前記脚部が前記補助床板の前端縁に回動
    可能に枢着されると共に、該脚部の下端にロックピンが
    突設されており、その脚部の下端をフロアに当接させる
    ときに前記ロックピンがフロアに設けたロック孔に嵌入
    されるように構成したことを特徴とする請求項3記載の
    立乗型フォークリフト。
  5. 【請求項5】 前記運転部の側壁に、起立姿勢の補助床
    板を係止するための係止部材が設けられていることを特
    徴とする請求項2から4のいずれかに記載の立乗型フォ
    ークリフト。
  6. 【請求項6】 前記補助床板が前記フロアと平行する水
    平姿勢で前記運転台の側壁に止着具により着脱可能に止
    着されていることを特徴とする請求項1記載の立乗型フ
    ォークリフト。
  7. 【請求項7】 前記止着具がボルトからなり、前記運転
    部の側壁に前記ボルトをねじ込むためのねじ孔が上下方
    向所定ピッチをおいて複数形成されていることを特徴と
    する請求項6記載の立乗型フォークリフト。
  8. 【請求項8】 前記補助床板の下面に脚部が突設され、
    その脚部付き補助床板が前記フロア上に取外可能に載置
    されていることを特徴とする請求項1記載の立乗型フォ
    ークリフト。
  9. 【請求項9】 前記脚部の下端にロックピンが突設され
    ており、その脚部の下端をフロアに当接させるときに前
    記ロックピンがフロアに設けたロック孔に嵌入されるよ
    うに構成したことを特徴とする請求項8記載の立乗型フ
    ォークリフト。
  10. 【請求項10】 前記補助床板に補助ペダルが回動可能
    に枢着されており、補助床板を水平姿勢にしたときに前
    記補助ペダルが前記フロア上のブレーキペダルに係合さ
    れるように構成したことを特徴とする請求項1から9の
    いずれかに記載の立乗型フォークリフト。
  11. 【請求項11】 前記補助ペダルと前記ブレーキペダル
    とがリンクにより連動連結されていることを特徴とする
    請求項10記載の立乗型フォークリフト。
  12. 【請求項12】 前記補助ペダルと前記補助床板との間
    にばねが張設されており、そのばねの付勢力と前記補助
    ペダルの自重とが互いに相殺されるように構成したこと
    を特徴とする請求項10または11記載の立乗型フォー
    クリフト。
  13. 【請求項13】 前記フロア上のブレーキペダルに立上
    り部が突設され、該立上り部に補助ペダルが前記ブレー
    キペダルと平行する水平姿勢と前記運転部の側壁に沿う
    起立姿勢とに姿勢変更可能に枢着され、前記補助床板を
    フロアと平行する水平姿勢にしたときにその補助床板よ
    りも前記補助ペダルが上方に位置されていることを特徴
    とする請求項1から9のいずれかに記載の立乗型フォー
    クリフト。
  14. 【請求項14】 前記補助ペダルが水平姿勢から下向き
    に回動するのを阻止するストッパーがその補助ペダルま
    たは前記立上り部に設けられていることを特徴とする請
    求項13記載の立乗型フォークリフト。
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