JP3925881B2 - アリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器 - Google Patents

アリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は殺虫剤等の組成物を噴霧するロングノズル付エアゾル噴霧器に関し、特にアリ等の巣の中へ噴霧することに適したロングノズル付噴霧器を得たものである。
【0002】
【従来の技術】
従来噴霧器のロングノズルには、スプリング状のもの、折りたためるもの、伸縮自在なものなど種々のタイプが知られていた。またアリ用の噴霧器も種々知られており、これらはアリに直接噴霧する場合と、アリ等の巣の中へ薬剤を注入できるようにロングノズルを付けたものがあり、これらを併用するため、ロングノズルを着脱自在としたり、また折りたたんで噴口を使いわける方式を採用していた。
【0003】
また従来公知のキクイムシ(カミキリムシなどの庭木、果樹に孔をあける害虫の総称)用の噴霧器を第10図に示せば、エアゾル缶20に細管21を連結し、その先端に円錐形の注入子22が取り付けられている。円錐の頂点23に噴口があけられている。(実開昭56−97975号参照)
さらに畳処理用の噴射装置の一例を図11以下に示す。(実公昭63−363号参照)図11は斜視図、図12は側断面図、図13は使用のため噴射針の部分を取り出してのばしたところを示す図であって、1はエアゾル噴射器、2は押ボタン、3は弁杆、4は保護キャップ、5は接続部材、6は噴射針を夫々示している。針6はホルダー兼つまみ6cに取り付けられ、切目6b′を有する保護筒6bで囲まれている。図14は針とつまみの部分の断面図、図15は針を畳につき刺した状態の説明図であって、保護筒を畳に当ててつまみ6cを押し込むと、保護筒6bは切目6b′のところでつぶれて図15に示すように針6は畳aにつき刺さるようになっている。6aは針の噴口である。
【0004】
7は保護キャップ4に設けられた針収納部であって、図11、図12に示したように針6をキャップ4に収納しているときには、つまみ6cの孔6c′、6c′に突起7c、7cが挿入されており、保護筒6bは針6とともに孔7bの中に入りこんでいる。
図16は接続部材5の取付部の拡大断面図であって、5aはキャップ4から突出する固定筒、5bは回動部、5cは可撓性導管、5dは枢支連結部であって、この部分が切換バルブの作用を行う。枢支連結部5d内には互にはなれて直交する二本の通路5b1 、5b′とがあり、図16の状態では通路5b2 が通路5a′に通じていて、キャップ4の開口4a内にある押ボタン2を押すと液は通路5a′から通路5b2 に入り、正面の噴口5b、から水平に噴射される。図13のように枢支連結部5dを回動させると、通路5a′は通路5b′と通じ、液は可撓性導管5cを経て針6の方に導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のロングノズル付き噴霧器では、隙間に差し込んで使用する場合には利点があったが、アリ等の巣など平面に対し垂直につき刺す場合には、噴霧器を平面に対し平行にしなければならず、この場合通常の噴霧器では噴射不可能となる。そのため噴霧器下部をある程度下方に下げた状態で噴霧しなければならず、完全にロングノズルを垂直に挿入ないしつき刺すことはできなかった。したがって薬剤の注入時に薬剤が周囲に接触して効率が悪かった。また正倒立噴射可能な噴霧器もあるが、これも平行にして使用する場合には噴霧性能が悪くなり充分な噴射が不可能であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明においては、前記の課題を解決するために、噴口を有する押釦と、一端で当該噴口と接続し、他端でロングノズルと接続する接続部材と、一端で当該接続部材と接続し、他端で噴口部材と接続する当該ロングノズルと、当該噴口部材と、を備えるアリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器であって、噴霧器本体自身又は当該噴霧器本体の上部に設けられた保護キャップに、非使用時に前記ロングノズルを係止するための係止部が設けられており、前記接続部材が、伸縮性または可撓性を有するエアゾル導管を含んでおり、且前記噴口部材が、前記ロングノズルの断面外形よりも大きい断面を有するとともに前記噴口部材の下端と周囲とに前記ロングノズルの径より小さい径の噴口が複数個設けられていることを特徴とするアリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器を得たものである。
【0007】
【作用】
この発明のエアゾル噴霧器はロングノズルと係止部との間に充分な長さを有していて、かつ伸縮自在あるいは変形自在である導管が具備されていて、そのためエアゾル缶が正立していても、ロングノズルを巣孔に略、垂直に使用することができる。
【0008】
このような導管が具備されることがこの発明の要点であるから、導管は充分な長さと所要の伸縮性又は可撓性を有すればよく、具体的な構造については何らの制約はなく任意の構造でよいものである。
【0009】
【実施例】
図1はこの発明の噴霧器10の正面図、図2は図をF方向からみた平面図、図3は図1をR方向からみた側面図であって、エアゾル噴霧器10はエアゾル缶20の上部に保護キャップ30が取り付けられている。キャップ30の正面に第1噴口41を含む回転接続部40が取り付けられている。そして回転接続部40とロングノズル42の間は可撓導管46で連絡されている。後記するようにロングノズル42は摘み部50に取り付けられていて、可撓導管46も摘み部50に接続されている。
【0010】
キャップ30の上部には押釦31が設けられ、又摘み部50は非使用時には図に示すようにキャップ30に係止されている。ロングノズル42の先端には噴口を有する噴口部材43が取り付けられている。
可撓導管46は図示の如く伸縮自在に構成されていて、摘み部50とロングノズル42とを自在に噴霧器から離れてロングノズル42を所望の方向に向けることができるように構成されている。
【0011】
図4は摘み部50とともにロングノズル42の部分のみを取り出して示した図、図5は図4をF方向からみた平面図、図6は図4をR方向からみた底面図、図7は噴口部材43のみを示した図、図8は図7をR方向からみた底面図であって、図に示されるように、ロングノズル42は摘み部50の中心から外れて取り付けられている。ロングノズルの先端の噴口部材43の下端面には噴口となる中心の孔45ならびにその周囲に等間隔に3個の孔44、…があけられている。これらの孔44、45はロングノズルの口径より小さい径を有している。
【0012】
図9は摘み部50をキャップ30から外し回動接続部40を水平になるように回動させたところを示す図である。32は摘み部50を係止するための凹部であって、係止用ピン33が立設されている。図1などに示すように、キャップ30に摘み部50が係止されているときは、この係止ピン33は図6に示す摘み部底面の孔51に挿入され、摘み部50を係止する。前述のように、ロングノズル42は摘み部50の中心を外れて取り付けられているので、摘み部50をキャップ30に係止したとき、ロングノズル42は図1などに示されるように噴霧器の外周に沿って係止される。
【0013】
第1噴口41を含む回転接続部40の構成は図16に示す切換バルブの作用を行う枢支連結部と同じ構造であって、図1の状態で押釦31を押して噴射を行えば薬液は第1噴口41から水平に噴射される。
次に図9に示すように回転連結部を水平にまで回動すれば薬液は可撓連結管46に入り、ロングノズル42に至り、噴口部材43の噴口44、45かつ噴射される。噴口は中心噴口45及びその周囲の複数の噴口44からなっているので、噴射された内容液が細かい粒子の霧となり、それらが互いに衝突して拡散性が良くなる。可撓導管46を長くのばせば噴霧器を立てたままで先端のロングノズルをどの方向にも向けることができ、特に真上、真下の方向への噴霧が容易となるため、アリ等の巣などの細長い穴に挿入して噴射する場合に適している。
【0014】
図示の如く、この発明の実施例としてロングノズルと係止部の間の導管はつるまき状部を有する可撓導管46として示されているが、前述のようにこの発明の要点はエアゾル缶が正立していても、ロングノズルがアリ等の巣孔に略、垂直に使用できる点にあるのであるから、導管は充分な長さと、所要の伸縮性又は変形性を有していればよく、導管の具体的な構成は実施例に限定されることなく、任意の形態をとることが可能である。
【0015】
【発明の効果】
この発明は前記のような構成であって、噴霧器を立てたまま先端のロングノズルをどの方向に向けることも容易となり、特に真上、真下の方向への噴霧が容易となるため、アリ等の巣等の細長い穴に挿入して噴射する場合に適している。また摘み部付きのロングノズルとすれば噴射時使いやすく、非使用時には、ロングノズルを適宜係止できるので、運搬、保管が容易となる。さらに複数の小さな噴口より薬液が噴射されるので、拡散性がよく、アリの巣等の狭く複雑な空間を処理する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の噴霧器の正面図。
【図2】図1をF方向からみた平面図。
【図3】図1をR方向からみた側面図。
【図4】ロングノズル部分を示す図。
【図5】図4をF方向からみた平面図。
【図6】図4をR方向からみた底面図。
【図7】噴口部材を示す図。
【図8】図7をR方向からみた底面図。
【図9】ロングノズルを取り出した状態を示す図。
【図10】従来の噴霧器の一例を示す図。
【図11】従来の噴霧器の他の例を示す図。
【図12】図11に示す構造の側断面図。
【図13】図11に示す噴霧器の使用例を示す図。
【図14】噴射針とつまみの部分の断面図。
【図15】噴射針を畳に刺した状態の説明図。
【図16】枢支連結部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 噴霧器
20 エアゾル缶
30 キャップ
31 押釦
32 係止用凹部
33 係止ピン
40 回転接続部
41 第1噴口
42 ロングノズル
43 噴口部材
44 噴口
45 噴口
46 可撓導管
50 摘み部
51 孔

Claims (3)

  1. 噴口を有する押釦と、一端で当該噴口と接続し、他端でロングノズルと接続する接続部材と、一端で当該接続部材と接続し、他端で噴口部材と接続する当該ロングノズルと、当該噴口部材と、を備えるアリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器であって、
    霧器本体自身又は当該噴霧器本体の上部に設けられた保護キャップに、非使用時に前記ロングノズルを係止するための係止部が設けられており、
    前記接続部材が、伸縮性または可撓性を有するエアゾル導管を含んでおり、且
    前記噴口部材が、前記ロングノズルの断面外形よりも大きい断面を有するとともに
    前記噴口部材の下端と周囲とに前記ロングノズルの径より小さい径の噴口が複数個設けられていることを特徴とするアリの巣孔用ロングノズル付エアゾル噴霧器。
  2. 前記のロングノズルは、保護キャップに係止しうる摘み部に、その中心から外れたところに取り付けられていて、摘み部を保護キャップに係止したときにロングノズルが噴霧器外周に沿って係止されることを特徴とする請求項1記載のロングノズル付エアゾル噴霧器。
  3. 前記噴口は中心に1個、その周囲に等間隔で3個設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のロングノズル付エアゾル噴霧器。
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