JPH11222278A - ロングノズル付エアゾル噴霧器 - Google Patents

ロングノズル付エアゾル噴霧器

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JPH11222278A
JPH11222278A JP10026027A JP2602798A JPH11222278A JP H11222278 A JPH11222278 A JP H11222278A JP 10026027 A JP10026027 A JP 10026027A JP 2602798 A JP2602798 A JP 2602798A JP H11222278 A JPH11222278 A JP H11222278A
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long nozzle
sprayer
nozzle
aerosol
spray
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Shoichi Kawamoto
尚一 河本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴霧器を立てたままロングノズルを任意の方
向に向けることができ、アリ等の巣などの狭く複雑な空
間を処理する場合に適しているようなロングノズル付エ
アゾル噴霧器を得る。 【解決手段】 ロングノズル付エアゾル噴霧器10はエ
アゾル缶20とキャップ30とからなり、キャップ30
の正面には第1噴口41を含む回転接続部40を取りつ
け、ロングノズル42を取り付けた摘み部50との間は
可撓導管46で連結されている。ロングノズル不使用時
には摘み部50はキャップ部30に係止される。ロング
ノズル42は摘み部50の中心を外して取り付けられて
いるので、ロングノズル42も噴霧器に沿って係止され
る。ロングノズル42の先端にはロングノズルの口径よ
り小さい径の複数の噴口(その1つは符号44で示され
る)をもつ噴口部材43が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は殺虫剤等の組成物
を噴霧するロングノズル付エアゾル噴霧器に関し、特に
アリ等の巣の中へ噴霧することに適したロングノズル付
噴霧器を得たものである。
【0002】
【従来の技術】従来噴霧器のロングノズルには、スプリ
ング状のもの、折りたためるもの、伸縮自在なものなど
種々のタイプが知られていた。またアリ用の噴霧器も種
々知られており、これらはアリに直接噴霧する場合と、
アリ等の巣の中へ薬剤を注入できるようにロングノズル
を付けたものがあり、これらを併用するため、ロングノ
ズルを着脱自在としたり、また折りたたんで噴口を使い
わける方式を採用していた。
【0003】また従来公知のキクイムシ(カミキリムシ
などの庭木、果樹に孔をあける害虫の総称)用の噴霧器
を第10図に示せば、エアゾル缶20に細管21を連結
し、その先端に円錐形の注入子22が取り付けられてい
る。円錐の頂点23に噴口があけられている。(実開昭
56−97975号参照)さらに畳処理用の噴射装置の
一例を図11以下に示す。(実公昭63−363号参
照)図11は斜視図、図12は側断面図、図13は使用
のため噴射針の部分を取り出してのばしたところを示す
図であって、1はエアゾル噴射器、2は押ボタン、3は
弁杆、4は保護キャップ、5は接続部材、6は噴射針を
夫々示している。針6はホルダー兼つまみ6cに取り付
けられ、切目6b′を有する保護筒6bで囲まれてい
る。図14は針とつまみの部分の断面図、図15は針を
畳につき刺した状態の説明図であって、保護筒を畳に当
ててつまみ6cを押し込むと、保護筒6bは切目6b′
のところでつぶれて図15に示すように針6は畳aにつ
き刺さるようになっている。6aは針の噴口である。
【0004】7は保護キャップ4に設けられた針収納部
であって、図11、図12に示したように針6をキャッ
プ4に収納しているときには、つまみ6cの孔6c′、
6c′に突起7c、7cが挿入されており、保護筒6b
は針6とともに孔7bの中に入りこんでいる。図16は
接続部材5の取付部の拡大断面図であって、5aはキャ
ップ4から突出する固定筒、5bは回動部、5cは可撓
性導管、5dは枢支連結部であって、この部分が切換バ
ルブの作用を行う。枢支連結部5d内には互にはなれて
直交する二本の通路5b1 、5b′とがあり、図16の
状態では通路5b2 が通路5a′に通じていて、キャッ
プ4の開口4a内にある押ボタン2を押すと液は通路5
a′から通路5b2 に入り、正面の噴口5b、から水平
に噴射される。図13のように枢支連結部5dを回動さ
せると、通路5a′は通路5b′と通じ、液は可撓性導
管5cを経て針6の方に導かれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のロングノズル付
き噴霧器では、隙間に差し込んで使用する場合には利点
があったが、アリ等の巣など平面に対し垂直につき刺す
場合には、噴霧器を平面に対し平行にしなければなら
ず、この場合通常の噴霧器では噴射不可能となる。その
ため噴霧器下部をある程度下方に下げた状態で噴霧しな
ければならず、完全にロングノズルを垂直に挿入ないし
つき刺すことはできなかった。したがって薬剤の注入時
に薬剤が周囲に接触して効率が悪かった。また正倒立噴
射可能な噴霧器もあるが、これも平行にして使用する場
合には噴霧性能が悪くなり充分な噴射が不可能であっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明においては、前
記の課題を解決するために、エアゾル噴霧器の押釦を操
作することによって、接続部材を介して、押釦の噴口と
接続されているロングノズルを通じて噴霧器を正立状態
にしたままで平面に対して垂直方向にエアゾル噴霧ので
きるロングノズル付エアゾル噴霧器において、押釦の噴
口とロングノズルとを接続する接続部材が、ロングノズ
ルを先端に備えた可撓性のエアゾル導管を含んでおり、
かつ噴霧器自身又は保護キャップに、噴霧器の非使用時
にロングノズルを係止するための係止部が設けられてい
ることを特徴とするロングノズル付エアゾル噴霧器を得
たものである。
【0007】
【作用】この発明のエアゾル噴霧器はロングノズルと係
止部との間に充分な長さを有していて、かつ伸縮自在あ
るいは変形自在である導管が具備されていて、そのため
エアゾル缶が正立していても、ロングノズルを巣孔に
略、垂直に使用することができる。
【0008】このような導管が具備されることがこの発
明の要点であるから、導管は充分な長さと所要の伸縮性
又は可撓性を有すればよく、具体的な構造については何
らの制約はなく任意の構造でよいものである。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の噴霧器10の正面図、図2
は図をF方向からみた平面図、図3は図1をR方向から
みた側面図であって、エアゾル噴霧器10はエアゾル缶
20の上部に保護キャップ30が取り付けられている。
キャップ30の正面に第1噴口41を含む回転接続部4
0が取り付けられている。そして回転接続部40とロン
グノズル42の間は可撓導管46で連絡されている。後
記するようにロングノズル42は摘み部50に取り付け
られていて、可撓導管46も摘み部50に接続されてい
る。
【0010】キャップ30の上部には押釦31が設けら
れ、又摘み部50は非使用時には図に示すようにキャッ
プ30に係止されている。ロングノズル42の先端には
噴口を有する噴口部材43が取り付けられている。可撓
導管46は図示の如く伸縮自在に構成されていて、摘み
部50とロングノズル42とを自在に噴霧器から離れて
ロングノズル42を所望の方向に向けることができるよ
うに構成されている。
【0011】図4は摘み部50とともにロングノズル4
2の部分のみを取り出して示した図、図5は図4をF方
向からみた平面図、図6は図4をR方向からみた底面
図、図7は噴口部材43のみを示した図、図8は図7を
R方向からみた底面図であって、図に示されるように、
ロングノズル42は摘み部50の中心から外れて取り付
けられている。ロングノズルの先端の噴口部材43の下
端面には噴口となる中心の孔45ならびにその周囲に等
間隔に3個の孔44、…があけられている。これらの孔
44、45はロングノズルの口径より小さい径を有して
いる。
【0012】図9は摘み部50をキャップ30から外し
回動接続部40を水平になるように回動させたところを
示す図である。32は摘み部50を係止するための凹部
であって、係止用ピン33が立設されている。図1など
に示すように、キャップ30に摘み部50が係止されて
いるときは、この係止ピン33は図6に示す摘み部底面
の孔51に挿入され、摘み部50を係止する。前述のよ
うに、ロングノズル42は摘み部50の中心を外れて取
り付けられているので、摘み部50をキャップ30に係
止したとき、ロングノズル42は図1などに示されるよ
うに噴霧器の外周に沿って係止される。
【0013】第1噴口41を含む回転接続部40の構成
は図16に示す切換バルブの作用を行う枢支連結部と同
じ構造であって、図1の状態で押釦31を押して噴射を
行えば薬液は第1噴口41から水平に噴射される。次に
図9に示すように回転連結部を水平にまで回動すれば薬
液は可撓連結管46に入り、ロングノズル42に至り、
噴口部材43の噴口44、45かつ噴射される。噴口は
中心噴口45及びその周囲の複数の噴口44からなって
いるので、噴射された内容液が細かい粒子の霧となり、
それらが互いに衝突して拡散性が良くなる。可撓導管4
6を長くのばせば噴霧器を立てたままで先端のロングノ
ズルをどの方向にも向けることができ、特に真上、真下
の方向への噴霧が容易となるため、アリ等の巣などの細
長い穴に挿入して噴射する場合に適している。
【0014】図示の如く、この発明の実施例としてロン
グノズルと係止部の間の導管はつるまき状部を有する可
撓導管46として示されているが、前述のようにこの発
明の要点はエアゾル缶が正立していても、ロングノズル
がアリ等の巣孔に略、垂直に使用できる点にあるのであ
るから、導管は充分な長さと、所要の伸縮性又は変形性
を有していればよく、導管の具体的な構成は実施例に限
定されることなく、任意の形態をとることが可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】この発明は前記のような構成であって、
噴霧器を立てたまま先端のロングノズルをどの方向に向
けることも容易となり、特に真上、真下の方向への噴霧
が容易となるため、アリ等の巣等の細長い穴に挿入して
噴射する場合に適している。また摘み部付きのロングノ
ズルとすれば噴射時使いやすく、非使用時には、ロング
ノズルを適宜係止できるので、運搬、保管が容易とな
る。さらに複数の小さな噴口より薬液が噴射されるの
で、拡散性がよく、アリの巣等の狭く複雑な空間を処理
する場合に適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の噴霧器の正面図。
【図2】図1をF方向からみた平面図。
【図3】図1をR方向からみた側面図。
【図4】ロングノズル部分を示す図。
【図5】図4をF方向からみた平面図。
【図6】図4をR方向からみた底面図。
【図7】噴口部材を示す図。
【図8】図7をR方向からみた底面図。
【図9】ロングノズルを取り出した状態を示す図。
【図10】従来の噴霧器の一例を示す図。
【図11】従来の噴霧器の他の例を示す図。
【図12】図11に示す構造の側断面図。
【図13】図11に示す噴霧器の使用例を示す図。
【図14】噴射針とつまみの部分の断面図。
【図15】噴射針を畳に刺した状態の説明図。
【図16】枢支連結部の構成を示す断面図。
【符号の説明】
10 噴霧器 20 エアゾル缶 30 キャップ 31 押釦 32 係止用凹部 33 係止ピン 40 回転接続部 41 第1噴口 42 ロングノズル 43 噴口部材 44 噴口 45 噴口 46 可撓導管 50 摘み部 51 孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾル噴霧器の押釦を操作することに
    よって、接続部材を介して、押釦の噴口と接続されてい
    るロングノズルを通じて、噴霧器を正立状態にしたまま
    で平面に対して垂直方向にエアゾル噴霧のできるロング
    ノズル付エアゾル噴霧器において、 押釦の噴口とロングノズルとを接続する接続部材が、ロ
    ングノズルを先端に備えた可撓性のエアゾル導管を含ん
    でおり、 かつ噴霧器自身又は保護キャップに、噴霧器の非使用時
    にロングノズルを係止するための係止部が設けられてい
    ることを特徴とするロングノズル付エアゾル噴霧器。
  2. 【請求項2】 前記のロングノズルは、保護キャップに
    係止しうる摘み部に、その中心から外れたところに取り
    付けられていて、摘み部を保護キャップに係止したとき
    にロングノズルが噴霧器外周に沿って係止されることを
    特徴とする請求項1記載のロングノズル付エアゾル噴霧
    器。
  3. 【請求項3】 前記のロングノズルの先端には噴口部材
    が設けられ、この噴口部材にロングノズルの径より小さ
    い径の噴口が複数個設けられていることを特徴とする請
    求項1又は2の何れかに記載のロングノズル付エアゾル
    噴霧器。
  4. 【請求項4】 前記噴口は中心に1個、その周囲に等間
    隔で3個設けられていることを特徴とする請求項3記載
    のロングノズル付エアゾル噴霧器。
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WO2012120986A1 (ja) * 2011-03-09 2012-09-13 興和株式会社 エアゾール容器用噴射装置および靴用エアゾール製品

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