JP3923292B2 - 車車間通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車車間において走行情報を相互に交信可能な車輌用の車車間通信装置に関し、特に車車間通信により与えられる走行情報により、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を特定すると共に、特定した他車輌に対して双方向通信を開設し、開設された双方向通信により、他車輌との間で具体的な運転者の意志情報を通信する車車間通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車車間通信は、一定の周期をもって車輌に関する特定の情報のみを送受信し、その情報をもとにして、車輌制御や、更に表示ランプ、ブザー等の簡単な告知手段による運転者への情報提供・警報等を行なっている。このような従来技術には、特開平7−251691号公報、または特開平7−260930号公報に開示される技術がある。
特開平7−251691号公報に記載の技術では、周囲に存在する他の移動体が発信する信号を受信して移動体を検出する移動体検出装置に、移動体を検出した場合に乗員(運転者)に対して表示や警告を行う車内表示ランプ、及びブザー等の表示手段と、移動体を検出した場合に外部に対して視覚表示を行う車外表示手段を備え、他の移動体が発信する信号が所定の受信強度以上に受信された場合、他の移動体が自車輌の近傍にいると判断し、用意された車内表示ランプ、及びブザー、車外ランプにより、これを乗員、または外部に対して伝達している。
また、特開平7−260930号公報に記載の技術では、更に周囲に存在する移動体に対して信号の発信を要求する要求信号送信手段を設け、自車輌に向けて接近する移動体に対してのみ上述の信号の発信を要求し、必要のない他の移動体に信号を発信させる無駄を省いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の車車間通信では、一定の周期をもって車輌に関する特定の情報を送受信するのみであり、かつ自車輌の周辺において移動体(他車輌)を検出した時の表示情報は、簡単なランプ等の表示のみであるため、運転者は、これらの情報を自車輌の周辺にいる他車輌の動きを判断するための情報として用いることができなかった。特に、運転者は、自車輌の走行に影響を与えると予想される他車輌の運転者が、次にどのように行動するつもりであるかを具体的に知ることができないため、接近した車輌の運転者同士が同じ場所へ向けて車輌を進行させ、更に車輌同士が接近する可能性があった。
更に、自車輌の周辺に他車輌が検出されたという情報だけでは、運転者はどの他車輌が自車輌の走行に影響を与える車輌であるかを判断することが難しく、誤判断により、関係のない他車輌を対象車輌として認識する可能性があった。
【0004】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を特定し、該他車輌との間で運転者の意志情報を双方向で通信する車車間通信装置を提供することを目的とする。より具体的には、車車間通信により与えられる車輌毎の走行情報により、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を、運転者の判断を介さず、対象車輌として特定し、運転者の特定の音声に応じて、対象車輌に対する双方向通信を開設することにより、自車輌と対象車輌の運転者間のコミュニケーションを可能にし、円滑な交通を実現する車車間通信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車車間において走行情報を相互に交信可能な車輌用の車車間通信装置であって、運転者の特定の音声の対象であって、前記走行情報により自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を特定する特定手段(例えば実施の形態のステップS31からステップS38)と、前記特定手段により特定された車輌に対してのみ運転者の特定の音声に応じて双方向通信を開設する開設手段と(例えば実施の形態のステップS5からステップS15)、を備え、前記開設手段により開設された双方向通信は、前記他車輌との間で前記運転者の特定の音声に対応した運転者の意思を表す情報を通信することを特徴とする。
以上の構成により、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌の特定を、運転者の意志によらずに行うことで、運転者の判断という不確実性を排除することを可能とする。また、特定された車輌に対してのみ双方向通信を開設することで、情報を必要としている他車輌の運転者に対してのみ、情報を伝達することを可能とする。また、以上の構成により、運転者の特定の音声に対応した情報を用いて、具体的に運転者同士がコミュニケーションを行うことを可能とする。
なお、ここで「走行情報」とは、実施の形態の制御装置1が、自車位置評定装置3から取得し、最初に各車輌が自車輌以外の他車輌に向けて送信し合う、自車輌の走行位置や走行速度、方位、進路等の情報を指す。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態の車車間通信装置の構成を示すブロック図である。図1において、符号1は、本実施の形態の車車間通信装置の動作を制御するマイクロコンピュータによる制御装置を示す。符号2は、GPS(Global Positioning System )の信号を受信するアンテナを示す。符号3は、アンテナ2で受信したGPSの信号により、車輌の走行位置や走行速度を算出する自車位置評定装置を示す。符号4は、自車輌の加減速度やハンドル角度、ブレーキ・スロットルの開閉度等を検出するために車輌の各所に搭載された自車輌搭載センサを示す。符号5は、制御装置1から指示された信号を発振する発振器を示す。符号6は、発振器5の出力を希望の送信周波数へ変換する周波数混合器を示す。符号7は、周波数混合器6へ供給する周波数信号を発生するPLLシンセサイザを示す。符号8は、周波数混合器6の出力を送信に必要な電力まで増幅する増幅器を示す。符号9は、増幅器8で増幅された送信信号をアンテナへ供給する送信器を示す。符号10は、他車輌へ自車輌の情報を送信する車車間通信用の送信アンテナを示す。符号11は、自車輌へ他車輌からの情報を受信する車車間通信用の受信アンテナを示す。符号12は、アンテナ11で受信した車車間通信の他車輌から自車輌への情報を、制御装置1へ入力する受信器を示す。符号13は、運転者の音声を電気信号へ変換する車輌搭載マイクを示す。符号14は、車輌搭載マイクから入力された音声を認識し、結果を制御装置1へ入力する音声認識装置を示す。符号15は、制御装置1から運転者へ通知したい情報を表示する情報提供装置を示す。符号16は、制御装置1の制御の時間基準を作るタイマを示す。
【0008】
以上の構成において、本実施の形態では、各車輌に搭載された車車間通信装置の制御装置1が、自車位置評定装置3から取得した自車輌の走行位置や走行速度、方位、進路等の情報を、発振器5から送信器9までの送信系無線通信装置を介して送信アンテナ10より、自車輌以外の他車輌に向けて送信している。このような状況下において、交通状況を判断した任意の車輌の運転者により発せられた音声は、当該車輌の車輌搭載マイク13を通して音声認識装置14で認識されて制御装置1へ入力される。当該車輌の車車間通信装置の制御装置1では、運転者の音声情報が入力されると、音声情報の入力に同期して、周辺の他車輌が送信している他車輌の走行位置や走行速度、方位、進路等の情報を、アンテナ11と受信器12を含む受信系無線通信装置により受信し、更に、自車位置評定装置3から自車輌の走行位置や走行速度、方位、進路等の情報を、及び自車輌搭載センサ4から自車輌の加減速度やハンドル角度、ブレーキ・スロットルの開閉度等の情報を取得し、運転者の発した音声の対象であって、当該車輌の走行に影響を与えると予想される他車輌を対象車輌として特定する。次に、対象車輌との双方向通信を開設し、対象車輌との間で前述の送受信系無線通信装置により、運転者により発せられた音声に対応する運転者の意志を表す情報と、自車位置評定装置3から取得した自車輌の走行位置や走行速度、方位、進路等の情報や自車輌搭載センサ4から取得した自車輌の加減速度やハンドル角度、ブレーキ・スロットルの開閉度等の情報を通信すると同時に、情報提供装置15に対象車輌との双方向通信内容を含む当該車輌と対象車輌の交通状況情報を表示する。
【0009】
次に、本実施の形態の車車間通信装置の制御手順を図面を用いて説明する。
まず、図2、及び図3を用いて、本実施の形態の車車間通信装置の全体の制御手順を説明する。図2、及び図3は、本実施の形態の車車間通信装置の制御手順を示すフローチャートである。
図2において、まず運転者によるイベント発生の有無を判断する(ステップS1)。なお、イベント発生判断処理の詳細は後述する。
次に、イベント発生判断の結果、周辺に走行する他車輌に対して伝達するべきか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において、周辺に走行する他車輌に対して伝達するべき状態であると判定した場合(ステップS2のYES)、伝達するべき対象の他車輌を抽出して特定する(ステップS3)。なお、対象車輌抽出処理の詳細は後述する。また、ステップS3はステップS1の前に行い、予め他車輌を抽出していても良い。
そして、抽出の結果、伝達するべき対象の他車輌が存在するか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において、伝達するべき対象の他車輌が存在すると判定した場合(ステップS4のYES)、特定した他車輌に対して双方向通信によるフィードバック回線の回線開設通知を送信し(ステップS5)、特定された他車輌との双方向通信を開設して相手からの応答を待つ(ステップS6)。
双方向通信を開設したら、回線開設通知に対する相手からの応答があったか否かを判断する(ステップS7)。
【0010】
ステップS7において、相手からの応答が無い場合(ステップS7のNO)、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、予め指定した待ち時間T1より短いか否かを判定する(ステップS8)。
ステップS8において、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、予め指定した待ち時間T1より短い場合(ステップS8のYES)、ステップS7へ戻り、相手からの応答を待つ。
ステップS8において、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、予め指定した待ち時間T1より長い場合(ステップS8のNO)、回線開設通知を送信した回数nが、予め指定した送信回数N1より少ないか否かを判定する(ステップS9)。
ステップS9において、回線開設通知を送信した回数nが、予め指定した送信回数N1より少ない場合(ステップS9のYES)、ステップS5へ戻り特定した他車輌に対して回線開設通知を送信し、上述の動作を繰り返す。
また、ステップS9において、回線開設通知を送信した回数nが、予め指定した送信回数N1より多い場合(ステップS9のNO)、ステップS1へ戻り、イベントの発生判断から上述の動作を繰り返す。
【0011】
一方、ステップS7において、回線開設通知に対する相手からの応答があった場合(ステップS7のYES)、図3に示すステップS10へ進み、開設した双方向回線に詳細情報を送信し(ステップS10)、また、対象車輌からの詳細情報を受信し(ステップS11)、これらの双方向通信の内容を情報提供装置15へ表示する(ステップS12)。なお、双方向回線により送受信する通信パケットの詳細は後述する。
次に、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、他車輌から走行に影響を与えられていると考えられる継続時間T2より短いか否か、かつイベント中であるか否かを判定する(ステップS13)。ここで、他車輌から走行に影響を与えられていると考えられる継続時間T2とは、自車輌の大きさや走行速度、走行方向、及び他車輌の大きさや走行速度、走行方向等から求まる、両車輌がある一定距離以内に位置する時間のことで、例えば乗用車同士、乗用車と大型トレーラー、大型トレーラー同士では異なる時間長となり、また両車輌の走行速度や走行方向によっても異なる時間長となる。従って、他車輌と送受信する詳細情報には、走行速度や走行方向の他に、車輌の種類や大きさを特定できる車輌情報を含むものとし、これらにより継続時間T2はその都度状況に応じて最適な時間長を設定されるものとする。
ステップS13において、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、他車輌から走行に影響を与えられていると考えられる継続時間T2より短く、かつイベント中であった場合(ステップS13のYES)、ステップS10へ戻り、開設した双方向回線に詳細情報を送信して上述の動作を繰り返す。
ステップS13において、回線開設通知を送信してからの経過時間tが、他車輌から走行に影響を与えられていると考えられる継続時間T2より長いか、またはイベントが終了している場合(ステップS13のNO)、特定した対象車輌に対して回線開放通知を送信し(ステップS14)、回線を開放する(ステップS15)。
【0012】
また、ステップS2において、イベント発生判断の結果が周辺に走行する他車輌に対して伝達するべき状態でないと判定した場合(ステップS2のNO)、あるいは、ステップS4において、伝達するべき対象の他車輌が存在しないと判定した場合(ステップS4のNO)、図3に示すステップS16へ進み、他車輌からの回線開設通知を受信したか否かを判定する(ステップS16)。
ステップS16において、他車輌からの回線開設通知を受信していた場合、回線の開設者である他車輌に対して、開設通知に対する応答信号を送信する(ステップS17)。
次に、開設回線を介して、回線の開設者である他車輌から詳細情報を受信する(ステップS18)。
そして、受信した情報の内容を情報提供装置15へ表示する(ステップS20)と共に、回線の開設者である他車輌に対して自車輌の詳細情報を送信する(ステップS21)。
詳細情報を送信したら、回線の開設者である他車輌より回線開放通知を受信したか否かを判定する(ステップS21)。
ステップS21において、回線の開設者である他車輌より回線開放通知を受信していない場合(ステップS21のNO)、ステップS18へ戻り、回線の開設者である他車輌から詳細情報を受信するところから上述の動作を繰り返す。
ステップS21において、回線の開設者である他車輌より回線開放通知を受信していた場合(ステップS21のYES)、ステップS15へ進み、回線を開放する。
【0013】
一方、ステップS16において、他車輌からの回線開設通知を受信していない場合、ステップS15へ進み、回線を開放する。
【0014】
次に、図4、図5、図6、及び図7を用いて、図2のステップS1における車車間通信装置のイベント発生判断処理の制御手順を説明する。
図4は、本実施の形態の車車間通信装置の動作例を説明するための道路の交通状況の一例を示す図である。図4において、符号20は、直進する走行車輌を示す。符号21は、走行車輌20の前方へ路肩から進入しようとする路肩進入車輌を示す。符号22は、走行車輌20や路肩進入車輌が走行する道路を示す。図5は、本実施の形態の車車間通信装置のイベント発生判断処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。また、図6は、本実施の形態の車車間通信装置の音声テーブルの一例を示す図である。図7は、本実施の形態の車車間通信装置の伝達範囲テーブルの一例を示す図である。
例えば、今、図4に示すような交通状況において、走行車輌20の運転者が路肩進入車輌21を発見し、”停止していてください”という内容の音声を発声したとする。
図5における制御手順では、制御装置1が、音声認識装置14を介して、このような運転者による音声の発声があったか否かを判定する(ステップS21)。ステップS21において、運転者による音声の発声があったと判定した場合(ステップS21のYES)、図6に示す、コードの番号、伝達内容の概要、及び音声認識結果の内容を対応づけて記録した音声テーブルを読み込む(ステップS22)。
次に、音声認識装置14を介して入力された音声信号と音声テーブルの内容を比較し(ステップS23)、入力された音声信号と同内容の情報が、音声テーブル上に存在するか否かを判定する(ステップS24)。上述の例では、”停止していてください”という運転者の発声した音声は、音声テーブルの音声認識内容に記録されており、対応する伝達内容の概要として”停止状態の要求”を、コードの番号として”1”を取得する。音声テーブルは、この他、コード番号2の伝達内容の概要には”注意喚起を要求”という内容を、音声認識内容には”注意してください、存在に気づいてください。”という内容を記録する。コード番号3の伝達内容の概要には”進路譲り”という内容を、音声認識内容には”先にどうぞ。”という内容を記録する。コード番号4の伝達内容の概要には”警告”という内容を、音声認識内容には”気をつけてください。”という内容を記録する。ステップS24において、入力された音声信号と同内容の情報が、音声テーブル上に存在すると判定した場合(ステップS24のYES)、図7に示す、イベント内容に対する伝達範囲を記録した伝達範囲テーブルを読み込む(ステップS25)。
次に、伝達範囲テーブルから、入力された音声信号のイベント内容に対応した伝達範囲を示す情報を取得する(ステップS26)。上述の例では、イベント内容が音声情報の停止要求であるので、伝達範囲として”交差ポイント中心”を取得する。伝達範囲テーブルは、この他、イベント内容の”音声情報・注意喚起”には伝達範囲として”自車周辺”を、イベント内容の”音声情報・進路譲り(交差点周辺)”には伝達範囲として”交差ポイント中心”を、イベント内容の”音声情報・進路譲り(交差点周辺以外)”には伝達範囲として”自車周辺”を、それぞれ対応づけて記録する。
【0015】
一方、ステップS21において、運転者による音声の発声がないと判定した場合(ステップS21のNO)、あるいは、ステップS24において、入力された音声信号と同内容の情報が、音声テーブル上に存在しないと判定した場合(ステップS24のNO)、何もせずにイベント発生判断処理を終了する。この場合、周囲に伝達するべき情報はない。
【0016】
次に、図8を用いて、図2のステップS3における車車間通信装置の対象車輌抽出処理の制御手順を説明する。図8は、本実施の形態の車車間通信装置の対象車輌抽出処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。
図8において、まず、対象車輌抽出処理に必要な各種情報の収集を行う(ステップS31)。ここで、各種情報の収集とは、自車位置評定装置3から取得する車速、位置、方位、進路等の位置状況を判断するための情報収集(ステップS31a)、自車輌搭載センサ4から取得するブレーキ・スロットルの開閉度の他、自車速等の車輌の運転状況を判断するための情報収集(ステップS31b)、受信器12を含む受信系無線通信装置から取得する他車輌の車速、位置、方位、進路等の周囲状況を判断するための情報収集(ステップS31c)を指す。
次に、図5のイベント発生判断処理のステップS26において取得された伝達範囲が「自車周辺」であるか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS32において、取得された伝達範囲が「自車周辺」であった場合(ステップS32のYES)、自車位置標定装置3から算出される自車の方位・自車の位置と、受信器12を含む受信系無線通信装置により選られる他の車輌の位置・進行方向から、自車の一定範囲以内に自車と進行方向を同じくする他車輌が存在するか否かを判定する(ステップS33)。
ステップS33において、自車の一定範囲以内に自車と進行方向を同じくする他車輌が存在すると判定した場合(ステップS33のYES)、自車進行方向に対して後方に位置する他車輌が存在するか否かを判定する(ステップS34)。そして、ステップS34において、自車進行方向に対して後方に位置する他車輌が存在すると判定した場合(ステップS34のYES)、対象車輌として抽出し、受信信号中に含まれる車輌IDにより対象車輌を特定する(ステップS35)。
また、ステップS33において、自車の一定範囲以内に自車と進行方向を同じくする他車輌が存在しないと判定した場合(ステップS33のNO)、あるいは、ステップS34において、自車進行方向に対して後方に位置する他車輌が存在しないと判定した場合(ステップS34のNO)、何もせずに対象車輌抽出処理を終了する。
【0017】
一方、ステップS32において、取得された伝達範囲が「交差ポイントを中心」であった場合(ステップS32のNO)、自車位置標定装置3から算出される自車の方位・自車の位置・差し掛かろうとしている交差点等の位置状況判断(ステップS31a)と、自車輌搭載センサ4から得られるブレーキ・スロットル開度・自車速等の車輌運転状況判断(ステップS31b)と、受信系無線通信装置により得られる他車輌の位置・進行方向・差し掛かる交差点等の周囲状況判断(ステップS31c)の各々の判断情報内容から、自車の進行方向に対し進行ベクトルが交わる他車輌が存在するか否かを判定する(ステップS36)。
ステップS36において、自車の進行方向に対し進行ベクトルが交わる他車輌が存在すると判定した場合(ステップS36のYES)、交わる点における推定到着時間差がある一定時間未満であるような他車輌が存在するか否かを判定する(ステップS37)。
ステップS37において、交わる点における推定到着時間差がある一定時間未満であるような他車輌が存在すると判定した場合(ステップS37のYES)、対象車輌として抽出し、受信信号中に含まれる車輌IDにより対象車輌を特定する(ステップS38)。図4に示した交通状況の例では、走行車輌20の運転者が発声した”停止していてください”という音声から、上述のように伝達範囲”交差ポイント中心”が得られているので、路肩進入車輌21が自車の進行方向に対し進行ベクトルが交わり、かつ交わる点における推定到着時間差がある一定時間未満である他車輌として特定される。
【0018】
また、ステップS36において、自車の進行方向に対し進行ベクトルが交わる他車輌が存在しないと判定した場合(ステップS36のNO)、あるいは、ステップS37において、交わる点における推定到着時間差がある一定時間未満であるような他車輌が存在しないと判定した場合(ステップS37のNO)、何もせずに対象車輌抽出処理を終了する。
【0019】
なお、上述の対象車輌の抽出において、各車輌の進行ベクトルの交わりと、交わる点への推定到着時間差は以下により求まる。すなわち、対象車輌から受信した対象車輌の位置と差し掛かろうとしている交差点等の目的場所の位置の情報から、対象車輌と目的場所のベクトルを求め、同様に、自車輌の自車位置標定装置3から算出される自車の位置・差し掛かろうとしている交差点等の目的場所から求めたベクトルと重ね合わせることによりベクトルの交点を求め、対象車輌に位置、及び自車輌の位置からベクトル交点までの距離を計算し、更に対象車輌から受信した対象車輌の車速度・加速度等の情報と、自車輌搭載センサ4から得られる車速度・加速度等の情報を用いて、ベクトルの交点までのお互いの到達時間を計算することにより、推定到着時間差を得ることができる。
【0020】
次に、図9、及び図10を用いて、本実施の形態の車車間通信装置で送受信される通信パケットの詳細を説明する。
図9は、本実施の形態の車車間通信装置で送受信される車輌情報通信パケットの一例を示す図である。この図において、図9(a)は、回線開設要求者データパケットであって、お互いがお互いの走行に影響を与えないような交通状況では、全車が周辺に対して自車輌のIDに図9(b)に示す車速や交差点までの距離、位置や方位、進路等の自車輌の走行状況を表す情報のみを送信している。
これに対し、図8に示す対象車輌抽出処理において、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を特定した場合、図9(a)の回線開設要求者データパケットには、図9(b)に示す情報に加えて、図9(c)に示すような、フィードバック回線開設、開放の要求信号と対象車輌ID信号を含むフィードバック回線用データを追加して送信し、新たな双方向回線を開設する。
また、図10は本実施の形態の車車間通信装置で送受信されるフィードバック用回線通信パケットの一例を示す図である。この図において、図10(a)は、回線開設者データパケットであって、対象車輌からの応答により新たに開設された双方向回線上で送受信されるデータパケットである。このデータパケット上には車輌IDと共に図10(b)に示す加減速度の他、ハンドル角度等の詳細な車輌挙動情報や、図6の音声テーブルを参照に割り当てたコード情報等を載せて送信する。図4に示した交通状況の例では、走行車輌20の運転者が発声した”停止していてください”という音声から、上述のようにコードの番号”1”が得られているので、パケットのコード情報には番号”1”が挿入される。
【0021】
次に、本実施の形態の車車間通信装置における運転者同士のコミュニケーションの例を具体的に図面を用いて説明する
図11は、本実施の形態の車車間通信装置におけるイベント発生直後の情報提供装置の表示画面の一例を示す図である。図12は、同実施の形態の車車間通信装置におけるイベント終了間際の情報提供装置の表示画面の一例を示す図である。
図13は、同実施の形態の車車間通信装置における情報提供装置の車輌内配置例を示す図である。図13において符号50は、運転者の邪魔にならない運転席の近傍に配置されたNAVIDisplayを示し、自車輌の位置を運転者へ伝達して目的地へ誘導するナビゲーションシステムの情報を表示する。符号51は、HUD(Head Up Display )を示し、運転者の前方のフロントガラスに情報を表示する。符号52は、メーター一体Displayを示し、速度等の走行に必要な内容を含めた情報を表示する。
【0022】
例えば、図4に示す交通状況において、上述のように、走行車輌20の運転者が路肩進入車輌21を発見し、”停止していてください”という内容の音声を発声したとすると、車車間通信装置が、路肩進入車輌21を自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌として特定し、路肩進入車輌21との双方向通信を開設する。双方向回線が開設されると、路肩進入車輌21の情報提供装置には、走行車輌20から送信された音声コード情報に従い、図11(a)に示すような簡単な交通状況と、走行車輌20の運転者の意志を示す表示画面が表示される。これに対して、路肩進入車輌21の運転者が”了解しました。停止します”という内容の音声を発声したとすると、走行車輌20の情報提供装置には、路肩進入車輌21から送信された音声コード情報に従い、同様に、図11(b)に示すような表示画面が表示される。なお、情報提供装置には、図13に示すような、NAVIDisplay50、HUD51、メーター一体Display52等を用いることが考えられるが、HUD51の表示内容は、走行中の視界を妨げないように、車車間通信における運転者の意志情報(文字情報)のみであっても良い。
更に、路肩進入車輌21が道を譲り、走行車輌20が支障無く走行することができた場合、路肩進入車輌21の情報提供装置には、図12(a)に示すように、走行車輌20の運転者の”ありがとう”ということばが表示され、走行車輌20の情報提供装置には、図12(b)に示すように、路肩進入車輌21の運転者の”どういたしまして”ということばが表示されてイベントは終了する。
【0023】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1に記載の発明によれば、自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌の特定を、運転者の意志によらずに行い、運転者の判断という不確実性を排除すると同時に、特定された車輌に対してのみ双方向通信を開設することで、情報を必要としている他車輌の運転者に対してのみ、情報を伝達することが可能となる。
【0024】
また、運転者の特定の音声に対応した情報を用いて、具体的に運転者同士がコミュニケーションを行うことが可能となる。
【0025】
従って、車輌を運転する運転者の詳細な状況・判断内容を表す予め決められた特定の情報を、その車輌の走行に影響を与えることが予想され、かつ情報を必要としている他車輌の運転者に対して伝達することにより、各車輌の運転者同士のコミュニケーションを可能とし、各車輌の運転者同士の誤判断による影響を受けない円滑な交通を実現できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態の車車間通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施の形態の車車間通信装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図3】 同実施の形態の車車間通信装置の制御手順を示すフローチャートである。
【図4】 同実施の形態の車車間通信装置の動作例を説明するための道路の交通状況の一例を示す図である。
【図5】 同実施の形態の車車間通信装置のイベント発生判断処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。
【図6】 同実施の形態の車車間通信装置の音声テーブルの一例を示す図である。
【図7】 同実施の形態の車車間通信装置の伝達範囲テーブルの一例を示す図である。
【図8】 同実施の形態の車車間通信装置の対象車輌抽出処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。
【図9】 同実施の形態の車車間通信装置で送受信される車輌情報通信パケットの一例を示す図である。
【図10】 同実施の形態の車車間通信装置で送受信されるフィードバック用回線通信パケットの一例を示す図である。
【図11】 同実施の形態の車車間通信装置におけるイベント発生直後の情報提供装置の表示画面の一例を示す図である。
【図12】 同実施の形態の車車間通信装置におけるイベント終了間際の情報提供装置の表示画面の一例を示す図である。
【図13】 同実施の形態の車車間通信装置における情報提供装置の車輌内配置例を示す図である。
【符号の説明】
S5〜S15 開設手段
S31〜S38 特定手段

Claims (1)

  1. 車車間において走行情報を相互に交信可能な車輌用の車車間通信装置であって、
    運転者の特定の音声の対象であって、前記走行情報により自車輌の走行に影響を与えることが予想される他車輌を特定する特定手段と、
    前記特定手段により特定された車輌に対してのみ双方向通信を開設する開設手段と、
    を備え、
    前記開設手段により開設された双方向通信は、前記他車輌との間で前記運転者の特定の音声毎に対応した運転者の意思を表す情報を通信することを特徴とする車車間通信装置。
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