JP3917798B2 - デジタルカメラシステム及びデジタルカメラの調整方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影レンズやストロボなど少なくとも一部のユニットをカメラ本体に対して着脱可能なデジタルカメラシステム及びデジタルカメラの調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7にデジタルカメラの一般的な撮像系部材の構成を示す。同図に示すように撮像レンズ群11を介して入射した光は、光学的なローパスフィルタとしてIrカットフィルタ12を通過して有害赤外線成分が除去された後にCCD部13で結像される。
【0003】
ここでCCD部13において、正確にはマイクロレンズアレイ13aにより各画素毎に集光された光は例えば原色系ベイヤー配列のカラーフィルタ13bを介してフォトダイオードを有するCCD素子13cに結像される。
【0004】
しかるに、上記撮像レンズ群11、Irカットフィルタ12、及びCCD部13のマイクロレンズアレイ13aとカラーフィルタ13b、これらのうちでも特にIrカットフィルタ12とカラーフィルタ13bはそれぞれ分光特性上のばらつきが大きく、色再現に大きな影響を与えてしまうことになる。
【0005】
この影響をカメラ内で最小限に抑えるためには、ホワイトバランスや色補正の補正値を個々のカメラ毎に調整することが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、CCDや撮影レンズ、外付けストロボ等をユニット単位で交換可能なシステムカメラにおいては、ユニットを交換することでシステム全体としての色再現性が変化してしまうことになる。
【0007】
したがって、この色再現性の変化を抑制するためには、ユニット間の分光特性を押さえて設計する必要があり、この点が特にCCDを開発する上で大きな制約となっていた。
【0008】
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、それぞれ分光特性の異なるユニットを交換して装着しても色再現性が変化することがないように、常に適切なホワイトバランス調整を行なうことが可能なデジタルカメラシステム及びデジタルカメラのホワイトバランス調整方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、カメラ本体と、このカメラ本体に対して着脱自在のユニットとを含むデジタルカメラシステムにおいて、上記ユニットに設けられ、当該ユニット固有の色補正に係る特性からなる情報を記憶した第1の記憶手段と、上記カメラ本体内に設けられ、当該カメラ本体の色補正に係る特性からなる情報を記憶した第2の記憶手段と、上記カメラ本体に装着されているユニットに設けられた各第1の記憶手段の記憶内容及び上記第2の記憶手段の記憶内容に基づいて撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算手段とを具備し、さらに、この第1の演算手段で算出した撮影時の色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算手段と、目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算手段で得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算手段との双方を含む第2の演算手段を具備したことを特徴とする。
【0010】
このようなシステム構成とすれば、その時点で装着されているユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、特に色補正に係る特性で個体差が大きいユニットを装着する場合でもきわめて正確にこれを補正し、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となる。
【0011】
請求項2記載の発明は、カメラ本体と、このカメラ本体に対して着脱自在のユニットとを含むデジタルカメラシステムにおいて、上記カメラ本体内に設けられ、当該カメラ本体の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報と、装着される可能性を有する複数のユニットの識別情報に対応した色補正に係る特性からなる情報とを記憶する記憶手段と、カメラ本体に装着されているユニットの識別情報を検出する検出手段と、この検出手段の検出結果に基づいて上記記憶手段から装着されているユニットの色補正に係る特性からなる情報を読出し、撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算手段とを具備し、さらに、この第1の演算手段で算出した色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算手段と、目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算手段で得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算手段との双方の係数演算手段を含む第2の演算手段を具備したことを特徴とする。
【0012】
このようなシステム構成とすれば、その時点で装着されているユニットが予め色補正に係る特性を登録しているものであればそれらユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となり、さらに個々のユニットではそのユニットを識別するための識別情報のみで色補正に係る特性からなる情報自体を記憶する必要がないので、きわめて小さな記憶容量のメモリを備えればよいことになる。
【0013】
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、撮影条件を設定する撮影条件設定手段をさらに具備し、上記第1及び第2の演算手段は、上記撮影条件設定手段の設定した撮影条件に対応した演算を実行してホワイトバランス係数及び色補正係数の双方を算出することを特徴とする。
【0014】
このようなシステム構成とすれば、上記請求項1または2記載の発明の作用に加えて、例えばストロボ発光の有無やカラーフィルタの使用など、撮影条件に対応してホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことができるため、実際の撮影状況に即したものとすることができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記第1の記憶手段または第2の記憶手段または記憶手段に記憶された色補正に係る特性からなる情報は、分光特性、ホワイトバランスゲイン、及び色補正マトリクスのいずれかを含んでなることを特徴とする。
【0016】
このようなシステム構成とすれば、上記請求項1または2記載の発明の作用に加えて、色補正に係る特性からなる情報として分光特性、ホワイトバランスゲイン、及び色補正マトリクスのいずれかを含むことにより、情報が分光特性からなるものであれば、撮影時の光源に対応した正確な色補正を実行することができ、ホワイトバランスゲインからなるものであれば特にホワイトバランスの算出を迅速に行なうことができ、また色補正マトリクスからなるものであれば色補正値の算出をきわめて短時間に実行することができるなど、各特性に対応した色補正の処理を効率的に行なうことができる。
【0017】
請求項5記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記カメラ本体は、装着される可能性のあるユニットの色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を記憶する第3の記憶手段をさらに具備し、上記第1の演算手段は、装着されたユニットからその色補正に係る特性からなる情報またはそのユニットの識別情報が得られない場合に、上記第3の記憶手段に記憶される色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を使用して演算を行なうことを特徴とする。
【0018】
このようなシステム構成とすれば、上記請求項1または2記載の発明の作用に加えて、色補正に係る特性からなる情報が得られないユニットを装着した場合でも、代って上記デフォルト値を用いることで、システム全体の総合的な色補正に係る特性を実際の特性から大きく外すことなく得ることができ、したがってある程度まで正確なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となる。
【0019】
請求項6記載の発明は、上記請求項5記載の発明において、上記第1の演算手段による上記色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を使用した演算の実行の有無を設定するデフォルト設定手段をさらに具備したことを特徴とする。
【0020】
このようなシステム構成とすれば、上記請求項5記載の発明の作用に加えて、上記デフォルト値の使用を選択設定できるため、上記デフォルト値を使用することで総合的な色補正に係る特性が実際の特性から大きく外れてしまうと判断される場合にも対処できる。
【0021】
請求項7記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記第1の演算手段で算出した色補正に係る特性及び、上記第2の演算手段で算出したホワイトバランス係数及び色補正係数の双方を記憶する第4の記憶手段と、上記カメラ本体に対するユニットの装着状態に応じて上記第4の記憶手段の記憶内容を書換える記憶制御手段とをさらに具備したことを特徴とする。
【0022】
このようなシステム構成とすれば、上記請求項1または2記載の発明の作用に加えて、ユニットの装着状態が変わらない限り演算処理を実行する必要がないので、無駄な電力消費を避け、また撮影動作等を中断させてしまうことがない。
【0023】
請求項8記載の発明は、カメラ本体に着脱自在のユニットを有するデジタルカメラの調整方法において、上記カメラ本体に装着されたユニットに設けられている、そのユニット固有の色補正に係る特性からなる情報を記憶したメモリから当該情報を読出す一方、上記カメラ本体内に設けられている、当該カメラ本体の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報を記憶したメモリからも当該情報を読出す第1の情報取得ステップと、この第1の情報取得ステップで得た複数の色補正に係る特性からなる情報から撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算ステップとを有し、さらに、この第1の演算ステップで得た色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算ステップと、目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算ステップとの双方の係数演算ステップを含む第2の演算ステップとを有したことを特徴とする。
【0024】
このような方法とすれば、その時点で装着されているユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、特に色補正に係る特性で個体差が大きいユニットを装着する場合でもきわめて正確にこれを補正し、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となる。
【0025】
請求項9記載の発明は、カメラ本体に着脱自在のユニットを有するデジタルカメラのホワイトバランス及び色調整方法において、上記カメラ本体に装着されたユニットに設けられている、そのユニットの識別情報を記憶したメモリから当該識別情報を読出す識別情報取得ステップと、この識別情報取得ステップで得た識別情報に対応した色補正に係る特性からなる情報と、その時点の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報とを、内蔵しているメモリから読出す第1の情報取得ステップと、この第1の情報取得ステップで得た複数の色補正に係る特性からなる情報により撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算ステップとを有し、さらに、この第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算ステップと、目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算ステップとの双方の係数演算ステップを含む第2の演算ステップとを有したことを特徴とする。
【0026】
このような方法とすれば、その時点で装着されているユニットが予め色補正に係る特性を登録しているものであればそれらユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となり、さらに個々のユニットではそのユニットを識別するための識別情報のみで色補正に係る特性からなる情報自体を記憶する必要がないので、きわめて小さな記憶容量のメモリを備えればよいことになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下本発明をレンズ及びCCD交換式のデジタルカメラシステムに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
【0028】
図1は同実施の形態に係るデジタルカメラシステムの最小限の機能回路構成を示すもので、ここではカメラ本体21に対して、撮影レンズユニット22、CCDユニット23、及びストロボユニット24を装着しているものとする。
【0029】
これら各ユニット22〜24は、いずれも当該ユニット固有の分光特性データをその識別情報と共に記憶した、例えばEEPROMによるメモリ221〜241を備えている。
【0030】
より正確には、メモリ221には撮影レンズユニット22の分光透過率特性データが、メモリ231にはCCDユニット23の分光感度特性データが、そしてメモリ241にはストロボユニット24の分光放射輝度特性データがそれぞれそのユニットの識別情報と共に固定的に記憶されるもので、それぞれのメモリ221〜241の記憶内容はユニット22〜24がこのカメラ本体21に装着されることで、各接点を介してカメラ本体21内のインタフェース(I/F)211より制御部212に読込まれる。
【0031】
この制御部212にはまた、EEPROM等の不揮発性メモリで構成され、このカメラ本体21自体のリレー光学系や有害赤外線をカットするIrフィルタ等を含めた分光透過特性データと、外付けされるストロボユニットを除く各種光源、例えば快晴時の太陽光、薄曇り時の太陽光、A光源、白色蛍光灯、3波昼光タイプの蛍光灯、タングステン灯などのデフォルト値としての分光放射輝度特性データとをそれぞれ固有の識別情報に対応させて固定記憶するメモリ213が接続されている。
【0032】
制御部212は、CPUとその動作プログラムを記憶したROM及びワークメモリとしてのRAM等から構成されるもので、インタフェース211を介して読込んだ分光特性データと上記メモリ213から適宜選択して読込む分光特性データとにより、撮影条件に対応した総合的な分光特性を算出し、得た総合的な分光特性に基づいて、さらに撮影で得られる画像データに対するホワイトバランス調整と色補正の値を算出して、その算出した各値と、上記総合的な分光特性を算出する際に使用した各ユニットの識別情報等とを上記メモリ213に記憶設定させる。
【0033】
このメモリ213は上述した如くEEPROM等の不揮発性メモリで構成されるため、記憶設定されたホワイトバランス調整と色補正の各値と、ユニットの識別情報等は、このカメラ本体21での電源の投入状態に関係なく保持される。
【0034】
なお、カメラ本体21に装着されるユニット22〜24のメモリ221〜241とカメラ本体21のメモリ213は、EEPROMではなくフラッシュメモリなど他の不揮発性メモリで構成するものとしても良い。
【0035】
次に上記実施の形態の動作について説明する。
【0036】
図2はカメラ本体21で電源を投入すべく電源スイッチを操作してから制御部212が実行する、主としてホワイトバランス調整と色補正に関する処理内容を示すものである。
【0037】
すなわち電源投入直後には、このカメラ本体21にその時点で装着されているユニットのチェックを行ない(ステップS1)、次いでメモリ213に記憶している、すでに算出してある総合的な分光特性に使用したユニットの識別情報を読出し(ステップS2)、これらを比較することでシステムの状態に変化があるか否かを判断する(ステップS3)。
【0038】
ここで、システムの状態に変化がないと判断した場合、すなわち前回の電源オフ操作時から、装着しているユニットの状態が変化してしない場合には、そのまま以後新たなユニットの着脱があるか否かを判断しながら(ステップS4)、撮影その他に関するなんらかの操作が行なわれたか否かを判断する(ステップS5)、という処理を繰返し実行することで、ユニットの装着状態が変化するか、あるいはなんらかの操作がなされるのを待機する。
【0039】
上記ステップS03でシステムの状態に変化があったと判断した場合、すなわち前回電源をオフしてから、今回電源をオンするまでの間に、装着されているユニットの状態が変化したと判断した場合には、あらためてインタフェース211を介してその時点で装着されている各ユニットからその識別情報と共に分光特性データを読込むと共に、その時点で使用している、光源の分光放射輝度特性データ、カメラ本体21内のリレーレンズ系及びIrカットフィルタ等の分光透過特性データをメモリ213から読出す(ステップS08)。
【0040】
そして、これらの各分光特性データを用いて撮像系の総合的な分光特性を算出し、その算出結果からさらにホワイトバランスの調整値と色補正処理の補正値とを算出する(ステップS09)。
【0041】
図3乃至図6は上記図1で示したユニット装着状態における各分光特性を例示するものである。
【0042】
図3は光源として使用されるストロボユニット24の分光放射輝度特性ST(λ)を示すもので、この特性をデータ化したものがこのストロボユニット24の識別情報及びその他の情報、例えばガイドナンバーや照射角度を示す情報と共に予めストロボユニット24のメモリ241に記憶されているものとする。
【0043】
図4は撮影レンズユニット22の分光透過特性L(λ)を示すもので、この特性をデータ化したものが、この撮影レンズユニット22の識別情報及びその他の情報、例えば焦点距離や絞りのF値を示す情報と共に予め撮影レンズユニット22のメモリ221に記憶されているものとする。
【0044】
図5はカメラ本体21のリレー光学系やIrカットフィルタ等を含めた分光透過特性M(λ)を示すもので、この特性をデータ化したものが予めメモリ213に記憶されているものとする。
【0045】
図6は例えば原色系(RGB)のカラーフィルタを有する、撮像素子であるCCDユニット23の各原色毎の分光感度特性R(λ),G(λ),B(λ)を示すもので、この特性をデータ化したものがこのCCDユニット23の識別情報と共に予めCCDユニット23のメモリ231に記憶されているものとする。
【0046】
したがって、この撮像系の総合的な分光感度は、演算
【数1】
Figure 0003917798
となる。
【0047】
こうして得たRtotal,Gtotal,Btotalを用いて、
Rゲイン=Gtotal/Rtotal
Bゲイン=Gtotal/Btotal
としてRゲインとBゲインとを求めるもので、この求めたRゲインとBゲインをホワイトバランスの調整値としてメモリ213に記憶設定させておき、撮像により得た画像データのホワイトバランス調整に使用するものとする。
【0048】
このとき同時に、特に目標とする色に関する補正値も算出しておく。ここでは、特に目標とする色として例えば記憶色としてのシアンをカラー1、人物の肌色をカラー2、緑をカラー3として求めるものとする。
【0049】
カラー1〜3それぞれその分光反射特性をclr1(λ),clr2(λ),clr3(λ)とすると、まず演算
【数2】
Figure 0003917798
を求め、この(2)式で得た9個の値を上記(1)式における
Rtotal,Gtotal,Btotal=1
となるように正規化する。この場合、Rtotal=1となる係数を求めると、その係数を上記(2)式中のRclr1(〜3)の3つの式の右辺のR(λ)に代入することにより、相対値化する。
【0050】
次いで、目標となるカラー1〜3の各色成分RGBが図7に示すような組合わせからなるものとすると、マトリクス演算
【数3】
Figure 0003917798
となるような3行3列のMを演算により算出する。
【0051】
さらに、こうして得たMに対し、
【数4】
Figure 0003917798
を求め、これを新たな行列Mとし、色補正値として上記ホワイトバランスの調整値と共にメモリ213に記憶設定させておく。
【0052】
こうしてユニットの装着状態に対応して新たなホワイトバランス調整値と色補正値とをメモリ213に記憶設定させた後、再び上記ステップS05に進む。
【0053】
また、上記ステップS04で新たなユニットの着脱があったと判断した場合にも、上記ステップS08〜S10の処理を実行し、新たなホワイトバランス調整値と色補正値とを算出してメモリ213に記憶設定させた後、再び上記ステップS05に戻る。
【0054】
そして、ステップS05で撮影その他に関するなんらかの操作が行なわれたと判断すると、次にその操作が電源スイッチによるものではないことを確認した上で(ステップS06)、その操作に対応した処理、例えば撮影を指示するレリーズボタンの操作であれば、直ちに撮影を実行し、得た画像に対して上記記憶したホワイトバランス調整値、色補正値を用いた補正処理を加えた上で記録媒体であるメモリカード等に記録する、などの処理を実行した後、再びステップS04からの処理に戻る。
【0055】
なお、上記ホワイトバランス調整値及び色補正値の算出の説明では、ストロボユニット24が装着されているものとして光源であるストロボの分光放射輝度特性を勘案してホワイトバランス調整値と色補正値とを算出するものとしたが、これと併せてストロボユニット24を使用しない場合の光源、例えば快晴時の太陽光、薄曇り時の太陽光、A光源、白色蛍光灯、3波昼光タイプの蛍光灯、タングステン灯などのデフォルト値としての分光放射輝度特性データのうちの任意選択設定されたものをメモリ213から読出して、上記と同様にこれを光源とした場合のシステムのホワイトバランス調整値と色補正値とを同時に算出しておくようにしてもよい。
【0056】
その場合、実際に撮影を行なった場合にはストロボユニット24による発光を行なったか否かにより、対応するホワイトバランス調整値と色補正値を用いて画像データに対する補正処理を実行することとなる。
【0057】
また上記ステップS06で、なされた操作が電源スイッチによるものであると判断した場合には、そのまま電源をオフさせるものとし、以上でこの図2の処理を終了する。
【0058】
なお、上記実施の形態にあっては、カメラ本体21に装着される撮影レンズユニット22、CCDユニット23、及びストロボユニット24のそれぞれに設けられたメモリ221〜241にそれぞれの分光特性をデータ化したものが予め記憶されているものとして説明したが、比較的ユニット毎での分光特性の個体差が小さいと考えられる撮影レンズユニット等では、そのレンズの識別情報のみをメモリに記憶させておき、カメラ本体21のメモリ213側で、装着される可能性のある複数の撮影レンズユニットの分光特性をデータ化したものを各レンズユニットの識別情報と共に記憶させておくようにすれば、接続されるユニット側のメモリのサイズを充分小さなものとしながら、同様の作用効果を得ることができる。
【0059】
また、カメラ本体21のメモリ213には、さらに種々ユニットの分光特性のデフォルト値をデータ化したものを予め記憶しておき、装着されたユニットから分光特性あるいはそれを識別するための識別情報が得られない場合に、任意選択状態に応じてデフォルト値のデータを変わりに用いるものとすれば、総合的な分光特性が実際の特性から大きく外れてしまうと判断される場合にもこれに対処して、総合的な分光特性が実際の特性からさほど大きく外れることなく、したがってある程度まで正確なホワイトバランス調整及び色補正を得てこれらを撮影に供することが可能となる。
【0060】
次に、色補正に係る係数として、各ユニット毎に、目標とする色に補正するためのホワイトバランス係数補正値を記憶し、そのユニット毎を用いるときにはユニットに記憶されたホワイトバランス係数補正値を用いて撮影時のホワイトバランス係数を求める用にした例を説明する。
【0061】
具体的には、レンズユニットには、そのレンズユニット固有の分光特性に基づいたホワイトバランス係数補正値として、Rlens,Blensの2つの補正値を記憶しておく。
【0062】
同様に、CCD撮像素子ユニットには、Rccd,Bccd、ストロボユニットにはRst,Bstをそれぞれ記憶する。
【0063】
上記の各ユニットをカメラ本体に接続して使用する時には、これら補正値を用いて
Rtotal=Rlens・Rccd・Rst
Btotal=Blens・Bccd・Bst
としてRtotal,Btotalを求め、これを本体が有する基準のRゲイン、Bゲインに乗算することで、撮像により得た画像データのホワイトバランス調整に使用する。
【0064】
上記以外の実施の形態として、色補正に係る係数として、各ユニット毎に色補正マトリクス係数を有する場合の例を説明する。
【0065】
具体的には、レンズユニットには、そのレンズユニット固有の分光特性に基づいた3行3列の色補正マトリクスとして、Mlensの補正値を記憶しておく。
【0066】
同様に、CCD撮像素子ユニットには、Mccd、ストロボユニットにはMstをそれぞれ記憶する。
【0067】
上記の各ユニットをカメラ本体に接続して使用する時には、これら補正値を用いて
Mtotal=Mlens・Mccd・Mst
Btotal=Blens・Bccd・Bst
としてMtotalを求め、これを本体が有する基準の色補正マトリクスに乗算することで、撮像により得た画像データの色補正に使用する。
【0068】
また、上記実施の形態は、レンズ及びCCD交換式のデジタルカメラシステムに適用した場合について例示したものであるが、本発明はこれに限ることなく、例えば光学レンズ系と撮像素子であるCCDとを一体化したワンチップカメラを複数配設して店舗の監視等を行なう監視システムで、各ワンチップカメラから送られてくるそれぞれ分光特性の異なる画像データを、モニタ側でホワイトバランスの調整及び色補正を施して表示させるような場合においても有効であるし、さらには他のシステム構成を有するものであってもよいことは勿論である。
【0069】
その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
【0070】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、その時点で装着されているユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、特に色補正に係る特性で個体差が大きいユニットを装着する場合でもきわめて正確にこれを補正し、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となる。
【0071】
請求項2記載の発明によれば、その時点で装着されているユニットが予め色補正に係る特性を登録しているものであればそれらユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となり、さらに個々のユニットではそのユニットを識別するための識別情報のみで色補正に係る特性からなる情報自体を記憶する必要がないので、きわめて小さな記憶容量のメモリを備えればよいことになる。
【0072】
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、例えばストロボ発光の有無やカラーフィルタの使用など、撮影条件に対応してホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことができるため、実際の撮影状況に即したものとすることができる。
【0073】
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、色補正に係る特性からなる情報として分光特性、ホワイトバランスゲイン、及び色補正マトリクスのいずれかを含むことにより、情報が分光特性からなるものであれば、撮影時の光源に対応した正確な色補正を実行することができ、ホワイトバランスゲインからなるものであれば特にホワイトバランスの算出を迅速に行なうことができ、また色補正マトリクスからなるものであれば色補正値の算出をきわめて短時間に実行することができるなど、各特性に対応した色補正の処理を効率的に行なうことができる。
【0074】
請求項5記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、色補正に係る特性からなる情報が得られないユニットを装着した場合でも、代って上記デフォルト値を用いることで、システム全体の総合的な色補正に係る特性を実際の特性から大きく外すことなく得ることができ、したがってある程度まで正確なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となる。
【0075】
請求項6記載の発明によれば、上記請求項5記載の発明の効果に加えて、上記デフォルト値の使用を選択設定できるため、上記デフォルト値を使用することで総合的な色補正に係る特性が実際の特性から大きく外れてしまうと判断される場合にも対処できる。
【0076】
請求項7記載の発明によれば、上記請求項1または2記載の発明の効果に加えて、ユニットの装着状態が変わらない限り演算処理を実行する必要がないので、無駄な電力消費を避け、また撮影動作等を中断させてしまうことがない。
【0077】
請求項8記載の発明によれば、その時点で装着されているユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、特に色補正に係る特性で個体差が大きいユニットを装着する場合でもきわめて正確にこれを補正し、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となる。
【0078】
請求項9記載の発明によれば、その時点で装着されているユニットが予め色補正に係る特性を登録しているものであればそれらユニット個々の色補正に係る特性に対応し、システム全体の総合的な色補正に係る特性を得た上でホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうようになるため、常に適切なホワイトバランス調整及び色補正の双方を行なうことが可能となると共に、個々のユニットの開発、設計の自由度を上げることも可能となり、さらに個々のユニットではそのユニットを識別するための識別情報のみで色補正に係る特性からなる情報自体を記憶する必要がないので、きわめて小さな記憶容量のメモリを備えればよいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るデジタルカメラシステムの機能回路構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態に係る電源オン時の主としてホワイトバランス調整と色補正に関する処理内容を示すフローチャート。
【図3】同実施の形態に係るストロボユニットの分光放射輝度特性を例示する図。
【図4】同実施の形態に係る撮影レンズユニットの分光透過特性を例示する図。
【図5】同実施の形態に係るカメラ本体の分光透過特性を例示する図。
【図6】同実施の形態に係るCCDユニットの各原色毎の分光感度特性を例示する図。
【図7】同実施の形態に係る色補正処理の内容を説明する図。
【図8】デジタルカメラの一般的な撮像系部材の構成を示す図。
【符号の説明】
11…撮像レンズ群
12…Irカットフィルタ
13…CCD部
13a…マイクロレンズアレイ
13b…カラーフィルタ
13c…CCD素子
21…カメラ本体
211…インタフェース
212…制御部
213…メモリ
22…撮影レンズユニット
221…メモリ
23…CCDユニット
231…メモリ
24…ストロボユニット
241…メモリ

Claims (9)

  1. カメラ本体と、このカメラ本体に対して着脱自在のユニットとを含むデジタルカメラシステムにおいて、
    上記ユニットに設けられ、当該ユニット固有の色補正に係る特性からなる情報を記憶した第1の記憶手段と、
    上記カメラ本体内に設けられ、当該カメラ本体の色補正に係る特性からなる情報を記憶した第2の記憶手段と、
    上記カメラ本体に装着されているユニットに設けられた各第1の記憶手段の記憶内容及び上記第2の記憶手段の記憶内容に基づいて撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算手段と
    を具備し、さらに、
    この第1の演算手段で算出した撮影時の色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算手段と、
    目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算手段で得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算手段と
    双方を含む第2の演算手段を具備したことを特徴とするデジタルカメラシステム。
  2. カメラ本体と、このカメラ本体に対して着脱自在のユニットとを含むデジタルカメラシステムにおいて、
    上記カメラ本体内に設けられ、当該カメラ本体の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報と、装着される可能性を有する複数のユニットの識別情報に対応した色補正に係る特性からなる情報とを記憶する記憶手段と、
    カメラ本体に装着されているユニットの識別情報を検出する検出手段と、
    この検出手段の検出結果に基づいて上記記憶手段から装着されているユニットの色補正に係る特性からなる情報を読出し、撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算手段と
    を具備し、さらに、
    この第1の演算手段で算出した色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算手段と、
    目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算手段で得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算手段と
    双方の係数演算手段を含む第2の演算手段を具備したことを特徴とするデジタルカメラシステム。
  3. 撮影条件を設定する撮影条件設定手段をさらに具備し、
    上記第1及び第2の演算手段は、上記撮影条件設定手段の設定した撮影条件に対応した演算を実行してホワイトバランス係数及び色補正係数の双方を算出する
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラシステム。
  4. 上記第1の記憶手段または第2の記憶手段または記憶手段に記憶された色補正に係る特性からなる情報は、分光特性、ホワイトバランスゲイン、及び色補正マトリクスのいずれかを含んでなることを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラシステム。
  5. 上記カメラ本体は、装着される可能性のあるユニットの色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を記憶する第3の記憶手段をさらに具備し、
    上記第1の演算手段は、装着されたユニットからその色補正に係る特性からなる情報またはそのユニットの識別情報が得られない場合に、上記第3の記憶手段に記憶される色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を使用して演算を行なう
    ことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラシステム。
  6. 上記第1の演算手段による上記色補正に係る特性からなる情報のデフォルト値を使用した演算の実行の有無を設定するデフォルト設定手段をさらに具備したことを特徴とする請求項5記載のデジタルカメラシステム。
  7. 上記第1の演算手段で算出した色補正に係る特性及び、上記第2の演算手段で算出したホワイトバランス係数及び色補正係数の双方を記憶する第4の記憶手段と、
    上記カメラ本体に対するユニットの装着状態に応じて上記第4の記憶手段の記憶内容を書換える記憶制御手段と
    をさらに具備したことを特徴とする請求項1または2記載のデジタルカメラシステム。
  8. カメラ本体に着脱自在のユニットを有するデジタルカメラの調整方法において、
    上記カメラ本体に装着されたユニットに設けられている、そのユニット固有の色補正に係る特性からなる情報を記憶したメモリから当該情報を読出す一方、上記カメラ本体内に設けられている、当該カメラ本体の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報を記憶したメモリからも当該情報を読出す第1の情報取得ステップと、
    この第1の情報取得ステップで得た複数の色補正に係る特性からなる情報から撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算ステップと
    を有し、さらに、
    この第1の演算ステップで得た色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算ステップと、
    目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算ステップと
    双方の係数演算ステップを含む第2の演算ステップとを有したことを特徴とするデジタルカメラの調整方法。
  9. カメラ本体に着脱自在のユニットを有するデジタルカメラのホワイトバランス及び色調整方法において、
    上記カメラ本体に装着されたユニットに設けられている、そのユニットの識別情報を記憶したメモリから当該識別情報を読出す識別情報取得ステップと、
    この識別情報取得ステップで得た識別情報に対応した色補正に係る特性からなる情報と、その時点の撮影条件に対応した色補正に係る特性からなる情報とを、内蔵しているメモリから読出す第1の情報取得ステップと、
    この第1の情報取得ステップで得た複数の色補正に係る特性からなる情報により撮影時の色補正に係る特性を算出する第1の演算ステップと
    を有し、さらに、
    この第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性に基いてホワイトバランス係数を算出するホワイトバランス係数演算ステップと、
    目標とする複数色それぞれの3刺激値を予め記憶し、上記第1の演算ステップで得た撮影時の色補正に係る特性から上記複数色それぞれの3刺激値を算出し、その算出結果と上記記憶している目標とする複数色それぞれの3刺激値とにより上記撮像系部材の色補正係数を算出する色補正係数演算ステップと
    双方の係数演算ステップを含む第2の演算ステップとを有したことを特徴とするデジタルカメラの調整方法。
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