JP4717229B2 - 撮像装置及びそのホワイトバランス処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続撮影モードを有する撮像装置及びそのホワイトバランス処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、デジタルスチルカメラにおけるオートホワイトバランス調節では、連続撮影(連写)の際、初回(1枚目)の撮影により得られた画像に基づいてホワイトバランス補正値を算出し、その補正値を連続撮影における次回(2枚目)以降の撮影に用いていた。この方法によれば、ホワイトバランス補正値を算出する処理が1度で済むため処理速度を速くすることができ、高速連写時には好適である。一方、連続撮影の際、1回(1枚)の撮影毎にホワイトバランス補正値を算出する方法も用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の方法のうち前者の方法では、初回に撮影した画像に基づいてホワイトバランス補正値が決定され、次回以降の撮影全てにそのホワイトバランス補正値が用いられるため、連続撮影中に被写体を照明している光の色温度が変化したときは、適正にホワイトバランス補正が行われない場合がある。
【0004】
また、後者の方法である連続撮影中に毎回ホワイトバランス補正値を算出する方法では、処理速度が低下して高速連写ができないばかりでなく、連続撮影中に被写体を照明している光の色温度が変化したときには、その前後で画像の色が異なってしまい、違和感のある連続撮影画像になることが考えられる。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、連続撮影中に被写体を照明する光の色温度が変化しても、適正なホワイトバランス補正を行うことができる撮像装置及びそのホワイトバランス処理方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の撮像装置は、連続撮影により複数の静止画の画像を得ることが可能な撮像手段を備える撮像装置であって、前記撮像手段とは別に設けられた測光素子から入力された測光データに基づき被写体の輝度を測定する測定手段と、連続撮影に含まれる第1撮影により得られた画像に基づく第1ホワイトバランス補正値及び連続撮影に含まれ前記第1撮影の後に行われる第2撮影により得られた画像に基づく第2ホワイトバランス補正値を取得する取得手段と、前記測定手段により測定された前記第1撮影に対応する第1輝度と前記第2の撮影に対応する第2輝度との間の輝度の変化量を算出する第1算出手段と、前記第1算出手段により算出された変化量に応じて前記第1ホワイトバランス補正値と前記第2ホワイトバランス補正値の重み付けを行うことにより、前記第2撮影により得られた画像を補正するための第3ホワイトバランス補正値を算出する第2算出手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の撮像装置は、請求項1記載の撮像装置において、前記第2算出手段により算出された第3ホワイトバランス補正値を用いて前記第2撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行う補正手段を、さらに備えることを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の撮像装置は、請求項1又は2記載の撮像装置において、前記第2算出手段は、前記第1算出手段により算出された変化量が所定の変化量より大きい場合は前記第1ホワイトバランス補正値よりも前記第2ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出し、前記算出された変化量が前記所定の変化量より小さい場合は前記第2ホワイトバランス補正値よりも前記第1ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする。
【0009】
請求項4記載の撮像装置は、請求項3記載の撮像装置において、前記所定の変化量は、前回撮影時に前記測定手段により測定した被写体の輝度に対する変化量であることを特徴とする。
【0010】
請求項5記載の撮像装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置において、前記第3ホワイトバランス補正値を記憶する記憶手段をさらに有し、前記取得手段は次に用いる第1ホワイトバランス補正値として前記記憶手段から前記第3ホワイトバランス補正値を取得することを特徴とする。
【0011】
請求項6記載の撮像装置は、請求項2乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置において、連続撮影の撮影速度が一定以上である場合、前記補正手段は、前記連続撮影に含まれる初回の撮影により得られた画像に基づくホワイトバランス補正値を用いて、2回目以降の撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行うことを特徴とする。
【0013】
上記目的を達成するために、請求項7記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法は、連続撮影により複数の静止画の画像を得ることが可能な撮像手段と、前記撮像手段とは別に設けられた測光素子から入力された測光データに基づき被写体の輝度を測定する測定手段と、を備える撮像装置の画像処理方法であって、連続撮影に含まれる第1撮影により得られた画像に基づく第1ホワイトバランス補正値及び連続撮影に含まれ前記第1撮影の後に行われる第2撮影により得られた画像に基づく第2ホワイトバランス補正値を取得する取得ステップと、前記測定手段により測定された前記第1撮影に対応する第1輝度と前記第2の撮影に対応する第2輝度との間の輝度の変化量を算出する第1算出ステップと、前記第1算出ステップにより算出された変化量に応じて前記第1ホワイトバランス補正値と前記第2ホワイトバランス補正値の重み付けを行うことにより、前記第2撮影により得られた画像を補正するための第3ホワイトバランス補正値を算出する第2算出ステップと、を備えることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0017】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【0018】
図1において、デジタルスチルカメラは、撮像レンズ101と、撮像装置102と、中央制御回路103と、データ制御ブロック104と、露光条件制御ブロック105と、第1メモリ106,第2メモリ107,第3メモリ108と、ホワイトバランス(WB)制御ブロック109と、測光素子110と、レリーズボタン111とを備える。
【0019】
撮像装置102は、CCD(Charge Coupled Device)等から成り、撮影レンズ101を通して入力される被写体の像を光電変換して画像データを作成する。作成された画像データは、中央制御回路103内のデータ制御ブロック104に転送される。
【0020】
中央制御回路103は、マイクロコンピュータ(CPU)等から成り、露光条件制御ブロック105と、ホワイトバランス制御ブロック109と、データ制御ブロック104とを備え、上述したデジタルスチルカメラ各部の制御を行う。
【0021】
データ制御ブロック104は、撮像装置102、露光条件制御ブロック105、ホワイトバランス制御ブロック109、及び第3メモリ108に接続され、撮像装置102から転送された画像データを第3メモリ108に転送して記憶させる機能や、ホワイトバランス制御ブロック109から入力されたホワイトバランス補正値に基づいて画像データの色調を補正する機能等を備える。また、ユーザにより連続撮影モードが設定された場合には、予め第3のメモリ108に記憶されたプログラムコードを読み出して後述する連続撮影(連写)処理を行う。
【0022】
露光条件制御ブロック105は、測光素子110から入力された測光データに基づいて連続撮影時の露光条件である絞り値及びシャッタスピードの演算を行うと共に、被写体の輝度を測定(算出)し、その輝度データをホワイトバランス制御ブロック109及びデータ制御ブロック104のそれぞれに転送する。
【0023】
ホワイトバランス制御ブロック109は、データ制御ブロック104から転送された画像データ及び露光条件制御ブロック105から転送された輝度データに基づいてホワイトバランス補正値を算出し、そのホワイトバランス補正値をデータ制御ブロック104に転送する。第1メモリ106、第2メモリ107、及び第3メモリ108は記憶装置であり、第1メモリ106及び第2メモリ107は、ホワイトバランス制御ブロック109により算出されたホワイトバランス補正値を記憶する。なお、本実施の形態では、第1メモリ106、第2メモリ107、及び第3メモリ108を独立した記憶装置として説明したが、1つのメモリを用いて領域毎に仕切り、それぞれにデータを記憶させるようにしてもよい。
【0024】
レリーズボタン111は、SW1とSW2とから成り、このSW1,SW2が共にON状態になると画像が取り込まれる。この状態が連続して続いたときは、自動的に次の画像が取り込まれる連続撮影動作となる。一方、SW1が連続してONの状態ではあるが、SW2がON/OFFされるときはONとなる度に画像が1枚分ずつ取り込まれる。
【0025】
また、本デジタルスチルカメラは、連続撮影時の連写速度やホワイトバランス補正値等の撮影条件を設定、変更するための操作ボタン(不図示)を備え、ユーザによる操作ボタンの入力操作により、設定された撮影条件のデータがデータ制御ブロック104に転送される。
【0026】
図1のデジタルスチルカメラにおける連続撮影(連写)処理を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0027】
図2は、第1の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの連続撮影(連写)処理のフローチャートである。
【0028】
図2において、まず、ユーザにより設定された連続撮影(連写)時の撮影条件のうち、予めホワイトバランス補正値が固定設定されているか否かを判別する(ステップS201)。この判別の結果、予めホワイトバランス補正値が固定設定されているときは、ステップS203へ移行し、本処理を終了する。すなわち、連続撮影の初回(1枚目)の撮影により得た画像からホワイトバランス補正値を算出し、当該ホワイトバランス補正値を用いて初回以降の撮影により得られる画像のホワイトバランス補正を行う。
【0029】
一方、ステップS201の判別の結果、予めホワイトバランス補正値が固定設定されていなかったときは、ユーザにより設定された撮影条件のうち、連写速度が一定速度以上か否かを判別する(ステップS202)。この判別の結果、連写速度が一定速度以上のときは(ステップS202でYES)、ステップS203の処理へ進む一方、一定速度未満のときは(ステップS202でNO)、被写体を1回(1枚)撮影すると共に、その被写体の輝度を測定する(ステップS204)。つづいて、今回の撮影により得た画像に基づきホワイトバランス補正値を算出する(ステップS205)。
【0030】
次のステップS206では、今回の撮影が連続撮影の初回(1枚目)か否かを判別する。これは、今回の撮影が連続撮影の初回で、前回算出したホワイトバランス補正値がない場合を想定した処理である。ステップS206の判別の結果、今回の撮影が連続撮影の初回でないときは、ステップS207の処理へ進む一方、今回の撮影が連続撮影の初回であるときは、ステップS208へ進む。
【0031】
ステップS207では、第1メモリ106に記憶されている前回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値及びステップS205において今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値に基づいて新たなホワイトバランス補正値を算出する。詳細には、新たなホワイトバランス補正値は、前回の撮影時に測定して第2のメモリ107に記憶させた被写体の輝度と今回の撮影時に測定した被写体の輝度とから算出された輝度変化量に応じて算出される。この処理の詳細は後述する。
【0032】
ステップS204で測定した輝度を第2メモリ107に記憶(ステップS208)させた後、今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値を今回以降撮影する画像のホワイトバランス補正に用いることができるように第1メモリ106に記憶させる(ステップS209)。
【0033】
つづいて、今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値を用いて、今回の撮影により得た画像にホワイトバランス補正処理を行う(ステップS210)。さらに、連続撮影(連写)が終了したか否かを判別し(ステップS211)、連続撮影が終了していないときは、ステップS204以降の処理を行う一方、連続撮影が終了したときは本処理を終了する。
【0034】
次に、上述した図2のステップS207の処理について詳細に説明する。
【0035】
ステップS207において、今回の撮影時に測定した被写体の輝度が、第2メモリ107に記憶されている前回の撮影時に測定した被写体の輝度より大きく変化した場合(輝度変化量が大)、前回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値よりも今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値の重みが多くなるように2つのホワイトバランス補正値から新たなホワイトバランス補正値を算出する。
【0036】
一方、今回の撮影時に測定した被写体の輝度が、前回の撮影時に測定した被写体の輝度とあまり変化しない場合(輝度変化量が小)、前回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値の重みが多くなるように2つのホワイトバランス補正値から新たなホワイトバランス補正値を算出する。ここで、輝度変化量に応じて新たなホワイトバランス補正値を算出するのは、輝度が大きく変化した場合、被写体を照明する光の色温度が変化した可能性が高いためである。
【0037】
この方法を用いると、前回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値を、今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値に反映させながらホワイトバランス補正処理を行うため、連続撮影中に被写体を照明している光の色温度が変化した場合でも、連続撮影した画像を撮影順に並べてみたときに急激に画像の色が異なるという現象を防止することができる。
【0038】
ステップS201において、連続撮影の初回に得た画像からホワイトバランス補正値を算出し、当該ホワイトバランス補正値を用いて初回以降の撮影により得られる全ての画像のホワイトバランス補正処理を行うか、又は連続撮影時に得た画像毎にホワイトバランス補正値を算出し、当該ホワイトバランス補正値を用いて画像のホワイトバランス補正を行うかを選択できる。
【0039】
初回に算出したホワイトバランス補正値を初回以降全てに用いる場合には、連続撮影中は全て同じホワイトバランス補正値が用いられているため、連続撮影された画像を撮影順に並べて比べてみても、色の変化がない、違和感のない画像を得ることができる。また、ホワイトバランス補正値の算出が1度で済むため処理速度が向上する。毎回算出したホワイトバランス補正値を毎回用いる場合には、連続撮影中に被写体を照明する光の色温度が変化してしまっても誤った補正をされることがなくなる。
【0040】
以上のように、これら2つの方法のどちらが良いかはユーザの好みによるので、予めどちらの方法でホワイトバランス補正を行うかを設定できるようにするのが好ましい。これにより、例えば、高速連写においては初回に撮影された画像に基づいて算出されたホワイトバランス補正値をそれ以降の画像に用い、低速連写のときは上述したようにホワイトバランス補正値を毎回算出することができる。
【0041】
上記第1の実施の形態におけるデジタルスチルカメラによれば、予め設定されたホワイトバランス補正値が固定設定ではなく(ステップS201でNO)、且つ連写速度が一定速度以上でない場合(ステップS202でNO)、今回の撮影が連続撮影の初回でないときは、前回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値及び今回の撮影時に算出したホワイトバランス補正値に基づき被写体の輝度の変化量に応じて新たなホワイトバランス補正値を算出し、当該ホワイトバランス補正値を用いて今回の撮影により得た画像のホワイトバランス補正処理を行うので、連続撮影中に被写体を照明する光の色温度が変化しても、適正なホワイトバランス補正を行うことができる。その結果、連続撮影した画像を撮影順に並べてみたときに急激に画像の色が異なるという現象を防止することができる。
【0042】
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について図3を参照して説明する。本実施の形態は、その構成(図1)が上記第1の実施の形態と同じであり、その説明は省略する。以下に、上記第1の実施の形態とは異なる点を説明する。
【0043】
図3は、第2の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの連続撮影(連写)処理のフローチャートである。
【0044】
図3において、まず、被写体を1回(1枚)撮影し(ステップS301)、該被写体の輝度を測定(算出)した後(ステップS302)、今回の撮影が連続撮影の初回(1枚目)か否かを判別する(ステップS303)。この判別の結果、今回の撮影が連続撮影の初回であるときは、ステップS304,S305の処理を行わずにステップS306へ進む。これは、初回の画像を処理する場合、比較する対象がないためである。
【0045】
ステップS303の判別の結果、今回の撮影が連続撮影の初回でないときは、第2メモリ107に記憶されている前回の撮影時に測定した輝度と今回の撮影時に測定した輝度との輝度変化量を算出する(ステップS304)。
【0046】
次に、ステップS304で算出した輝度変化量が一定量以上か否かを判別し(ステップS305)、一定量以上でないときはステップS306〜ステップS308の処理を行わずにステップS309へ進む。これは、輝度変化量が一定量以上でない場合、新たにホワイトバランス補正値を算出する必要がないためである。
【0047】
一方、ステップS305の判別の結果、ステップS304で算出した輝度変化量が一定量以上であるときは、今回の撮影時に測定した輝度を第2メモリ107に記憶させる(ステップS306)。第2メモリ107に記憶された輝度は、上述のステップS304において今回以降の撮影において算出される輝度との比較に用いられる。ステップS304では、常に前回算出した輝度が今回算出した輝度の比較対象になる。
【0048】
次に、今回の撮影により得た画像に基づきホワイトバランス補正値を算出し(ステップS307)、算出したホワイトバランス補正値を第2メモリ107に記憶させる(ステップS308)。つづいて、ステップS308で第2メモリ107に記憶させたホワイトバランス補正値を用いて今回の撮影により得た画像にホワイトバランス補正処理を行う(ステップS309)。さらに、連続撮影(連写)が終了したか否かを判別し(ステップS310)、連続撮影が終了していないときは、ステップS301以降の処理を行う一方、連続撮影が終了したときは本処理を終了する。
【0049】
上記第2の実施の形態におけるデジタルスチルカメラによれば、今回の撮影が連続撮影の初回でない場合(ステップS303でNO)、前回の撮影時に測定した輝度と今回の撮影時に測定した輝度との輝度変化量を算出し(ステップS304)、当該輝度変化量が一定量以上であるときは(ステップS305でYES)、今回の撮影時に測定した輝度を記憶させる(ステップS306)と共に、今回の撮影により得た画像に基づいてホワイトバランス補正値を算出し、当該ホワイトバランス補正値に基づいて今回の撮影により得た画像のホワイトバランス補正処理を行うので、連続撮影中に毎回ホワイトバランス補正値を算出する必要がなく処理効率が向上し、連続撮影中に被写体を照明する光の色温度が変化しても、適正なホワイトバランス補正を行うことができる。
【0050】
他の実施の形態として、図2のステップS207の処理に代えて図3に示した処理を行ってもよい。
【0051】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、連続撮影中に被写体を照明する光の色温度が変化しても、適正な画像補正を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの連続撮影(連写)処理のフローチャートである。
【図3】第2の実施の形態に係るデジタルスチルカメラの連続撮影(連写)処理のフローチャートである。
【符号の説明】
101 撮像レンズ
102 撮像装置
103 中央制御回路
104 データ制御ブロック
105 露光条件制御ブロック
106 第1メモリ
107 第2メモリ
108 第3メモリ
109 ホワイトバランス(WB)制御ブロック
110 測光素子
111 レリーズボタン
Claims (12)
- 連続撮影により複数の静止画の画像を得ることが可能な撮像手段を備える撮像装置であって、
前記撮像手段とは別に設けられた測光素子から入力された測光データに基づき被写体の輝度を測定する測定手段と、
連続撮影に含まれる第1撮影により得られた画像に基づく第1ホワイトバランス補正値及び連続撮影に含まれ前記第1撮影の後に行われる第2撮影により得られた画像に基づく第2ホワイトバランス補正値を取得する取得手段と、
前記測定手段により測定された前記第1撮影に対応する第1輝度と前記第2の撮影に対応する第2輝度との間の輝度の変化量を算出する第1算出手段と、
前記第1算出手段により算出された変化量に応じて前記第1ホワイトバランス補正値と前記第2ホワイトバランス補正値の重み付けを行うことにより、前記第2撮影により得られた画像を補正するための第3ホワイトバランス補正値を算出する第2算出手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。 - 前記第2算出手段により算出された第3ホワイトバランス補正値を用いて前記第2撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行う補正手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
- 前記第2算出手段は、前記第1算出手段により算出された変化量が所定の変化量より大きい場合は前記第1ホワイトバランス補正値よりも前記第2ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出し、前記算出された変化量が前記所定の変化量より小さい場合は前記第2ホワイトバランス補正値よりも前記第1ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
- 前記所定の変化量は、前回撮影時に前記測定手段により測定した被写体の輝度に対する変化量であることを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
- 前記第3ホワイトバランス補正値を記憶する記憶手段をさらに有し、前記取得手段は次に用いる第1ホワイトバランス補正値として前記記憶手段から前記第3ホワイトバランス補正値を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 連続撮影の撮影速度が一定以上である場合、前記補正手段は、前記連続撮影に含まれる初回の撮影により得られた画像に基づくホワイトバランス補正値を用いて、2回目以降の撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行うことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
- 連続撮影により複数の静止画の画像を得ることが可能な撮像手段と、前記撮像手段とは別に設けられた測光素子から入力された測光データに基づき被写体の輝度を測定する測定手段と、を備える撮像装置の画像処理方法であって、
連続撮影に含まれる第1撮影により得られた画像に基づく第1ホワイトバランス補正値及び連続撮影に含まれ前記第1撮影の後に行われる第2撮影により得られた画像に基づく第2ホワイトバランス補正値を取得する取得ステップと、
前記測定手段により測定された前記第1撮影に対応する第1輝度と前記第2の撮影に対応する第2輝度との間の輝度の変化量を算出する第1算出ステップと、
前記第1算出ステップにより算出された変化量に応じて前記第1ホワイトバランス補正値と前記第2ホワイトバランス補正値の重み付けを行うことにより、前記第2撮影により得られた画像を補正するための第3ホワイトバランス補正値を算出する第2算出ステップと、を備えることを特徴とする撮像装置のホワイトバランス処理方法。 - 前記第2算出ステップにより算出された第3ホワイトバランス補正値を用いて前記第2撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行う補正ステップを、さらに備えることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法。
- 前記第2算出ステップは、前記第1算出ステップにより算出された変化量が所定の変化量より大きい場合は第1ホワイトバランス補正値よりも前記第2ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出し、前記算出された変化量が前記所定の変化量より小さい場合は前記第2ホワイトバランス補正値よりも前記第1ホワイトバランス補正値の重みが多くなるように前記第3ホワイトバランス補正値を算出することを特徴とする請求項7又は8に記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法。
- 前記所定の変化量は、前回撮影時に前記測定手段により測定した被写体の輝度に対する変化量であることを特徴とする請求項9記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法。
- 前記第3ホワイトバランス補正値を記憶手段に記憶する記憶ステップをさらに有し、前記取得ステップは次に用いる第1ホワイトバランス補正値として前記記憶手段から前記第3ホワイトバランス補正値を取得することを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法。
- 連続撮影の撮影速度が一定以上である場合、前記補正ステップは、前記連続撮影に含まれる初回の撮影により得られた画像に基づくホワイトバランス補正値を用いて、2回目以降の撮影により得られた画像にホワイトバランス補正処理を行うことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載の撮像装置のホワイトバランス処理方法。
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