JP2003125240A - 画像データ処理装置およびヒストグラム表示方法 - Google Patents

画像データ処理装置およびヒストグラム表示方法

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JP2003125240A
JP2003125240A JP2002200526A JP2002200526A JP2003125240A JP 2003125240 A JP2003125240 A JP 2003125240A JP 2002200526 A JP2002200526 A JP 2002200526A JP 2002200526 A JP2002200526 A JP 2002200526A JP 2003125240 A JP2003125240 A JP 2003125240A
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histogram
image data
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area
processing device
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JP2002200526A
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Hiroshi Matsushima
寛 松島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子によって撮像された画像データにつ
いて、その全体範囲および選択された範囲をそれぞれ別
々のヒストグラムとして演算処理して表示可能な画像デ
ータ処理装置およびヒストグラム表示方法を提供する。 【解決手段】 本発明の撮像装置は、撮像素子6によっ
て撮像される画像データの全領域と、測光モードを選択
する操作部材18で選択された領域の各画像データのヒ
ストグラムをマイクロコンピュータ16で演算処理し、
映像信号処理回路10からEVF1駆動回路を介してE
VF12で演算処理結果を識別可能に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、撮
像装置などの画像データ処理装置およびヒストグラム表
示方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、画像データをヒストグラムで表
示できるカメラでは、主に画像データ全体をヒストグラ
ムで表示していた。また、画像データ全体のヒストグラ
ムにおいては、輝度、R,G,Bと別々に演算し表示し
ていた。
【0003】また、上記カメラにおける画像データ全体
のヒストグラム表示の利用方法は、狭いラチチュードに
できるだけ多くの情報、例えば、主要被写体を取り込も
うという趣旨で使われるものであった。
【0004】しかしながら、上記説明した画像データ全
体のヒストグラム表示を持つカメラでは、例えば、適正
露光とするために画像データの特定範囲のみを画像デー
タ全体のヒストグラムとは別個のヒストグラムとして演
算したり、その演算結果をヒストグラムで表示する機能
を有するものは無かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、画像
データのヒストグラム表示をより向上させることのでき
る画像処理装置、撮像装置などの画像データ処理装置、
ヒストグラム表示方法、ヒストグラム表示のためのコン
ピュータ制御プログラム、ヒストグラム表示のためのコ
ンピュータ制御プログラムを格納するコンピュータ読み
取り可能なコンピュータ可読記憶媒体を提供することで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、画面全体に対して選択された−部の領域
の画像データのヒストグラムを演算すると共に、前記ヒ
ストグラムの演算結果を表示する画像処理装置、撮像装
置などの画像データ処理装置、ヒストグラム表示方法、
ヒストグラム表示のためのコンピュータ制御プログラ
ム、ヒストグラム表示のためのコンピュータ制御プログ
ラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体とするもので
ある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明に
係る好適な実施形態の一例である画像データの全体範囲
および選択された範囲をそれぞれ別々のヒストグラムと
して演算処理することができる画像処理装置およびその
画像処理方法、ならびに、この画像処理装置を搭載した
撮像装置であり、撮像素子によって撮像された画像デー
タの全体範囲および画像データの選択された範囲をそれ
ぞれ別々のヒストグラムとして演算処理して表示可能な
撮像装置とその撮像方法について説明する。
【0008】<第1の実施形態>本実施形態では、画像
データ全体のヒストグラムが表示でき、さらに、設定さ
れている測光モードで、例えば部分測光、スポット測光
等のモード、各測光モードの測光範囲に対応した画像デ
ータのヒストグラムも演算し、両ヒストグラムの区別が
つくように重ねて表示することができる撮像装置とその
撮像方法について説明する。
【0009】[撮像装置の構成:図2]第2図は、本発
明に係る一実施形態の画像処理装置を搭載した撮像装置
の構成を示すブロック図である。
【0010】1は撮影用のレンズである。オートフォー
カス(AF)駆動回路部2は、例えば、ステッピングモ
ータによって構成され、マイクロコンピュータ16の制
御によって撮影用のレンズ1内のフォーカスレンズ位置
を変化させることにより撮像素子部6にピントを合わせ
る。
【0011】フォーカス演算に用いるデフォーカス量
は、撮像素子部6であるCCDの出力の特定エリアを映
像信号処理回路10を用いて演算することにより求め
る。また、複数の特定エリアのうち最もコントラストの
あるポイントや最も近距離と判断されるポイントを判断
し、そのポイントのデフォーカス量を基づいて撮影用の
レンズ1内のフォーカスレンズ位置を変化させることに
より撮像素子部6にピントを合わせることもできる。
【0012】ズーム駆動回路部3は、例えば、ステッピ
ングモータを駆動し、マイクロコンピュータ16の制御
によって撮影レンズ1内の変倍レンズ位置を変化させる
ことにより撮影用のレンズ1の焦点距離を変化させる。
【0013】絞り駆動回路部4は、例えば、オートアイ
リス等を駆動し、マイクロコンピュータ16の制御によ
って光学的な絞り値を変化させる。
【0014】撮像素子部6としてはCCD等が用いら
れ、光学的な撮影用のレンズ1によってその撮像素子上
に結像された被写体像を光電変換して電気信号として取
り出す。
【0015】クランプ/CDS回路7やオートゲインコ
ントロール(AGC)8は、A/D変換をする前の基本
的なアナログ処理を行う。マイクロコンピュータ16に
より、クランプレベルやオートゲインコントロール(A
GC)基準レベルの変更も可能である。
【0016】A/D変換部9は、アナログのCCD出力
信号をデジタル信号に変換する。
【0017】映像信号処理回路10は、デジタル化され
たCCD画像データに、フィルター処理、色変換処理、
ガンマー/ニー処理を行い、メモリコントローラ13に
出力する。
【0018】他方、映像信号処理回路10には、DA変
換回路も内蔵されており、撮像素子部6であるCCDか
ら入力される映像信号以外に、メモリコントローラ13
から逆に入力される画像データをアナログ信号に変換
し、電子ビューファインダー(EVF)駆動回路11を
通して電子ビューファインダー(EVF)モニタ12に
出力することも可能である。
【0019】これらの映像信号処理回路10における機
能の切り替えは、マイクロコンピュータ16とのデータ
交換により行われ、必要に応じてCCD信号の露出情報
やフォーカス情報やホワイトバランス情報やオートフォ
ーカス情報をマイクロコンピュータ16に出力可能であ
る。
【0020】その情報に基づいてマイクロコンピュータ
16はホワイトバランス調整やゲイン調整を行う。ま
た、フォーカス情報を評価してAF駆動回路2に通信し
てフォーカスレンズを駆動する。
【0021】また、マイクロコンピュータ16の指示に
より、何もせずにメモリコントローラ13を通してバッ
ファメモリ19に画像データを保存することも可能であ
る。また、映像信号処理回路10には、JPEGなどの
圧縮処理する機能も入っている。
【0022】また画像を連写する場合は一旦、バッファ
メモリ19に画像データを格納し、処理時間にメモリコ
ントローラ13を通して未処理の画像データを読み出
し、映像信号処理回路10で画像データの処理や圧縮処
理を行い連写スピードを稼ぐ。
【0023】連写枚数は、バッファメモリ19の大きさ
に大きく左右される。また、映像信号処理回路10を通
して画像信号のG成分のヒストグラムをマイクロコンピ
ュータ16で演算し、そのヒストグラム情報を映像信号
処理回路10に送り、撮像画像データとミックスしその
画像データをアナログ信号に変換し、EVF駆動回路1
1を通してEVFモニタ12に出力することで電子ビュ
ーファインダー(EVF)に表示する。
【0024】また操作部材18により設定された測光モ
ード(部分測光、スポット測光、平均測光、分割測光な
ど)に基づきマイクロコンピュータ16は、全画面と選
択された測光エリア内のヒストグラムそれぞれを別々に
演算することができる。
【0025】例えば、図6Aでは、測光モードとしてス
ポット測光を行う場合の一例として、画面内におけるス
ポット測光範囲61を示した。また図6Bでは、測光モ
ードとして部分測光の一例として、画面内における部分
測光範囲62の例を示した。
【0026】メモリコントローラ部13では、映像信号
処理回路10から入力された未処理のデジタル画像デー
タをバッファメモリ19に格納し、処理済みのデジタル
画像データをメモリ14に格納したり、逆にバッファメ
モリ19やメモリ14から画像データを映像信号処理回
路部10に出力したりする。
【0027】また、メモリコントローラ部13は、外部
インターフェース15から送られてくる映像データをメ
モリ14に記憶したり、メモリ14に記憶されている画
像データを外部インターフェース15から出力可能であ
る。メモリ14は取り外し可能としてもよい。
【0028】電源部17は、各ICや駆動系に必要な電
力を供給する。
【0029】操作部材18は、ヒストグラム設定用のス
イッチの状態を検知してその状態をマイクロコンピュー
タ16に伝え、マイクロコンピュータ16は操作部材1
8の変化に応じて上記説明した各部をコントロールす
る。本実施形態では、不図示のヒストグラム設定用のス
イッチで測光モードおよびヒストグラム設定モードのO
N/OFFを設定し、操作部材18はヒストグラム設定
用のスイッチの状態を検知する。
【0030】20(a)、20(b)はレリーズボタン
であり、操作部材18の入力スイッチである。レリーズ
ボタン20(a)のみオンの状態は、レリーズボタンが
半押し状態であり、レリーズボタン20(a)、20
(b)が共にオンの場合は、撮影画像をホールドし、記
録するレリーズボタンが全押しの状態である。
【0031】21は液晶駆動回路であり、マイクロコン
ピュータ16の表示内容命令に従って、外部液晶表示部
22を駆動する。
【0032】なお以上の構成において、映像信号部1
0、メモリーコントロール部13、メモリ14、マイク
ロコンピュータ16およびバッファメモリ19を画像処
理部として独立した構成としても良い。
【0033】[撮影モード時の動作:図3]次に図3の
フローチャートを用いて、本実施形態で用いる撮像装置
の撮影モード時の動作について説明する。
【0034】まずステップS300で撮像装置の撮影モ
ード時の動作を開始する。
【0035】次にステップS301において、電源OF
Fタイマーがタイムアウトしたかどうかの判定を行い、
タイムアウトと判定された場合にはステップS315に
進み、電源OFFの処理を行う。一方、ステップS30
1において、タイムアウトされていないと判定された場
合にはステップS302に進む。
【0036】次にステップS302において、レリーズ
ボタン20が半押し状態かどうかの判定を行い、レリー
ズボタン20(a)のみオンの半押し状態の場合は、タ
イマー更新のためにステップS303に進み、電源OF
Fタイマーの更新を行ってからステップS304に進
む。
【0037】一方、ステップS302において、レリー
ズボタン20(a)も20(b)も全く押されていない
状態の場合には、何もしないでステップS304に進
む。
【0038】次にステップS304において、CCD6
の画像データをクランプCDS7→AGC8→A/D変
換9の回路により取り込む。
【0039】次にステップS305において、映像信号
処理回路10の出力であるフォーカス情報に基づいてレ
ンズ駆動量を演算し、このレンズ駆動量を用いてAF駆
動回路2を用いてレンズ1の一部を駆動し、ピント調整
する。
【0040】次にステップS306において、映像信号
処理回路10の出力である露出条件とホワイトバランス
情報に基づいて、適正な明るさで、適正な色になるよう
に、AGC8に送るゲイン値や絞り駆動回路4に送る絞
り値やCCD6の制御用電子シャッター値と映像信号処
理回路10で用いるRとBのゲインとを演算決定し、制
御する。ここで、露出条件を演算する測光値は、操作部
材18で設定された測光モードに準じた測光エリア内の
輝度信号に基づいて作られた値である。
【0041】次にステップS307において、ステップ
S304で取りこまれた画像信号に基づいて、表示用の
画像とヒストグラム演算とを行い、その演算結果をEV
F駆動回路11に送り、EVF12に表示する。なおそ
のヒストグラムの演算処理は、図1のフローチャートを
用いて後述する。
【0042】次にステップS308において、ステップ
S305およびステップS306で決定した撮影情報を
液晶駆動回路21に送り、外部液晶表示部22に表示す
る。
【0043】次にステップS309において、レリーズ
が可能な状態であり、かつ、レリーズボタン20(a)
と20(b)が共に完全に押された同時オンの状態にな
ったかどうかの判定を行い、完全に押された状態の場合
には、ステップS310に進み画像データを保存する処
理を行う。一方、ステップS309において、レリーズ
が可能な状態でありかつレリーズボタン20(a)と2
0(b)が共に完全に押された同時オンの状態でない場
合には、何もしないでステップS301に戻る。
【0044】次にステップS310において、メモリコ
ントロール部13に画像信号を送り、バッファメモリ1
9に画像データを一時保管する。
【0045】次にステップS311において、映像信号
処理回路10の負荷が画像処理できるレベルである場合
において、バッファメモリ19に格納された未処理の画
像データを処理してから圧縮しメモリ14に格納する処
理を行う。なお連写等の場合には、バッファメモリ19
に画像データが次々と格納されるため、上記説明した画
像データ処理は停止した状態になる場合もある。
【0046】次にステップS312において、次のコマ
の撮影が許可であるかどうかの判定を行う。すなわち、
バッファメモリ19に空きがある場合には次のコマの撮
影を許可し、ステップS313に進む。一方、ステップ
S312において、バッファメモリ19に空きが無い場
合には、次のコマの撮影の許可を行わず、一駒分の画像
データ処理、圧縮、メモリ格納が終了するのを待つ。
【0047】次にステップS313において、レリーズ
ボタン20(a)もしくはレリーズボタン20(a)と
20(b)の両方が押されているかどうかの判定を行
い、レリーズボタン20(a)もしくは20(a)と2
0(b)の両方が押されてない場合には、ステップS3
14に進み、電源OFFタイマーをクリアーし、電源O
FFタイマーをタイムアウトした状態に強制的にしてか
らステップS301に戻る。
【0048】また、ステップS313において、レリー
ズボタン20(a)もしくはレリーズボタン20(a)
と20(b)の両方が押されている場合には、何もしな
いでステップS301に戻る。
【0049】一方、ステップS315において、電源O
FFの処理を行う。すなわち、EVF駆動回路11によ
り、EVF12の表示を消灯する。
【0050】次にステップS316において、ステップ
S311から開始した画像データ処理と圧縮とメモリ格
納がすべて終了し、バッファメモリ19が空になるのを
待つ。
【0051】次にステップS317において、電源回路
17に指示を出し、必要無い電源は落としてからステッ
プS318に進み、一連の作業を終了する。
【0052】[電子ビューファインダーへのヒストグラ
ム表示:図1]図1に示すフローチャートを用い、第1
の実施形態の特徴的な部分について説明する。図1に示
すフローチャートは、図3のステップS307に含まれ
る処理である。
【0053】なお以下の説明では、画像データの撮像画
面全体範囲および画像データの撮像画面全体のうち選択
された一部範囲におけるG成分を用いて、電子ビューフ
ァインダーへ各ヒストグラムを表示する方法を一例とし
て説明するが、下記の処理はG成分に限ることはなく、
R成分、B成分あるいは輝度信号であっても良い。
【0054】まず、ステップS100において、処理を
開始する。
【0055】次にステップS101において、操作部材
18でヒストグラム表示モードがONかOFFの判定を
行い、ヒストグラム表示モードがOFFの場合は、画像
のみを表示するために、ステップS106に進む。
【0056】一方、ステップS101において、操作部
材18でヒストグラム表示モードがONの場合は、ヒス
トグラム演算のためにステップS102に進み、画像デ
ータ全体のG成分よりヒストグラムを演算する。
【0057】次にステップS103において、操作部材
18で測光モードが何に設定されているかを判定し、ス
ポット測光が設定されている場合にはステップS104
に進み、部分測光が設定されている場合にはステップS
105に進む。
【0058】次にステップS104では、図6Aの61
に示すスポットエリア内に相当する画像データのG成分
を用いて、ヒストグラムを演算してから、ステップS1
06に進む。
【0059】一方、ステップS105では、図6Bの6
2に示す部分測光エリア内に相当する画像データのG成
分を用いて、ヒストグラムを演算してから、ステップS
106に進む。
【0060】次にステップS106では、ステップS1
02で演算した画像データ全体のヒストグラムと、ステ
ップS104またはステップS105で演算した測光エ
リア内の画像データのヒストグラムに基づいてEVF駆
動回路11に送る画像データを生成する。なおEVF駆
動回路11に送る画像データとしては、例えば、映像の
中にヒストグラムを重ねて表示する場合あるいは、小さ
な映像とヒストグラムを重ねずに並べて表示する場合な
どが考えられる。
【0061】次にステップS107において、一連の作
業を終了する。
【0062】[ヒストグラム表示の例:図4]図4に、
ヒストグラム表示の一例を示す。
【0063】図4(a)は、画像データ全体のみのヒス
トグラム43の表示を示した例である。
【0064】また、図4(c)は、図1のフローチャー
トのステップS102で演算された画像データ全体のヒ
ストグラム43と、図1のフローチャートのステップS
104またはステップS105で演算された測光エリア
内のヒストグラム44とを同時に重ねて表示した例を示
している。
【0065】図4(c)では、測光エリア内のヒストグ
ラム44は、画像データ全体のヒストグラム43に対し
て狭く小さい。図4(c)のように、測光エリア内のヒ
ストグラム44が画像データ全体のヒストグラム43に
対して小さく見難くなる可能性がある場合には、ステッ
プS104またはステップS105で演算されたヒスト
グラムに所定の係数(例えば、α)を掛けて、図4
(b)に示すように見やすくしてもよい。
【0066】図4(b)は、ステップS102で演算さ
れた画像データ全体のヒストグラム43とステップS1
04またはステップS105で演算された測光エリア内
のヒストグラム44と所定の定数αとの積(ヒストグラ
ム44×α倍)である測光エリア内のヒストグラム42
を重ねて表示した例である。
【0067】なお画像データ全体のヒストグラム43と
測光エリア内のヒストグラム42は、それぞれが識別し
やすいような色または模様などで記載されることが望ま
しい。
【0068】以上説明したように、本実施形態の撮像装
置では、例えば、適正露光するために画像データの特定
範囲(部分測光エリア、スポット測光エリアなど)のみ
について画像データ全体のヒストグラムとは別個にヒス
トグラムを演算し、その演算結果を表示する機能を有す
る。そのため、例えば図4Bを用いることにより、主要
被写体が適正露光されるかどうかの判断が実施形態のヒ
ストグラム表示で容易に判断可能となり、撮影時に主要
被写体を適正露光することが可能となる。
【0069】<第2の実施形態>第1の実施形態では、
画像データ全体のヒストグラム表示のほかに、設定され
ている測光モードが、例えば、部分測光やスポット測光
の場合において、測光範囲に対応した画像データのヒス
トグラムを演算し、画像データ全体および選択された範
囲の両ヒストグラムを区別がつくように重ねて表示可能
な撮像装置とその撮像方法について説明した。
【0070】一方、下記に説明する第2の実施形態で
は、設定されている測光モードが部分測光やスポット測
光以外に、例えば、平均測光や分割測光などの測光エリ
アが広い場合や測光エリアが明確でない場合を含めて設
定されている場合において、測光範囲に対応した画像デ
ータのヒストグラムを演算し、画像データの撮像画面全
体範囲および撮像画面全体のうち選択された一部範囲の
両ヒストグラムを区別がつくように重ねて表示可能な撮
像装置とその撮像方法について説明する。
【0071】[撮像装置の構成:図2]なお第2の実施
形態の画像処理装置を搭載した撮像装置の構成は、第2
図を用いて説明した第1の実施形態の撮像装置の構成と
同じである。したがって、第2の実施形態の画像処理装
置を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図およびそ
の説明は重複するので、ここでの説明は省略する。
【0072】[撮影モード時の動作:図3]次に、第2
の実施形態で用いる撮像装置の撮影モード時の動作につ
いて説明する。
【0073】第2の実施形態で用いる撮像装置の撮影モ
ード時の基本的な動作は、図3を用いて説明した第1の
実施形態の撮像装置の撮影モード時の動作と同じであ
り、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図
3におけるステップS307の処理のみである。
【0074】そこで、以下の第2の実施形態の説明で
は、図3の説明は重複するので省略し、図5を用いて、
第1の実施形態と異なる第2の実施形態の特徴について
のみ説明する。なお以下の説明では、画像データの撮像
画面の全体範囲および画像データの撮像画面全体のうち
選択された一部の範囲におけるG成分を用いて、電子ビ
ューファインダーへ各ヒストグラムを表示する方法を一
例として説明するが、下記の処理はG成分に限ることは
なく、R成分、B成分あるいは輝度信号であっても良
い。
【0075】[電子ビューファインダーへのヒストグラ
ム表示:図5]まず、ステップS500で撮影モード時
の動作を開始する。
【0076】次にステップS501において、操作部材
18でヒストグラム表示モードがONかOFFの判定を
行い、ヒストグラム表示モードがOFFの場合は、画像
データのみを表示するために、ステップS507に進
む。
【0077】一方、ステップS501において、操作部
材18でヒストグラム表示モードがONの場合は、ヒス
トグラム演算のためにステップS502に進み、画像デ
ータ全体のG成分よりヒストグラムを演算する。
【0078】次にステップS503において、操作部材
18で測光モードが何に設定されているかを判定し、平
均測光または分割測光が設定されている場合には何もし
ないで、ステップS507に進み、スポット測光または
部分測光が設定されている場合にはステップS504に
進む。
【0079】次にステップS504において、操作部材
18で測光モードが何に設定されているかを判定し、ス
ポット測光が設定されている場合にはステップS505
に進み、部分測光が設定されている場合にはステップS
506に進む。
【0080】次にステップS505では、図6(a)の
61に示すスポットエリア内に相当する画像データのG
成分を用いて、ヒストグラムを演算してから、ステップ
S507に進む。
【0081】一方、ステップS506では、図6(b)
の62に示す部分測光エリア内に相当する画像データの
G成分を用いて、ヒストグラムを演算してから、ステッ
プS507に進む。
【0082】次にステップS507では、ステップS5
02で演算した画像データ全体のヒストグラムと、ステ
ップS505またはステップS506で演算した測光エ
リア内の画像データのヒストグラムに基づいてEVF駆
動回路11に送る画像データを生成する。なおEVF駆
動回路11に送る画像としては、例えば、映像の中にヒ
ストグラムを重ねて表示する場合あるいは、小さな映像
とヒストグラムを重ねずに並べて表示する場合などが考
えられる。
【0083】次にステップS508において、一連の作
業を終了する。
【0084】以上説明したように、第2の実施形態の撮
像装置は、第1の実施形態の撮像装置の機能に加え、測
光エリアと主要被写体の関係があいまいな場合、特定範
囲の画像データについてのヒストグラム表示はしないと
いう機能を有する撮像装置である。
【0085】すなわち、第2の実施形態の撮像装置は、
第1の実施形態で提案した選択された範囲及び画像デー
タ全体のヒストグラムを表示する機能を有し、さらに、
画像データの特定範囲のみをヒストグラム表示すること
が無意味であるような測光エリアが選択された場合に
は、画像データ全体のヒストグラムのみを表示し、特定
範囲の画像データのヒストグラム表示はしないという機
能を有する。
【0086】そのため、測光エリアとしてスポット測光
または部分測光が選択された場合にのみ、例えば図4
(b)を用いることにより、主要被写体が適正露光され
るかどうかの判断が2種類のヒストグラム表示で容易に
判断可能となり、撮影時に主要被写体を適正露光するこ
とが可能となる。
【0087】<第3の実施形態>第1の実施形態では、
画像データ全体のヒストグラム表示のほかに、設定され
ている測光モードが、例えば、部分測光やスポット測光
の場合において、測光範囲に対応した画像データのヒス
トグラムを演算し、画像データ全体および選択された範
囲の両ヒストグラムを区別つくように重ねて表示可能な
撮像装置とその撮像方法について説明した。
【0088】一方、下記に説明する第3の実施形態で
は、設定されている測光モードが、例えば、オートフォ
ーカス駆動回路2、映像信号処理回路10及びマイクロ
コンピュータ16によって制御される合焦測距点マーク
内の選択された範囲(例えば、複数の特定エリアのうち
最もコントラストのあるポイントや最も近距離と判断さ
れるポイント)の場合である。
【0089】第3の実施形態の場合には、合焦測距点マ
ーク内の選択された範囲に対応した画像データのヒスト
グラムを演算し、画像データ全体のヒストグラムと区別
がつくように重ねて表示可能とする撮像装置とその撮像
方法について説明する。
【0090】[撮像装置の構成:図2]第3の実施形態
の画像処理装置を搭載した撮像装置の構成は、第2図を
用いて説明した第1の実施形態の撮像装置の構成と同じ
である。したがって、第3の実施形態の画像処理装置を
搭載した撮像装置の構成を示すブロック図およびその説
明は重複するので、ここでの説明は省略する。
【0091】[撮影モード時の動作:図3]次に、第3
の実施形態で用いる撮像装置の撮影モード時の動作につ
いて説明する。
【0092】第3の実施形態で用いる撮像装置の撮影モ
ード時の基本的な動作は、図3を用いて説明した第1の
実施形態の撮像装置の撮影モード時の動作と同じであ
り、第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図
3におけるステップS307の処理のみである。
【0093】そこで、以下の第3の実施形態の説明で
は、図3おけるステップS307の処理のみ説明し、他
の工程については重複するので省略する。また、図7を
用いて、第1の実施形態と異なる第3の実施形態の特徴
について説明する。
【0094】まず、図3のフローチャートを用いて、第
3の実施形態で用いる撮像装置の撮影モード時の動作に
ついて説明する。
【0095】まずステップS300における撮影モード
時の動作の開始から、ステップS304におけるCCD
6の画像データをクランプCDS7→AGC8→A/D
変換9の回路により取り込むまでの動作は、第1の実施
形態で説明したのと同じ動作であり、重複するのでその
説明は省略する。
【0096】次にステップS305において、映像信号
処理回路10の出力であるフォーカス情報に基づいてレ
ンズ駆動量を演算決定し、AF駆動回路2を用いてレン
ズ1の一部を駆動し、ピント調整する。
【0097】また複数の特定エリアからピントを調整す
るポイントの判断は、最もコントラストのあるポイント
や最も近距離と判断されるポイントを判断することによ
り行う。
【0098】次にステップS306において、映像信号
処理回路10の出力である露出条件とホワイトバランス
情報に基づいて、適正な明るさで、適正な色になるよう
に、AGC8に送るゲイン値や絞り駆動回路4に送る絞
り値やCCD6の制御用電子シャッター値と映像信号処
理回路10で用いるRとBのゲインとを演算決定し、制
御する。
【0099】次にステップS307において、ステップ
S304で取りこまれた画像信号に基づいて、表示用の
画像とヒストグラム演算を行い、その演算結果をEVF
駆動回路11に送り、EVF12に表示する。なおその
ヒストグラムの演算処理は、図7のフローチャートを用
いて後述する。なお引き続いて行われるステップS30
8〜ステップS318までの一連の動作は、第1の実施
形態で説明したのと同じ動作であり、重複するのでその
説明は省略する。また以下の説明では、画像データの全
体範囲および画像データの選択された範囲におけるG成
分を用いて、電子ビューファインダーへ各ヒストグラム
を表示する方法を一例として説明するが、下記の処理は
G成分に限ることはなく、R成分、B成分あるいは輝度
信号であっても良い。
【0100】[電子ビューファインダへのヒストグラム
表示:図7]次に、図7に示すフローチャートを用い、
第3の実施形態の特徴について説明する。
【0101】図7に示すフローチャートは、図3のステ
ップS307に含まれる処理である。
【0102】まず、ステップS700において、処理を
開始する。
【0103】次にステップS701において、操作部材
18でヒストグラム表示モードがONかOFFの判定を
行い、ヒストグラム表示モードがOFFの場合は、画像
のみを表示するために、ステップS704に進む。
【0104】一方、ステップS701において、操作部
材18でヒストグラム表示モードがONの場合は、ヒス
トグラム演算のためにステップS702に進み、画像デ
ータ全体のG成分よりヒストグラムを演算する。
【0105】次にステップS703において、図3のス
テップS305で決定されたピント調整を行うフォーカ
スポイントの範囲内に相当する画像データのG成分を用
いて、ヒストグラムを演算する。図8(a)に三点測距
の例を示し、左測距点がフォーカスポイントの場合は8
00で示すエリア内の画像データのG成分を用いて、ヒ
ストグラムを演算する。
【0106】次にステップS704では、ステップS7
02で演算した画像データ全体のヒストグラムと、ステ
ップS703で演算したフォーカスポイントエリア内の
画像データのヒストグラムに基づいてEVF駆動回路1
1に送る画像を生成する。
【0107】なおEVF駆動回路11に送る画像データ
としては、例えば、映像の中にヒストグラムを重ねて表
示する場合あるいは、小さな映像とヒストグラムを重ね
ずに並べて表示する場合などが考えられる。
【0108】次にステップS705において、一連の作
業を終了する。
【0109】以上説明したように、第3の実施形態の撮
像装置は、選択されたフォーカスポイントエリア範囲及
び画像データ全体のヒストグラムを表示する機能を有す
るので、例えば図4(b)を用いることにより、主要被
写体が適正露光されるかどうかの判断が2種類のヒスト
グラム表示で容易に判断可能となり、撮影時に主要被写
体を適正露光することが可能となる。
【0110】<第4の実施形態>第4の実施形態では、
画像データ全体のヒストグラム表示のほかに、フォーカ
スポイントを中心として前もって決められた特定範囲エ
リア内について、ヒストグラムを演算し、画像データ全
体および選択された範囲の両ヒストグラムを区別がつく
ように重ねて表示可能な撮像装置とその撮像方法につい
て説明する。
【0111】[撮像装置の構成:図2]なお第4の実施
形態の画像処理装置を搭載した撮像装置の構成は、第2
図を用いて説明した第3の実施形態の撮像装置の構成と
同じである。したがって、第4の実施形態の画像処理装
置を搭載した撮像装置の構成を示すブロック図およびそ
の説明は重複するので、ここでの説明は省略する。
【0112】[撮影モード時の動作:図3]次に、第4
の実施形態で用いる撮像装置の撮影モード時の動作につ
いて説明する。
【0113】第4の実施形態で用いる撮像装置の撮影モ
ード時の基本的な動作は、図3を用いて説明した第3の
実施形態の撮像装置の撮影モード時の動作と同じであ
り、第4の実施形態が第3の実施形態と異なる点は、図
3におけるステップS307の処理のみである。
【0114】そこで、以下の第4の実施形態の説明で
は、図3の説明は重複するので省略し、図9を用いて、
第3の実施形態と異なる第4の実施形態の特徴について
のみ説明する。
【0115】なお以下の説明では、画像データの全体範
囲および画像データの選択された範囲におけるG成分を
用いて、電子ビューファインダーへ各ヒストグラムを表
示する方法を一例として説明するが、下記の処理はG成
分に限ることはなく、R成分、B成分あるいは輝度信号
であっても良い。
【0116】[電子ビューファインダへのヒストグラム
表示:図9]図9に示すフローチャートを用い、第4の
実施形態の特徴について説明する。
【0117】図9に示すフローチャートは、図3のステ
ップS307に含まれる処理である。
【0118】まず、ステップS900において、処理を
開始する。
【0119】次にステップS901において、操作部材
18でヒストグラム表示モードがONかOFFの判定を
行い、ヒストグラム表示モードがOFFの場合は、画像
のみを表示するために、ステップS904に進む。
【0120】一方、ステップS901において、操作部
材18でヒストグラム表示モードがONの場合は、ヒス
トグラム演算のためにステップS902に進み、画像デ
ータ全体のG成分よりヒストグラムを演算する。
【0121】次にステップS903において、図3のス
テップS305で決定されたピント調整を行うフォーカ
スポイントの範囲内に相当する画像データのG成分を用
いて、ヒストグラムを演算する。
【0122】図8Aに三点測距の例を示し、左測距点が
フォーカスポイントの場合は、図8Bに示すように左の
フォーカスポイントを中心とした前もって決められた特
定範囲エリア801のエリア内の画像データのG成分を
用いて、ヒストグラムを演算する。
【0123】次にステップS904では、ステップS9
02で演算した画像データ全体のヒストグラムと、ステ
ップS903で演算したフォーカスポイントエリア内の
画像データのヒストグラムに基づいてEVF駆動回路1
1に送る画像を生成する。
【0124】なおEVF駆動回路11に送る画像データ
としては、例えば、映像の中にヒストグラムを重ねて表
示する場合あるいは、小さな映像とヒストグラムを重ね
ずに並べて表示する場合などが考えられる。
【0125】次にステップS905において、一連の作
業を終了する。
【0126】以上説明したように、第4の実施形態の撮
像装置は、選択されたフォーカスポイント周辺の像が画
像全体の明るさのどの辺の明るさに位置しているかの判
断が2種類のヒストグラム表示で容易に判断可能とな
り、撮影者が、撮影時に適正露出を得たいと考える被写
体が適正露出にあるかどうかの判断が容易につき、露出
補正量の決定に有効に役立つ。
【0127】以上説明したように従来の撮像装置では、
画像データ全体のヒストグラム表示は露出計代わりに使
えるなど撮像素子のラチチュードが狭いデジタルスチル
撮像装置では重宝がられ多くの撮像装置に採用されてい
る。しかしながら、その利用方法は、狭いラチチュード
にできるだけ多くの情報を取り込もうという趣旨で使わ
れてるもので、主要被写体を適正露光しようというもの
ではなかった。
【0128】しかるに第1の実施形態の撮像装置を用い
ることにより、主要被写体が適正露光されるかどうかの
判断が実施形態のヒストグラム表示で容易に判断可能と
なり、撮影時に主要被写体を適正露光することが可能と
なる。
【0129】また、第2の実施形態の撮像装置を用いる
ことにより、測光エリアと主要被写体の関係があいまい
な場合には、すなわち第1の実施形態で提案したヒスト
グラム表示は有効でない場合には、画像データ全体のヒ
ストグラムのみを表示することもできるため、無意味な
ヒストグラム表示を避けることもできる。
【0130】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0131】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0132】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0133】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャート(図1,
3,5,7)に対応するプログラムコードが格納される
ことになる。
【0134】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像データのヒストグラム表示をより向上させることの
できる画像処理装置、撮像装置などの画像データ処理装
置、ヒストグラム表示方法、ヒストグラム表示のための
コンピュータ制御プログラム、ヒストグラム表示のため
のコンピュータ制御プログラムを格納するコンピュータ
可読記憶媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施形態の撮像装置の画像
データ全体及び選択された領域におけるヒストグラム表
示方法を説明するフローチャートである。
【図2】本発明に係る撮像装置の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明に係る撮像装置の撮像動作を説明するフ
ローチャートである。
【図4】(a)は、本発明に係る撮像装置の画像データ
全体のみのヒストグラムを表示した例を、(c)は、画
像データ全体のヒストグラムと測光エリア内のヒストグ
ラムとを同時に重ねて表示した例を、(b)は、(c)
の画像データ全体のヒストグラムおよび測光エリア内の
ヒストグラムを定数倍したものを同時に重ねて表示した
例を示している。
【図5】本発明に係る第2の実施形態の撮像装置の画像
データ全体及び選択された領域におけるヒストグラム表
示方法を説明するフローチャートである。
【図6】本発明に係る第1の実施形態における測光モー
ドの一例として、スポット測光(a)と部分測光(b)
を説明する図である。
【図7】本発明に係る第3の実施形態の撮像装置の画像
データ全体及び選択された領域におけるヒストグラム表
示方法を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係る第3または第4の実施形態におけ
る測光モードの一例を説明する図である。
【図9】本発明に係る第4の実施形態の撮像装置の画像
データ全体及び選択された領域におけるヒストグラム表
示方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 AF駆動回路 3 ズーム駆動回路 4 絞り駆動回路 5 絞り 6 撮像素子(CCD) 7 クランプCDS 8 AGC 9 A/D変換 10 映像信号処理回路 11 EVF駆動回路 12 EVF 13 メモリコントロール 14 メモリ 15 外部インターフェース 16 マイクロコンピューター 17 電源 18 操作部材 19 バッファメモリ 20 レリーズボタン 21 液晶駆動回路 22 外部液晶表示

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面全体に対して選択された一部の領域
    の画像データのヒストグラムを演算するヒストグラム演
    算手段と、 前記ヒストグラム演算手段の演算結果を表示する表示手
    段と、を有することを特徴とする画像データ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒストグラム演算手段は、画面全体
    の画像データのヒストグラムを更に演算し、 前記表示手段は、前記ヒストグラム演算手段により演算
    された画面全体の画像データのヒストグラムの演算結果
    と、前記選択された一部の領域の画像データのヒストグ
    ラムの演算結果とを識別できるように表示することを特
    徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒストグラム演算手段は、画面全体
    の画像データのヒストグラムを更に演算し、 前記表示手段は、前記ヒストグラム演算手段により演算
    された画面全体の画像データのヒストグラムの演算結果
    と前記選択された一部の領域の画像データのヒストグラ
    ムの演算結果とを識別できるように重ねて表示すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段は、画面全体の画像データ
    のヒストグラムの演算結果と、前記選択された一部の領
    域の画像データのヒストグラムの演算結果とを異なる色
    によって識別できるように表示することを特徴とする請
    求項3に記載の画像データ処理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は、画面全体の画像データ
    のヒストグラムの演算結果と、前記選択さた一部の領域
    の画像データのヒストグラムの演算結果とを異なる模様
    によって識別できるように表示することを特徴とする請
    求項3に記載の画像データ処理装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、画面全体の画像データ
    のヒストグラムの演算結果に対して前記選択された一部
    の領域の画像データのヒストグラムの演算結果が強調さ
    れるように表示することを特徴とする請求項3に記載の
    画像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記選択された領域は、部分測光エリ
    ア、スポット測光エリア、オートフォーカスエリアのう
    ちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に
    記載の画像データ処理装置。
  8. 【請求項8】 平均測光エリアは、前記選択された領域
    からは排除されることを特徴とする請求項7に記載の画
    像データ処理装置。
  9. 【請求項9】 分割測光エリアは、前記選択された領域
    からは排除されることを特徴とする請求項7に記載の画
    像データ処理装置。
  10. 【請求項10】 前記ヒストグラム演算手段は、前記画
    像データの赤色成分の信号、緑色成分の信号、青色成分
    の信号、輝度信号の少なくとも1つに対してヒストグラ
    ムの演算を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像
    データ処理装置。
  11. 【請求項11】 前記画像データ処理装置は、撮像装置
    を含み、前記画面は撮像画面に対応することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像データ処理装置。
  12. 【請求項12】 前記画像データ処理装置は、撮像装置
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の画像データ処
    理装置。
  13. 【請求項13】 画面全体に対して選択された一部の領
    域の画像データのヒストグラムを演算すると共に、前記
    ヒストグラムの演算結果を表示することを特徴とするヒ
    ストグラム表示方法。
  14. 【請求項14】 画面全体に対して選択された一部の領
    域の画像データのヒストグラムを演算すると共に、前記
    ヒストグラムの演算結果を表示することを特徴とするヒ
    ストグラム表示のためのコンピュータ制御プログラム。
  15. 【請求項15】 ヒストグラム表示のためのコンピュー
    タ制御プログラムを格納するコンピュータ可読記憶媒体
    であって、 前記コンピュータ制御プログラムは、 画面全体に対して選択された一部の領域の画像データの
    ヒストグラムを演算すると共に、前記ヒストグラムの演
    算結果を表示することを特徴とするヒストグラム表示の
    ためのコンピュータ制御プログラムを格納するコンピュ
    ータ可読記憶媒体。
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