JPH0783482B2 - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH0783482B2
JPH0783482B2 JP60227513A JP22751385A JPH0783482B2 JP H0783482 B2 JPH0783482 B2 JP H0783482B2 JP 60227513 A JP60227513 A JP 60227513A JP 22751385 A JP22751385 A JP 22751385A JP H0783482 B2 JPH0783482 B2 JP H0783482B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はカラー撮像信号のホワイトバランスを調整する
ための調整手段を備えたビデオカメラ及び該ビデオカメ
ラに対して着脱可能な交換レンズに関する。
<従来の技術> 従来、ビデオカメラなどにおいて、カラー撮像信号のホ
ワイトバランスは一般に使用されるレンズの分光特性の
うち最も標準的なレンズの分光特性を設定して該設定さ
れた分光特性と被写体からの光による色温度情報に基づ
いて調整されてきた。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、従来のレンズ交換可能なビデオカメラで
は使用レンズにより分光特性が異なるので、標準的なレ
ンズの分光特性を設定して被写体からの色温度情報によ
りホワイトバランスを調整しても実際に使用する交換レ
ンズによつては前記標準的なレンズと分光特性が大きく
異なり、同じ被写体でもホワイトバランスがうまく調整
出来ないという欠点があつた。
ところで、ビデオカメラの撮像系においては、例えばIR
ロツトフイルターあるいは撮像素子の出力において、折
り返し歪の発生を防止するために光学ローパスフイルタ
ー及び撮像素子前面にカラーフイルター等を設けている
が、かかるフイルターの分光特性は理想的な特性ではな
い。例えばIRカツトフイルターによつて入射光の赤外光
成分だけでなく、赤色光成分までもカツトされてしまう
等の理由により、実際にはビデオカメラの撮像系の分光
特性を補償する必要があつた。
本発明は、上述のような欠点を除去し、どのような交換
レンズを使用しても良好なホワイトバランス調整が行え
るレンズ交換可能な(ビデオカメラ)及びこのような
(ビデオカメラ)に適した交換レンズを提供することを
目的とする。
<問題点を解決するための手段> かかる目的を達成するために、本願のビデオカメラで
は、カメラ本体に対して交換可能な交換レンズであっ
て、該交換レンズの分光特性に相応した情報を電気的に
記憶する第1の記憶手段と、前記カメラ本体から前記交
換レンズの分光特性に相応した情報を読み出す為の読み
出しコマンドを正しく受信した時に前記読み出しコマン
ドに対応した第1の信号を返信すると共に前記第1の記
憶手段に記憶された前記交換レンズの分光特性に相応し
た情報を前記カメラ本体に送信する送信制御手段とを有
する交換レンズと、 前記カメラ本体の撮像系の分光特性に応じた分光特性を
記憶する第2の記憶手段と、前記交換レンズに対して前
記交換レンズの分光特性読み出しコマンドを送信した後
前記送信制御手段から前記第1の信号が返信されてきた
ことを検出する検出手段と、該検出手段により前記検出
がなされた場合に、前記交換レンズから送信された前記
交換レンズの分光特性に相応した情報と前記第2の記憶
手段から読み出された前記カメラ本体の撮像系の分光特
性とに基づいてホワイバランスを制御するホワイトバラ
ンス制御手段とを有するカメラ本体と、を具備すること
を特徴とする。
<作 用> 交換レンズ側に設けた交換レンズの分光特性に応じた情
報を記憶する第1の記憶手段と、カメラ本体側に設けた
カメラ本体の撮像系の分光特性に応じた情報を記憶する
第2の記憶手段とが読出され、かかる読み出された出力
に応じてホワイトバランス制御手段により、カラー撮像
信号のホワイトバランスが制御される。従つて使用する
交換レンズ及びカメラ本体の撮像系に種類にかかわら
ず、良好なホワイトバランス調整を行うことが出来る。
<実施例> 第1図は本発明の一実施例のビデオカメラのブロツク図
である。第1図において1は撮影レンズの分光特性に相
応した色情報を記憶した撮影レンズ、20は撮影レンズ1
を介して入射する画像を電気信号に変換する撮像素子、
3,4はそれぞれ撮像素子2から出力された赤信号、青信
号を増幅するRアンプ,Bアンプ、5は光源の色温度を検
知する自動追尾式ホワイト・バランス用のセンサで、該
センサは撮像装置の周囲の光を無彩色のフイルタを介し
て平均化して受光する様に配置されている。6はレンズ
1及びカメラ内のROM9とホワイト・バランス用のセンサ
5から送られてくるデータをもとにRアンプ3Bアンプ4
のゲインを制御するデジタル値の制御電圧値D R/G,D B/
Gを出力するシステム・コントローラ。7は、システム
・コントローラ6で得られたデイジタルの制御電圧値D
R/G,D B/Gをアナログ電圧V R/G,V B/Gに変換するD D/A
コンバータ。8は、Rアンプ,Bアンプにより色バランス
が調整された信号R′,G,B′を所定の信号にする信号処
理系である。9はカメラ本体内の撮像系の分光特性を示
すデータC R/G,C B/Gを格納しているROMである。
次に第2図は第1図に示した実施例における撮像レンズ
1とカメラ本体2との通信方法を説明する為の撮像レン
ズ1とカメラ本体2とのブロツク図である。図におい
て、C1はカメラのマイクロコンピユータ,C2は、メイン
インターフエース、C21,は電源出力端子、C22は、デー
タ端子、C23,はビージー端子、C24はGND端子である。C3
はメインマイコンのプログラム及び後述するカメラ本体
の撮像系の分光特性を示す情報が格納されているROM,C4
は電源部、C5はカメラ本体2に設けられた画像を記録す
るためのデイスクを駆動するデイスクドライブ部、C6は
測光系、C7は測距系である。また撮影レンズ1はカメラ
本体2に対して着脱可能となつている。L1はレンズのマ
イクロコンピユータ、L2はレンズインターフエース,L21
は電源端子,L22はデータ端子,L23はビジー端子,L24はGN
D端子、L3は後述するレンズ1の種々の情報、サブマイ
コンのプログラムが格納されているROM,L4は絞り駆動
系、L5はフオーカス駆動系、L6はズーム駆動系である。
次に撮影レンズ1のROM L3に格納されているレンズ1
の種々の情報について第3図を用いて説明する。第3図
においてカメラ2から撮影レンズ1にデータ端子C22,L2
2を介して送られるコマンド、及びコマンドのコード、
コマンドの内容、撮影レンズ1から送られるデータのバ
イト数、及びバイトに割り当てられたデータの種類を示
している。尚データの内容の欄に“←”で示してあるデ
ータは内容の欄に示した内容と同様であることを示して
いる。Test colorとして示したコマンドによつて読み出
される内容は撮影レンズの分光特性であつて、レンズを
透過する光のR,G,Bの比率からL R/G,L B/Gを示す2バイ
トのデータから構成されている。またTest Lossとして
示したコマンドによつて読み出される内容はレンズの透
過率を示すデータである。Test IDとして示したコマン
ドによつて読み出される内容はレンズのメーカ、種類、
機能を示すデータであつて、各々適当に数バイトが割り
当てられ全体として7バイトから構成されている。
ここでTest colorにより読み出されるデータについて更
に詳しく述べる。
Test colorにより読み出されるデータは以下に示され
る。即ち ここでcr,cg,cbは、 I(λ):標準光源の分光強度 τ(λ):撮影レンズ1の分光透過率 τ′(λ):標準として定めた撮影レンズ1の分光透
過率 τj(λ):標準として定めたRGB3色分解フイルタ(j
=r,g,b) 一の分光透過率であり、jをrとした場合には赤、jを
gにした場合には緑、jをbとした場合には青のフイル
ターの透過率である。
としたとき である。
すなわち、かかるデータcr,cg,cbは標準として定めた白
色の光源から放射された光束を撮影レンズ1を介して観
察した際に撮影レンズ1及びカメラ本体2に設けられた
色分解フイルターの標準として定めた透過率を有する分
光特性のフイルターを介して得られる光のエネルギーを
分光透過率として示したデータである。
またデータcr′,cg′,cb′は前述の撮影レンズ1の代わ
りに標準として定めたレンズを用いた場合における分光
透過率である。
したがつてTest colorを実行することによつて得られる
データL R/G,L B/Gは標準として定めたレンズを用いた
場合の透過率の比R/G,B/Gに対する撮影レンズ1を用い
た際に得られる透過率の比A R/G,B/Gの割合である。
換言すればかかるデータL R/G,L B/Gはカメラ本体の分
光特性を考慮せず、撮影レンズ1だけの分光特性を考慮
したデータとなつている。
次にカメラ本体2のROM9に記憶されているカメラ本体撮
像系の分光特性の情報について説明する。
前述した撮影レンズ1に記憶されている撮影レンズ1の
分光特性を示すデータL R/G,L B/Gを用いて撮影レンズ
1の分光特性及びカメラ本体の撮像系及び撮影素子の感
度まで含めた後述する総合分光特性を示すデータ<R/G
>′,<B/G>′を得るためには、カメラ本体2のROM9
において、以下の式で示されるデータC R/G,C B/Gを記
憶すればよい。即ち ここで撮影レンズ1の分光特性及びカメラ本体の撮像系
及び撮像素子の感度まで含めた総合分光特性<R/G
>′,<B/G>′は以下の様に表わされる。
ここでCr,Cg,Cbは R(λ):標準として定めた被写体の分光反射率 I(λ):標準光源の分光強度 τ(λ):撮影レンズ1の分光透過率 τ′(λ):標準として定めたレンズの分光透過率 τ(λ):カメラ本体に装着するIRロツトフイルタ
ー、ローパスフイルタ等の色分解フイルタを除く各種フ
イルターの分光透過率 τj(λ):RGB色分解フイルターの分光透過率でありj
をrとした場合には赤、jをgにした場合には緑、jを
bにした場合には青のフイルターの透過率である。
S(λ):カメラ本体の撮像素子(例えば撮像管,固体
撮像素子)の分光感度 としたとき である。
すなわち、かかるデータCr,Cg,Cbは標準として定めた白
色の被写体に、標準として定めた白色の光源から放射さ
れた光束を当てた際に、撮影レンズ1、カメラ本体2の
撮像系、すなわちIRセツトフイルター、ローパスフイル
ター等の各種フイルタ、RGB色分解フイルターを介して
撮像素子から得られるRGB出力である。
またデータCr′,Cg′,Cb′は前述の撮影レンズ1の代わ
りに標準として定めたレンズを用いた場合において、撮
影素子から得られるR,G,B出力である。
したがつてレンズ1、カメラ本体2を含めた総合分光特
性<R/G>′<B/G>は標準として定めたレンズを用いた
際に得られるRGB出力のR/G',B/Gに対する撮影レンズ1
を用いた際に得られるRGB出力のR/G,B/Gの割合である。
前述した通りかかるデータ<R/G>′<B/G>′は撮影レ
ンズ1及びカメラ本体1内の撮像系及び撮像素子を含め
た分光特性を考慮したデータとなつている。
ところで前述した様なカメラ本体2の撮像系及び撮像素
子の分光特性を示す情報C R/G,C B/Gをカメラ本体2のR
OM9に記憶するに際しては、前述の説明からも理解され
る様に使用するレンズに対して夫々対応する情報を記憶
する必要がある。
したがつて本実施例においては、予め数種類の撮影レン
ズ2に対応するCR/G,CB/Gをカメラ本体2のROM9に記憶
させておき、カメラ本体2側で撮影レンズ1から撮影レ
ンズの種類を示すデータを前述のTest IDによつて読み
出し、かかるデータに対じてROM9に記憶されている数種
類のC R/G,C B/Gから1種類のC R/G,C B/Gを選択してい
る。
このようにレンズの種類に応じてROM9に記憶されている
数種類のC R/G,C B/Gから1種類のC R/G,C B/Gを選択す
ることにより、カメラ本体内のROM9に前述した総合分光
特性の情報<R/G>′,<B/G>′を記憶する場合に比べ
て記憶容量を減らすことが出来る。即ち<R/G>′<B/G
>′はレンズの種類により大きく変化するため<R/G
>′<B/G>′を記憶しようとすると全ての交換レンズ
に対するデータを記憶しておく必要があるため、必然的
に記録容量も大きなものが必要となるが、C R/G,C B/G
の値は複数種の交換レンズに対して1つの値で代表され
るので、それほど大きな記憶容量を必要としない。
次に第3図に示したコマンド及びデータがカメラ本体2
とレンズ1との間でやりとりされる順序について第4
図,第5図を用いて説明する。第4図はカメラ2のマイ
クロコンピユータC1により実行されるフローチヤート、
第5図はレンズ1のマイクロコンピユータL1により実行
されるフローチヤートである。
まずカメラ本体2の動作が開始し、第4図#0に示され
るステップからフローが開始されると第4図#1が実行
されて第3図に示したコマンドのうちの1つがカメラ本
体2からレンズに送信される。一方レンズ1は動作が開
始されると第5図#θに示されるステップからフローが
開始され#1が実行される。第5図#1に示されるステ
ップはカメラ本体2からレンズ1にコマンドが送信され
るか否かを判別し、コマンドが送信されていない際には
ループをくり返し、コマンドが送信された際に#2へ進
む。したがつてカメラ本体2の動作が開始されて第4図
#1が実行されるとレンズ1のマイクロコンピユータL1
のフローは送信されるコマンドを受け取つて第5図#1
から第5図#2に進む。レンズ2は第5図#2において
送信されたコマンドが実行可能なコマンドかどうか否か
を判別し、実行可能なコマンドであれば第5図#3へ、
実行可能なコマンドでなければ第5図#4へ進む。
ここで第5図#3はカメラ本体2からレンズ1に送られ
たコマンドをそのまま(返送コマンド)レンズ1からカ
メラ本体2へ送信するステップである。ここで第5図#
3を実行した後レンズ1は該コマンドを実行して(第5
図#5)次いでコマンドにより指定されたデータをカメ
ラ2に送る(第5,図#5)の様に動作がすすむ。また第
5図#4は“コマンドエラー”を示すデータをカメラ2
へ送信するステップである。上述の#2〜#5のフロー
は言い換えればカメラ本体2からレンズ1へ送信された
コマンドが実行可能なコマンドであつた場合にはレンズ
1は送信されたコマンドをそのままレンズ1からカメラ
本体2へ送信し、カメラ本体2からレンズ1へ送信され
たコマンドが実行可能でないコマンドであつた場合には
レンズ1は送信されたコマンドが実行不能であることを
示す“コマンドエラー”をカメラ2に送信するフローを
示している。この状態で第4図に示した様にカメラ本体
2は第4図#2に示すようにレンズ1から送信されるコ
マンドを受信する状態となつており、レンズ1が前述の
第5図#3、あるいは第5図#4のステップを実行する
ことによつてレンズ1からカメラ本体2へ送信されるデ
ータを受け取る。
次いでカメラ本体2は第4図#3に示すようにレンズ1
からカメラ本体2へ送信されたデータが、第4図#1に
てレンズ1に送つたコマンドと一致するか否かを判別す
る。ここで一致した場合カメラ本体2は第4図#4に示
すように次に送信されて来るデータを受け取つて該デー
タに相応する動作を行いフローは終了するが、一致しな
かつた場合にはフローは第4図#3から#5へ移り、第
4図#3にてレンズ1からカメラ2へ送信されたデータ
が“コマンドエラー”を示すデータか否かを判別する。
そこで送られてきたデータが“コマンドエラー”として
判別された際にはフローは再び第4図#1へ移り同じコ
マンドが選択される。また第4図#5で“コマンドエラ
ー”が判別されない場合はカメラ2からレンズ1へ送つ
たコマンドが誤まつてレンズ1に伝送されたか、レンズ
1からカメラ2へ送信されるデータがカメラ2へ誤まつ
て伝送されたかのいずれかであるがいずれにせよ伝送路
上のエラーであるのでフローはそこで停止する。
ここで第2図乃至第5図を用いた様な方法でレンズ1か
らカメラ2へ送信されたレンズの分光特性を表わすL R/
G,L B/Gのデータは第1図に示したシステムコントロー
ラ6に送られ、更にレンズ1の種類を示すデータIDに応
じてROM9から読み出されるデータC R/G,C B/Gと乗算さ
れて更にホワイトバランス用のセンサ5から送られて来
るデータW R/G,W B/Gと加算演算されてD/Aコンバータ7
を介してRアンプ3、Bアンプ4のゲインを制御する制
御電圧値V B/G,V R/Gに変換され、レンズの分光特性も
考慮してホワイトバランスの補正が行われる。
したがつて本実施例に依ればレンズの分光特性に依らず
常に適正にホワイトバランス調整を行うことが出来る。
ところで前述した第1図の方法において、Rアンプ3、
Bアンプ4のゲインを制御する制御電圧値を広い範囲で
変化させた場合にはRアンプ3,Bアンプ4のゲインが制
御電圧値に対してリニアリテイーを失つてしまう、すな
わち第6図に示した様に制御電圧に対してRアンプ、B
アンプのゲインが制御電圧値に対して飽和する傾向とな
り、かかる飽和によつてRアンプ,Bアンプのゲインは適
正なホワイトバランスを調整するためのゲインとは異な
り、誤差を含む様になり、結果的にホワイトバランスが
くずれるという欠点が生じる。
この欠点を解消するためにはシステムコントローラ6に
おいてレンズ1から送信されるレンズの分光特性情報L
B/G,L R/G、ROM9から読み出されるカメラ本体の分光特
性情報C R/G,C B/G及びホワイトバランス用のセンサ5
から得られる信号とを加算してRアンプ3,Bアンプ4で
のゲインを演算し、演算して得られたゲインR/G′,B/
G′からRアンプ3,Bアンプ4の第6図に示した特性を考
慮して制御電圧値V B/G,V R/Gに変換すればよい。かか
る機能を有するシステムコントローラ6の構成について
第7図を用いて説明する。第7図において6−Aはレン
ズ1から送信された情報L R/G,L B/G及びROM9から読み
出される情報C R/G,C B/Gとホワイトバランス用のセン
サ5から送信されたデータW R/G,W B/Gとを夫々加算す
る加算回路である。6−Bは加算回路6−Aにて演算さ
れたデータからRアンプ3,Bアンプ4の制御電圧−ゲイ
ン特性を考慮した制御電圧値に相応したデジタル値に変
換する変換器である。
かかる加算回路6−A、変換器6−Bにより前述の様に
Rアンプ3,Bアンプ4の制御電圧−ゲイン特性を考慮し
た制御電圧値を得ることが出来る。
ところで前述の実施例に依ればレンズの分光特性に影響
されないホワイトバランス調整を行うことが出来るわけ
であるが、レンズによつては光源の色温度に応じてレン
ズの分光特性の補足を行う補正量を変えなければならな
い。
このことについて第8図を用いて説明する。第8図にお
いて光源#1、#2は色温度が異なる光源のスペクトラ
ム分布を示し、Rフイルタ、Gフイルタはホワイトバラ
ンス用のセンサの前面に設けられた赤フイルタ、緑フイ
ルタの透過特性を示し、基準レンズA,レンズ#1,#2は
レンズの分光特性を示している。ここで例えば、第8図
に示すレンズ#1のような基準レンズAとほぼ同じ分布
の分光特性のレンズでは、基準レンズ(レンズの分光特
性の補正を必要としないレンズ)に対して光源によつて
異なる補正量を必要とはしない。つまり、第8図に示す
光源#1に対する補正量と光源#2に対する補正量はあ
まり変らない。しかし、レンズ#2の場合、基準レンズ
に対して短波長側の感度が極端に低いので、光源#1,#
2によつて補正量に違いが出てくる。つまり色温度の低
い光源#1では、緑成分Gに対しての赤成分Rの補正量
は小さくてもよいが、色温度の高い光源#2では、その
補正量は大きくしなければならない。
提言すると第8図に示したレンズ#2は色温度の低い、
赤つぽい光源である光源#1より色温度の高い青つぽい
光源である光源#2に対してより感度が低いので、光源
#2の下ではレンズ#2の分光特性の補正量をより大き
く、緑に対する赤の信号のを大きくする必要がある。
そこで第8図の#2に示した様なレンズに対するホワイ
トバランス調整の補正を行う実施例について第9図を用
いて説明する。
第9図に示した実施例においてはレンズ1からのデータ
L R/G,L B/Gと共に光源の色温度に応じて、レンズ1か
らのデータに補正を加えるための補正係数αをカメラ本
体2に送信し、前記データL R/G,L B/Gと補正係数α
と、ホワイトバランス用のセンサから送られるデータW
R/G,W B/G及びROM9から読み出されるデータC うR/G,C B
/Gとからどのような色温度の光源下にでも適正にホワイ
トバランス調整を行うシステムコントローラ6が説明さ
れる。第9図は第7図に示したシステムコントローラ6
の別の実施例のブロツク図である。
第9図において6−Cは、レンズ1からの分光特性の情
報L R/G,L B/G、ROM9から読み出されるデータC R/G,C B
/Gと、補正係数α及び、ホワイトバランス用のセンサ5
の出力W R/G,W B/Gとから、Rアンプの制御電圧を導出
するブロツクである。このブロツクにおいて得られる制
御信号R/G′,B/G′は、光源の色温度の違いによつて、
その値が補正されるわけだが、次の(6)式で表わせら
れる。
ここで前述のようにW R/G,W B/Gはホワイトバランス用
のセンサから得られた光源の色温度のデータであり、た
とえば W R/G=4dB,L R/G・C R/G=1dB α=0.05 とすると、 (1)式の( )内の部分はW R/G・α+L R/G・C B/G =4×0.05+1 =1.2dB となりR/G′は5.2dBとなる。
すなわちこの場合レンズ補正を含んだ色温度補正量であ
るR/G′は、本来のレンズ補正量1dBの他に、W R/G,W B/
Gで表わせる色温度に依存した補正量(W R/G×α=0.2d
B)が加えられており、このことから、撮影時の光源の
色温度により補正量に対して更に調整を加えていること
がわかる。
6−Bは、第7図に示した変換器と同様の交換器であ
る。かかる補正ブロツク6−Cと、6−Bにより、前述
の様に撮影時の光源の色温度の違いに応じて、レンズの
色補正が可能である。
上述の実施例に依れば撮影光源の色温度がたとえ異なつ
ても常に補正にホワイトバランスを調整することが出来
る。
本実施例においては撮影レンズの分光特性を電気的に記
憶する記憶手段をROMC3とし、カメラ側の撮像系の分光
特性を電気的に記憶する記憶手段のROM9としたが他のバ
ブルメモリーや他の磁気的なメモリーであつてもよい。
また記憶手段により記憶されたデータを読み出す手段と
して第4図に示したフローで動作する第2図に示したマ
イクロコンピユータC1、インターフエースC2としたが他
のハードロジツクで構成してもよい。
また本実施例においては撮影レンズ1にL R/G,L B/Gを
記憶させ、カメラ本体2にC R/G,C B/Gを記憶させるよ
うにしたが、かかるデータは上述の説明において示した
様に全て積分値で表わされている。かかる積分値として
データを記憶する代わりに(2),(5)式に示した積
分される関数としてデータを記憶する様にし、カメラ本
体側でホワイトバランスを制御する際にかかる関数を乗
算してから積分するようにしてもよい。この場合には更
に正確にホワイトバランスの制御を行うことが出来る。
<発明の効果> 以上説明した様に本願のビデオカメラでは、交換レンズ
がカメラ本体に対して正しく装着されたことを、前記交
換レンズから第1の信号が返送されてきたことを検出す
ることで確認することができ、前記交換レンズから送信
されてきた前記交換レンズの分光特性が信頼できるもの
であることを確認してから、前記カメラ本体内に記憶さ
れた前記カメラ本体の撮像系の分光特性を用いてホワイ
トバランスを制御することができる。
従って装着状態が悪い場合に誤った交換レンズ分光特性
情報を用いることがなく、極めて信頼性の高いホワイト
バランス制御ができるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のビデオカメラのブロツク
図、 第2図は第1図に示した実施例において撮影レンズ1と
カメラ本体2との通信方法を説明する為の撮影レンズ1
とカメラ本体2とのブロツク図、 第3図は撮影レンズ1、カメラ本体2との間でやりとり
されるコマンド及びデータを示す図、 第4図はカメラ本体2内のマイクロコンピュータC1によ
り実行されるフローチヤート、 第5図は撮影レンズ1内のマイクロコンピユータL1によ
り実行されるフローチヤート、 第6図は第1図に示したRアンプ3、Bアンプ4のゲイ
ンと制御電圧との関係を示す図、 第7図は第6図に示したRアンプ3、Bアンプ4の特性
を考慮した制御を行うシステムコントローラ6の構成を
示すブロツク図、 第8図は光源#1、#2及びR,G色フイルタレンズ#1,
#2の分光特性を示す図、 第9図は第8図に示したフイルタ・レンズの分光特性を
考慮した制御を行うシステムコントローラ6の構成を示
すブロツク図である。 1……撮影レンズ 2……カメラ本体 C1,L1……マイクロコンピユータ 6……システムコントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体に対して交換可能な交換レンズ
    であって、該交換レンズの分光特性に相応した情報を電
    気的に記憶する第1の記憶手段と、前記カメラ本体から
    前記交換レンズの分光特性に相応した情報を読み出す為
    の読み出しコマンドを正しく受信した時に前記読み出し
    コマンドに対応した第1の信号を返信すると共に前記第
    1の記憶手段に記憶された前記交換レンズの分光特性に
    相応した情報を前記カメラ本体に送信する送信制御手段
    とを有する交換レンズと、 前記カメラ本体の撮像系の分光特性に応じた分光特性を
    記憶する第2の記憶手段と、前記交換レンズに対して前
    記交換レンズの分光特性読み出しコマンドを送信した後
    前記送信制御手段から前記第1の信号が返信されてきた
    ことを検出する検出手段と、該検出手段により前記検出
    がなされた場合に、前記交換レンズから送信された前記
    交換レンズの分光特性に相応した情報と前記第2の記憶
    手段から読み出された前記カメラ本体の撮像系の分光特
    性とに基づいてホワイトバランスを制御するホワイトバ
    ランス制御手段とを有するカメラ本体と、 を具備することを特徴とするビデオカメラ。
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