JP3913986B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数気筒の排気系集合部に取り付けられた空燃比センサの出力値に基づいて各気筒毎の空燃比を検出し、全気筒の空燃比を目標値に均一化制御する内燃機関の空燃比制御装置に関し、特に比較的容易な判別処理を用いて制御の信頼性を向上させた内燃機関の空燃比制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、内燃機関(エンジン)の空燃比制御装置においては、排気系集合部に空燃比センサが設けられており、各気筒の排気ガスが排気系集合部を通過するタイミングに合わせてセンサ出力値(空燃比信号)を取り込み、空燃比信号に応じて各気筒の燃料噴射量を補正することにより、各気筒の空燃比を均一化制御する方法が知られている。
【0003】
このとき、各気筒に対応する排気ガスの空燃比を正確に検出することが要求されるが、実際には、複数気筒の排気ガスが混合された状態で排気系集合部(空燃比センサ)を通過するので、空燃比検出情報は各気筒の空燃比の影響を含んでおり、各気筒毎に空燃比を検出することは難しいことが知られている。
【0004】
また、特定気筒の検出値に対する他気筒の影響度合いは、運転状態(エンジン回転数や吸入空気量など)によっても異なるので、特定気筒に対応した空燃比を正確に検出することはさらに困難である。
【0005】
さらに、空燃比センサは、実際に排気ガスが到達してから検出値として現れるまでに時間遅れ(いわゆる、応答遅れ)が存在するので、このような応答遅れも考慮する必要があり、各気筒に対応する空燃比を検出することは非常に困難なことになっている。
【0006】
したがって、従来装置においては特定気筒に対応する空燃比を正確に検出することが難しく、十分に満足できる空燃比制御精度を実現することはできない。
このような問題に対処するため、従来から、たとえば特許第2689362号や特許第2717744号に参照されるような装置が提案されている。
【0007】
上記特許に記載された装置においては、排気系への排気ガスの流通や空燃比センサの出力応答遅れなどの挙動を表現する数値モデルを構築し、この数値モデルに基づいてオブザーバを設計して気筒毎の空燃比を推定し、各気筒の空燃比を均一化している。
【0008】
しかし、数値モデルを用いた場合、CPU内部での演算が複雑になるので、処理時間が長くなり、ソフトウエア負荷が非常に大きくなってしまう。また、各要素の挙動を数式で表現しているので、運転状態の変動や部品製造上のバラツキなどの影響を受け易く、十分な制御精度を得ることはできない。
【0009】
一方、たとえば特公平4−8616号公報に参照されるように、空燃比検出条件をアイドル状態のみに限定することにより、空燃比センサ出力値と各気筒の空燃比との対応付けを容易にして、各気筒の空燃比均一化制御を実現した装置も提案されている。
【0010】
しかしながら、アイドル状態においては、燃焼状態が不安定でエンジンの回転変動が大きくなり易く空燃比検出精度が悪化する要因が多いうえ、排気ガス流量が少ない領域であることから、空燃比センサの応答性もさらに悪くなる。
【0011】
したがって、アイドル状態で空燃比を検出しても、センサ出力の変動幅が小さくなってしまい、結局、各気筒に対応する空燃比情報を正確に検出することは困難である。
【0012】
図14は所定クランク角毎に空燃比を検出する方法を適用した従来装置による補正対象気筒判別動作を示す説明図であり、横軸は各気筒(#1〜#4)に対応した基準クランク角位置(TDC)を示し、縦軸は空燃比センサの出力値(空燃比A/F)の変動を示している。
【0013】
図14において、破線矢印は各気筒毎の空燃比検出タイミングを示し、空燃比センサ出力値(A/F)は所定クランク角毎に読込まれる。
ここでは、#3気筒の空燃比が他気筒よりもリッチ側にずれている場合を示している。
【0014】
このような所定クランク角毎の検出方法によれば、実際には#3気筒をリッチ側ピーク位相の対応気筒と認識すべきところを、たとえば図14内の実線矢印で示すように#3気筒よりも#4気筒の方がリッチ側にずれている状態が発生し、#4気筒を補正対象気筒と誤判定してしまうおそれがある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関の空燃比制御装置は以上のように、各種の挙動要因を数値モデル化した場合には、ソフトウエアの負荷が大きくなるうえ、数式では表現しきれない運転状態の変動や部品製造上のバラツキなどの影響を受けてしまい、十分な信頼性を実現することができないという問題点があった。
【0016】
また、空燃比検出条件をアイドル状態に限定した場合には、燃焼状態が不安定なことから、エンジン回転変動が大きくなり検出精度が悪化するうえ、排気ガス流量の少ない領域であることから、センサ出力の変動幅が小さくなり、結局、各気筒に対応する空燃比情報を正確に検出することができないという問題点があった。
【0017】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、空燃比センサ出力値の変動に基づいて、他気筒よりも空燃比がずれている気筒を燃料量補正対象として特定することにより、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係る内燃機関の空燃比制御装置は、複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、空燃比検出期間中の空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、空燃比補正気筒判別手段は、リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒とリーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続している場合に、第1および第2の気筒のうち排気行程順序が後に位置する一方の気筒のみを空燃比補正対象の気筒として特定するものである。
【0019】
また、この発明の請求項2に係る内燃機関の空燃比制御装置は、請求項1において、空燃比補正気筒判別手段は、第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続していない場合には、第1および第2の気筒を、それぞれ空燃比がリッチ側およびリーン側にずれている空燃比補正対象の気筒として特定するものである。
【0020】
また、この発明の請求項3に係る内燃機関の空燃比制御装置は、複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、空燃比検出期間中の空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、空燃比補正気筒判別手段は、リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒とリーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ第1および第2の気筒が、第1および第2の気筒群として、それぞれ全気筒数の半数分ずつ交互に検出された場合に、第1および第2の気筒群のいずれか一方の気筒群を空燃比補正対象の気筒として判別するものである。
【0021】
また、この発明の請求項4に係る内燃機関の空燃比制御装置は、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、気筒別空燃比補正手段は、空燃比補正対象となる気筒がリッチ側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を減量補正し、空燃比補正対象となる気筒がリーン側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を増量補正するものである。
【0025】
また、この発明の請求項5に係る内燃機関の空燃比制御装置は、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、気筒別空燃比補正手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相に相当する空燃比センサの各出力値の偏差を求め、偏差が所定値以下となった場合に、燃料量の補正処理を停止するものである。
【0026】
また、この発明の請求項6に係る内燃機関の空燃比制御装置は、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、空燃比補正気筒判別手段は、ピーク位相が各気筒のうちのどの気筒に対応するかを識別するためのウィンドウを設定するウィンドウ設定手段を含み、ウィンドウは、運転状態に応じて可変設定されるものである。
【0027】
また、この発明の請求項7に係る内燃機関の空燃比制御装置は、請求項6において、ウィンドウ設定手段は、1つの気筒に対応して第1のウィンドウを設定するとともに、第1のウィンドウに各気筒のクランク角位相差を順次加算して全気筒に対応したウィンドウを設定するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
【0029】
図1はこの発明の実施の形態1を示すブロック構成図であり、4気筒エンジンの場合を示している。
図1において、内燃機関の本体を構成するエンジン1には、吸気管2および排気管3が設けられている。
【0030】
エンジン1と吸気管2との接続部には、吸気マニホールド4が形成されており、吸入空気を各気筒(#1〜#4)に分配している。
エンジン1と排気管3との接続部には、排気マニホールド5が形成されており、排気ガスを一括に集合させて排出している。
【0031】
吸気管2の上流側には、エンジン1の吸気量Qaを検出するエアフローセンサ6が設けられている。
【0032】
エンジン1のクランク軸には、クランク角センサ7が設けられており、クランク角センサ7は、エンジン1の回転に同期したパルスからなるクランク角信号CAを出力する。
【0033】
クランク角信号CAの各パルスは、各気筒毎の回転位置(位相)を示しており、各気筒のクランク角位相の検出やエンジン回転数の検出などに用いられる。
排気マニホールド5を介して集合された排気管3には、空燃比センサ8が設けられており、空燃比センサ8の出力値は、リニアの空燃比λを示している。
【0034】
排気管3の下流側には、排気ガスを浄化するための触媒9が設けられている。吸気マニホールド4には、複数の気筒(#1〜#4)の各々に対応して設けられた燃料噴射弁11〜14が設けられている。
【0035】
各センサ6〜8から出力される吸気量Qa、クランク角信号CAおよび空燃比λは、運転状態を示す情報として、マイクロコンピュータからなるECU20に入力される。これにより、各燃料噴射弁11〜14は、ECU20内のCPUの制御下で、運転状態に応じたタイミングで駆動される。
【0036】
ECU20は、ピーク位相検出手段21、空燃比検出期間設定手段22、ウィンドウ設定手段23、対応気筒識別手段24、空燃比補正気筒判別手段25、および、#1〜#4気筒補正手段31〜34を備えている。
【0037】
エアフローセンサ6からの吸気量Qaはウィンドウ設定手段23に入力され、クランク角センサ7からのクランク角信号CAは、ピーク位相検出手段21、空燃比検出期間設定手段22およびウィンドウ設定手段23に入力され、空燃比センサ8からの空燃比λは、ピーク位相検出手段21に入力されている。
【0038】
ピーク位相検出手段21は、空燃比検出期間中(後述する)に入力されるクランク角信号CA(クランク角位相)および空燃比λ(空燃比センサ8の出力値)に基づいて、空燃比変動でリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相Pλ(リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相)を検出する。
【0039】
空燃比検出期間設定手段22は、クランク角信号CAに基づいて、全気筒(#1〜#4)の検出サイクル分に相当する空燃比検出期間Tを設定し、空燃比検出期間Tの終了判定信号を出力する。
【0040】
空燃比検出期間Tは、エンジン1が4ストロークエンジンの場合、エンジン1の2回転分(720°)に相当し、各気筒の全ての排気行程が含まれる。
【0041】
ウィンドウ設定手段23は、運転状態(吸気量Qaなど)に基づいて、ピーク位相が各気筒のどの気筒に対応するかを識別するためのウィンドウW(各気筒毎に対応してピークが出現すると予想される位相範囲)を設定する。すなわち、ウィンドウWとして、ウィンドウWの中心クランク角PCAおよびウィンドウ幅PCWを設定する。
【0042】
対応気筒識別手段24は、空燃比検出期間T内且つ各気筒毎のウィンドウW内で検出されたピーク位相Pλに基づいて、ピーク位相Pλに対応した気筒を識別する。
【0043】
空燃比補正気筒判別手段25は、ピーク位相Pλに基づいて対応気筒識別手段24で識別された対応気筒を、空燃比が他の気筒よりもずれていて燃料量を補正すべき気筒(補正対象気筒)として特定する。
【0044】
#1〜#4気筒補正手段31〜34は、気筒別空燃比(燃料量)補正手段を構成しており、燃料噴射弁11〜14の開弁駆動時間を補正制御して、空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する。
【0045】
すなわち、#1〜#4気筒補正手段31〜34は、各気筒毎の空燃比を均一化するために、空燃比補正対象となる気筒がリッチ側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を減量補正し、空燃比補正対象となる気筒がリーン側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を増量補正する。
【0046】
次に、図2〜図5のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について詳細に説明する。
図2は全体の処理ルーチンを示し、所定時間毎に実行される。
【0047】
図2において、まず、ピーク位相検出手段21は、空燃比λを読込み、リッチ側およびリーン側のピーク位相を検出し(ステップS1、S2)、全気筒分の排気行程が終了する区間に相当する空燃比検出期間Tが終了したか否か(空燃比検出期間Tにわたってピーク位相Pλの検出が実行されたか否か)を判定する(ステップS3)。
【0048】
ステップS3において、空燃比検出期間Tが終了していない(すなわち、NO)と判定されれば、図2の処理ルーチンを抜け出てピーク位相Pλの検出処理(ステップS1、S2)を繰り返す。
【0049】
ピーク位相検出ステップS1、S2は、気筒別空燃比補正手段31〜34による燃料量の補正制御実行中には常に実行される。
【0050】
一方、ステップS3において、空燃比検出期間Tが終了した(すなわち、YES)と判定されれば、対応気筒識別手段24は、リッチ側およびリーン側のピーク位相に対応する気筒を特定する(ステップS4、S5)。
【0051】
続いて、空燃比補正気筒判別手段25は、空燃比補正対象となる気筒を判別し(ステップS6)、各気筒補正手段31〜34は、補正対象気筒の燃料量を補正し(ステップS7)、図2の処理ルーチンを抜け出る。
【0052】
図3はリッチ側ピーク位相の検出動作(図2内のステップS1)を具体的に示す処理ルーチンである。
図3において、まず、空燃比センサ8の出力値(空燃比λ)を読込み(ステップS11)、前回値よりも今回値の方がリッチか否かを判定する(ステップS12)。
【0053】
ステップS12において、空燃比λの今回値が前回値よりもリッチである(すなわち、YES)と判定されれば、リッチ側への変化フラグFを「1」にセットし(ステップS13)、今回値が前回値よりもリッチではない(すなわち、NO)と判定されれば、リッチ側への変化フラグFを「0」にクリアする(ステップS14)。
【0054】
続いて、変化フラグFが「1」から「0」に変化したか否かを判定し(ステップS15)、変化フラグFが「1」から「0」に変化した(すなわち、YES)と判定されれば、前回値検出時のクランク角をリッチ側のピーク位相として記憶し(ステップS16)、空燃比λの今回値を前回値として更新記憶し(ステップS17)、図3の処理ルーチンを抜け出る。
【0055】
一方、ステップS15において、変化フラグFが「1」から「0」に変化していない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS16を実行せずに図3の処理ルーチンを抜け出る。
【0056】
なお、リーン側ピーク位相の検出動作(図2内のステップS2)の詳細については、図3と同様であり、各ステップS12〜S14およびS16内の「リッチ」という表現を「リーン」に置き換えるのみでよいので、ここでは省略する。
【0057】
図4はリッチ側ピーク位相の対応気筒識別動作(図2内のステップS4)を具体的に示す処理ルーチンである。
図4において、まず、対応気筒識別手段24は、エンジン1の運転状態として、エンジン回転数Neおよびエンジン負荷(充填効率など)CEを読込む(ステップS21)。
【0058】
続いて、エンジン回転数Neおよびエンジン負荷CEに基づくマップ演算により、#1気筒に対応したピーク位相検出用のウィンドウWの中心位相(クランク角位置)PCAを求める(ステップS22)。
【0059】
同様に、エンジン回転数Neおよびエンジン負荷CEに基づくマップ演算により、#1気筒に対応したピーク位相検出用のウィンドウWの幅(中心位相からの距離)PCWを求める(ステップS23)。
【0060】
次に、今回検出されたリッチ側ピーク位相が#1気筒のウィンドウW内に存在するか否かを判定し(ステップS24)、PCA−PCW≦リッチ側ピーク位相≦PCA+PCW(すなわち、YES)と判別されれば、#1気筒をリッチ側ピーク位相の対応気筒と判定して(ステップS25)、図4の処理ルーチンを終了する。
【0061】
また、ステップS24において、リッチ側ピーク位相が#1気筒のウィンドウW内に存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、次の制御気筒(#3気筒)のウィンドウW(#1気筒よりもクランク角180°だけ加算シフトされたウィンドウ)内にリッチ側ピーク位相が存在するか否かを判定する(ステップS26)。
【0062】
ステップS26において、PCA+180−PCW≦リッチ側ピーク位相≦PCA+180+PCW(すなわち、YES)と判定されれば、#3気筒をリッチ側ピーク位相の対応気筒として判別する(ステップS27)。
【0063】
また、ステップS26において、リッチ側ピーク位相が#3気筒のウィンドウW内に存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、次の制御気筒(#4気筒)のウィンドウW(#1気筒よりもクランク角360°だけ加算シフトされたウィンドウ)を設定し、#4気筒に対して同様の判定処理(ステップS28、S29)を実行する。
【0064】
以下、同様に、ステップS28において、リッチ側ピーク位相が#4気筒のウィンドウW内に存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、#2気筒のウィンドウW(#1気筒よりもクランク角540°だけ加算シフトされたウィンドウ)を設定し、#2気筒に対して同様の判定処理(ステップS30、S31)を実行する。
【0065】
最後に、ステップS30において、リッチ側ピーク位相が#2気筒のウィンドウW内に存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、今回検出されたリッチ側ピーク位相に対応する気筒は無しと判別して(ステップS32)、図4の処理ルーチンを終了する。
【0066】
こうして、検出されたリッチ側ピーク位相がどの気筒に対応するか、または、対応する気筒が存在しないかを判別することができる。
なお、リーン側ピーク位相に対する対応気筒識別動作(図2内のステップS5)の詳細については、図4内の「リッチ」という表現を「リーン」に置き換えるのみでよいので、ここでは省略する。
【0067】
図5は燃料量の補正対象となる気筒の判別動作(図2内のステップS6)を具体的に示す処理ルーチンである。
【0068】
図5において、まず、空燃比補正気筒判別手段25は、リッチ側ピーク位相に対応する気筒が存在するか否かを判定し(ステップS41)、対応気筒が存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、燃料量減量の補正対象気筒は無しと判別する(ステップS42)。
【0069】
また、ステップS41において、リッチ側ピーク位相の対応気筒が存在する(すなわち、YES)と判定されれば、その対応気筒を燃料量減量の補正対象気筒と判別する(ステップS43)。
【0070】
次に、リーン側ピーク位相に対応する気筒が存在するか否かを判定し(ステップS44)、対応気筒が存在しない(すなわち、NO)と判定されれば、燃料量増量の補正対象気筒は無しと判別する(ステップS45)。
【0071】
また、ステップS44において、リーン側ピーク位相の対応気筒が存在する(すなわち、YES)と判定されれば、その対応気筒を燃料量増量の補正対象気筒と判別して(ステップS46)、図5の処理ルーチンを抜け出る。
【0072】
こうして、空燃比補正気筒判別手段25による判別結果が得られると、各気筒補正手段31〜34は、補正対象気筒の燃料噴射弁11〜14の補正駆動を行い、燃料量を補正して各気筒の空燃比の均一化制御を実行し、一連の処理を終了する。
【0073】
このように、各気筒の排気行程が含まれる所定期間に検出された空燃比λのピーク位相Pλから空燃比λを補正すべき気筒を特定し、特定気筒の燃料量を補正して各気筒毎の空燃比を均一化制御することができる。
【0074】
したがって、CPU20における演算負荷の増大を招くことなく、運転状態の変動などの影響を受けずに、各気筒の空燃比の均一化制御を良好に実行することができる。
【0075】
なお、上記動作においては特に説明しなかったが、気筒別空燃比補正手段31〜34は、リッチ側およびリーン側のピーク位相に相当する各空燃比の偏差を常に求めており、各ピーク間の空燃比偏差が所定値以下となった場合に、均一化制御が十分に達成されたものとして燃料量の補正処理を停止する。
【0076】
また、ウィンドウ設定手段23は、空燃比検出期間設定手段22内に含まれてもよく、各気筒に対応したウィンドウWは、運転状態に応じて可変設定されてもよい。
【0077】
また、ウィンドウ設定手段23は、最初に#1気筒に対応した第1のウィンドウを設定し、第1のウィンドウに各気筒のクランク角位相差180°を順次加算して全気筒に対応したウィンドウを設定したが(図4参照)、各気筒のウィンドウWを個別にマップ演算してもよい。
【0078】
さらに、上記実施の形態1では、リッチ側およびリーン側の両方のピーク位相を検出して、各対応気筒の燃料量を減量および増量する場合について説明したが、リッチ側またはリーン側の一方のみのピーク位相を検出して、対応気筒の燃料量を減量または増量の一方のみの補正を実行してもよい。
【0079】
図6はこの発明の実施の形態1に関連した他の動作を示すフローチャートであり、リッチ側ピーク位相の対応気筒のみに対して燃料量の減量補正を実行した場合を示している。
【0080】
図6において、ステップS4A、S7Aは、前述(図2参照)のステップS4、S7にそれぞれ対応しており、ステップS1、S3は前述と同様の処理である。
【0081】
この場合、ピーク位相検出手段21は、リッチ側ピーク位相のみを検出し(ステップS1)、空燃比補正気筒判別手段25は、空燃比検出期間Tが終了した時点で(ステップS3)、リッチ側ピーク位相の対応気筒を補正対象気筒と判別し(ステップS4A)、各気筒補正手段31〜34を介して燃料量を減量補正する(ステップS7A)。
【0082】
図6のように、リッチ側の最大空燃比を示す1つの気筒の燃料量を減量補正することによっても、補正を繰り返し実行するうちに、各気筒の空燃比は均一化されるので、前述と同様の作用効果を奏する。
また、この場合、1つの気筒のみを補正対象としているので、CPU負荷の増大を最小に抑制することができる
【0083】
なお、リッチ側ピーク位相に対応した1つの気筒のみを空燃比補正対象としたが、逆に、1つの気筒のみの空燃比がリーン側にずれていることを想定して、リーン側の最大空燃比を示す1つの気筒の燃料量を増量補正しても、同様に、各気筒の空燃比を均一化制御することができる。
【0084】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、リッチ側またはリーン側のピーク位相に対応した1つの気筒に基づいて補正対象気筒を判別したが、リッチ側およびリーン側のピーク位相に対応した2つの気筒に基づいて補正対象気筒を判別してもよい。
【0085】
図7はこの発明の実施の形態2による動作を示すフローチャートであり、リッチ側およびリーン側のピーク位相に対応した2つの気筒の排気行程順序が連続しているか否かに基づいて補正対象気筒を判別する場合を示している。
【0086】
図7において、ステップS41A〜S46A、S43B、S46Bは、それぞれ、前述(図5参照)のステップS41〜S46、S43、S46と同様の処理である。
【0087】
この場合、対応気筒識別手段24は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相に対応する第1および第2の気筒が両方とも存在するか否かを判定し(ステップS41A、S44A)、少なくとも一方が存在しない(すなわち、NO)と判別されれば、図7の処理ルーチンを抜け出る。
【0088】
また、ステップS41AおよびS44Aにおいて、第1および第2の気筒が有り(すなわち、YES)と判別されれば、続いて、空燃比補正気筒判別手段25は、第1および第2の気筒の排気行程順序が連続しているか否かを判定する(ステップS51)。
【0089】
ステップS51において、第1および第2の気筒の排気行程順序が連続する(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、第2の気筒よりも第1の気筒の方が排気行程順序が後であるか否かを判定する(ステップS52)。
【0090】
ステップS52において、第1の気筒の方が排気行程順序が後(すなわち、YES)と判定されれば、第1の気筒を燃料量減量の補正対象気筒と判別し(ステップS43A)、燃料量増量の補正対象気筒は無しと判別して(ステップS45A)、図7の処理ルーチンを抜け出る。
【0091】
また、ステップS52において、第2の気筒の方が排気行程順序が後(すなわち、NO)と判定されれば、燃料量減量の補正対象気筒は無しと判別し(ステップS42A)、第2の気筒を燃料量増量の補正対象気筒と判別して(ステップS46A)、図7の処理ルーチンを抜け出る。
【0092】
一方、ステップS51において、第1および第2の気筒の排気行程順序が連続しない(すなわち、NO)と判定されれば、第1の気筒を燃料量減量の補正対象気筒と判別し(ステップS43B)、第2の気筒を燃料量増量の補正対象気筒と判別して(ステップS46B)、図7の処理ルーチンを抜け出る。
【0093】
このように、空燃比補正気筒判別手段25は、リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒とリーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続している場合には、第1および第2の気筒のうち排気行程順序が後に位置する一方の気筒のみを空燃比補正対象の気筒として特定する。
【0094】
また、空燃比補正気筒判別手段25は、第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続していない場合には、第1および第2の気筒を、それぞれ空燃比がリッチ側およびリーン側にずれている空燃比補正対象の気筒として特定、気筒別空燃比補正手段31〜34は、第1および第2の気筒の燃料量を同時に補正する。
【0095】
これにより、エンジン1の運転状態の変動などの影響を受け難く、さらに正確に各気筒の空燃比の均一化を行うことができる。
【0096】
次に、図8〜図11を参照しながら、この発明の実施の形態2による空燃比制御動作について、さらに具体的に説明する。
図8はピーク位相の検出原理を模式的に示す説明図であり、横軸は各気筒に対応した基準クランク角位置(TDC)を示し、縦軸は実際の空燃比A/F(λ)の変動および空燃比センサ8の検出値の変動を示している。
【0097】
すなわち、図8内の一点鎖線で示す曲線は、排気管3内の実際の空燃比の変化を示し、実線で示す曲線は、空燃比センサ8の出力値の変化を示している。
【0098】
また、各空燃比波形の上部に記載されたブロックは、各気筒(#1、#3、#4、#2)の排気行程(排気バルブ開放)タイミングを示しており、各排気行程の一部は、前後の制御気筒と互いにオーバラップしている。
図8に示す4気筒分の排気行程を含む期間が前述の空燃比検出期間Tとなる。
【0099】
また、斜線が付された(この場合、#3気筒の)ブロックは、他の気筒の空燃比(A/F=14.7)よりもリッチ側(A/F=13.0)に空燃比がずれた気筒である。
【0100】
#3気筒に起因したリッチ側ピーク位相(一点鎖線参照)は、排気ガスの移動時間に相当する遅れ時間TEの経過後に出現する。
【0101】
また、排気行程のオーバラップ制御や排気管3の形状などの影響により、ピーク位相の前後には、互いに干渉する変化時間Toが現れる。
さらに、空燃比センサ8の出力値は、上記干渉の影響のみならず、センサ応答遅れなどにより、実線のように変化する。
【0102】
図9は空燃比センサ8の出力値のピーク位相検出動作を示す説明図であり、各ピーク位相に対応する2つの気筒の排気行程順序が連続する場合(図7内のステップS51、S52、S43A、S45Aに対応)の動作を示し、矢印は検出されたピーク位相を示している。
【0103】
図9において、各気筒毎に対応してウィンドウWが設定されており、検出されたピーク位相が各ウィンドウW内に入っている否かを判定するようになっているので、従来装置(図14参照)のように、気筒毎の空燃比が誤検出されることはない。
【0104】
すなわち、リッチ側のピークが検出された時点で、クランク角に相当する位相をリッチ側ピーク位相として記憶し、このピーク位相が各気筒毎に対応したウィンドウWに入っている否かを判定し、ピーク位相の対応気筒を特定する。
【0105】
この場合、リーン側ピーク位相の対応気筒としては#1気筒が特定され、リッチ側ピーク位相の対応気筒としては、#1気筒に続く#3気筒が特定される。
したがって、排気行程順序が後に位置する#3気筒のみが補正対象気筒となり、燃料量が減量補正される。
【0106】
図10および図11は、各ピーク位相に対応する2つの気筒の排気行程順序が連続しない場合(図7内のステップS51、S43B、S46Bに対応)の動作を示している。
【0107】
図10は#3気筒および#4気筒がリッチ側に空燃比がずれた場合を示し、図11は#3気筒がリッチ側に、#2気筒(交叉斜線参照)がリーン側に空燃比がずれた場合を示している。
【0108】
図10において、リーン側ピーク位相の対応気筒としては#1気筒が特定され、リッチ側ピーク位相の対応気筒としては、#1気筒よりも排気行程順序が2回後の#4気筒が特定される。
したがって、#1気筒は燃料量が増量補正されるとともに、#4気筒は燃料量が減量補正される。
【0109】
また、図11において、リーン側ピーク位相の対応気筒としては#2気筒が特定され、リッチ側ピーク位相の対応気筒としては、#2気筒よりも排気行程順序が2回後の#3気筒が特定される。
したがって、#2気筒の燃料量が増量補正されるとともに、#3気筒の燃料量が減量補正される。
【0110】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態2では、リッチ側およびリーン側のピーク位相に対応した各気筒の排気行程順序に基づいて、1つの気筒または2つの気筒を補正対象気筒と特定したが、複数ずつの気筒を補正対象気筒と特定してもよい。
【0111】
図12はこの発明の実施の形態3による動作を示すフローチャートであり、リッチ側およびリーン側のピーク位相に対応した2つの気筒群の排気行程順序が交互になっているか否かに基づいて補正対象気筒を判別する場合を示している。
【0112】
図7において、ステップS41C、S43C〜S45Cは、それぞれ、前述(図5参照)のステップS41、S43〜S45と同様の処理である。
【0113】
この場合、対応気筒識別手段24は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相に対応する第1および第2の気筒群が全気筒数の半数分ずつ存在するか否かを判定し(ステップS41C、S44C)、少なくとも一方が存在しない(すなわち、NO)と判別されれば、図12の処理ルーチンを抜け出る。
【0114】
また、ステップS41CおよびS44Cにおいて、全気筒の半数分ずつの第1および第2の気筒群が有り(すなわち、YES)と判別されれば、続いて、空燃比補正気筒判別手段25は、第1および第2の気筒群の排気行程順序が交互であるか否かを判定する(ステップS61)。
【0115】
ステップS61において、全気筒の半数分ずつの第1および第2の気筒群の排気行程順序が交互である(すなわち、YES)と判定されれば、第1の気筒群の全てを燃料量減量の補正対象気筒と判別し(ステップS43C)、燃料量増量の補正対象気筒は無しと判別して(ステップS45C)、図12の処理ルーチンを抜け出る。
【0116】
一方、ステップS61において、第1および第2の気筒群の排気行程順序が交互でない(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS43CおよびS45Cを実行せずに、直ちに図12の処理ルーチンを抜け出る。
【0117】
なお、ここでは、空燃比補正気筒判別手段25は、リッチ側ピーク位相に対応した第1の気筒群のみを補正対象気筒としたが、リーン側ピーク位相に対応した第2の気筒群を空燃比補正対象気筒としてもよい。
【0118】
これにより、リッチ側またはリーン側のいずれか一方のピーク位相に対応した全ての気筒の燃料量を同時に補正することができる。
【0119】
次に、図13を参照しながら、この発明の実施の形態3による空燃比制御動作について、さらに具体的に説明する。
図13は#3気筒および#2気筒がリッチ側に空燃比がずれた場合を示している。この場合、ピーク位相は、空燃比検出期間Tにおいて、空燃比の検出値が極大または極小となる位相に対応する。
【0120】
図13においては、リーン側ピーク位相の対応気筒としては、#4気筒および#1気筒が特定され、リッチ側ピーク位相の対応気筒としては、#2気筒および#3気筒が特定される。
【0121】
したがって、空燃比検出期間T内において、リッチ側およびリーン側の各ピーク位相に対応する気筒が、全気筒の半数分ずつ交互に特定されるので、リッチ側ピーク位相に対応した第1の気筒群(#2気筒および#3気筒)は、燃料量が減量補正されるとともに、リーン側ピーク位相に対応した第2の気筒群(#4気筒および#1気筒)は、燃料量が増量補正される。
【0122】
これにより、前述と同様の作用効果を奏するとともに、さらに速やかに各気筒の空燃比の均一化を行うことができる。
なお、上記各実施の形態1〜3を任意に組み合わせることにより、さらに相乗的な作用効果を奏することは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、空燃比検出期間中の空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、空燃比補正気筒判別手段は、リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒とリーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続している場合に、第1および第2の気筒のうち排気行程順序が後に位置する一方の気筒のみを空燃比補正対象の気筒として特定し、空燃比センサの出力値の変動に基づいて、他気筒によりも空燃比がずれている気筒を燃料量補正対象として特定するようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0124】
また、この発明の請求項2によれば、請求項1において、空燃比補正気筒判別手段は、第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続していない場合には、第1および第2の気筒を、それぞれ空燃比がリッチ側およびリーン側にずれている空燃比補正対象の気筒として特定するので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0125】
また、この発明の請求項3によれば、複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、空燃比検出期間中の空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、空燃比補正気筒判別手段は、リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒とリーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ第1および第2の気筒が、第1および第2の気筒群として、それぞれ全気筒数の半数分ずつ交互に検出された場合に、第1および第2の気筒群のいずれか一方の気筒群を空燃比補正対象の気筒として判別するようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0126】
また、この発明の請求項4によれば、請求項1から請求項3までのいずれか1項において、気筒別空燃比補正手段は、空燃比補正対象となる気筒がリッチ側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を減量補正し、空燃比補正対象となる気筒がリーン側ピーク位相に対応する場合には、燃料量を増量補正するようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0130】
また、この発明の請求項5によれば、請求項1から請求項4までのいずれか1項において、ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、気筒別空燃比補正手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相に相当する空燃比センサの各出力値の偏差を求め、偏差が所定値以下となった場合に、燃料量の補正処理を停止するようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0131】
また、この発明の請求項6によれば、請求項1から請求項5までのいずれか1項において、空燃比補正気筒判別手段は、ピーク位相が各気筒のうちのどの気筒に対応するかを識別するためのウィンドウを設定するウィンドウ設定手段を含み、ウィンドウは、運転状態に応じて可変設定されるようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【0132】
また、この発明の請求項7によれば、請求項6において、ウィンドウ設定手段は、1つの気筒に対応して第1のウィンドウを設定するとともに、第1のウィンドウに各気筒のクランク角位相差を順次加算して全気筒に対応したウィンドウを設定するようにしたので、CPU演算負荷の増大を招くことなく、また、運転状態の変動などの影響を受けることなく、各気筒の空燃比を高精度に均一化することのできる内燃機関の空燃比制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による概略動作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1によるピーク位相検出動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1による対応気筒識別動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による補正対象気筒判別動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1に関連した他の補正対象気筒判別動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態2による補正対象気筒判別動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【図9】 この発明の実施の形態2による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態2による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態3による補正対象気筒判別動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態3による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【図14】 従来の内燃機関の空燃比制御装置による補正対象気筒判別動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 エンジン、2 吸気管、3 排気管、5 排気マニホールド、6 エアフローセンサ、7 クランク角センサ、8 空燃比センサ、11〜14 燃料噴射弁、20 ECU、21 ピーク位相検出手段、22 空燃比検出期間設定手段、23 ウィンドウ設定手段、25 空燃比補正気筒判別手段、31〜34 気筒別空燃比補正手段、CA クランク角信号、T 空燃比検出期間、λ 空燃比、Pλ ピーク位相、W ウィンドウ。
Claims (7)
- 複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、
前記各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、
前記各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、
前記各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、
前記空燃比検出期間中の前記空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、
前記ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、
前記空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、
前記各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、
前記ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、
前記空燃比補正気筒判別手段は、前記リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒と前記リーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ前記第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続している場合に、前記第1および第2の気筒のうち排気行程順序が後に位置する一方の気筒のみを前記空燃比補正対象の気筒として特定することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記空燃比補正気筒判別手段は、前記第1および第2の気筒の各排気行程の順序が連続していない場合には、前記第1および第2の気筒を、それぞれ空燃比がリッチ側およびリーン側にずれている空燃比補正対象の気筒として特定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
- 複数の気筒の各々に設けられた燃料噴射弁と、
前記各気筒の排気系集合部に配置された空燃比センサと、
前記各気筒のクランク角位相を検出するクランク角センサと、
前記各気筒の全ての排気行程が含まれる空燃比検出期間を設定する空燃比検出期間設定手段と、
前記空燃比検出期間中の前記空燃比センサの出力値を取り込み、空燃比変動によってリッチ側またはリーン側に最大となるピーク位相を検出するピーク位相検出手段と、
前記ピーク位相に基づいて空燃比補正対象となる気筒を特定する空燃比補正気筒判別手段と、
前記空燃比補正対象となる気筒の燃料量を補正する気筒別空燃比補正手段とを備え、
前記各気筒毎の空燃比を均一化する内燃機関の空燃比制御装置であって、
前記ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、
前記空燃比補正気筒判別手段は、前記リッチ側ピーク位相に対応する第1の気筒と前記リーン側ピーク位相に対応する第2の気筒とが判別され、且つ前記第1および第2の気筒が、第1および第2の気筒群として、それぞれ全気筒数の半数分ずつ交互に検出された場合に、前記第1および第2の気筒群のいずれか一方の気筒群を空燃比補正対象の気筒として判別することを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記気筒別空燃比補正手段は、
前記空燃比補正対象となる気筒がリッチ側ピーク位相に対応する場合には、前記燃料量を減量補正し、
前記空燃比補正対象となる気筒がリーン側ピーク位相に対応する場合には、前記燃料量を増量補正することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記ピーク位相検出手段は、リッチ側ピーク位相およびリーン側ピーク位相を検出し、
前記気筒別空燃比補正手段は、前記リッチ側ピーク位相および前記リーン側ピーク位相に相当する前記空燃比センサの各出力値の偏差を求め、前記偏差が所定値以下となった場合に、前記燃料量の補正処理を停止することを特徴とする請求項1から請求項4までのい ずれか1項に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記空燃比補正気筒判別手段は、前記ピーク位相が前記各気筒のうちのどの気筒に対応するかを識別するためのウィンドウを設定するウィンドウ設定手段を含み、
前記ウィンドウは、運転状態に応じて可変設定されることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記ウィンドウ設定手段は、1つの気筒に対応して第1のウィンドウを設定するとともに、前記第1のウィンドウに前記各気筒のクランク角位相差を順次加算して全気筒に対応したウィンドウを設定することを特徴とする請求項6に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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