JP3913448B2 - 貯氷庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドドアを貯氷室前面下部に下降させ、氷取り出し口を開口するようにした貯氷庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の貯氷庫は、氷のストック量や取りだし易さ等の使い勝手を考慮して、貯氷室正面の上部に氷取り出し口xを開口し、図5(a)に示すように該氷取りだし口を閉じるスライドドアyを、上方に引き上げて開いたり、同図(b)に示すように左右方向にスライドさせて開いたりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スライドドアyを上方に引き上げて氷取りだし口xを開くと、該スライドドアxが貯氷庫の上方へ飛び出してしまう。このため、貯氷庫の上面に載置した製氷機に収納スペースを設けたり、貯氷庫の背を高くする必要がある。また、左右方向にスライドさせるものは、開口の1/2〜2/3程度しか開放できないため、氷取り出し作業がし難かった。さらに、特開平10−238917号公報に開示されるように、ドアを手前側に倒して氷取り出し口を開くものもあるが、貯氷庫の前面にスペースが無い場合は、氷取り出し作業がし難いという問題点がある。本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、スライドドアを貯氷室前面で下降させ、氷取り出し口を開口するようにして、該氷取り出し口の下部の余剰スペースを有効利用した貯氷庫を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載された本発明の貯氷庫は、貯氷室の前面の上部に氷取り出し口を開口し、該氷取り出し口の両側縁に沿ってガイドレールを配設するとともに、ガイドレールにスライドドアを上下動可能に案内し、該スライドドアの前面の上部に取り付けたハンドルを引き上げてスライドドアを上昇させて前記氷取りだし口を閉じたとき、スライドドアの上端部が氷取りだし口の上縁に沿って配設したレール部材に係入し、前記氷取り出し口を開いたときは、該スライドドアが前記貯氷室の前面下部に下降するようにするとともに、前記貯氷室の前面に、前記氷取り出し口に対応する開口を形成したフロントパネルを取り付けて、該フロントパネルの背後で前記スライドドアを上下動するようにしたことを特徴とする。
【0005】
【発明の作用及び効果】
請求項1に記載の貯氷庫によれば、ガイドレールに案内されるスライドドアを、該スライドドアの前面上部に取付けたハンドルにより上下動させて氷取りだし口を開閉する。そして、貯氷室の前面には、氷取り出し口に対応する開口を形成したフロントパネルを取り付けて、該フロントパネルの背後で前記スライドドアをハンドルにより上下動させて氷取り 出し口を開閉するようにしたから、氷取りだし口の開閉時にはスライドドアに直接触れることがなく、安全かつ清潔であるとともにサニタリー性が良好となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は貯氷庫1の正面図であって、右半分はフロントパネル2を省略して示してある。開口3を形成したフロントパネル2は、貯氷室4の前面4aを覆って取り付けられている。フロントパネル2の開口3は、貯氷室4の前面4aの上部に開口した氷取り出し口5に対応している。氷取り出し口5の下縁は、貯氷室4内に向かって下がる傾斜面5aが形成されている。また、氷取り出し口5の両側縁に沿って、ガイドレール6が配設されている。左右のガイドレール6の上端間には、氷取り出し口5の上端縁に沿って配置されたレール部材7が取り付けられている。図2及び図3に示すように、ガイドレール6及びレール部材7は、摩擦抵抗の小さい樹脂(高密度ポリエチレン樹脂)製であって、ガイドレール6にはガイド溝6aが、レール部材7には係入溝7aがそれぞれ形成されている。
【0007】
ポリエチレン樹脂製のスライドドア11は、前面上部にハンドル12が取り付けられ、裏面の下端縁に沿ってジュラコン(商品名)製の冷気洩れ防止部材13がチャンネル部材により固定されている。図2に示すようにハンドル12は、フロントパネル2の開口3内に突出している。そして、冷気洩れ防止部材13の両側端は、スライドドア11の両側端よりも突出させ、その突出部14をロック部材としてその上面には傾斜案内面15が形成され、下面には係合ロック面16が形成されている。このスライドドア11は、ガイドレール6により案内されて上下動する。このとき、スライドドア11の両側端部がガイドレール6のガイド溝6aに嵌まって摺擦する。また、この上下動の際、冷気洩れ防止部材13の裏面は、貯氷室4の前面4aを摺擦する。レール部材7の係入溝7aには、上昇して氷取りだし口5を全閉したスライドドア11の上端端が係入するようになっている。
【0008】
また、貯氷室4の前面4aには、図4に示すように左右のガイドレール6の下端に連続させて、ガイド部材21が対称状に配設されている。ガイド部材21は、それぞれスライドドア11の両側端を嵌めて案内するガイドレール部22が形成されている。そして、スライドドア11の上下動の際には、冷気洩れ防止部材13の突出部14の突出端がガイドレール部22の溝底23を摺擦する。また、溝底23には上下2箇所に開口24,25が形成されている。該開口24,25には、それぞれガイド部材21に固定した弾接ロック部材である板バネ26のくの字形屈曲部27を突出させて、板バネ26のバネ弾力をスライドドア11の両側端面若しくは冷気洩れ防止部材13の突出部14に作用させる。
【0009】
そして、スライドドア11を上昇させて氷取り出し口5を全閉したとき、上方の板バネ26のくの字形屈曲部27が冷気洩れ防止部材13の突出部14の係合ロック面16に係合してロックするようになっている。また、開口24の下部口縁24a及び開口25の上下の口縁25a,25bは、それぞれ溝底23の裏側である外側へ屈曲させて、溝底23を摺擦する冷気洩れ防止部材13の突出部14やスライドドア11の側端面に、傷が付いたり偏磨耗したりしないようにしている。
【0010】
貯氷室4の前面4aの下部には、スライドドア11が下降して氷取り出し口5を開いたとき、該スライドドア11の下端が当接するストッパ28が固定されている。該ストッパ28には、当接時の衝撃を吸収する緩衝パッド29が取り付けられている。そして、ストッパ28の下方には、貯氷室4の前面4aを伝い落ちる水滴を集める樋30が固定されている。樋30には、集まった水滴を貯氷庫1の下部に排出するドレンパイプ31が取り付けられている。
【0011】
上記構成の貯氷庫1は、フロントパネル2の開口3内に突出するハンドル12を引き上げると、冷気洩れ防止部材13の突出部14の傾斜案内面15が、順次下方及び上方の板バネ26のくの字形屈曲部27を開口25,24外に排除しながら上昇する。そして、氷取りだし口5を全閉すると、上方の板バネ26のくの字形屈曲部27が冷気洩れ防止部材13の突出部14の係合ロック面16に係合して下降不能にロックする。このとき、スライドドア11の両側端部が、ガイドレール6のガイド溝6aに嵌まり、上端部が氷取りだし口5の上縁に沿って配設したレール部材7の係入溝7aに係入する。さらに、冷気洩れ防止部材13の裏面が貯氷室4の前面4aに接触し、冷気洩れ防止部材13の突出端がガイドレール部22の溝底23に接触しているから、氷取り出し口5が気密に閉塞され冷気洩れが生じることがない。
【0012】
板バネ26のバネ弾力に抗してハンドル12を押し下げると、冷気洩れ防止部材13の突出部14のロック傾斜面16が、板バネ26のくの字形屈曲部27を開口24外へ排除してスライドドア11が下降する。冷気洩れ防止部材13の突出部14が板バネ26のくの字形屈曲部27を通過すると、該くの字形屈曲部27が開口24からガイドレール部22に突出して、スライドドア11の側端面に弾接してバネ弾力を作用させる。これにより、下降するスライドドア11に一定の制動力が及ぶ。
【0013】
スライドドア11が下降端に近づき、冷気洩れ防止部材13の突出部14のロック傾斜面16が、下方の板バネ26のくの字形屈曲部27を開口24外へ排除して該くの字形屈曲部27を通過すると、上記と同様にスライドドア11の側端面にバネ弾力が作用する。上下2個の板バネ26のバネ弾力が作用して、下降するスライドドア11に及ぶ制動力が増加する。そして、スライドドア11の下端がストッパ28の緩衝パッド29に当接して停止し、氷取り出し口5を全開する。
【0014】
上記構成の貯氷庫1は、氷取り出し口5の開放時におけるスライドドア11の収納スペースとして、貯氷室4の前面4aの余剰スペースを有効利用できる。また、貯氷室4の前面4aとスライドドア11の間隔は、ガイドレール6及びレール部材7の取り付け面からそれぞれガイド溝6a及び係入溝7aまでの寸法であって狭いから、製氷された氷が落ち込んだり挟まったりすることがなく、スライドドア11の開閉に不都合を生じることがない。さらに、氷取り出し口5の開閉は、スライドドア11の前面上部に取付けてフロントパネル2の開口3内に突出させたハンドル12により、スライドドア11を上下動させて行う。そして、その上下動は貯氷室4の前面に取付けたフロントパネル2の背後で行われるから、氷取り出し口5の開閉時にはスライドドア11に直接触れることがなく、安全かつ清潔であるとともにサニタリー性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貯氷庫の正面図であって、右半分はフロントパネルを省略して示してある。
【図2】スライドドアが全閉された状態の図1に於けるA−A線拡大断面図である。
【図3】同、B−B線拡大断面図である。
【図4】全閉位置でスライドドアがロックされた状態を示した要部の拡大断面図である。
【図5】従来例を示した説明図である。
【符号の説明】
1...貯氷庫
2...フロントパネル
3...開口
4...貯氷室
4a...前面
5...氷取り出し口
6...ガイドレール
6a...ガイド溝
7...レール部材
7a...係入溝
11...スライドドア
12 ... ハンドル
Claims (1)
- 貯氷室の前面の上部に氷取り出し口を開口し、該氷取り出し口の両側縁に沿ってガイドレールを配設するとともに、ガイドレールにスライドドアを上下動可能に案内し、該スライドドアの前面の上部に取り付けたハンドルを引き上げてスライドドアを上昇させて前記氷取りだし口を閉じたとき、スライドドアの上端部が氷取りだし口の上縁に沿って配設したレール部材に係入し、前記氷取り出し口を開いたときは、該スライドドアが前記貯氷室の前面下部に下降するようにするとともに、前記貯氷室の前面に、前記氷取り出し口に対応する開口を形成したフロントパネルを取り付けて、該フロントパネルの背後で前記スライドドアを上下動するようにしたことを特徴とする貯氷庫。
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