JP3910790B2 - 水溶性金属加工用油剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切削、研削加工をはじめ、塑性加工に広く適用できる金属加工用水溶性油剤に関し、特に、実際の切削、研削加工に使用した場合、切削、研削性能に優れ、浸透性に優れている為、切削点、研削点へ油剤(以下、クーラントということもある)が速やかに浸透し、切削工具−材料、砥石−材料の界面の加工熱を速やかに除去し、切削工具、砥石寿命の延長に寄与し、生産性の向上に貢献する水溶性金属加工用油剤に関する。さらに、消泡性に優れ、工作機械、クーラントピットの溝、クーラントタンクからのクーラントの起泡による溢れもなく、優れた作業環境を維持できる水溶性金属加工用油剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
切削、研削加工分野に広く使用される切削油剤には、鉱油をベースにし、水に希釈しないで使用する不水溶性切削油剤と、鉱油、界面活性剤、有機アミン等を含有し、水に希釈して使用する水溶性切削油剤とがある(JIS K2241切削油剤 参照)。
しかし、近年の生産性の向上に伴い、機械加工条件、環境条件に対する要求がますます厳しくなってきており、不水溶性油剤を適用していた切削、研削加工分野においても、発煙、ミスト、引火等の問題が大きくクローズアップされている。このため、従来、不水溶性油剤が使用されていた旋削、穴あけ、フライス等の切削加工や多くの切削加工分野で不水溶性油剤に換わり水溶性油剤が広く使用されるようになった。
【0003】
このような水溶性油剤の組成は、切削、研削性を維持する為、不水溶性油剤の基油である鉱油に、界面活性剤、有機アミン等を添加し、水に希釈出来る様にしたタイプのもの(通常:エマルションタイプと呼ばれる)や鉱油(不水溶性油剤の基油)を含有させない油剤(通常ソリューブルタイプと呼ばれる)や、ポリオキシアルキレングリコール化合物を含有した油剤(通常シンセティックタイプと呼ばれる)が開発されて来ている。
しかし、これ等の水溶性油剤は、その切削性能、研削性能が必ずしも充分ではないことが多く、更に優れた切削性能、研削性能を有する水溶性油剤の開発が求められている。
【0004】
尚、市販水溶性油剤の中には、優れた切削性能、研削性能を有する油剤もあるが、これ等の油剤は一般に起泡性が大きく(特に研削加工に使用した場合)、切削、研削性能が優れ、同時に消泡性の優れた油剤が願望されている。特に、近年切削、研削加工分野でも生産性の向上が求められ、工作機械工具、砥石の進歩と共に、加工条件が苛酷になり、切削速度、研削速度の増加に伴い、加工時の切削点、研削点での発熱が大きくなり、切削工具、砥石寿命の低下が問題となってきている。
【0005】
従って、その対策として、クーラント(水溶性切削油剤を水で1:10〜1:100で希釈した液)の浸透性が重要となり、切削点、研削点へ速やかに浸透し、そこで発生する熱を奪い(冷却し)、切削工具や砥粒の軟化を防ぎ、切削工具、砥石寿命の延長に寄与する水溶性油剤が広く求められている。
又、併せて工作機械の大型化と共に、切削点、研削点へ給油するクーラントの給油ポンプが大型化され、クーラント流量が増大し、クーラントの起泡による工作機械、クーラントタンク、ピット溝からのクーラントの溢れによる床面の汚れ(作業環境の悪化)が問題となってきており、消泡性の良好な水溶性油剤が広く求められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、切削性、研削性に優れ、浸透性、消泡性も良好であり、生産性の向上に寄与できる水溶性金属加工用油剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
従来、水溶性金属加工用油剤の成分として、ノニオン系界面活性剤(エーテル型、エステル型)を使用することは公知である。
しかし、エーテル型ノニオン系界面活性剤(直鎖高級アルコールや高級アルキルアミンのエチレンオキシド付加物)は、乳化性、浸透性に優れているが、起泡性が大きく、又、切削、研削加工性能が充分でなく、水溶性金属加工用油剤の成分として、その使用法が限定されていた。
一方、エステル型ノニオン系界面活性剤(直鎖高級カルボン酸のエチレンオキシド付加物又はポリエチレングリコールのエステル化物)は、エーテル型ノニオン系界面活性剤に比べ、浸透性に劣り、起泡性も大きく、切削、研削加工性能も若干優れている程度であり、この界面活性剤も水溶性金属加工用油剤の成分としてはその使用法が限定されていた。
【0008】
従って、水溶性金属加工用油剤の開発に携わる者にとって、同油剤に使用される原料として、浸透性に優れ、消泡性が良好で(起泡性の少ない)、かつ、切削、研削加工性能の優れたノニオン系界面活性剤を開発することは長年の課題であった。
本発明者は、鋭意研究の結果、分岐高級脂肪酸に、エチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドを付加したエステル型ノニオン系界面活性剤、又は、分岐高級脂肪酸に、ポリエチレングリコール及び/又はポリプロピレングリコールをエステル化したエステル型ノニオン系界面活性剤が上記課題を十分満足することを見出し本発明を完成するに至った。
【0009】
従って、本発明は、下記の構造式(1)で表されるエステル型ノニオン系界面活性剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする水溶性金属加工用油剤を提供するものである。
構造式(1)
R1COO(EO)m(PO)nH (1)
式中、R1は炭素原子数7〜26の分岐状アルキル基、EOは-CH2CH2-O-基、POは-CH2C(CH3)H-O-基、mは2〜50の整数、nは0〜10の整数を表わす。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施態様は、構造式(1)のエステル型ノニオン系界面活性剤と、炭素原子数6〜60のモノカルボン酸及び/又はジカルボン酸と、該モノカルボン酸及び/又はジカルボン酸を中和水溶性化するのに必要な塩基性物質とを含有する水溶性金属加工用油剤である。
本発明のさらに好ましい実施態様は、構造式(1)のエステル型ノニオン系界面活性剤と、炭素原子数6〜60のモノカルボン酸及び/又はジカルボン酸と、該モノカルボン酸及び/又はジカルボン酸を中和水溶性化するのに必要な塩基性物質と、下記構造式(2)〜(5)のポリオキシアルキレングリコールの少なくとも1種とを含有する水溶性金属加工用油剤である。
(2) HO-(EO)k-(PO)l-(EO)m-H
(3) HO-(PO)p-(EO)q-(PO)r-H
(4) HO-(EO/PO)t-(PO)u-(EO/PO)v-H
(5) R2O-(PO)w-(EO)x-H
式中、R2 は、炭素原子数1〜6のアルキル基、EOは-CH2-CH2-O-基、POは-CH2-CH(CH3)-O-基を示し、構造式(2)〜(5)の分子量はそれぞれ1000〜30000であり、k,l,m,p,q,r,t,u,v,w,xは3〜500の整数である。(EO/PO)中のEOとPOの比率は、5:95〜95:5(重量比)である。)
【0011】
本発明に係わる水溶性金属加工用油剤(原液)の好ましい1例は、原液100質量%に換算して、(A)構造式(1)のノニオン系界面活性剤1〜30質量%、(B)炭素原子数6〜60のモノカルボン酸および/又はジカルボン酸1〜30質量%、及び、(C)上記(B)のカルボン酸を中和し水溶性化するのに必要な塩基性物質1〜40質量%を含有する。本発明に係わる水溶性金属加工用油剤(原液)のさらに好ましい1例は、原液100質量%に換算して、(A)構造式(1)のノニオン系界面活性剤3〜15質量%、(B)炭素原子数6〜60のモノカルボン酸および/又はジカルボン酸2〜20質量%、(C)上記(B)のカルボン酸を中和し水溶性化するのに必要な塩基性物質3〜30質量%、及び(D)構造式(2)〜(5)で表されるポリオキシアルキレングリコールの少なくとも1種1〜50質量%を含有する。
【0012】
本発明の水溶性金属加工用油剤に使用する構造式(1)のノニオン系界面活性剤の疎水基を構成する分岐脂肪酸は、炭素原子数7〜26の分岐脂肪酸であれば良く、例えばイソヘプタン酸(C=7)、イソデカン酸(C=10)、イソトリデカン酸(C=13)、イソミリスチン酸(C=14)、イソパルミチン酸(C=16)、イソステアリン酸(C=18)、イソアラキン酸(C=20)、イソヘキサコン酸(C=26)等が挙げられる。特に炭素原子数16〜20のイソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソアラキン酸が好ましい。親水基のポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシドの分子量は、好ましくは約40〜2000、さらに好ましくは100〜1000程度が望ましい。
【0013】
本発明に使用する構造式(1)のノニオン系界面活性剤の合成法は、従来より広く知られている直鎖脂肪酸タイプのエステル型ノニオン系界面活性剤の合成法と同一であり、エチレンオキシド、プロピレンオキシドガスによる付加反応、ポリエチレングリコール、ポリピロピレングリコールによるエステル化反応等により容易に合成できる。
構造式(1)のノニオン系界面活性剤の添加量は油剤(原液)中に、好ましくは1〜30質量%の範囲であり、さらに好ましくは3〜15質量%である。構造式(1)のノニオン系界面活性剤の添加量が1質量%未満では、油剤の浸透性向上効果が充分でない場合があり、また30質量%を超えても増量効果が示されずコスト的に高く経済的に不利である。
【0014】
本発明の油剤の切削性、研削性をさらに向上させ、防錆性等を付与するために、本発明の油剤にさらに、(B)炭素原子数6〜60のカルボン酸および/又はジカルボン酸を、好ましくは1〜30質量%、さらに好ましくは2〜20質量%と、(C)上記(B)のカルボン酸を中和水溶性化するのに必要な塩基性物質を、好ましくは1〜40質量%、さらに好ましくは3〜30質量%含有させることができる。
【0015】
炭素原子数6〜60のモノカルボン酸及びジカルボン酸としては、カプロン酸、カプリル酸、ノナン酸、ラウリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リシノレイン酸、ヒドロキシ脂肪酸(例えば、リシノール酸、12-ヒドロキシステアリン酸等)、アラキン酸、ベヘン酸、メリシン酸、イソノナン酸、ネオデカン酸、イソステアリン酸、油脂より抽出された大豆油脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、石油より抽出されたナフテン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン2酸、モノ又はジヒドロキシアラキン酸等、さらにオレイン酸、リシノール酸、リシノレイン酸、12-ヒドロキシステアリン酸等の二量体、三量体等の合成脂肪酸が挙げられる。
特に好ましいモノカルボン酸としては、油剤の消泡性の観点より炭素原子数8〜12のカプロン酸、ノナン酸、ラウリン酸が、ジカルボン酸としてはセバシン酸、ドデカン2酸等が挙げられる。
【0016】
(D)成分の塩基性物質としては、有機アルカノールアミン、脂肪族アミン、脂環式アミン、芳香族アミン、これらのアミンにエチレンオキシドを1〜5モル付加したアミン誘導体、アルカリ金属水酸化物等を挙げることができる。
有機アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-プロパノール(AMP)等が、脂肪族アミンとしては、炭素原子数8〜18の第1級、第2級のアルキルアミン、例えば、2-エチルヘキシルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン等が、脂環式アミンとしては、1,3-ビスアミノメチレンシクロヘキサン等が、芳香族アミンとしては、メタキシレンジアミン等が挙げられる。無機塩基性化合物としては、周期表1A族のアルカリ金属の水酸化物(水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム)が挙げられる。これ等の塩基性物質は、上記モノおよび/又はジカルボン酸を中和させるのに必要な量又はそれ以上使用することが必要である。
【0017】
塩基性化合物の添加量がカルボン酸の中和量以下では脂肪酸を水に充分に可溶化させることができない。一般に、成分(B)及び(C)の合計質量%は、油剤(原液)中、好ましくは2〜70質量%、さらに好ましくは5〜50質量%である。2質量%未満では量が少ない為、その特性付与効果が充分には発揮されず、また、70質量%を超えると塩基性が強く、作業者に皮膚炎を発生したり、コスト高となり経済的に不利である。
【0018】
本発明の油剤には、切削性、研削性をさらに向上させるため、成分(D)の構造式(2)〜(5)で表されるポリオキシアルキレングリコールを含有させることができる。本発明の油剤(原液)中のポリオキシアルキレングリコールの含有量は、好ましくは1〜50質量%、さらに好ましくは3〜30質量%である。1質量%未満では油剤の切削性、研削性の向上効果が充分でなく、一方、50質量%を超えても、切削性、研削性の向上効果が飽和してしまい、コスト高となり経済的でない。
【0019】
本発明の油剤には、上記成分 (A)、(B)、(C)、(D)以外に、水(工業用水、水道水、脱イオン蒸留水)及び/又は必要に応じてアニオン系界面活性剤、構造式(1)のエステル型ノニオン系界面活性剤以外のノニオン系界面活性剤、防腐剤、防カビ剤、銅金属腐食防止剤、消泡剤等を適宜添加出来る。又、切削性、研削性の向上に寄与させる為、合成油の基油、エステルや高級アルコール等の油性剤、有機金属塩(モリブデン酸塩、リン酸塩(例えば、リン酸−亜鉛塩)、アルカリ土類金属塩等)の摩擦調整剤、塩素化合物、イオウ化合物、リン化合物等の極圧剤を添加することができる。
本発明の油剤は、一般に、切削加工、研削加工、プレス加工、圧延加工、鍛造引抜き加工等の金属加工用油剤として、水で10倍〜100倍程度に希釈して使用される。
【0020】
(実施例)
以下、表1の実施例及び表2の比較例により、本発明の水溶性油剤をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。尚、実施例では表1に例示した油剤を、実際の工場の機械加工現場で使用しているのと同様に、水道水で30倍に希釈し、その希釈油剤の性能試験を行った。
【0021】
試験方法
▲1▼浸透性(ローラークロス法)
30倍希釈油剤を、500mlメスシリンダーに500cc採取する。次いで200×300×2mmのローラークロス(試験布)を、静かにかつ速やかにメスシリンダー上部より浸漬し、ローラークロスの下部がメスシリンダーの低部に達するまでの時間を測定する。
【0022】
▲2▼消泡性試験
30倍希釈油剤400mlを720ml家電用ミキサー(東芝製)に入れ、1000rpmで3分間作動させ、その後この希釈油剤を500mlメスシリンダーに移し、泡の消えるまでの時間を測定する。
【0023】
▲3▼研削試験
30倍希釈油剤100 Lを円筒研削盤のクーラントタンクに張り込み、下記研削条件で実際と同様、研削実験を行い、研削盤のモーターの消費電力(kw)を測定し、この消費電力がスタート時の1.5倍になった時を終点と判定し、この時までに研削できた被削材の個数により油剤の良否を判定する。
【0024】
(研削諸元)
【0025】
▲4▼切削性試験
30倍希釈油液70 Lをマシニングセンターマシンへのクーラントタンク(70 L)に張り込み、下記研削条件で実際と同様切削試験(マシンタップ試験)を行い、マシンタップの切削抵抗がスタート時の2倍になるまでに切削することができたタップ穴の個数により、油剤の良否を判定する。
【0026】
(切削諸元)
【0027】
【発明の効果】
本発明の水溶性金属加工用油剤は従来の油剤に比べ浸透性、消泡性に優れ、併せて研削性、切削性も良好である。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
表中、「-」は試験しなかったことを意味する。
※1 イソステアリン酸+エチレンオキシド9モル付加物
※2 イソステアリン酸+エチレンオキシド7モル+ピロピレンオキシド2モル付 加物
※3 オレイン酸+エチレンオキシド9モル付加物
Claims (5)
- 下記の構造式(1)で表されるエステル型ノニオン系界面活性剤の少なくとも1種を含有することを特徴とする水溶性金属加工用油剤。
構造式(1)
R1COO(EO)m(PO)nH (1)
式中、R1は炭素原子数15 〜 19の分岐状アルキル基、EOは-CH2CH2-O-基、POは-CH2C(CH3)H-O-基、mは2〜50の整数、nは0〜10の整数を表わす。 - 請求項1記載の構造式(1)のエステル型ノニオン系界面活性剤と、炭素原子数6〜60のモノカルボン酸及び/又はジカルボン酸と、該モノカルボン酸及び/又はジカルボン酸を中和水溶性化するのに必要な塩基性物質とを含有する水溶性金属加工用油剤。
- 請求項1記載の構造式(1)のエステル型ノニオン系界面活性剤と、炭素原子数6〜60のモノカルボン酸及び/又はジカルボン酸と、該モノカルボン酸及び/又はジカルボン酸を中和水溶性化するのに必要な塩基性物質と、下記構造式(2)〜(5)のポリオキシアルキレングリコールの少なくとも1種とを含有する水溶性金属加工用油剤。
(2) HO-(EO)k-(PO)l-(EO)m-H
(3) HO-(PO)p-(EO)q-(PO)r-H
(4) HO-(EO/PO)t-(PO)u-(EO/PO)v-H
(5) R2O-(PO)w-(EO)x-H
(式中、R2 は、炭素原子数1〜6のアルキル基、EOは-CH2-CH2-O-基、POは-CH2-CH(CH3)-O-基を示し、構造式(2)〜(5)の分子量はそれぞれ1000〜30000であり、k,l,m,p,q,r,t,u,v,w,xは3〜500の整数である。(EO/PO)中のEOとPOの比率は、5:95〜95:5(重量比)である。) - 金属塑性加工用油剤である請求項1〜3のいずれか1項記載の水溶性金属加工用油剤。
- 金属切削加工用又は金属研削加工用油剤である請求項1〜3のいずれか1項記載の水溶性金属加工用油剤。
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