JP3909129B2 - アスファルト合材製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路舗装材であるアスファルト合材を製造する装置に関し、特に、複数基のドライヤを併設し、各ドライヤに1基のバーナから発生する熱風を分流させて供給するアスファルト合材製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アスファルト合材製造工場には新材加熱専用のドライヤが一基設置されているが、近年、アスファルト合材として6号砕石と砂のみ使用する排水性アスファルト合材等の特殊アスファルト合材の製造も増加しており、このような特殊用の骨材も新材ドライヤを利用して加熱されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
特殊用骨材を標準用骨材と同一のドライヤにて加熱することも可能ではあるが、特殊用骨材加熱用ドライヤを別に設置した方が同時出荷、加熱効率、製品の品質等の面から考慮すると好ましいケースもある。そこで、用途に応じた複数基のドライヤを設置することも考えられが、ドライヤを増やせばそれだけ装置コストが高くつくためにコスト面での問題があると考えられる。
【0004】
本発明は上記の点に鑑み、一基のバーナを使用して複数基のドライヤに熱風を安定して供給できるようにして低コスト化を図ったアスファルト合材製造装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために、バーナの前方に熱風分配室を配設し、該熱風分配室に熱量調整用ダンパーを有した複数の熱風導出ダクトを連結すると共に、該熱風導出ダクトに複数基の骨材加熱用ドライヤを連結し、前記熱風分配室には室内圧力を検出する圧力センサを備え、該圧力センサにより検出される室内圧力が常に高めの所定圧を維持するようにバーナからの熱風量を調整制御し、いずれかのドライヤに送り込む熱風量に変動が生じても他のドライヤへの熱風が過不足なく送り込まれるようにしたことを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に係るアスファルト合材製造装置によれば、複数基のドライヤを同時に運転する場合には、熱風分配室の熱風導出ダクトに配設した熱量調整用ダンパーによって熱風分配室の室内圧力を高め、この室内圧力を圧力センサによって常に検出し、室内圧力がほぼ所定圧になるようにバーナの燃焼量を制御する。そして、熱風分配室出口の熱量調整用ダンパーの開度を制御して各ドライヤに必要な熱量を送り込む。この時、複数基のドライヤの内、いずれかのドライヤに送り込む熱風量に変動が生じても、熱風分配室はほぼ所定圧に保たれるので、他のドライヤ側への熱風は過不足なく送り込まれ、熱風量の変動による影響が少なくて安定した運転が行える。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
図中の1は熱風の供給源となる熱風分配室であって、筒状の本体の上側部に燃焼室2を介してバーナ3を配設している。該熱風分配室1には室内の圧力を検出する圧力センサ4を配設し、検出した圧力信号をバーナ燃焼制御装置5に出力している。バーナ燃焼制御装置5では、圧力センサ4の検出圧力値と設定圧力値とを比較し、その差値量に見合ってバーナ3の燃焼量を増減調整して熱風分配室1内の圧力が常に設定圧力値付近となるようにバーナ3の燃焼制御を行っている。
【0009】
また、熱風分配室1には熱風を導出させる複数の熱風導出ダクト6、7、8を連結し、該熱風導出ダクト6、7、8にはそれぞれ熱風流路を開閉する熱量調整用ダンパー9、10、11を配設しており、それらダンパーの流路抵抗によって熱風分配室1内の圧力を高めると共に、その開度調整によって熱風分配室1より導出する熱風量を調整するようにしている。
【0010】
前記熱風導出ダクト6、7、8は、三基のドライヤ、例えば、標準的なアスファルト合材用の骨材を加熱する標準用途用ドライヤ12、特殊合材用の骨材を加熱する特殊用途用ドライヤ13、廃材を加熱する廃材ドライヤ14にそれぞれ連結される。なお、ドライヤ設置数は使用目的に応じて適宜数設置される。
【0011】
標準用途用ドライヤ12は、回転自在に支持したドラム15の一端部にホットホッパ16を備えると共に、他端部にコールドホッパ17を備え、前記ホットホッパ16側に熱風分配室1に配設した熱風導出ダクト6を連結している。また、コールドホッパ17側にはドラム15を通過した排ガスを導出する排気煙道18を連結し、その末端部にはダスト分を捕捉するバグフィルター19や排ガスを吸引する排風機20を配設すると共に、吸引した排ガスを大気に放出する煙突21を配設している。
【0012】
そして、コールドホッパ17側よりコンベヤ22により供給した骨材はドラム15内を転動流下する間に熱風と接触して所望の温度に昇温されてホットホッパ16に配設した排出口23より排出される。
【0013】
特殊用途用ドライヤ13も標準用途用ドライヤ12とほぼ同様の構造であり、回転自在に支持したドラム24のホットホッパ25側に熱風導出ダクト7を連結し、他端のコールドホッパ26側に排気煙道27を連結し、その排気煙道27をバグフィルター19手前の排気煙道18に合流させている。そしてコールドホッパ26側からコンベヤ28により供給した特殊用途用骨材はドラム24内を転動流下する間に熱風と接触して所望の温度に昇温されてホットホッパ25に配設した排出口29から排出される。
【0014】
廃材ドライヤ14も標準用途用ドライヤ12とほぼ同様の構造をしており、回転自在に支持したドラム30のホットホッパ31側に熱風導出ダクト8を連結している。また、他端部のコールドホッパ32には排ガスを導出させる排気煙道33を連結し、排気煙道33にはサイクロン集塵機(図示せず)、排風機34を介在させ、その端部を燃焼室2の上流側に連結して排ガスの脱臭と廃熱の有効利用を図っている。そしてホットホッパ31側からコンベヤ35により供給した廃材はドラム30内を転動流下する間に熱風と接触して所望の温度に昇温されてコールドホッパ32に配設した排出口36より排出される。
【0015】
しかして、アスファルト合材製造装置の複数基のドライヤを運転して骨材を加熱する場合には、バーナ3を燃焼させて燃焼室2内に火炎を形成すると共に、下流の排風機20により熱風を吸引して熱風分配室1及び2基のドラム15、24内に高温ガス流を維持させながらコンベヤ22、28によって所望粒度構成の骨材をドラム15、24内に供給する。
【0016】
標準用途用ドライヤ12及び特殊用途用ドライヤ13内に送り込まれる熱風量の調整は、それぞれのドラム15、24より排出される加熱骨材の温度を検出し、これを設定骨材温度と比較してその差値量に基づいて熱量調整用ダンパー9、7の開度を調整することによって行われる。
【0017】
また、廃材ドライヤ14では、排風機34を駆動して熱風を熱風分配室1の熱風導出ダクト8を通してドラム30内へと導きながらコンベヤ35によって廃材をドラム30内に供給する。廃材ドライヤ14へ導く熱風量の調整は、ドラム30から排出される廃材温度に応じて熱量調整用ダンパー11の開度を調整することによって行われる。
【0018】
この複数基のドライヤ12、13、14の運転時には、熱風分配室1に配設した圧力センサ4によって熱風分配室1内の室内圧力を常に検出し、予め設定した室内圧力の許容範囲を越えて上下すると、バーナ燃焼制御装置5によってバーナ3の燃焼量を制御して送り込む熱風量を調整して所定圧となるようにしている。この設定圧力は各ドライヤ12、13、14の熱風量の変動に対し即座に供給できる程度に適宜設定される。
【0019】
そして、各ドライヤ12、13、14に吸引される熱風量に何らかの要因(例えば、骨材の供給量の増減、含水率の変動)で変動を生じると、熱風分配室1内の圧力が変動するが、圧力センサ4によってその圧力変動を検出し、バーナ燃焼制御装置5が熱風分配室1内の圧力を所定圧に戻すようにバーナ3の燃焼量を増減する。
【0020】
このように、熱風分配室1の室内圧力を常に高めの所定圧に維持するようにバーナ3の燃焼制御を行い、この熱風分配室1から複数基のドライヤ12、13、14に熱風を分流供給しているので、いずれかのドライヤへ流れる熱風量が変動しても他のドライヤへの影響が少なく、安定した運転が行える。また、熱量の供給制御を各ドライヤ入口の熱量調整用ダンパー9、10、11の開度により行うので、ドライヤに流れ込む熱風を即座に増減することができて応答性の良い骨材温度制御を行うことができる。
【0021】
【発明の効果】
以上のように本発明に係るアスファルト合材製造装置によれば、バーナの前方に熱風分配室を配設し、該熱風分配室に熱量調整用ダンパーを有した複数の熱風導出ダクトを連結すると共に、該熱風導出ダクトに複数基の骨材加熱用ドライヤを連結し、前記熱風分配室には室内圧力を検出する圧力センサを備え、該圧力センサにより検出される室内圧力が常に高めの所定圧を維持するようにバーナからの熱風量を調整制御し、いずれかのドライヤに送り込む熱風量に変動が生じても他のドライヤへの熱風が過不足なく送り込まれるようにしたので、一基のバーナにて複数基のドライヤに必要な熱風を効率良く供給できて低コスト化を図れ、また、いずれかのドライヤへ流れる熱風量に変動が生じても他のドライヤにその影響が及ばずに安定した運転も行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1…熱風分配室 2…燃焼室
3…バーナ 4…圧力センサ
5…バーナ燃焼制御装置 6、7、8…熱風導出ダクト
9、10、11…熱量調整用ダンパー 12…標準用途用ドライヤ
13…特殊用途用ドライヤ 14…廃材ドライヤ
9、10、11…熱量調整用ダンパー
Claims (1)
- バーナの前方に熱風分配室を配設し、該熱風分配室に熱量調整用ダンパーを有した複数の熱風導出ダクトを連結すると共に、該熱風導出ダクトに複数基の骨材加熱用ドライヤを連結し、前記熱風分配室には室内圧力を検出する圧力センサを備え、該圧力センサにより検出される室内圧力が常に高めの所定圧を維持するようにバーナからの熱風量を調整制御し、いずれかのドライヤに送り込む熱風量に変動が生じても他のドライヤへの熱風が過不足なく送り込まれるようにしたことを特徴とするアスファルト合材製造装置。
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JP26552897A JP3909129B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | アスファルト合材製造装置 |
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JP26552897A JP3909129B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | アスファルト合材製造装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11107209A JPH11107209A (ja) | 1999-04-20 |
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JP26552897A Expired - Fee Related JP3909129B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | アスファルト合材製造装置 |
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1997
- 1997-09-30 JP JP26552897A patent/JP3909129B2/ja not_active Expired - Fee Related
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