JP3907932B2 - 原稿読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、読み取り部が所定の原稿に対して駆動するタイプのスキャナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のOA化の進展に伴い、スキャナ装置を用いて画像をデータとして取り込み、各種の画像処理を行うことが広く行われている。このスキャナ装置は、ガラス台上に載置された原稿の画像情報をセンサを使って読み取り、ディジタル情報に変換する働きをしている。一般的なスキャナ装置は、原稿の幅に等しいだけ光学センサを並べたラインセンサ(キャリッジ)を用い、それを原稿に沿って駆動させつつ、原稿面を走査して読み取りを行っている。図5には、このようなスキャナの一例を示してある。
ここで、従来の一般的なスキャナ装置の読み取り動作を図6を参照して説明しておく。まず、状態1のとき、キャリッジが読み取り位置で待機している。そして、状態2では、キャリッジが矢印方向に移動し(往路)、読み取り動作(スキャン)を行う。状態3は、スキャンが完了した状態を表しており、キャリッジは読み取り完了位置で停止している。状態4は、読み取り完了位置から待機位置へキャリッジが戻っている(復路)を示している。このうち、キャリッジが実際に読み取りを行うのは状態2の移動中のみ、状態4の移動は、状態1に復帰するための予備動作でしかなかった。そのため、キャリッジの搬送系は必要なそれの2倍の距離移動を強いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、図5に示すタイプのスキャナの場合、上述したように、読み取りはキャリッジがある方向(例えば図の左→右方向)に移動しているときにのみ行われ、逆方向への移動時は行わない。即ち、キャリッジは往路は読み取りつつ、復路は非読み取りで移動する。そして、この方向は固定されている。
この復路の「あそび」的操作は、機械的な消耗しか生まず、無駄であり、且つ原稿自動給紙装置による連続スキャンを行うような場合には、次原稿の給紙速度によっては性能の低下につながっている。そのため、往路だけでなく復路でも読み取りを行えば、効率的にスキャン作業を行うことができる。
また、スキャナによって読み取りたい画像は、実際にはスキャナの読み取り可能なサイズよりも小さいケースが多い。このような場合に、上記したような、往路だけでなく復路でも読み取りを行うようにしたとき、単純にスキャンしただけでは往路・復路の差によって、読み取った画像が変わってしまう。従って、読み取るべき原稿によって、読み取り範囲を確実にその原稿サイズにあわせる機構が要求される。
【0004】
そこで、本発明の第1の目的は、往復どちらでも読み取りすることでより高速で処理を行うことができるスキャナ装置を提供することである。
また、本発明の第2の目的は、往復双方で読み取りを行っても、読み取り範囲を当該原稿サイズにあわせることができるスキャナ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明では、所定位置に載置された原稿を光学的に読み取る読み取り手段と、この読み取り手段を原稿に対して往復運動するよう移動させる駆動装置とからなり、この駆動手段により前記読み取り手段を原稿に対して移動させているときに、この読み取り手段が原稿を光学的に読み取る原稿読取装置において、原稿を所定位置に自動的に搬送する自動原稿送り装置を備え、この自動原稿送り装置で搬送される原稿の突き当て位置を、前記読み取り手段の往運動時と復運動時で変え、前記読み取り手段が前記駆動装置により往・復いずれの方向に移動しているときも原稿を光学的に読み取ることにより、前記第2の目的を達成する。
【0006】
請求項2記載の発明では、請求項1記載の発明において、前記駆動装置により前記読み取り手段とともに原稿に対して往復運動をし、載置された原稿の両端位置を検出する検出手段をさらに備え、記読み取り手段が前記駆動装置により往・復いずれの方向に移動しているときも、前記検出手段が検出した原稿の両端位置間で前記読み取り手段が原稿を光学的に読み取ることにより、前記第2の目的を達成する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るスキャナ装置の基本構成を示したブロック図でる。この図に示すように、このスキャナ装置10は、画像メモリ12、読み取り部14、センサ16および駆動制御部18より構成されている。
画像メモリ12は、読み取り部14で取得した画像データを蓄積し、読み取り部14は、キャリッジの光学センサからなる。また、センサ16は、ガラス台上の原稿サイズや、キャリッジ位置を確認する。駆動制御部18は、このスキャナ装置10の駆動動作を管理する。
【0009】
次に、図2を参照して、このスキャナ装置10の動作を説明する。
まず、状態1で、駆動制御部18はユーザーからの「スタート」指示を受けつけ、状態2に移行する。状態2では、駆動制御部18は読み取り部14に「読み取り開始」を指示し、キャリッジを駆動させていく。読み取り部14は、読み取った画像を適時画像メモリ12に蓄積していく。
そして、センサ16はキャリッジの位置を監視し、それが終了位置に到着したなら駆動制御部18に通知し、駆動制御部18はキャリッジの移動を停止し、状態3に移行する。
状態3は、キャリッジの復路の待機状態であり、状態1とほぼ同じ扱いである。ここで、駆動制御部18はユーザーからの「スタート」指示を受け付け、状態4に移行する。
状態4は、状態2とほぼ同じである。異なる点は、キャリッジの移動方向が逆になっている点である。駆動制御部18は読み取り部14に「読み取り開始」を指示し、キャリッジを駆動させていく。読み取り部14は、読み取った画像を適時画像メモリ12に蓄積していく。
センサ16はキャリッジの位置を監視し、それが終了位置にきたなら駆動制御部18に通知し、駆動制御部18はキャリッジの移動を停止し、状態1に移行する。
【0010】
このスキャナ装置10では、上記状態3に特徴がある。即ちこの状態は、従来ではスキャン完了であり、以後状態1に戻るまで次のスキャンが行えない状態であったが、このスキャナ装置10では、状態1と同格の「読み取り待機」状態である。そのため、次の状態4では、状態2と同じように(逆方向に)スキャンを行うことができる。
【0011】
次に、図3を参照して、第2の実施の形態を説明する。
この実施の形態に係るスキャナ装置も往路、復路でスキャン動作を行うことを前提としている。即ち、図3に示すように状態2および状態4でスキャン動作を行う。しかし、第1の実施の形態では、読み取りは常にスキャナの読み取り領域全体に対して行われるようになっているが、実際にはこれはもっと小さな範囲(原稿)を読む可能性もある。そこで、この第2の実施の形態では、原稿が所定のサイズより小さい場合に、より効率的にスキャン動作を行うことを目的としている。
【0012】
原稿が所定のサイズより小さい場合でも、図3に示すように、キャリッジの駆動方法自体は変化しないが、状態2、状態4での制御方法が変化する。
駆動制御部18は、キャリッジを駆動させていくが、第1の実施の形態と異なり、直ぐには「読み取り指示」を行わない。センサ16からの情報を確認し、原稿がある部分で「読み取り指示」発行し、駆動続行する。そして、センサ16が原稿終端を検知したならば、キャリッジ駆動を続けたまま「読み取り終了」を読み取り部14に指示する。
この第2の実施の形態では、原稿のサイズに応じて読み取り動作を行うので、往路、復路で読み取りを行いつつ、原稿のサイズの変化に対応することができる。
【0013】
続いて、図4を参照して、第3の実施の形態を説明する。
一般に、原稿のサイズを検知するセンサは、通常コストダウンのためにいわゆる「定型紙」に特化しているケースが多い。そのため、例えば「定型よりもすこし長い」紙を使用しようとすると、図3に示した方式だと状態3の復路スキャン時に正しく始点判断できないことがある。
そこで図4のように、往路・復路で原稿をセットする位置を変えている。
この方式だと、往路・復路ともスキャン開始位置は原稿のサイズに依存せずに決定できるため、画像の切れを発生させないことが可能になる。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、読み取り手段の往路・復路の動作によって、原稿の突き当て位置を変更し、原稿の位置を安定させたうえでスキャンを行っている。そのため、用紙が非定型であったとしても画像欠けなくスキャンを開始することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るスキャナ装置の基本構成を示したブロック図でる。
【図2】第1の実施の形態の処理手順を説明する図である。
【図3】第2の実施の形態の処理手順を説明する図である。
【図4】第3の実施の形態の処理手順を説明する図である。
【図5】従来のスキャン装置の基本構成を示した図である。
【図6】従来のスキャン装置の処理手順を示した図である。
【符号の説明】
10 スキャナ装置
12 画像メモリ
14 読み取り部
16 センサ
18 駆動制御部
Claims (2)
- 所定位置に載置された原稿を光学的に読み取る読み取り手段と、
この読み取り手段を原稿に対して往復運動するよう移動させる駆動装置とからなり、
この駆動手段により前記読み取り手段を原稿に対して移動させているときに、この読み取り手段が原稿を光学的に読み取る原稿読取装置において、
原稿を所定位置に自動的に搬送する自動原稿送り装置を備え、
この自動原稿送り装置で搬送される原稿の突き当て位置を、前記読み取り手段の往運動時と復運動時で変え、前記読み取り手段が前記駆動装置により往・復いずれの方向に移動しているときも原稿を光学的に読み取ることを特徴とする原稿読取装置。 - 前記駆動装置により前記読み取り手段とともに原稿に対して往復運動をし、載置された原稿の両端位置を検出する検出手段をさらに備え、
前記読み取り手段が前記駆動装置により往・復いずれの方向に移動しているときも、前記検出手段が検出した原稿の両端位置間で前記読み取り手段が原稿を光学的に読み取ることを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
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