JP2006030708A - 画像読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スキャンを実施しない場合の読み取り時間を従来と同等に保ったまま、プリスキャンを行う場合の読み取り時間を短縮できる画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 原稿Sを乗せる原稿台Cと、少なくとも原稿Sを照射する光源9および原稿Sからの反射光を検知するラインイメージセンサ14を含み原稿画像を読み取る読み取り手段9、14と、原稿画像に対して往復動作を行う移動手段8、11とを備える画像読み取り装置において、読み取り手段9、14の基準位置P1、P2、P3を往復動作の両端またはその中間位置のいずれかの位置に設定する位置選択手段(制御部)2を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 原稿Sを乗せる原稿台Cと、少なくとも原稿Sを照射する光源9および原稿Sからの反射光を検知するラインイメージセンサ14を含み原稿画像を読み取る読み取り手段9、14と、原稿画像に対して往復動作を行う移動手段8、11とを備える画像読み取り装置において、読み取り手段9、14の基準位置P1、P2、P3を往復動作の両端またはその中間位置のいずれかの位置に設定する位置選択手段(制御部)2を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、とくに、スキャナ、複写機、ファクシミリ、複合機における画像読み取り装置に関するものである。
一般的な画像読み取り装置では、原稿画像読み取りのための走査の前に、原稿の有無、原稿のサイズ、原稿の位置、原稿の文字部/写真部の検出、原稿がカラーかモノクロかなどの検出のためプリスキャンを行うことが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
かかる画像読み取り装置では、光学系を載せたキャリッジを、プリスキャンにおいて1往復、本スキャンにおいて1往復させて読み取り動作を完了させている。
特許文献1では、プリスキャンを読み取り動作の往路で行い、本スキャンを読み取り動作の復路で行うことによりプリスキャンを含めた全体の読み取りを1往復にて完了させることにより、読み取り時間を短縮している。
また、特許文献2では、原稿カバーの開閉を検知し原稿カバーが閉じられたときにプリスキャンを実施することにより、画像読み取り開始の指示が入力された直後から本スキャンを開始し、読み取り時間を短縮している。
特開2003−270731公報
特開2001−197269公報
かかる画像読み取り装置では、光学系を載せたキャリッジを、プリスキャンにおいて1往復、本スキャンにおいて1往復させて読み取り動作を完了させている。
特許文献1では、プリスキャンを読み取り動作の往路で行い、本スキャンを読み取り動作の復路で行うことによりプリスキャンを含めた全体の読み取りを1往復にて完了させることにより、読み取り時間を短縮している。
また、特許文献2では、原稿カバーの開閉を検知し原稿カバーが閉じられたときにプリスキャンを実施することにより、画像読み取り開始の指示が入力された直後から本スキャンを開始し、読み取り時間を短縮している。
しかしながら、上記した特許文献1の技術によれば、プリスキャンを必要としない場合でも、キャリッジを本スキャンの開始位置まで移動させる必要があり、余分な時間を必要とする。
また特許文献2の技術では、プリスキャン後から本スキャンが実施されるまでの間、原稿を照射する照明を点灯し続ける必要があるので、すぐに読み取り開始の指示を与えない場合は光源を無駄に点灯し続けることになる。
またTWAINスキャナなど、画像読み取り装置をPC(パーソナルコンピュータ)と接続し、PC側から画像の命令を出す場合、読み取りの直前までプリスキャンを行うかどうかわからない場合もある。
図17は従来の画像読み取り装置にてプリスキャンを実施せずに原稿を読み取る場合における第1キャリッジの動きを示す図である。基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジが基準位置P1から移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(2)。読み取り終了後は第1キャリッジ8をP1まで戻す(3)。
図18は従来の画像読み取り装置にてプリスキャンを実施して原稿を読み取る場合の、第1キャリッジの動きを示す図であり、基準白板16にてプリスキャン用のシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジが基準位置P1から移動する間プリスキャンを実施する(2)。プリスキャン終了後は第1キャリッジを基準位置P1まで戻し(3)、基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施して本スキャンにて画像情報を読み取る(4)。読み取り終了後は第1キャリッジを基準位置P1まで戻す(5)。したがって、この場合は、読み取り開始から完了まで、第1キャリッジは1.5往復する。
本発明の目的は、プリスキャンを実施しない場合の読み取り時間を従来と同等に保ったまま、プリスキャンを実施する場合の読み取り時間を短縮できる画像読み取り装置を提供することにある。
また特許文献2の技術では、プリスキャン後から本スキャンが実施されるまでの間、原稿を照射する照明を点灯し続ける必要があるので、すぐに読み取り開始の指示を与えない場合は光源を無駄に点灯し続けることになる。
またTWAINスキャナなど、画像読み取り装置をPC(パーソナルコンピュータ)と接続し、PC側から画像の命令を出す場合、読み取りの直前までプリスキャンを行うかどうかわからない場合もある。
図17は従来の画像読み取り装置にてプリスキャンを実施せずに原稿を読み取る場合における第1キャリッジの動きを示す図である。基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジが基準位置P1から移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(2)。読み取り終了後は第1キャリッジ8をP1まで戻す(3)。
図18は従来の画像読み取り装置にてプリスキャンを実施して原稿を読み取る場合の、第1キャリッジの動きを示す図であり、基準白板16にてプリスキャン用のシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジが基準位置P1から移動する間プリスキャンを実施する(2)。プリスキャン終了後は第1キャリッジを基準位置P1まで戻し(3)、基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施して本スキャンにて画像情報を読み取る(4)。読み取り終了後は第1キャリッジを基準位置P1まで戻す(5)。したがって、この場合は、読み取り開始から完了まで、第1キャリッジは1.5往復する。
本発明の目的は、プリスキャンを実施しない場合の読み取り時間を従来と同等に保ったまま、プリスキャンを実施する場合の読み取り時間を短縮できる画像読み取り装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、原稿を乗せる原稿台と、少なくとも原稿を照射する光源および原稿からの反射光を検知するラインイメージセンサを含み原稿画像を読み取る読み取り手段と、原稿画像に対して前記読み取り手段の一部または全部の往復動作を行う移動手段とを備え、前記移動手段により画像の読み取り走査を行う画像読み取り装置において、前記読み取り手段の読み取りを開始する基準位置を往復動作の両端またはその中間位置のいずれかの位置を選択する位置択手段を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記位置選択手段は、前記読み取り手段によりプリスキャン動作を行う場合には、前記読み取り開始位置を前記往復動作の一端に、プリスキャン動作を行わない場合には前記往復動作の他端に、プリスキャン動作を行うかどうか予め確定していない場合には前記往復動作の中間位置を選択し、前記移動手段は前記プリスキャン動作と本スキャンとは逆方向の走査することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記往復動作の両端に、シェーディング補正用の補正部材が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記光源が画像読み取り開始の指示が与えられた直後から前記光源を点灯させ、動作終了後に前記光源を消灯することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、外部のコンピュータが接続可能とされ、前記外部のコンピュータからも読み取り動作を指示可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記位置選択手段は、省エネルギモード移行時、または電源断時に前記読み取り手段の基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記位置選択手段は、電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時に、前記基準位置を往復動作の中央に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記位置選択手段は、前記電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時にプリスキャンを行うかどうか判明している場合は、前記基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は前記プリスキャン動作を行う、行わないに係らず、前記読み取り開始位置を前記基準位置のいずれかに固定可能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、前記位置選択手段は、前記読み取り手段によりプリスキャン動作を行う場合には、前記読み取り開始位置を前記往復動作の一端に、プリスキャン動作を行わない場合には前記往復動作の他端に、プリスキャン動作を行うかどうか予め確定していない場合には前記往復動作の中間位置を選択し、前記移動手段は前記プリスキャン動作と本スキャンとは逆方向の走査することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、前記往復動作の両端に、シェーディング補正用の補正部材が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、前記光源が画像読み取り開始の指示が与えられた直後から前記光源を点灯させ、動作終了後に前記光源を消灯することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、外部のコンピュータが接続可能とされ、前記外部のコンピュータからも読み取り動作を指示可能であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、前記位置選択手段は、省エネルギモード移行時、または電源断時に前記読み取り手段の基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、前記位置選択手段は、電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時に、前記基準位置を往復動作の中央に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、前記位置選択手段は、前記電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時にプリスキャンを行うかどうか判明している場合は、前記基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は前記プリスキャン動作を行う、行わないに係らず、前記読み取り開始位置を前記基準位置のいずれかに固定可能であることを特徴とする。
本発明の画像読み取り装置では、原稿読み取り前にプリスキャンを行う場合、行わない場合、行うかどうか事前にわからない場合について、それぞれ別の読み取り開始位置を設定しているので、原稿の終了までの時間を早めることができる。
また、本発明の画像読み取り装置では、電源断または省エネルギモード移行時に読み取り手段が基準白板の直下まで移動するので、電源投入または省エネルギモードからの復帰時に実施される読み取り手段の調整を即座に行うことが可能となる。
また、本発明の画像読み取り装置では、電源断または省エネルギモード移行時に読み取り手段が基準白板の直下まで移動するので、電源投入または省エネルギモードからの復帰時に実施される読み取り手段の調整を即座に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明の画像読み取り装置の一例として、ファクシミリのシステム構成を示す概略図である。
システムの制御を行う制御部2やメモリ1、原稿を読み取り、画像データに変換する読み取り部3、コピー時の出力や送信画像を出力する書き込み部4、キーSWや表示部などを有する操作部5、通信制御を行う通信部6、ファクシミリでの送受信画像データの圧縮伸長機能を有する符号化部7などから構成されている。
図2は本発明の画像読み取り装置における画像読み取り装置における読み取り部の構成の一例を示した図である。第1キャリッジ8上には光源9および第1ミラー10、第2キャリッジ11上には第2ミラー12および第3ミラー13を載せてある。
第1キャリッジ8および第2キャリッジ11を原稿Sに対して平行に移動させて原稿面を読み取る。第1キャリッジ8と第2キャリッジ11の移動速度を2:1にすることにより、原稿の読み取り面とCCD14の距離は一定に保たれる。基準白板16、17は、シェーディング補正データを取り込むさいに使用される。
図3は基準位置P1すなわち第1キャリッジが基準白板16の直下にある状態を示す概略図である。図4は基準位置P2すなわち第2キャリッジが基準白板17の直下にある状態を示す概略図である。図5は基準位置P3すなわち第1キャリッジがコンタクトガラス(原稿台)の直下にある状態を示す概略図である。
図3ないし図5は第1キャリッジ8および第2キャリッジ11が、それぞれ基準位置P1、P2およびP3に停止している状態を示している。
図6はプリスキャンを実施せずに原稿を読み取る場合の、第1キャリッジ8の動きを示す図である。基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(2)。読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP1まで戻す(3)。
前述した図17における第1キャリッジの動きは、図6の第1キャリッジ8と全く同じ動きをしている。すなわちプリスキャンを実施しない場合は、従来の画像読み取り装置と完了までの時間は同じである。
システムの制御を行う制御部2やメモリ1、原稿を読み取り、画像データに変換する読み取り部3、コピー時の出力や送信画像を出力する書き込み部4、キーSWや表示部などを有する操作部5、通信制御を行う通信部6、ファクシミリでの送受信画像データの圧縮伸長機能を有する符号化部7などから構成されている。
図2は本発明の画像読み取り装置における画像読み取り装置における読み取り部の構成の一例を示した図である。第1キャリッジ8上には光源9および第1ミラー10、第2キャリッジ11上には第2ミラー12および第3ミラー13を載せてある。
第1キャリッジ8および第2キャリッジ11を原稿Sに対して平行に移動させて原稿面を読み取る。第1キャリッジ8と第2キャリッジ11の移動速度を2:1にすることにより、原稿の読み取り面とCCD14の距離は一定に保たれる。基準白板16、17は、シェーディング補正データを取り込むさいに使用される。
図3は基準位置P1すなわち第1キャリッジが基準白板16の直下にある状態を示す概略図である。図4は基準位置P2すなわち第2キャリッジが基準白板17の直下にある状態を示す概略図である。図5は基準位置P3すなわち第1キャリッジがコンタクトガラス(原稿台)の直下にある状態を示す概略図である。
図3ないし図5は第1キャリッジ8および第2キャリッジ11が、それぞれ基準位置P1、P2およびP3に停止している状態を示している。
図6はプリスキャンを実施せずに原稿を読み取る場合の、第1キャリッジ8の動きを示す図である。基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(2)。読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP1まで戻す(3)。
前述した図17における第1キャリッジの動きは、図6の第1キャリッジ8と全く同じ動きをしている。すなわちプリスキャンを実施しない場合は、従来の画像読み取り装置と完了までの時間は同じである。
図7はプリスキャンを実施して原稿を読み取る場合の、第1キャリッジの動きを示す図である。基準白板17にてプリスキャン用のシェーディング補正処理を実施し(1)、第1キャリッジ8が基準位置P2からP1まで移動する間プリスキャンを実施する(2)。
基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施し(3)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(4)。
なお、本スキャン用のシェーディング補正処理を実施せず、プリスキャン用のシェーディング補正処理をプリスキャンと本スキャンの両方に適用することも可能である。
前述した図18では、読み取り開始から完了まで、第1キャリッジ8は1.5往復する。すなわち、本実施の形態においては、プリスキャンを実施して原稿を読み取る場合、従来の画像読み取り装置よりも早く読み取りを完了することができる。
図8および図9は読み取りの直前までプリスキャンを行うかどうかわからない場合の第1キャリッジの動きを示している。図8はプリスキャンを行わない場合の第1キャリッジ8の動きを示す図である。図9はプリスキャンを行う場合の第1キャリッジ8の動きを示す図である。
プリスキャンを行わない場合、第1キャリッジ8を基準位置P3からP1に移動し(1)、基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(2)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(3)。
読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP3まで戻す(4)。なお、連続して原稿を読み取るなど、次の原稿でプリスキャンを行わないことが判明している場合は、読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P3からP1まで戻す(1)。
プリスキャンを行う場合、第1キャリッジ8を基準位置P3からP2に移動し(1)、基準白板17にてプリスキャン用のシェーディング補正処理を実施し(2)、第1キャリッジ8が基準位置P2からP1まで移動する間プリスキャンを実施する(3)。
基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施し(4)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(5)。
読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP3まで戻す(6)。なお、連続して原稿を読み取るなど、次の原稿でプリスキャンを行うことが判明している場合は、読み取り終了後は第1キャリッジ8を移動しない(6)。
また、本スキャン用のシェーディング補正処理を実施しないで、プリスキャン用のシェーディング補正処理をプリスキャンと本スキャンの両方に適用することも可能である。
基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施し(3)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(4)。
なお、本スキャン用のシェーディング補正処理を実施せず、プリスキャン用のシェーディング補正処理をプリスキャンと本スキャンの両方に適用することも可能である。
前述した図18では、読み取り開始から完了まで、第1キャリッジ8は1.5往復する。すなわち、本実施の形態においては、プリスキャンを実施して原稿を読み取る場合、従来の画像読み取り装置よりも早く読み取りを完了することができる。
図8および図9は読み取りの直前までプリスキャンを行うかどうかわからない場合の第1キャリッジの動きを示している。図8はプリスキャンを行わない場合の第1キャリッジ8の動きを示す図である。図9はプリスキャンを行う場合の第1キャリッジ8の動きを示す図である。
プリスキャンを行わない場合、第1キャリッジ8を基準位置P3からP1に移動し(1)、基準白板16にてシェーディング補正処理を実施し(2)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(3)。
読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP3まで戻す(4)。なお、連続して原稿を読み取るなど、次の原稿でプリスキャンを行わないことが判明している場合は、読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P3からP1まで戻す(1)。
プリスキャンを行う場合、第1キャリッジ8を基準位置P3からP2に移動し(1)、基準白板17にてプリスキャン用のシェーディング補正処理を実施し(2)、第1キャリッジ8が基準位置P2からP1まで移動する間プリスキャンを実施する(3)。
基準白板16にて本スキャン用のシェーディング補正処理を実施し(4)、第1キャリッジ8が基準位置P1からP2まで移動する間に本スキャンにて画像情報を読み取る(5)。
読み取り終了後は第1キャリッジ8を基準位置P2からP3まで戻す(6)。なお、連続して原稿を読み取るなど、次の原稿でプリスキャンを行うことが判明している場合は、読み取り終了後は第1キャリッジ8を移動しない(6)。
また、本スキャン用のシェーディング補正処理を実施しないで、プリスキャン用のシェーディング補正処理をプリスキャンと本スキャンの両方に適用することも可能である。
図10は本発明における光源の光量の経時変化をグラフで示す図である。時刻Taにて光源を点灯させると、光量は徐々に増加し、時刻Tbにて光量はほぼ一定になる。すなわち光源を点灯させてから、読み取り可能状態になるまでにはタイムラグがある。
図11(a)および図11(b)は読み取り直前までプリスキャンを実施するかどうか解らず、かつプリスキャンを実施する場合の(図9)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度を示している。
図11(a)は読み取り動作開始直後から光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。図11(b)は第1キャリッジが基準位置P2に移動してから光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。
図11(a)の場合では、光源光量の安定を第1キャリッジ8の移動中に実施している。このため図11(b)と比較して、プリスキャンの開始時間をΔTだけ早めることができる。
図12はプリスキャンを実施することが予め解っている場合の(図7)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度をグラフで示す図である。図11(a)と図12を比較すると、プリスキャンの開始時間がほぼ同じである。すなわち基準位置P3から読み取りを開始する場合であっても、基準位置P2から読み取りを開始する場合とほぼ同じ時間で読み取りを完了できる。
図13(a)および図13(b)は、読み取り直前までプリスキャンを実施するかどうかわからず、かつプリスキャンを実施しない場合の(図9)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度を示している。
図13(a)は読み取り動作開始直後から光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。図13(b)は第1キャリッジが基準位置P1に移動してから光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。
図13(a)の場合、光源光量の安定を第1キャリッジ8の移動中に実施している。このため図13(b)と比較して、プリスキャンの開始時間をΔTだけ早めることができる。
図11(a)および図11(b)は読み取り直前までプリスキャンを実施するかどうか解らず、かつプリスキャンを実施する場合の(図9)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度を示している。
図11(a)は読み取り動作開始直後から光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。図11(b)は第1キャリッジが基準位置P2に移動してから光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。
図11(a)の場合では、光源光量の安定を第1キャリッジ8の移動中に実施している。このため図11(b)と比較して、プリスキャンの開始時間をΔTだけ早めることができる。
図12はプリスキャンを実施することが予め解っている場合の(図7)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度をグラフで示す図である。図11(a)と図12を比較すると、プリスキャンの開始時間がほぼ同じである。すなわち基準位置P3から読み取りを開始する場合であっても、基準位置P2から読み取りを開始する場合とほぼ同じ時間で読み取りを完了できる。
図13(a)および図13(b)は、読み取り直前までプリスキャンを実施するかどうかわからず、かつプリスキャンを実施しない場合の(図9)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度を示している。
図13(a)は読み取り動作開始直後から光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。図13(b)は第1キャリッジが基準位置P1に移動してから光源を点灯させる場合をグラフで示す図である。
図13(a)の場合、光源光量の安定を第1キャリッジ8の移動中に実施している。このため図13(b)と比較して、プリスキャンの開始時間をΔTだけ早めることができる。
図14はプリスキャンを実施しないことが予め解っている場合の(図6)、光源光量の経時変化と第1キャリッジの移動速度を示す図である。図13(a)と図14を比較すると、プリスキャンの開始時間がほぼ同じである。
すなわち基準位置P3から読み取りを開始する場合であっても、基準位置P1から読み取りを開始する場合とほぼ同じ時間で読み取りを完了できる。
光源光量の確認は、基準白板読み取り時のラインイメージセンサ14の出力にて確認する。または光源付近にイメージセンサとは独立した光センサを設置し、光センサの出力にて確認する例もある。
図15はPCと接続している画像読み取り装置を示す接続図である。PCと画像読み取り装置は、USB、IEEE1394、SCSIなどのインタフェースにて接続される。またPCにはTWAINドライバがインストールされ、PCから読み取り命令を与えることができる。
図16はトウェイン(TWAIN)ドライバの画面を示す概略図である。この画面にてモードを設定し、スキャナボタンを押すと原稿の読み取りが開始する。またプレビューボタンを押すとプリスキャンが実行さる。プリスキャンまたは本スキャンに読み取られた画像は、画面左側のウィンドウに表示される。
本スキャンにより読み取られた画像はDRAM等の一時メモリに保存され、PCのスキャナソフトから保存命令を与えることによりHDD等の記憶媒体に保存される。
読み取り装置に省エネルギモード移行、または電源断命令が与えられると、第1キャリッジ8は基準位置P1に移動し、その後省エネルギモードに移行、または電源断される。
そして省エネルギモードから復帰、または電源投入されたときに、基準位置P1にて読み取り手段の調整、具体的には光源光量の確認、ラインイメージセンサ14の出力の確認などが実施される。
すなわち基準位置P3から読み取りを開始する場合であっても、基準位置P1から読み取りを開始する場合とほぼ同じ時間で読み取りを完了できる。
光源光量の確認は、基準白板読み取り時のラインイメージセンサ14の出力にて確認する。または光源付近にイメージセンサとは独立した光センサを設置し、光センサの出力にて確認する例もある。
図15はPCと接続している画像読み取り装置を示す接続図である。PCと画像読み取り装置は、USB、IEEE1394、SCSIなどのインタフェースにて接続される。またPCにはTWAINドライバがインストールされ、PCから読み取り命令を与えることができる。
図16はトウェイン(TWAIN)ドライバの画面を示す概略図である。この画面にてモードを設定し、スキャナボタンを押すと原稿の読み取りが開始する。またプレビューボタンを押すとプリスキャンが実行さる。プリスキャンまたは本スキャンに読み取られた画像は、画面左側のウィンドウに表示される。
本スキャンにより読み取られた画像はDRAM等の一時メモリに保存され、PCのスキャナソフトから保存命令を与えることによりHDD等の記憶媒体に保存される。
読み取り装置に省エネルギモード移行、または電源断命令が与えられると、第1キャリッジ8は基準位置P1に移動し、その後省エネルギモードに移行、または電源断される。
そして省エネルギモードから復帰、または電源投入されたときに、基準位置P1にて読み取り手段の調整、具体的には光源光量の確認、ラインイメージセンサ14の出力の確認などが実施される。
2 位置選択手段(制御部)、8 移動手段(第1キャリッジ、第2キャリッジ)、9 読み取り手段(光源)、14 読み取り手段(CCD、ラインイメージセンサ)、16 補正部材(基準白板)、17 補正部材(基準白板)、18 スキャナ(画像読み取り装置)、19 外部のコンピュータ(PC、パーソナルコンピュータ)、C 原稿台(コンタクトガラス)、P1、P2、P3 基準位置、S 原稿
Claims (9)
- 原稿を乗せる原稿台と、少なくとも原稿を照射する光源および原稿からの反射光を検知するラインイメージセンサを含み原稿画像を読み取る読み取り手段と、原稿画像に対して前記読み取り手段の一部または全部の往復動作を行う移動手段とを備え、前記移動手段により画像の読み取り走査を行う画像読み取り装置において、前記読み取り手段の読み取りを開始する基準位置を往復動作の両端またはその中間位置のいずれかの位置を選択する位置択手段を備えることを特徴とする画像読み取り装置。
- 前記位置選択手段は、前記読み取り手段によりプリスキャン動作を行う場合には、前記読み取り開始位置を前記往復動作の一端に、プリスキャン動作を行わない場合には前記往復動作の他端に、プリスキャン動作を行うかどうか予め確定していない場合には前記往復動作の中間位置を選択し、前記移動手段は前記プリスキャン動作と本スキャンとは逆方向の走査することを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
- 前記往復動作の両端に、シェーディング補正用の補正部材が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読み取り装置。
- 前記光源が画像読み取り開始の指示が与えられた直後から前記光源を点灯させ、動作終了後に前記光源を消灯することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
- 外部のコンピュータが接続可能とされ、前記外部のコンピュータからも読み取り動作を指示可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
- 前記位置選択手段は、省エネルギモード移行時、または電源断時に前記読み取り手段の基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
- 前記位置選択手段は、電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時に、前記基準位置を往復動作の中央に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
- 前記位置選択手段は、前記電源投入時、または省エネルギモードからの復帰時にプリスキャンを行うかどうか判明している場合は、前記基準位置を往復動作の一端または他端に設定し、前記移動手段により移動させることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
- 前記プリスキャン動作を行う、行わないに係らず、前記読み取り開始位置を前記基準位置のいずれかに固定可能であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか一項記載の画像読み取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004210788A JP2006030708A (ja) | 2004-07-16 | 2004-07-16 | 画像読み取り装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014022997A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置、画像形成装置及びプログラム |
US9166119B2 (en) | 2011-04-05 | 2015-10-20 | Mitsui Mining & Smelting Co., Ltd. | Light-emitting device |
-
2004
- 2004-07-16 JP JP2004210788A patent/JP2006030708A/ja active Pending
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