JP2020057855A - 複合機 - Google Patents

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哲也 奥野
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Abstract

【課題】携帯端末のディスプレイに表示された画像の読み取り品質を向上させる。【解決手段】スキャナ部が行う読取モードである第1及び第2読取モードでの密着イメージセンサの第1及び第2動作パラメータをそれぞれ記憶しており、第2動作パラメータは、第1動作パラメータよりも、ディスプレイに表示された画像を読み取るのに適したものであるようなパラメータ記憶部を備える。そして、密着イメージセンサの出力信号に基づいて、原稿の読み取り時にスキャナ部が行う読取モードを、第1読取モード及び第2読取モードのいずれかに決定する読取モード決定処理(S14又はS15)を行う。さらに、読取モード決定処理で決定された第1読取モード又は第2読取モードで原稿の読み取りが行われるように、パラメータ記憶部に記憶された第1動作パラメータ又は第2動作パラメータに基づいてスキャナ部を制御する(S16又はS17)。【選択図】図5

Description

本発明は、密着イメージセンサを有する画像読取部を備えた複合機に関する。
複合機(MFP:Multi-Function Peripheral)におけるフラットベッド方式の画像読取部には、密着イメージセンサ(CIS:Contact Image Sensor)方式が採用されることが多い(特許文献1参照)。この方式は、光源にRGB3色の発光ダイオードを用いており、これら3色を高速に切り換えて撮像素子であるCMOSイメージセンサに原稿からの光を直接的に導くようになっている。また、この方式には、光学系が単純で、装置のサイズをコンパクトにできる一方、焦点深度が浅いために原稿が原稿台に密着していないとピントが合いにくい面もある。
特開2001−94742号公報
近年、映像信号を画像として表示する液晶その他のディスプレイを備えたスマートフォンなどの携帯端末が普及している。したがって、携帯端末のディスプレイに表示された画像を複合機の画像読取部で読み取る機会がある。しかしながら、複合機の多くで採用されている密着イメージセンサ方式の画像読取部では、その構造上、ディスプレイに表示された画像を安定して高品質で読み取ることが難しい場合がある。
本発明の目的は、携帯端末のディスプレイに表示された画像の読み取り品質を向上させることができる複合機を提供することである。
本発明の複合機は、赤色、緑色及び青色の光源を含む密着イメージセンサと、原稿を支持可能な画像読取面とを有するフラットベッド方式の画像読取部と、画像データに基づいて記録媒体に画像を記録する画像記録部、及び、画像データを通信先装置に送信する画像送信部の少なくともいずれか一方と、前記画像読取部が行う読取モードである第1及び第2読取モードでの前記密着イメージセンサの第1及び第2動作パラメータをそれぞれ記憶しており、前記第2動作パラメータは、前記第1動作パラメータよりも、映像信号に基づいてディスプレイ表示された画像を読み取るのに適したものであるようなパラメータ記憶部と、制御部とを備えており、前記制御部は、前記密着イメージセンサの出力信号に基づいて、原稿の読み取り時に前記画像読取部が行う読取モードを、前記第1読取モード及び前記第2読取モードのいずれかに決定する読取モード決定処理と、前記読取モード決定処理で決定された前記第1読取モード又は前記第2読取モードで原稿の読み取りが行われるように、前記パラメータ記憶部に記憶された前記第1動作パラメータ又は前記第2動作パラメータに基づいて前記画像読取部を制御する読取処理と、前記読取処理による原稿の読み取りによって取得されたデータを用いて、記録媒体に画像が記録されるように前記画像記録部を制御する、又は、画像データが送信されるように前記画像送信部を制御する出力処理とを実行する。
本発明の複合機では、第1動作パラメータに基づいて画像読取部を制御して原稿の読み取りを行う第1読取モードと、第1動作パラメータよりも映像信号に基づいてディスプレイ表示された画像を読み取るのに適した第2動作パラメータに基づいて画像読取部を制御して原稿の読み取りを行う第2読取モードとを使い分けることができる。したがって、原稿がディスプレイ領域を持つ携帯端末である場合における読み取り画質を向上させることができる。
本発明の一実施形態にかかる複合機の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示すスキャナ部の概略構成を示す図である。 図1に示す複合機が接続されたシステムを示す模式図である。 (a)は図1のスキャナ部で読み取る二次元コードが表示されるディスプレイを備えた携帯端末を示す図であり、(b)は携帯端末のスキャン画像における矩形領域及び枠領域を説明するための図である。 図1に示す複合機の制御部で行われる処理手順の一例を示すフローチャートである。 一変形例に係る複合機が接続されたシステムを示す図である。
以下、本発明の一実施の形態にかかる複合機について図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、印刷機能、スキャナ機能及びFAX機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)に本発明を適用したものである。
図1に示すように、複合機1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、パラメータ記憶部14、条件記憶部15、設定データ記憶部16、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)17を含む制御部10を備えている。ASIC17には、スキャナ部2、プリンタ部3、ネットワーク通信部4、ファクシミリ通信部5及び操作部6が接続されている。制御部10は、これらCPU11、ROM12、RAM13、パラメータ記憶部14、条件記憶部15、設定データ記憶部16及びASIC17が協働して複合機1全体の制御を司る。パラメータ記憶部14、条件記憶部15及び設定データ記憶部16は、図示しないEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)によって構成されているが、ROM12によって構成されていてもよい。
図1では、CPU11及びASIC17を1つずつ図示しているが、制御部10は、CPU11を1つだけ含み、この1つのCPU11が必要な処理を一括して行うものであってもよいし、CPU11を複数含み、これら複数のCPU11が必要な処理を分担して行うものであってもよい。また、制御部10は、ASIC17を1つだけ含み、この1つのASIC17が必要な処理を一括して行うものであってもよいし、ASIC17を複数含み、これら複数のASIC17が必要な処理を分担して行うものであってもよい。
スキャナ部2は、フラットベッド方式のスキャナであり、プラテンガラス21の上面21a(図2参照)に置かれた原稿を光学的に読み取って画像データを作成する。ここで、図2を参照しつつ、スキャナ部2の概略構成について説明する。スキャナ部2は、プラテンガラス21、カバー22、密着イメージセンサ23及び移動機構24などを備えている。プラテンガラス21は、複合機1の直方体形状の筐体7の上部に形成された開口7aを、筐体7の内側から閉塞している。カバー22は、その一端部が筐体7の上面に回動可能に支持されており、プラテンガラス21の上面21aを覆う閉位置(図1中破線で示す位置)と、上面21aを露出させる開位置(図1中実線で示す位置)とを取り得る。なお、図1に示すように、スキャナ部2は、カバー22が開位置にあるか閉位置にあるかを検出するカバーセンサ22aをさらに備えている。
図2に戻って、密着イメージセンサ23及び移動機構24は、筐体7の内部空間に配置されている。密着イメージセンサ23は、撮像素子23a、光源23b、ロッドレンズアレイ23c、及び、これらが搭載されるキャリッジ23dなどで構成される。撮像素子23aは、CMOSイメージセンサであり、プラテンガラス21の上面21aと平行な主走査方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿って複数配列されている。光源23bは、赤色、緑色及び青色の3色の発光ダイオードで構成されており、プラテンガラス21に向けて光線を出射する。ロッドレンズアレイ23cは、主走査方向に沿って延びており、光源23bから出射されプラテンガラス21の上面21aに置かれた原稿などの障害物により反射された光線を撮像素子23aに結像させる。
移動機構24は、密着イメージセンサ23を、プラテンガラス21の上面21aと平行な面内において、主走査方向と直交する副走査方向(図2中左右方向)に移動させるものである。図2に示すように、移動機構24は、正逆回転可能なモータ24aによって駆動される駆動ローラ24bと、従動ローラ24cと、駆動ローラ24b及び従動ローラ24cに架け渡されたエンドレスのベルト24dなどで構成されている。ベルト24dには、密着イメージセンサ23のキャリッジ23dが取り付けられており、駆動ローラ24bの回転によりベルト24dが走行することで密着イメージセンサ23が副走査方向に往復移動できるようになっている。
スキャナ部2で原稿の読み取りを行う際には、移動機構24により密着イメージセンサ23を副走査方向に移動させつつ、密着イメージセンサ23の光源23bを発光させて撮像素子23aに光線を結像させる。このとき、撮像素子23aに集められた光を電気信号に変換して出力する。
図1に戻って、プリンタ部3は、所定の方式(例えば、レーザ方式やインクジェット方式)で、画像データに基づいて用紙上に画像を記録する装置である。ネットワーク通信部4は、図3に示すようにLAN81及びプロキシサーバ82を介して複合機1をインターネット80に接続するためのものである。したがって、複合機1は、図3に示すようにインターネット80に接続されたサーバ83と通信することができる。なお、LAN81は、有線LANであってもよいし、無線LANであってもよい。また、LAN81は、有線LAN及び無線LANの両方を含んでいてもよい。ファクシミリ通信部5は、電話回線を通じたFAX通信により他のFAX装置に画像データを送信するためのものである。
操作部6は、選択ボタン6a、スタートボタン6b及び電源ボタン6cの3つの物理ボタンを備えている。選択ボタン6aは、プリンタ部3によって用紙に画像の記録を行うプリントモード、及び、ファクシミリ通信部5によって画像データの送信を行うFAXモードのいずれの出力モードで処理を実行するかの指示を、ユーザが入力するためのものである。すなわち、例えばデフォルトではプリントモードに設定されており、選択ボタン6aを押す度に出力モードをFAXモードに切り替えたり、プリントモードに切り替えたりすることができる。スタートボタン6bは、選択ボタン6aで選択された出力モードでの処理の実行指示を、ユーザが入力するためのものである。電源ボタン6cは、複合機1の電源のON/OFFの切り換え指示を、ユーザが入力するためのものである。
本実施形態の複合機1は、図4(a)に示すように、スマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)などの携帯端末9の矩形状のディスプレイ9aに映像信号に基づいて表示された二次元コード8をスキャナ部2で読み取ることで、二次元コード8で示される情報を取得することができる。なお、携帯端末9は、図3に示すように、基地局84を介してインターネット80に接続可能である。したがって、携帯端末9は、図3に示すようにインターネット80に接続されたサーバ83と通信することができる。
図1に戻って、パラメータ記憶部14は、スキャナ部2によって原稿の読み取りを行う際の読取モードである第1及び第2読取モードでの密着イメージセンサ23の第1及び第2動作パラメータをそれぞれ記憶する。なお、第2動作パラメータは、第1動作パラメータよりも、ディスプレイ9aに表示された画像を読み取るのに適したものである。
具体的には、第2動作パラメータは、密着イメージセンサ23による読み取りを行う前、すなわち移動機構24により密着イメージセンサ23を副走査方向に移動させる前に、密着イメージセンサ23の光源23bを一定時間発光させるものである。携帯端末9には、外部の明るさに応じてディスプレイ9aの明るさを自動調整するものがある。具体的には、外部が明るい場合には、外部が暗い場合に比べてディスプレイ9aが明るく発光するように自動調整する。したがって、スキャナ部2のプラテンガラス21に携帯端末9を置いた状態で光源23bを一定時間発光させることで、携帯端末9のディスプレイ9aを比較明るくする発光させることができる。
また、第1動作パラメータは、密着イメージセンサ23による読み取りを行う際に、密着イメージセンサ23の光源23が、赤色、緑色及び青色の3色を高速に切り換えて発光するようにするものである。一方、第2動作パラメータは、密着イメージセンサ23による読み取りを行う際に、密着イメージセンサ23の光源23が、赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1色のみ発光するようにするものである。さらに、第2動作パラメータでは、密着イメージセンサ23による読み取りを行う際の、密着イメージセンサ23の光源23の光量Q2が第1動作パラメータでの光源23の光量Q1よりも小さい。
条件記憶部15には、スキャナ部2による原稿の読み取りによって作成された画像データに含まれる画像(以降、「スキャン画像」と称する)が、携帯端末9のディスプレイ9aが配置された面を読み取ったスキャン画像であるか否かを判断するための条件が記憶されている。
すなわち、図4(b)に示すように、携帯端末9のディスプレイ9aが配置された面をスキャナ部2で読み取った際のスキャン画像は、矩形状のディスプレイ9aに対応する矩形領域91(図4(b)のドットで示す領域)と、矩形領域91を取り囲む枠領域92(図4(b)の斜線で示す領域)とから構成される。したがって、スキャン画像が、矩形領域91と矩形領域91を取り囲む枠領域92とで構成されている場合は、携帯端末9のディスプレイ9aが配置された面を読み取ったスキャン画像であると判断することができる。そこで、条件記憶部15には、スキャン画像が矩形領域91と矩形領域91を取り囲む枠領域92とで構成されているという、画像データに含まれる画像に関する条件(所定形状条件)が記憶されている。
ここで、携帯端末9のディスプレイ9aに表示される二次元コード8で示される情報について説明する。本実施形態においては、二次元コード8で示される情報は2ケースある。まず1つ目は、プリンタ部3における画像の記録、又は、ファクシミリ通信部5における画像データの送信に係る出力設定項目と、出力設定項目に関するパラメータである出力設定データとが、二次元コード8で示されるケースである。
なお、プリンタ部3における画像の記録に係る出力設定項目としては、例えば「用紙サイズ」、「印刷枚数」、「カラー・モノクロ」、「ページ集約」がある。また、ファクシミリ通信部5における画像データの送信に係る出力設定項目としては、例えば「通信画質」、「カラー・モノクロ」、「送信先の電話番号」などがある。携帯端末9には、これらの出力設定項目に関するパラメータである出力設定データを入力するためのアプリケーションソフトが予めインストールされている。
ユーザは、アプリケーションソフトを用いて出力設定データを携帯端末9に入力する。すなわち画像の記録を行う場合には、「用紙サイズ」、「印刷枚数」、「カラー・モノクロ」、「ページ集約」の各出力設定項目に関するパラメータとして、例えば「A4」、「10枚」、「カラー」、「2in1」を入力する。また、画像データの送信を行う場合には、「通信画質」、「カラー・モノクロ」の各出力設定項目に関するパラメータとして、例えば「高画質」、「モノクロ」を入力する。さらに、「送信先の電話番号」に関するパラメータとしては、所定桁数の電話番号を入力する。
携帯端末9のアプリケーションソフトは、ユーザによって入力された出力設定データを二次元コード8に変換する。そして、図4(a)に示すように、ディスプレイ9aに二次元コード8を表示する。
二次元コード8で示される情報の2つ目は、ネットワーク上におけるサーバ83の位置情報であるURL(Uniform Resource Locator)であるケースである。すなわちユーザは、アプリケーションソフトを用いて出力設定データを携帯端末9に入力する。そして、携帯端末9のアプリケーションソフトは、入力された出力設定データを基地局84及びインターネット80を介してサーバ83に送り、サーバ83内のファイルに出力設定データを格納する。さらに、携帯端末9のアプリケーションソフトは、出力設定データを格納したサーバ83内の上記ファイルのURLを二次元コード8に変換する。そして、図4(a)に示すように、ディスプレイ9aに二次元コード8を表示する。
なお、以下の説明においては、二次元コード8で示される情報として、上述の1つ目の出力設定データである場合と、2つ目の出力設定データが格納されたサーバ83内の上記ファイルのURLである場合とで区別しない場合は、「指示情報」と称することとする。
図1に戻って、設定データ記憶部16は、プリンタ部3における画像の記録、又は、ファクシミリ通信部5における画像データの送信に係る出力設定項目に関するパラメータである出力設定データを記憶する。すなわち、プリンタ部3における画像の記録に係る各出力設定項目「用紙サイズ」、「印刷枚数」、「カラー・モノクロ」、「ページ集約」に関するパラメータとして、例えば「A4」、「10枚」、「カラー」、「2in1」と記憶する。また、ファクシミリ通信部5における画像データの送信に係る各出力設定項目「通信画質」、「カラー・モノクロ」に関するパラメータとして、例えば「高画質」、「モノクロ」と記憶する。さらに、「送信先の電話番号」に関するパラメータとしては、所定桁数の電話番号を記憶する。
設定データ記憶部16には、デフォルトの出力設定データが記憶されている。さらに、設定データ記憶部16には、携帯端末9のディスプレイ9aに表示された二次元コード8を読み取ることで、その二次元コード8から取得した出力設定データ、又は、その二次元コード8が示すURLに位置するサーバ83内のファイルから取得した出力設定データをテンポラリのパラメータとして記憶する。
次に、図5を参照しつつ、本実施形態の複合機1でプリンタ部3による画像の記録、又は、ファクシミリ通信部5による画像データの送信を行う際の処理手順の一例について説明する。図5に示す処理は、複合機1の電源が投入されている期間中行われている。
まず、スタートボタン6bが押下されたか否かを判断する(S11)。S11の判断は、スタートボタン6bが押下されたと判断するまで繰り返しをおこなう。そして、スタートボタン6bが押下されたと判断した場合には(S11:YES)、カバーセンサ22aからの出力信号に基づいて、スキャナ部2のカバー22が開位置であるか否かを判断する(S12)。そして、カバー22が開位置であると判断した場合には(S12:YES)、スキャナ部2により通常の読み取り処理よりも低い解像度で原稿の予備的な読み取り処理を行うプレスキャンを実行する(S13(予備読取処理))。
続いて、S13でのプレスキャンのスキャン画像が、条件記憶部15に記憶されている所定形状条件を満たすか否かを判断する(S14(読取モード決定処理、画像判断処理))。すなわち、プレスキャンのスキャン画像が、携帯端末9のディスプレイ9aが配置された面をスキャナ部2で読み取った際のスキャン画像であり、矩形状のディスプレイ9aに対応する矩形領域91と、矩形領域91を取り囲む枠領域92とから構成されるか否かを判断する。ここで、プレスキャンのスキャン画像が所定形状条件を満たさないと判断した場合には(S14:NO)、後述するS16に進む。一方、プレスキャンのスキャン画像が所定形状条件を満たすと判断した場合には(S14:YES)、後述するS17に進む。
そして、S12において、カバー22が開位置でなく閉位置にあると判断した場合には(S12:NO)、スキャナ部2の密着イメージセンサ23の光源23bが発光していない状態での撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上であるか否かを判断する(S15(読取モード決定処理))。すなわち、携帯端末9のディスプレイ9aは発光しているので、スキャナ部2のプラテンガラス21の上面21aに携帯端末9を置いてカバー22を閉位置とした場合の像素子23aからの出力信号は、プラテンガラス21の上面21aに用紙などの発光しない原稿を置いた場合に比べて高くなる。したがって、撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上である場合は、プラテンガラス21の上面21aに発光するディスプレイ9aを備えた携帯端末9が置かれていると判断することができる。
S15において、撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上でないと判断した場合、つまりプラテンガラス21に用紙などの発光しない原稿が置かれていると判断した場合には(S15:NO)、パラメータ記憶部14に記憶されている第1動作パラメータに基づいてスキャナ部2を制御して第1読取モードで原稿の読み取りを行う(S16(読取処理))。すなわち第1読取モードでは、密着イメージセンサ23の光源23を、赤色、緑色及び青色の3色を高速に切り換えて発光させ、且つ、光量をQ1(>Q2)とし、撮像素子23aに光線を結像させる。なお、このときの解像度はS13のプレスキャンでの解像度よりも大きい。その後、後述するS22に進む。
一方、S15において、撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上であると判断した場合、すなわち発光するディスプレイ9aを備えた携帯端末9が置かれていると判断した場合には(S15:YES)、パラメータ記憶部14に記憶されている第2動作パラメータに基づいてスキャナ部2を制御して第2読取モードで原稿の読み取りを行う(S17(読取処理))。すなわち第2読取モードでは、移動機構24により密着イメージセンサ23を副走査方向に移動させる前に、密着イメージセンサ23の光源23bを一定時間発光させて、携帯端末9のディスプレイ9aを比較明るく発光させる。その後、密着イメージセンサ23の光源23を、赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1色のみ発光させ、且つ、光量をQ2(<Q1)とし、撮像素子23aに光線を結像させる。なお、このときの解像度はS13のプレスキャンでの解像度よりも大きい。
続いて、S17での第2読取モードでの読み取りで作成された画像データのスキャン画像に、指示情報を示す二次元コード8が表示されているか否かを判断する(S18)。スキャン画像に二次元コード8が表示されていると判断した場合には(S18:YES)、その二次元コード8で示される指示情報が、サーバ23のURLであるか否かを判断する(S19)。そして、二次元コード8で示される指示情報がサーバ23のURLでない場合、すなわち二次元コード8で示される指示情報が出力設定データである場合には(S19:NO)、後述するS20の処理を省略してS21に進む。
一方、二次元コード8で示される指示情報がサーバ23のURLである場合には(S19:YES)、ネットワーク通信部4を制御し、サーバ23に格納されている出力設定データを取得する(S20)。その後、二次元コード8から取得した出力設定データ、又は、サーバ23から取得した出力設定データをテンポラリのパラメータとして設定データ記憶部16に記憶し(S21)、S11に戻る。
S18において、スキャン画像に二次元コード8が表示されていないと判断した場合には(S18:NO)、S17での第2読取モードでの読み取りで作成された画像データを、モノクロ又はグレースケール画像に変換する(S22(変換処理))。その後、設定データ記憶部16にテンポラリの出力設定データが記憶されているか否かを判断する(S23)。
設定データ記憶部16にテンポラリの出力設定データが記憶されていると判断した場合には(S23:YES)、テンポラリの出力設定データにしたがって、用紙に画像が記録されるようにプリンタ部3を制御する、又は、画像データが送信されるようにファクシミリ通信部5を制御する(S24(出力処理))。S24においてS17での第2読取モードでの読み取りで作成された画像データに基づいて出力処理を行う場合には、S22で変換されたモノクロ又はグレースケール画像のデータを用いて出力処理を行う。なお、S24において画像の記録を行うか、画像データの送信を行うかは、選択ボタン6aによって選択されている出力モード(プリントモード又はFAXモード)に従う。その後、設定データ記憶部16に記憶されているテンポラリの出力設定データを削除し(S25)、S11に戻る。
また、S23において、設定データ記憶部16にテンポラリの出力設定データが記憶されていないと判断した場合には(S23:NO)、設定データ記憶部16に記憶されているデフォルトの出力設定データに基づいて、プリンタ部3における画像の記録、又は、ファクシミリ通信部5における画像データの送信を行う(S26(出力処理))。S26においてS17での第2読取モードでの読み取りで作成された画像データに基づいて出力処理を行う場合には、S22で変換されたモノクロ又はグレースケール画像のデータを用いて出力処理を行う。なお、S25において画像の記録を行うか、画像データの送信を行うかは、この時点で選択ボタン6aによって選択されている出力モード(プリントモード又はFAXモード)に従う。その後S11に戻る。
したがって、ユーザが携帯端末9以外の用紙などの原稿をスキャナ部2のプラテンガラス21の上面21aに載せ、スタートボタン6bを押下した場合、第1動作パラメータに基づいてスキャナ部2が制御される第1読取モードで読み取り処理が行われる。また、ユーザが発光するディスプレイ9aを備えた携帯端末9をスキャナ部2のプラテンガラス21の上面21aに載せ、スタートボタン6bを押下した場合、第1動作パラメータよりもディスプレイ9aに表示された画像を読み取るのに適した第2動作パラメータに基づいてスキャナ部2が制御される第2読取モードで読み取り処理が行われる。
以上のように、上述の実施形態の複合機1は、スキャナ部2によって原稿の読み取りを行う際の読取モードである第1及び第2読取モードでの密着イメージセンサ23の第1及び第2動作パラメータをそれぞれ記憶するパラメータ記憶部14を備えている。第2動作パラメータは、第1動作パラメータよりも、映像信号に基づいてディスプレイ9aに表示された画像を読み取るのに適したものである。そして、制御部10は、密着イメージセンサ23の出力信号に基づいて、原稿の読み取り時にスキャナ部2が行う読取モードを、第1読取モード及び第2読取モードのいずれかに決定する読取モード決定処理(図5のS14又はS15)と、読取モード決定処理で決定された第1読取モード又は第2読取モードで原稿の読み取りが行われるように、パラメータ記憶部14に記憶された第1動作パラメータ又は第2動作パラメータに基づいてスキャナ部2を制御する読取処理(図5のS16又はS17)と、読取処理による原稿の読み取りによって取得されたデータ(画像データ又は指示情報(出力設定データ又は出力設定データが格納されたサーバ83のURL))を用いて、用紙に画像が記録されるようにプリンタ部3を制御する、又は、画像データが送信されるようにファクシミリ通信部5を制御する出力処理(図5のS24又はS26)と、を実行する。したがって、第1動作パラメータに基づいてスキャナ部2を制御して原稿の読み取りを行う第1読取モードと、第1動作パラメータよりも映像信号に基づいてディスプレイ9aに表示された画像を読み取るのに適した第2動作パラメータに基づいてスキャナ部2を制御して原稿の読み取りを行う第2読取モードとを使い分けることができる。よって、原稿がディスプレイ領域を持つ携帯端末9である場合における読み取り画質を向上させることができる。
また、上述の実施形態の複合機1は、第2動作パラメータは、密着イメージセンサ23の光源23bが赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1色のみ発光するようにするものである。ディスプレイ9aは発光しているため、光源23bを単色とすることで原稿がディスプレイ領域を持つ携帯端末9である場合における読み取り画質が安定する。
また、上述の実施形態の複合機1は、第2動作パラメータでの密着イメージセンサ23の光源23bの光量Q2が、第1動作パラメータでの光源23bの光量Q1よりも小さい。ディスプレイ9aは発光しているため、光源23bの光量を用紙などの発光していない原稿を読み取る際の光源23bの光量よりも小さくすることで、原稿がディスプレイ領域を持つ携帯端末9である場合における読み取り画質をより向上させることができる。
さらに、上述の実施形態の複合機1は、第2動作パラメータは、密着イメージセンサ23による読み取りを行う前に光源23bを一定時間発光させるものである。携帯端末9には外部の明るさに応じてディスプレイ9aの明るさを自動調整する機能を有するものがあるため、携帯端末9のディスプレイ9aはプラテンガラス21の上面21aに支持されると暗くなることがある。上述の構成によると、読み取り前に光源23bを発光させることで携帯端末9のディスプレイ9aを明るくできるので、原稿がディスプレイ領域を持つ携帯端末9である場合における読み取り画質がさらに向上する。
加えて、上述の実施形態の複合機1は、第2読取モードでの読み取りが行われたことによって得られた画像データを、モノクロ又はグレースケール画像に変換する変換処理(図5のS22)を実行する。したがって、第2読取モードでの読み取りが行われたことによって得られた画像データに係る画像に中途半端に色味があることで、出力処理においてその画像を記録する際、又は、画像データを送信した送信先の装置で画像を記録する際に色材が無駄になるのを防止することができる。
また、上述の実施形態の複合機1は、読取モード決定処理において、スキャナ部2のカバー22が閉位置にあり且つ密着イメージセンサ23の光源23bが発光していない状態での密着イメージセンサ23の出力信号の大きさが所定閾値以上であれば(図5のS15:YES)、スキャナ部2が行う読取モードを第2読取モードに決定する。携帯端末9のディスプレイ9aは発光しているので、スキャナ部2のプラテンガラス21の上面21aに携帯端末9を置いてカバー22を閉位置とした場合の像素子23aからの出力信号は、プラテンガラス21の上面21aに用紙などの発光しない原稿を置いた場合に比べて高くなる。したがって、携帯端末9のディスプレイ9aの発光を利用してプラテンガラス21に置かれているのがディスプレイ9aを備えた携帯端末9か否かを判断し、効果的に読取モードを決定することができる。
また、上述の実施形態の複合機1は、画像が矩形領域91と矩形領域91を取り囲む枠領域92とから構成されているという、画像データに含まれる画像に関する所定形状条件を記憶する条件記憶部15をさらに備えている。制御部10は、読取処理が行われる前に原稿の予備的な読み取りが行われるように、スキャナ部2を制御する予備読取処理(図5のS13)と、予備読取処理によって作成された画像データが、条件記憶部15が記憶する所定形状条件に合致するものであるか否かを判断する画像判断処理(図5のS14)とをさらに実行する。そして、画像判断処理において画像データが所定形状条件に合致すると判断した場合、読取モード決定処理において、スキャナ部2が行う読取モードを第2読取モードに決定する。したがって、携帯端末9の形状的特徴を利用し、スキャン画像がディスプレイ9aに対応する矩形領域91と矩形領域91を取り囲む枠領域92とから構成されているか否かを判断することで、携帯端末9のディスプレイ9aが配置された面をスキャナ部2で読み取った際のスキャン画像であるか否かを判断できる。よって、効果的に読取モードを決定することができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
すなわち、上述の実施形態においては、パラメータ記憶部14に記憶されている第2動作パラメータは、密着イメージセンサ23の光源23bが赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1色のみ発光するようにするものであり(発光色に関するパラメータ)、密着イメージセンサ23の光源23bの光量Q2が、第1動作パラメータでの光源23bの光量Q1よりも小さくするものであり(光量に関するパラメータ)、且つ、密着イメージセンサ23による読み取りを行う前に光源23bを一定時間発光させるものである(事前発光に関するパラメータ)場合について説明したが、これには限定されない。上述の発光色に関するパラメータ、光量に関するパラメータ及び事前発光に関するパラメータの3つのパラメータのうち少なくとも1つが、第2動作パラメータとしてパラメータ記憶部14に記憶されていればよい。
また、上述の実施形態においては、第2読取モードでの読み取りが行われたことによって得られた画像データのスキャン画像に二次元コード8が表示されていないと判断した場合に(図5のS18:NO)、そのスキャン画像をモノクロ又はグレースケール画像に変換する変換処理(図5のS22)を実行する場合について説明したが、これには限定しない。すなわち、変換処理は、第2読取モードでの原稿の読み取り(図5のS17)を行った後に実行するようにしてもよい。さらに、変換処理は行わなくてもよい。
加えて、上述の実施形態では、スキャナ部2のカバー22が開位置であるか否かを判断し(図5のS12)、カバー22が開位置であると判断した場合にはプレスキャンを実行して(図5のS13)、プレスキャンのスキャン画像が所定形状条件を満たすか否かにより、読取モードを決定する(図5のS14)。また、カバー22が開位置でないと判断した場合には撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上であるか否かにより、読取モードを決定する(図5のS15)。しかしながら、スキャナ部2のカバー22が開位置であるか否かに拘らず、常にプレスキャンを実行してプレスキャンのスキャン画像が所定形状条件を満たすか否かにより、読取モードを決定するようにしてもよい。また、ユーザにカバー22を閉位置にする旨の報知を行い、常に撮像素子23aからの出力信号が所定閾値以上であるか否かにより読取モードを決定するようにしてもよい。
また、スキャン画像が所定形状条件を満たすか否かの判断(図5のS14)は複合機1で行われなくてもよい。すなわち、図6に示すように、上述の実施形態の一変形例に係る複合機100は、ネットワーク通信部4によりネットワーク85を介してサーバ86と通信可能であり、サーバ86は所定形状条件を記憶する条件記憶部86aを備えていている。なお、ネットワーク85は、有線LANや無線LANであってもよいし、インターネットであってもよい。
かかる複合機100においては、プレスキャンを実行した後(図5のS13)、プレスキャンのスキャン画像をサーバ86に送信する。そして、サーバ86において、プレスキャンのスキャン画像が、条件記憶部86aに記憶されている所定形状条件を満たすか否かを判断する画像判断処理を実行する。複合機100は、サーバ86で行われた画像判断処理の結果を受信する判断結果取得処理を実行する。判断結果取得処理において、プレスキャンのスキャン画像が所定形状に合致するとの結果を取得した場合、読取モード決定処理において、スキャナ部2が行う読取モードを第2読取モードに設定する。
上述の変形例に係る複合機100においては、画像判断処理に係る負荷を低減しつつ、携帯端末9の形状的特徴を利用して効果的に読取モードを決定することができる。
さらに、上述の実施形態においては、印刷機能、スキャナ機能及びFAX機能を有する複合機1に本発明を適用する場合について説明したが、これには限定されない。すなわち、本発明は、FAX機能を有さない複合機やスキャナ機能及びFAX機能のみを有する装置に適用することもできる。
1 複合機
2 スキャナ部(画像読取部)
3 プリンタ部(画像記録部)
5 ファクシミリ通信部(画像送信部)
10 制御部
14 パラメータ記憶部
15 条件記憶部
21 プラテンガラス
21a 上面(画像読取面)
22 カバー
23 密着イメージセンサ
23b 光源

Claims (8)

  1. 赤色、緑色及び青色の光源を含む密着イメージセンサと、原稿を支持可能な画像読取面とを有するフラットベッド方式の画像読取部と、
    画像データに基づいて記録媒体に画像を記録する画像記録部、及び、画像データを通信先装置に送信する画像送信部の少なくともいずれか一方と、
    前記画像読取部が行う読取モードである第1及び第2読取モードでの前記密着イメージセンサの第1及び第2動作パラメータをそれぞれ記憶しており、前記第2動作パラメータは、前記第1動作パラメータよりも、映像信号に基づいてディスプレイ表示された画像を読み取るのに適したものであるようなパラメータ記憶部と、
    制御部とを備えており、
    前記制御部は、
    前記密着イメージセンサの出力信号に基づいて、原稿の読み取り時に前記画像読取部が行う読取モードを、前記第1読取モード及び前記第2読取モードのいずれかに決定する読取モード決定処理と、
    前記読取モード決定処理で決定された前記第1読取モード又は前記第2読取モードで原稿の読み取りが行われるように、前記パラメータ記憶部に記憶された前記第1動作パラメータ又は前記第2動作パラメータに基づいて前記画像読取部を制御する読取処理と、
    前記読取処理による原稿の読み取りによって取得されたデータを用いて、記録媒体に画像が記録されるように前記画像記録部を制御する、又は、画像データが送信されるように前記画像送信部を制御する出力処理とを実行することを特徴とする複合機。
  2. 前記第2動作パラメータは、前記密着イメージセンサの前記光源が赤色、緑色及び青色のうちのいずれか1色のみ発光するようにするものであることを特徴とする請求項1に記載の複合機。
  3. 前記第2動作パラメータでの前記密着イメージセンサの前記光源の光量が、前記第1動作パラメータでの前記光源の光量よりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合機。
  4. 前記第2動作パラメータは、前記密着イメージセンサによる読み取りを行う前に前記光源を一定時間発光させるものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の複合機。
  5. 前記制御部は、
    前記第2読取モードでの読み取りが行われたことによって得られた画像データを、モノクロ又はグレースケール画像に変換する変換処理をさらに実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合機。
  6. 前記画像読取部が、閉じた状態において前記画像読取面を覆うことが可能な開閉式のカバーをさらに有しており、
    前記制御部は、
    前記読取モード決定処理において、前記カバーが閉じており且つ前記密着イメージセンサの前記光源が発光していない状態での前記密着イメージセンサの出力信号の大きさが所定閾値以上であれば、前記画像読取部が行う読取モードを前記第2読取モードに決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合機。
  7. 画像が矩形領域と前記矩形領域を取り囲む枠領域とから構成されているという、画像データに含まれる画像に関する所定形状条件を記憶する条件記憶部をさらに備えており、
    前記制御部は、
    前記読取処理が行われる前に原稿の予備的な読み取りが行われるように、前記画像読取部を制御する予備読取処理と、
    前記予備読取処理によって作成された画像データが、前記条件記憶部が記憶する前記所定形状条件に合致するものであるか否かを判断する画像判断処理とをさらに実行し、
    前記画像判断処理において前記画像データが前記所定形状条件に合致すると判断した場合、前記読取モード決定処理において、前記画像読取部が行う読取モードを前記第2読取モードに決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合機。
  8. 画像が矩形領域と前記矩形領域を取り囲む枠領域とから構成されているという、画像データに含まれる画像に関する所定形状条件を記憶する条件記憶部を備えており、画像データが、前記条件記憶部が記憶する前記所定形状条件に合致するものであるか否かを判断する画像判断処理を実行可能な装置と通信可能な通信部をさらに備えており、
    前記制御部は、
    前記読取処理が行われる前に原稿の予備的な読み取りが行われるように、前記画像読取部を制御する予備読取処理と、
    前記予備読取処理によって作成された画像データを前記装置に送信し、前記装置で実行された前記画像判断処理の結果を受信するように前記通信部を制御する判断結果取得処理とをさらに実行し、
    前記判断結果取得処理において前記画像データが前記所定形状条件に合致するとの結果を取得した場合、前記読取モード決定処理において、前記画像読取部が行う読取モードを前記第2読取モードに決定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の複合機。
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