JP2005234357A - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スキャナ装置のキャリッジ駆動条件の設定を提供し得る画像品質を保持しながらもユーザ環境に合わせて任意に選択可能とした画像読み取り装置を提供する。
【解決手段】 読み取り手段を駆動させる駆動源としてのステッピングモータ51と、操作部56またはホストコンピュータから得られる読み取り動作モード設定に関する情報にしたがって前記ステッピングモータ51の駆動条件を選定する選定手段54と、前記選定手段54によって選定された前記ステッピングモータ51の駆動条件にしたがって加速度テーブル、モータ電流ならびに励磁方式の各データの設定を切り換える切り換え手段56を有する画像読み取り装置において、前記選定手段54による前記ステッピングモータ51の駆動条件がユーザによって任意に設定変更可能である。
【選択図】 図3

Description

本発明は、原稿面に沿って光学的な読み取り手段を走査させながら原稿上の画像情報を読み取ることができ、とくに走査させる読み取り手段の駆動源としてステッピングモータを使ったモータ駆動制御のイメージスキャナ、ファクシミリ、複写機等におけるスキャナ装置に関するものである。
ホストコンピュータの周辺機器の1つに、原稿面上の画像情報を読み取り、ホストコンピュータに入力するイメージスキャナ(画像読み取り装置)があり、また、複写機においても、近年のネットワーク化やデジタル化により、単なる複写機能を有するだけでなくネットワークスキャナ機能を有する、いわゆるMFP(Multi-Function Printer)機が普及している(例えば特許文献1ないし3参照)。
詳細には、特許文献1には操作パネルからの読み取り走査線密度選択結果に基づいて加速度テーブル、相励磁方式テーブルおよびパルスレートテーブルを切り換える技術が開示されており、特許文献2には、ユーザの操作により選択された励磁方式に基づき供給電流設定部から与えられた電流値をモータドライバへ与える技術が開示されている。
また、特許文献3には露光手段の復動速度を指示する速度指示手段を有し、この速度指示手段の指示にしたがってモータの速度を制御する技術が開示されている。
特開平07−162592号公報 特開2000−197389公報 特開平08−146529号公報
このイメージスキャナや複写機の画像読み取り装置(以下、総称してスキャナ装置と記載する)は、近年のコンピュータの普及と共に情報の共有化や検索作業の効率化、電子文書化等の推進に伴い電子ファイリングシステムが構築され、そのシステムの入力装置として広く利用されるようになった。
図6は従来のスキャナ装置におけるスキャナ駆動部の構成概略を示すブロック図である。外部I/F78を介してホストコンピュータから、あるいはユーザ79によって操作部76から、原稿の読み取り条件、例えば読み取り密度や濃度などが設定される。
すると、CPU74はこれらの設定情報にしたがって、原稿読み取りに必要なデータ、すなわち、ステッピングモータ71の加速度テーブルやステッピングモータ71のモータ電流設定、ステッピングモータ71の励磁方式設定などをROM75内に格納されているデータの中から選択し、原稿読み取りの開始と共にシーケンサ73に送る。
シーケンサ73では、ROM75から与えられるデータにしたがって、原稿の読み取り条件に見合ったステッピングモータ71の駆動を行わせるためにモータクロックを生成し、モータドライバ72にこれを供給する。
また同時に、ROM75から与えられたモータ電流設定の情報、モータ励磁方式の情報をモータドライバ72に与え、さらには、ステッピングモータ71の回転方向指示の信号も合わせてモータドライバ72に供給する。
モータドライバ72では、シーケンサ73から与えられるモータクロック、モータ電流設定信号、モータ励磁方式設定信号、モータ回転方向指示信号に基づいて、ステッピングモータ71を駆動させる。
図7は従来のスキャナ装置における原稿読み取り時の動作を概略的に示すフローチャートある。ユーザ79は読み取るべき原稿を原稿台にセットし、外部I/F78を介して接続されたホストコンピュータ、もしくは装置の操作部76から、原稿の読み取り動作にかかる読み取り条件を設定する(S1)。
ここで、読み取り条件とは、読み取り密度や原稿サイズ、コントラストなどの条件を指す。スキャナ装置はユーザがセットした読み取り条件を受け取ると、これに合致したステッピングモータの駆動条件を、予めROM等に用意されている加速度テーブル、モータ電流設定、モータ励磁設定の各データの中から選択し、シーケンサ(図6中73)に転送する準備を行う。
これらデータの転送準備が整った時点で、スキャナ装置は原稿の読み取り動作実行が可能かどうかを確認し(S2)、可能であるならば読み取り動作を実行する(S3)。
原稿の読み取りが終了すると(S4)、連続して次の原稿を読み取るかどうかを判断し(S5)、連続して読み取り動作の要求があった場合に、先の読み取り条件と同一かどうかを判断する(S6)。同一であれば、ステッピングモータ71の駆動条件も同一と判断して次の読み取り動作に入る。
先の原稿とは異なる読み取り条件の要求があった場合、新たに設定される読み取り条件に合わせてステッピングモータ71の駆動条件も新たにROM75等から読み出して設定して読み取り動作に移行する。
図8は従来のスキャナ装置におけるステッピングモータの駆動条件の一例を示す図である。この例におけるスキャナ装置では変倍範囲を50%〜400%として説明する。また、この例におけるスキャナ装置で使用するスキャナモータは2相ステッピングモータとし、これをマイクロステップ駆動させるものとして説明する。
変倍率の低い側(50%〜199%)の範囲、とくに100%以下の場合、スキャン動作時のキャリッジの到達速度(等速時の速度)が高くなるため、ステッピングモータの必要トルクが必要とされ、モータ電流は高めに設定され、モータ励磁方式としても2W1−2相励磁としている。
一方、拡大側の場合、読み取り動作時のキャリッジの振動が画像品質に影響が出てくること、キャリッジの到達速度としては低めで必要トルクもその分下がることからモータ電流設定は低めに設定し、モータ励磁方式は実現できるモードのうち最も分解能の高い4W1−2相励磁を採用している。
リターン時のステッピングモータ駆動は、リターン時のキャリッジ速度がスキャン時のキャリッジ動作に依らず一定であって、スキャナ装置としての生産性を達成することを目的としてリターン動作自体を早く実行させるため、ステッピングモータのモータ電流設定を可能な範囲で高めに設定し、励磁方式を粗めに設定して実現させている。
図8に示すように、選択された変倍率に対するステッピングモータのモータ電流、励磁方式を定め、リターン時は変倍率に依らず一定にするという制御方式が一般的に使用されている。
このイメージスキャナや複写機の画像読み取り装置(以下、総称してスキャナ装置と記載する)は、近年のコンピュータの普及と共に情報の共有化や検索作業の効率化、電子文書化等の推進に伴い電子ファイリングシステムが構築され、そのシステムの入力装置として広く利用されるようになった。
電子ファイリングシステムにおいては、大量の書類原稿を電子文書化することが必要になる状況がしばしば発生する。これにより電子文書化するための作業効率を上げるために、スキャナ装置の高速化が要求されている。高速化という意味では、スキャナ装置として単に画像を読み取る速度のみならず、ユーザが行う作業をできるだけ少なくする中で、効率的かつ迅速に必要な画像データが得られることも要求される。
画像の読み取りを行う際、利用者は読み取ろうとしている原稿をコンタクトガラスに載置するか、原稿トレイ上に原稿をセットして、ホストコンピュータから、あるいはイメージスキャナに用意されているスタートボタンの押下により読み取り動作をスタートさせる。
これによりイメージスキャナは原稿を低解像度で読み取るプレスキャンが実施され、ホストコンピュータ上には低解像度のプレスキャン画像が表示されることになる。利用者はこのプレスキャン画像を参照しながらトリミング、仕上り情報などの各種画像処理の設定を必要に応じて行い、本スキャンを実施することになる。
本スキャンが実施されると要求された画像処理等が実施された画像データが外部インターフェースを介してホストコンピュータをはじめとする外部機器に送出されることになる。原稿の読み取りは一般的に1枚の原稿に対して以上のように行われることになる。
結果的に1枚の原稿に対してプレスキャン、本スキャンと2回の読み取り動作が必要になることから、複数枚の原稿を取り扱う場合は、その原稿枚数に応じて上記のような動作が複数回実施されることになるため、大量の原稿を扱う場合は利用者の作業効率が大幅に低下する。
また近年、環境対応の1つとして静音化が要求されている。スキャナ装置による読み取り動作時の駆動にまつわる騒音は、スキャナ装置のキャリッジ駆動に起因するものもあり、これをスキャナ装置が提供できる画像品質は保持しつつスキャナ装置の使用環境に合わせて任意に調整できることが望ましい。
上述した実情を考慮し、本発明の目的はこれらの要求を解決する1手段であり、スキャナ装置のキャリッジ駆動条件の設定を提供し得る画像品質を保持しながらもユーザ環境に合わせて任意に選択可能とした画像読み取り装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、読み取り手段を駆動させる駆動源としてのステッピングモータと、操作部またはホストコンピュータから得られる読み取り動作モード設定に関する情報にしたがって前記ステッピングモータの駆動条件を選定する選定手段と、前記選定手段によって選定された前記ステッピングモータの駆動条件にしたがって加速度テーブル、モータ電流ならびに励磁方式の各データの設定を切り換える切り換え手段を有する画像読み取り装置において、前記選定手段による前記ステッピングモータの駆動条件がユーザによって任意に設定変更される画像読み取り装置を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記読み取り手段による原稿の読み取り動作時と、読み取りが終了した後の前記読み取り手段がホームポジションに戻るリターン動作時の前記ステッピングモータの励磁方式が、それぞれ独立して選択される請求項1記載の画像読み取り装置を特徴とする。
本発明の画像読み取り装置によれば、ユーザが本スキャナ装置(画像読み取り装置)を使用する環境や要求する画像品質に合わせてスキャナモータの駆動方式を任意に設定することが可能となり、本スキャナ装置の周囲環境への影響を低減できると共に、ユーザは簡易な操作で必要な画像を入手できるため、作業の効率化を図ることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る画像読み取り装置の実施の形態の全体構成図である。まず、本発明の構成動作を説明する。
原稿台ガラス1上に置かれる原稿(図示せず)は、第1ミラー2と一体に構成された照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2および一体に構成された第2ミラー4、第3ミラー5で走査される。
その後反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。第1ミラー2、照明ランプ3および第2ミラー4、第3ミラー5は、走行体モータ7を駆動源として、A方向に移動可能となっている。
原稿トレイ8に積載された原稿は、ピックアップローラ9、レジストローラ対10、搬送ドラム11、搬送ローラ12により読み取り位置Bを経て、搬送ローラ対13および排紙ローラ対14へ送り込まれ、排紙トレイ32上に排出される。
原稿は、読み取り位置Bを通過するさいに、読み取り位置B近傍に移動されている照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2および一体に構成された第2ミラー4、第3ミラー5で走査される。その後反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。
ピックアップローラ9、レジストローラ対10は、給紙モータ(図示せず)により駆動され、搬送ドラム11、搬送ローラ12、搬送ローラ対13、排紙ローラ対14は、搬送モータ(図示せず)により駆動される。
読み取り位置Cには密着イメージセンサ15が設置されている。密着イメージセンサ15は、光源であるLED(図示せず)、レンズ(図示せず)、センサ素子(図示せず)で構成されている。原稿は、読み取り位置Cを通過するさいに、読み取り位置Bで読み取られた反対の面(裏面)を読み取り位置Cに設置されている密着イメージセンサ15内のランプにより照射される。
その反射光は密着イメージセンサ15上のレンズにより集束され、密着イメージセンサ15上のセンサ素子が照射され光電変換される。密着イメージセンサ15の原稿を挟んだ対向部には白色ローラ17が設置されていて、密着イメージセンサ15による読み取り時のシェーディング補正用白色部材として使用される。
搬送ローラ対13と排紙ローラ対14の間には、エンドーサユニット18とエンドーサプラテン19が設置されている。エンドーサユニット18はインクを染み込ませたアルファベット文字と数字の印からなる印字部と、印字部をエンドーサプラテン方向に加圧する加圧ソレノイド(図示せず)から構成されている。
原稿をエンドーサユニット18上に停止させ、エンドーサプラテン19で加圧方向に固定し、エンドーサユニット18の印字部への加圧により原稿面にアルファベット文字や数字を印字することができる。
図2は本発明に係る画像読み取り装置を示す全体ブロック図である。図2において、SBU20上のCCD6に入光した原稿の反射光は、CCD6内で光の強度に応じた電圧値を持つアナログ信号に変換される。アナログ信号は、奇数ビットと偶数ビットに分かれて出力される。
上記アナログ画像信号は、SBU20上でアナログ処理回路(図示せず)暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが合成され、所定の振幅にゲイン調整された後にA/Dコンバータに入力されデジタル信号化される。
デジタル化された画像信号は、SCU21上のNIPU33で、シェーディング補正、ガンマ補正、MTF補正等が行なわれた後、2値化され、ページ同期信号、ライン同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として出力される。
NIPU33から出力されたビデオ信号は、コネクタ34を介してオプションIPU26へ出力されている。オプションIPU26へ出力されたビデオ信号は、オプションIPU26内で所定の画像処理が行なわれ、再びSCU21へ入力される。
再びSCU21へ入力されたビデオ信号は、セレクタ(図示せず)に入力される。前記セレクタのもう一方の入力はNIPU33から出力されたビデオ信号となっていて、オプションIPU26で画像処理をするか否かを選択できる構成となっている。
前記セレクタから出力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(DRAM)を管理するSiBC35に入力され、DRAMで構成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリに蓄えられた画像データは、SCSIコントローラ36に送られ、パソコン等の外部装置へ転送される。
また、SCU21上には拡張スロット(図示せず)が用意され、SiBC35によって制御される画像データは拡張スロット(図示せず)を介して接続される拡張インターフェースユニットに転送され、所定のインターフェース手段により外部装置に転送できる構成を採る。
図2においては一例として拡張スロット(図示せず)に接続されるユニットにネットワークコントローラ27を挙げており、図2の構成によれば、ネットワークコントローラ27を介して本画像読み取り装置をネットワーク環境下で使用することが可能となる。
またこのとき、ネットワーク対応としてネットワーク操作パネル29を本画像読み取り装置に接続し、ネットワーク操作パネル29から本画像読み取り装置の操作を行うことが可能となる。
密着イメージセンサ15で光電変換されたアナログ画像信号は、RSBU16上でデジタル変換される。デジタル化された画像信号は、RSBU16上でシェーディング補正が施された後に、RCU23へ送られる。
RCU23は、DRAMで構成される画像メモリと画像データメモリを制御するSiBCで構成され、画像データをいったん画像メモリに蓄積した後にSCU21へ転送する。RCU23からSCU21へ送られた画像データと、SCU21上のSiBC35から出力される画像データは切り替え可能となっており、いずれかの画像データを選択してSCSIコントローラ36へ転送される。
SCU21上には、CPU37、ROM38、RAM39が実装されており、CPU37はSCSIコントローラ36を制御してパソコン等の外部装置との通信を行う。また、CPU37は、ステッピングモータである走行体モータ7、給紙モータ、搬送モータのタイミング制御も行っている。
ADU30は自動原稿搬送機構(ADF)部に用いる電装部品の電力供給を中継する機能を有している。SCU21上のCPU37に接続されている入力ポートは、IOB24を介して本体操作パネル28に接続されている。
本体操作パネル28上にはスタートスイッチ(図示せず)とアボートスイッチ(図示せず)が実装されている。それぞれのスイッチが押下されると入力ポートを介してCPU37はスイッチがオンされたことを検出する。
また、本体操作パネル28上にはLED(図示せず)が用意され、本画像読み取り装置のステータス、例えば画像データ転送中や本体エラー発生などの表示を行う。
図3は本発明に係るスキャナ装置の原稿読み取り動作時のステッピングモータ駆動にかかる動作についての処理の概略を示すフローチャートである。
読み取るべき原稿がセットされた際、その原稿読み取りをキャリッジ動作で行うか、ADFで行うかを識別し(S11)、キャリッジ動作で行う場合、キャリッジの動作条件をデフォルト(default)で行うかどうかを判断する(S12)。
ここで、デフォルト(default)の設定とは、従来方式として図8に示すように、選択された変倍率に対するステッピングモータのモータ電流、励磁方式を定め、リターン時は変倍率に依らず一定、としてROM等に予め格納された設定データをそのまま使うことを示す。
キャリッジの動作条件設定(S12)でデフォルト(default)設定が選択された場合、従来と同じように、引き続き読み取り条件、すなわち読み取り密度などを設定し(S13)、読み取り動作の準備が整った時点で、読み取り動作開始の指示に従って原稿の読み取り動作を実行する(S14およびS15)。
読み取り動作が終了すると(S16)、引き続き次の原稿を読み取る場合は(S17)、先の読み取り条件と同一の条件で良いかどうかを判断し(S20)、一連の読み取り動作を繰り返す。
いま、キャリッジの動作条件をデフォルト(default)設定ではないモードが選択されたとする(S18)。例えば、等倍(変倍率100%)での原稿読み取りを行う場合を例として挙げる。
デフォルト(default)設定とした場合、読み取り動作時のスキャナモータの駆動条件は図8にあるように、2W1−2相励磁でモータ電流設定が2.0Aになるように設定データが準備されている。
ユーザは外部I/Fを介してホストコンピュータ、もしくはスキャナ装置に用意されている操作部から、このステッピングモータの駆動に係る設定条件を変更するものとする(S19)。
例えば、変倍率100%であるが原稿が写真であったり、キャリッジの駆動による振動等の画像への影響をできるだけ抑えることを所望した場合、ホストコンピュータ上の動作設定画面、あるいはスキャナ装置の操作部上の画面に予め準備されている専用メニューにより、等倍時のモータ励磁方式を2W1−2相励磁から4W1−2相励磁に変更設定するものとする。
これにより、等倍(変倍率100%)読み取り時のキャリッジの移動はデフォルト(default)の2W1−2相時に比べて滑らかになり、同じ読み取り密度であってもキャリッジの動作による画像品質への影響は低減でき、また、読み取り動作時のキャリッジ駆動に起因する騒音も低減できることになる。
ところで等倍(変倍率100%)時のモータ励磁方式をデフォルト(default)の2W1−2相から4W1−2相に設定変更した場合、必要なステッピングモータのパルス数は2倍になる。
予めROM等に格納されているステッピングモータの加速度テーブルは等倍(変倍率100%)の場合は2W1−2相励磁時のものであるため、CPU54はROM55からこの加速度テーブルを引き出し、シーケンサ(図6中73)に予め用意された分周回路を介してモータクロックを2倍に分周してモータドライバに与えることで実現する。
図4は本発明に係るスキャナ装置におけるキャリッジ駆動制御部の構成を示す概略ブロック図である。外部I/F58を介してホストコンピュータから、あるいはユーザ59によって操作部56から、原稿の読み取り条件、例えば読み取り密度や濃度などが設定される。
それと同時に、図3の説明で触れたようなスキャナモータの励磁方式設定に係る設定情報が設定されると、CPU54は必要なデータ、例えば加速度テーブル、モータ電流設定などを予めこれらを格納しているROM55から読み出す準備をはじめる。
同時に、ある読み取り密度(変倍率)に対してデフォルト(default)で用意しているモータ励磁方式に対して、さらにキメの細かいステッピングモータ駆動がユーザによって要求された場合、シーケンサ53内部の分周回路60をオンにすべく制御し、ROM55から読み出される加速度テーブルデータは、この分周回路60を介して分周されて周波数が2倍になったモータクロックとしてモータドライバ52に転送される。
同時に、モータドライバ52に対するモータ励磁方式設定も2W1−2相励磁設定の信号に対して4W1−2相励磁がモータドライバ52に対して設定できるように、分周回路部60内に変換回路機能を有することとする。
一方、リターン動作時についても、本実施の形態では図8に示したようにW1−2相励磁でリターン動作を行うことがデフォルト(default)の設定動作として用意されている。
しかしながら、ユーザによって、例えばリターン時のキャリッジ動作に対する静音化を図りたい場合などに、外部I/F58を介して、あるいはスキャナ装置の操作部56から所定のメニューによりモード切り換え設定を行う。なお、図中57は外部I/F接続部を示す。
その場合に、CPU54はこれを認識した上で、リターン動作時の加速度テーブルデータ、モータ励磁方式設定の情報をシーケンサ53内の分周回路60を介してモータドライバ52に与えることで、デフォルト(default)で用意されているステッピングモータ駆動条件に対して静音化を図った動作モードを提供することが可能となる。
図5は本発明に係るスキャナ装置におけるステッピングモータの駆動条件の一例を示す図である。図中、太字で記載の励磁方式、モータ電流は、従来と同様で、本スキャナ装置が予めROM等に格納しているデフォルト(default)設定値としてのステッピングモータの駆動条件設定である。
これに対して図4の概略構成にしたがった駆動方式によれば、変倍率50%〜199%の動作範囲で2W1−2相励磁または4W1−2相励磁のいずれかが選択できることになり、デフォルト(default)で用意されている2W1−2相励磁駆動時に対してさらにキメの細かいキャリッジ動作が実現できることになる。
また、リターン動作時についても、従来W1−2相励磁の1種類で固定されていたが、これが2W1−2相励磁、4W1−2相励磁まで選択の幅を広げることが可能となるため、リターン動作時のキャリッジ駆動の静音化や、連続して原稿読み取りを行う際にリターン動作に起因するキャリッジの振動を低減して結果的に画像品質を向上させることが可能となる。
これらは、デフォルト(default)で用意している励磁方式に対応したステッピングモータの加速度テーブルをそのまま利用してモータドライバに直接必要なデータ、モータクロックとモータ励磁方式設定信号を外部回路にて生成してモータドライバに供給する構成となっている。
このことから、加速度テーブルを複数用意しかつROM等に格納する必要もないため、スキャナ装置全体としてメモリ必要容量を増加させることなく、バリエーションに富んだスキャナ駆動を実現させることが可能となる。
以上説明したように、本発明による画像読み取り装置は、原稿台に載置された原稿面に沿って光学的に走査させながら原稿を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を駆動させる駆動源としてのステッピングモータと、操作部またはホストコンピュータから得られる読み取り動作モード設定に関する情報にしたがって前記ステッピングモータの駆動条件を選定する選定手段とを有している。
また、本発明による画像読み取り装置は、ステッピングモータの加速度テーブル、モータ電流設定データ、ならびにモータ励磁方式設定データとを備え、選定手段によって選定されたステッピングモータの駆動条件にしたがって前記加速度テーブル、モータ電流ならびに励磁方式の各データの設定を切り換える切り換え手段を有しており、選定手段によるステッピングモータの駆動条件はユーザにより任意に設定が可能である。
本発明の画像読み取り装置によれば、予め用意している励磁方式に対応したステッピングモータの加速度テーブルをそのまま利用してモータドライバに直接必要なデータ、モータクロックとモータ励磁方式設定信号を外部回路にて生成してモータドライバに供給する構成となっている。
それによって、加速度テーブルを複数用意しROM等に格納する必要も無いため、スキャナ装置全体としてメモリ必要容量を増加させることなく、バリエーションに富んだスキャナ駆動を実現させるスキャナ装置(画像読み取り装置)を提供することが可能となる。
本発明に係る画像読み取り装置の実施の形態の全体構成図である。 本発明に係る画像読み取り装置を示す全体ブロック図である。 本発明に係るスキャナ装置の原稿読み取り動作時のステッピングモータ駆動にかかる動作についての処理の概略を示すフローチャートである。 本発明に係るスキャナ装置におけるキャリッジ駆動制御部の構成を示す概略ブロック図である。 本発明に係るスキャナ装置におけるステッピングモータの駆動条件の一例を示す図である。 従来のスキャナ装置におけるスキャナ駆動部の構成概略を示すブロック図である。 従来のスキャナ装置における原稿読み取り時の動作を概略的に示すフローチャートある。 従来のスキャナ装置におけるステッピングモータの駆動条件の一例を示す図である。
符号の説明
51 ステッピングモータ
52 モータドライバ
53 シーケンサ
54 選定手段(CPU)
56 切り換え手段(操作部)
60 分周回路

Claims (2)

  1. 読み取り手段を駆動させる駆動源としてのステッピングモータと、操作部またはホストコンピュータから得られる読み取り動作モード設定に関する情報にしたがって前記ステッピングモータの駆動条件を選定する選定手段と、前記選定手段によって選定された前記ステッピングモータの駆動条件にしたがって加速度テーブル、モータ電流ならびに励磁方式の各データの設定を切り換える切り換え手段を有する画像読み取り装置において、前記選定手段による前記ステッピングモータの駆動条件がユーザによって任意に設定変更されることを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 前記読み取り手段による原稿の読み取り動作時と、読み取りが終了した後とにおける前記読み取り手段がホームポジションに戻るリターン動作時の前記ステッピングモータの励磁方式が、それぞれ独立して選択されることを特徴とする請求項1記載の画像読み取り装置。
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