JP4359161B2 - 画像読み取り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、両面原稿の画像情報をほぼ同時に読み取ることができ、原稿の表、裏を別々の読み取り手段で読み取り、画像データを蓄積することが可能な、イメージスキャナ、ファクシミリ、複写機等の画像読み取り装置に関するものである。
原稿の両面を読み取りが可能な画像読み取り装置において、原稿の両面に読み取り済みのマーカを記すマーカ手段を設ける技術(特許文献1参照)、また、送信済み情報を裏面に記録し、その記号を読み取る手段を有するファクシミリ(特許文献2参照)、さらに、第1面の読み取り画像処理データ出力を、第1と第2の記憶手段へユーザ設定により切り換えできる技術も知られている(特許文献3参照)。
ホストコンピュータの周辺機器の1つに、原稿面上の画像情報を読み取り、ホストコンピュータに入力するイメージスキャナ(画像読み取り装置)がある。このイメージスキャナ(画像読み取り装置)は、近年のコンピュータの普及と共に情報の共有化や検索作業の効率化、電子文書化等により、電子ファイリングシステムとして構築されて広く利用されるようになっている。
イメージスキャナ(画像読み取り装置)はこの電子ファイリングシステムの入力装置として利用されている。電子ファイリングシステムにおいては、大量の書類原稿を電子文書化することが必要になる状況がしばしば発生する。したがって電子文書化するための作業効率を上げるために、イメージスキャナ(画像読み取り装置)の高速化が要求されている。
一方で、表裏両面に画像情報が載っている両面原稿も少なからず処理されることから、前述の高速化と併せて、原稿両面をほぼ同時に読み取りが可能なイメージスキャナ(画像読み取り装置)への要求が高まっている。
従来、イメージスキャナとして主流をなしてきたのは、原稿をガラス面上に載置し固定した状態で、原稿面に沿って光学系を移動させながら読み取る、所謂フラットベッドタイプの装置であったが、近年では、光学系を停止固定させて、原稿を搬送しながら読み取る原稿搬送型のイメージスキャナが普及しつつある。
前記の原稿両面が読み取り可能なイメージスキャナでは、原稿を搬送、反転させる機構を有することで実現可能となっているが、原稿の反転機構を持たせることで装置全体としての大きさに影響が出てしまう。
そこで原稿表裏の読み取りに個別の読み取り手段を持たせたイメージスキャナが提案されており、これによれば原稿の反転機構等を必要とすることなく1回の原稿搬送で原稿両面を読み取ることが可能になるため、小型化、高速化の要求に応えることが可能になる。
また、原稿の表裏にそれぞれ個別の読み取り手段を持たせることから、読み取られた画像データをいったん記憶させる記憶手段(メモリ手段)も原稿表裏2面分持たせる構成となる。これにより、原稿の1回の搬送で原稿の両面の画像を読み取ることが可能になる。
このようなイメージスキャナの使われ方の1つに、伝票などを一度に大量に読み取り、伝票上の必要情報の一括読み取りを行い、さらに伝票等は定型のフォーマットであることから、伝票上の定められた位置(枠)内に、読み取った伝票の後処理として、ユーザ側が任意に定めた伝票番号や文字などの印字処理を行うといったことが挙げられる。
特開平09−27878号公報 特開平10−336396号公報 特開2002−271577公報
しかしながら、使われる伝票の紙質や、イメージスキャナの原稿搬送機構の部品の磨耗状態などの要因によって生じる原稿のスキューなどにより、予め定められた位置に印字されるべき番号や文字が印字されない場合があった。
そこで、ユーザは読み取り処理が終了した後の伝票を一見して、所定の位置に印字されてあるべき番号や文字が見当たらないことを認識すると、その伝票を再度読み取り動作処理する可能性が生じる。
このような場合、イメージスキャナ自身にはその伝票が一度読み取られ、所定の印字処理が行われたものであるか否かを認識する機能がそなわってないため、新たに伝票番号等が配番され、印字されることになってしまう。結果として、1つの伝票に対して二重の番号が配番されることになり、業務上、様々な不具合が生じる原因になる恐れがある。
本発明の目的は、これらの不具合点を鑑み、両面読み取りが可能なイメージスキャナにおける画像情報の処理手段および記憶手段を有効に利用しながら伝票などの片面原稿の読み取り時における印字手段の制御方法を改善する画像読み取り装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の第1の面の画像情報を読み取る第1の読み取り手段と、この第1の読み取り手段からの出力データを処理する第1の画像処理手段と、前記第1の画像処理手段からの出力データを蓄積記憶する第1の記憶手段と、前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の第1の面とは異なる第2の面の画像情報を読み取る第2の読み取り手段と、この第2の読み取り手段からの出力データを処理する第2の画像処理手段と、前記第2の画像処理手段からの出力データを蓄積記憶する第2の記憶手段と、第1の読み取り手段による原稿の片面読み取りの際の読み取り条件によって前記第2の記憶手段への画像データの入力経路を、前記第1の画像処理手段から出力される画像データの入力経路と、前記第2の画像処理手段から出力される画像データの入力経路とのどちらかに切り換える切り換え手段と、を有する画像読み取り装置において、原稿の搬送経路上に原稿の第1面の任意の位置に印字を可能とする印字手段と前記印字手段を制御し、ユーザが設定した文字あるいは記号を、原稿の読み取り後で原稿が搬送経路から排出されるより以前に原稿第1面に印字する印字制御手段と、原稿の第1面の読み取り動作の際に、前記切り換え手段は前記印字手段が原稿の主走査方向に印字が可能な幅の範囲で副走査方向には最大原稿の長さ分の範囲の画像データのみを、前記第2の記憶手段に記憶すべく制御する制御手段と、前記制御手段によって前記第2の記憶手段に記憶された画像データから予め定められた特定の画像パターンを検出する検出手段と、を備え、前記印字制御手段は、前記検出手段によって前記特定の画像パターンが検出されたとき、当該特定の画像データと同一の画像データを印字するか否かを判断し、印字すると判断した場合には、前記同一の画像データを印字し、印字しないと判断した場合には、印字処理を行わずに処理を終え、あるいは、前記同一の画像データと異なる画像データを印字すること、を特徴とする。
本発明によれば、原稿の負送り、重送などで適正な位置に印字できなかったときに発生し得る二重採番などの不具合を回避することができる
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る画像読み取り装置の実施の形態の全体構成図である。まず、本発明の構成動作を説明する。
原稿台ガラス1上に置かれる原稿(図示せず)は、第1ミラー2と一体に構成された照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2および一体に構成された第2ミラー4、第3ミラー5で走査される。
その後反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。第1ミラー2、照明ランプ3および第2ミラー4、第3ミラー5は、走行体モータ7を駆動源として、A方向に移動可能となっている。
原稿トレイ8に積載された原稿は、ピックアップローラ9、レジストローラ対10、搬送ドラム11、搬送ローラ12により読み取り位置Bを経て、搬送ローラ対13および排紙ローラ対14へ送り込まれ、排紙トレイ32上に排出される。
原稿は、読み取り位置Bを通過するさいに、読み取り位置B近傍に移動されている照明ランプ3により照射され、その反射光は、第1ミラー2および一体に構成された第2ミラー4、第3ミラー5で走査される。その後反射光は、レンズ31により集束され、CCD6に照射され光電変換される。
ピックアップローラ9、レジストローラ対10は、給紙モータ(図示せず)により駆動され、搬送ドラム11、搬送ローラ12、搬送ローラ対13、排紙ローラ対14は、搬送モータ(図示せず)により駆動される。
読み取り位置Cには密着イメージセンサ15が設置されている。密着イメージセンサ15は、光源であるLED(図示せず)、レンズ(図示せず)、センサ素子(図示せず)で構成されている。原稿は、読み取り位置Cを通過するさいに、読み取り位置Bで読み取られた反対の面(裏面)を読み取り位置Cに設置されている密着イメージセンサ15内のランプにより照射される。
その反射光は密着イメージセンサ15上のレンズにより集束され、密着イメージセンサ15上のセンサ素子が照射され光電変換される。密着イメージセンサ15の原稿を挟んだ対向部には白色ローラ17が設置されていて、密着イメージセンサ15による読み取り時のシェーディング補正用白色部材として使用され得る。
搬送ローラ対13と排紙ローラ対14の間には、エンドーサユニット18とエンドーサプラテン19が設置されている。エンドーサユニット18はインクを染み込ませたアルファベット文字と数字の印からなる印字部と、印字部をエンドーサプラテン方向に加圧する加圧ソレノイド(図示せず)から構成されている。
原稿をエンドーサユニット18上に停止させ、エンドーサプラテン19で加圧方向に固定し、エンドーサユニット18の印字部への加圧により原稿面にアルファベット文字や数字を印字することができる。
図2は本発明に係る画像読み取り装置を示す全体ブロック図である。図2において、SBU20上のCCD6に入光した原稿の反射光は、CCD6内で光の強度に応じた電圧値を持つアナログ信号に変換される。アナログ信号は、奇数ビットと偶数ビットに分かれて出力される。
上記アナログ画像信号は、SBU20上でアナログ処理回路(図示せず)暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが合成され、所定の振幅にゲイン調整された後にA/Dコンバータに入力されデジタル信号化される。
デジタル化された画像信号は、SCU21上のNIPU33で、シェーディング補正、ガンマ補正、MTF補正等が行なわれた後、2値化され、ページ同期信号、ライン同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として出力される。
NIPU33から出力されたビデオ信号は、コネクタ34を介してオプションIPU26へ出力されている。オプションIPU26へ出力されたビデオ信号は、オプションIPU26内で所定の画像処理が行なわれ、再びSCU21へ入力される。
再びSCU21へ入力されたビデオ信号は、セレクタ(図示せず)に入力される。前記セレクタのもう一方の入力はNIPU33から出力されたビデオ信号となっていて、オプションIPU26で画像処理をするか否かを選択できる構成となっている。
前記セレクタから出力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(DRAM)を管理するSiBC35に入力され、DRAMで構成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリに蓄えられた画像データは、SCSIコントローラ36に送られ、パソコン等の外部装置へ転送される。
また、SCU21上には拡張スロット(図示せず)が用意され、SiBC35によって制御される画像データは拡張スロット(図示せず)を介して接続される拡張インターフェースユニットに転送され、所定のインターフェース手段により外部装置に転送できる構成を採る。
図2においては一例として拡張スロット(図示せず)に接続されるユニットにネットワークコントローラ27を挙げており、図2の構成によれば、ネットワークコントローラ27を介して本画像読み取り装置をネットワーク環境下で使用することが可能となる。
またこのとき、ネットワーク対応としてネットワーク操作パネル29を本画像読み取り装置に接続し、ネットワーク操作パネル29から本画像読み取り装置の操作を行うことが可能となる。
密着イメージセンサ15で光電変換されたアナログ画像信号は、RSBU16上でデジタル変換される。デジタル化された画像信号は、RSBU16上でシェーディング補正が施された後に、RCU23へ送られる。
RCU23は、DRAMで構成される画像メモリと画像データメモリを制御するSiBCで構成され、画像データをいったん画像メモリに蓄積した後にSCU21へ転送する。RCU23からSCU21へ送られた画像データと、SCU21上のSiBC35から出力される画像データとは切り替え可能となっており、いずれかの画像データを選択してSCSIコントローラ36へ転送される。
SCU21上には、CPU37、ROM38、RAM39が実装されており、CPU37はSCSIコントローラ36を制御してパソコン等の外部装置との通信を行う。また、CPU37は、ステッピングモータである走行体モータ7、給紙モータ、搬送モータのタイミング制御も行っている。
ADU30は自動原稿搬送機構(ADF)部に用いる電装部品の電力供給を中継する機能を有している。SCU21上のCPU37に接続されている入力ポートは、IOB24を介して本体操作パネル28に接続されている。
本体操作パネル28上にはスタートスイッチ(図示せず)とアボートスイッチ(図示せず)が実装されている。それぞれのスイッチが押下されると入力ポートを介してCPU37はスイッチがオンされたことを検出する。
また、本体操作パネル28上にはLED(図示せず)が用意され、本画像読み取り装置のステータス、例えば画像データ転送中や本体エラー発生などの表示を行う。
図3は本発明にかかる画像読み取り装置の原理構成を概略的に表わしたブロック図である。本発明にかかる画像読み取り装置は、原稿40の第1面の画像データを読み取る第1の読み取り手段(CCD6等)41と、原稿40の第2面を読み取る第2の読み取り手段(密着イメージセンサ15等)42と、原稿40の第1面のみの画像データを読み取る第3の読み取り手段43とを備えている。
なお、第1の読み取り手段41と第3の読み取り手段43は同一のものであって、読み取りモードによってその位置を移動させて用いられる。また、要求されている読み取り動作モードに応じて第1の読み取り手段41と第3の読み取り手段43は第1の読み取り制御手段44に、第2の読み取り手段42は第2の読み取り制御手段45によって制御される。
第1の読み取り手段41と第2の読み取り手段42は、それぞれ後段に第1の画像処理手段46と第2の画像処理手段47を有し、第1の読み取り手段41または第3の読み取り手段43で読み取られた画像データは第1の画像処理手段46で、第2の読み取り手段42で読み取られた画像データは第2の画像処理手段47にて、それぞれシェーディング補正などの必要な処理が施される。
その後、イメージデータとして第1のデータ蓄積手段48または第2のデータ蓄積手段49に一時蓄積されたあとデータ転送手段50に送られ、予め定められた転送速度によって外部インターフェースに転送される。
第1のデータ蓄積手段48および第2のデータ蓄積手段49は、それぞれ第1のメモリ制御手段51および第2のメモリ制御手段52によって制御される。また、第2のメモリ制御手段52への入力は、データバス切り換え手段53によって第1の画像処理手段46からの出力(図3中A側)と、第2の画像処理手段47からの出力(図3中B側)とを切り換えられるようになっている。
いま両面読み取りモードが選択されたとする。このとき第1の読み取り手段41と第2の読み取り手段42は、第1の読み取り制御手段44と第2の読み取り制御手段45の制御の下で原稿40の表裏を同時に読み取る。
読み取られた画像データは第1の画像処理手段46および第2の画像処理手段47でそれぞれ所定の処理が施された後、第1のメモリ制御手段51、第2のメモリ制御手段52の制御の下に原稿の第1面の画像データは第1のデータ蓄積手段48に、原稿第2面の画像データは第2のデータ蓄積手段49にそれぞれ一時蓄積される。
このとき、データバス切り換え手段53は図における接点Bの方向に設定されている。データ転送手段50では、原稿40の第1面のイメージデータ、原稿40の第2面のイメージデータをページ順次に外部インターフェースに予め定められた転送速度で転送する。
このため、原稿の奇数ページに相当するイメージデータを第1のデータ蓄積手段48から引き出して外部インターフェースに転送し、引き続いて偶数ページに相当するイメージデータを第2のデータ蓄積手段49から引き出して外部インターフェースに転送する動作を行う。
次に、片面読み取りモードが選択されたとする。自動原稿搬送装置(ADF)による片面読み取りモードの場合、第2の読み取り手段42による原稿40の第2面の読み取り動作は行われない。片面読み取りモードのもう1つの手法として原稿40を固定し、読み取り手段を走査させる手段がある。
このとき原稿40はコンタクトガラス1上に載置され、第3の読み取り手段43を原稿に沿って走査させる。ここで、第1の読み取り手段41と第3の読み取り手段43は同一のものである。
つまり、ADFを用いた片面読み取りモードのときと両面読み取りモードのとき、第1の読み取り手段41を所定の読み取り位置にて停止させ、原稿40をコンタクトガラスに載置した片面読み取りのときは、第1の読み取り手段41を原稿40に沿って往復運動させている。
これら第1の読み取り手段41、第2の読み取り手段42、第3の読み取り手段43の動作は予め要求された読み取りモードに応じて、第1の読み取り制御手段44、第2の読み取り制御手段45によって制御される。
第1の読み取り手段41または第3の読み取り手段43によって得られた原稿40の第1面の画像データは第1の画像処理手段46を経由して第1のデータ蓄積手段48に一時蓄積されたあと、データ転送手段50によって外部インターフェースに転送される。
なお、このときのデータバス切り換え手段53の方向は、図に示す接点B側に倒れ、この状態が維持されている。通常、この場合は、第2の読み取り手段42、第2の画像処理手段47からの画像データは無いため、第2のデータ蓄積手段49に蓄積され得る画像データは無い。
いま、片面読み取りモードのさいに、得られる画像データのルートに加え、原稿40上の必要個所のみの画像データを別に蓄積することとする。前述のように、片面読み取り時は第2のデータ蓄積手段49が空いている。
従って、データバス切り換え手段53の接点をA側に倒すことで、1回の原稿片面読み取りの動作で第1のデータ蓄積手段48と同等の画像データを第2のデータ蓄積手段49に蓄えることが可能となる。
データ比較手段54は、第2のメモリ制御手段52によって第2のデータ蓄積手段49に蓄積された画像データに対して、予め定められた画像パターンに一致するものが存在するか否かを比較検出する。
データ比較手段54はこの検出結果を印字制御手段55に送り、この印字制御手段55はデータ比較手段54から得られるデータに基づいて印字手段18を制御可能としている。印字手段18は印字制御手段55の制御の下、原稿40上の定められた位置に、指定された数字あるいは文字を印字する。
ここで、データバス切り換え手段53の動作について説明する。いま、外部インターフェースを介して原稿40の両面読み取りが要求されたものとする。本発明にかかる画像読み取り装置は、1回の原稿搬送で原稿40の表裏両面の読み取り動作を実施することから、データバス切り換え手段53の切り換え素子は『A=オフ、B=オン』になるように制御される。
これにより第1の読み取り手段41で読み取られた原稿40の表面のイメージデータは第1の画像処理手段46、第1の画像メモリ制御手段51、第1のデータ蓄積手段48を経由し、第2の読み取り手段42で読み取られた原稿40の裏面のイメージデータは第2の画像処理手段47、第2の画像メモリ制御手段52、第2のデータ蓄積手段49を経由することになる。
外部インターフェースを介して、原稿40の表面のみの読み取り動作が要求されたときは以下のようになる。通常、原稿40の第1面のみを読み取る場合、前述の両面読み取り時と同様、データバス切り換え手段53の切り換え素子は『A=オフ、B=オン』としてある。
原稿40の片面読み取りのとき、原稿40上のある特定の領域のみのデータに対して何らかの処理を行おうとする場合、前述の通常動作の時に得られるデータ経路とは別に必要個所のみの画像データを入手すべく、データバス切り換え手段53の切り換え素子AおよびBを、『A=オン、B=オフ』になるように制御する。
これにより第1の読み取り手段41の1回の読み取り動作で得られたイメージデータは、データバス切り換え手段53の切り換え素子Aを経由して、第1のデータ蓄積手段48および第2のデータ蓄積手段49の両方に平行して入力され、第2のデータ蓄積手段49に蓄えられた画像データを用いて必要な処理独立して行うことが可能となる。
これらの一連の切り換え素子53の動作制御は、ユーザあるいは本スキャナ装置が接続されるシステムから送られる指示によって行われる。
図4は本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサの構成の一例を概略的に表わしたレイアウト図である。図5は図4のエンドーサの構成を示す概略斜視図である。ここで、前述の印字手段18をエンドーサと言い変える。
エンドーサ18は排紙ローラ14の手前に位置し、原稿押さえSOL(=ソレノイド)58をオンすることによって原稿押さえ19で原稿40を固定しながら印字を行なう。スキャナドライバ画面において、エンドーサモード(印字モード)、印字文字を指定する。
図6は本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサの構造の一例を示す概略図である。エンドーサ(エンドーサユニット)18はエンドーサモータ59、クラッチ60、キャラクタベルト61、ハンマユニット62、インクローラ64によって構成される。
インクローラ64は常にキャラクタベルト61に接しており、常時インクがキャラクタベルト61に供給されている。印字は、ハンマユニット62がこのハンマユニット62が通っている軸上を軸方向に移動することで原稿40上の主走査方向の印字位置を決める。
それによりキャラクタベルト61の回転によって印字する文字または記号の種類を指定する。ハンマユニット62が通っている軸が回転することでハンマ63を叩き、原稿40上に印字する。
図7は本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサ処理の一般的な処理手段の一例を概略的に表わしたフローチャートである。図7において、図示されないホストコンピュータから読み取り時の解像度や画像処理の種類などの原稿の読み取り条件の指定、エンドーサによる読み取り終了確認のための印字実行要否、印字実行の場合は印字する文字あるいは記号の種類と印字する位置など、画像読み取り装置の動作条件が送信される(S1)。
すると、画像読み取り装置はSCSIコントローラ36(図2)を介してこれらの動作条件を受け取り、原稿の読み取り動作を開始する(S2)。読み取り動作が終了し(S3)、原稿の搬送経路上にある排紙センサがオンしたあと、所定の距離だけ原稿40を搬送させ、原稿搬送モータを停止させる。
このとき、排紙センサがオンした後に原稿40を搬送させる距離は前記読み取り動作前にホストコンピュータから送る画像読み取り装置の動作条件(S1)にしたがう。次にエンドーサモータ59をオンし、原稿押さえソレノイド58をオンする(S4)。
その後、印字を開始する。印字は所定の文字あるいは記号の位置までキャラクタベルト61を回転させハンマユニット62によってハンマ63を叩くことで印字を行なう(S5)。
所定の文字あるいは記号の印字が終了すると(S5)、エンドーサモータ59をオフし、続いて原稿押さえソレノイド58をオフし、原稿搬送モータを再起動させて原稿40の搬送動作を再開して原稿を排紙口から排出させる(S6)。読み取るべき原稿が複数枚セットされ、次に読み取る原稿があるかどうかを判断し(S7)、原稿があるときは、一連の読み取り動作を再度実行する。
図8は、本発明にかかる画像読み取り装置において、原稿上に印字されているデータと同一の、もしくはそれとは別に新たに設定されるデータを再度原稿に印字する処理手段の一例を概略的に表わしたフローチャートである。
エンドーサ(=印字手段)18によって印字されたデータを第2のデータ蓄積手段49、印字制御手段55、印字手段18、データバス切り換え手段53を用いて原稿の再読み取り時に検出する。
いったん、印字手段18によって原稿上に印字されているデータと同一の、もしくはそれとは別に新たに設定されるデータを再度原稿に印字する処理手段の一例である。
ユーザはホストコンピュータもしくは画像読み取り装置の操作パネルなどから、所定の位置に印字されてあるはずであった原稿に対して、目視で所定の位置に印字処理が確認できなかった場合、先の読み取り動作でこの原稿の読み取り処理に失敗したものと解釈して、スキャナ装置に再度読み取り動作を行うべく原稿をセットする。
このとき、原稿40上に印字手段18による印字がすでに行われたはずの原稿であるか否かをチェックするか、スキャナ装置に対して設定を行う(S11)。このチェックを行うと設定した場合、対象となる原稿が原稿搬送機構、もしくはコンタクトガラスにセッティングされているかどうか確認する(S12)。
対象となる原稿が所定の位置にセットされていないときは、ユーザに対象原稿のセットを促す(S13)。このようにしてセットされた対象原稿を、ユーザからの読み取り指示にしたがって(S14)読み取り動作を開始する(S15)。
このとき、先の既印字データのチェック要(S11)とした場合、データバス切り換え手段53を第1のデータ蓄積手段48および第2のデータ蓄積手段49の両者に読み取った画像データが蓄積できるように、接点AおよびBを制御して、読み取った画像データの蓄積を行う。
なお、本実施の形態で説明するスキャナ装置では、印字手段は原稿の主走査方向については固定の範囲内で、副走査方向については原稿の搬送方向によって任意に設定できる位置に印字か可能な構成である。
このことから、第2のデータ蓄積手段49に蓄積される画像データとしては、主走査方向はある一定の幅で、副走査方向については原稿40の副走査方向の長さ分だけの範囲の画像データを第2のデータ蓄積手段49に蓄積できるように、切り換え手段53の接点AおよびBの制御を行う。すなわち、原稿の第1面の読み取り動作の際に、前記切り換え手段は前記印字手段が原稿の主走査方向に印字が可能な幅の範囲で副走査方向には最大原稿の長さ分の範囲の画像データのみを、前記第2の記憶手段に記憶すべく制御する。
第2のメモリ制御手段52およびデータ比較手段54は、第2のデータ蓄積手段49に蓄積された画像データを用いて、対象原稿にすでに印字されてあるべきデータ、すなわち、先に対象の原稿を読み取ったさいに印字手段18によって、原稿40の第1面上に印字されているはずの印字データを検索する。
このデータが第2のデータ蓄積手段49に蓄積されているデータ(再度読み取られた画像データ)の中に存在するか否かを検出する(S16)。データ比較手段54が、同一データがあるものと判断した場合、そのデータと同一の印字データを改めて対象原稿上に印字するか否かを判断する(S17)。
印字する必要があれば原稿40上の所定の位置に同一データを印字するように、印字制御手段55を介して印字手段18を動作させる。すでに印字されているはずの印字データがあるものと判断された場合、その印字データと同一のデータを再度原稿に印字する(S17)か、あるいはこれとは別の印字データを新たに設定して対象原稿に印字するか(S18)は、ユーザがこの作業の実施の度に、もしくはこのスキャナ装置が入力装置として構成される読み取りシステムの制御仕様などにしたがうものとする。
最後に、印字手段18による印字処理が終了すると(S19)、スキャナ装置は対象原稿が正常に排紙されたかどうかを確認し(S20)、一連の動作を終了する。
本発明によれば、原稿の両面をほぼ同時に読み取ることが可能なスキャナ装置を実現でき、原稿の第1面読み取りの際の原稿第2面側の処理回路を有効に活用することが可能となる。
また、一連の原稿の読み取り動作に対して、その原稿の読み取りが終了したことを視覚的に認識することができると共に、読み取り位置より後段に印字手段を配置していることから、その原稿の画像データには影響しない。
さらに、原稿の第1面を読み取るさいの第2面側の蓄積手段に蓄積される画像データを、処理に必要な領域に制限することにより、第2面側の蓄積手段に蓄えられた画像データを利用して処理を施す際の処理が効率的かつ迅速に遂行される。
またさらに、一度読み取り動作が行われ、印字処理が施された原稿に対して、すでに印字されている印字情報を検出し、必要に応じて同じ印字情報を再度印字したり、またはすでに印字されている印字情報とは別の新たな情報を印字することが可能となる。
このため、伝票処理などに見られる大量の原稿を一括してデータ読み込みし、読み取り後の伝票番号の印字といった際に原稿の不送り、重送などで適正な位置に印字できなかったときに発生し得る二重採番などの不具合を回避することが可能となる。
本発明に係る画像読み取り装置の実施の形態の全体構成図。 本発明に係る画像読み取り装置を示す全体ブロック図。 本発明にかかる画像読み取り装置の原理構成を概略的に表わしたブロック図。 本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサの構成の一例を概略的に表わしたレイアウト図。 図4のエンドーサの構成を示す概略斜視図。 本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサの構造の一例を示す概略図。 本発明にかかる画像読み取り装置におけるエンドーサ処理の一般的な処理手段の一例を概略的に表わしたフローチャート。 本発明にかかる画像読み取り装置において、原稿上に印字されているデータと同一の、もしくはそれとは別に新たに設定されるデータを再度原稿に印字する処理手段の一例を概略的に表わしたフローチャート。
符号の説明
12 原稿搬送手段(搬送ローラ)
18 印字手段(エンドーサ)
40 原稿
41 第1の読み取り手段
42 第2の読み取り手段
46 第1の画像処理手段
47 第2の画像処理手段
48 第1の記憶手段(第1のデータ蓄積手段)
49 第2の記憶手段(第2のデータ蓄積手段)
52 制御手段(第2のメモリ制御手段)
53 切り換え手段(データバス切り換え手段)
54 検出手段(データ比較手段)
55 印字制御手段

Claims (1)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の第1の面の画像情報を読み取る第1の読み取り手段と、
    この第1の読み取り手段からの出力データを処理する第1の画像処理手段と、
    前記第1の画像処理手段からの出力データを蓄積記憶する第1の記憶手段と、
    前記原稿搬送手段によって搬送される原稿の第1の面とは異なる第2の面の画像情報を読み取る第2の読み取り手段と、
    この第2の読み取り手段からの出力データを処理する第2の画像処理手段と、
    前記第2の画像処理手段からの出力データを蓄積記憶する第2の記憶手段と、
    第1の読み取り手段による原稿の片面読み取りの際の読み取り条件によって前記第2の記憶手段への画像データの入力経路を、前記第1の画像処理手段から出力される画像データの入力経路と、前記第2の画像処理手段から出力される画像データの入力経路とのどちらかに切り換える切り換え手段と、
    を有する画像読み取り装置において、
    原稿の搬送経路上に原稿の第1面の任意の位置に印字を可能とする印字手段と、
    前記印字手段を制御し、ユーザが設定した文字あるいは記号を、原稿の読み取り後で原稿が搬送経路から排出されるより以前に原稿第1面に印字する印字制御手段と、
    原稿の第1面の読み取り動作の際に、前記切り換え手段は前記印字手段が原稿の主走査方向に印字が可能な幅の範囲で副走査方向には最大原稿の長さ分の範囲の画像データのみを、前記第2の記憶手段に記憶すべく制御する制御手段と、
    前記制御手段によって前記第2の記憶手段に記憶された画像データから予め定められた特定の画像パターンを検出する検出手段と、
    を備え、
    前記印字制御手段は、
    前記検出手段によって前記特定の画像パターンが検出されたとき、当該特定の画像データと同一の画像データを印字するか否かを判断し、
    印字すると判断した場合には、前記同一の画像データを印字し、
    印字しないと判断した場合には、印字処理を行わずに処理を終え、あるいは、前記同一の画像データと異なる画像データを印字すること、
    を特徴とする画像読み取り装置。
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