JP2022050134A - 画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】途中で読み取らなかったページが発生した場合でも、読み取ったページの表示を見やすくすることにより従来よりもユーザーの利便性が高い画像処理装置を提供する。【解決手段】ユーザーによって原稿台に載置された見開き原稿を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、前記画像データを記憶する記憶部と前記原稿読取部が生成した画像データに基づき画像を表示する表示部とを備え、前記記憶部は、前記画像データおよび前記画像データが前記見開き原稿の左側ページ、右側ページまたは左右両側のページのいずれに該当するかを指定するレイアウト情報を関連付けて記憶し、前記表示部は、前記レイアウト情報に基づき、前記見開き原稿の画像データを表示することを特徴とする画像処理装置。【選択図】図10
Description
この発明は、画像処理装置に関し、より詳しくは、スキャナなどで読み取った画像を表示部に表示する機能を備えた画像処理装置に関する。
従来、複合機のスキャナなどの画像読取装置で複数ページに渡る原稿画像を読み取り、本体に設けられた表示装置で読み取られた画像を確認した後に、プリントや画像データの送信を行う機能を有するものが知られている。
このような機能を有する画像処理装置において、複数原稿中の白紙ページを自動検出して白紙ページの読み取りを飛ばす機能や、本などの見開き原稿を原稿台に置いたとき、左右側ページのいずれか一方あるいは両方を読み取る機能を有するものも知られている。
このような読み取り機能を有する発明としては、例えば、一纏まりの見開き原稿群に属する複数の見開き原稿を読み取り、読み取った複数の原稿の画像に基づく画像データから、原稿の開き方向を判断する方向決定画像を検出したことに基づいて、前記見開き原稿群の原稿の開き方向を判断する自動判断部と、前記自動判断部が原稿の開き方向を判断できなかった場合に、ユーザーからの入力に基づいて前記見開き原稿群の原稿の開き方向を判断する手動判断部と、前記自動判断部もしくは前記手動判断部によって判断した原稿の開き方向に従って,前記分割部によって分割された画像データのページ順を決定する決定部とを備えた画像読取システムの発明が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、例えば、見開き書籍中の複数ページを読み取って1つのファイルを生成する際に、途中で読み取らなかったページが発生した場合、その後に読み取ったページで原稿の左右両ページを読み取っても、ファイル中では見開きの関係になっているかどうかが判らない状態で保存される。
このファイルを2ページずつ表示したとき、読み取ったときの条件によっては、もとの原稿では見開きであった2つのページが同時に表示されず、特に見開きで一つの図表が描かれているような場合は、表示が見づらくなるという問題があった。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、その目的は、途中で読み取らなかったページが発生した場合でも、読み取ったページの表示を見やすくすることにより従来よりもユーザーの利便性が高い画像処理装置を提供するものである。
この発明は、ユーザーによって原稿台に載置された見開き原稿を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、前記画像データを記憶する記憶部と前記原稿読取部が生成した画像データに基づき画像を表示する表示部とを備え、前記記憶部は、前記画像データおよび前記画像データが前記見開き原稿の左側ページ、右側ページまたは左右両側のページのいずれに該当するかを指定するレイアウト情報を関連付けて記憶し、前記表示部は、前記レイアウト情報に基づき、前記見開き原稿の画像データを表示することを特徴とする画像処理装置を提供する。
この発明において、「画像処理装置」は、例えば、原稿を読み取ることによって生成された画像データを処理する画像処理機能を有する装置である。
この発明によれば、本などの見開き原稿の画像を読み取る際に、見開き原稿の左右両側のページのうち、いずれのページを読み取ったかのレイアウト情報を読み取った画像データに付与し、また、読み取り画像データの表示の際に当該レイアウト情報をもとに表示のレイアウトを変更することにより、従来よりもユーザーの利便性が高い画像処理装置が実現される。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(2)この発明による画像処理装置において、前記レイアウト情報は、見開き原稿の左側ページを1ページの画像データとして読み取った場合、右側ページを1ページの画像データとして読み取った場合、左右両側のページを1ページの画像データとして読み取った場合の少なくとも1つの場合を含むものであってもよい。
このようにすれば、見開き原稿の左右両側のページのうち、左側ページまたは右側ページを1ページの画像データとして、左右両側のページを1ページの画像データとして指定されたレイアウト情報をもとに、表示のレイアウトを変更することにより、従来よりもユーザーの利便性が高い画像処理装置を実現できる。
(3)この発明による画像処理装置において、ユーザーからの指令を受け付ける操作部をさらに備え、前記操作部は、前記見開き原稿の読み取り時に、前記レイアウト情報を付与する指令を受け付けるものであってもよい。
このようにすれば、ユーザーが見開き原稿読み取り時にレイアウト情報を指定することで、従来よりも的確にレイアウト情報を付与できる画像処理装置を実現できる。
(4)この発明による画像処理装置において、前記原稿読取部は、前記見開き原稿の読み取り時に、前記見開き原稿の状態に基づき、前記レイアウト情報を判定して付与するものであってもよい。
このようにすれば、原稿読取部が見開き原稿読み取り時に原稿の状態に基づき、レイアウト情報を判定して付与することにより、従来よりも的確にレイアウト情報を付与できる画像処理装置を実現できる。
(5)この発明による画像処理装置において、前記表示部は、前記見開き原稿の画像データを表示する際に、1ページ単位または2ページ単位で表示すべきか否かを含む画像データの表示設定および前記レイアウト情報に基づき、1画面内に表示すべき画像データの表示調整や白紙ページの表示を行うものであってもよい。
このようにすれば、例えば、2ページ単位で表示するように画像データの表示設定がされている場合にレイアウト情報に基づき適宜白紙ページを挿入したり、見開きの左右のページが同時に1画面内に表示されるように調整したりことで従来よりもユーザーの利便性の高い画像処理装置を実現できる。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
〔実施形態1〕
図1~図4に基づき、この発明の画像処理装置を備えた複合機の一実施形態であるデジタル複合機1について説明する。
図1は、この発明の画像処理装置を備えたデジタル複合機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のデジタル複合機1の平面図である。図3は、図1のデジタル複合機1の操作部12を示す説明図である。図4は、図1のデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
図1~図4に基づき、この発明の画像処理装置を備えた複合機の一実施形態であるデジタル複合機1について説明する。
図1は、この発明の画像処理装置を備えたデジタル複合機1の外観を示す斜視図である。図2は、図1のデジタル複合機1の平面図である。図3は、図1のデジタル複合機1の操作部12を示す説明図である。図4は、図1のデジタル複合機1の電気的構成を示すブロック図である。
デジタル複合機1は、画像データをデジタル処理し、複写機能やスキャナ機能、ファクシミリ機能を有する複合機やMFP(Multifunctional Peripheral:多機能周辺装置)などの装置である。
図4に示すように、デジタル複合機1は、スキャナ部102、操作部12、記憶装置150、プリントエンジン151、ネットワークI/F153および画像処理部154を備える。
以下、デジタル複合機1の各構成要素を説明する。
操作部12は、デジタル複合機1を操作するためのインターフェースであり、ユーザーからの指令を受け付ける部分である。
また、図3に示すように、操作部12は、各種情報の表示を行い、タッチパネル機能によりユーザーからの指令を受け付ける画面120および所定の操作の実行を開始するスタートキー136を備える。
画面120は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどで構成され、オペレーティングシステムやアプリケーションソフトウェアが処理状態など電子的なデータを表示するためのモニタやラインディスプレイなどの表示装置である。
スキャナ部102は、原稿セット台に置かれた原稿126を検知して読み取り、画像データを生成する部分である。
スキャナ部102は、ユーザーによる操作部12からのBOOKキー122(図5(A))の有効・無効、読み取るべき画像部分の選択キー123a~123dの指示を受け、原稿126の読み取りを制御するとともに、読み取った画像データに読み取り時の見開き情報を付与する。
記憶装置150は、デジタル複合機1の各種機能を実現するために必要な情報や、制御プログラムなどを記憶する素子や記憶媒体である。
例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
例えば、RAMやROM等の半導体素子、ハードディスク、フラッシュ記憶部、SSD等の記憶媒体が用いられる。
記憶装置150は、スキャナ部102が読み取った画像データを格納する。
操作部12は必要に応じて、記憶装置150に格納されたファイルを読み込んで表示を行うが、後述するように、見開きか否かの情報に従って表示を変えるために、表示用画像のワークエリアとしても記憶装置150を使う。
なお、データを保持する領域がハードディスクドライブで、プログラムを保持する領域がフラッシュ記憶部で構成するといったように、プログラムとデータが異なる装置に保持されてもよい。
プリントエンジン151は、画像処理部154によって生成された画像データを記録媒体上に印刷して印刷用紙152としてコピー出力する部分である。
ネットワークI/F153は、ネットワーク等を介して、コンピュータや携帯情報端末、外部の情報処理装置やファクシミリ装置等(PC155等)との通信をおこない、メールやFAXなどの種々の情報をこれら外部の通信装置と送受信する部分である。
ネットワークI/F153は、画像処理部154によって生成された画像データを外部のPC155等に送信する。
画像処理部154は、スキャナ部102によって読み取られた原稿の画像を適正な電気信号に変換して画像データを生成する部分である。
画像処理部154は、読み取り終了キー128(図5(B))が押されると、記憶装置150に一時的に格納された画像データをもとに、一つのファイルに合成する。
<見開き原稿126の読み取りの例>
図5は、図3の操作部12の画面120の拡大図である。
図5(A)は、見開き原稿126のスキャンを選択する前の画面120aの一例である。
図5(A)は、見開き原稿126のスキャンを選択する前の画面120aの一例である。
図5(A)において、BOOKキー122は、本などの見開き原稿126を読み取る場合に使用するキーである。
また、プレビューキー121は、読み取った画像の確認をするためのキーである。
また、プレビューキー121は、読み取った画像の確認をするためのキーである。
図5(B)は、図5(A)において、BOOKキー122を押したときに表示される見開き原稿のスキャン用の設定画面120bの一例である。
図5(B)において、画面下部に「左」「右」「左右を2ページに」「左右を1ページに」の各選択キー123a~123dが表示されている。
図5(B)の例では、「右」の選択キー123bが押され、当該選択キー123bとその上の本型のアイコン124の右側が灰色に変わって選択されたことを示す。
図6は、原稿台127に載置された原稿と読取ユニット125による読み取り範囲の関係を示した説明図である。
図6に示されるように、ここでは、本を伏せた状態での左右の部分をそれぞれ「左」、「右」としている。
図6に示されるように、ここでは、本を伏せた状態での左右の部分をそれぞれ「左」、「右」としている。
読取ユニット125は、矢印125aの方向に原稿126を走査し、画像を読み取る。
図5(B)で示される設定(原稿の「右」が選択された状態)でスタートキー136(図3)を押すと、図6で示される「読み取り範囲1」の部分の画像が読み取られる。
ここで、原稿の「左」が選択された場合は、「読み取り範囲2」の部分の画像が読み取られる。
ここで、原稿の「左」が選択された場合は、「読み取り範囲2」の部分の画像が読み取られる。
なお、原稿台127には、図示しない原稿サイズ検知センサが設けられており、原稿台127に載置した原稿(本)の見開きサイズが検知される。
ここで、検知した見開きサイズ÷2=読み取り範囲1=読み取り範囲2となり、例えば「右」が選択された場合は、読み取り範囲2の分だけ読取ユニット125が走査した位置から原稿画像の読み取りが開始される。
また、図5(B)において、「左右を2ページに」の選択キー123cが選択された場合は、読み取り範囲1および2の両方の部分の画像の読み取りが実行されるが、この場合、読み取り範囲1の部分が先行ページとして、読み取り範囲2の部分が後行ページとして保存される(ここでは洋書等の左開きタイプの原稿126を想定している)。
なお、「左開き」または「右開き」のいずれのタイプの原稿であるかをユーザーが指定できるようにしてもよい。
右開きタイプの原稿に指定された場合は、読み取り範囲2の部分が先行ページとして、読み取り範囲1の部分が後行ページとして保存される。
一方、左開きタイプの原稿に指定された場合は、読み取り範囲1の部分が先行ページとして、読み取り範囲2の部分が後行ページとして保存される。
右開きタイプの原稿に指定された場合は、読み取り範囲2の部分が先行ページとして、読み取り範囲1の部分が後行ページとして保存される。
一方、左開きタイプの原稿に指定された場合は、読み取り範囲1の部分が先行ページとして、読み取り範囲2の部分が後行ページとして保存される。
また、図5(B)において、「左右を1ページに」の選択キー123dが選択された場合は、読み取り範囲1および2の両方の部分が一つの画像として読み取られ、1ページの画像としてファイルに追加される。
図5(B)の各選択キー123a~123dは、一連の読み取り処理中にユーザーが原稿の欲しいページを判断して選択でき、例えば章の切れ目で空白ページがある場合には、そのページを読み取らないような使い方が可能となっている。
あるいは、白紙除去の設定 (図示せず) がオンの場合には、上記のような空白ページは自動的に除去される。
原稿のすべてのページを読み終わったら、ユーザーは、図5(B)の読み取り終了キー128を押すことで、複数ページの画像が1つのファイルとして保存される。
図7は、図5(A)のプレビューキー121を押して原稿の読み取りを行った場合の表示画面の一例を示す。
図7(A)は、見開き表示が有効な場合、図7(B)は見開き表示が無効な場合の表示画面の一例を示す。
図7(A)は、見開き表示が有効な場合、図7(B)は見開き表示が無効な場合の表示画面の一例を示す。
ユーザーは、プレビューキー121を押した後、図5(B)に示すようにBOOKキー122を押して原稿の読み取りを行い、続いて読み取り終了キー128を押すと、生成された画像データが図7(A)または図7(B)のように、画面120に表示される。
そのため、ユーザーは、スキャナ部102で読み取られた原稿の画像の確認が容易にできる。
そのため、ユーザーは、スキャナ部102で読み取られた原稿の画像の確認が容易にできる。
なお、ユーザーが、BOOKキー122を押した後、プレビューキー121を押して原稿の読み取りを行い、その後、読取終了128を押すようにしてもよい。
図7(A)において、見開表示キー144は、見開き表示を設定するためのキーで、この例では有効となっている。
領域143a、143bは読み取られた原稿画像領域の表示であり、例えば、見開きの左ページから読取を開始した場合は、領域143aは原稿画像の5ページ目、領域143bは原稿画像の6ページ目というように、奇数ページから始まる連続した2ページ分が表示される。
図7(A)において、ページ送りキー141aまたはページ戻しキー141bにより、表示されたページが2ページずつ前または後に変化する。
一方、図7(B)においては、見開き表示キー144が無効となっており、かつ拡大キー142bが押されていた場合、表示されている原稿画像の領域143eが単独で、図7(A)よりも大きく表示されている。
なお、表示された原稿画像は、縮小キー142aによる縮小または拡大キー142bによる拡大が可能となっている。
また、スクロールバー145cおよび145dは、画像を拡大したときに表示部分をスクロールするために使用し、それぞれ範囲145a、145bでスライドが可能となっている。
なお、図7(A)においては、画像の全体が表示されているため、スクロールバー145cおよび145dは表示されない。
<見開き原稿126の読み取りの一例>
次に、図8および図9に基づき、見開き原稿126の読み取りの一例について説明する。
次に、図8および図9に基づき、見開き原稿126の読み取りの一例について説明する。
図8は、読み取りの対象となる見開き原稿126と、当該見開き原稿126から読み取った画像の表示例を示した説明図である。
図8の例では、原稿のページのうち、10・13~18ページ目が読み取られている。そのうち、13・14ページおよび17・18ページが見開きとなっており、それぞれ「左右を2ページに」および「左右を1ページに」の設定での読み取りとなっている。
それ以外のページは、見開きの片側または両側を単独で読み取っている。
15・16ページについては見開きとならなくてもよい構成のページのため、左右のページが単独ページとして読み取られている。
15・16ページについては見開きとならなくてもよい構成のページのため、左右のページが単独ページとして読み取られている。
図9は、図8の見開き原稿126を読み取った画像表示の例を示す説明図である。
図9(A)は、見開き表示の設定がオフの場合の表示例、図9(B)は、見開き表示の設定がオンの場合の表示例、図9(C)は、見開き表示の設定がオフの場合の別の表示例を示す。
図9(A)は、見開き表示の設定がオフの場合の表示例、図9(B)は、見開き表示の設定がオンの場合の表示例、図9(C)は、見開き表示の設定がオフの場合の別の表示例を示す。
画像を表示する際、見開き表示の設定がオフの場合は、図9(A)に示すように、読み取られた原稿のページのうち、10・13~16ページがそれぞれ画像160a~160fとして、1ページずつ表示される。
ここで、原稿ページの17/18は1ページの画像として読み込まれているため、画像160fのように1ページ(P6)に表示される。
このように、2ページの画像が1ページに表示されると、画像が小さくなって見にくくなる。
このように、2ページの画像が1ページに表示されると、画像が小さくなって見にくくなる。
一方、見開き表示の設定がオンの場合は、読み取られた原稿のページが、図9(B)の画像161a~161dのように2ページずつ表示される。
基本的には連続する2ページが同時に画面表示されるが、図9(B)の例では、ファイルの1ページ目のレイアウト情報は左(0)となっており、単独ページとして読み込まれているが、2ページ目は「左右を2ページに」の右側ページとなっているため、1ページ目のみを表示し、画面の半分は空白(画像161e)としている(図9(B)のP1表示)。
また、1ページ目のレイアウト情報が左(0)であることから、画面の左手側を空白とし、ファイルの1ページ目を画面の右手側に表示している。
また、1ページ目のレイアウト情報が左(0)であることから、画面の左手側を空白とし、ファイルの1ページ目を画面の右手側に表示している。
表示の2ページ目の画像161bは、ファイルの2ページ目と3ページ目がそれぞれ「左右を2ページに」として読み込まれた右画像および左画像となっているため、1画面内に同時に表示される(図9(B)のP2表示)。
表示の3ページ目の画像161cは、単独ページとして読み込まれているページが、レイアウト情報が右(1)、左(0)と続くため、両ページが並べて表示される(図9(B)のP3表示)。
表示の4ページ目の画像161dは、「左右を1ページに」として読み込まれているため、見開き原稿126の2ページ分が1画面内に表示される(図9(B)のP4表示)。
見開き表示設定がオフの場合の別の表示例では、図9(C)の画像162a~162gのように1ページずつ表示される。
図9(A)の画像160a~160fとの違いは、最終ページがファイル中では1ページとして構成されていても、図9(C)の場合、2ページにわたって表示されている点である(図9(C)のP6およびP7表示)。
これにより、ユーザーは、左右側ページの全体を俯瞰はできないが、他のページと同様な倍率での画像確認が可能となる。
次に、図10~図12に基づき、見開き原稿126を読み取った場合の表示処理の流れについて説明する。
図10は、プレビューキー121とBOOKキー122を押して、本などの見開き原稿126を読み取る際の処理を示したフローチャートである。
図10のステップS1~S5は、ユーザーの操作である。
ユーザーはプレビューキーを押し(ステップS1)、BOOKキーを押し(ステップS2)、見開き原稿126を原稿台127に載置する(ステップS3)。
ユーザーはプレビューキーを押し(ステップS1)、BOOKキーを押し(ステップS2)、見開き原稿126を原稿台127に載置する(ステップS3)。
続いてユーザーは、図5(B)に示すように、「左」の選択キー123a、「右」の選択キー123b、「左右を2ページに」の選択キー123cおよび「左右を1ページに」の選択キー123dのいずれかの選択キーを選択した後(ステップS4)、スタートキー136を押す(ステップS5)。
続くステップS6において、スキャナ部102は、原稿台127に載置された見開き原稿126の画像を読み取る(ステップS6)。
次に、ステップS7において、画像処理部154は、ステップS4の選択結果に基づき、画面120に表示すべき画像のレイアウト情報を決定する(ステップS7)。
例えば、選択キーが「左」の場合は「0」、「右」の場合は「1」、「左右を2ページに」の右側ページの場合は「2」、「左右を2ページに」の左側ページの場合は「3」、「左右を1ページ」の場合は「4」の各コードが画像データに付与され、読み取ったページごとに、画像のレイアウト情報が設定される。
次に、ステップS8において、画像処理部154は、ステップS7で設定したレイアウト情報を画像データのヘッダーに入れる(ステップS8)。
次に、ステップS9において、記憶装置150は、画像データを格納する(ステップS9)。
続いて、ステップS10において、画面120に原稿126の交換を促す表示をする(ステップS10)。
次に、ステップS11において、原稿の読み取りが終了したか否かを判定する(ステップS11)。
見開き原稿126の読み取りが終了した場合(ステップS11の判定がYesの場合)、ステップS12において、読み取り終了キー128が押されると(ステップS12)、続くステップS13において、記憶装置150に格納された画像データを1つのファイルに構成する(ステップS13)。
その後、図11のステップS14の処理を行う(ステップS14)。
その後、図11のステップS14の処理を行う(ステップS14)。
一方、ステップS11において、原稿の読み取りが終了していない場合(ステップS11の判定がNoの場合)、ステップS3に処理を戻す(ステップS3)。
図11は、図1のデジタル複合機1で読み取った見開き原稿126を表示する際の処理を示したフローチャートである。
図11のステップS14において、表示の初期状態を設定する(ステップS14)。
表示の初期状態は、例えば、倍率M=100%、見開き設定に係る見開きフラグSPRD=0、ページ番号P=1、最終ページ番号Pmax=読み取ったファイルの最終ページ番号などである。
なお、見開きフラグSPRD=1のとき、見開き表示オン、見開きフラグSPRD=0のとき、見開き表示オフとする。
次に、ステップS15において、見開き設定に基づき、表示用画像を生成し、記憶装置150に格納する(ステップS15)。
次に、ステップS16において、設定に基づき、表示用画像を読み出して表示する(ステップS16)。
なお、表示用画像は、通常は1ページ分、見開きなら2ページ分を表示させるものとする。
次に、ステップS17において、操作キーによる分岐処理を実行する(ステップS17)。
なお、操作キーによる分岐処理の詳細については、図12の説明で後述する。
なお、操作キーによる分岐処理の詳細については、図12の説明で後述する。
次に、ステップS18において、画像表示を消して、コピー、送信またはファイル保存等の最終処理選択画面を表示する(ステップS18)。
その後、ステップS19において、ステップS18の選択結果に基づく処理を実行する(ステップS19)。
図12は、図1のデジタル複合機1で読み取った見開き原稿126を表示する際の操作キーによる分岐処理を示したフローチャートである。
図12のステップS21において、「-」キーが押されたか否かを判定する(ステップS21)。
「-」キーが押された場合(ステップS21の判定がYesの場合)、ステップS22において、式M=MAX(25%,M-10%)に従い、表示倍率を下げる(ステップS22)。
なお、上記MAXは、“,”で区切られたふたつの値の内、大きい方を取る関数で、上式は、「-」キーが押されるたび、最小倍率25%まで表示倍率が10%ずつ下がることを示す。
なお、上記MAXは、“,”で区切られたふたつの値の内、大きい方を取る関数で、上式は、「-」キーが押されるたび、最小倍率25%まで表示倍率が10%ずつ下がることを示す。
一方、「-」キーが押されなかった場合(ステップS21の判定がNoの場合)、ステップS23の判定を行う(ステップS23)。
次に、ステップS23において、「+」キーが押されたか否かを判定する(ステップS23)。
「+」キーが押された場合(ステップS23の判定がYesの場合)、ステップS24において、式M=MIN(200%,M+10%)に従い、表示倍率を上げる(ステップS24)。
なお、上記MINは、“,”で区切られたふたつの値の内、小さい方を取る関数で、上式は、「+」キーが押されるたび、最大倍率200%まで表示倍率が10%ずつ上がることを示す。
なお、上記MINは、“,”で区切られたふたつの値の内、小さい方を取る関数で、上式は、「+」キーが押されるたび、最大倍率200%まで表示倍率が10%ずつ上がることを示す。
一方、「+」キーが押されなかった場合(ステップS23の判定がNoの場合)、ステップS25の判定を行う(ステップS25)。
次に、ステップS25において、「<」キーが押されたか否かを判定する(ステップS25)。
「<」キーが押された場合(ステップS25の判定がYesの場合)、ステップS26において、見開きフラグSPRDが1か否かを判定する(ステップS26)。
見開きフラグSPRDが1の場合(ステップS26の判定がYesの場合)、ステップS27において、式P=MAX(1,P-2)に従い、ページ戻しを2ページずつ行う(ステップS27)。
なお、上式は、「<」キーが押されるたび、最初のページまで2ページずつページ戻しを行うことを示す。
なお、上式は、「<」キーが押されるたび、最初のページまで2ページずつページ戻しを行うことを示す。
一方、見開きフラグSPRDが0の場合(ステップS26の判定がNoの場合)、ステップS28において、式P=MAX(1,P-1)に従い、ページ戻しを1ページずつ行う(ステップS28)。
なお、上式は、「<」キーが押されるたび、最初のページまで1ページずつページ戻しを行うことを示す。
なお、上式は、「<」キーが押されるたび、最初のページまで1ページずつページ戻しを行うことを示す。
ステップS25において、「<」キーが押されなかった場合(ステップS25の判定がNoの場合)、ステップS29の判定を行う(ステップS29)。
次に、ステップS29において、「>」キーが押されたか否かを判定する(ステップS29)。
「>」キーが押された場合(ステップS29の判定がYesの場合)、ステップS30において、見開きフラグSPRDが1か否かを判定する(ステップS30)。
見開きフラグSPRDが1の場合(ステップS30の判定がYesの場合)、ステップS31において、式P=P+2に従い、ページ送りを2ページずつ行う(ステップS31)。
見開き表示の場合は、原稿がスキャンされたときのレイアウト情報に基づいて適宜白紙ページを挿入するため、表示用画像の総ページ数は、原稿の総ページ数よりも多くなる。 それゆえ、ステップS31では、ステップS32のようにPmax以下となる処理はせず、ステップS16で表示用画像を読み出して表示する際に、表示用画像を生成した際の最終ページ番号以上かどうかを判定して適切な表示処理となるようにしている。
見開き表示の場合は、原稿がスキャンされたときのレイアウト情報に基づいて適宜白紙ページを挿入するため、表示用画像の総ページ数は、原稿の総ページ数よりも多くなる。 それゆえ、ステップS31では、ステップS32のようにPmax以下となる処理はせず、ステップS16で表示用画像を読み出して表示する際に、表示用画像を生成した際の最終ページ番号以上かどうかを判定して適切な表示処理となるようにしている。
一方、見開きフラグSPRDが0の場合(ステップS30の判定がNoの場合)、ステップS32において、式P=MIN(Pmax,P+1)に従い、ページ送りを1ページずつ行う(ステップS32)。
なお、上式は、「>」キーが押されるたび、最後のページまで1ページずつページ送りを行うことを示す。
なお、上式は、「>」キーが押されるたび、最後のページまで1ページずつページ送りを行うことを示す。
ステップS29において、「>」キーが押されなかった場合(ステップS29の判定がNoの場合)、ステップS33の判定を行う(ステップS33)。
次に、ステップS33において、「見開き表示」キーが押されたか否かを判定する(ステップS33)。
「見開き表示」キーが押された場合(ステップS33の判定がYesの場合)、ステップS34において、式SPRD=1-SPRDに従い、見開きフラグSPRDが0のときは1に、1のときは0に変換する(ステップS34)。
また、見開き表示を切りかえた場合は、ページ番号Pを最初のページ(P=1)に戻すものとする。
また、見開き表示を切りかえた場合は、ページ番号Pを最初のページ(P=1)に戻すものとする。
続いて、ステップS35において、見開き設定に応じて表示用画像を生成し、記憶装置150に格納する(ステップS35)。
その後、ステップS36の判定を行う(ステップS36)。
その後、ステップS36の判定を行う(ステップS36)。
一方、「見開き表示」キーが押されていない場合(ステップS33の判定がNoの場合)、ステップS36において、「終了」キーが押されたか否かを判定する(ステップS36)。
「終了」キーが押された場合(ステップS36の判定がYesの場合)、図11のステップS18に処理を進める(ステップS18)。
一方、「終了」キーが押されなかった場合(ステップS36の判定がNoの場合)、図11のステップS16に処理を戻す(ステップS16)。
図13および図14は、図1のデジタル複合機1で読み取った見開き原稿の表示用画像の生成処理を示したフローチャートである。
図13のステップS41において、読み取った原稿画像用のインデックス(ページ番号)PGと、表示用画像のインデックス(ページ番号)PVを1に初期化する(ステップS41)。
なお、ここでは複数ページで構成された原稿画像のうち、ページ番号がPGの画像データを“原稿画像[PG]”と記し、また、ページ番号がPVの表示用画像データを“表示用画像[PV]”と記す。
原稿画像[PG]については、画像データとともにレイアウト情報をも含む。
さらに、記憶装置150(図4)に格納される表示用画像は、表示するページ単位で管理され、見開き表示がオフ(SPRDが0)の場合は、図9の160aから160fに示す各ページの画像が1ページ毎に格納され、見開き表示がオン(SPRDが1)の場合は、図9の161e、および161aから161dに示す各画像が2ページ毎に格納され、例えば161eは表示用画像の1ページ目に、161aは表示用画像の2ページ目に、また161dの左側半分は7ページ目に、同右半分は8ページ目にというように格納される。
これにより、ステップ図12のS27やS31でページPが見開き表示の場合は2ずつ変化するのに応じて、図9(B)のように表示ページが変化する。
さらに、記憶装置150(図4)に格納される表示用画像は、表示するページ単位で管理され、見開き表示がオフ(SPRDが0)の場合は、図9の160aから160fに示す各ページの画像が1ページ毎に格納され、見開き表示がオン(SPRDが1)の場合は、図9の161e、および161aから161dに示す各画像が2ページ毎に格納され、例えば161eは表示用画像の1ページ目に、161aは表示用画像の2ページ目に、また161dの左側半分は7ページ目に、同右半分は8ページ目にというように格納される。
これにより、ステップ図12のS27やS31でページPが見開き表示の場合は2ずつ変化するのに応じて、図9(B)のように表示ページが変化する。
次に、ステップS42において、見開きフラグSPRDが1(オン)か否かを判定する(ステップS42)。
見開きフラグSPRDが0の場合(ステップS42の判定がNoの場合)、ステップS43において、原稿画像[PG]を表示用画像[PV]にコピーする(ステップS43)。
続いて、ステップS44において、次ページの処理に移る(ステップS44)。
次に、ステップS45において、原稿画像のページPGが最後のページ番号Pmaxを超えたか否かを判定する(ステップS45)。
最後のページ番号Pmaxを超えた場合(ステップS45の判定がYesの場合)、処理を終了する。
一方、最後のページ番号Pmaxを超えていない場合(ステップS45の判定がNoの場合)、処理をステップS43に戻す(ステップS43)。
一方、見開きフラグSPRDが1の場合(ステップS42の判定がYesの場合)、ステップS46において、原稿画像[PG]のレイアウト情報が1か否かを判定する(ステップS46)。
原稿画像[PG]のレイアウト情報が1以外の場合(ステップS46の判定がNoの場合)、ステップS56で原稿画像[PG]のレイアウト情報が0か否かを判定する(ステップS56)。
原稿画像[PG]のレイアウト情報が2以上である場合(ステップS46およびステップS56の判定がいずれもNoの場合)、すなわち見開きページの左側ページ(2)または右側ページ(3)の場合、および見開きページを1ページで読み込んだ(4)場合は、図14のステップS61~S68の処理を行う(図14の説明において後述する)。
一方、原稿画像[PG]のレイアウト情報が1である場合(ステップS46の判定がYesの場合)、すなわち単独の右側ページ(1)の場合、ステップS47において、表示の左側ページ用に原稿画像[PG]を表示用画像[PV]にコピーする(ステップS47)。
続いて、ステップS48において、次の原稿画像ページの処理に移った後(ステップS48)、次の表示用画像ページを選択し(ステップS49)、ステップS50の判定を行う(ステップS50)。
ステップS46の判定がNoで、かつステップS56の判定がYesの場合、すなわち単独の左側ページ(0)の場合、表示用画像[PV]に白紙画像をコピーする(ステップS57)。
これは、ステップS46およびS56において、画面左側の表示用画像の処理を行っており、原稿画像[PG]が画面右側に表示すべきレイアウト情報を持っているため、画面の左側を空白で表示するためである。
この場合、表示用画像を次のページに更新するが(ステップS49)、原稿画像はページ更新せずに、ステップS50の処理に進む(ステップS50)。
これは、ステップS46およびS56において、画面左側の表示用画像の処理を行っており、原稿画像[PG]が画面右側に表示すべきレイアウト情報を持っているため、画面の左側を空白で表示するためである。
この場合、表示用画像を次のページに更新するが(ステップS49)、原稿画像はページ更新せずに、ステップS50の処理に進む(ステップS50)。
次に、ステップS50において、次に処理しようとする原稿画像のページPGが最後のページ番号Pmaxを超えたか否かを判定する(ステップS50)。
ステップS50の段階で、PVは画面右手側のページ番号となっているが、すでに原稿画像の最終ページを超えている場合(ステップS50の判定がYesの場合)、画面右手側を白紙表示とするため、ステップS58において、表示用画像[PV]に白紙画像をコピーする(ステップS58)。
その後、ステップS54において、表示用画像を次のページに更新し(ステップS54)、続くステップS55において、次に処理しようとする原稿画像のページPGが最後のページ番号Pmaxを超えたか否かを判定する(ステップS55)が、この場合、原稿画像のページPGが最後のページ番号Pmaxを超えている(ステップS55の判定がYesの場合)ため、処理が終了する。
一方、原稿画像の最終ページを超えていない場合(ステップS50の判定がNoの場合)、ステップS51の判定に進む(ステップS51)。
ステップS51において、原稿画像[PG]のレイアウト情報が0か否かを判定する(ステップS51)。
原稿画像[PG]のレイアウト情報が0以外である場合(ステップS51の判定がNoの場合)、ステップS58において、表示用画像[PV]に白紙画像を挿入する(ステップS58)。
この場合、ステップS46からS49までの処理により、表示用画像の左側半分が処理されて原稿画像がコピーされ、次の原稿画像[PG]が表示用画像[PV]の残る右半分に該当しないレイアウト情報であるため、右半分を空白とし次の表示用画像のページに先送りするための処理となる。
原稿画像[PG]のレイアウト情報が0以外である場合(ステップS51の判定がNoの場合)、ステップS58において、表示用画像[PV]に白紙画像を挿入する(ステップS58)。
この場合、ステップS46からS49までの処理により、表示用画像の左側半分が処理されて原稿画像がコピーされ、次の原稿画像[PG]が表示用画像[PV]の残る右半分に該当しないレイアウト情報であるため、右半分を空白とし次の表示用画像のページに先送りするための処理となる。
これは、図9(B)の例において、ファイルの1ページ目のレイアウト情報は左(0)となっており、表示としては右側の単独ページとして読み込まれているが、2ページ目は「左右を2ページに」の右側ページとなっているため、1ページ目のみを画面右側に表示し、画面の半分を空白(画像161e)にする表示等に対応するものである(図9(B)のP1表示)。
その後、表示用画像の次ページの処理に移り(ステップS54)、ステップS55の判定を行う(ステップS55)。
一方、ステップS51において、原稿画像[PG]のレイアウト情報が0である場合(ステップS51の判定がYesの場合)、ステップS52において、原稿画像[PG]を表示用画像[PV]にコピーする(ステップS52)。
続いて、ステップS53およびS54において、次ページの処理に移り(ステップS53およびS54)、ステップS55の判定を行う(ステップS55)。
次に、ステップS55において、原稿画像のページ数PGが最後のページ番号Pmaxを超えたか否かを判定する(ステップS55)。
最後のページ番号Pmaxを超えた場合(ステップS55の判定がYesの場合)、処理を終了する。
一方、最後のページ番号Pmaxを超えていない場合(ステップS55の判定がNoの場合)、処理をステップS46の判定に戻す(ステップS46)。
次に、図14のステップS61において、原稿画像[PG]のレイアウト情報が3以下か否かを判定する(ステップS61)。
原稿画像[PG]のレイアウト情報が3以下である場合(ステップS61の判定がYesの場合)、すなわち、見開き原稿の左右のページを個々のページとして読み込んだ場合、ステップS62~S64において、原稿画像[PG]と原稿画像[PG+1]を順次、表示用画像[PV]と表示用画像[PV+1]にコピーする(ステップS62~S64)。
一方、原稿画像PGのレイアウト情報が4以上である場合(ステップS61の判定がNoの場合)、すなわち、見開き原稿の左右のページを1ページに読み込んだ場合、ステップS66~S68において、原稿画像PGの左半分および右半分のページをそれぞれ表示用画像[PV]と表示用画像[PV+1]の2ページにコピーする(ステップS66~S68)。
ステップS62~S64またはステップS66~S68の処理を終えた後、ステップS65において、次ページの処理に移る(ステップS65)。
なお、左右のページの処理を行うごとに、図13のステップS55の判定に処理を戻し、原稿画像PGのページ数が最後のページ番号Pmaxを超えたか否かを判定し(ステップS55)、最後のページ番号Pmaxを超えた場合(ステップS55の判定がYesの場合)、処理を終了する。
このようにして、本などの見開き原稿の画像を読み取る際に、見開きの左右のページのうち、いずれのページを読み取ったかのレイアウト情報を読み取った画像データに付与し、また、読み取り画像データの表示の際に当該レイアウト情報をもとに表示のレイアウトを変更することにより、従来よりもユーザーの利便性が高いデジタル複合機1を実現することができる。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
1:デジタル複合機、 12:操作部、 102:スキャナ部、 120:画面、 120a,120b:設定画面、 120c,120d:表示画面、 121:プレビューキー、 122:BOOKキー、 123a~123d:選択キー、 124:アイコン、 125:読取ユニット、 125a:矢印、 126:原稿、 127:原稿台、 128:読み取り終了キー、 136:スタートキー、 140:見開き表示終了キー、 141a:ページ送りキー、 141b:ページ戻しキー、 142a:縮小キー、 142b:拡大キー、 143a,143b:領域、 144:見開表示キー、 145a,145b:範囲、 145c,145d:スクロールバー、 150:記憶装置、 151:プリントエンジン、 152:印刷用紙、 153:ネットワークI/F、 154:画像処理部、 155:PC、 160a~160f:画像、 161a~161d:画像、 162a~162g:画像、 M:倍率、 P:ページ番号、 PG:原稿画像のページ番号、 Pmax:最後のページ番号、 PV:表示用画像のページ番号、 SPRD:見開きフラグ
Claims (5)
- ユーザーによって原稿台に載置された見開き原稿を読み取って画像データを生成する原稿読取部と、
前記画像データを記憶する記憶部と
前記原稿読取部が生成した画像データに基づき画像を表示する表示部とを備え、
前記記憶部は、前記画像データおよび前記画像データが前記見開き原稿の左側ページ、右側ページまたは左右両側のページのいずれに該当するかを指定するレイアウト情報を関連付けて記憶し、
前記表示部は、前記レイアウト情報に基づき、前記見開き原稿の画像データを表示することを特徴とする画像処理装置。 - 前記レイアウト情報は、見開き原稿の左側ページを1ページの画像データとして読み取った場合、右側ページを1ページの画像データとして読み取った場合、左右両側のページを1ページの画像データとして読み取った場合の少なくとも1つの場合を含む請求項1に記載の画像処理装置。
- ユーザーからの指令を受け付ける操作部をさらに備え、
前記操作部は、前記見開き原稿の読み取り時に、前記レイアウト情報を付与する指令を受け付ける請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記原稿読取部は、前記見開き原稿の読み取り時に、前記見開き原稿の状態に基づき、前記レイアウト情報を判定して付与する請求項1~3のいずれか1つに記載の画像処理装置。
- 前記表示部は、前記見開き原稿の画像データを表示する際に、1ページ単位または2ページ単位で表示すべきか否かを含む画像データの表示設定および前記レイアウト情報に基づき、1画面内に表示すべき画像データの表示調整や白紙ページの表示を行う請求項1~4のいずれか1つに記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020156561A JP2022050134A (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020156561A JP2022050134A (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2022050134A true JP2022050134A (ja) | 2022-03-30 |
Family
ID=80854439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020156561A Pending JP2022050134A (ja) | 2020-09-17 | 2020-09-17 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2022050134A (ja) |
-
2020
- 2020-09-17 JP JP2020156561A patent/JP2022050134A/ja active Pending
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