JP3149197B2 - 入出力装置 - Google Patents

入出力装置

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JP3149197B2
JP3149197B2 JP03335491A JP3335491A JP3149197B2 JP 3149197 B2 JP3149197 B2 JP 3149197B2 JP 03335491 A JP03335491 A JP 03335491A JP 3335491 A JP3335491 A JP 3335491A JP 3149197 B2 JP3149197 B2 JP 3149197B2
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健志 鎌田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読取原稿の画像読取と
記録紙への画像記録を行なう入出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置の原稿画像読
取部と画像記録部として、複数個の画像読取素子および
発熱記録体を主走査方向と直角な方向に配列してなるヘ
ッドユニットを備え、このヘッドユニットを同一の移動
機構により主走査方向に往復運動させることで、1回の
主走査により複数ライン分の画像読取および画像記録を
行なう、いわゆるシャトル型の入出力装置を備えたもの
が実用されている。
【0003】このようなシャトル型の入出力装置を用い
ると、画像読取素子および発熱記録体の数を少なくする
ことができるとともに、電源部を縮小できるので、ファ
クシミリ装置のコストを低減できる。
【0004】また、画像読取素子と発熱抵抗体を同一の
基板に搭載して、ヘッドユニットを小型に形成したもの
が、特開昭59−66263号公報(「キャリッジ移動
型ファクシミリ装置」)に開示されており、この装置で
は、入出力装置を小型に構成できるので、ファクシミリ
装置の小型化に貢献できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来装置には、次のような不都合を生じていた。
【0006】すなわち、読取原稿と記録紙の搬送路が別
々に設定されているため、装置の小型化を充分に達成で
きず、また、コストも低減することが困難である。
【0007】また、画像読取および画像記録に要する時
間が長く、高速な動作ができないという不都合も生じて
いた。
【0008】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、装置を小型化できるとともにコストを低減で
きる、さらには、動作速度を高速にできる入出力装置を
提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、主走査方向に
直角な方向に沿って配列された複数画素分の画像読取素
子およびこの画像読取素子と所定間隔離れた位置にその
画像読取素子と平行に配列された複数画素分の発熱抵抗
体が同一作用面に配設されたヘッドユニットと、このヘ
ッドユニットを画像読取素子および発熱抵抗体の配設さ
れている端部とは反対の端部側で回動支持するとともに
ヘッドユニットを主走査方向に往復移動するキャリッジ
手段と、ヘッドユニットの作用面と対向して配設されて
いるプラテンと、ヘッドユニットをプラテン方向に付勢
する付勢手段を備え、ヘッドユニットの回動支持端と画
像読取素子の配列位置との距離をヘッドユニットの回動
支持端と発熱抵抗体の配列位置との距離よりも小さく設
定したものである。
【0010】また、主走査方向に直角な方向に沿って配
列された複数画素分の画像読取素子およびこの画像読取
素子と所定間隔離れた位置にその画像読取素子と平行に
配列された複数画素分の発熱抵抗体が、その中央に対し
て線対称に2組、同一作用面に配設されたヘッドユニッ
トと、このヘッドユニットを中央部で揺動可能に支持す
るとともにヘッドユニットを主走査方向に往復移動する
キャリッジ手段と、ヘッドユニットの作用面と対向して
配設されているプラテンと、キャリッジ手段の運動方向
に応じてヘッドユニットに配設された2組の画像読取素
子および発熱抵抗体のうちプラテンに近接するものを切
り換える切換手段と、ヘッドユニットをプラテン方向に
付勢する付勢手段を備え、ヘッドユニットの中央部と画
像読取素子の配列位置との距離をヘッドユニットの中央
部と発熱抵抗体の配列位置との距離よりも小さく設定し
たものである。
【0011】また、主走査方向に直角な方向に沿って配
列された複数画素分の画像読取素子およびこの画像読取
素子と所定間隔離れた位置にその画像読取素子と平行に
配列された複数画素分の発熱抵抗体が、その中央に対し
て線対称に2組、同一作用面に配設されたヘッドユニッ
トと、主走査方向に往復移動するキャリッジ手段と、読
取原稿の読み取り位置に配設された第1のプラテンと、
記録紙の記録位置に配設された第2のプラテンと、ヘッ
ドユニットを主走査方向に往復移動するキャリッジ手段
と、このキャリッジ手段に配設されてヘッドユニットを
中央部で揺動可能に支持するとともにヘッドユニットの
作用面を第1のプラテンまたは第2のプラテンのいずれ
か一方に対向するヘッド移動手段と、キャリッジ手段の
運動方向に応じてヘッドユニットに配設された2組の画
像読取素子および発熱抵抗体のうちプラテンに近接する
ものを切り換える切換手段と、ヘッドユニットをプラテ
ン方向に付勢する付勢手段と、キャリッジを一方向に移
動するときにはヘッド移動手段によりヘッドの作用面を
第1のプラテンに対向配置させるとともにヘッドユニッ
トの画像読取素子による画像読取動作を行なう一方、キ
ャリッジを反対方向に移動するときにはヘッド移動手段
によりヘッドの作用面を第2のプラテンに対向配置させ
るとともにヘッドユニットの発熱抵抗体による記録動作
を行なう制御手段を備え、ヘッドユニットの中央部と画
像読取素子の配列位置との距離をヘッドユニットの中央
部と発熱抵抗体の配列位置との距離よりも小さく設定し
たものである。
【0012】また、主走査方向に直角な方向に沿って配
列された複数画素分の画像読取素子およびこの画像読取
素子と平行に配列された複数画素分の発熱抵抗体が同一
作用面の両端部に配設されたヘッドユニットと、このヘ
ッドユニットをその略中央部で揺動可能に支持するとと
もにヘッドユニットを主走査方向に往復移動するキャリ
ッジ手段と、ヘッドユニットの作用面と対向して配設さ
れているプラテンと、ヘッドユニットをプラテン方向に
付勢する付勢手段と、キャリッジ手段の運動方向に応じ
てヘッドユニットに配設された画像読取素子および発熱
抵抗体のうちプラテンに近接するものを切り換える切換
手段と、キャリッジを一方向に移動するときには切換手
段により画像読取素子をプラテンに近接させてヘッドユ
ニットの画像読取素子による画像読取動作を行なう一
方、キャリッジを反対方向に移動するときには切換手段
により発熱抵抗体をプラテンに近接させてヘッドユニッ
トの発熱抵抗体による記録動作を行なう制御手段を備
え、ヘッドユニットの揺動支持位置と画像読取素子の配
列位置との距離をヘッドユニットの揺動支持位置と発熱
抵抗体の配列位置との距離よりも大きく設定したもので
ある。
【0013】また、主走査方向に直角な方向に沿って配
列された複数画素分の画像読取素子およびこの画像読取
素子と所定間隔離れた位置にその画像読取素子と平行に
配列された複数画素分の発熱抵抗体が同一作用面に配設
されたヘッドユニットと、このヘッドユニットを上記画
像読取素子および発熱抵抗体の配設されている端部とは
反対の端部側で回動支持するとともにヘッドユニットを
主走査方向に往復移動するキャリッジ手段と、ヘッドユ
ニットの作用面と対向して配設されているプラテンと、
ヘッドユニットを上記プラテン方向に付勢する付勢手段
を備え、ヘッドユニットの回動支持端と発熱抵抗体の配
列位置との距離をヘッドユニットの回動支持端と画像読
取素子の配列位置との距離よりも小さく設定したもので
ある。
【0014】
【作用】したがって、ヘッドユニットの一方の端部に画
像読取素子と発熱抵抗体を配設したので、ヘッドユニッ
トを小型化できる。また、ヘッドユニットの両端部に、
それぞれ画像読取素子と発熱抵抗体を配設したので、ヘ
ッドユニットを往復する運動で、2回分の走査動作を行
なうことができ、画像読取動作および画像記録動作を高
速に行なうことができる。また、ヘッドユニットを一方
に移動するときに画像読取し、反対方向に移動するとき
に画像記録しているので、コピー動作を高速に行なうこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施例にかかる入出力
装置の搬送系を示している。この実施例では、読取原稿
と感熱記録紙を同一搬送路を用いて搬送している。
【0017】同図において、原稿台1に載置されている
用紙2は、搬送方向に回転するとともに上昇する繰出コ
ロ3と、繰出コロ3の直上に配設されている押え板4の
間にはさまれ、繰出コロ3により給紙ローラ対5に送り
出される。
【0018】さらに、用紙2は、給紙ローラ対5により
一枚ずつに分離されながら送り込まれた後、搬送ローラ
対6により、ヘッドユニット7とプラテン8の間に送り
込まれ、ヘッドユニット7とプラテン8の間を通過した
用紙2は、排紙ローラ対9によりトレイ10に排紙され
る。
【0019】ヘッドユニット7は、1対のガイドシャフ
ト11,12に案内された状態で、図示しない駆動機構
により主走査方向に往復移動するキャリッジ13に搭載
されている。
【0020】また、用紙センサ14は、原稿台1に用紙
2が載置されていることを検出するためのものであり、
用紙センサ15は、ヘッドユニット7の直前位置で用紙
2を検出するためのものである。
【0021】ヘッドユニット7には、図2(a),
(b)に示すように、その作用面と反対側の中央部に、
キャリッジ13に支持するための足部材20が取り付け
られており、この足部材20は、その基底部で、キャリ
ッジ13の上面に取り付けられている取り付け部材21
に回動自在に支持されている。
【0022】また、足部材20の先端部に固設されたピ
ン22と、キャリッジ13の下端部に固設されているピ
ン23の間には、トグルスプリング24がかけられてお
り、このトグルスプリング24の付勢力により、ヘッド
ユニット7の姿勢が保持される。
【0023】ヘッドユニット7の作用面には、中央位置
から両端部にそれぞれ距離Aの位置に、主走査方向に直
角な方向に沿って配列された長さHの密着センサ部2
8,29が、また、中央位置から両端部にそれぞれ距離
B(>A)の位置に、密着センサ部28,29と平行に
配列された長さHのサーマルヘッド部30,31がそれ
ぞれ配設されている。
【0024】そして、キャリッジ13が主走査方向の往
路方向MAに移動するときには、ヘッドユニット7は、
同図(a)に示すように、密着センサ部28およびサー
マルヘッド部30がプラテン8に対して接触する態様に
保持され、それにより、ヘッドユニット7が往路方向M
Aに移動するときには、密着センサ部28の読取動作、
または、サーマルヘッド部30の記録動作が行なわれ
る。
【0025】また、キャリッジ13が主走査方向の復路
方向MBに移動するときには、ヘッドユニット7は、同
図(b)に示すように、密着センサ部29およびサーマ
ルヘッド部31がプラテン8に対して接触する態様に保
持され、それにより、ヘッドユニット7が復路方向MB
に移動するときには、密着センサ部29の読取動作、ま
たは、サーマルヘッド部31の記録動作が行なわれる。
【0026】このようなヘッドユニット7の姿勢の切り
換えは、それぞれガイドユニット11,12の両端部に
付設されているヘッド切換機構(図示略)により行なわ
れ、その姿勢の保持は、上述のように、トグルスプリン
グ24の付勢力によるラッチング作用により実現され
る。
【0027】このようにして、ヘッドユニット7に取り
付けられている密着センサ部28,29よりも、サーマ
ルヘッド部30,31の方が、ヘッドユニット7の支持
部からの距離が大きく設定されており、サーマルヘッド
部30,31が密着センサ部28,29よりもヘッドユ
ニット7の端部に近い位置に配置されているので、密着
センサ部28およびサーマルヘッド部30がプラテン8
に対して接触する態様に保持されている状態では(図2
(a)参照)、サーマルヘッド部30がプラテン8に接
触するとともに、密着センサ28とプラテン8との間に
は若干の隙間が形成される。また、密着センサ部29お
よびサーマルヘッド部31がプラテン8に対して接触す
る態様に保持されている状態では(図2(c)参照)、
サーマルヘッド部31がプラテン8に接触するととも
に、密着センサ29とプラテン8との間には若干の隙間
が形成される。これにより、サーマルヘッド部30,3
1がプラテン8に作用する圧力の方が、密着センサ2
8,29がプラテン8に作用する圧力よりも大きくな
り、密着センサ部28,29およびサーマルヘッド部3
0,31に、それぞれ適切な接触圧を作用することがで
きる。
【0028】図3は、本発明の一実施例にかかるグルー
プ3ファクシミリ装置を示している。
【0029】同図において、システム制御部40は、こ
のファクシミリ装置の各部の制御処理、および、ファク
シミリ伝送制御手順処理を行うものであり、システムメ
モリ41は、システム制御部40が実行する制御処理プ
ログラム、および、処理プログラムを実行するときに必
要な各種データなどを記憶するとともに、システム制御
部40のワークエリアを構成するものであり、パラメー
タメモリ42は、このグループ3ファクシミリ装置に固
有な各種の情報を記憶するためのものである。
【0030】入出力装置43は、所定の解像度で原稿画
像を読み取るとともに、所定の解像度で画像を記録出力
するためのものであり、操作表示部44は、このファク
シミリ装置を操作するためのもので、各種の操作キー、
および、各種の表示器からなる。
【0031】符号化復号化部45は、画信号を符号化圧
縮するとともに、符号化圧縮されている画情報を元の画
信号に復号化するためのものであり、画像蓄積装置46
は、符号化圧縮された状態の画情報を多数記憶するため
のものである。
【0032】グループ3ファクシミリモデム47は、グ
ループ3ファクシミリのモデム機能を実現するためのも
のであり、伝送手順信号をやりとりするための低速モデ
ム機能(V.21モデム)、および、おもに画情報をや
りとりするための高速モデム機能(V.29モデム、
V.27terモデム)を備えている。
【0033】網制御装置48は、このファクシミリ装置
を公衆電話回線網に接続するためのものであり、自動発
着信機能を備えている。
【0034】これらの、システム制御部40、システム
メモリ41、パラメータメモリ42、入出力装置43、
操作表示部44、符号化復号化部45、画像蓄積装置4
6、グループ3ファクシミリモデム47、および、網制
御装置48は、内部バス49に接続されており、これら
の各要素間でのデータのやりとりは、主としてこの内部
バス49を介して行われている。
【0035】また、網制御装置48とグループ3ファク
シミリモデム47との間のデータのやりとりは、直接行
われている。
【0036】図4は、入出力装置43の制御系の一例を
示している。
【0037】同図において、入出力制御部50は、この
入出力装置43の全体動作を制御するためのものであ
り、記録制御部51は、サーマルヘッド部30,31の
画像記録動作を制御するためのものであり、読取制御部
52は、密着センサ部28,29の画像読取動作を制御
するためのものである。
【0038】切換器53は、密着センサ部28より出力
されるアナログ画信号Va、または、密着センサ部29
より出力されるアナログ画信号Vbのいずれか一方をア
ナログ信号処理部54に出力するものである。
【0039】アナログ信号処理部54は、切換器53を
介して入力したアナログ画信号Vaまたはアナログ画信
号Vbに、シェーディング補正処理などのアナログ信号
を適用するものであり、その出力信号は、二値化回路5
5に加えられている。
【0040】二値化回路55は、アナログ信号処理部5
4から出力される画信号を、画素単位に所定の閾値で二
値化するものであり、その二値化結果は、二値化画信号
BWとして入出力制御部50に出力されている。
【0041】モータ駆動部56は、用紙2の搬送系の駆
動力を発生するステップモータ57を駆動するためのも
のであり、モータ駆動部58は、キャリッジ13を主走
査方向に往復移動する移動機構の駆動力を発生するステ
ップモータ59を駆動するためのものである。
【0042】ソレノイド駆動部60は、キャリッジ13
が主走査方向の往路基準位置に位置しているときに、ヘ
ッドユニット7の密着センサ28およびサーマルヘッド
部30側の端部を押上げてヘッドユニット7の姿勢を切
り換えるヘッド切換機構を駆動するソレノイド61を駆
動するためのものであり、ソレノイド駆動部62は、キ
ャリッジ13が主走査方向の復路基準位置に位置してい
るときに、ヘッドユニット7の密着センサ29およびサ
ーマルヘッド部31側の端部を押上げてヘッドユニット
7の姿勢を切り換えるヘッド切換機構を駆動するソレノ
イド63を駆動するためのものである。
【0043】また、原稿センサ14,15の検出信号S
1,S2、キャリッジ13が往路基準位置に位置してい
ることを検出する位置センサ64の検出信号S3、およ
び、キャリッジ13が復路基準位置に位置していること
を検出する位置センサ65の検出信号S4は、入出力制
御部50に加えられている。
【0044】また、サーマルヘッド部30,31のうち
使用するものを指定するために入出力制御部50から出
力される制御信号SC1は、サーマルヘッド部30のイ
ネーブル入力端に加えられるとともに、インバータ66
を介してサーマルヘッド部31のイネーブル入力端に加
えられている。
【0045】また、密着センサ部28,29のうち使用
するものを指定するために入出力制御部50から出力さ
れる制御信号SC2は、密着センサ部28のイネーブル
入力端に加えられるとともに、インバータ67を介して
密着センサ部29のイネーブル入力端に加えられてい
る。
【0046】ここで、原稿画像を読み取るときの動作に
ついて説明する。
【0047】この場合、図5(a)に示すように、ま
ず、キャリッジ13を往路方向MAに移動しながら密着
センサ部28による原稿読取動作を行ない、その原稿読
取動作を終了すると原稿を密着センサ部28の副走査方
向MCの読取幅Hだけ搬送方向(副走査方向MCに等し
い)に移動し、次に、キャリッジ13を復路方向MBに
移動しながら密着センサ部29による原稿読取動作を行
ない、その原稿読取動作を終了すると原稿を密着センサ
部29の副走査方向MCの読取幅Hだけ搬送方向に移動
し、以下、順次この動作を繰り返して、1ページ分の原
稿の画像を読み取る。
【0048】ここで、密着センサ部28,29の読取幅
Hに配列された読取素子数をm個とすると、密着センサ
部28,29を主走査方向に1回移動するとき、mライ
ン分の画像を読み取ることができる。また、原稿の有効
読取幅の画素数をnとする。
【0049】したがって、同図(b)に示すように、密
着センサ部28の読取動作は、有効読取幅の往路基準位
置側の端部から、往路方向MAに画素寸法に対応した距
離を移動するたびに行なわれ、1回の読取動作でmライ
ン分の画像について、そのときの画素位置に対応した画
信号が得られる。
【0050】また、密着センサ部29の読取動作は、有
効読取幅の復路基準位置側の端部(すなわち、往路終端
位置)から、復路方向MBに画素寸法に対応した距離を
移動するたびに行なわれ、1回の読取動作でmライン分
の画像について、そのときの画素位置に対応した画信号
が得られる。
【0051】したがって、入出力制御部50は、原稿画
像を読み取るとき、まず、キャリッジ13を往路基準位
置に移動するとともに、制御信号SC2を論理Hレベル
に立上げて、密着センサ部28を動作可能な状態に選択
し、切換器53により密着センサ部28から出力される
アナログ画信号Vaを選択した状態で、モータ59を往
路方向MAに駆動して、所定の速度態様でキャリッジ1
3を往路方向MAに駆動する(図6(a)参照)。
【0052】そして、密着センサ部28が原稿の有効読
取幅の往路側の端部まで移動すると、読取制御部52に
より密着センサ部28の1回の読取動作を実行させ、そ
れ以降は、密着センサ部28が主走査方向に1画素分の
距離を移動するたびに、読取制御部52により密着セン
サ部28の制御動作を開始させる。
【0053】これにより、密着センサ部28からは、各
画素位置におけるmライン分のアナログ画信号Vaが順
次出力され、切換器53を介してアナログ信号処理部5
4に加えられ、シェーディング補正などが施された後に
二値化回路55に加えられて、対応する二値化画信号B
Wに変換され、その二値化画信号BWは、入出力制御部
50に加えられる(図6(b)参照)。
【0054】入出力制御部50は、入力したm個の二値
化画信号BWを、入力タイミングの画素位置のそれぞれ
1ライン目からmライン目の画信号として、内部に備え
ているmライン分のラインバッファに順次蓄積する。
【0055】そして、密着センサ部28が有効読取幅の
反対側まで移動すると、入出力制御部50は、読取制御
部52による密着センサ部28の読取動作を終了する。
【0056】このようにして、入出力制御部50がキャ
リッジ13を往路方向MAに移動して密着センサ部28
によるmライン分の画像読取を終了すると、入出力制御
部50は、モータ駆動部57を駆動して原稿(用紙2)
の搬送を開始する(図6(c)参照)。
【0057】そして、キャリッジ13が復路基準位置ま
で移動すると、位置センサ65がキャリッジ13を検出
し、それにより、位置センサ65から検出信号S4が出
力される(図6(d)参照)。
【0058】これにより、入出力制御部50は、モータ
59を停止してキャリッジ13の往路方向MAへの移動
を終了し、キャリッジ13を復路基準位置に停止する。
【0059】次いで、入出力制御部50は、ソレノイド
63を駆動して(図6(f)参照)、ヘッド切換機構に
よりヘッドユニット7の姿勢を切り換え、密着センサ部
29が原稿に接触可能な状態に設定する。また、制御信
号SC2を論理Lレベルに変化して、密着センサ部29
を動作可能な状態にするとともに、切換器53により密
着センサ部29が出力するアナログ画信号Vbを選択さ
せる。
【0060】このようにして、復路方向MBの原稿読取
の準備が終了すると、入出力制御部50は、原稿搬送が
終了する直前でモータ59を復路方向MBに移動開始
し、それにより、キャリッジ13を所定速度で復路方向
MBに移動する。
【0061】そして、原稿が距離Hだけ移動すると、モ
ータ57の駆動を停止して原稿搬送を終了し、密着セン
サ部29が原稿の有効読取幅の復路側の端部まで移動す
ると、読取制御部52により密着センサ部29の1回の
読取動作を実行させ、それ以降は、密着センサ部29が
主走査方向に1画素分の距離を移動するたびに、読取制
御部52により密着センサ部29の制御動作を開始させ
る。
【0062】これにより、密着センサ部29からは、各
画素位置におけるmライン分のアナログ画信号Vbが順
次出力され、切換器53を介してアナログ信号処理部5
4に加えられ、シェーディング補正などが施された後に
二値化回路55に加えられて、対応する二値化画信号B
Wに変換され、その二値化画信号BWは、入出力制御部
50に加えられる。
【0063】入出力制御部50は、入力したm個の二値
化画信号BWを、入力タイミングの画素位置のそれぞれ
1ライン目からmライン目の画信号として、内部に備え
ているmライン分のラインバッファに順次蓄積する。た
だし、この場合に得られる画信号は、密着センサ部28
による読取時に得た画信号と画素順序が反対になるので
(図7参照)、ラインバッファの最後の画素位置から、
先頭の画素位置に向って、入力した二値化画信号BWを
順次蓄積する。
【0064】そして、密着センサ部29が有効読取幅の
反対側まで移動すると、入出力制御部50は、読取制御
部52による密着センサ部29の読取動作を終了する。
【0065】このようにして、入出力制御部50がキャ
リッジ13を復路方向MBに移動して密着センサ部29
によるmライン分の画像読取を終了すると、入出力制御
部50は、モータ駆動部57を駆動して原稿の搬送を開
始する。
【0066】そして、キャリッジ13が往路基準位置ま
で移動すると、位置センサ64がキャリッジ13を検出
し、それにより、位置センサ64から検出信号S3が出
力される(図6(e)参照)。
【0067】これにより、入出力制御部50は、モータ
59を停止してキャリッジ13の復路方向MBへの移動
を終了し、キャリッジ13を往路基準位置に停止する。
【0068】次いで、入出力制御部50は、ソレノイド
61を駆動して(図6(g)参照)、ヘッド切換機構に
よりヘッドユニット7の姿勢を切り換え、密着センサ部
28が原稿に接触可能な状態に設定する。また、制御信
号SC2を論理Hレベルに変化して、密着センサ部28
を動作可能な状態にするとともに、切換器53により密
着センサ部28が出力するアナログ画信号Vaを選択さ
せる。
【0069】このようにして、往路方向MAの原稿読取
の準備が終了すると、入出力制御部50は、原稿搬送が
終了する直前でモータ59を往路方向MAに移動開始
し、それにより、キャリッジ13を所定速度で復路方向
MAに移動する。
【0070】そして、原稿が距離Hだけ移動すると、モ
ータ57の駆動を停止して原稿搬送を終了するととも
に、上述と同様にして、密着センサ部28の原稿読取動
作を行なう。
【0071】以下、上述と同様の処理が繰り返されて、
原稿画像の読取動作がmライン分ずつ行なわれ、1ペー
ジ分の原稿画像が読み取られる。
【0072】また、入出力制御部50には、mライン分
のラインバッファが2組備えられており、往路読取の場
合と復路読取の場合で使用されるラインバッファが適宜
に切り換えられる。それとともに、蓄積終了したライン
バッファから制御部40に対してのデータ転送が、他方
のラインバッファへのデータ蓄積が行なわれている間に
実行される(ダブルバッファ方式)。
【0073】なお、アナログ信号処理部54に必要な基
準値のサンプリングは、密着センサ部28が往路基準位
置から有効読取幅の往路基準位置側の端部にまで移動す
る期間、または、密着センサ部29が復路基準位置から
有効読取幅の復路基準位置側の端部にまで移動する期間
に、それぞれ密着センサ部28,29を適宜なタイミン
グで適宜な回数駆動することにより得る。
【0074】図8および図9は、原稿読取時に入出力制
御部50が実行する処理例を示している。なお、この処
理では、原稿搬送が完了してから、次のmライン分の読
取動作を行なうようにしている。
【0075】入出力制御部50は、まず、搬送系を駆動
して原稿台1に載置されている原稿の搬送を開始し、原
稿センサ15が原稿先端を検出すると、さらに、原稿読
み取り位置からm’ライン分進んだ位置に原稿先端が達
するまで原稿を搬送して、読取原稿を読み取り位置にま
で移動する(処理101)。
【0076】この状態で、位置センサ64が検出動作す
る態様にキャリッジ13を移動して往路基準位置にキャ
リッジ13を位置決めしたのちに、上述したように、キ
ャリッジ13を往路方向MAに駆動開始する(処理10
2)。
【0077】また、制御信号SC2を論理Hレベルに設
定して密着センサ部28を動作可能な状態に設定すると
ともに、切換器53により密着センサ部28が出力する
アナログ画信号Vaを選択し、密着センサ部28が有効
読取幅まで移動したタイミングで、上述したような往路
読取動作を開始する(処理103)。
【0078】このようにして、往路読取を開始すると、
1回の走査動作が終了するまで待ち(判断104のNO
ループ)、判断104の結果がYESになると、例え
ば、画像読取した総ライン数などに基づいてそのときに
1ページ分の画像読取動作が終了したかどうかを調べる
(判断105)。
【0079】判断105の結果がNOになるときには、
原稿搬送を開始し(処理106)、位置センサ65が検
出動作するまで待機する(判断107のNOループ)。
【0080】判断107の結果がYESになると、ステ
ップモータ59を停止してキャリッジ13の往路方向M
Aへの移動を停止し(処理108)、ソレノイド63を
駆動してヘッド切換機構によりヘッドユニット7の姿勢
を切り換える(処理109)。
【0081】そして、原稿搬送が終了するまで待ち(判
断110のNOループ)、判断110の結果がYESに
なると、上述したように、キャリッジ13を復路方向M
Bに駆動開始する(処理111)。
【0082】また、制御信号SC2を論理Lレベルに設
定して密着センサ部29を動作可能な状態に設定すると
ともに、切換器53により密着センサ部29が出力する
アナログ画信号Vbを選択し、密着センサ部29が有効
読取幅まで移動したタイミングで、上述したような復路
読取動作を開始する(処理112)。
【0083】このようにして、復路読取を開始すると、
1回の走査動作が終了するまで待ち(判断113のNO
ループ)、判断113の結果がYESになると、そのと
きに1ページ分の画像読取動作が終了したかどうかを調
べる(判断114)。
【0084】判断114の結果がNOになるときには、
密着センサ部28,29の読取幅Hだけ副走査方向に原
稿搬送する動作を開始し(処理115)、位置センサ6
4が検出動作するまで待機する(判断116のNOルー
プ)。
【0085】判断116の結果がYESになると、ステ
ップモータ59を停止してキャリッジ13の復路方向M
Bへの移動を停止し(処理117)、ソレノイド61を
駆動してヘッド切換機構によりヘッドユニット7の姿勢
を切り換える(処理118)。
【0086】そして、原稿搬送が終了するまで待ち(判
断119のNOループ)、判断119の結果がYESに
なると、処理102に戻り、それ以降の処理を繰り返し
実行する。
【0087】ここで、1ページ分の読取動作が終了し
て、判断105または判断114の結果がYESになる
ときには、排紙ローラ9により読取終了した原稿を排紙
する(処理120)。
【0088】このようにして、1ページ分の原稿画像の
読取動作が行なわれる。
【0089】また、1ページ分の画像記録動作も、上述
した1ページ分の原稿画像の読取動作と同様にして行な
われる。
【0090】この場合、往路方向MAに移動するときに
は、制御信号SC1を論理Hレベルに設定してサーマル
ヘッド部30を動作可能な状態に設定するとともに、サ
ーマルヘッド部30がシート状の感熱記録紙の有効記録
幅を1画素寸法に応じた距離を移動するたびに、m画素
分の記録データを記録制御部51に転送して、mライン
分の1画素分の記録画像を記録させる。
【0091】また、復路方向MBに移動するときには、
制御信号SC1を論理Lレベルに設定してサーマルヘッ
ド部31を動作可能な状態に設定するとともに、サーマ
ルヘッド部31が感熱記録紙の有効記録幅を1画素寸法
に応じた距離を移動するたびに、m画素分の記録データ
を記録制御部51に転送して、mライン分の1画素分の
記録画像を記録させる。ただし、この場合の記録データ
の転送順序は、n画素目から1画素目の順序になる。
【0092】また、往路方向MAから復路方向MBへキ
ャリッジ13の移動方向を切り換えるとき、および、復
路方向MBから往路方向MAへキャリッジ13の移動方
向を切り換えるときには、感熱記録紙をサーマルヘッド
部30,31の記録幅Hだけ搬送して、新たな記録部分
がサーマルヘッド部30,31に接触可能な状態にす
る。
【0093】図10は、本発明の他の実施例にかかる入
出力装置を示している。この実施例では、読取原稿の搬
送路と感熱記録紙の搬送路が別々に形成されており、同
図において図1と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
【0094】同図において、ロール状の感熱記録紙70
は、搬送ローラ71により、プラテン8と直角な態様に
配置されているプラテン72とヘッドユニット7との間
に送り込まれ、プラテン72とヘッドユニット7との間
を通過した感熱記録紙70は、排紙ローラ73によりカ
ッタ74に送り込まれ、カッタ74により切断された後
に、トレイ75に排出される。
【0095】ヘッドユニット7には、上述した姿勢切り
換えのための機構が配設されているとともに、ガイドシ
ャフト11の周囲を90度回動するヘッド回転機構(図
示略)が設けられている。
【0096】したがって、感熱記録紙70に画像記録す
るときには、ヘッドユニット7はプラテン72に接触可
能な態様に回動されて、その位置が保持されるととも
に、読取原稿DCの画像を読み取るときには、ヘッドユ
ニット7は、プラテン8に接触可能な態様に回動され
て、その位置が保持される。
【0097】図11は、図10の入出力装置の制御系の
一例を示している。なお、同図において図4と同一部分
および相当する部分には、同一符号を付している。
【0098】同図において、モータ駆動部80は、感熱
記録紙70の搬送系の駆動力を発生するステップモータ
81を駆動するものであり、ソレノイド駆動部82は、
ヘッドユニット7を回動するヘッド回動機構の駆動力を
発生するソレノイド83を駆動するものであり、位置セ
ンサ84は、ヘッドユニット7がプラテン72に接触可
能な態様に回動されているときにヘッドユニット7を検
出するものであり、カッタ駆動部85は、カッタ74を
駆動するためのものである。
【0099】この実施例では、入出力制御部50は、読
取原稿DCの画像読取動作は、ヘッド回動機構によりヘ
ッドユニット7がプラテン8に接触可能な態様に保持し
た状態で、上述した実施例と同じ処理を実行することに
より実現しており、また、感熱記録紙70への画像記録
動作は、上述した実施例と同様に実行する。
【0100】すなわち、画像記録時、ヘッド回動機構に
より、ヘッドユニット7は、プラテン72に接触可能な
態様に回動されて保持される。
【0101】そして、往路方向MAに移動するときに
は、制御信号SC1を論理Hレベルに設定してサーマル
ヘッド部30を動作可能な状態に設定するとともに、サ
ーマルヘッド部30が感熱記録紙70の有効記録幅を1
画素寸法に応じた距離を移動するたびに、m画素分の記
録データを記録制御部51に転送して、mライン分の1
画素分の記録画像を記録させる。
【0102】また、復路方向MBに移動するときには、
制御信号SC1を論理Lレベルに設定してサーマルヘッ
ド部31を動作可能な状態に設定するとともに、サーマ
ルヘッド部31が感熱記録紙の有効記録幅を1画素寸法
に応じた距離を移動するたびに、m画素分の記録データ
を記録制御部51に転送して、mライン分の1画素分の
記録画像を記録させる。ただし、この場合の記録データ
の転送順序は、n画素目から1画素目の順序になる。
【0103】また、往路方向MAから復路方向MBへキ
ャリッジ13の移動方向を切り換えるとき、および、復
路方向MBから往路方向MAへキャリッジ13の移動方
向を切り換えるときには、感熱記録紙をサーマルヘッド
部30,31の記録幅Hだけ搬送して、新たな記録部分
がサーマルヘッド部30,31に接触可能な状態にす
る。
【0104】また、この実施例では、読取原稿DCの画
像を感熱記録紙70に直接記録するコピー動作を高速に
実現することができ、その処理例を図12および図13
に示す。
【0105】入出力制御部50は、まず、位置センサ8
4の検出信号を調べて、ヘッドユニット7が読取側のプ
ラテン8に接触可能になっているかどうかを調べ(判断
201)、判断201の結果がNOになるときには、ヘ
ッド回動機構のソレノイド83をオンして、ヘッドユニ
ット7がプラテン8に接触可能な状態に設定する(処理
202;図14(j)参照)。
【0106】次に、ステップモータ57を駆動して、原
稿台1に載置されている原稿DCの搬送を開始し、原稿
センサ15が原稿先端を検出すると、さらに、原稿読み
取り位置からm’ライン分進んだ位置に原稿先端が達す
るまで原稿DCを搬送して、原稿DCを読み取り位置に
まで移動する(処理203)。
【0107】この状態で、位置センサ64が検出動作す
る態様にキャリッジ13を移動して往路基準位置にキャ
リッジ13を位置決めしたのちに、モータ59を往路方
向MAに駆動して、所定の速度態様でキャリッジ13を
往路方向MAに駆動する(処理205;図14(a)参
照)。
【0108】また、制御信号SC2を論理Hレベルに設
定して密着センサ部28を動作可能な状態に設定すると
ともに、切換器53により密着センサ部28が出力する
アナログ画信号Vaを選択し、密着センサ部28が有効
読取幅まで移動したタイミングで、往路読取動作を開始
する(処理206)。
【0109】すなわち、密着センサ部28が原稿の有効
読取幅の往路側の端部まで移動すると、読取制御部52
により密着センサ部28の1回の読取動作を実行させ、
それ以降は、密着センサ部28が主走査方向に1画素分
の距離を移動するたびに、読取制御部52により密着セ
ンサ部28の制御動作を開始させる。
【0110】これにより、密着センサ部28からは、各
画素位置におけるmライン分のアナログ画信号Vaが順
次出力され、切換器53を介してアナログ信号処理部5
4に加えられ、シェーディング補正などが施された後に
二値化回路55に加えられて、対応する二値化画信号B
Wに変換され、その二値化画信号BWは、入出力制御部
50に加えられる(図14(b)参照)。
【0111】入出力制御部50は、入力したm個の二値
化画信号BWを、入力タイミングの画素位置のそれぞれ
1ライン目からmライン目の画信号として、内部に備え
ているmライン分のラインバッファに順次蓄積する。
【0112】そして、密着センサ部28が有効読取幅の
反対側まで移動すると、入出力制御部50は、読取制御
部52による密着センサ部28の読取動作を終了する。
【0113】このようにして、1回の走査動作が終了す
ると(判断207の結果がNO)、原稿DCの搬送を開
始し(処理208;図14(d)参照)、位置センサ6
5が検出動作するまで待機する(判断209のNOルー
プ)。
【0114】キャリッジ13が復路基準位置まで移動し
て、位置センサ65がキャリッジ13を検出し、それに
より、位置センサ65から検出信号S4が出力されて判
断209の結果がYESになると(図14(f)参
照)、入出力制御部50は、モータ59を停止してキャ
リッジ13の往路方向MAへの移動を終了し(処理21
0)、キャリッジ13を復路基準位置に停止する。
【0115】次いで、入出力制御部50は、ソレノイド
63を駆動して(図14(h)参照)、ヘッド切換機構
によりヘッドユニット7の姿勢を切り換え(処理21
1)、サーマルヘッド部31が原稿に接触可能な状態に
設定するとともに、ソレノイド83をオフして、ヘッド
回動機構によりヘッドユニット7が記録側のプラテン7
2に接触可能な状態に保持する(処理212)。
【0116】そして、原稿搬送が終了するまで待ち(判
断213のNOループ)、判断213の結果がYESに
なると、モータ57を復路方向MBに所定態様で駆動し
てキャリッジ13を復路方向MBに駆動する処理を開始
する(処理214)。
【0117】また、制御信号SC1を論理Lレベルに設
定してサーマルヘッド部31を動作可能な状態に設定す
るとともに、サーマルヘッド部31が感熱記録紙の有効
記録幅を1画素寸法に応じた距離を移動するたびに、直
前に入力したmライン分の画信号を画素逆順に記録制御
部51に転送して、mライン分の1画素分の記録画像を
記録させる、復路記録動作を開始する(処理215;図
14(c)参照)。
【0118】このようにして、復路記録を開始すると、
1回の走査動作が終了するまで待ち(判断216のNO
ループ)、判断216の結果がYESになると、そのと
きに1ページ分のコピー動作が終了したかどうかを調べ
る(判断217)。
【0119】判断217の結果がNOになるときには、
モータ81を駆動して、感熱記録紙70をサーマルヘッ
ド部31の記録幅Hだけ副走査方向に搬送する動作を開
始し(処理218)、位置センサ64が検出動作するま
で待機する(判断219のNOループ)。
【0120】キャリッジ13が往路基準位置まで移動し
て、位置センサ64がキャリッジ13を検出し、それに
より、位置センサ64から検出信号S3が出力されて判
断219の結果がYESになると(図14(g)参
照)、入出力制御部50は、モータ59を停止してキャ
リッジ13の復路方向MBへの移動を終了し(処理22
0)、キャリッジ13を往路基準位置に停止する。
【0121】次いで、入出力制御部50は、ソレノイド
61をオンして(図14(i)参照)、ヘッド切換機構
によりヘッドユニット7の姿勢を切り換え(処理21
1)、密着センサ部28が原稿に接触可能な状態に設定
するとともに、ソレノイド83をオンして、ヘッド回動
機構によりヘッドユニット7がプラテン8に接触可能な
状態に保持する(処理222)。
【0122】そして、記録紙搬送が終了するまで待ち
(判断223のNOループ)、判断223の結果がYE
Sになると、処理205に戻って、それ以降の処理を繰
り返し実行する。
【0123】ここで、1ページ分のコピー動作が終了し
て、判断217の結果がYESになるときには、排紙ロ
ーラ9により読取終了した原稿DCを排紙する(処理2
24)とともに、感熱記録紙70の後端部をカッタ74
により切断して、感熱記録紙70をトレイ75に排紙す
る(処理225)。
【0124】このようにして、キャリッジ13を1回往
復する間に、原稿DCの画像読取と感熱記録紙70への
画像記録を行なっているので、コピー動作に要する時間
を大幅に短縮できる。
【0125】図15(a)は、ヘッドユニット7の他の
例を示している。なお、同図において、図2(a)〜
(c)と同一部分および相当する部分には、同一符号を
付している。
【0126】同図において、ヘッドユニット7には、そ
の作用面の一方の端部に、密着センサ部28とサーマル
ヘッド部30が配設されており、反対側の端部が、キャ
リッジ13に付設されている取り付け部材21に回動自
在に支持されている。また、支持端から密着センサ部2
8間での距離Aは、支持端からサーマルヘッド部30間
での距離Bよりも小さく設定されている。
【0127】また、密着センサ部28とサーマルヘッド
部30が配設されている背面には、圧縮スプリング90
が固設されており、この圧縮スプリング90の付勢力に
より、密着センサ部28およびサーマルヘッド部30が
原稿および感熱記録紙に作用する圧力が生じる。
【0128】この場合、往路方向MAに移動するときの
みに、密着センサ部28による読取動作、および、サー
マルヘッド部30による記録動作が行なわれる。
【0129】この実施例では、ヘッドユニット7に1組
の密着センサ部28およびサーマルヘッド部30を配設
しているので、入出力装置の装置コストを大幅に低減で
きるとともに、装置を小型化するのに有利である。
【0130】図15(b)は、ヘッドユニット7のさら
に他の実施例を示している。なお、同図において、図2
(a)〜(c)と同一部分および相当する部分には、同
一符号を付している。
【0131】同図において、ヘッドユニット7の一端部
に密着センサ部28が、他端部にサーマルヘッド部30
がそれぞれ配設されているとともに、サーマルヘッド部
30から距離Cで、かつ、密着センサ部28から距離D
の位置で、位置で、作用面と反対側には、足部材20が
設けられている。また、このヘッドユニット7は、トグ
ルスプリング24によりその姿勢が保持される。
【0132】この場合、ヘッドユニット7の支持端から
サーマルヘッド部30までの距離が、ヘッドユニット7
の支持端から密着センサ部28までの距離よりも小さい
とともに、同一のトグルスプリング24の付勢力がサー
マルヘッド部30および密着センサ部28にそれぞれ作
用しているので、サーマルヘッド部30がプラテンに作
用する接触力は、密着センサ部28がプラテンに作用す
る接触力よりも大きくなり、その結果、密着センサ部2
8およびサーマルヘッド部30に、おのおの最適な接触
力を作用することができる。
【0133】この実施例では、キャリッジ13を復路方
向MBに移動するときにサーマルヘッド部30による画
像記録動作を行ない、キャリッジを往路方向MAに移動
するときに、密着センサ部28による画像読取動作を行
なう。
【0134】したがって、キャリッジ13を1回の往復
移動したときに、密着センサ部28による画像読取動作
とサーマルヘッド部30による画像記録動作を行なうこ
とができるので、コピー動作を高速に実行できる。
【0135】また、ヘッドユニット7に1組の密着セン
サ部28およびサーマルヘッド部30を設けたので、入
出力装置を小型化できるとともに、コストを低減でき
る。
【0136】図16は、本発明のさらに他の実施例にか
かる入出力装置の搬送系を示している。なお、同図にお
いて図1と同一部分、および、相当する部分には、同一
符号を付している。
【0137】同図において、プラテン8とヘッドユニッ
ト7が当接している部分は、それ以外の用紙2の搬送経
路よりも一段下げられて形成されており、その搬送経路
に用紙2を案内するために、ガイド部92,93が設け
られている。
【0138】図17は、ヘッドユニット7をキャリッジ
13に取り付けている取り付け機構の一例を示してい
る。なお、同図において、図15(a)と同一部分、お
よび、相当する部分には、同一符号を付している。
【0139】同図において、ヘッドユニット7は、ブラ
ケット95の一端部にとりつけられており、ブラケット
95の他端部は、プラテン8の高さよりも高い位置で、
キャリッジ13に設けられている取り付け部材21に回
動自在に支持されている。
【0140】また、取り付け部材21の取り付け位置か
らヘッドユニット7の密着センサ部28までの距離D
は、取り付け部材21の取り付け位置からヘッドユニッ
ト7のサーマルヘッド部30までの距離Cよりも大きく
設定されている。
【0141】したがって、圧縮スプリング90により付
勢力が与えられて、ヘッドユニット7が回動すると、サ
ーマルヘッド部30がプラテン8に当接するとともに、
密着センサ部28とプラテン8との間には、わずかなが
ら隙間が形成される。
【0142】これにより、サーマルヘッド部30がプラ
テン8に作用する接触圧、および、密着センサ28がプ
ラテン8に作用する接触圧を、おのおの最適な値に設定
・保持することができる。
【0143】この場合、往路方向MAに移動するときの
みに、密着センサ部28による読取動作、および、サー
マルヘッド部30による記録動作が行なわれる。
【0144】なお、上述した実施例では、グループ3フ
ァクシミリ装置のスキャナおよびプロッタに本発明を適
用したが、それ以外の装置にも本発明を同様にして適用
できる。
【0145】また、上述した実施例では、コピー動作
時、キャリッジを往路方向に移動したときに画像読取を
行ない、復路方向に移動したときに画像記録を行なって
いるが、反対に、復路方向に移動したときに画像読取を
行ない、往路方向に移動したときに画像記録動作を行な
うこともできる。その場合、読み取った画情報をメモリ
に保存して1ページ分先に読み取り、その後に、メモリ
から画情報を順に取り出して1ページ分の記録動作を行
うようにするとよい。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ヘッドユニットの一方の端部に画像読取素子と発熱抵抗
体を配設したので、ヘッドユニットを小型化できる。ま
た、ヘッドユニットの両端部に、それぞれ画像読取素子
と発熱抵抗体を配設したので、ヘッドユニットを往復す
る運動で、2回分の走査動作を行なうことができ、画像
読取動作および画像記録動作を高速に行なうことができ
る。また、ヘッドユニットを一方に移動するときに画像
読取し、反対方向に移動するときに画像記録しているの
で、コピー動作を高速に行なうことができるという効果
を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる入出力装置の搬送系
を示す概略部分断面図。
【図2】往路方向に移動するときのヘッドユニットの態
様を例示した概略部分断面図およびヘッドユニットに配
設された密着センサ部およびサーマルヘッド部を示す概
略平面図および復路方向に移動するときのヘッドユニッ
トの態様を例示した概略部分断面図。
【図3】本発明の一実施例にかかるグループ3ファクシ
ミリ装置を示すブロック図。
【図4】入出力装置の制御系の一例を示すブロック図。
【図5】密着センサ部による画像読取を説明するための
概略図。
【図6】入出力装置の画像読取時の動作を説明するため
の動作波形図。
【図7】画像読取時に得られる画信号を説明するための
概略図。
【図8】画像読取時の処理例の一部を示すフローチャー
ト。
【図9】画像読取時の処理例の残りの部分を示すフロー
チャート。
【図10】本発明の他の実施例にかかる入出力装置の搬
送系を示す概略部分断面図。
【図11】図10に示した装置の制御系を示すブロック
図。
【図12】図11に示した装置のコピー時の処理例の一
部を示すフローチャート。
【図13】図11に示した装置のコピー時の処理例の残
りの部分を示すフローチャート。
【図14】コピー動作を説明するための動作波形図。
【図15】ヘッドユニットの他の例を示す概略部分断面
図およびヘッドユニットのさらに他の例を示す概略部分
断面図。
【図16】本発明のさらに他の実施例にかかる入出力装
置の搬送系を示す概略部分断面図。
【図17】ヘッドユニットの別な例を示す概略部分断面
図。
【符号の説明】
7 ヘッドユニット 8,72 プラテン 13 キャリッジ 28,29 密着センサ部 30,31 サーマルヘッド部 20 足部材 21 取り付け部材 22,23 ピン 24 トグルスプリング 50 入出力制御部 51 記録制御部 52 読取制御部 53 切換器 90 圧縮スプリング 92,93 ガイド部 95 ブラケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−140377(JP,A) 特開 昭63−30363(JP,A) 特開 昭59−66263(JP,A) 特開 昭61−225961(JP,A) 実開 昭63−95358(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 H04N 1/024 - 1/036

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取原稿と記録紙を同一の搬送路で搬送
    する入出力装置において、 主走査方向に直角な方向に沿って配列された複数画素分
    の画像読取素子およびこの画像読取素子と所定間隔離れ
    た位置にその画像読取素子と平行に配列された複数画素
    分の発熱抵抗体が同一作用面に配設されたヘッドユニッ
    トと、 このヘッドユニットを上記画像読取素子および発熱抵抗
    体の配設されている端部とは反対の端部側で回動支持す
    るとともにヘッドユニットを主走査方向に往復移動する
    キャリッジ手段と、 上記ヘッドユニットの作用面と対向して配設されている
    プラテンと、 上記ヘッドユニットを上記プラテン方向に付勢する付勢
    手段を備え、 上記ヘッドユニットの回動支持端と画像読取素子の配列
    位置との距離が上記ヘッドユニットの回動支持端と発熱
    抵抗体の配列位置との距離よりも小さく設定されている
    ことを特徴とする入出力装置。
  2. 【請求項2】 読取原稿と記録紙を同一の搬送路で搬送
    する入出力装置において、 主走査方向に直角な方向に沿って配列された複数画素分
    の画像読取素子およびこの画像読取素子と所定間隔離れ
    た位置にその画像読取素子と平行に配列された複数画素
    分の発熱抵抗体が、その中央に対して線対称に2組、同
    一作用面に配設されたヘッドユニットと、 このヘッドユニットを中央部で揺動可能に支持するとと
    もにヘッドユニットを主走査方向に往復移動するキャリ
    ッジ手段と、 上記ヘッドユニットの作用面と対向して配設されている
    プラテンと、 上記キャリッジ手段の運動方向に応じて上記ヘッドユニ
    ットに配設された2組の画像読取素子および発熱抵抗体
    のうちプラテンに近接するものを切り換える切換手段
    と、 上記ヘッドユニットを上記プラテン方向に付勢する付勢
    手段を備え、 上記ヘッドユニットの中央部と画像読取素子の配列位置
    との距離が上記ヘッドユニットの中央部と発熱抵抗体の
    配列位置との距離よりも小さく設定されていることを特
    徴とする入出力装置。
  3. 【請求項3】 読取原稿と記録紙をそれぞれ異なる搬送
    路で搬送する入出力装置において、 主走査方向に直角な方向に沿って配列された複数画素分
    の画像読取素子およびこの画像読取素子と所定間隔離れ
    た位置にその画像読取素子と平行に配列された複数画素
    分の発熱抵抗体が、その中央に対して線対称に2組、同
    一作用面に配設されたヘッドユニットと、 主走査方向に往復移動するキャリッジ手段と、 読取原稿の読み取り位置に配設された第1のプラテン
    と、記録紙の記録位置に配設された第2のプラテンと、 上記ヘッドユニットを主走査方向に往復移動するキャリ
    ッジ手段と、 このキャリッジ手段に配設されて上記ヘッドユニットを
    中央部で揺動可能に支持するとともに上記ヘッドユニッ
    トの作用面を上記第1のプラテンまたは第2のプラテン
    のいずれか一方に対向するヘッド移動手段と、 上記キャリッジ手段の運動方向に応じて上記ヘッドユニ
    ットに配設された2組の画像読取素子および発熱抵抗体
    のうちプラテンに近接するものを切り換える切換手段
    と、 上記ヘッドユニットを上記プラテン方向に付勢する付勢
    手段と、 上記キャリッジを一方向に移動するときには上記ヘッド
    移動手段により上記ヘッドの作用面を上記第1のプラテ
    ンに対向配置させるとともに上記ヘッドユニットの画像
    読取素子による画像読取動作を行なう一方、上記キャリ
    ッジを反対方向に移動するときには上記ヘッド移動手段
    により上記ヘッドの作用面を上記第2のプラテンに対向
    配置させるとともに上記ヘッドユニットの発熱抵抗体に
    よる記録動作を行なう制御手段を備え、上記ヘッドユニ
    ットの中央部と画像読取素子の配列位置との距離が上記
    ヘッドユニットの中央部と発熱抵抗体の配列位置との距
    離よりも小さく設定されていることを特徴とする入出力
    装置。
  4. 【請求項4】 読取原稿と記録紙を同一の搬送路で搬送
    する入出力装置において、 主走査方向に直角な方向に沿って配列された複数画素分
    の画像読取素子およびこの画像読取素子と平行に配列さ
    れた複数画素分の発熱抵抗体が同一作用面の両端部に配
    設されたヘッドユニットと、 このヘッドユニットをその略中央部で揺動可能に支持す
    るとともにヘッドユニットを主走査方向に往復移動する
    キャリッジ手段と、 上記ヘッドユニットの作用面と対向して配設されている
    プラテンと、上記ヘッドユニットを上記プラテン方向に
    付勢する付勢手段と、 上記キャリッジ手段の運動方向に応じて上記ヘッドユニ
    ットに配設された画像読取素子および発熱抵抗体のうち
    プラテンに近接するものを切り換える切換手段と、 上記キャリッジを一方向に移動するときには上記切換手
    段により画像読取素子を上記プラテンに近接させて上記
    ヘッドユニットの画像読取素子による画像読取動作を行
    なう一方、上記キャリッジを反対方向に移動するときに
    は上記切換手段により発熱抵抗体を上記プラテンに近接
    させて上記ヘッドユニットの発熱抵抗体による記録動作
    を行なう制御手段を備え、 上記ヘッドユニットの揺動支持位置と画像読取素子の配
    列位置との距離が上記ヘッドユニットの揺動支持位置と
    発熱抵抗体の配列位置との距離よりも大きく設定されて
    いることを特徴とする入出力装置。
  5. 【請求項5】 読取原稿と記録紙を同一の搬送路で搬送
    する入出力装置において、 主走査方向に直角な方向に沿って配列された複数画素分
    の画像読取素子およびこの画像読取素子と所定間隔離れ
    た位置にその画像読取素子と平行に配列された複数画素
    分の発熱抵抗体が同一作用面に配設されたヘッドユニッ
    トと、 このヘッドユニットを上記画像読取素子および発熱抵抗
    体の配設されている端部とは反対の端部側で回動支持す
    るとともにヘッドユニットを主走査方向に往復移動する
    キャリッジ手段と、 上記ヘッドユニットの作用面と対向して配設されている
    プラテンと、 上記ヘッドユニットを上記プラテン方向に付勢する付勢
    手段を備え、 上記ヘッドユニットの回動支持端と発熱抵抗体の配列位
    置との距離が上記ヘッドユニットの回動支持端と画像読
    取素子の配列位置との距離よりも小さく設定されている
    ことを特徴とする入出力装置。
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