JP2759005B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JP2759005B2
JP2759005B2 JP3171357A JP17135791A JP2759005B2 JP 2759005 B2 JP2759005 B2 JP 2759005B2 JP 3171357 A JP3171357 A JP 3171357A JP 17135791 A JP17135791 A JP 17135791A JP 2759005 B2 JP2759005 B2 JP 2759005B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processor
pixel
image data
sub
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3171357A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0522541A (ja
Inventor
庄次 井澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3171357A priority Critical patent/JP2759005B2/ja
Publication of JPH0522541A publication Critical patent/JPH0522541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2759005B2 publication Critical patent/JP2759005B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Fax Reproducing Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字速度が画像受信速
度に比して低速なシリアルプリンタを使用したファクシ
ミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は電話回線を通じて、
国内は勿論世界各国と簡単に画像通信ができることから
急速に普及されている。
【0003】このようなファクシミリ装置は受信した画
像データをプリンタを使用して記録紙に印字記録してい
るが、プリンタの大半はラインサーマルプリンタを使用
した感熱印字方式で、記録紙として感熱紙を使用してい
る。しかし感熱紙は筆記性、保存性が悪いことから、普
通紙への印字が可能な電子写真方式のプリンタを組み込
んだファクシミリ装置が商品化されている。
【0004】しかし電子写真方式のプリンタを組み込ん
だファクシミリ装置は装置が大型で高価となるため、小
さな事務所や一般家庭でビジネス用として使用するには
不向きであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで最近ではプリン
タとしてインクジェット方式のシリアルプリンタを使用
することにより小型で安価な普通紙への印字が可能なフ
ァクシミリ装置の開発が試みられているが、しかしこの
印字方式は印字速度が通信速度に比べて遅いためそれに
対する対処をどのようにするか問題であった。
【0006】そこで本発明は、印字速度が画像受信速度
に比して低速な普通紙への印字が可能なシリアルプリン
タを使用したものにおいて、その速度の違いに対して比
較的簡単な回路構成で対処でき、従って小形化、低価格
化を確実に実現でき、しかも印字のより高速化を実現で
きるファクシミリ装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
受信した画像データを印字出力する、印字速度が画像受
信速度に比して低速なシリアルプリンタと、通信回線を
介して画像データの送受信制御を行い、受信時には受信
画像データの復号化処理を行って良否判定を行い、1頁
毎に判定結果を送信局へ返答するとともに、受信画像デ
ータを符号化されたままの状態、又はさらにフィルを削
除した状態で第1のバッファメモリに保存するメインプ
ロセッサと、通信とは全く非同期で第1のバッファメモ
リから受信画像データを受取って復号化し印字可能なフ
ォーマットに変換して第2のバッファメモリに格納する
とともに、その第2のバッファメモリに格納したデータ
に基づいてシリアルプリンタを制御するサブプロセッサ
を設け、サブプロセッサは、復号化処理時に1ライン毎
に黒点の一番右の画素を検出して一時メモリに記憶させ
る手段と、シリアルプリンタの1スキャンに相当するN
ライン分の復号化が完了したとき一時メモリに記憶され
ているNラインの中で一番右に位置する画素を検出する
手段と、この手段により検出された画素位置に基づいて
シリアルプリンタに1スキャンのキャリッジリターン制
御を行なわせる制御手段を設けたものである。
【0008】請求項2対応の発明は、サブプロセッサと
して、通信とは全く非同期で第1のバッファメモリから
受信画像データを受取って復号化し印字可能なフォーマ
ットに変換して第2のバッファメモリに格納する第1の
サブプロセッサと、第2のバッファメモリに格納したデ
ータに基づいてシリアルプリンタを制御する第2のサブ
プロセッサを設け、第1のサブプロセッサは、復号化処
理時に1ライン毎に黒点の一番左と一番右の画素を検出
して一時メモリに記憶させる手段と、シリアルプリンタ
の1スキャンに相当するNライン分の復号化が完了した
とき一時メモリに記憶されているNラインの中で一番左
に位置する画素と一番右に位置する画素を検出する手段
と、この手段により検出された一番左の画素位置と一番
右の画素位置及びその画素位置間の画素データを第2の
サブプロセッサに転送する手段を設け、第2のサブプロ
セッサは、第1のサブプロセッサからの一番左の画素位
置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素データ
に基づいてシリアルプリンタに1スキャン印字におい
て、印字開始位置へのキャリッジの移動、画素データに
基づく印字及びキャリッジリターン制御を行なわせる制
御手段を設けたものである。
【0009】請求項3対応の発明は、サブプロセッサと
して、通信とは全く非同期で第1のバッファメモリから
受信画像データを受取って復号化し印字可能なフォーマ
ットに変換して第2のバッファメモリに格納する第1の
サブプロセッサと、第2のバッファメモリに格納したデ
ータに基づいてシリアルプリンタを制御する第2のサブ
プロセッサを設け、第1のサブプロセッサは、復号化処
理時に1ライン毎に黒点の一番左と一番右の画素を検出
して一時メモリに記憶させるとともに1ラインすべてが
白のときその情報を一時メモリに記憶させる手段と、シ
リアルプリンタの1スキャンに相当するNライン分の復
号化が完了したとき一時メモリに記憶されているNライ
ンの中で一番左に位置する画素と一番右に位置する画素
を検出する手段と、この手段により検出された一番左の
画素位置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素
データ並びに白ライン情報を第2のサブプロセッサに転
送する手段を設け、第2のサブプロセッサは、第1のサ
ブプロセッサからの一番左の画素位置と一番右の画素位
置及びその画素位置間の画素データに基づいてシリアル
プリンタに1スキャン印字において、印字開始位置への
キャリッジの移動、画素データに基づく印字及びキャリ
ッジリターン制御を行なわせるとともに第1のサブプロ
セッサからの白ライン情報に基づいて記録紙フィード制
御を行なわせる制御手段を設けたものである。
【0010】
【作用】このような構成の本発明においては、通信回線
を介して画像データを受信すると、メインプロセッサは
受信画像データの復号化処理を行って良否判定を行い、
1頁毎に判定結果を送信局へ返答するとともに、受信画
像データを符号化されたままの状態、又はさらにフィル
を削除した状態で第1のバッファメモリに保存する。ま
たサブプロセッサは通信とは全く非同期で第1のバッフ
ァメモリから受信画像データを受取って復号化し印字可
能なフォーマットに変換して第2のバッファメモリに格
納する。このとき1ライン毎に黒点の一番右の画素を検
出して一時メモリに記憶させ、シリアルプリンタの1ス
キャンに相当するNライン分の復号化が完了したとき一
時メモリに記憶されているNラインの中で一番右に位置
する画素を検出する。そしての第2のバッファメモリに
格納したデータに基づいてシリアルプリンタを制御する
とき、検出された画素位置に基づいてシリアルプリンタ
に1スキャンのキャリッジリターン制御を行なわせる。
すなわちシリアルプリンタはNラインの印字を行うとき
キャリッジがNラインの中で最も右に位置する画素まで
印字を行うとその位置からリターンする。
【0011】また第1のサブプロセッサにより1ライン
毎に黒点の一番左と一番右の画素を検出して一時メモリ
に記憶させ、シリアルプリンタの1スキャンに相当する
Nライン分の復号化が完了したとき一時メモリに記憶さ
れているNラインの中で一番左に位置する画素と一番右
に位置する画素を検出する。そして検出された一番左の
画素位置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素
データを第2のサブプロセッサに転送する。第2のサブ
プロセッサでは第1のサブプロセッサからの一番左の画
素位置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素デ
ータに基づいてシリアルプリンタに1スキャンの印字を
行うとき印字開始位置へのキャリッジの移動、画素デー
タに基づく印字及びキャリッジリターン制御を行う。す
なわちシリアルプリンタはNラインの印字を行うときキ
ャリッジをまずNラインの中で最も左に位置する画素ま
で移動させる。そして印字を開始させる。印字が右に位
置する画素まで行うとその位置からリターンする。
【0012】また第1のサブプロセッサにより1ライン
すべてが白のときその情報が一時メモリに記憶される。
そして白ライン情報が第2のサブプロセッサに転送さ
れ、第2のサブプロセッサは、この白ライン情報に基づ
いてシリアルプリンタに記録紙フィード制御を行なわせ
る。すなわちシリアルプリンタでは1ラインすべてが白
データのときには直ちに記録紙のフィードが行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0014】図1は外観を示す斜視図で、1は筐体、2
はこの筐体1の前面に設けられた操作部、3は筐体1の
一側部に設けられたハンドセット、4は記録紙カセッ
ト、5は原稿挿入台である。前記操作部2にはダイヤル
操作等のためのテンキー、ワンタッチダイヤルキー等の
各種キー6、液晶表示器7が設けられている。
【0015】図2は前記筐体内部の構成を概略的に示す
もので、受信画像の記録時には前記記録紙カセット4内
に収納されている記録紙8を記録紙自動給紙機構9によ
って1枚ずつ筐体内に送り込みフィード機構10により
搬送し、途中シリアルインクジェットプリンタ機構11
のインクジェットキャリッジ12に設けれたインクジェ
ットヘッド13によって前記記録紙8に例えば50ドッ
ト単位で画像印字が行われ、記録紙排出口14から外部
に排出するようになっている。
【0016】また原稿送信時には前記原稿挿入台5にセ
ットされた原稿15を原稿自動給紙機構16によって送
り込み、途中読取用プラテンローラ17の位置において
対向配置されたイメージスキャナー18により画像読取
りが行われ、排出ローラ19により筐体1の前面に設け
られた原稿排出口20から外部に排出されるようになっ
ている。
【0017】図3は回路構成を示すブロック図で、21
はメインプロセッサとしての第1のプロセッサ、22は
第1のサブプロセッサとしての第2のプロセッサ、23
は第2のサブプロセッサとしての第3のプロセッサであ
る。
【0018】前記第1のプロセッサ21にはこのプロセ
ッサ21が各部を制御するためのプログラムデータが格
納されたプログラムROM24、データ処理等に使用さ
れるRAM25、第1のバッファメモリ26、モデム2
7及びラッチ回路28がバスライン29を介して接続さ
れている。前記モデム27には網制御装置30が接続さ
れている。前記網制御装置30は電話回線との回路的イ
ンターフェースを行うものであり、前記モデム27は音
声帯域のアナログ信号を復調してデジタルなファクシミ
リ信号に変換するものである。
【0019】前記第2のプロセッサ22にはこのプロセ
ッサ22が各部を制御するためのプログラムデータが格
納されたプログラムROM31、データ処理等に使用さ
れるRAM32、第2のバッファメモリ33、前記ラッ
チ回路28及びFIFO(先入れ先出し)メモリ34が
バスライン35を介して接続されている。
【0020】前記第3のプロセッサ23にはこのプロセ
ッサ23が各部を制御するためのプログラムデータが格
納されたプログラムROM36、データ格納等に使用さ
れるスタテイックRAM37、前記FIFOメモリ3
4、サーマル・アレイ・ドライバ38及びモータドライ
バ39,40がバスライン41を介して接続されてい
る。
【0021】前記サーマル・アレイ・ドライバ38には
前記インクジェットヘッド13が接続され、前記モータ
ドライバ39にはペーパフィードモータ42が接続さ
れ,前記モータドライバ40には前記インクジェットキ
ャリッジ12を駆動するキャリッジモータ43が接続さ
れている。
【0022】前記第1のプロセッサ21は、DMA(ダ
イレクトメモリアクセス)機能をDMA0 とDMA1 の
2チャンネル内蔵したもので、チャンネル0のDMA0
により前記モデム27にて受信したデータをある単位
(例えば128バイト)毎に自動的に前記RAM25に
格納する処理を行う。このRAM25に格納した受信デ
ータはファクシミリの例えばMH符号データのままとな
っている。
【0023】前記第1のプロセッサ21は、RAM25
に格納された受信データをソフトウェアにより復号化処
理する。このとき電話回線にノイズ等の原因によるビッ
トの誤りが無ければ復号化により正常な画像データがラ
イン毎に得られる。しかしビット誤りがある場合には正
常に復元できないラインが発生する。このため第1のプ
ロセッサ21は復元できないライン数をカウントし、原
稿の1ページ受信完了後、ある判定基準に従って送信局
に対してこれを送信するようになっている。
【0024】そしてこの復号化処理と同時にMH符号デ
ータのままの受信データから余分なフィル(時間かせぎ
のために挿入したゼロデータ)を除去し、チャンネル1
のDMA1 にて前記第1のバッファメモリ26に保存す
るようになっている。
【0025】なお、復号化処理によりイメージ情報を作
成することができるが、この時点では復号化したデータ
の保存は行わない。すなわちこの時点で保存するとプリ
ンタが低速であるため多くの原稿を受信したとき保存量
が多くなり、このためメモリ量が大きくなって装置が高
価となってしまう。
【0026】前記第2のプロセッサ22は前記RAM3
2が空き状態になったとき、信号Sによって第1のプロ
セッサ21に対してデータ送信要求をかける。これによ
り第1のプロセッサ21はDMA1 にてある決められた
バイト数に基づいて第1のバッファメモリ26のデータ
を第2のプロセッサ22に転送する。
【0027】前記第2のプロセッサ22もDMA機能を
DMA0 とDMA1 の2チャンネル内蔵しており、第1
のプロセッサ21からのデータ受信をDMA0 で実行
し、RAM32に格納する。前記第1のプロセッサ21
と第2のプロセッサ22のタイミングのインターフェー
スは前記ラッチ回路28が行うようになっている。
【0028】前記RAM32に格納されたデータはMH
符号データのままであり、これを前記第2のプロセッサ
22はソフトウエアで復号化し、ラインイメージにして
前記RAM32に再度保存するようになっている。
【0029】このときの復号化された受信データのRA
M32への保存は、図4に示すように原稿を横に走査し
た形式のラインイメージになる。例えばA4サイズの原
稿の場合の画像データは1728ビット(216バイ
ト)となりエリアM1 に格納する。この復号化の際に黒
点(ビット1)の最も左の位置Aを検出し一時メモリと
しての217,218バイト目のエリアM2 に記憶す
る。また最も右の位置Bを検出し一時メモリとしての2
19,220バイト目のエリアM3 に記憶する。また最
も右の位置がゼロデータのときにはラインすべてが白で
あると判断し、221バイト目のエリアM4 に白ライン
情報として判定フラグ「1」を記憶する。
【0030】以上の処理をシリアルインクジェットプリ
ンタの1スキャンである50ライン繰り返し行う。こう
して各ライン毎にエリアM2 には最も左の位置A1 〜A
50が記憶され、エリアM3 には最も右の位置B1 〜B50
が記憶されるようになる。
【0031】そして1スキャン分の復号化が終了すると
続いて位置A1 〜A50を比較して最も小さい値An を求
める。また位置B1 〜B50を比較して最も大きい値Bn
を求める。
【0032】また受信データのイメージのビット並びは
横方向であり、これをシリアルプリンタに合わせるため
に縦方向に変換させる。この縦方向のデータ配列は50
ライン単位で行われ、図5に示す構成となる。なお、デ
ータd11,d12,…d17はそれぞれ8ビットで、データ
d17については最初の2ビットのみを使用して残りの2
ビットは無視されるようになっている。従ってデータd
11〜d17で50ドットとなる。またこのときファクシミ
リの画像の解像度とプリンタの解像度が異なる場合には
解像度の変換も行われるようになっている。こうして縦
横変換された画像データを第2のバッファメモリ33に
格納するようにしている。
【0033】前記第3のプロセッサ23は、スタテック
RAM37に格納された印字データに基づいて各ドライ
バ38,39,40を制御して印字を行うものである。
先ず第3のプロセッサ23はRAM37に空き領域があ
れば第2のプロセッサ22にデータの転送要求を行い、
これにより第2のプロセッサ22はDMA1 にてデータ
の転送を開始する。このときのデータ転送は前記FIF
Oメモリ34を介して行われる。転送単位はシリアルプ
リンタの1回のスキャンで印字する量となっている。こ
こで第2のプロセッサ22から第3のプロセッサ23へ
のデータ転送時のコマンド形式は以下の通りになってい
る。
【0034】 ESC601、Bn −An ,DATA …画像データ転送コマンド ESC604、M …Mラインフィード ESC605、An …An ドット右へ移動 FF(FROM FEED ) …記録紙を最後までフィード なお、ESC601、ESC604、ESC605など
はエスケープシーケンスと呼ばれ、汎用プリンタの印字
制御等に使用されるコマンドである。
【0035】前記第3のプロセッサ23は、モータドラ
イバ40によりキャリッジモータ43を駆動しつつサー
マル・アレイ・ドライバ38にRAM37からデータを
転送しインクジェットヘッド13により記録紙に対して
印字を行うようになっている。
【0036】このような構成の実施例においては、例え
ばA4の原稿の10枚分の画像データを受信したとする
と、その通信時間は1枚30秒程度である。ここでイン
クジェット方式のシリアルプリンタでA4サイズ1枚分
の印字時間を約1分とすると、明らかに印字が間に合わ
ない状態が発生する。これに対して第1のプセッサ21
は受信データをMH符号化されたまま第1のバッファメ
モリ26に逐次保存する。
【0037】このとき第2のプロセッサ31はデータ受
信とは無関係に印字できる能力でデータを第1のバッフ
ァメモリ26から受信し復号化して印字データに変換す
る。そして第3のプロセッサ23は第2のプロセッサ2
2から印字データを受信してインクジェット方式のシリ
アルプリンタにより印字出力させる。
【0038】すなわちモデム27からのデータ転送単位
を256バイトとすると、図6に示すようにモデム27
からのデータをRAM25の通信バッファA,Bに対し
てDMA0 により交互に取込む。そしてDMA1 により
第1のバッファメモリ26に対してポインタAにより保
存していく。第2のプロセッサ22からデータ転送要求
があるとDMA1 にてポインタBによりデータを取出し
転送する。このように第1のバッファメモリ26はリン
グバッファ構成となっている。なお、ポインチAがポイ
ンタBに追付くことがあると、これはバッファフルの状
態であり、これ以上の受信は不能となるので、このとき
には受信不可能を送信側に通知して回線を遮断すること
になる。
【0039】このようにすれば通信により10枚の受信
が完了した時点では約5分が経過しており、この状態で
は印字が5枚済んだ状態となっている。そして6枚目か
ら10枚目の原稿の画像データは第1のバッファメモリ
26に格納された状態にある。
【0040】そして第1のプロセッサ21は全頁の受信
が完了すれば回線を遮断するが、第1のバッファメモリ
26に格納されている受信データは回線を遮断した後も
第2のプロセッサ22に順次転送されてシリアルインク
ジェットプリンタにより印字されることになる。しかし
これはユーザにとって問題となることはない。
【0041】こうして3つのプロセッサ21〜23を設
け、特に第1のプロセッサ21により通信回線を介して
の画像データの送受信制御を行い、受信時には受信画像
データの復号化処理を行ってビット誤りの有無をチェッ
クして判定結果を送信局へ返答するとともに、受信画像
データをMH符号化データのままフィルのみを削除して
第1のバッファメモリ26に保存する処理を行い、第2
のプロセッサ22によって通信とは全く非同期で第1の
バッファメモリ26からMH符号化データを受取って復
号化し印字可能なフォーマットに変換して第2のバッフ
ァメモリ33に格納する処理を行うという、比較的簡単
な回路構成によって通信速度に比べて速度の遅いシリア
ルインクジェットプリンタによる印字出力に十分対処で
きる。従って小形化、低価格化が容易に実現できる。
【0042】また第2のプロセッサ22から第3のプロ
セッサ23に対して例えば、ESC605,N1 ,ES
C601,N2 ,Data1 のコマンドが転送される
と、第3のプロセッサ23はキャリッジモータ43を駆
動してインクジェットキャリッジ12を右へN1 ドット
移動させてからインクジェットヘッド13を駆動してD
ata1 の印字を開始させる。そしてインクジェットキ
ャリッジ12がN2 ドット右へ移動するとキャリッジリ
ターンさせる。こうして図7の斜線領域aに対する50
ドットライン分の印字が行われる。
【0043】続いてESC605,N3 ,ESC60
1,N4 ,Data2 のコマンドが転送されると、第3
のプロセッサ23はキャリッジモータ43を駆動してイ
ンクジェットキャリッジ12を右へN3 ドット移動させ
てからインクジェットヘッド13を駆動してData2
の印字を開始させる。そしてインクジェットキャリッジ
12がN4 ドット右へ移動するとキャリッジリターンさ
せる。こうして図7の斜線領域bに対する50ドットラ
イン分の印字が行われる。
【0044】続いてESC604,N5 のコマンドが転
送されると、第3のプロセッサ23はペーパフィードモ
ータ42のみを駆動して記録紙8をN5ライン分フィー
ドさせる。
【0045】続いてESC605,N6 ,ESC60
1,N7 ,Data3 のコマンドが転送されると、第3
のプロセッサ23はキャリッジモータ43を駆動してイ
ンクジェットキャリッジ12を右へN6 ドット移動させ
てからインクジェットヘッド13を駆動してData3
の印字を開始させる。そしてインクジェットキャリッジ
12がN7 ドット右へ移動するとキャリッジリターンさ
せる。こうして図7の斜線領域cに対する50ドットラ
イン分の印字が行われる。
【0046】続いてESC605,N8 ,ESC60
1,N9 ,Data4 のコマンドが転送されると、第3
のプロセッサ23はキャリッジモータ43を駆動してイ
ンクジェットキャリッジ12を右へN8 ドット移動させ
てからインクジェットヘッド13を駆動してData4
の印字を開始させる。そしてインクジェットキャリッジ
12がN9 ドット右へ移動するとキャリッジリターンさ
せる。こうして図7の斜線領域dに対する50ドットラ
イン分の印字が行われる。そして最後にFFのコマンド
が転送されると、第3のプロセッサ23はペーパフィー
ドモータ42のみを駆動して記録紙8を最後までフィー
ドさせる。こうして1頁の印字が終了することになる。
【0047】このように第3のプロセッサ23は第2の
プロセッサ22から印字する画像データのコマンド及び
インクジェットキャリッジ12を印字有効範囲の途中か
らリターンさせるコマンドを受信してプリンタ機構13
を制御しているので、インクジェットキャリッジ12は
印字有効範囲の最後まで移動すること無く、印字データ
の長さに応じて途中でリターンできるので、印字のより
高速化を図ることができる。また第2のプロセッサ22
から印字開始位置までインクジェットキャリッジ12を
移動させるコマンドや記録紙を単にフィードさせるコマ
ンドを受信してプリンタ機構13を制御しているので、
プリンタ機構13の動作が迅速に対処することが可能と
なり、この点においても印字のより高速化を図ることが
できる。
【0048】なお、前記実施例ではサブプロセッサを第
2、第3のプロセッサ22,23として2つに分けたも
のについて述べたが必ずしもこれに限定されるものでは
なく、第2、第3のプロセッサ22,23の処理を1つ
のサブプロセッサで行うようにしてもよい。
【0049】また前記実施例では第1のバッファメモリ
26の受信したMH符号化データを保存するときにフィ
ルを除去するようにしたが必ずしもこれに限定されるも
のではなく、場合によってはフィルを除去しないで保存
してもよい。
【0050】また前記実施例ではシリアルプリンタとし
て1スキャンによる印字ラインが50ドットの場合につ
いて述べたが必ずしもこれに限定されるものでないのは
勿論である。
【0051】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、印
字速度が画像受信速度に比して低速な普通紙への印字が
可能なシリアルプリンタを使用したものにおいて、その
速度の違いに対して比較的簡単な回路構成で対処でき、
従って小形化、低価格化を確実に実現でき、しかも印字
のより高速化を実現できるファクシミリ装置を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の概略構成図。
【図3】同実施例の回路構成を示すブロック図。
【図4】同実施例における復号化データの保存状態を示
す図。
【図5】同実施例における印字データのドット形式を示
す図。
【図6】同実施例における第1のバッファメモリに対す
る受信データの取込み、吐き出しの処理を説明するため
の図。
【図7】同実施例における印字動作を説明するための
図。
【符号の説明】
11…シリアルインクジェットプリンタ機構、12…イ
ンクジェットキャリッジ、13…インクジェットヘッ
ド、21…第1のプロセッサ(メインプロセッサ)、2
2…第2のプロセッサ(サブプロセッサ)、23…第3
のプロセッサ(サブプロセッサ)、26…第1のバッフ
ァメモリ、32…RAM、33…第2のバッファメモ
リ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した画像データを印字出力する、印
    字速度が画像受信速度に比して低速なシリアルプリンタ
    と、通信回線を介して画像データの送受信制御を行い、
    受信時には受信画像データの復号化処理を行って良否判
    定を行い、1頁毎に判定結果を送信局へ返答するととも
    に、受信画像データを符号化されたままの状態、又はさ
    らにフィルを削除した状態で第1のバッファメモリに保
    存するメインプロセッサと、通信とは全く非同期で前記
    第1のバッファメモリから受信画像データを受取って復
    号化し印字可能なフォーマットに変換して第2のバッフ
    ァメモリに格納するとともに、その第2のバッファメモ
    リに格納したデータに基づいて前記シリアルプリンタを
    制御するサブプロセッサを設け、 前記サブプロセッサは、復号化処理時に1ライン毎に黒
    点の一番右の画素を検出して一時メモリに記憶させる手
    段と、前記シリアルプリンタの1スキャンに相当するN
    ライン分の復号化が完了したとき前記一時メモリに記憶
    されているNラインの中で一番右に位置する画素を検出
    する手段と、この手段により検出された画素位置に基づ
    いて前記シリアルプリンタに1スキャンのキャリッジリ
    ターン制御を行なわせる制御手段を設けたことを特徴と
    するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 受信した画像データを印字出力する、印
    字速度が画像受信速度に比して低速なシリアルプリンタ
    と、通信回線を介して画像データの送受信制御を行い、
    受信時には受信画像データの復号化処理を行って良否判
    定を行い、1頁毎に判定結果を送信局へ返答するととも
    に、受信画像データを符号化されたままの状態、又はさ
    らにフィルを削除した状態で第1のバッファメモリに保
    存するメインプロセッサと、通信とは全く非同期で前記
    第1のバッファメモリから受信画像データを受取って復
    号化し印字可能なフォーマットに変換して第2のバッフ
    ァメモリに格納する第1のサブプロセッサと、前記第2
    のバッファメモリに格納したデータに基づいて前記シリ
    アルプリンタを制御する第2のサブプロセッサを設け、 前記第1のサブプロセッサは、復号化処理時に1ライン
    毎に黒点の一番左と一番右の画素を検出して一時メモリ
    に記憶させる手段と、前記シリアルプリンタの1スキャ
    ンに相当するNライン分の復号化が完了したとき前記一
    時メモリに記憶されているNラインの中で一番左に位置
    する画素と一番右に位置する画素を検出する手段と、こ
    の手段により検出された一番左の画素位置と一番右の画
    素位置及びその画素位置間の画素データを前記第2のサ
    ブプロセッサに転送する手段を設け、前記第2のサブプ
    ロセッサは、前記第1のサブプロセッサからの一番左の
    画素位置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素
    データに基づいて前記シリアルプリンタに1スキャン印
    字において、印字開始位置へのキャリッジの移動、画素
    データに基づく印字及びキャリッジリターン制御を行な
    わせる制御手段を設けたことを特徴とするファクシミリ
    装置。
  3. 【請求項3】 受信した画像データを印字出力する、印
    字速度が画像受信速度に比して低速なシリアルプリンタ
    と、通信回線を介して画像データの送受信制御を行い、
    受信時には受信画像データの復号化処理を行って良否判
    定を行い、1頁毎に判定結果を送信局へ返答するととも
    に、受信画像データを符号化されたままの状態、又はさ
    らにフィルを削除した状態で第1のバッファメモリに保
    存するメインプロセッサと、通信とは全く非同期で前記
    第1のバッファメモリから受信画像データを受取って復
    号化し印字可能なフォーマットに変換して第2のバッフ
    ァメモリに格納する第1のサブプロセッサと、前記第2
    のバッファメモリに格納したデータに基づいて前記シリ
    アルプリンタを制御する第2のサブプロセッサを設け、 前記第1のサブプロセッサは、復号化処理時に1ライン
    毎に黒点の一番左と一番右の画素を検出して一時メモリ
    に記憶させるとともに1ラインすべてが白のときその情
    報を前記一時メモリに記憶させる手段と、前記シリアル
    プリンタの1スキャンに相当するNライン分の復号化が
    完了したとき前記一時メモリに記憶されているNライン
    の中で一番左に位置する画素と一番右に位置する画素を
    検出する手段と、この手段により検出された一番左の画
    素位置と一番右の画素位置及びその画素位置間の画素デ
    ータ並びに白ライン情報を前記第2のサブプロセッサに
    転送する手段を設け、前記第2のサブプロセッサは、前
    記第1のサブプロセッサからの一番左の画素位置と一番
    右の画素位置及びその画素位置間の画素データに基づい
    て前記シリアルプリンタに1スキャン印字において、印
    字開始位置へのキャリッジの移動、画素データに基づく
    印字及びキャリッジリターン制御を行なわせるとともに
    前記第1のサブプロセッサからの白ライン情報に基づい
    て記録紙フィード制御を行なわせる制御手段を設けたこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
JP3171357A 1991-07-11 1991-07-11 ファクシミリ装置 Expired - Lifetime JP2759005B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171357A JP2759005B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ファクシミリ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3171357A JP2759005B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ファクシミリ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0522541A JPH0522541A (ja) 1993-01-29
JP2759005B2 true JP2759005B2 (ja) 1998-05-28

Family

ID=15921689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3171357A Expired - Lifetime JP2759005B2 (ja) 1991-07-11 1991-07-11 ファクシミリ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2759005B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0522541A (ja) 1993-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6111656A (en) Image communicating apparatus
JP3083001B2 (ja) 画像通信装置
JP2759005B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH06233090A (ja) 画像形成装置
JP3012706B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3549304B2 (ja) 記録装置
JP3492293B2 (ja) ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法
KR100193805B1 (ko) 팩시밀리와 컴퓨터 및 프린터를 이용한 복합기 및 그 제어방법
CN1640681A (zh) 指示打印媒体的短缺的多功能外围设备和方法
JP3164186B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2885557B2 (ja) ファクシミリ装置
JP2922664B2 (ja) 画像処理装置
JP3417890B2 (ja) ファクシミリ装置
JPH0686043A (ja) ファクシミリシステム
JPH09181863A (ja) ファクシミリシステム
JP3176135B2 (ja) 画像通信装置
JP3028805B2 (ja) 通信装置
JPH04252662A (ja) ファクシミリ装置
KR100213917B1 (ko) 복합기의 부가정보 기록방법
JP2001127947A (ja) 画像通信装置およびその方法
JPH01294071A (ja) ファクシミリ機能付きプリンタ
JPH06164872A (ja) ファクシミリ装置
JPH0867047A (ja) 印字装置
JPH11252336A (ja) 画像処理装置
KR20000015724A (ko) 외부 전화기를 통한 인쇄 수직 정렬 조정 방법