JP3492293B2 - ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法 - Google Patents
ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法Info
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- JP3492293B2 JP3492293B2 JP2000206043A JP2000206043A JP3492293B2 JP 3492293 B2 JP3492293 B2 JP 3492293B2 JP 2000206043 A JP2000206043 A JP 2000206043A JP 2000206043 A JP2000206043 A JP 2000206043A JP 3492293 B2 JP3492293 B2 JP 3492293B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両面原稿の画像情報
を送信する両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像
情報を送信するブック原稿送信モードを有するファクシ
ミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法に関する
ものである。
を送信する両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像
情報を送信するブック原稿送信モードを有するファクシ
ミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】旧来のファクシミリ装置は、原稿画像を
片面送信する製品が主なものであったが、近年になっ
て、両面原稿を読取り、送信するハードウェア構成およ
び通信手順が提案されている。
片面送信する製品が主なものであったが、近年になっ
て、両面原稿を読取り、送信するハードウェア構成およ
び通信手順が提案されている。
【0003】ITU−T勧告T30、あるいはその試案
においては、両面伝送に関する通信手順が提案されてお
り、この勧告に提案されている方式では、原稿表面ある
いは裏面の1面の画情報それ自体は旧来の片面伝送の場
合の1ページの画像とほぼ同様のファクシミリメッセー
ジとして送信し、ポストメッセージ信号にページ番号や
面(サイド)の情報を付加して送信する。
においては、両面伝送に関する通信手順が提案されてお
り、この勧告に提案されている方式では、原稿表面ある
いは裏面の1面の画情報それ自体は旧来の片面伝送の場
合の1ページの画像とほぼ同様のファクシミリメッセー
ジとして送信し、ポストメッセージ信号にページ番号や
面(サイド)の情報を付加して送信する。
【0004】両面画情報の伝送方式としては、原稿表面
の画像、裏面の画像を各ページについて交互に送信する
両面交互伝送(Alternate(交互)モード)、
あるいは原稿表面の画像全部を送信し、続いて裏面の画
像全部を送信する両面連続伝送(Continuous
(連続)モード)などが知られている。
の画像、裏面の画像を各ページについて交互に送信する
両面交互伝送(Alternate(交互)モード)、
あるいは原稿表面の画像全部を送信し、続いて裏面の画
像全部を送信する両面連続伝送(Continuous
(連続)モード)などが知られている。
【0005】一方で、複写機などにおいては、いわゆる
ブック原稿の処理機能、すなわち見開きページの画像を
処理する機能が知られており、ファクシミリ装置と複写
機の機能の両方を有する複合機においてはこのようなブ
ック原稿画像を送信するものが知られている。ブック原
稿のファクシミリ送信では、たとえばA4サイズの書籍
をA3サイズの見開き状態として読取面に置き、その左
右からA4の原稿画像を読み取り、それぞれをA4の1
ページの画像として順次送信するものである。
ブック原稿の処理機能、すなわち見開きページの画像を
処理する機能が知られており、ファクシミリ装置と複写
機の機能の両方を有する複合機においてはこのようなブ
ック原稿画像を送信するものが知られている。ブック原
稿のファクシミリ送信では、たとえばA4サイズの書籍
をA3サイズの見開き状態として読取面に置き、その左
右からA4の原稿画像を読み取り、それぞれをA4の1
ページの画像として順次送信するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】両面伝送機能と、ブッ
ク原稿の送信機能はその両方を同時に利用できるのが望
ましい。書籍などの原稿は両面印刷されているものが殆
どであるから、この2つの機能の併用ではユーザは元の
原稿と同様に記録が行なわれることを当然期待するが、
従来の両面伝送機能とブック原稿送信機能を単に組合せ
ただけでは以下のような問題が生じる。
ク原稿の送信機能はその両方を同時に利用できるのが望
ましい。書籍などの原稿は両面印刷されているものが殆
どであるから、この2つの機能の併用ではユーザは元の
原稿と同様に記録が行なわれることを当然期待するが、
従来の両面伝送機能とブック原稿送信機能を単に組合せ
ただけでは以下のような問題が生じる。
【0007】すなわち、従来では、特にブック原稿を両
面で送る場合、原稿表面の画像、裏面の画像を各ページ
について交互に送信する交互モードを用いるものとすれ
ば、交互モードでは表、裏、表、裏、のように表面から
送信開始するように考えられているために、記録の順序
が元の書籍などの原稿と異なるものとなってしまう。
面で送る場合、原稿表面の画像、裏面の画像を各ページ
について交互に送信する交互モードを用いるものとすれ
ば、交互モードでは表、裏、表、裏、のように表面から
送信開始するように考えられているために、記録の順序
が元の書籍などの原稿と異なるものとなってしまう。
【0008】つまり、ページナンバーをPN、表面をF
S(Front Side)、裏面をRS(Rear
Side)と表現するものとすると、見開きの4ぺージ
を単純に交互モードを用いて送信した場合(左開きの書
籍などの場合)、 PN=1,FS : 見開き左側 PN=2,RS : 見開き右側 PN=3,FS : 見開き左側 PN=4,RS : 見開き右側 といった具合に見開きページがFS,RSの順で送られ
るため、受信側でそれを記録した場合、表と裏が元原稿
とは逆に印刷されるため、元原稿と同じ見開き状態で画
像を再生できない。このため、見開きいっぱいに使った
図表などの画情報は読めなくなってしまう。
S(Front Side)、裏面をRS(Rear
Side)と表現するものとすると、見開きの4ぺージ
を単純に交互モードを用いて送信した場合(左開きの書
籍などの場合)、 PN=1,FS : 見開き左側 PN=2,RS : 見開き右側 PN=3,FS : 見開き左側 PN=4,RS : 見開き右側 といった具合に見開きページがFS,RSの順で送られ
るため、受信側でそれを記録した場合、表と裏が元原稿
とは逆に印刷されるため、元原稿と同じ見開き状態で画
像を再生できない。このため、見開きいっぱいに使った
図表などの画情報は読めなくなってしまう。
【0009】本発明の課題は、上記の問題を解決し、両
面伝送機能と、ブック原稿の送信機能の両方を同時に利
用でき、受信側で元原稿と同じ見開き状態で画像を再生
できるようにすることにある。
面伝送機能と、ブック原稿の送信機能の両方を同時に利
用でき、受信側で元原稿と同じ見開き状態で画像を再生
できるようにすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、両面原稿の画像情報を送信する
両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信
するブック原稿送信モードを有するファクシミリ装置、
およびファクシミリ装置の制御方法において、送信機と
して動作する時、前記ブック原稿送信モードにおいて、
ブック原稿から見開きで読み取った前半部の画像情報に
は当該画像情報の表裏のページ情報として裏面を指定す
るページ情報を、また、ブック原稿から見開きで読み取
った後半部の画像情報には当該画像情報の表裏のページ
情報として表面を指定するページ情報を画像情報にそれ
ぞれ付与して両面通信手順により送信し、受信機として
動作する時、受信した前記ページ情報が裏面を指定する
ページ情報から始まっていることにより前記ブック原稿
送信モードを検出し、該モードにおいては前記前半部の
画像情報を記録紙の裏面に記録し、かつ前記後半部の画
像情報を記録紙の表面に記録する構成を採用した。
め、本発明においては、両面原稿の画像情報を送信する
両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信
するブック原稿送信モードを有するファクシミリ装置、
およびファクシミリ装置の制御方法において、送信機と
して動作する時、前記ブック原稿送信モードにおいて、
ブック原稿から見開きで読み取った前半部の画像情報に
は当該画像情報の表裏のページ情報として裏面を指定す
るページ情報を、また、ブック原稿から見開きで読み取
った後半部の画像情報には当該画像情報の表裏のページ
情報として表面を指定するページ情報を画像情報にそれ
ぞれ付与して両面通信手順により送信し、受信機として
動作する時、受信した前記ページ情報が裏面を指定する
ページ情報から始まっていることにより前記ブック原稿
送信モードを検出し、該モードにおいては前記前半部の
画像情報を記録紙の裏面に記録し、かつ前記後半部の画
像情報を記録紙の表面に記録する構成を採用した。
【0011】 あるいは、両面原稿の画像情報を送信す
る両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送
信するブック原稿送信モードを有するファクシミリ装
置、およびファクシミリ装置の制御方法において、送信
機として動作する時、前記ブック原稿送信モードにおい
て、ブック原稿送信モードを通知する手順信号とともに
ブック原稿から見開きで読み取った前半部、およびブッ
ク原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を両面
通信手順により順次送信し、受信機として動作する時、
前記手順信号を受信することにより前記ブック原稿送信
モードを検出し、該モードにおいては前記前半部の画像
情報を記録紙の裏面に記録し、かつ、前記後半部の画像
情報を記録紙の表面に記録する構成を採用した。
る両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送
信するブック原稿送信モードを有するファクシミリ装
置、およびファクシミリ装置の制御方法において、送信
機として動作する時、前記ブック原稿送信モードにおい
て、ブック原稿送信モードを通知する手順信号とともに
ブック原稿から見開きで読み取った前半部、およびブッ
ク原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を両面
通信手順により順次送信し、受信機として動作する時、
前記手順信号を受信することにより前記ブック原稿送信
モードを検出し、該モードにおいては前記前半部の画像
情報を記録紙の裏面に記録し、かつ、前記後半部の画像
情報を記録紙の表面に記録する構成を採用した。
【0012】
【0013】
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施形態に基づ
き本発明を詳細に説明する。
き本発明を詳細に説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1に本発明を採用し
たファクシミリ装置の構成を示す。図1において符号1
はマイクロプロセッサなどから構成されるCPUで、R
OM2に格納されているプログラムに従ってRAM3、
不揮発性RAM4、キャラクタジェネレータ(CG)
5、読取部8、印刷制御部12、操作部7、表示部6、
CODEC部9、解像度変換部10、画像反転部11、
MODEM部13、NCU部14を制御する。
たファクシミリ装置の構成を示す。図1において符号1
はマイクロプロセッサなどから構成されるCPUで、R
OM2に格納されているプログラムに従ってRAM3、
不揮発性RAM4、キャラクタジェネレータ(CG)
5、読取部8、印刷制御部12、操作部7、表示部6、
CODEC部9、解像度変換部10、画像反転部11、
MODEM部13、NCU部14を制御する。
【0016】以下、上記の各部の動作につき説明する。
【0017】RAM3は、入出力あるいは送受信される
画像データを記憶する画像メモリ領域を有する。すなわ
ち、RAM3は、読取部8によって読み取られた2値化
画像データ、あるいは、印刷制御部12に記録される印
刷用画像データを格納すると共に、MODEM部13へ
出力する送信用符号化画像データと、MODEM部13
から入力された受信符号化画像データを格納する。
画像データを記憶する画像メモリ領域を有する。すなわ
ち、RAM3は、読取部8によって読み取られた2値化
画像データ、あるいは、印刷制御部12に記録される印
刷用画像データを格納すると共に、MODEM部13へ
出力する送信用符号化画像データと、MODEM部13
から入力された受信符号化画像データを格納する。
【0018】不揮発性RAM4は、電源が遮断された状
態にあっても、保存しておくべきデータ(例えば短縮ダ
イヤル番号など)の記憶に用いられる。
態にあっても、保存しておくべきデータ(例えば短縮ダ
イヤル番号など)の記憶に用いられる。
【0019】キャラクタジェネレータ5は文字情報から
画像情報を生成するために用いられるもので、JISコ
ード、ASCIIコードなどのキャラクタを格納するR
OMであり、CPU1の制御に基づき必要に応じて所定
コードに対応するキャラクタデータを取り出す。
画像情報を生成するために用いられるもので、JISコ
ード、ASCIIコードなどのキャラクタを格納するR
OMであり、CPU1の制御に基づき必要に応じて所定
コードに対応するキャラクタデータを取り出す。
【0020】読取部8は、送信(あるいはコピー印刷)
するための画像を読み取るためのもので、DMAコント
ローラ、画像処理IC、イメージセンサ、CMOSロジ
ックICなどから構成され、CPU1の制御に基づいて
密着型イメージセンサ(CS)を利用して読み取ったビ
デオ信号を画像処理IC内で2値化し、その2値化デー
タを順次RAM3に送り記憶させる。読取部8に対する
原稿のセット状態は、原稿の搬送路に設けられたフォト
センサを用いた原稿検出部により検出できるようになっ
ている。
するための画像を読み取るためのもので、DMAコント
ローラ、画像処理IC、イメージセンサ、CMOSロジ
ックICなどから構成され、CPU1の制御に基づいて
密着型イメージセンサ(CS)を利用して読み取ったビ
デオ信号を画像処理IC内で2値化し、その2値化デー
タを順次RAM3に送り記憶させる。読取部8に対する
原稿のセット状態は、原稿の搬送路に設けられたフォト
センサを用いた原稿検出部により検出できるようになっ
ている。
【0021】また、本実施形態では、読取部8は少なく
ともブック原稿を読み取るための機構を有するものとす
る。すなわち、書籍などの原稿から見開き状態で2ペー
ジ分の画像を読み取れるものとする。ブック原稿の読取
においては、従来の複写機などにおいて行なわれている
のと同様に、読取部8の読取面に書籍などのブック原稿
を見開きで載置することができ、一度に見開きページの
前半部(左開きの書籍などの場合は左半部)および見開
きページの後半部(左開きの書籍などの場合は右半部)
の画像をそれぞれファクシミリ送信すべき1ページの画
像として読み取る。
ともブック原稿を読み取るための機構を有するものとす
る。すなわち、書籍などの原稿から見開き状態で2ペー
ジ分の画像を読み取れるものとする。ブック原稿の読取
においては、従来の複写機などにおいて行なわれている
のと同様に、読取部8の読取面に書籍などのブック原稿
を見開きで載置することができ、一度に見開きページの
前半部(左開きの書籍などの場合は左半部)および見開
きページの後半部(左開きの書籍などの場合は右半部)
の画像をそれぞれファクシミリ送信すべき1ページの画
像として読み取る。
【0022】左右(あるいは上下)前半部、後半部のい
ずれに対応させるかは、複写機などにおけるのと同様
に、書籍などのブック原稿が左開きであるか右開きであ
るかなどをユーザが操作部7で指定することにより(あ
るいは適当な自動アルゴリズムを利用できる場合はそれ
を用いて)決定される。
ずれに対応させるかは、複写機などにおけるのと同様
に、書籍などのブック原稿が左開きであるか右開きであ
るかなどをユーザが操作部7で指定することにより(あ
るいは適当な自動アルゴリズムを利用できる場合はそれ
を用いて)決定される。
【0023】印刷制御部12は、受信画像(あるいはコ
ピー時には読取部8で読み取った画像)の記録に用いら
れるもので、DMAコントローラ、インクジェット記録
装置、CMOSロジックICなどから構成され、CPU
1の制御によってRAM3に格納されている印刷用デー
タを取り出し、ハードコピーとして記録出力する。印刷
機構(後述の図9の911)はインクジェット記録装置
(あるいはレーザビームプリンタ)などから構成され
る。また印刷制御部12には、両面記録をサポートする
ため、機構的に記録紙を反転させる機構を有し、CPU
1の命令により、両面記録時のみ一度印刷した後、記録
紙を反転させて、反対側の面にも印刷を行なえるものと
する。
ピー時には読取部8で読み取った画像)の記録に用いら
れるもので、DMAコントローラ、インクジェット記録
装置、CMOSロジックICなどから構成され、CPU
1の制御によってRAM3に格納されている印刷用デー
タを取り出し、ハードコピーとして記録出力する。印刷
機構(後述の図9の911)はインクジェット記録装置
(あるいはレーザビームプリンタ)などから構成され
る。また印刷制御部12には、両面記録をサポートする
ため、機構的に記録紙を反転させる機構を有し、CPU
1の命令により、両面記録時のみ一度印刷した後、記録
紙を反転させて、反対側の面にも印刷を行なえるものと
する。
【0024】ここで、図9に両面印刷機構の概要を示し
ておく。図9は、ファクシミリ装置の印刷および用紙搬
送系の概略構成を示している。通常の記録においては、
図示のように、給紙カセット905あるいは906から
給紙された記録紙、あるいは、自動給紙機構903から
給紙された記録紙は実線の経路Aを搬送されて印刷機構
(前述の)911で記録され、排紙部902(または9
01)に排紙される。
ておく。図9は、ファクシミリ装置の印刷および用紙搬
送系の概略構成を示している。通常の記録においては、
図示のように、給紙カセット905あるいは906から
給紙された記録紙、あるいは、自動給紙機構903から
給紙された記録紙は実線の経路Aを搬送されて印刷機構
(前述の)911で記録され、排紙部902(または9
01)に排紙される。
【0025】両面受信画像のように両面記録を行なう場
合は、実線の経路Aの途中のフラッパ910で搬送方向
が変換され、再給紙部907に搬入される。ここでいっ
たん再給紙ローラ907aでCの方向に記録紙が送ら
れ、その後、反転センサ912の記録紙検出状態を監視
しつつ搬送方向を反転してDの方向に記録紙を搬送し、
再度印刷機構911に搬入することにより裏面への記録
が行なわれる。再給紙部907は、必ずしも一度に1枚
づつ記録紙の反転を行なうように構成される必要はな
く、両面印刷のスループットを向上させるために複数枚
の記録紙を収容し、順次反転して再搬送するような構成
でもよい。この場合には、記録紙の適切な表裏位置に所
期の画像が記録されるように、適宜RAM3の画像メモ
リ領域を用いて画像データがバッファされるのはいうま
でもない。
合は、実線の経路Aの途中のフラッパ910で搬送方向
が変換され、再給紙部907に搬入される。ここでいっ
たん再給紙ローラ907aでCの方向に記録紙が送ら
れ、その後、反転センサ912の記録紙検出状態を監視
しつつ搬送方向を反転してDの方向に記録紙を搬送し、
再度印刷機構911に搬入することにより裏面への記録
が行なわれる。再給紙部907は、必ずしも一度に1枚
づつ記録紙の反転を行なうように構成される必要はな
く、両面印刷のスループットを向上させるために複数枚
の記録紙を収容し、順次反転して再搬送するような構成
でもよい。この場合には、記録紙の適切な表裏位置に所
期の画像が記録されるように、適宜RAM3の画像メモ
リ領域を用いて画像データがバッファされるのはいうま
でもない。
【0026】再び図1において操作部7は画像送信、受
信などをスタートさせるキー、送受信時における解像度
などの動作モードを選択するモード選択キー、ダイヤリ
ング用のテンキーないしワンタッチキーなどから構成さ
れている。
信などをスタートさせるキー、送受信時における解像度
などの動作モードを選択するモード選択キー、ダイヤリ
ング用のテンキーないしワンタッチキーなどから構成さ
れている。
【0027】表示部6は時計表示用の7セグメントLC
D、各種モードを表示する絵文字LCDと、5×7ドッ
ト16桁×1行の表示を行うことができるドットマトリ
クスLCDとを組み合わせたLCDモジュール、LED
などから構成されており、装置の動作状態の表示や、ユ
ーザ入力のモニタ表示に用いられる。
D、各種モードを表示する絵文字LCDと、5×7ドッ
ト16桁×1行の表示を行うことができるドットマトリ
クスLCDとを組み合わせたLCDモジュール、LED
などから構成されており、装置の動作状態の表示や、ユ
ーザ入力のモニタ表示に用いられる。
【0028】CODEC部9は、ハード回路により構成
された符号/復号化部であり、CPU1が受信符号化デ
ータを復号化したり、読み取り生データを送信用に符号
化するのを手助けする。CODEC部9は生データから
RL(ランレングス)への変換回路、RLから生データ
への変換回路などから成る。ファクシミリではMH,M
R,MMRなどの符号化方式が使用される。
された符号/復号化部であり、CPU1が受信符号化デ
ータを復号化したり、読み取り生データを送信用に符号
化するのを手助けする。CODEC部9は生データから
RL(ランレングス)への変換回路、RLから生データ
への変換回路などから成る。ファクシミリではMH,M
R,MMRなどの符号化方式が使用される。
【0029】解像度変換部10は、読み取り部8よりR
AM3に蓄えられた2値化生データや、MODEM部1
3を介してRAM3に蓄えられている受信符号化データ
から復号化された生データを、ファクシミリの解像度8
pel(1mmに8ピクセル)から記録の解像度360
dpi(1インチに360ドット)に変換するブロック
である。
AM3に蓄えられた2値化生データや、MODEM部1
3を介してRAM3に蓄えられている受信符号化データ
から復号化された生データを、ファクシミリの解像度8
pel(1mmに8ピクセル)から記録の解像度360
dpi(1インチに360ドット)に変換するブロック
である。
【0030】解像度変換部10では、まずハード回路に
より主走査方向についてのみ解像度を変換し、変換され
たデータはまたRAM3に蓄えられる。その後、CPU
1の制御によりRAM3内でソフト的にラインコピーが
行われ、副走査方向の解像度変換が行われる。
より主走査方向についてのみ解像度を変換し、変換され
たデータはまたRAM3に蓄えられる。その後、CPU
1の制御によりRAM3内でソフト的にラインコピーが
行われ、副走査方向の解像度変換が行われる。
【0031】なお、両面記録の時には、機構上反転した
場合、画像の後端から印刷を行うことになるため、あら
かじめ印刷画像を反転する必要があり、画像反転部11
はこのためのものである。両面受信した画像が表面(F
S)の場合はそのまま印刷し、裏面(RS)の場合は画
像反転部11で画像を反転し、印刷制御部12で前述の
ように記録紙を反転させて画像の後端から印刷する。
場合、画像の後端から印刷を行うことになるため、あら
かじめ印刷画像を反転する必要があり、画像反転部11
はこのためのものである。両面受信した画像が表面(F
S)の場合はそのまま印刷し、裏面(RS)の場合は画
像反転部11で画像を反転し、印刷制御部12で前述の
ように記録紙を反転させて画像の後端から印刷する。
【0032】また、MODEM(モデム)部13は、画
像信号およびファクシミリ手順信号の変復調手段を構成
するもので、G3モデムとモデムに接続されたクロック
発生回路等から成り、CPU1の制御に基づきRAM3
に格納されている符号化送信データを変調し、NCU1
4を介して電話回線15へ出力する。また、MODEM
部13には電話回線15のアナログ信号がNCU14を
介して入力され、その信号を復調して符号化受信データ
をRAM3に格納する。
像信号およびファクシミリ手順信号の変復調手段を構成
するもので、G3モデムとモデムに接続されたクロック
発生回路等から成り、CPU1の制御に基づきRAM3
に格納されている符号化送信データを変調し、NCU1
4を介して電話回線15へ出力する。また、MODEM
部13には電話回線15のアナログ信号がNCU14を
介して入力され、その信号を復調して符号化受信データ
をRAM3に格納する。
【0033】NCU14は、回線交換を行なうブロック
で、CPU1の制御により電話回線15をMODEM部
13あるいは電話機(あるいはハンドセット)16のい
ずれかに切り替えて接続する。またNCU14は呼び出
し信号(CI)を検出する手段を有し、呼び出し信号が
検出された時は、着信信号をCPU1へ送る。
で、CPU1の制御により電話回線15をMODEM部
13あるいは電話機(あるいはハンドセット)16のい
ずれかに切り替えて接続する。またNCU14は呼び出
し信号(CI)を検出する手段を有し、呼び出し信号が
検出された時は、着信信号をCPU1へ送る。
【0034】電話機16は、ファクシミリ装置と一体化
された電話機であり、具体的にはハンドセット、スピー
チネットワーク、ダイヤラー、テンキーないしワンタッ
チキー等から構成される。
された電話機であり、具体的にはハンドセット、スピー
チネットワーク、ダイヤラー、テンキーないしワンタッ
チキー等から構成される。
【0035】次に本実施形態の通信手順について詳細に
説明する。
説明する。
【0036】本実施形態においては、ブック原稿から見
開きで読み取った前半部、ないしブック原稿から見開き
で読み取った後半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏
面に対応づけて両面送信し、受信側において、前半部の
画像情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が
記録紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面送信する。
開きで読み取った前半部、ないしブック原稿から見開き
で読み取った後半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏
面に対応づけて両面送信し、受信側において、前半部の
画像情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が
記録紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面送信する。
【0037】ここでは、まず、標準的な両面通信手順に
つき説明する。図2〜図4にITU−Tの勧告案に基く
通常の両面通信のプロトコルを示す。図2〜図4は、非
ECM交互モード(Alternate Mode n
on−ECM)における両面通信のプロトコルを示して
いる。
つき説明する。図2〜図4にITU−Tの勧告案に基く
通常の両面通信のプロトコルを示す。図2〜図4は、非
ECM交互モード(Alternate Mode n
on−ECM)における両面通信のプロトコルを示して
いる。
【0038】図2に示すように受信機は、DIS信号の
情報フィールド中、両面記録能力(Alternate
Mode)をXbitにより、両面記録能力(Cont
inuousMode)をX+1bitにより宣言す
る。
情報フィールド中、両面記録能力(Alternate
Mode)をXbitにより、両面記録能力(Cont
inuousMode)をX+1bitにより宣言す
る。
【0039】送信側はこれを受け、DCSの中でXbi
t=1(AlternateMode)またはX+1b
it=1(ContinuousMode)で両面通信
の実行及びモードを宣言する。
t=1(AlternateMode)またはX+1b
it=1(ContinuousMode)で両面通信
の実行及びモードを宣言する。
【0040】図3上段は、ノーマルG3伝送でのQ信号
(具体的にはEOP(ページ終了)あるいは、MPS
(マルチページ)、あるいはEOM(メッセージ終了)
信号など)、また、ECM(エラー訂正モード)伝送で
のPPS−Q信号(具体的には、PPS−EOP、ある
いは、PPS−MPS、あるいはPPS−EOM、ある
いはPPS−NULLなどのポストメッセージ信号)の
フレーム構成を示している。
(具体的にはEOP(ページ終了)あるいは、MPS
(マルチページ)、あるいはEOM(メッセージ終了)
信号など)、また、ECM(エラー訂正モード)伝送で
のPPS−Q信号(具体的には、PPS−EOP、ある
いは、PPS−MPS、あるいはPPS−EOM、ある
いはPPS−NULLなどのポストメッセージ信号)の
フレーム構成を示している。
【0041】図3上段のように、これらのポストメッセ
ージ信号では、Flag(フラグ)、Address
(アドレス)、Control(制御データ)、FCF
(ファクシミリ制御フィールド)に続き、ファクシミリ
情報が送信される。ファクシミリ情報の先頭では、EC
Mの場合のみPC(ページカウンタ)、BC(ブロック
カウンタ)、FC(フレームカウンタ)の3つのフィー
ルドが送信され、その後に両面伝送関係のファクシミリ
情報が続く。両面伝送関係のファクシミリ情報は、Le
ngth(レングス:これに続くPageNumber
(2オクテット)とPageInformation
(現在は1オクテット)の合計オクテット数)、Pag
e number(ページナンバー:2オクテット)、
Page information(ページ情報)が続
き、その後にFCS(フレームチェックシーケンス)、
Flag(フラグ)が続く。
ージ信号では、Flag(フラグ)、Address
(アドレス)、Control(制御データ)、FCF
(ファクシミリ制御フィールド)に続き、ファクシミリ
情報が送信される。ファクシミリ情報の先頭では、EC
Mの場合のみPC(ページカウンタ)、BC(ブロック
カウンタ)、FC(フレームカウンタ)の3つのフィー
ルドが送信され、その後に両面伝送関係のファクシミリ
情報が続く。両面伝送関係のファクシミリ情報は、Le
ngth(レングス:これに続くPageNumber
(2オクテット)とPageInformation
(現在は1オクテット)の合計オクテット数)、Pag
e number(ページナンバー:2オクテット)、
Page information(ページ情報)が続
き、その後にFCS(フレームチェックシーケンス)、
Flag(フラグ)が続く。
【0042】図3中段は、上記のLengthおよびP
age numberの構成を示している。Lengt
hフィールドのデータ幅は図3中段に示すように1オク
テット、Page numberは2オクテットであ
る。
age numberの構成を示している。Lengt
hフィールドのデータ幅は図3中段に示すように1オク
テット、Page numberは2オクテットであ
る。
【0043】上記のうち、Page number(ペ
ージナンバー)は、規約上、両面原稿をページ順に表
面、裏面と送信する際、表、裏の各面ごとにP1からの
1ページずつ加算されることになっている。
ージナンバー)は、規約上、両面原稿をページ順に表
面、裏面と送信する際、表、裏の各面ごとにP1からの
1ページずつ加算されることになっている。
【0044】また、図3下段に示すように、Page
information(ページ情報)はデータ幅1オ
クテットでその面の画情報が表であるか裏であるかを示
すもので、そのbit0により表面(0)か裏面(1)
を表現する。当面、ビット1〜6は予約ビットで機能は
定義されておらず、ビット7は拡張ビットとして常時0
にセットされる。
information(ページ情報)はデータ幅1オ
クテットでその面の画情報が表であるか裏であるかを示
すもので、そのbit0により表面(0)か裏面(1)
を表現する。当面、ビット1〜6は予約ビットで機能は
定義されておらず、ビット7は拡張ビットとして常時0
にセットされる。
【0045】上記のポストメッセージ信号のファクシミ
リ情報のうち、Length、Page numbe
r、Page informationの3つが、両面
伝送のためだけに用いられるフィールドである。
リ情報のうち、Length、Page numbe
r、Page informationの3つが、両面
伝送のためだけに用いられるフィールドである。
【0046】図4は、非ECM(ノーマルG3モード)
交互モードでの両面伝送の様子を示している。
交互モードでの両面伝送の様子を示している。
【0047】図4では、受信側は上記の規約に基づきD
IS信号のビットX、X+1を1として、交互および連
続の両方の両面モードの能力を宣言し、これに対して送
信側は交互モード(AlternateMode)での
送信を宣言している。
IS信号のビットX、X+1を1として、交互および連
続の両方の両面モードの能力を宣言し、これに対して送
信側は交互モード(AlternateMode)での
送信を宣言している。
【0048】その後、Training/TCF信号、
CFR信号、Training/FAXMSG(画像信
号)の送受信が続き、MPSまたはEOP内で上記のP
ageNumber(PN)とFrontSide(F
S)かReverseSide(RS)かを宣言する。
複数面の画像を送信する際、図4のようにPNは1から
順にインクリメントされる。また、この標準の手順で
は、表裏の送信の順序はFS,RS,FS,RS…のよ
うに進む。1ページの画像が送信されると、次のページ
があるときはMPS信号、なければEOP信号が送信さ
れる。
CFR信号、Training/FAXMSG(画像信
号)の送受信が続き、MPSまたはEOP内で上記のP
ageNumber(PN)とFrontSide(F
S)かReverseSide(RS)かを宣言する。
複数面の画像を送信する際、図4のようにPNは1から
順にインクリメントされる。また、この標準の手順で
は、表裏の送信の順序はFS,RS,FS,RS…のよ
うに進む。1ページの画像が送信されると、次のページ
があるときはMPS信号、なければEOP信号が送信さ
れる。
【0049】図5に本発明が提案するプロトコル案を示
す。このプロトコルは、ブック原稿の両面送信に用いら
れるものであり、上述の図4と同等の様式で非ECM
(ノーマルG3モード)交互モードでの両面伝送の様子
を示している。
す。このプロトコルは、ブック原稿の両面送信に用いら
れるものであり、上述の図4と同等の様式で非ECM
(ノーマルG3モード)交互モードでの両面伝送の様子
を示している。
【0050】本実施形態では、送信側が1ページの画像
情報とともに送信する表裏のページ情報(Page i
nformation)の送信の順序(シーケンス)を
変更することにより受信側での表裏の記録面を決定さ
せ、ブック原稿から見開きで読み取った前半部、ないし
ブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を
記録紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信し、受信
側において、前半部の画像情報が記録紙の裏面に、ま
た、後半部の画像情報が記録紙の表面にそれぞれ記録さ
れるよう制御する。
情報とともに送信する表裏のページ情報(Page i
nformation)の送信の順序(シーケンス)を
変更することにより受信側での表裏の記録面を決定さ
せ、ブック原稿から見開きで読み取った前半部、ないし
ブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を
記録紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信し、受信
側において、前半部の画像情報が記録紙の裏面に、ま
た、後半部の画像情報が記録紙の表面にそれぞれ記録さ
れるよう制御する。
【0051】すなわち、図5に示すように、本実施形態
においては、CNG、DIS、DCS、Trainin
g/TCF,CFR、Training/FAXMSG
(画像信号)の送信までは同じであるが、ブック原稿送
信においては、送信側は最初のMPS信号ではPN=
1、RSを宣言する。次のMPS信号ではPN=2、F
Sを、その次のMPS信号ではPN=3、RSを宣言す
る。
においては、CNG、DIS、DCS、Trainin
g/TCF,CFR、Training/FAXMSG
(画像信号)の送信までは同じであるが、ブック原稿送
信においては、送信側は最初のMPS信号ではPN=
1、RSを宣言する。次のMPS信号ではPN=2、F
Sを、その次のMPS信号ではPN=3、RSを宣言す
る。
【0052】このようにブック原稿両面送信において
は、RSから始め、以後FS、RS…のようなシーケン
スでポストメッセージ信号によりPage infor
mationを送信する。つまり、裏面から送信を開始
し、続いて表面、裏面…のような順序で両面送信を行な
うようにする。
は、RSから始め、以後FS、RS…のようなシーケン
スでポストメッセージ信号によりPage infor
mationを送信する。つまり、裏面から送信を開始
し、続いて表面、裏面…のような順序で両面送信を行な
うようにする。
【0053】受信側では、このようなシーケンスでPa
ge informationを受信してもエラーとは
せず、印刷制御部12によりまず裏面側に最初に受信し
た1ページを記録し、以後、順次受信したページを次葉
の記録紙の表面、裏面、表面…に順次記録すればよい。
これにより、受信側はブック原稿そのままに再現でき、
ブック原稿内の見開きページもそのまま再現できる。
ge informationを受信してもエラーとは
せず、印刷制御部12によりまず裏面側に最初に受信し
た1ページを記録し、以後、順次受信したページを次葉
の記録紙の表面、裏面、表面…に順次記録すればよい。
これにより、受信側はブック原稿そのままに再現でき、
ブック原稿内の見開きページもそのまま再現できる。
【0054】図6は、送信側の通信制御を示している。
図示の制御手順はCPU1のプログラムとしてROM2
などにあらかじめ格納しておく。
図示の制御手順はCPU1のプログラムとしてROM2
などにあらかじめ格納しておく。
【0055】操作部7の所定操作などにより両面送信が
選択されると、まず、図6のステップS1において、ブ
ック原稿送信モードが選択されているか否かを判定す
る。ブック原稿送信モードは操作部7の所定操作に基づ
き選択するか、あるいは読取部8の原稿カバーの操作状
態、あるいはさらに読み取った画像サイズなどの条件に
基づき決定することができる。なお、ブック原稿送信モ
ードにおいては、前述のように、そのブック原稿が左開
きか右開きかにより、画像の前半部と後半部を原稿面の
いずれの位置から読み取るかが決定されるのはいうまで
もない。
選択されると、まず、図6のステップS1において、ブ
ック原稿送信モードが選択されているか否かを判定す
る。ブック原稿送信モードは操作部7の所定操作に基づ
き選択するか、あるいは読取部8の原稿カバーの操作状
態、あるいはさらに読み取った画像サイズなどの条件に
基づき決定することができる。なお、ブック原稿送信モ
ードにおいては、前述のように、そのブック原稿が左開
きか右開きかにより、画像の前半部と後半部を原稿面の
いずれの位置から読み取るかが決定されるのはいうまで
もない。
【0056】ステップS1のブック原稿送信モードの判
定結果に応じて、ステップS2あるいはS3において、
続く実際の送信処理においてポストメッセージ信号によ
り送信するページ情報のシーケンス(順序)を決定す
る。
定結果に応じて、ステップS2あるいはS3において、
続く実際の送信処理においてポストメッセージ信号によ
り送信するページ情報のシーケンス(順序)を決定す
る。
【0057】ブック原稿送信モードでない場合は、ステ
ップS2においてページ情報を通常の両面送信と同様の
シーケンス(図4のFS、RS、FS…のシーケンス)
で発生させることを決定し、フラグ情報などとしてRA
M3に格納する。
ップS2においてページ情報を通常の両面送信と同様の
シーケンス(図4のFS、RS、FS…のシーケンス)
で発生させることを決定し、フラグ情報などとしてRA
M3に格納する。
【0058】ブック原稿送信モードの場合は、ステップ
S3において通常の両面送信とは逆のシーケンス(図5
のRS、FS、RS…のシーケンス)で発生させること
を決定し、フラグ情報などとしてRAM3に格納する。
S3において通常の両面送信とは逆のシーケンス(図5
のRS、FS、RS…のシーケンス)で発生させること
を決定し、フラグ情報などとしてRAM3に格納する。
【0059】画像読取は、ブック原稿送信モードの場合
は、たとえばA4サイズの書籍をA3サイズの見開き状
態として読取面に置き、読取部8によりその左右からA
4の原稿画像を読み取ることにより行なう。この読み取
りは後述のループで1ページ送信するごとに行なっても
よいが、あるいは、あらかじめ全ページを読み取ってR
AM3の画像メモリ領域に格納しておく。
は、たとえばA4サイズの書籍をA3サイズの見開き状
態として読取面に置き、読取部8によりその左右からA
4の原稿画像を読み取ることにより行なう。この読み取
りは後述のループで1ページ送信するごとに行なっても
よいが、あるいは、あらかじめ全ページを読み取ってR
AM3の画像メモリ領域に格納しておく。
【0060】ステップS4ではファクシミリ前手順(図
5ではCNG送信〜TCF信号の送信までに相当する)
を行なうが、このとき、上述のDIS/DCS信号のX
およびX+1ビットを用いて両面伝送機能に関するネゴ
シエーションが行なわれる。
5ではCNG送信〜TCF信号の送信までに相当する)
を行なうが、このとき、上述のDIS/DCS信号のX
およびX+1ビットを用いて両面伝送機能に関するネゴ
シエーションが行なわれる。
【0061】その後、ステップS5〜S7のループにお
いて画像メッセージの送受信を行なうが、ここでは、1
ページづつ、送信すべき画像があるかどうか調べながら
(S5)、画像を送信(S6)する。そして画像メッセ
ージ送信後のステップS7において、ステップS2ある
いはステップS3の決定に従い、各ページについて、F
S、RS、FS…のシーケンス(通常送信の場合)、あ
るいはRS、FS、RS…のシーケンス(ブック原稿送
信モードの場合)のいずれかによりページ情報を生成し
てポストメッセージ信号により送信する。
いて画像メッセージの送受信を行なうが、ここでは、1
ページづつ、送信すべき画像があるかどうか調べながら
(S5)、画像を送信(S6)する。そして画像メッセ
ージ送信後のステップS7において、ステップS2ある
いはステップS3の決定に従い、各ページについて、F
S、RS、FS…のシーケンス(通常送信の場合)、あ
るいはRS、FS、RS…のシーケンス(ブック原稿送
信モードの場合)のいずれかによりページ情報を生成し
てポストメッセージ信号により送信する。
【0062】その後、ステップS8においてファクシミ
リ後手順(図5のMCFおよびDCNの交換に相当)を
実行し、通信を終了する。
リ後手順(図5のMCFおよびDCNの交換に相当)を
実行し、通信を終了する。
【0063】以上のようにして、本実施形態によれば、
ブック原稿の両面送信モードにおいては、通常原稿送信
モードとは表裏が逆のシーケンスで原稿の表裏を示すペ
ージ情報を送信することにより、ブック原稿から見開き
で読み取った前半部、ないしブック原稿から見開きで読
み取った後半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏面に
対応づけて両面送信し、受信側において、前半部の画像
情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録
紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面伝送することが
でき、これにより、受信側で元原稿と同じ見開き状態で
画像を再生でき、見開きいっぱいに使った図表などの画
情報も問題なく受信側で利用することができる。
ブック原稿の両面送信モードにおいては、通常原稿送信
モードとは表裏が逆のシーケンスで原稿の表裏を示すペ
ージ情報を送信することにより、ブック原稿から見開き
で読み取った前半部、ないしブック原稿から見開きで読
み取った後半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏面に
対応づけて両面送信し、受信側において、前半部の画像
情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録
紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面伝送することが
でき、これにより、受信側で元原稿と同じ見開き状態で
画像を再生でき、見開きいっぱいに使った図表などの画
情報も問題なく受信側で利用することができる。
【0064】受信機では、原稿の表裏を示すページ情報
がRSから始まったことを検出することにより、送信側
がブック原稿を送信しようとしていると判断することが
できる。この原稿の表裏を示すページ情報の表裏のシー
ケンスを検出することで、上述のように受信側で元原稿
と同じ見開き状態で画像を再生できるとともに、その時
の通信がブック通信であったことを管理情報として通信
管理レポートに残すことができ、また、表示部6により
表示したり、印刷制御部12により記録出力することが
できる。
がRSから始まったことを検出することにより、送信側
がブック原稿を送信しようとしていると判断することが
できる。この原稿の表裏を示すページ情報の表裏のシー
ケンスを検出することで、上述のように受信側で元原稿
と同じ見開き状態で画像を再生できるとともに、その時
の通信がブック通信であったことを管理情報として通信
管理レポートに残すことができ、また、表示部6により
表示したり、印刷制御部12により記録出力することが
できる。
【0065】また、受信側において、受信した両面画像
を、送信側がページ情報で宣言した通りのSide
(面)に印刷するのか、送信側の指定したSide
(面)は無視して、記録紙が無駄にならないよう表面か
ら印刷するのかを選択可能とする構成も有用である。送
信側がページ情報で宣言した通りのSideに印刷する
か否かのモードは、たとえば、操作部7を用いて受信側
のユーザーが1通信ごとに、あるいは装置のデフォルト
モードとして設定できるようにしておくとよい。これに
より、ユーザは需要に応じて通常の両面受信と同様の表
裏の記録シーケンスを用いることができ、白紙面の発生
を減少させ、記録紙の使用量を節約することができる。
を、送信側がページ情報で宣言した通りのSide
(面)に印刷するのか、送信側の指定したSide
(面)は無視して、記録紙が無駄にならないよう表面か
ら印刷するのかを選択可能とする構成も有用である。送
信側がページ情報で宣言した通りのSideに印刷する
か否かのモードは、たとえば、操作部7を用いて受信側
のユーザーが1通信ごとに、あるいは装置のデフォルト
モードとして設定できるようにしておくとよい。これに
より、ユーザは需要に応じて通常の両面受信と同様の表
裏の記録シーケンスを用いることができ、白紙面の発生
を減少させ、記録紙の使用量を節約することができる。
【0066】[第2の実施形態]上記実施形態では、送
信側が表裏のページ情報の送信の順序(シーケンス)を
変更することにより受信側での表裏の記録面を決定させ
るようにしているが、送受信機間でより明示的に当該の
通信がブック原稿の送信であることを通知しあうような
構成も考えられる。
信側が表裏のページ情報の送信の順序(シーケンス)を
変更することにより受信側での表裏の記録面を決定させ
るようにしているが、送受信機間でより明示的に当該の
通信がブック原稿の送信であることを通知しあうような
構成も考えられる。
【0067】この場合は、図7に示すように、たとえば
DIS/DCS信号を用いて当該の通信がブック原稿の
送信であることを通知しあうことが考えられる。
DIS/DCS信号を用いて当該の通信がブック原稿の
送信であることを通知しあうことが考えられる。
【0068】図7は第1実施形態の図2に相当する様式
でDIS/DCS信号の情報フィールドの構成を示して
おり、図示のように、図4同様に交互、および連続モー
ドの両面伝送機能をそれぞれ宣言するためのビットX、
X+1に加えて、ブック原稿の伝送機能の有無を示すビ
ットX+2を設けている。
でDIS/DCS信号の情報フィールドの構成を示して
おり、図示のように、図4同様に交互、および連続モー
ドの両面伝送機能をそれぞれ宣言するためのビットX、
X+1に加えて、ブック原稿の伝送機能の有無を示すビ
ットX+2を設けている。
【0069】送信側がブック原稿の両面送信モードを検
知した場合は、両面通信のプロトコル上でこのブック原
稿送信ビット(X+2)を立て、後は通常の両面通信プ
ロトコルに則って通信を完了すればよい。
知した場合は、両面通信のプロトコル上でこのブック原
稿送信ビット(X+2)を立て、後は通常の両面通信プ
ロトコルに則って通信を完了すればよい。
【0070】図8は本実施形態における両面通信(非E
CMの交互モード)の様子を示している。この場合、ポ
ストメッセージ信号のフォーマットは、図3に示した標
準のものを用いることができ、また、ポストメッセージ
信号で送信する表裏のページ情報(Page info
rmation)のシーケンス(表、裏の送信順序)は
図4に示した標準手順と全く同じで良い。
CMの交互モード)の様子を示している。この場合、ポ
ストメッセージ信号のフォーマットは、図3に示した標
準のものを用いることができ、また、ポストメッセージ
信号で送信する表裏のページ情報(Page info
rmation)のシーケンス(表、裏の送信順序)は
図4に示した標準手順と全く同じで良い。
【0071】第1実施形態の図6のフローチャートに即
して説明すると、第2実施形態では、ステップS2、S
3のページ情報の表裏のシーケンスの決定は行なう必要
はなく、ステップS4の前手順において、図8に示した
ようにDIS/DCS信号のX+2ビットを用いてブッ
ク原稿機能に関する機能識別を行なうようにすればよ
い。また、ステップS7におけるポストメッセージ信号
の送信では、常に図2〜図4の標準手順と同様にページ
情報の表裏のシーケンスを生成して送信する。
して説明すると、第2実施形態では、ステップS2、S
3のページ情報の表裏のシーケンスの決定は行なう必要
はなく、ステップS4の前手順において、図8に示した
ようにDIS/DCS信号のX+2ビットを用いてブッ
ク原稿機能に関する機能識別を行なうようにすればよ
い。また、ステップS7におけるポストメッセージ信号
の送信では、常に図2〜図4の標準手順と同様にページ
情報の表裏のシーケンスを生成して送信する。
【0072】受信側では、図7のビットX+2が立って
いることを検知した場合はブック原稿の両面通信と認識
することができ、ブック原稿の両面通信であれば、最初
に受信したページを記録紙裏面に、以後、上述同様に
表、裏…の順で記録を行なう。このようにして、送信側
でブック原稿から見開きで読み取った前半部の画像情報
を記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報を記録紙の
表面にそれぞれ記録する。
いることを検知した場合はブック原稿の両面通信と認識
することができ、ブック原稿の両面通信であれば、最初
に受信したページを記録紙裏面に、以後、上述同様に
表、裏…の順で記録を行なう。このようにして、送信側
でブック原稿から見開きで読み取った前半部の画像情報
を記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報を記録紙の
表面にそれぞれ記録する。
【0073】この場合でも、第1実施形態と同様に、受
信側はその時の通信がブック通信であったことを管理情
報として通信管理レポートに残したり、表示、あるいは
記録出力することができる。また、受信側において受信
した両面通信の画像をブック原稿として裏面から印刷す
るのか、記録紙が無駄にならないよう表面から印刷する
のかを設定する構成を採用することができる。
信側はその時の通信がブック通信であったことを管理情
報として通信管理レポートに残したり、表示、あるいは
記録出力することができる。また、受信側において受信
した両面通信の画像をブック原稿として裏面から印刷す
るのか、記録紙が無駄にならないよう表面から印刷する
のかを設定する構成を採用することができる。
【0074】このように、ポストメッセージ信号のフォ
ーマットを変更しなくても、送受信機間で明示的に送受
信機間で当該の通信がブック原稿の送信であることを通
知しあうことにより、ブック原稿から見開きで読み取っ
た前半部、ないしブック原稿から見開きで読み取った後
半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏面に対応づけて
両面送信するとともに、受信側において、前半部の画像
情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録
紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面送信することが
でき、第1実施形態と同様の効果を期待することがで
き、さらに本実施形態の場合は、標準プロトコルに対す
る変更部分が少なくて済むため、より容易に実施でき
る、という効果がある。
ーマットを変更しなくても、送受信機間で明示的に送受
信機間で当該の通信がブック原稿の送信であることを通
知しあうことにより、ブック原稿から見開きで読み取っ
た前半部、ないしブック原稿から見開きで読み取った後
半部の画像情報を記録紙の表面ないし裏面に対応づけて
両面送信するとともに、受信側において、前半部の画像
情報が記録紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録
紙の表面にそれぞれ記録されるよう両面送信することが
でき、第1実施形態と同様の効果を期待することがで
き、さらに本実施形態の場合は、標準プロトコルに対す
る変更部分が少なくて済むため、より容易に実施でき
る、という効果がある。
【0075】本実施形態では、ポストメッセージ信号の
フォーマットは、図3に示した標準のものを用いている
が、もちろん、第1実施形態のようにポストメッセージ
信号のページ情報を調整して記録面を指定する方式にお
いても、より明示的に図7の信号フォーマットを用いて
送受信機間で当該の通信がブック原稿の送信であること
を通知しあうようにしてもよい。
フォーマットは、図3に示した標準のものを用いている
が、もちろん、第1実施形態のようにポストメッセージ
信号のページ情報を調整して記録面を指定する方式にお
いても、より明示的に図7の信号フォーマットを用いて
送受信機間で当該の通信がブック原稿の送信であること
を通知しあうようにしてもよい。
【0076】以上、2つの実施形態においては、いずれ
も交互モードの両面伝送を例示したが、回線上のページ
の伝送順序は実際には問題にならないのはいうまでもな
い。要は、ブック原稿から見開きで読み取った前半部、
ないしブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像
情報を記録紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信す
るとともに、受信側において、前半部の画像情報が記録
紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録紙の表面に
それぞれ記録されるよう両面送信できれば本発明の目的
を達成できるのであり、したがって、ITU−T勧告T
30に規定されている原稿表面の画像全部を送信し、続
いて裏面の画像全部を送信する両面連続伝送(Cont
inuous(連続)モード)を用いるようにしてもよ
い。この場合でも、回線上のページの伝送順序が上記と
異なるものとなるだけで、第1および第2実施形態の構
成はいずれも実施できる。ただし、受信側では上記の表
裏の関係で画像を記録できるように必要に応じて受信画
像データをRAM3にバッファする機能が必要となるの
はいうまでもない。
も交互モードの両面伝送を例示したが、回線上のページ
の伝送順序は実際には問題にならないのはいうまでもな
い。要は、ブック原稿から見開きで読み取った前半部、
ないしブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像
情報を記録紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信す
るとともに、受信側において、前半部の画像情報が記録
紙の裏面に、また、後半部の画像情報が記録紙の表面に
それぞれ記録されるよう両面送信できれば本発明の目的
を達成できるのであり、したがって、ITU−T勧告T
30に規定されている原稿表面の画像全部を送信し、続
いて裏面の画像全部を送信する両面連続伝送(Cont
inuous(連続)モード)を用いるようにしてもよ
い。この場合でも、回線上のページの伝送順序が上記と
異なるものとなるだけで、第1および第2実施形態の構
成はいずれも実施できる。ただし、受信側では上記の表
裏の関係で画像を記録できるように必要に応じて受信画
像データをRAM3にバッファする機能が必要となるの
はいうまでもない。
【0077】以上では、ファクシミリ専用機の構成を示
したが、本発明はファクシミリ専用機のみならず、他の
形態のファクシミリ装置に実施できるのはいうまでもな
い。たとえば、本発明は、パーソナルコンピュータのよ
うな汎用の端末にFAXモデムなどを外付け/内蔵し、
ソフトウェア制御によりファクシミリ通信を行なう構成
においても実施することができる。その場合、本発明の
制御プログラムは、前述のROM2のみならず、ハード
ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスクやメモリカードなどのあらゆるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して供給するこ
とができる。
したが、本発明はファクシミリ専用機のみならず、他の
形態のファクシミリ装置に実施できるのはいうまでもな
い。たとえば、本発明は、パーソナルコンピュータのよ
うな汎用の端末にFAXモデムなどを外付け/内蔵し、
ソフトウェア制御によりファクシミリ通信を行なう構成
においても実施することができる。その場合、本発明の
制御プログラムは、前述のROM2のみならず、ハード
ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスクやメモリカードなどのあらゆるコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して供給するこ
とができる。
【0078】なお、本明細書では、一貫して印刷制御部
12により記録を受ける媒体を指すものとして便宜上
「記録紙」との用語を用いているが、この「記録紙」の
材質は必ずしも文字通り「紙」である必要はなく、プラ
スチックシートなどの他の材質であってよいのはいうま
でもない。
12により記録を受ける媒体を指すものとして便宜上
「記録紙」との用語を用いているが、この「記録紙」の
材質は必ずしも文字通り「紙」である必要はなく、プラ
スチックシートなどの他の材質であってよいのはいうま
でもない。
【0079】
【発明の効果】本発明によれば、両面原稿の画像情報を
送信する両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情
報を送信するブック原稿送信モードを有するファクシミ
リ装置、およびファクシミリ装置の制御方法において、
ブック原稿から見開きで読み取った前半部、ないしブッ
ク原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を記録
紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信するととも
に、受信側において、前記前半部の画像情報が記録紙の
裏面に、また、前記後半部の画像情報が記録紙の表面に
それぞれ記録されるよう両面送信する構成を採用してい
るので、両面伝送機能と、ブック原稿の送信機能の両方
を同時に利用でき、受信側で元原稿と同じ見開き状態で
画像を再生でき、受信側でブック原稿をそのままの状態
で再生してブック原稿内の見開きページもそのまま再現
し、その画像を利用することができる、という優れた効
果がある。
送信する両面送信が可能で、かつ、ブック原稿の画像情
報を送信するブック原稿送信モードを有するファクシミ
リ装置、およびファクシミリ装置の制御方法において、
ブック原稿から見開きで読み取った前半部、ないしブッ
ク原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を記録
紙の表面ないし裏面に対応づけて両面送信するととも
に、受信側において、前記前半部の画像情報が記録紙の
裏面に、また、前記後半部の画像情報が記録紙の表面に
それぞれ記録されるよう両面送信する構成を採用してい
るので、両面伝送機能と、ブック原稿の送信機能の両方
を同時に利用でき、受信側で元原稿と同じ見開き状態で
画像を再生でき、受信側でブック原稿をそのままの状態
で再生してブック原稿内の見開きページもそのまま再現
し、その画像を利用することができる、という優れた効
果がある。
【図1】本発明を採用したファクシミリ装置のハードウ
ェア構成を示したブロック図である。
ェア構成を示したブロック図である。
【図2】両面伝送で用いられるDIS/DTCおよびD
CS信号のFIFを示した説明図である。
CS信号のFIFを示した説明図である。
【図3】両面伝送で用いられるポストメッセージ信号の
フォーマットを示した説明図である。
フォーマットを示した説明図である。
【図4】非ECM通信モードにおける交互モードでの両
面伝送の様子を示した説明図である。
面伝送の様子を示した説明図である。
【図5】本発明によるブック原稿送信の両面送信の様子
を示した説明図である。
を示した説明図である。
【図6】本発明によるブック原稿送信の両面送信の制御
手順を示したフローチャート図である。
手順を示したフローチャート図である。
【図7】本発明によるブック原稿送信の際に両面伝送で
用いられる異なるDIS/DTCおよびDCS信号のF
IFを示した説明図である。。
用いられる異なるDIS/DTCおよびDCS信号のF
IFを示した説明図である。。
【図8】図7のプロトコルによるブック原稿送信の両面
送信の制御手順を示した説明図である。
送信の制御手順を示した説明図である。
【図9】両面印刷機構の概略構成を示した説明図であ
る。
る。
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 不揮発性メモリー
5 CG
6 表示部
7 操作部
8 読取部
9 CODEC
10 解像度変換部
11 画像反転部
12 印刷制御部
13 MODEM
14 NCU
15 電話回線
16 電話機
フロントページの続き
(72)発明者 木口 雅夫
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(72)発明者 三浦 滋夫
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(72)発明者 後路 高広
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(72)発明者 西井 照幸
東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ
ヤノン株式会社内
(56)参考文献 特開 平6−319031(JP,A)
特開 平7−58941(JP,A)
特開2001−94750(JP,A)
特開2001−245080(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 1/00
H04N 1/32 - 1/393
Claims (4)
- 【請求項1】 両面原稿の画像情報を送信する両面送信
が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信するブッ
ク原稿送信モードを有するファクシミリ装置において、送信機として動作する時、前記ブック原稿送信モードに
おいて、ブック原稿から見開きで読み取った前半部の画
像情報には当該画像情報の表裏のページ情報として裏面
を指定するページ情報を、また、ブック原稿から見開き
で読み取った後半部の画像情報には当該画像情報の表裏
のページ情報として表面を指定するページ情報を画像情
報にそれぞれ付与して両面通信手順により送信する送信
手段と、 受信機として動作する時、受信した前記ページ情報が裏
面を指定するページ情報から始まっていることにより前
記ブック原稿送信モードを検出し、該モードにおいては
前記前半部の画像情報を記録紙の裏面に記録し、かつ前
記後半部の画像情報を記録紙の表面に記録する両面記録
手段を有する ことを特徴とするファクシミリ装置。 - 【請求項2】 両面原稿の画像情報を送信する両面送信
が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信するブッ
ク原稿送信モードを有するファクシミリ装置において、 送信機として動作する時、前記ブック原稿送信モードに
おいて、ブック原稿送信モードを通知する手順信号とと
もにブック原稿から見開きで読み取った前半部、および
ブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を
両面通信手順により順次送信する送信手段と、 受信機として動作する時、前記手順信号を受信すること
により前記ブック原稿送信モードを検出し、該モードに
おいては前記前半部の画像情報を記録紙の裏面に記録
し、かつ、前記後半部の画像情報を記録紙の表面に記録
する両面記録手段を有することを特徴とする ファクシミ
リ装置。 - 【請求項3】 両面原稿の画像情報を送信する両面送信
が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信するブッ
ク原稿送信モードを有するファクシミリ装置の制御方法
において、 送信機として動作する時、前記ブック原稿送信モードに
おいて、ブック原稿から見開きで読み取った前半部の画
像情報には当該画像情報の表裏のページ情報として裏面
を指定するページ情報を、また、ブック原稿から見開き
で読み取った後半部の画像情報には当該画像情報の表裏
のページ情報として表面を指定するページ情報を画像情
報にそれぞれ付与して両面通信手順により送信し、 受信機として動作する時、受信した前記ページ情報が裏
面を指定するページ情報から始まっていることにより前
記ブック原稿送信モードを検出し、該モードにおいては
前記前半部の画像情報を記録紙の裏面に記録し、かつ前
記後半部の画像情報を記録紙の表面に記録することを特
徴とするファクシミリ装置の制御方法。 - 【請求項4】 両面原稿の画像情報を送信する両面送信
が可能で、かつ、ブック原稿の画像情報を送信するブッ
ク原稿送信モードを有するファクシミリ装置の制御方法
において、 送信機として動作する時、前記ブック原稿送信モードに
おいて、ブック原稿送信モードを通知する手順信号とと
もにブック原稿から見開きで読み取った前半部、および
ブック原稿から見開きで読み取った後半部の画像情報を
両面通信手順により順次送信し、 受信機として動作する時、前記手順信号を受信すること
により前記ブック原稿送信モードを検出し、該モードに
おいては前記前半部の画像情報を記録紙の裏面に記録
し、かつ、前記後半部の画像情報を記録紙の表面に記録
することを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206043A JP3492293B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000206043A JP3492293B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002027227A JP2002027227A (ja) | 2002-01-25 |
JP3492293B2 true JP3492293B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=18703032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000206043A Expired - Fee Related JP3492293B2 (ja) | 2000-07-07 | 2000-07-07 | ファクシミリ装置、およびファクシミリ装置の制御方法 |
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JP (1) | JP3492293B2 (ja) |
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JP3676259B2 (ja) | 2000-05-26 | 2005-07-27 | エルジー電子株式会社 | Hmmdカラースペースに基づいたカラー量子化方法とマルチメディア |
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- 2000-07-07 JP JP2000206043A patent/JP3492293B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2002027227A (ja) | 2002-01-25 |
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