JP2000168975A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JP2000168975A
JP2000168975A JP10350105A JP35010598A JP2000168975A JP 2000168975 A JP2000168975 A JP 2000168975A JP 10350105 A JP10350105 A JP 10350105A JP 35010598 A JP35010598 A JP 35010598A JP 2000168975 A JP2000168975 A JP 2000168975A
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scanner
hopper
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JP10350105A
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English (en)
Inventor
Takeyasu Saito
武靖 斉藤
Kazuyoshi Furuta
和義 古田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 スキャナ自身の操作によって一時停止と再起
動をできるようにして作業性及び作業効率を向上し得る
画像読み取り装置を提供すること。 【解決手段】 画像読み取りのためのスキャナの本体1
に、自動給紙装置2のホッパ2bからの連続給紙の途中
での画像読み取りの一時停止及び動作再開のための一時
停止ボタン1cと再開ボタン1dを備え、一時停止ボタ
ン1cを操作したときには、ホッパ2b上の原稿の有無
に関係なく原稿なしの信号をホストコンピュータに入力
してスキャナ制御用のアプリケーションはそのまま起動
状態に維持し、再開ボタン1dを操作したときには原稿
なしの信号の入力を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ファイリング
システムに利用されるスキャナとホストコンピュータと
の組合せの画像読み取り装置に係り、特にスキャナ側の
操作だけで原稿の読み取りの一時停止と再開ができるよ
うにした画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種の文書を大量に読み取って電子ファ
イリングするための装置として、従来からスキャナを画
像読み取り用として備える画像読み取り装置が利用され
ている。このスキャナは、各種の原稿を給紙してその画
像を読み取り、画像データとして出力するものである。
そして、得られた画像データの保管・管理や検索等のた
めにパーソナルコンピュータを利用したホストコンピュ
ータとの組合せとし、その情報信号のやりとりを標準の
インターフェースを介して実行するというシステムを構
成したものが一般的である。
【0003】このような画像読み取り装置のシステムで
は、ホストコンピュータ主体の指示系統が一般的であ
り、ホストコンピュータでスキャナを駆動するためのア
プリケーションを立ち上げて、スキャナをアクティブモ
ードにした状態で連続的に原稿の画像を読み取らせる。
また、原稿の連続読み取りの最中でも、ホストコンピュ
ータ側から一時停止を指令すれば、スキャナの作動は停
止し、再起動の指令があったときに読み取りを再開す
る。
【0004】一方、スキャナによる画像の読み取り作業
は、原稿の用紙を画像読み取り部に給紙してはじめてそ
の機能が成り立つので、原稿の用紙がセットされている
かどうかが前提となる。このため、スキャナの給紙部に
セットしておいた原稿の用紙の全てが読み取り処理され
てなくなると、ホストコンピュータに「原稿なし」を通
知するコマンドをスキャナ側に備えるのが普通である。
【0005】このようなコマンド体系では、「原稿な
し」の情報がホストコンピュータに通知されると、ホス
トコンピュータは一時停止をスキャナ側に指令してスキ
ャナを一時停止させる。また、スキャナの一時停止の期
間では、ホストコンピュータ側からスキャナ側に「原稿
あり?」の信号が繰り返し入力される。そして、新たな
原稿が給紙部にセットされると、スキャナはホストコン
ピュータからの「原稿あり?」に対して「原稿準備完
了」の信号を応答し、これを受けたホストコンピュータ
はスキャナに再起動の指令を出して、画像の読み取りが
再開される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムでは、
スキャナが連続読み取りしている途中でこれを一時停止
させる操作は、ホストコンピュータ側からの操作でしか
できない。また、スキャナ自身では一時停止の操作はで
きないものの、連続給紙モードのときに原稿がなくなれ
ば、先に説明したようにスキャナは一時停止させられ
る。すなわち、スキャナはホストコンピュータ側からの
指令によるか原稿切れのときしか一時停止のモードには
設定されない。
【0007】このように画像読み取りの作動中にオペレ
ータが積極的にスキャナを一時停止させたいときには、
必ずホストコンピュータを操作しなければならない。し
たがって、読み取り作業では、作動状況のチェックや原
稿の追加及び差し換え等のためにオペレータはスキャナ
の前に待機しておくことが多いので、一時停止及び再起
動の度毎にスキャナから離れてホストコンピュータ側に
移ることになり、作業性が悪い。
【0008】このような問題の原因は、現在一般に使用
されている標準インターフェースでは、ホストコンピュ
ータ側からの指令にスキャナが応答するだけの関係とな
っていることにある。たとえば、ホストコンピュータか
らは「原稿あり?」や「画像を読め」等の確認や指令が
出されるが、スキャナ側からは「原稿あり?」に対して
は「原稿なし・待機中」、「画像を読め」に対して「読
んだ画像データを返す」等の関係である。そして、スキ
ャナ側から「一時停止する」というコマンドは現在のと
ころ標準のインターフェースにはないので、スキャナを
操作して一時停止モードに設定することはできない。
【0009】もし、スキャナ自身を操作して強制的に停
止させてしまうと、強制的に停止させられたという信号
がスキャナからホストコンピュータに返される。このよ
うな信号に対しては、スキャナ駆動用のアプリケーショ
ンは異常の発生と見做して即時にホストコンピュータを
停止させることになる。したがって、ホストコンピュー
タを最初から操作することになり、読み取り作業の中断
時間が長くなり、作業効率を下げてしまう。
【0010】このように従来のスキャナとホストコンピ
ュータとの組合せによる画像読み取り装置のシステムで
は、スキャナ側で一時停止させる操作ができないので、
作業性及び作業効率に与える影響が大きい。
【0011】本発明において解決すべき課題は、スキャ
ナ自身の操作によって一時停止と再起動をできるように
して作業性及び作業効率を向上し得る画像読み取り装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の原稿を
積載可能なホッパと、前記ホッパ上の原稿を連続的に給
紙する給紙手段と、前記給紙手段によって連続的に給紙
される各原稿上の画像を読み取る読み取り手段を有する
画像読み取り装置であって、前記ホッパ上の原稿の有無
を判定する判定手段と、前記判定手段によって、前記ホ
ッパ上に原稿が有ると判定されると、前記給紙手段を駆
動して前記ホッパ上の原稿を連続給紙させる給紙制御手
段と、画像読み取り装置の一時停止を指示するために、
画像読み取り装置本体に設けられた一時停止指示手段
と、画像読み取り装置の動作再開を指示するために、画
像読み取り装置本体に設けられた動作再開指示手段と、
前記一時停止指示手段によって一時停止の指示がなされ
た場合、前記給紙制御手段を制御して前記ホッパ上の原
稿の連続給紙を一時停止させ、前記動作再開指示手段に
よって動作再開の指示がなされた場合、前記給紙制御手
段を制御して前記ホッパ上の原稿の連続給紙を再開させ
る一時停止/再開制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0013】また、前記一時停止/再開制御手段は、前
記一時停止指示手段からの一時停止の指示があると、前
記ホッパ上の原稿の有無にかかわらず前記判定手段結果
を原稿無しと設定し、前記動作再開指示手段によって動
作再開の指示があると、当該設定を解除する構成として
もよい。
【0014】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、複数の
原稿を積載可能なホッパと、前記ホッパ上の原稿を連続
的に給紙する給紙手段と、前記給紙手段によって連続的
に給紙される各原稿上の画像を読み取る読み取り手段を
有する画像読み取り装置であって、前記ホッパ上の原稿
の有無を判定する判定手段と、前記判定手段によって、
前記ホッパ上に原稿が有ると判定されると、前記給紙手
段を駆動して前記ホッパ上の原稿を連続給紙させる給紙
制御手段と、画像読み取り装置の一時停止を指示するた
めに、画像読み取り装置本体に設けられた一時停止指示
手段と、画像読み取り装置の動作再開を指示するため
に、画像読み取り装置本体に設けられた動作再開指示手
段と、前記一時停止指示手段によって一時停止の指示が
なされた場合、前記給紙制御手段を制御して前記ホッパ
上の原稿の連続給紙を一時停止させ、前記動作再開指示
手段によって動作再開の指示がなされた場合、前記給紙
制御手段を制御して前記ホッパ上の原稿の連続給紙を再
開させる一時停止/再開制御手段とを有することを特徴
とする画像読み取り装置であり、画像読み取りの作業の
一時停止とその再開が画像読み取り装置本体側だけの操
作で実行できるという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記一時停止/
再開制御手段は、前記一時停止指示手段からの一時停止
の指示があると、前記ホッパ上の原稿の有無にかかわら
ず前記判定手段結果を原稿無しと設定し、前記動作再開
指示手段によって動作再開の指示があると、当該設定を
解除することを特徴とする画像読み取り装置であり、画
像読み取り装置側だけの操作による画像読み取り作業の
一時停止と再開の実行が標準のコマンド体系で実現でき
るという作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について図面に
基づき説明する。図1は本発明の画像読み取り装置の構
成を含むスキャナの概略を示す斜視図である。
【0017】図示のように、スキャナは、光学系の走査
モジュール及び用紙の搬送路を内蔵した本体1(画像読
み取り装置本体)と自動給紙装置2(給紙手段)とから
構成されたものである。本体1はその正面に操作パネル
1aを備えるとともに内部には全ての機器を制御するコ
ントローラ(図示せず)を備えたものである。そして、
本体1の上面には自動給紙装置2から給紙されて走査モ
ジュールによって画像読み取りを終えた用紙を受ける回
収トレー1bを設けている。
【0018】自動給紙装置2は、用紙を搭載して本体1
内の搬送路に送り出すホッパ機能と用紙の重送防止機能
を備えたものであり、図2に用紙の搬送路を含めた概略
図を示す。
【0019】自動給紙装置2は、ハウジング2aにホッ
パ2bを上下に回動自在に組み込んだもので、ホッパ2
bはモータ(図示せず)に連接されて駆動され、給紙す
るときには図2に示すように用紙Pが給紙ローラ(後
述)に接触する姿勢まで上向きに回動付勢される。ま
た、ホッパ2bの底面側には用紙Pが搭載されているか
どうかを検知するための原稿センサ2cを原稿の有無を
判定する判定手段として備えている。
【0020】自動給紙装置2には、ホッパ2b上の用紙
Pを上から1枚ずつピックアップして繰り出す給紙ロー
ラ3a,用紙の重送を防止する分離ローラ3b及びトル
クリミッタ内蔵のリタードローラ3cを備える。そし
て、分離ローラ3bとリタードローラ3cの下流には、
本体1の上面の回収トレー1bまでの用紙搬送路を接続
し、この用紙搬送路には複数段の搬送ローラ3d,3e
の対を設ける。また、第2段と第3段の搬送ローラ3
d,3eの間には、画像読み取りのための走査ヘッド4
a,4bを読み取り手段として備える。なお、上側の走
査ヘッド4aはホッパ2b上の用紙Pの表面の画像の読
み取り用であり、下側の走査ヘッド4bは用紙Pの裏面
の画像を読み取る。
【0021】図3は用紙Pの搬送及び画像読み取りのた
めの制御ブロック図である。画像読み取り装置の全てを
制御する制御部5には、原稿センサ2cからの信号が入
力されるとともに、操作パネル1aのスイッチボタンに
よる指令の信号を受ける。制御部5はホッパ2b,走査
ヘッド4a,4bから構成された読み取り部、自動給紙
装置2から搬送路を経由して回収トレー1bまで用紙P
を給紙・搬送するための搬送制御部8(給紙制御手段)
にそれぞれ信号を入力する。そして、読み取り部により
得られた画像データの転送と制御部5で処理される信号
の授受はインターフェース6を介してホストコンピュー
タ7との間で行われる。
【0022】ここで、インターフェース6は現時点で標
準とされているもので、ホストコンピュータ7からは画
像読み取り装置の待機状態の確認のための信号及び画像
読み取りのための指令信号を受けて制御部5に出力し、
画像読み取り装置の制御部5からは待機状態の応答信号
を受けるとともに画像読み取り部から画像データを受け
てホストコンピュータ7に出力する。そして、待機状態
の確認項目の一つは、用紙Pがホッパ2bにあるかない
かであり、用紙Pがあるという制御部5からの応答のと
きにホストコンピュータ7による作動開始の指令が可能
である。一方、ホストコンピュータ7から用紙Pがある
かとの応答要求の信号を受けたとき、ホッパ2bに用紙
Pがなく画像読み取りの態勢にないという応答がある
と、画像読み取り装置は待機モードに設定される。すな
わち、ホストコンピュータ7からは用紙Pがあるかどう
かの応答要求の信号が繰り返し出力され、用紙Pが新た
にホッパ2bに搭載されてこれを原稿センサ2cによっ
て検知するまで待機モードのままに維持されるというコ
マンド体系となっている。
【0023】このように、標準のインターフェース6で
は、用紙Pがないときには、待機モードに強制的に設定
される。そこで、本発明では、用紙Pがないという信号
を利用して、スキャナの本体1側からだけの操作で一時
停止と再起動を実行できるようにする。そして、このよ
うな操作のために、図1に示すように操作パネル1aに
は、一時停止ボタン1c(一時停止指示手段),再開ボ
タン1d(動作再開指示手段)及び停止ボタン1eを設
ける。スキャナ側では、動作中に一時停止ボタン1c,
再開ボタン1d,停止ボタン1eが押されると、各ボタ
ンが押されたことを記憶しておき、この記憶内容を所定
のタイミングでチェックすることにより各ボタンが押さ
れたかどうかを確認する。なお、停止ボタン1eは画像
読み取り装置を完全に停止させるためのもので、これが
押されるとホストコンピュータ7のスキャナ制御用のア
プリケーションの作動も停止する。
【0024】以上の構成において、自動給紙装置2から
用紙Pを給紙して画像を読み取る処理はホストコンピュ
ータ7からの指令に基づいて実行され、原稿センサ2c
によって用紙Pがホッパ2b上にセットされていること
が検知されている期間では、画像読み取りの動作が開始
される。この画像読み取りの動作は、給紙ローラ3a,
分離ローラ3b,リタードローラ3c及び搬送ローラ3
d,3eを制御部5によって回転駆動し、ホッパ2b上
の用紙Pの一番上のものから順に搬送路に供給して読み
取り部を構成する走査ヘッド4a,4bによって画像を
読み取り、その後回収トレー1bに排出するというもの
である。
【0025】ここで、用紙Pを連続送りして画像読み取
り作業している最中に用紙Pをホッパ2b上で揃えたり
新たな用紙Pを追加してセットする場合には、一時停止
ボタン1cを押して必要な作業をした後、再開ボタン1
dを押して再起動させる。このような一時停止の操作で
は、用紙Pがないという信号をホストコンピュータ7側
に入力することにより、ホストコンピュータ7ではスキ
ャナの異常発生と判定せずに、スキャナ制御用のアプリ
ケーションはそのまま起動状態に維持する。以下、この
ような制御を図4のホストコンピュータ7側のフロー及
び図5の画像読み取り装置側のフローに基づいて説明す
る。なお、以降の説明において、ホストコンピュータを
実際に使用されるパーソナルコンピュータとして「P
C」と略称したものとし、用紙Pは「原稿」として記載
する。
【0026】まず、PC7側では、スキャナ制御用のア
プリケーションからスキャナ使用の命令が実行されると
(S1)、次の処理へ進み、原稿サイズや読み取り解像
度などの読み取り条件が指定され(S2)、その情報は
スキャナへ出力される(A)。スキャナはS2で設定さ
れた読み取り条件の入力(A)が行われるまで待ち(S
21)、PC7側からの入力(A)に基づいてスキャナ
の読み取り条件を設定する(S22)。そして、スキャ
ナは、S22で読み取り条件の設定が終わると、PCへ
この条件設定が完了したことを通知(B)する(S2
3)。
【0027】PC7はスキャナから読み取り条件の設定
が終了した旨の通知(B)を受けるのを待って次へ進み
(S3)、スキャナ側からスキャナ停止通知(H)が出
されているかどうかチェックして(S4)、スキャナ停
止通知(H)が出力されていればS1に戻り、出力され
ていなければS5へと進む。PC7側では、スキャナ動
作中であってもスキャナを停止させる命令を発すること
ができ、この命令がスキャナへ出力された場合、スキャ
ナ側ではPC7側からスキャナ停止命令があったことを
記憶しておく。そして、スキャナ側では、PC7側から
停止命令があったか、またはスキャナの停止ボタン1e
が押されたかをチェックする(S24)。
【0028】次いで、スキャナ側では、S24で停止命
令がなくて停止ボタン1eも押されていなかったなら、
PC7側から原稿の有無をチェックする命令(C)があ
ったかどうかチェックする(S25)。PC7側からの
停止命令か停止ボタン1eが押されるまで、又は、PC
7側から原稿の有無をチェックする命令(C)が有るま
で、S24及びS25を繰り返す。そして、PC側から
原稿の有無をチェックする命令(C)が出されると(S
5)、スキャナ側では、ホッパ2b上に原稿がセットさ
れているかどうかチェックする(S26)。原稿がセッ
トされていなければ、PC7側へ原稿無しを通知(D)
する(S27)。この原稿無しの通知(D)の後、用紙
を載せるためにホッパ2bを図2の姿勢から図中の矢印
方向に回して下降させ(S28)、再びS24に戻る。
なお、ホッパ2bが下降した位置にあればそのままとす
る。
【0029】一方、S26で原稿がセットされていると
判定されたときには、PC7側へ原稿有りを通知(D)
し(S29)、その後ホッパ2bを図1の姿勢の位置ま
で回して上昇させる(S30)。
【0030】PC7側では、スキャナから「原稿有り」
と通知(D)があれば次に進み、「原稿無し」と通知
(D)があれば、S4に戻る(S6)。そして、「原稿
有り」のときにはスキャナに対して読み取りを開始する
よう命令(E)を出し(S7)、スキャナ側ではこのP
C7からの読み取り開始の命令(E)を待つ(S3
1)。読み取り開始の命令(E)があれば、ホッパ2b
上の原稿を1枚だけ給紙ローラ3aによって給紙して
(S32)、給紙された原稿の画像を読み取り部によっ
て読み取り(S33)、読み取ったイメージデータをP
C7へ出力(F)する(S34)。
【0031】PC7側では、スキャナの読み取り部で読
み取ったイメージデータの出力(F)を待ち(S8)、
スキャナからのイメージデータの出力(F)をPC7側
の記憶装置(たとえば、ハードディスクなど)に取り込
む(S9)。そして、取り込んだイメージデータをPC
7側のディスプレイに表示し(S10)、PC7側での
処理が完了したことをスキャナに通知(G)する(S1
1)。
【0032】このPC7側での処理完了の通知(G)に
対し、スキャナはPC7からデータの取り込み終了の通
知(G)を待ち(S35)、取り込み終了のときには停
止命令または停止ボタン1eが押されたかどうかをチェ
ックする(S36)。このS36でのチェックはS24
で説明したものと同じ内容である。
【0033】ここで、S36で停止命令があったかまた
は停止ボタン1eが押されていたときには、スキャナは
動作を停止し(S41)、その動作停止をPC7側へ通
知(H)する(S42)。PC7側では、S4でスキャ
ナが動作停止したことをスキャナからの通知(H)によ
って検知すると最初に戻る。
【0034】一方、停止命令もなく停止ボタン1eも押
されなかったときには、スキャナ側で一時停止ボタン1
cが押されたかどうかをチェックし(S37)、一時停
止ボタン1cが押されていた場合には、PC7側から原
稿の有無をチェックする命令(C)があるまで待ち(S
38)、スキャナからPC7へ強制的に原稿無し(D)
が通知される。そして、スキャナ側で再開ボタン1dが
押されるまでは、S39で原稿無し(D)の通知を続け
る。
【0035】以上のフローにおいて、スキャナを作動さ
せているときに、一時停止ボタン1cを操作すると、ホ
ッパ2bに原稿が搭載されているときでも、PC7側に
原稿なしの信号が出力される。従って、PC7側のスキ
ャナ制御用のアプリケーションは、再開ボタン1dが押
された後にS29で原稿有りの通知(D)がなされるま
で、S4〜S6の処理を繰り返すことになる。これに対
し、たとえばスキャナを強制停止させてしまうと、PC
7側にスキャナ停止通知(H)が入力されて、スキャナ
制御用のアプリケーションも初期状態に戻ってしまう。
このため、スキャナでの読み取りを再開するときにはP
C7を最初から操作してスキャナを駆動できる態勢に設
定し直す必要がある。
【0036】一方、一時停止ボタン1cを押した場合に
は、PC7側からスキャナ側に対して原稿があるかない
かの応答要求信号が繰り返し出力される。これに対し、
一時停止の間に所定の作業を完了して読み取り作業を再
開するときには、再開ボタン1dを押せばスキャナによ
る読み取りは再開される。この再開ボタン1dのオン
は、一時停止ボタン1cを押した後の原稿なしの信号の
出力を解除するというもで、PC7側からの応答要求信
号に対しては原稿なしの信号は出力されない。すなわ
ち、PC7は原稿がスキャナのホッパ2bにセットされ
たものと判定して、スキャナに読み取り指示を行う。
【0037】このように、一時停止ボタン1cを押した
ときには、たとえば停止ボタン1eによるような強制停
止の信号ではなくて、スキャナ側には原稿がないという
信号が代わりに入力される。このため、PC7側ではこ
の原稿なしの信号に対しては待機モードに設定するとい
うアプリケーションの機能がそのままの状態で維持され
ているので、再開ボタン1dのオンによって原稿なしの
信号を解除するだけでスキャナの作動を再開させること
ができる。したがって、スキャナとPC7とを離れたレ
イアウトとしているような場合、画像読み取り作業の一
時停止及び再開の操作をスキャナ側だけで行うことがで
き、オペレータはスキャナとPC7との間を行き来する
ことが不要となり、その作業負担が軽減される。
【0038】なお、本実施の形態では一時停止ボタン1
cと再開ボタン1dを別々に設けたが、1つのボタンで
兼用し停止中にボタンが押されれば再開、動作中にボタ
ンが押されれば一時停止としてもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明では、スキャナ等の画像読み取り
装置側に読み取り作業の一時停止と動作再開のための指
示手段を備えているので、画像読み取り装置を駆動する
ホストコンピュータとの間をオペレータが移動すること
なく一時停止と再開の操作ができ、頻繁に一時停止する
ような作動条件であってもオペレータの作業動線を短く
して負担を軽くできる。
【0040】また、一時停止のときのホストコンピュー
タへの信号を原稿なしの信号で代用するようにすれば、
原稿なし信号で待機モードに設定する従来の標準のコマ
ンド体系をそのまま利用でき、コスト面への影響もな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像読み取り装置に用いるスキャナの
概略斜視図
【図2】自動給紙装置のホッパから用紙の搬送路及び回
収トレーまでの概略図
【図3】スキャナとホストコンピュータとの間の制御の
ブロック図
【図4】ホストコンピュータ側のフローチャート
【図5】スキャナ側のフローチャート
【符号の説明】
1 本体 1a 操作パネル 1b 回収トレー 1c 一時停止ボタン(一時停止指示手段) 1d 再開ボタン(動作再開指示手段) 1e 停止ボタン 2 自動給紙装置(給紙手段) 2a ハウジング 2b ホッパ 2c 原稿センサ(判定手段) 3a 給紙ローラ 3b 分離ローラ 3c リタードローラ 3d,3e 搬送ローラ 4a,4b 走査ヘッド(読み取り手段) 5 制御部 6 インターフェース 7 ホストコンピュータ 8 搬送制御部(給紙制御手段) P 用紙
フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA03 FB01 KB20 MA23 MB13 MB17 MC10 MC17 5B047 AA01 BC21 BC23 CA01 CB16 CB18 5C062 AA01 AB40 AC11 5C072 AA01 BA05 NA04 RA02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を積載可能なホッパと、前記ホ
    ッパ上の原稿を連続的に給紙する給紙手段と、前記給紙
    手段によって連続的に給紙される各原稿上の画像を読み
    取る読み取り手段を有する画像読み取り装置であって、 前記ホッパ上の原稿の有無を判定する判定手段と、 前記判定手段によって、前記ホッパ上に原稿が有ると判
    定されると、前記給紙手段を駆動して前記ホッパ上の原
    稿を連続給紙させる給紙制御手段と、 画像読み取り装置の一時停止を指示するために、画像読
    み取り装置本体に設けられた一時停止指示手段と、 画像読み取り装置の動作再開を指示するために、画像読
    み取り装置本体に設けられた動作再開指示手段と、 前記一時停止指示手段によって一時停止の指示がなされ
    た場合、前記給紙制御手段を制御して前記ホッパ上の原
    稿の連続給紙を一時停止させ、前記動作再開指示手段に
    よって動作再開の指示がなされた場合、前記給紙制御手
    段を制御して前記ホッパ上の原稿の連続給紙を再開させ
    る一時停止/再開制御手段とを有することを特徴とする
    画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】前記一時停止/再開制御手段は、前記一時
    停止指示手段からの一時停止の指示があると、前記ホッ
    パ上の原稿の有無にかかわらず前記判定手段結果を原稿
    無しと設定し、前記動作再開指示手段によって動作再開
    の指示があると、当該設定を解除することを特徴とする
    請求項1記載の画像読み取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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