JP3904387B2 - バランス・ウエイト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のタイヤのバランスをとるために車輪の内側に貼り付けるバランス・ウエイトに関し、特に、環境汚染の原因となる鉛を使用しないように構成したものである。
【0002】
【従来の技術】
アルミニウムで作られた車輪(アルミ・ホイール)に取り付けるバランス・ウエイトは、図5の斜視図(a)および断面図(b)に示すように、重量の異なる各種の扁平な鉛板8を作り、鉛板8の裏面に両面粘着テープ7を貼り付けたものが使用されている。そして、鉛板8は軟らかくて曲げ易いので、車輪6に取り付ける際には、指で鉛板8を車輪6の内側の曲面と合わせるように曲げたのち、両面粘着テープ7の剥離紙を剥がして、図6に示すように、車輪の内側の曲面に押し付けて貼り付けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、廃棄処分される自動車の増加、特に、廃棄処分されるタイヤおよび車輪の増加に伴って、車輪に取り付けられたバランス・ウエイトの廃棄量も増加している。
【0004】
車輪を廃棄するとき、タイヤは取り外されるが、バランス・ウエイトは取り外されることなくそのまま廃棄されたり、リサイクルに回されている。
【0005】
廃棄処分されたバランス・ウエイトに雨水がかかると、基準値を上回る鉛が溶け出して環境を汚染することがあった。
【0006】
そこで、この発明は、このような課題を解決するために考えられたもので、廃棄処分されても環境汚染をしないバランス・ウエイトを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のバランス・ウエイトは、鉛を含まない金属の帯板を打ち抜き加工により、実効的な幅を等間隔に狭めたのち、この幅を狭めた部分の表裏両面より溝条を形成し、この加工された金属の帯板の裏面に両面粘着テープを貼り付けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明のバランス・ウエイトの製法は、図1の平面図(A)および側面図(B)に示すように、細長い鉄の帯板を打ち抜き加工により、等間隔に両側より幅方向の切り込み3を入れて帯板の幅を部分的に狭めたのち、図2に示すように、プレス加工により、両切り込み3の間に表面よりV字形または台形の溝条4を形成し、両切り込み3の間に裏面よりV字形の溝条5を形成する。
【0009】
これら2つの溝条4、5の間に形成された残存部分2の厚みは、手で曲げることにより折れて容易に分割できる程度に薄く形成されている。
【0010】
各溝条4、5の間で分割される各部分は、単位重量(例えば、5g)のバランス・ウエイト1となるように重量が設定されている。
【0011】
このように連なったバランス・ウエイト1は、包装の都合に合わせて一定長さ(例えば、10ヶ分の長さ)ごとに切断される
【0012】
このように加工された連続したバランス・ウエイト1の裏面に、両面粘着テープ7を貼り付ける。この貼り付けられた両面粘着テープ7は、バランス・ウエイト1に貼り付けたのち、分割位置で切断してもよいのである。この両面粘着テープ7として、両粘着面の間にクッション層を備えたものが適している。
【0013】
車輪のリムの内側に貼り付けて固定する際には、連なっているバランス・ウエイト1を必要な重量分の個数だけ連ねた状態または分離した状態で切り離し、粘着テープ7の剥離紙71を剥がして、図3に示すように、車輪のリム6の内側に押しつけながら貼り付ける。粘着テープ7にはクッション層を備えているので、車輪のリムの内側が曲面であっても、確実に固定することができる。車輪のリム6の内側に、バランス・ウエイト1を複数個連ねた状態で貼り付けても、分割位置でリム6の曲面に合わせて曲げることができるので、確実に固定することができる。
【0014】
連続したバランス・ウエイト1の分割位置には、裏面からもV字形の溝5が形成されているので、折り曲げて分割したときにバリが発生しても、車輪のリム6の内側に傷をつけることはないのである。
【0015】
なお、バランス・ウエイト1の材質は、鉄に限ることなく、比較的比重が大きくて廉価で、かつ公害発生のおそれが少ない金属を用いればよいのである。また、細長い鉄の帯板を打ち抜き加工して幅方向の切り込み3を入れる代わりに、図4に示すように、打ち抜き加工により中央部にスリット3aを形成して、実効的な幅を狭めてもよいのである。
【0016】
【発明の効果】
以上の実施の形態に基づく説明から明らかなように、この発明のバランス・ウエイトは、ほぼ同じ単位重量に統一された鉄材にクッション層を有する粘着テープ7を貼り付けたものであるから、車輪のリムの内側が曲面であっても、取付けが簡単であり、かつ確実に固定することができる。そして、この発明のバランス・ウエイトは、鉛を使用していないので、廃棄処分されても環境汚染をすることはないのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のバランス・ウエイトの実施の形態を示す平面図(A)および正面図(B)、
【図2】連続したバランス・ウエイトの分割位置を示す正面図、
【図3】この発明のバランス・ウエイトを車輪に取り付けた状態を示す正面図、
【図4】この発明のバランス・ウエイトの他の実施の形態を示す平面図(A)および正面図(B)、
【図5】従来のバランス・ウエイトを示す斜視図(A)および正面図(B)、
【図6】従来のバランス・ウエイトを車輪に取り付けた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 バランス・ウエイト
2 残存部分
3 切り込み
3a スリット
4、5 溝条
6 車輪
7 粘着テープ
Claims (1)
- 鉛を含まない金属の帯板を打ち抜き加工により、実効的な幅を等間隔に狭めたのち、この幅を狭めた部分の表裏両面より溝条を形成し、この加工された金属の帯板の裏面に両面粘着テープを貼り付けたことを特徴とするバランス・ウエイト。
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