JPH0249393Y2 - - Google Patents

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JPH0249393Y2
JPH0249393Y2 JP20033085U JP20033085U JPH0249393Y2 JP H0249393 Y2 JPH0249393 Y2 JP H0249393Y2 JP 20033085 U JP20033085 U JP 20033085U JP 20033085 U JP20033085 U JP 20033085U JP H0249393 Y2 JPH0249393 Y2 JP H0249393Y2
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JP
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shim
disc brake
brake pad
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bent
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はたとえば自動車等の制御装置、とくに
デイスクブレーキのブレーキパツドとキヤリパと
の間に介在される鳴き防止用のデイスクブレーキ
パツド用シムに関する。
(従来の技術) 従来、この種のデイスクブレーキパツド用シム
としてはたとえば第7図および第8図に示すよう
なものがある。すなわち100はシムで、板状の
シム本体101表面に接着剤102が設けられ、
接着剤102が剥離紙103により覆われてい
る。このようなシム100はシム本体101から
剥離紙103を剥してブレーキパツド104表面
に接着剤102を介し貼着され、たとえば第9図
に示されるような自動車用デイスクブレーキのブ
レーキパツド104ととキヤリパ105との間に
介在されて制動時のブレーキパツド104の振動
に起因する鳴きの発生を防止していた。このよう
なシム100は通常剥離紙103と接着剤102
より成る両面テープを貼着した板状の素材をプレ
スにより所定形状に打ち抜いて成形されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし斯かる従来例の場合には、ブレーキパツ
ド104にシム本体101を貼着する際に剥離紙
103を手で剥して作業が行われるが、シム本体
101は平坦面となつており、剥離紙103は全
面にわたつて均等に接着されているので、剥しづ
らく作業能率が悪いという問題があつた。特にシ
ム本体101の外周端縁はプレス打ち抜きの際に
だれ106が生じているので剥離作業は一層困難
なものとなつている。
本考案は上記した従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、その目的とするところ
は、剥離材を容易に剥し得るデイスクブレーキパ
ツド用シムを提供し、もつて剥離作業の作業能率
を高めることにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のデイスク
ブレーキパツド用シムにあつては、シム本体の表
面に設けられた接着剤が剥離材で覆われており、
シム本体外周縁部の一部を局部的に曲げて剥離助
勢部を形成した。
(作用) 本考案にあつては、シム本体の外周縁部の剥離
助勢部においては、シム本体が局部的に曲げられ
ているので、剥離材はシム本体の接着面と平行方
向、すなわちシム本体の接面方向にずらされて接
着力が弱くなつており、剥離材は剥離助勢部から
容易に剥すことができる。
(実施例) 以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。本考案の第一実施例に係るデイスクブレーキ
パツド用シムを示す第1図および第2図におい
て、1はシム本体であり、シム本体1の片面全面
に接着剤2が設けられこの接着剤2が剥離材とし
ての剥離紙3により覆われている。剥離材として
は紙に限るものではなく、樹脂フイルム等を用い
てもよい。シム本体1はたとえば金属板表面にゴ
ムをコーテイングした板状部材でブレーキパツド
4の平面形状に倣つた形状に成形されており、略
長方形を呈し長手方向の一辺が円弧状になつてい
る。シム本体1の外周端縁、本実施例では短尺側
に舌部5が突設されている。舌部5の位置はブレ
ーキに装着した際、他部品との干渉を生じない箇
所が選定される。
舌部5は剥離紙3の反対側に曲げることによ
り、舌部5を覆う剥離助勢部を構成している。一
方、剥離紙3にはシム本体1の舌部5を覆う舌片
6が設けられている。舌部5の形状は半円形状に
限るものではなく、円弧状、多角形状等種々の形
状にすることができる。
このようなシムは、従来例と同様に板状の素材
の片面に両面テープを貼着したものをプレスによ
り所定形状に打ち抜くことにより容易に成形され
得る。
上記構成のデイスクブレーキパツド用シムにあ
つては、舌部5を曲げることにより剥離紙3の舌
片6が接着面と平行方向、すなわち接面方向にず
れてて接着剤2にせん断力が加わり接着力が弱く
なつている。したがつて舌片6は容易に剥れ舌片
6をつまみあげることにより容易に剥離紙3を剥
すことができる。
つぎに第3図および第4図には本考案の第二実
施例に係るデイスクブレーキパツド用シムが示さ
れてり、第一実施例と同一の構成部分については
同一の符号を付して説明すると、本実施例にあつ
ては、剥離助勢部として、シム本体1の外周縁部
の一部を剥離紙3と反対側に局部的に凹ませた絞
り部7が設けられている。絞り部7に接着されて
いる剥離紙3の絞り部対応部8は絞り部7が凹ん
でいる分だけ接面方向にずらされている。本実施
例にあつても絞り部7はシム本体1の短尺側に設
けられているが、他部品との干渉を生じない箇所
を選定する点は第一実施例と同様である。本実施
例においても従来例と同様プレス加工により容易
に成形することができる。
その他の構成および作用についは第一実施例と
同様であるので説明を省略する。
なお上記第一、第二実施例にあつては剥離紙を
シム本体の片面に接着する例を示したが両面に設
けたものでもよい。また剥離助勢部はシム本体外
周縁の一箇所に限定されるものではなく、複数箇
所に設けてもよいことはもちろんである。また、
第5図および第6図には、本考案のさらに他の実
施例を示している。第5図は第1図の舌部5を逆
向き、すなわち剥離紙3側に曲げたもの、第6図
は第3図の絞り部7を剥離紙3側に局部的に曲げ
たものである。このように、剥離紙3側に曲げて
も上記実施例と同様に、舌部5および絞り部7に
おいて剥離紙3がシム本体1の接面方向にずれて
接着力を弱めることができ、剥離作業の容易化を
図ることができる。
(考案の効果) 本考案は以上の構成よび作用から成るもので、
シム本体の外周縁部の一部を局部的に曲げて剥離
材をシム本体の接着面と平行方向、すなわち接面
方向にずらす剥離助勢部を設けたので、剥離材を
剥離助勢部から容易に剥すことができ、作業能率
が向上し、ブレーキパツドへの組付時間を大幅に
短縮することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例に係るデイスクブ
レーキパツド用シムの縦断面図、第2図は第1図
のデイスクブレーキパツド用シムの平面図、第3
図は本考案の第二実施例に係るデイスクブレーキ
パツド用シムの縦断面図、第4図は第3図のデイ
スクブレーキパツド用シムの平面図、第5図およ
び第6図は本考案のさらに他の実施例に係るデイ
スクブレーキパツド用シムを示す縦断面図、第7
図および第8図は従来のデイスクブレーキパツド
用シムの剥離材により被覆された状態の縦断面図
および平面図、第9図は従来のデイスクブレーキ
パツド用シムが適用されたデイスクブレーキの概
略縦断面図である。 符号の説明、1……シム本体、2……接着剤、
3……剥離紙(剥離材)、4……ブレーキパツド、
5……舌部(剥離助勢部)、7……絞り部(剥離
助勢部)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シム本体の表面に設けられた接着剤を剥離材
    で覆つたデイスクブレーキパツド用シムにおい
    て、上記シム本体外周縁部の一部を局部的に曲
    げて剥離助勢部を形成したことを特徴とするデ
    イスクブレーキパツド用シム。 (2) 前記剥離助勢部は、シム本体外周縁から突設
    されかつ曲げられた舌部から構成したことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    デイスクブレーキパツド用シム。 (3) 前記剥離助勢部は、シム本体外周縁部を局部
    的に凹ませた絞り部により構成したことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第1項記載のデ
    イスクブレーキパツド用シム。 (4) 前記舌部は剥離材側と反対側に曲げられた実
    用新案登録請求の範囲第2項記載のデイスクブ
    レーキパツド用シム。 (5) 前記舌部は剥離材側に曲げられた実用新案登
    録請求の範囲第2項記載のデイスクブレーキパ
    ツド用シム。 (6) 前記絞り部は剥離材と反対側に曲げられた実
    用新案登録請求の範囲第3項記載のデイスクブ
    レーキパツド用シム。 (7) 前記絞り部は剥離材側に曲げられた実用新案
    登録請求の範囲第3項記載のデイスクブレーキ
    パツド用シム。
JP20033085U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0249393Y2 (ja)

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JPS62108639U JPS62108639U (ja) 1987-07-11
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