JP2002372103A - ホイールバランスウェイト - Google Patents

ホイールバランスウェイト

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JP2002372103A
JP2002372103A JP2001177004A JP2001177004A JP2002372103A JP 2002372103 A JP2002372103 A JP 2002372103A JP 2001177004 A JP2001177004 A JP 2001177004A JP 2001177004 A JP2001177004 A JP 2001177004A JP 2002372103 A JP2002372103 A JP 2002372103A
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wheel balance
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JP2001177004A
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Tatsuhiko Sugayachi
達彦 菅谷内
Yutaka Yamaguchi
裕 山口
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Taiho Kogyo Co Ltd
Toho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
Toho Kogyo Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/32Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels
    • F16F15/324Correcting- or balancing-weights or equivalent means for balancing rotating bodies, e.g. vehicle wheels the rotating body being a vehicle wheel
    • F16F15/328Multiple weights on adhesive strip

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホイールへの装着を簡単に行うことができる
ホイールバランスウェイトを提供すること。 【解決手段】 本発明のホイールバランスウェイトは、
略帯状に形成された鉄系合金よりなるウェイト1と、ウ
ェイト1の裏面に一体的に接合されウェイト1をホイー
ルのリムの内周面に接着する粘着シール部2と、を有す
るホイールバランスウェイトにおいて、ウェイト1が、
表面にウェイト1を幅方向に横断して形成された少なく
とも1本の表面溝部11と、裏面にウェイト1を幅方向
に横断して形成された少なくとも1本の裏面溝部12
と、を有することを特徴とする。本発明のホイールバラ
ンスウェイトは、表面溝部および裏面溝部が形成された
位置のウェイト1の厚さが薄くなっているため、ホイー
ルに装着するときに、ウェイト1を湾曲させやすくなる
とともに、ウェイト1の厚さの厚い部分がホイールバラ
ンスウェイトとして十分な剛性を発揮する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のタイヤのホ
イールに取り付け、ホイールのアンバランスを解消する
ホイールバランスウェイトに関し、詳しくは、ホイール
のリムの内周面に粘着テープでウェイトが固定されるホ
イールバランスウェイトに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車などのタイヤをホイールに組み込
んだホイールアッセンブリ状態において、ホイールアッ
センブリの回転軸まわりの周方向および回転軸方向のア
ンバランスが大きくなると、車両の走行時に振動、騒音
等の発生というような不具合が生じる。
【0003】この振動や騒音は、ホイールのアンバラン
スに起因する。このため、ホイールには、このアンバラ
ンスを打ち消すことができるホイールバランスウェイト
が取り付けられている。ホイールバランスウェイトは、
専用の測定機でホイールアッセンブリのアンバランスを
測定することで、ホイールへの取り付け位置および重量
が決定される。
【0004】従来のホイールバランスウェイトには、た
とえば、所定の重量を有する略板状のウェイトを粘着テ
ープ等の手段によりリムの内周面に接着することで装着
するホイールバランスウェイトがある。
【0005】このホイールバランスウェイトは、製造時
にはウェイトが平板状に形成され、ホイールへ装着する
ときに、ホイールのリムの内周面に沿ってウェイトが湾
曲させられる。すなわち、ホイールバランスウェイトが
装着されるリムの内周面の曲率は、装着されるホイール
により異なるためである。
【0006】また、従来のホイールバランスウェイト
は、ウェイトが軟質材料である鉛により形成されてい
た。鉛により形成されたウェイトは、加工が容易であ
り、人力により容易に成形することができる。しかしな
がら、鉛は、廃棄したときに環境へ大きな負荷がかかる
ことが知られている。このため、ウェイトの材料とし
て、環境への負荷の少ない鉄系合金が用いられるように
なってきている。
【0007】しかしながら、鉄系合金により略帯状に形
成されたウェイトを粘着テープ等によりホイールのリム
の内周面に装着するホイールバランスウェイトは、ホイ
ールへの取り付けに多大な力が必要となるという問題を
有していた。
【0008】すなわち、鉄系合金よりなるウェイトは、
ホイールバランスウェイトのホイールへのリムの内周面
に沿った湾曲形状へ成形される必要があるが、鉄系合金
の高い硬度により、成形に余計な手間がかかるようにな
るためである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであり、ホイールへの装着を簡単に行
うことができるホイールバランスウェイトを提供するこ
とを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明者等は、鉄系合金よりなるウェイトをホイール
の湾曲面になじみやすくするために、鉄系合金よりなる
ウェイトの表面および裏面に溝部を形成することで上記
課題を解決できることを見出した。
【0011】すなわち、本発明のホイールバランスウェ
イトは、略帯状に形成された鉄系合金よりなるウェイト
と、ウェイトの裏面に一体的に接合されウェイトをホイ
ールのリムの内周面に接着する粘着シール部と、を有す
るホイールバランスウェイトにおいて、ウェイトが、表
面にウェイトを幅方向に横断して形成された少なくとも
1本の表面溝部と、裏面にウェイトを幅方向に横断して
形成された少なくとも1本の裏面溝部と、を有すること
を特徴とする。
【0012】本発明のホイールバランスウェイトは、ウ
ェイトが表面溝部と裏面溝部とを有するため、表面溝部
および裏面溝部が形成された位置のウェイトの厚さが薄
くなっている。このため、本発明のホイールバランスウ
ェイトは、ホイールに装着するときに、この薄くなった
部分の剛性が低減したことによりウェイトを湾曲させや
すくなっている。また、溝部の形成されていない部分で
あるウェイトの厚さの厚い部分が、ホイールバランスウ
ェイトとして十分な剛性を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のホイールバランスウェイ
トは、ウェイトと、粘着シール部と、を有する。
【0014】ウェイトは、略帯状に形成された鉄系合金
よりなる。すなわち、ウェイトは、廃棄したときに環境
への負荷の少ない鉄系合金により形成される。ウェイト
の略帯状とは、ホイールのリムの内周面にウェイトを接
着したときに、ウェイトが接着面に沿って、広がってい
る形状を示している。また、ウェイトを形成する鉄系合
金としては、鉄を主成分とする合金であればよく、たと
えば、純鉄、鋼、ステンレス等をあげることができる。
【0015】粘着シール部は、ウェイトの裏面に一体的
に接合されウェイトをホイールのリムの内周面に接着す
る。すなわち、粘着シール部は、ウェイトと一体的に形
成された粘着シールにより形成される。
【0016】ウェイトは、表面溝部と、裏面溝部と、を
有する。
【0017】表面溝部は、表面にウェイトを幅方向に横
断して形成された少なくとも1本の溝部である。
【0018】裏面溝部は、裏面にウェイトを幅方向に横
断して形成された少なくとも1本の裏面溝部である。
【0019】表面溝部および裏面溝部が形成されること
で、表面溝部および裏面溝部が形成された部分のウェイ
トの厚さが部分的に薄くなる。すなわち、表面溝部およ
び裏面溝部が形成された部分は、ウェイトの厚さが厚い
部分と比較して、ウェイトの剛性が低下している。この
ため、ホイールバランスウェイトをホイールのリムの内
周面に沿って湾曲させたときに、この溝部が形成された
部分でウェイトが折れ曲がるようになる。すなわち、少
ない力でウェイトを湾曲させることができる。
【0020】ウェイトをホイールのリムの内周面の湾曲
形状にそって湾曲させると、表面溝部は溝部の幅が狭く
なり、裏面溝部は溝部の幅が広くなる。すなわち、本発
明のホイールバランスウェイトは、表面溝部の幅が狭く
なることで、表面の長さが短くなり、裏面溝部の幅が広
くなることで裏面の長さが長くなる。この結果、本発明
のホイールバランスウェイトは、ホイールのリムの内周
形状に沿って、容易に湾曲させることができる。
【0021】なお、本発明において、ウェイトの表面お
よび裏面とは、ホイールバランスウェイトをホイールの
リムの内周面に装着したときに、ホイールの中心軸側に
位置する面を表面に、リムの内周面側に位置する面を裏
面とする。
【0022】表面溝部および/または裏面溝部は、内周
形状が略V字状を有することが好ましい。すなわち、溝
部の断面を略V字形状とすることで、ホイールバランス
ウェイトを湾曲させたときにV字を区画する壁面同士が
当接するまで湾曲し、それ以上に湾曲することを防止す
る。
【0023】表面溝部および/または裏面溝部は、凹状
を有することが好ましい。すなわち、その溝の断面を凹
状とすることで、ホイールバランスウェイトを湾曲させ
たときに溝部を区画する壁面同士が当接するまで湾曲
し、それ以上に湾曲することを防止する。
【0024】表面溝部および/または裏面溝部は、内周
形状が略U字状を有することが好ましい。すなわち、表
面および/または裏面溝部の内周形状が略U字状に形成
されることで、鉄系合金よりなるウェイトが湾曲しやす
くなる。さらに、内周形状が略U字状に形成されること
で、ウェイトが湾曲したときに、溝部にかかる応力が溝
部全体に分散されるため、ウェイトが破損しにくくなっ
ている。
【0025】表面溝部および裏面溝部は、ウェイトの長
さ方向での位置が一致する位置に形成されたことが好ま
しい。すなわち、表面溝部と裏面溝部がウェイトの長さ
方向での位置が一致する位置に形成されることで、表面
溝部と裏面溝部の頂点が一致するようになる。このた
め、両溝部の形成された位置におけるウェイトの厚さが
きわめて薄くなり、ウェイトを湾曲させるための応力が
低減することとなる。この結果、本発明のホイールバラ
ンスウェイトは、容易にホイールに装着することができ
る。
【0026】表面溝部および裏面溝部は、ウェイトの長
さ方向での位置が異なる位置に形成されたことが好まし
い。すなわち、表面溝部と裏面溝部がウェイトの長さ方
向での位置が異なる位置に形成されることで、ウェイト
を湾曲させたときにウェイトの長さ方向の複数の位置で
溝部を有する効果を発揮できる。この結果、本発明のホ
イールバランスウェイトは、容易にホイールに装着する
ことができる。
【0027】表面溝部および裏面溝部は、ウェイトの長
さ方向に交互に配された状態で形成されたことが好まし
い。表面溝部および裏面溝部がウェイトの長さ方向に交
互に配された状態で形成されることで、ウェイトがホイ
ールのリムの内周面によりなじみやすくなる。すなわ
ち、作用の異なる溝部が交互に配されることで、より湾
曲面になじむようになる。
【0028】複数の表面溝部および裏面溝部は、ウェイ
トの長さ方向での間隔が等距離となる位置に配されるこ
とが好ましい。すなわち、複数の表面溝部および裏面溝
部がウェイトの長さ方向での間隔が等距離となる位置に
配されることで、ウェイトを湾曲させるときに、ウェイ
トにかかる応力を表面および裏面の両溝部で解消させる
ことができる。このため、本発明のホイールバランスウ
ェイトは、容易にホイールに装着することができる。
【0029】表面溝部および裏面溝部は、ウェイトを簡
単に湾曲させることができるように形成されていれば、
溝部の深さや幅は特に限定されるものではない。
【0030】たとえば、表面溝部と裏面溝部がウェイト
の長さ方向に異なる位置に形成されているホイールバラ
ンスウェイトにおいては、溝部の深さは、ウェイトの厚
さの2〜99%であることが好ましく、より好ましく
は、10〜50%である。
【0031】また、表面溝部および裏面溝部が内周形状
が略V字状を有する形状に形成されたときに、略V字の
内角は、ウェイトを簡単に湾曲させることができるよう
に形成されていれば、特に限定されるものではない。好
ましくは、5〜170°であり、より好ましくは、30
〜140°である。
【0032】表面溝部および裏面溝部のウェイトの長さ
方向における間隔は、両溝部の内周形状や、求められる
ウェイトの重量などにより決定されるため、特に限定さ
れるものではない。
【0033】たとえば、表面溝部と裏面溝部がウェイト
の長さ方向に異なる位置に形成されているホイールバラ
ンスウェイトにおいては、表面溝部および裏面溝部の間
隔は、隣り合った表面溝部同士あるいは裏面溝部同士の
間隔は、0.01〜50mmであることが好ましく、よ
り好ましくは5〜30mmである。また、表面溝部と裏
面溝部の頂点のウェイトの長さ方向での間隔は、0.0
1〜50mmであることが好ましく、より好ましくは5
〜30mmである。
【0034】ウェイトは、その表面に識別表示を有する
ことが好ましい。この識別表示として、たとえば、ウェ
イトの重量を表示させておけば、所望の重量のウェイト
を簡単に識別、選択することができるようになる。
【0035】本発明のホイールバランスウェイトは、ウ
ェイト表面に表面処理が施されていることが好ましい。
ウェイト表面に表面処理を施すことで、ウェイトの外観
をきれいにするとともに、鉄系合金よりなるウェイトが
さびを生じたりすることを防止できる。このような表面
処理としては、亜鉛クロメート処理、銀粉塗装、クロム
メッキ、焼付型亜鉛クロム酸複合被膜等の表面処理をあ
げることができる。
【0036】本発明のホイールバランスウェイトは、ウ
ェイトが表面溝部と裏面溝部とを有するため、表面溝部
および裏面溝部でのウェイトの曲げ応力が減少してい
る。このため、本発明のホイールバランスウェイトは、
ホイールに装着するときに、ウェイトを湾曲させやすく
なるとともに、ウェイトの厚さの厚い部分がウェイトの
剛性を発揮する。
【0037】本発明のホイールバランスウェイトは、そ
の製造方法が特に限定されるものではなく、たとえば、
表面溝部および裏面溝部が形成されたウェイトを調整
し、ウェイトの裏面に粘着シール部を接合する製造方法
をあげることができる。
【0038】また、表面溝部および裏面溝部が形成され
たウェイトを調整する製造方法も特に限定されるもので
はなく、たとえば、所定の形状に切り出した板材をプレ
ス成形等の手段により成形する方法をあげることができ
る。
【0039】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明を説明する。
【0040】本発明の実施例として、ホイールバランス
ウェイトを製造した。
【0041】(実施例1)実施例1は、帯状に形成さ
れ、表面溝部11と裏面溝部12とが形成されたウェイ
ト1と、両面テープ2と、から構成されるホイールバラ
ンスウェイトである。実施例1のホイールバランスウェ
イトを図1に示した。
【0042】ウェイト1は、幅が20mm、長さが3〜
300mm、厚さが3mmの略状の鉄板よりなる。
【0043】ウェイト1は、その表面を幅方向に区画す
る表面溝部11が2本設けられている。この表面溝部1
1は、開口部の幅が1.9mm、深さが2.1mmのV
字状に区画されている。また、2本の表面溝部11、1
1のウェイト1の表面における間隔は、0.1〜10m
mであった。
【0044】また、ウェイト1は、その裏面を幅方向に
区画する裏面溝部12が2本設けられている。この裏面
溝部12は、表面溝部11と同様に形成されている。す
なわち、裏面溝部12は、開口部の幅が1.9mm、深
さが2.1mmのV字状に区画されている。また、2本
の裏面溝部12、12のウェイト1の裏面における間隔
は、0.1〜10mmであった。
【0045】また、ウェイト1の表面溝部11と裏面溝
部12の頂点部の間隔は30mm以下であった。
【0046】両面テープ2は、一方の接着面がウェイト
1の裏面の全面に接着されている。ここで、この両面接
着テープ2は、従来のホイールバランスウェイトにも用
いられている通常の両面テープが用いられた。
【0047】(ホイールバランスウェイトの取り付け)
実施例1のホイールバランスウェイトを以下の手順を用
いて、ホイールに取り付けた。ここで、ホイールのリム
の内周面に取り付けられた状態を図2に示した。
【0048】まず、実施例1のホイールバランスウェイ
トは、両面テープ2の接着面をホイール3のリムの内周
面の所定の位置に押し付けることで、ウェイト1の当接
部とウェイト1の湾曲形状とをなじませることができ
た。
【0049】実施例1のホイールバランスウェイトは、
ホイール3に取り付けるときに、ホイール3のリムの内
周面に押し付けることで、ウェイトの表面溝部11およ
び裏面溝部12の幅が変化し、ウェイト1がリムの内周
面の湾曲とをなじんだ湾曲を形成する。すなわち、ウェ
イト1の表面溝部11が狭められ、かつ裏面溝部12が
押し広げられることで、ウェイト1がホイール3のリム
の内周面になじむようになる。
【0050】(実施例2)実施例2は、表面溝部11と
裏面溝部12とが、内壁面が凹状に形成された以外は実
施例1と同様なホイールバランスウェイトである。
【0051】詳しくは、表面溝部11および裏面溝部1
2は、ともに、開口部の幅が0.1〜20mm、深さが
ウェイトの厚さの0.3〜90%の凹状に区画されてい
る。
【0052】実施例2のホイールバランスウェイトは、
実施例1のホイールバランスウェイトと同様に、ホイー
ル3のリムの内周面に押し付けることで、ウェイトの表
面溝部11および裏面溝部12の幅が変化し、ウェイト
1がリムの内周面の湾曲とをなじんだ湾曲を形成する。
【0053】実施例2のホイールバランスウェイトは、
ウェイト1を湾曲させたときに溝部11、12を区画す
る壁面同士が当接するまで湾曲し、それ以上に湾曲する
ことが防止される。
【0054】(実施例3)実施例3は、表面溝部11と
裏面溝部12とが、内壁面が半円状に形成された以外は
実施例1と同様なホイールバランスウェイトである。
【0055】詳しくは、表面溝部11および裏面溝部1
2は、ともに、開口部の幅が0.1〜20mm、頂点の
深さがウェイトの厚さの0.3〜90%の半円状に区画
されている。
【0056】実施例3のホイールバランスウェイトは、
実施例1のホイールバランスウェイトと同様に、ホイー
ル3のリムの内周面に押し付けることで、ウェイトの表
面溝部11および裏面溝部12の幅が変化し、ウェイト
1がリムの内周面の湾曲とをなじんだ湾曲を形成する。
【0057】実施例3のホイールバランスウェイトは、
ウェイト1を湾曲させたときに溝部11、12を区画す
る壁面同士が当接するまで湾曲し、それ以上に湾曲する
ことが防止される。
【0058】(実施例4)実施例4は、表面溝部11と
裏面溝部12とが、ウェイト1の長さ方向で一致する位
置に形成された以外は、実施例1のホイールバランスウ
ェイトと同様なホイールバランスウェイトである。
【0059】なお、実施例4のホイールバランスウェイ
トにおいて、表面溝部11および裏面溝部12は、とも
に、開口部の幅が0.1〜20mm、深さがウェイトの
厚さの0.3〜90%のV字状に区画されている。
【0060】実施例4のホイールバランスウェイトは、
表面溝部11と裏面溝部12とが、ウェイト1の長さ方
向で一致する位置に形成されているため、ホイールバラ
ンスウェイトをホイールに装着するときに、ウェイト1
が、簡単に湾曲するようになっている。
【0061】
【発明の効果】本発明のホイールバランスウェイトは、
ウェイトが表面溝部と裏面溝部とを有するため、表面溝
部および裏面溝部が形成された位置のウェイトの厚さが
薄くなっている。このため、本発明のホイールバランス
ウェイトは、ホイールに装着するときに、この薄くなっ
た部分の剛性が低減したことによりウェイトを湾曲させ
やすくなっている。また、溝部の形成されていない部分
であるウェイトの厚さの厚い部分が、ホイールバランス
ウェイトとして十分な剛性を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のホイールバランスウェイトを示し
た図である。
【図2】 実施例1のホイールバランスウェイトをホイ
ールに装着したときの図である。
【図3】 実施例2のホイールバランスウェイトを示し
た図である。
【図4】 実施例3のホイールバランスウェイトを示し
た図である。
【図5】 実施例4のホイールバランスウェイトを示し
た図である。
【符号の説明】
1…ウェイト 11…表面溝部 12…
裏面溝部 2…両面テープ 3…ホイール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 裕 愛知県東加茂郡下山村大字田代字カシブチ 36番地 東豊工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略帯状に形成された鉄系合金よりなるウ
    ェイトと、 該ウェイトの裏面に一体的に接合され該ウェイトをホイ
    ールのリムの内周面に接着する粘着シール部と、を有す
    るホイールバランスウェイトにおいて、 該ウェイトが、表面に該ウェイトを幅方向に横断して形
    成された少なくとも1本の表面溝部と、裏面に該ウェイ
    トを幅方向に横断して形成された少なくとも1本の裏面
    溝部と、を有することを特徴とするホイールバランスウ
    ェイト。
  2. 【請求項2】 前記表面溝部および/または前記裏面溝
    部は、内周形状が略V字状を有する請求項1記載のホイ
    ールバランスウェイト。
  3. 【請求項3】 前記表面溝部および/または前記裏面溝
    部は、凹状を有する請求項1記載のホイールバランスウ
    ェイト。
  4. 【請求項4】 前記表面溝部および/または前記裏面溝
    部は、内周形状が略U字状を有する請求項1記載のホイ
    ールバランスウェイト。
  5. 【請求項5】 前記表面溝部および前記裏面溝部は、前
    記ウェイトの長さ方向での位置が一致する位置に形成さ
    れた請求項1記載のホイールバランスウェイト。
  6. 【請求項6】 前記表面溝部および前記裏面溝部は、前
    記ウェイトの長さ方向での位置が異なる位置に形成され
    た請求項1記載のホイールバランスウェイト。
  7. 【請求項7】 前記表面溝部および前記裏面溝部は、前
    記ウェイトの長さ方向に交互に配された状態で形成され
    た請求項1記載のホイールバランスウェイト。
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