JP2017508926A - ホイールバランス調整ウェイト、並びにこれを使用するための方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
3点湾曲試験
バラストウェイトの剛性を低減させ、これが結合されるか、ないしは別の方法で取り付けられる湾曲面に適合するように容易に曲げることができるように、バラストウェイト材料の弾性率を低減させるために、応力解放ノッチ又は切り込みがバラストウェイトに、湾曲方向(例えば、幅方向)に形成されてもよい。図14A、14B、及び14Cを参照し、このような応力解放機構の使用の有効性が、3つの代表的なホイールバランス調整ウェイトサンプルを3点湾曲試験に供することによって試験された。3つのサンプルは全て同一であるが、1つのサンプルは解放切り込みを有さず(図14A参照)、第2サンプルは、深さ4mmの6つの等間隔の解放切り込みを有し(図14B参照)、第3サンプルは第2サンプルと同じであるが、切り込みは深さ9mmであった(図14C参照)。第1サンプル(切り込みなし)は、ホイールバランス調整ウェイトを適切に湾曲させるために、29.0Nの力を必要とした。第2サンプル(深さ4mmの切り込み)は、ホイールバランス調整ウェイトを適切に湾曲させるために、17.9Nの力を必要とした。第3サンプル(深さ9mmの切り込み)は、ホイールバランス調整ウェイトを適切に湾曲させるために、ただ9.8Nの力を必要とした。4mm解放切り込みは、湾曲負荷を適切に低減し、ホイールバランス調整ウェイトの下側の接着テープへと切り込まなかった。解放切り込みは、視覚的な重量の判定をもたらすために、所望の刻み幅(例えば、1/4オンス、又は5グラムの刻み幅)で配置され得る。
スピン試験は、従来的な自動車ホイールのスチールリムのリムフランジを使用して、アクリルフォーム接着テープで試験取り付け具上に結合された、図11に示されるものと同様の断面形状を有する、15グラムホイールバランス調整ウェイトサンプルを使用して行われた。得られて固定されたホイールバランス調整ウェイトは、温度(100F°(38℃))及び湿度(95% RH)を制御されたチャンバで8660分(6日間)、1700rpm(140mph)でスピンされ、これは14インチ(36センチメートル)ホイールリムにおける20,000マイル(32,187キロメートル)の移動と等しい。サンプルはいずれも、ホイールリム取り付け具から離れて吹き飛ばされることはなかった。
バラストウェイト実施形態
1.長さ、幅、厚さ、第1前部(例えば、ホイール回転時にホイールバランス調整ウェイトに適用される遠心力などの、かけられた力によって生じる移動方向において前方となる側)又は停止側部(例えば、ホイールバランス調整ウェイトの移動を停止させるために、回転ホイールのリムフランジと接触する表面の側)、相対する第2側部、上部、及び下部、外面、並びにバラストウェイトの第1側部の長さに沿う長手方向に延びる溝を形成する少なくとも1つのノッチを含む断面形状を有するバラストウェイト(例えば、ホイールバランス調整)を有するバラスト(例えば、ホイールバランス調整)ウェイトであって、溝は、バラストウェイトの自動的な分配及び適用を容易にするように作用可能になっており(すなわち、寸法調整、設計、ないしは別の方法で構成される)、バラストウェイトは1つ又は複数の個別のウェイトを含み得る、バラストウェイト。各溝の形状は、工具又は他の装置が、基材(例えば、ホイールリム)の所望の位置表面(例えば、リムフランジのフランジリップに隣接する、ホイールリムのリムフランジ)へとバラストウェイト(例えば、接着剤付きホイールバランス調整ウェイト)を把持、配置、及び加圧するのを可能にするような構造である。
2.バラストウェイトの断面形状が、バラストウェイトの第2側部の長さに沿う長手方向に延びる別の溝を形成する別のノッチを含み、他の溝は、バラストウェイトの自動的な分配及び適用を容易にするように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、設計、ないしは別の方法で構成されている)、実施形態1に記載のバラストウェイト。
3.各溝は相対する表面を含み、相対する表面の一方が、底面であり(例えば、図11に例示されるようにほぼ水平な表面)、相対する表面の他方が、側面であり(例えば、図11に例示されるような、ほぼ垂直な表面)、相対する表面は直角を間に形成する、実施形態1又は2に記載のバラストウェイト。本明細書において使用するとき、用語「直角」とは、正確に90°、90°より僅かに小さい、90°より僅かに大きい角度を指す(例えば、90°±15°の範囲のいずれかの角度)。
4.溝の底面が、バラストウェイトの上部の表面と平行であり、溝の側面は、バラストウェイトの第2側部の表面と平行である、実施形態1〜3のいずれか1つに記載のバラストウェイト。本明細書において使用するとき、2つの表面は、これらが正確に平行であるか、正確な平行から15°以内であるときに、平行であるとみなされる。
5.断面形状は、上部、第1及び第2側部を含み、少なくとも1つのノッチが、相対する脚部を含み、相対する脚部の一方が下部脚部であり(例えば、図11に例示される、ほぼ水平な脚部)、相対する脚部の他方が、下部脚部から上部に向かって延びる側部脚部である(例えば、図11に例示される、ほぼ垂直な脚部)、実施形態1〜4のいずれか1つに記載のバラストウェイト。側部脚部は、断面形状の第2側部と平行であり、相対する脚部が直角を間に形成することが望ましい場合があるが、必須ではない。本明細書において使用するとき、用語「直角」とは、正確に90°、90°より僅かに小さい、90°より僅かに大きい角度を指す(例えば、90°±15°の範囲のいずれかの角度)。本明細書において使用するとき、断面形状の2つの脚部又は区分は、これらが正確に平行であるか、正確な平行から15°以内であるときに、平行であるとみなされる。
6.少なくとも1つの溝部の側面は、保持表面であり、これに対して工具又は他の装置が把持力を適用して装置内にバラストウェイトを保持し、各溝部の底面は、加圧面であり、これに対して工具又は他の装置が力を伝達して、バラストウェイトを表面に押し付け、例えば、バラストウェイトの下部の感圧接着剤を活性化することができる、実施形態3〜5のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
7.把持力が、少なくとも1つの溝の側面とバラストウェイトの第2側面との間に適用される、実施形態6に記載のバラストウェイト。
8.少なくとも1つの溝が、バラストウェイトの1つの溝、及び別の溝を含み、1つの溝の側面と、別の溝の側面との間に把持力が適用される、実施形態7に記載のバラストウェイト。
9.上部、第2側部、溝底面、及び溝側面の少なくとも1つ、2つ、3つ、又はそれぞれに平坦面を更に含む、実施形態3〜8のいずれか1つに記載のバラストウェイト。上部、第2側部、溝底面、及び溝側面の少なくとも1つ、2つ、3つ、又は4つ全てに平坦面を備えるバラストウェイト(例えば、ホイールバランス調整ウェイト)を有することは、ウェイトを、これが取り付けられる表面に隣接する所望の位置に自動的に又は手動により配置されるまで、これを保持又は維持するために必要な工具(例えば、装置(70)及び(80))を単純化することが見出された。特に上部及び第2側部にこのような平坦面を備えると、このようなウェイト維持/保持機構を実現するために、真空、磁気、及び/又は機械的構造を使用することが、より容易となり得る。これらの平坦面の1つ、2つ、又は3つ全て使用は更に、同じ工具(例えば、装置(70)及び(80))を使用して、法線力、又は垂直力をかけて、バラストウェイトの下部の接着剤(例えば、感圧接着剤層、又はテープ)を所望の表面(例えば、ホイールリムのリムフランジの表面)にウェットアウト、及び結合することを可能にすることができる。本発明によるホイールバランス調整ウェイトは、低温設置(20F°(−7℃))中においても、小さな直径ホイールリム(14”(36cm)半径)のリムフランジに適合可能であることが示された。このようなバラストウェイトはまた、自動化されたプロセスを可能にし、顧客が行う交換を最小化する、レベルワウンドロールへと巻くことができることが示された。
10.上部、第2側部、溝底面、及び溝側面の少なくとも2つに平坦面を更に含む、実施形態3〜9のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
11.上部、第2側部、溝下部面、及び溝側面の少なくとも3つに平坦面を更に含む、実施形態3〜10のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
12.上部、第2側部、溝底面、及び溝側面それぞれに平坦面を更に含む、実施形態3〜11のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
13.各溝は、バラストウェイトの側部の上部に隣接するように位置し、各溝は相対する表面を含み、各溝の相対する表面は、45°から135°以下の1°刻み、及びその間の任意の範囲(例えば、約60°〜100°など)の角度で分離している、実施形態1〜12のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
14.少なくとも1つのノッチが「V字型」ノッチであり、対応する溝は側部から開いており、バラストウェイトの上部と下部との間に位置している、実施形態1〜13のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
15.各溝は、装置(例えば、装置(70)及び(80))の一部を受容するように作用可能になっており(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計される)、装置は、バラストウェイト(例えば、接着剤付きホイールバランス調整ウェイト)を保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)構造を含み、これによって装置は、バラストウェイトを所望の(例えば、ホイールリムのリムフランジに隣接する)位置に自動的に又は手動で配置し、バラストウェイト(例えば、接着剤付きホイールバランス調整ウェイト)を、所望の表面(例えば、そのフランジリップと隣接するリムフランジの表面)に押し付けるか、ないしは別の方法で加圧する、実施形態1〜14のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
16.バランストウェイトは、その幅よりも長さが大きく、厚さよりも幅が大きく、幅の厚さに対する比率(W/T)は、少なくとも約1.0かつ約2.3未満の、0.1刻みの値であり、これにより、バラストウェイトを、その長さに沿って幅方向に容易に湾曲させることができる、実施形態1〜15のいずれか1つに記載のバラストウェイト。このような幅と厚さの比率のプロファイルは、性質として幅方向に柔軟であり、したがってウェイトが湾曲した表面(例えば、ホイールリムのリムフランジ)により一致しやすくする。
17.バラストウェイトは、長さが幅より大きく、幅が厚さよりも大きく、下部は、第1側部と第2側部との間で湾曲する、基材表面に結合されるように作用可能になっている(すなわち、寸法調整され、設計され、ないしは別の方法で構成される)表面を有する、実施形態1〜16のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
18.バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含み得る、実施形態1〜17のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
19.バラストウェイトは、長さ、幅、厚さ、第1側部、第2側部、上部及び下部を有し、幅又は厚さよりも長さが大きく、長さに沿って、長さ方向に離間した少なくとも1つ、又は複数の応力解放ノッチ、又は切り込みを含み、幅が厚さよりも大きいか、又は厚さが幅よりも大きく、各応力解放ノッチは、バラストウェイトの一部のみに形成され、それによりバラストウェイトを、応力解放ノッチの方向に湾曲させるのに必要な力が少なくなっている、実施形態1〜18のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
20.バラスト(ホイールバランス調整)ウェイトは、長さ、幅、及び厚さを有し、バラストウェイトは、幅よりも長さが大きく、厚さよりも幅が大きく、幅の厚さに対する比率(W/T)は、少なくとも約1.0かつ約2.3未満の、0.1刻みの値であり、これにより、バラストウェイトを幅方向に容易に湾曲させることができ、バラストウェイトは1つ又は複数の個別のウェイトを含み得る、バラスト(ホイールバランス調整)ウェイト。
21.バラストウェイトは、幅方向に湾曲し、湾曲は、例えば、ホイールリムの湾曲の半径と一致する半径を有する、実施形態20に記載のバラストウェイト。
22.バラストウェイトは、回転軸、及びその回転軸を中心とした曲率半径を有する、ホイールリムのリムフランジに取り付けるためのホイールバランス調整ウェイトであり、バラストウェイトの幅方向の曲率半径は例えば、ホイールリムの曲率半径と一致する、実施形態21に記載のバラストウェイト。
23.バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含み得る、実施形態20〜22のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
24.長さ、幅、厚さ、第1側部、第2側部、上部及び下部を有し、幅又は厚さよりも長さが大きく、長さに沿って、長さ方向に離間した少なくとも1つ、又は複数の応力解放ノッチ、又は切り込みを含み、幅が厚さよりも大きいか、又は厚さが幅よりも大きく、各応力解放ノッチは、バラストウェイトの一部のみに形成され、それによりバラストウェイトを、応力解放ノッチの方向に湾曲させるのに必要な力が少なくなっている、バラスト(例えば、ホイールバランス調整)ウェイト。
25.バラストウェイトは幅が厚さよりも大きく、各応力解放ノッチが第1側部から第2側部に向かって、厚さ全体にわたり、かつ幅の一部のみにわたり形成され、それにより応力解放ノッチの方向に、幅方向にバラストウェイトを湾曲させるのに必要な力がより少なくなっている、実施形態24に記載のバラストウェイト。
26.接着剤又は接着テープがバラストウェイトの下部に取り付けられ、各応力解放ノッチは、接着剤又は接着テープ内に切り込まれない、実施形態24又は25に記載のバラストウェイト。
27.長さ、幅、厚さ、上部、下部、第1側部及び第2側部を有するバラスト(例えば、バランス調製)ウェイトであって、バラストウェイトは幅又は厚さより長さが大きく、下部は第1側部と第2側部との間に厚さ方向に湾曲する表面を有し、基材表面に結合されるように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、設計、ないしは別の方法で構成されている)、バラスト(例えば、バランス調製)ウェイト。
28.バラストウェイトは厚さよりも幅が大きい、実施形態27に記載のバラストウェイト。
29.基材表面は湾曲した表面であり(例えば、僅かに「波形」、又はS字型表面)、バラストウェイトの下部の湾曲した表面が、基材表面の湾曲した表面と適合するか、ないしは別の方法で一致する湾曲を有する、実施形態27又は28に記載のバラストウェイト。リムフランジ領域への結合はより困難であるが、これはこの領域の表面が湾曲していて平坦ではないためである。結果として、リムフランジ領域には、僅かに多くのウェイトが必要とされ得る。
30.バラストウェイトはホイールバランス調整ウェイトであり、基材は内側リムフランジ及び/又は外側リムフランジを含むホイールリムであり、各リムフランジは、周縁部を備えるフランジリップを有し、基材表面は、リムフランジの湾曲した表面(例えば、僅かに「波形」、又はS字型表面)であり、ホイールバランス調整ウェイトの下部の湾曲した表面は、リムフランジの湾曲した表面と適合するか、ないしは別の方法により一致する湾曲を有する、実施形態27又は29に記載のバラストウェイト。
31.両面接着テープを更に含み、接着テープの一面がバラストウェイトの下部の湾曲した表面に接着し、接着テープはバラストウェイトの第1側部から後方に離間した前方縁部を有する、実施形態27〜30のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
32.バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含む、実施形態1〜31のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
33.バラストウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトを含む、実施形態1〜32のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
34.バラストウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトをホイールリムに結合するために、下部上に接着剤を含む、ホイールバランス調整ウェイトであり、ホイールリムは、内側リムフランジ、及び/又は外側リムフランジを含み、各リムフランジは、周縁部を備えるフランジリップを有し、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部は、ホイール(すなわち、ホイールリム)の回転により生じる遠心力が、取り付けられたホイールバランス調整ウェイトにかかったときに、リムフランジのフランジリップにより停止されるように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、設計、ないしは別の方法により構成された)停止面を含む、実施形態1〜32のいずれか1つに記載のバラストウェイト。上面は、その上にホイールバランス調整ウェイトが取り付けられる、ホイール(すなわち、ホイールリム)が回転している間に、フランジリップの周縁部、又は他の部分と接触する、ホイールバランス調整ウェイトの前側にある。ホイールバランス調整ウェイトは、(a)フランジリップと最初に直接するように配置されるか、又は(b)接着剤の弾力性により、ホイールバランス調整ウェイトとリムフランジとの間の結合強度が悪影響を受けることなく、ホイール(すなわち、ホイールリム)の回転により生じる遠心力がかかった状態で、ホイールバランス調整ウェイトが動いてフランジリップと接触するように、フランジリップに十分近く配置されるか、のいずれかであり得る。
35.ホイールバランス調整ウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトがフランジリップの周縁部を越えて伸びすぎて、ホイールリムフランジから落ちるほどに、厚くない、実施形態34に記載のバラストウェイト。すなわち、ホイールバランス調整ウェイトの上部は、ホイールが使用されているときに、フランジリップがホイールバランス調整ウェイトがホイールリムフランジから外れるのを防ぐのに十分なほど、フランジリップの周縁部に近い。
36.ホイールバランス調整ウェイトは、ホイールリムフランジに接着されるとき、ホイールバランス調整ウェイトが、フランジリップの周縁部を越えて延びるほど厚くない、実施形態34又は35に記載のバラストウェイト。
37.ホイールバランス調整ウェイトの停止面は、ホイールバランス調整ウェイトが幅の方向、又は幅方向でその長さに沿って湾曲され、フランジリップの第2曲率半径内に配置されるときに、リムフランジのフランジリップの第2曲率半径と、係合する、ネスト状になる、適合する、ないしは別の方法で一致するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、ないしは別の方法で構成される)、厚さ方向の第1曲率半径を有する、請求項34〜36のいずれか1つに記載のバラストウェイト。フランジリップの曲率半径は、周縁部から、ホイールバランス調整ウェイトがリムフランジへと接着される場所へのフランジリップの湾曲と対応する。ホイールバランス調整ウェイトの側部を、フランジリップの湾曲へと一致させることにより、フランジリップは、ホイール(すなわち、ホイールリム)の回転により生じる遠心力がかかった結果として、リムフランジとホイールバランス調整ウェイトとの間の結合の破断を防ぐための停止部として機能しやすくなる。加えて、フランジリップの湾曲と、ホイールバランス調整ウェイトの対応する側部を一致させることは、ホイールバランス調整ウェイトの線形密度の最大化につながり、これはひいては、対応するホイールが、より高い正確度でバランス調整されることを可能にする。
38.ホイールバランス調整ウェイトの第1曲率半径は、フランジリップの第2曲率半径と同じである、実施液体34〜37のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
39.各ホイールバランス調整ウェイトは、従来的なクリップオン鉛ホイールウェイトの線形密度(g/cm)よりも大きな線形密度(例えば、7.31g/cm超)を有する、実施形態34〜38のいずれか1つに記載のバラストウェイト。現行のクリップオン、又はバングオン(bang-on)鉛ウェイトよりも高い線形密度を有することにより、より小さくより審美的に感じのよいウェイトが生じ得る。
40.リムフランジのフランジリップは、0より大きく、約47.625mm(0.1875インチ)未満の深さを有し、ホイールバランス調整ウェイトの厚さは、約47.625mm(0.1875インチ)以下である、実施形態34〜39のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
41.接着剤は接着テープ(例えば、両面接着テープ)であり、各ホイールバランス調整ウェイトは、接着テープで裏打ちされた、1つの個別のウェイトを含む、実施形態33〜40のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
42.接着剤は接着剤又は接着テープ(例えば、両面接着テープ)であり、各ホイールバランス調整ウェイトは、接着剤又は接着テープで裏打ちされ、この接着剤又は接着テープで接続された複数の個別のウェイトを含む、実施形態33〜40のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
43.接着剤又は接着テープのいずれも、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部とフランジリップの湾曲部との間に位置しないように、接着剤が、各ホイールバランス調整ウェイトの下部に接着される、実施形態34又は42に記載のバラストウェイト。接着テープの位置をずらして、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部又は前側を、リムフランジの湾曲したリップに結合することによって、回転するホイールから遠心力が生じ、ホイールバランス調整ウェイトとリムフランジとの間の結合の維持に役立つものと考えられた。しかしながら、驚くべきことに、これは見出されなかった。ホイールの回転中、湾曲するリムフランジの傾斜角により、接着剤層に剪断力がかかり、これは、接着剤結合の時期尚早な破断を生じる傾向があるように見受けられる。接着剤層を、リムフランジの湾曲したリップ上ではなく、ホイールバランス調整ウェイトの下部上のみに配置することが有益であり、時期尚早な結合の破断が防がれるか、少なくとも低減され得ることが見出された。
44.バラストウェイトは、幅方向に湾曲したホイールバランス調整ウェイトであり、湾曲は、ホイールリムフランジリップの曲率半径に適合する半径を有する、実施形態1〜43のいずれか1つに記載のバラストウェイト。
45.実施形態1〜44のいずれか1つに記載の複数のバラストウェイトに(例えば、機械的に、ないしは別の方法により切断されることによって)分離可能な1本のバラスト(例えば、ホイールバランス調整)ウェイト材料。例えば、1本のバラストウェイト材料は、いずれかの所望の長さの、複数の個別のウェイトに切断できる、PCT国際公開第2007/092018号、又は同第2005/049714号に開示される、金属粒子充填ポリマー複合材料のような、1本の粒子充填ポリマー複合材料であり得る。このような1本の複合材料は、複合材料の対応する長さに沿って切断された、接着テープで裏打ちされてもよい。あるいは、1本のバラストウェイト材料は、なんらかの形状の接着テープで保持された、複数の予備形成された個別のウェイト(例えば、金属製)であり得る。この後者の1本の材料は、2つの隣接するウェイトの間の位置においてテープを切断することにより、所望の個別のウェイトのうちの1つ以上を含むことができる。
46.顧客の場所において分配するために、大きなレベルワウンドスプールに、一貫して安定した方法で巻かれる、実施形態45に記載の1本のバラスト材料。このレベルワウンドロールによる供給の、構造及び利用可能性により、プロセスの自動化が可能となる。
47.接着テープで裏打ちされた長尺バラスト材料による、実施形態45又は46に記載の1本のバラスト材料。
48.接着テープで裏打ちされ、接着テープにより接続された、複数の個別のウェイトを含む、実施形態45〜47のいずれか1つに記載の1本のバラスト材料。
49.各バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含む、実施形態45〜48のいずれか1つに記載の1本のバラスト材料。
50.バラストウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトであり、ホイールリムは内側リムフランジ及び/又は外側リムフランジを含み、各リムフランジは、周縁部を備えるフランジリップを有し、ホイールバランス調整ウェイトは、ホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジに結合、接着、ないしは別の方法で取り付け若しくは適用され、フランジリップと隣接している、実施形態1〜44の実施形態のいずれか1つに記載のバラストウェイトと、ホイールリムに装着されたタイヤとを含むホイール。
51.ホイールバランス調整ウェイトの下部は、接着剤(例えば、両面接着テープ)でホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジに接着され、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部が0(すなわち、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部がフランジリップと接触している)から、接着テープの厚さの約2倍以下までの、0.1mm刻みの範囲、及びその間の範囲だけ、フランジリップから離れている、実施形態50に記載のホイール。ホイールバランス調整ウェイトの位置がフランジリップから遠すぎる場合、ホイールバランス調整ウェイトは、フランジリップと接触するためにあまりに遠く動かなくてはならない場合があり、その結果として、ホイール(すなわち、ホイールリム)の回転によりかかる遠心力が、ホイールバランス調整ウェイトとリムフランジとの間の結合が破断するか、ないしは別の方法により、悪影響を及ぼす。
52.ホイールバランス調整ウェイトの下部は、接着剤又は接着テープによりホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジに接着され、接着剤がホイールバランス調整ウェイトの第1側部とフランジリップとの間に位置しないようになっている、実施形態50又は51に記載のホイール。
53.ホイールバランス調整ウェイトの下部が、接着剤又は接着テープにより、ホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジに接着され、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部とフランジリップとの間に空隙が存在し、接着テープが、空隙のうちの0から約25%以下の容積の1%刻みの値、及びその間のいずれかの範囲(例えば、0〜10%)を満たしている、実施形態50又は51に記載のホイール。ホイールバランス調整ウェイトの第1側部又は前面と、リムフランジの湾曲したフランジリップとの間の空隙に接着テープを多く配置しすぎると、回転するホイールから遠心力が生じて、接着層上に剪断力がかかり、接着結合の時期尚早な破断を生じる傾向があることがわかった。この空隙内の接着剤の量を制限することによって、このような時期尚早な結合の破断が防がれるか、又は少なくとも低減され得る。
54.ホイールリムに装着されたタイヤ(例えば、従来的なゴム製自動車タイヤ)を含むホイールをバランス調整する方法であって、ホイールリムは内側リムフランジ及び/又は外側リムフランジを含み、各リムフランジは、周縁部を備えるフランジリップを有し、方法は、
ホイールをバランス調整するために、少なくとも1つのホイールバランス調整ウェイトの形態の、実施形態1〜44のいずれか1つに記載の少なくとも1つのバラストウェイトを、リムフランジのフランジリップに隣接する位置において、ホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジに結合するか、ないしは別の方法により適用する工程を含む、方法。
55.少なくとも1つのホイールバランス調整ウェイトは、第1側部がフランジリップに接触するように、内側及び/又は外側リムフランジに結合されている、実施形態54に記載の方法。
56.少なくとも1つのホイールバランス調整ウェイトは、第1側部とフランジリップとの間に空隙が形成されるように、内側及び/又は外側リムフランジに結合されている、実施形態54に記載の方法。
57.実施形態1〜44のいずれか1つに記載のバラストウェイト(例えば、ホイールバランス調整ウェイト)を保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)構造を含む装置(例えば、装置(70)及び(80))であって、装置は、基材表面(例えば、周縁部を備えるフランジリップを有する、内側及び/又は外側リムフランジを含む、ホイールリム)と隣接する所望の位置に自動的に又は手動で配置することができ、装置は、バラストウェイトを基材表面(例えば、ホイールリムの内側又は外側リムフランジであって、フランジリップと隣接する)に結合、接着、ないしは別の方法で取り付けるように、バラストウェイトを操作することができる、装置。
58.実施形態1〜19のいずれか1つに記載のホイールバランス調整ウェイトの形態のバラストウェイトを保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)構造を含む装置(例えば、装置(70)及び(80))であって、装置は、周縁部を備えるフランジリップを有する、内側及び/又は外側リムフランジを含む、ホイールリムと隣接する所望の位置に自動的に又は手動で配置することができ、装置は、ホイールバランス調整ウェイトをホイールリムの内側又は外側リムフランジに、フランジリップと隣接するように、結合、接着、ないしは別の方法で取り付けるように、ホイールバランス調整ウェイトを操作することができる、装置。
59.バラストウェイトを間に保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)、第1の弓型ジョー及び第2の弓型ジョーを更に含む、実施形態57又は58に記載の装置。
60.第1のジョー及び第2のジョーを互いに対して付勢して間にバラストウェイトを保持するため、かつバラストウェイトが表面に結合、接着、ないしは別の方法により取り付けられた後に、第1のジョー及び第2のジョーを互いに離すように付勢して、バラストウェイトを解放するための、機構(図示されない)を更に含む、実施形態59に記載の装置。
61.第1の弓型ジョーは、バラストウェイトの第2側部の少なくとも一部及び上部を受容するように作用可能になっており(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計され)、第2の弓型ジョーは、バラストウェイトの第1側部の少なくとも一部を受容するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計されている)、実施形態59又は60に記載の装置。
62.ホイールバランス調整ウェイトを間に保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)第1の弓型ジョー及び第2の弓型ジョーと、間にホイールバランス調整ウェイトを保持するように第1のジョー及び第2のジョーを互いに向かって付勢し、ホイールバランス調整ウェイトを解放すべく第1のジョー及び第2のジョーを互いに離すように付勢するための機構(図示されない)とを更に含み、第1の弓型ジョーは、ホイールバランス調整ウェイトの第2側部の少なくとも一部、上部、及び少なくとも1つの溝の少なくとも一部を受容するように作用可能になっており(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計され)、第2の弓型ジョーは、ホイールバランス調整ウェイトの第1側部の少なくとも一部を受容するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計されている)、実施形態58に記載の装置。
63.ホイールバランス調整ウェイトの少なくとも1つの溝が、相対する表面を含み、相対する表面の一方が、底面であり(例えば、図11に例示されるような、ほぼ水平な表面)であり、相対する表面の他方が、側面であり(例えば、図11に例示されるほぼ垂直な表面)、相対する表面は直角を間に形成し、第1の弓型ジョーは、ホイールバランス調整ウェイトの溝の少なくとも側面、又は側面及び底面の両方を受容するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計されている)、実施形態62に記載の装置。本明細書において使用するとき、用語「直角」とは、正確に90°、90°より僅かに小さい、90°より僅かに大きい角度を指す(例えば、90°±15°の範囲のいずれかの角度)。
64.ホイールリムに装着されたタイヤを含むホイールをバランス調整する方法であって、ホイールリムは内側リムフランジ及び/又は外側リムフランジを含み、各リムフランジは、周縁部を備えるフランジリップを有し、方法は、
実施形態1〜44のいずれか1つに記載のバラストウェイトを解放可能に保持するように作用可能になっている(すなわち、寸法調整、構成、及び/又は設計された)構造を含む装置(例えば、装置(70)及び(80))を準備する工程であって、バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含み得る、ホイールバランス調整ウェイトの形態である、工程と、
装置により解放可能に保持されるように、ホイールバランス調整ウェイトを配置する工程と、
ホイールリムのリムフランジに隣接する、ホイールをバランス調整する所望の位置に装置を自動的に、又は手動により配置する工程と、
リムフランジのフランジリップと隣接する、所望の位置において、ホイールリムの内側及び/又は外側リムフランジにホイールバランス調整ウェイトを結合する、接着する、ないしは別の方法により取り付ける、工程と、を含む、方法。
Claims (20)
- バラストウェイトであって、長さ、幅、厚さ、第1側部、第2側部、上部、及び下部、並びに、前記バラストウェイトの前記第1側部の長さに沿う長手方向に延びる溝を形成するノッチを含む断面形状を有し、前記溝は、前記バラストウェイトの自動的な分配及び適用を容易にするように作用可能になっている、バラストウェイト。
- 各溝は相対する表面を含み、前記相対する表面の一方が底面であり、前記相対する表面の他方が側面であり、前記相対する表面は、約45°以上、約135°以下の範囲の角度を間に形成している、請求項1に記載のバラストウェイト。
- (a)少なくとも1つの溝の前記側面は、前記バラストウェイトを装置内に保持するために前記装置が把持力をかけることができる保持面であるか、(b)前記少なくとも1つの溝の前記底面は、前記バラストウェイトを表面に押し付けるために装置が力を伝達することができる加圧面であるか、又は(c)(a)及び(b)の両方であるか、のいずれかである、請求項2に記載のバラストウェイト。
- 前記上部、第2側部、溝底面、及び溝側面のうちの少なくとも1つに平坦面を更に含む、請求項2又は3に記載のバラストウェイト。
- 前記バラストウェイトは、その幅よりも長さが大きく、厚さよりも幅が大きく、(a)幅の厚さに対する比率(W/T)は、少なくとも約1.0かつ約2.3未満の、0.1刻みの値であり、これにより、前記バラストウェイトを幅方向に容易に湾曲させることができるか、(b)前記下部は、前記第1側部と前記第2側部との間で湾曲する、基材表面に結合されるように作用可能になっている表面を有するか、又は(c)(a)及び(b)の両方であるか、のいずれかである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のバラストウェイト。
- 前記バラストウェイトは、1つ又は複数の個別のウェイトを含み、前記バラストウェイトはホイールバランス調整ウェイトである、請求項1〜5のいずれか一項に記載のバラストウェイト。
- 前記バラストウェイトの前記下部に接着剤を更に含み、各バラストウェイトは、前記接着剤が付けられた1つの個別のウェイトを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載のバラストウェイト。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載の複数のバラストウェイトに分離可能な1本のバラストウェイト材料。
- 接着テープで裏打ちされたバラスト長尺材料、又は接着テープで裏打ちされ前記接着テープにより接続された複数の個別のウェイト、のいずれかを含む、請求項8に記載のバラスト材料の長さ。
- ホイールリムに装着されたタイヤと、請求項1〜9のいずれか一項に記載のバラストウェイトとを含むホイールであって、前記バラストウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトであり、前記ホイールリムは、周縁部を備えるフランジリップを有するリムフランジを含み、前記ホイールバランス調整ウェイトは、前記ホイールリムの前記リムフランジに取り付けられ、前記フランジリップに隣接している、ホイール。
- 前記ホイールバランス調整ウェイトの前記下部は、接着剤で前記ホイールリムの前記リムフランジに接着され、(a)前記ホイールバランス調整ウェイトの前記第1側部が、前記接着テープの厚さの0以上約2倍以下だけ、前記フランジリップから離れているか、又は(b)前記ホイールバランス調整ウェイトの前記第1側部と、前記フランジリップとの間に空隙が存在し、前記接着テープが、前記空隙のうちの0以上約25%以下の容積を満たしているか、若しくは(c)前記接着テープが前記ホイールバランス調整ウェイトの前記第1側部と、前記フランジリップとの間に位置していないか、或いは、(a)及び(c)、又は(b)及び(c)である、請求項10に記載のホイール。
- 請求項1〜7のいずれか一項に記載のバラストウェイトを保持するように作用可能になっている構造を含む装置であって、基材表面に隣接する所望の位置に配置することができ、前記バラストウェイトを前記基材表面に取り付けるように、前記バラストウェイトを操作することができる、装置。
- 前記バラストウェイトは、ホイールバランス調整ウェイトの形態であり、前記装置は、周縁部を備えるフランジリップを有するリムフランジを含むホイールリムと隣接する所望の位置に配置することができ、前記装置は、前記ホイールバランス調整ウェイトを前記ホイールリムの前記リムフランジに、前記フランジリップと隣接するように取り付けるように、前記ホイールバランス調整ウェイトを操作することができる、請求項12に記載の装置。
- 前記バラストウェイトを間に保持するように作用可能になっている、第1の弓型ジョー及び第2の弓型ジョーを更に含む、請求項12又は13に記載の装置。
- 前記第1の弓型ジョーは、前記バラストウェイトの前記第2側部の少なくとも一部及び前記上部を受容するように作用可能になっており、前記第2の弓型ジョーは、前記バラストウェイトの前記第1側部の少なくとも一部を受容するように作用可能になっている、請求項14に記載の装置。
- 前記ホイールバランス調整ウェイトを間に保持するように作用可能になっている第1の弓型ジョー及び第2の弓型ジョーと、間に前記ホイールバランス調整ウェイトを保持するように前記第1のジョー及び第2のジョーを互いに向かって付勢し、かつ前記ホイールバランス調整ウェイトを解放すべく前記第1のジョー及び第2のジョーを互いに離すように付勢するための機構とを更に含み、前記第1の弓型ジョーは、前記ホイールバランス調整ウェイトの前記第2側部の少なくとも一部、前記上部、及び少なくとも1つの溝の少なくとも一部を受容するように作用可能になっており、前記第2の弓型ジョーは、前記ホイールバランス調整ウェイトの前記第1側部の少なくとも一部を受容するように作用可能になっている、請求項13に記載の装置。
- 前記バラストウェイトは、前記ウェイトが前記装置内にあるときに、その長さに沿って、(a)半径を有する湾曲を成すように幅方向に湾曲させられるか、又は(b)厚さ方向に湾曲させられる、請求項12〜16のいずれか一項に記載の装置。
- ホイールリムに装着されたタイヤを含むホイールをバランス調整する方法であって、前記ホイールリムは、周縁部を備えるフランジリップを有するリムフランジを含み、前記方法は、
前記ホイールをバランス調整するために、少なくとも1つのホイールバランス調整ウェイトの形態の、請求項1〜7のいずれか一項に記載の少なくとも1つのバラストウェイトを、前記リムフランジの前記フランジリップに隣接する位置において、前記ホイールリムの前記リムフランジに結合する工程を含む、方法。 - 前記少なくとも1つのホイールバランス調整ウェイトは、前記第1側部が前記フランジリップと接触するように、又は前記第1側部と前記フランジリップとの間に空隙が形成されるように、前記リムフランジに結合される、請求項18に記載の方法。
- ホイールバランス調整ウェイトの形態である前記バラストウェイトを解放可能に保持するように作用可能になっている構造を含む装置を準備する工程と、
前記装置により解放可能に保持されるように、前記ホイールバランス調整ウェイトを配置する工程と、
前記ホイールリムの前記リムフランジに隣接する、前記ホイールをバランス調整する所望の位置に前記装置を配置する工程と、を更に含む、請求項18又は19に記載の方法。
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