JP3900672B2 - シャッター - Google Patents

シャッター Download PDF

Info

Publication number
JP3900672B2
JP3900672B2 JP11905398A JP11905398A JP3900672B2 JP 3900672 B2 JP3900672 B2 JP 3900672B2 JP 11905398 A JP11905398 A JP 11905398A JP 11905398 A JP11905398 A JP 11905398A JP 3900672 B2 JP3900672 B2 JP 3900672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
curtain
pipe
slat
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11905398A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11311074A (ja
Inventor
和義 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bunka Shutter Co Ltd
Original Assignee
Bunka Shutter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bunka Shutter Co Ltd filed Critical Bunka Shutter Co Ltd
Priority to JP11905398A priority Critical patent/JP3900672B2/ja
Publication of JPH11311074A publication Critical patent/JPH11311074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3900672B2 publication Critical patent/JP3900672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばガレージなどの出入口に配設され、シャッターカーテンが上昇して開放すると、そのシャッターカーテンが上方にて例えば水平に収納される構造のシャッターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ガレージなどの出入口に配設されるシャッターは、通常、出入口部分上方にシャッターカーテンを巻き取るための巻き取りカゴを配設せずに、垂直にガイドレールに連結されガレージ内の天井面に沿って配設される水平レールに、シャッターカーテンを移動させて収納状態とさせるようになっている。
【0003】
従来、上述したようなシャッターは、実公昭56−15352号公報や実開昭64−50594号公報などに開示されており、垂直レールと水平レールとの連結部分にホイールを設け、このホイールの回動によってシャッターカーテンの昇降が行われるとともに、水平レールの終端に一端が固定されてこの水平レール内に配設される引張スプリングがシャッターカーテンの上端と連結され、この引張スプリングの牽引力によって、シャッターカーテンの上昇、すなわち、開放と収納を助勢するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、シャッターカーテンには、帯板状に形成されるスラット部材より構成されるスラットカーテンや、パイプ状に形成されるシャッター部材より構成されるグリルカーテンなど種々のものがある。
スラットカーテンは、帯板状に形成した複数のスラット部材の長辺部同士を、長辺と同一方向の回動中心で回動自在となるように連結カール部にて連結して構成される。
また、グリルカーテンは、パイプ状に形成した平行な複数のシャッター部材を、板状のリンクにて所定ピッチで連結して構成されており、上述したガレージなどに用いられる。
【0005】
しかしながら、上述した従来のシャッターは、使用されるシャッターカーテンに対応したホイールが用いられているため、異種のシャッターカーテンに対応することができなかった。
【0006】
また、シャッターカーテンには、換気などのために、帯板状スラットカーテンの上部のみにパイプ状グリルカーテンを連結したトップスルータイプのものがある。
このようなシャッターカーテンは、当然のことながら、帯板状スラット部材とパイプ状シャッター部材の両方を昇降させなければならない。
従って、上記した専用のホイールを備えた従来のシャッターでは、このようなシャッターカーテンを使用することができなかった。
【0007】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、帯板状スラット部材、パイプ状シャッター部材のいずれを用いたシャッターカーテンも昇降させることを可能とするシャッターを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明の請求項1記載のシャッター1は、少なくとも一対で構成されるガイドレール5,5の長手方向中途部分に、両ガイドレール5,5間を架設されるように、駆動シャフト43が配設され、該駆動シャフト43の回転にて、前記ガイドレール5,5に両側を支持されるシャッターカーテン3が、前記ガイドレール5,5に沿って移動される構成のシャッター1であって、
前記シャッターカーテン3は、長尺な両縁にカール状連結部を有する帯板状スラット部材17Aと、長尺な両縁にカール状連結部を有し且つ一方の面17Baに長手方向に連続形成されるパイプ状突出部21が形成される係合スラット部材17Bとで、前記帯板状スラット部材17Aと前記係合スラット部材17Bとを組み合わせて前記カール状連結部にて互いに連結して構成され、連結状態において、前記係合スラット部材17Bのパイプ状突出部21を所定のピッチとするとともに、前記帯板状スラット部材17Aと係合スラット部材17Bとのカール状連結部による連結部分19の位置が、前記パイプ状突出部21のピッチの間に位置し前記所定のピッチの1/2のピッチとされて前記パイプ状突出部21と同方向に突出し構成され、
前記駆動シャフト43には、前記パイプ状突出部21が係合する第1の係合凹部47と前記カール状連結部による連結部分19が係合する第2の係合凹部49とが交互に前記所定ピッチ間隔となって外周縁部に形成されるカム板45が前記シャッターカーテン3の幅方向の両端近傍に固設されており、該カム板45の回転時には、前記各係合凹部47,49に前記パイプ状突出部21と前記連結部分19とが噛み合い、
前記パイプ状突出部21の両端に、端部にローラ18を備えた棒状部材が挿通され設けられて、前記ローラ18が前記ガイドレール5内を転動し、前記シャッターカーテン3の移動を案内することを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、駆動シャフト43によって回転駆動するカム板45の第1の係合凹部47と第2の係合凹部49が、シャッターカーテン3を構成する各パイプ状突出部21と連結部分19にそれぞれ順次係合することで、このカム板45の回転に伴い、シャッターカーテン3がガイドレール5に沿って開閉駆動が行われる。また、パイプ状突出部21の両端に転動ローラ18が設けられることにより、転動ローラ18がガイドレール5に沿って案内され、開閉となる。
【0010】
請求項2記載のシャッター1は、少なくとも一対で構成されるガイドレール5,5の長手方向中途部分に、両ガイドレール5,5間を架設されるように、駆動シャフト43が配設され、該駆動シャフト43の回転にて、前記ガイドレール5,5に両側を支持されるシャッターカーテン3が、前記ガイドレール5,5に沿って移動される構成のシャッター1であって、
前記シャッターカーテン3は、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bとで構成され、これらカーテン部3a,3bが開閉方向に連結されており、
前記グリルカーテン部3aは、リンク板15にて所定ピッチとなるように連結された棒状シャッター部材13で構成され、
前記スラットカーテン部3bは、長尺な両縁にカール状連結部を有する帯板状スラット部材17Aと、長尺な両縁にカール状連結部を有し且つ一方の面17Baに長手方向に連続形成されるパイプ状突出部21が形成される係合スラット部材17Bとで、前記帯板状スラット部材17Aと前記係合スラット部材17Bとを組み合わせて前記カール状連結部にて互いに連結して構成され、連結状態において、前記係合スラット部材17Bのパイプ状突出部21を前記グリルカーテン部17Aにおける棒状シャッター部材13のピッチと同一の所定のピッチとするとともに、前記帯板状スラット部材17Aと係合スラット部材17Bとのカール状連結部による連結部分19の位置が、前記パイプ状突出部21のピッチの間に位置し前記所定のピッチの1/2のピッチとされて前記パイプ状突出部21と同方向に突出し構成され、
前記駆動シャフト43には、前記棒状シャッター部材13と前記パイプ状突出部21が係合する第1の係合凹部47と前記カール状連結部による連結部分19が係合する第2の係合凹部49とが交互に前記所定ピッチ間隔となって外周縁部に形成されるカム板45が前記シャッターカーテン3の幅方向の両端近傍に固設されており、該カム板45の回転時には、前記各係合凹部47,49に前記棒状シャッター部材13と前記パイプ状突出部21及び前記連結部分19とが順次噛み合い、
前記棒状シャッター部材13及びパイプ状突出部21の各両端に、端部にローラ18を備えた棒状部材が挿通され設けられて、前記ローラ18が前記ガイドレール5,5内を転動し、前記シャッターカーテン3の移動を案内することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、駆動シャフト43によって回転駆動するカム板45の第1の係合凹部47,第2の係合凹部49が、シャッターカーテン3の各棒状シャッター部材13,各パイプ状突出部21,各連結部分19にそれぞれ順次係合することで、このカム板45の回転に伴い、シャッターカーテン3がガイドレール5に沿って開閉駆動が行われる。
このシャッター1によれば、グリルカーテン部3aの棒状シャッター部材13のピッチと、スラットカーテン部3bのパイプ状突出部21のピッチとが略同一ピッチで設定され、このピッチでカム板45に第一の係合凹部47が形成され、グリルカーテン部3a及びスラットカーテン部3bの両方にカム板25が係合可能となる。また、第一の係合凹部47同士の間に、第二の係合凹部49が形成され、スラットカーテン部3bの連結部19が係合可能となる。これにより、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bの連結されたシャッターカーテン3、例えば上部がグリルカーテン部3aとして構成されたトップスルータイプのシャッターカーテン3を昇降可能とすることができる。
また、グリルカーテン部3a及びスラットカーテン部3bに転動ローラ18が設けられ、このローラ18が端部に設けられる棒状部材が、棒状シャッター部材13とパイプ状突出部21とに挿通されて設けられることとなり、共通の部材を用いて構成することが可能となる。
【0015】
なお、前記棒状部材は、中空なパイプ材よりなる構成としてもよく、このパイプ材が、前記両ガイドレール5間の間隔長さに形成され、少なくとも一端に前記ローラが設けられることとしてもよい。
【0016】
このような構成によれば、ローラ18の設けられる棒状部材を、左右のガイドレール5,5間に掛け渡されるように形成することで、棒状シャッター部材13とパイプ状突出部21とに連続して挿通されて設けられることとなり、左右ガイドレール5,5間に連続していることから、剛性を有した構造とすることが可能となり、安定してシャッターカーテン3の開閉が行われる。
【0017】
また、前記ガイドレール5の中途部分は、湾曲状に形成される構造としてもよく、これによれば、例えばガイドレール5を垂直な部分と水平な部分とで構成でき、シャッターカーテン3による開閉部分と収納部分などを構成させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るシャッターの一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るシャッターの一実施の形態を示す正面図、図2は図1のシャッターの側面図、図3は図1のシャッターの平面図である。
【0019】
本実施の形態に係るシャッターは、屋外に設置されるガレージの出入口部分に配設され、この出入口に対してシャッターカーテン3が昇降することで開閉を行うようになっている。ガレージは、例えば4本の支柱を有し、各支柱上端がそれぞれ連結されるとともに、側部および奥方を壁体にて囲繞し、上方を覆う屋根部を有した構成とされている。
【0020】
図1乃至図3に示すように、シャッター1は、シャッターカーテン3と左右一対のガイドレール5と、プーリ7と、引張スプリング9と可撓性長体としてのチェーン11とで大略構成されている。
【0021】
本実施の形態では、シャッターカーテン3は、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bとで構成され、グリルカーテン部3aの下部にスラットカーテン部3bを連結した所謂トップスルータイプの例について説明する。
【0022】
シャッターカーテン3を構成するグリルカーテン部3aは、図1,図3及び図4に示すように、中空パイプなどの棒状シャッター部材13を上下方向に所定ピッチとなるように、短冊状のリンク板15により連結した構成となっている。
【0023】
また、図1,図5に示すように、スラットカーテン部3bは、帯板状スラット部材17Aと係合スラット部材17Bとで構成されており、各スラット部材17A,17Bは左右方向に長尺な帯板状に形成され、長辺部分である上下各縁部に連結カール部が形成されており、これらスラット部材17A,17Bの連結カール部を連結させるとともに帯板状スラット部材17Aと係合スラット部材とを、本実施の形態では交互に連結してスラットカーテン部3bを構成するようになっている。
【0024】
各スラット部材17A,17Bの帯板状スラット部材17Aは、図5に示すように、係合スラット部材17Bよりやや短幅な帯板状に形成され、この係合スラット部材17Bの一方の面17Ba、本実施の形態では屋内側となる面、における上連結カール部近傍には、中空パイプ状のパイプ状突出部21が、この係合スラット部材17Bの長手方向に沿って連続形成されており、この係合スラット部材17Bの下連結カール部19bと帯板状スラット部材17Aの上連結カール部19aとの連結部分19が一方の面側にやや突出するように形成されている。
【0025】
そして、このシャッターカーテン3は、グリルカーテン部3aにおける各棒状シャッター部材13のピッチと、スラットカーテン部3bにおける各パイプ状突出部21のピッチとが略同一のピッチとされて連結され、かつスラットカーテン部3bにおける連結部19の位置が、これらピッチの略1/2のピッチとなるように設定され構成されている。
【0026】
また、図3及び図6に示すように、グリルカーテン部3aの各棒状シャッター部材13の両端、及び、スラットカーテン部3aのパイプ状突出部21の両端には、転動ローラ18が回動自在に取り付けられている。
【0027】
この転動ローラ18は、これらカーテン部3a,3bの左右長さよりやや長尺な長さに形成される棒状部材としての中空なパイプ材(図示せず)の両端に配設されており、すなわち、グリルカーテン部3aの棒状シャッター部材13及びスラットカーテン部3bのパイプ状突出部21にパイプ材が挿通されて設けられ、このパイプ材の両端がシャッター部材13及びパイプ状突出部21の両端から突出状態となりそれら両端に転動ローラ18が配設されて両カーテン部3a,3bの両端に位置するようになっている。
【0028】
また、本実施の形態では、シャッターカーテン3の最下端となるスラットカーテン部3bの下端縁に、逆T字状の水切スラット23が連結されている。
この水切スラット23は、図7に示すように、上下2分割構造とされ、上半部23aにはスラットカーテン部3bに連結される連結カール部23bが形成されており、下半部23cには接地板が延出形成されている。
【0029】
これら上半部23aと下半部23cとは、断面略C字状の軸支部が形成され、連結ブロック24を介して連結され、この連結ブロック24によって、上半部23aと下半部23cとが伸縮できるようになっている。
【0030】
また、連結ブロック24には、この水切スラット23の両端に位置してストッパ片26が設けられており、この水切スラット23が着地すると連結ブロック24の揺動により、このスラット23の厚み方向前後に、上下端部が突出するようになり、後述するガイドレール5内にて張り出すように構成されている。
【0031】
さらに、この水切スラット23の下半部23cには、前述したパイプ材と同様のパイプ材28が挿通されて設けられ、両端に転動ローラ18が配設されている。
【0032】
また、図2,図3に示すように、シャッターカーテン3のグリルカーテン部3aの上端縁には、角パイプ状の吊元部材29が連結されている。
【0033】
次に、ガイドレール5は、本実施の形態では左右一対で構成され、それぞれ垂直レール31と、水平レール33とで略構成されている。
【0034】
このガイドレール5は、垂直レール31の上端と水平レール33の先端とを、1/4円状に湾曲した湾曲レール35にて連結し、略L字状に形成されている。
これらガイドレール5は、図6及び図8に示すように、一側を開口した断面コ字状に形成されており、この開口部分5aが互いに対向するように配設されている。
【0035】
また、垂直レール31と水平レール33とは、略同尺に形成されており、垂直レール31は、ガレージの前方の左右支柱と一体に形成され、水平レール33はガレージ屋根部の天井部分における左右縁部に梁状に配設されるようになっている。
【0036】
水平レール33の外側下面には、図8に示すように、この水平レール33と一体となり、水平レール33の下面を上面とする上方が開口した方箱状の長尺なケース37を、この水平レール33に沿って容易に着脱できるように配設されている。なお、ケース37の中空部分は、水平レール33の終端に形成される通過口39と連通している。
【0037】
そして、シャッターカーテン3は、左右各ガイドレール5内に、棒状シャッター部材13及びパイプ状突出部21の両端に配設された転動ローラ18、及び水切スラット23の転動ローラ18が挿入され、両ガイドレール5に案内されて移動自在となっている。また、吊元部材29の両端も、図2及び図3に示すように、ガイドレール5内を移動するようになっている。
【0038】
また、図2,図3に示すように、各ガイドレール5におけるそれぞれの湾曲レール35の各外側面には、それぞれ側板41が配設されている。
これら両側板41間には、湾曲レール35の内側に近接して、中空パイプ状の駆動シャフト43が配設されている。
【0039】
この駆動シャフト43は、図9に示すように、一端43cに軸首44が突設され、図6に示すように、一方の側板41に軸支されている。
また、この駆動シャフト43の他端43d側には、内部に駆動源となる電動モータ46が配置されるとともに、この電動モータ46の出力軸(図示せず)が連結されている。なお、この電動モータ46は、基端が他方の側板41に固設され、すなわち片持ち状に配設され、この電動モータ46の外周を駆動シャフト43が回転するようになっている。
【0040】
また、この駆動シャフト43の外周面には、図10に示すように、互いに等間隔となり、軸線方向に沿う溝43a,43bが形成されている。
これら溝43a,43bは、本実施の形態では、4つで構成され、これら溝の3つの溝43aは奥広がり状に形成されている。
【0041】
次に、図9に示すように、駆動シャフト43の両端、及び、中途部分に位置して、カム板45が複数取り付けられている。
【0042】
このカム板45は、図4,図5に示すように、中心からの半径が湾曲レール35の曲率と略一致するように形成してある。
なお、これらカム板45は、例えば、ポリアセタール樹脂などの合成樹脂素材からなる。
【0043】
カム板45の外周には、図4,図5及び図11に示すように、棒状シャッター部材13又はパイプ状突出部21と係合する複数(この例では五つ)の第一の係合凹部47を、棒状シャッター部材13及びパイプ状突出部21のピッチと略同一ピッチで等間隔とされて、湾曲した切欠状に形成されている。
【0044】
また、各第一の係合凹部47の間となる凸部48には、第一の係合凹部47より小型な第二の係合凹部49が形成してある。
この第二の係合凹部49は、スラットカーテン部3bの連結部19に対応するピッチとなるように、すなわち、各第一の係合凹部47の略中間位置となるように形成されている。
【0045】
また、これらカム板45の内周には、対向する位置に、位置決め凸部50A,50Bが突設されている。
これら位置決め凸部50A,50Bは、一方の位置決め凸部50Aがやや幅広に形成されており、前述した駆動シャフト43の幅広の溝43bに嵌入し、他方の位置決め凸部50Bは、奥広がりの溝43aに嵌入するようになっており、すなわち、この駆動シャフト43に対するカム板45の係合凹部47,49の向きの取付方向をそれぞれ同方向とすることができるようになっている。
【0046】
そして、これらカム板45は、駆動シャフト43の一端から挿着するように、すなわち、駆動シャフト43の各溝43a,43bに位置決め凸部50A,50Bを嵌入させて取り付けられ、適当な位置にて、その両側を図9に示すようにボルト・ナットなどの係止手段52にて軸方向の移動を規制するように配設される。
【0047】
なお、このカム板45を取り付けるためのボルト・ナット52は、図9及び図10に示すように、奥広がりの溝43aを用い、溝43a内にボルトの頭部52aを嵌入させ、駆動シャフト43外周からナット52bにて締結するようになっている。
【0048】
次に、プーリ7は、図2に示すように、各水平レール33の終端の通過口39に配設され、それぞれ回動自在に軸支されている。これらプーリ7の軸線方向は、シャッターカーテン3と平行となるように設定されている。
【0049】
次に、引張スプリング9は、引張コイルスプリングよりなり、左右一対で構成されている。
これら引張スプリング9は、各ケース37内における水平レール33の先端側に取付ブラケット51を介して一端9aが固定され、これらケース37の内部に、水平レール33に沿うように配設されている。
【0050】
また、この引張スプリング9の他端9bには、スライドブラケット53が連結されている。このスライドブラケット53には、図2及び図8に示すように折り返しプーリ55が軸支されている。
【0051】
そして、このスライドブラケット53は、折り返しプーリ55と共に、水平レール33に沿って設けられている案内溝56にガイドされ、ケース37内を摺動自在となっている。
【0052】
また、可撓性長体としてのチェーン11は、図2に示すように、左右一対で構成され、各一端11aが水平レール33内にてシャッターカーテン3の上端に連結されている吊元部材29の両端部にそれぞれ連結されている。
また、チェーン11の他端11bは、ケース37内における水平レール33の終端に位置したプーリ7の下部に位置して固定されている。
【0053】
そして、このチェーン11は、図2に示すように、中途部分が、水平レール33内のプーリ7に係り、通過口39を通り、引張スプリング9の折り返しプーリ55に係って、二箇所で折り返され、略逆S字状となるように、水平レール33とケース37内とに位置して張設されている。
【0054】
次に、このように構成されたシャッター1の動作を説明する。
駆動シャフト43に内蔵された駆動源としての電動モータ46により、駆動シャフト43がカム板45とともに正逆両方向に回動する。
【0055】
カム板45が回動すると、第一の係合凹部47には、棒状シャッター部材13及び又はパイプ状突出部21が噛み合い、これにより、シャッターカーテン3が、左右のガイドレール5に沿って移動する。
すなわち、垂直レール31間では、シャッターカーテン3は昇降し、水平レール33間では水平前後方向に移動する。
【0056】
この際、カム板45には、グリルカーテン部3aと、スラットカーテン部3bとが通過する。
上述したように、シャッターカーテン3は、グリルカーテン部3aの棒状シャッター部材13と、スラットカーテン部3bのパイプ状突出部21とが略同一ピッチで形成されている。
【0057】
従って、カム板45では、第一の係合凹部47に棒状シャッター部材13及び又はパイプ状突出部21が係合して、図4及び図5に示すように、このカム板45の回転により昇降動作が連続して行われる。
【0058】
また、図5に示すように、スラットカーテン部3bがカム板45を通過する際には、帯板状スラット部材17A,17Bの連結部19が、屈曲しながら第二の係合凹部49に係合する。
これにより、スラットカーテン部3bは、パイプ状突出部21と連結部19とがカム板45の外周に係合されて、スムーズに昇降されることとなる。
【0059】
なお、シャッターカーテン3の移動時は、両端の転動ローラ18がガイドレール5内にて転動することで、その移動が円滑に行われる。
【0060】
このシャッターカーテン3の移動に伴って、シャッターカーテン3の吊元部材29に連結されたチェーン11には、引張スプリング9の牽引力が働く。
すなわち、引張スプリング9が収縮することで、シャッターカーテン3は、ガイドレール5間にて弛むことなく移動する。
また、この引張スプリング9の牽引力によって、シャッターカーテン3の上昇時の駆動力が補われ、シャッター1は開動作が助勢されることになる。
【0061】
さらに、上述のシャッター1は、チェーン11が、プーリ7と折り返しプーリ55とを介して張設されることから、動滑車を含む力伝達機構を構成することになる。
そのため、シャッターカーテン3の重量に比べ、引張スプリング9の牽引力が小さく設定できるようになっている。
【0062】
このように、上述のシャッター1によれば、グリルカーテン部3aの棒状シャッター部材13のピッチと、スラットカーテン部3bのパイプ状突出部21のピッチとを略同一ピッチに設定し、このピッチでカム板45の第一の係合凹部47を形成したので、グリルカーテン部3a及びスラットカーテン部3bの両方にカム板45を係合させることが可能となる。
【0063】
また、第一の係合凹部47同士の間に第二の係合凹部49を形成したので、スラットカーテン部3bの帯板状スラット部材17Aと係合スラット部材17Bとの間の連結部19を係合させることができる。
【0064】
この結果、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bの両方のカーテン部、すなわち構成の異なるシャッターカーテンを、一種類のカム板45で昇降させることが可能となる。
【0065】
このような構成であるから、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bを連結した所謂トップスルータイプのシャッターカーテン3も、昇降させることができる。
【0066】
すなわち、上述したカム板45を用いて構成した機構は、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bの両方に共用することが可能となる。
【0067】
そして、このような機構をシャッター1に備えれば、シャッター1の取り付け後においても、シャッターカーテンのみを、棒状シャッター部材をリンクにて連結して構成される所謂グリルカーテン、または、帯板状のスラットを連結した所謂スラットカーテンのいずれにも交換でき、すなわち、上述したカム板45を備えたシャッター1では、グリルカーテンやスラットカーテン又はこれらが連結されているトップスルータイプシャッターなど、どのようなシャッターカーテンに対しても適用でき、汎用性のある機構部分となり、部品の共通化などを行うことが可能となる。
【0068】
また、上述のシャッター1は、シャッターカーテン3の収納部分である水平レール33に対し、開閉装置の機構部分である引張スプリング9などを下段に配設し、この機構部分を着脱の行えるケース37で覆った構成としたので、このケース37を取り外すのみで、機構部分を容易に露出させることができ、引張スプリング9の交換などメンテナンスを容易に行うことができる。
【0069】
さらに、シャッターカーテン3の最下端に位置する水切スラット23に、グリルカーテン部3a及びスラットカーテン部3bと同様の転動ローラ18を両端に設けたことにより、この水切スラット23も左右ガイドレール5に案内されて昇降移動するので、このシャッターカーテン3の最下端が振れることがない。
このため、第一係合凹部47に係合したロッド25を介して、水切スラット23をカム板45に確実に保持させることができる。
【0070】
また、グリルカーテン部3a及びスラットカーテン部3bのそれぞれに転動ローラ18を設けるとともに、左右のガイドレール5,5間に掛け渡されるように形成されるパイプ材を棒状シャッター部材13とパイプ状突出部21とに挿通されて設けられており、共通の部材を用いることができるとともに、左右ガイドレール5,5間に連続していることから、剛性を有した構造とすることが可能となる。
【0071】
なお、上述した実施の形態では、ガイドレール5の構成を、垂直レール31と水平レール33とで構成し、これらレール31,33を湾曲レール35で連結した構造のガイドレール5を用いた構成の例について述べたが、各レール31,33は、それぞれ垂直,水平とされなくてもよく、やや傾斜した略垂直なレールと、やや傾斜した略水平なレールとを組み合わせた構成としてもよい。
【0072】
また、上述した実施の形態では、ガイドレール5の構成を、垂直レール31と水平レール33とで構成し、これらレール31,33を湾曲レール35で連結した、すなわち中途部分が湾曲してL字状に屈曲した構造のガイドレール5を用いた構成の例について述べたが、このガイドレール5は、中途部分が湾曲した構造としなくてもよく、この中途部分に駆動部が配設される構成とされればよく、例えばガイドレール5を真直に形成し、その中途部分に駆動部を配設してガイドレール5にわたるように駆動シャフト43を設け、カム板45にてガイドレール5に支持されるシャッターカーテン3のパイプ状突出部21や棒状シャッター部材13に係わるよう構成してもよい。
【0073】
さらに、上記した略L字状や、真直な形状のガイドレールの他に、湾曲レールをガイドレールの中途部に例えば2カ所設け、略S字状に形成されるガイドレールなどとしてもよく、この場合は、各湾曲部分に駆動部を設ける構成とする。
このS字状のガイドレールとした構造では、各湾曲レールの部分に配設する駆動部を連動する構成とし、すなわち、チェーンやベルトなどにて連動連結を行い同時に駆動する構成としたり、また、各駆動部に駆動源となる電動モータを構成させて、各電動モータを電気的に同期させ同時に駆動する構成として、シャッターカーテン3の開閉を行うようにする。
【0074】
また、ガイドレール5に対して、上記のように駆動部を複数配設する構成とすることで、建物開口幅及び開口高さの大きい大開口部におけるシャッターカーテンの開閉駆動を行うことが可能となり、さらには、幾重にも湾曲した建物開口部分等に対しても湾曲レールを2以上設けて、中途部分がその開口部分の湾曲に対応して湾曲形成されるガイドレールとしてシャッターカーテンの開閉駆動を行うことが可能となる。
【0075】
さらに、上述した実施の形態では、カム板45を、駆動シャフト43の両端及び中途部分に位置して設けられる構成としたが、このカム板45は、駆動シャフト43に少なくとも1つ設けられる構成であればよく、そのカム板45の数は、シャッターカーテン3の幅長や高さ(長さ)に応じて、適宜増減させ、駆動シャフト43に適当な間隔にて設けることとすればよく、好ましくは、シャッターカーテン3の幅方向の両端近傍の2カ所とし、シャッターカーテン3の幅長に応じてそれら両端近傍のカム板45間に複数構成させる。
【0076】
また、上述した実施の形態では、シャッターカーテン3の構成を、グリルカーテン部3aとスラットカーテン部3bとを連結したトップスルータイプのシャッターカーテンにて構成した例について述べたが、本発明のシャッターは、これに限定されることはなく、例えば、スラットカーテン部3bのみ、すなわち、シャッターカーテン閉鎖時に壁状となるシャッターカーテンにて構成される構造としてもよい。
この場合、シャッターカーテンを構成するシャッター部材であるスラットには、前述した実施の形態と同様のパイプ状突出部21を有する構成とし、或いは、パイプ状突出部21を有する係合スラット部材17Bと帯板状のスラット部材17Aとを組み合わせて連結される構造として、パイプ状突出部21が係合する凹部を有するカム板45にてこのシャッターカーテンを開閉駆動する構成とする。
【0077】
さらに、上述した実施の形態では、シャッターカーテン3を構成するシャッター部材としての係合スラット部材17Bに、カム板45の係合凹部47に係合するパイプ状突出部21が形成される例について述べたが、パイプ状に形成されずに、単に突出する形状となる係合部にて構成される構造としてもよい。
この場合は、各スラット部材に突出形成される各係合部間の空間が、カム板45の各係合凹部47間の凸部48に係合する構成となり、これらが係合し合うことでシャッターカーテンの開閉駆動が行われることとなる。
なお、このカム板の構造の場合には、各凸部48によって、グリルシャッターを構成する各棒状シャッター部材間に進入できる構成であるので、上述した実施の形態のようなトップスルータイプを構成するシャッターカーテンにも適用できる。
【0078】
また、上述した実施の形態では、シャッターカーテンを構成するスラットカーテン部3bが、帯板状のスラット部材17Aと、パイプ状突出部21を有する係合スラット部材17Bとで構成される例について述べたが、係合スラット部材17Bのみで構成されるシャッターカーテンとしてもよく、また、係合スラット部材17Bとスラット部材17Aとを交互に連結するのではなく、例えば係合スラット部17Bが1枚に対しスラット部材17Aを2枚づつの構成で連結し、シャッターカーテン3を構成してもよく、この場合は、カム板45の形状を、各第一の係合凹部47の間に第二の係合凹部49を2つずつの構成とさせる。
【0079】
さらに、上述した実施の形態では、ガイドレール5の形状を断面コ字状とされる構成について説明したが、特にこれに限定されることはなく、表裏面部分のみにて構成される断面略=状に形成される構造としてもよい。
【0080】
また、上述した実施の形態では、ガイドレール5の形状が、断面略コ字状が連続する形状とされる例について述べたが、駆動部を構成するカム板45が配設される位置である中途部分におけるガイドレールの断面形状を、例えば一側を切り欠いた断面L字状とし、この切り欠いた部分にカム板45の凹凸外周部分を位置させ、シャッターカーテンとの係合状態の部分をガイドレール5内にて構成させる構造としてもよい。
【0081】
さらに、上述した実施の形態では、転動ローラ18を、シャッターカーテン3を構成する各係合スラット部材17Bのパイプ状突出部21と棒状シャッター部材13の全てに配設させる例について述べたが、この転動ローラ18は、1つおきや2つおきなど適宜配設するよう構成させてもよく、また、パイプ状突出部21及び又は棒状シャッター部材13における両端といずれか一方の端部とに転動ローラ18を設ける組み合わせ、さらには、各部(21,13)においてそれぞれいずれか一方の端部に転動ローラ18を設けて各転動ローラ18が交互に位置するように設ける構成としてもよく、また、この転動ローラ18が設けられるパイプ材を、上記実施の形態では、両ガイドレール5間の間隔長さに形成し、パイプ状突出部21と棒状シャッター部材13とに挿通させて設ける構成としたが、各パイプ状突出部21や棒状シャッター部材13の端部のみに設ける、すなわち、短尺なパイプ材として構成して、転動ローラ18をそれぞれに設ける構成としてもよく、この場合も上記同様の、パイプ状突出部21及び又は棒状シャッター部材13における転動ローラ18の配設位置の組み合わせを行う構成としてもよく、例えば両端に転動ローラ18を設ける場合には、両ガイドレール5間の間隔長さのパイプ材とし、一端のみに転動ローラ18を設ける場合には一方の端部のみに位置するような短尺なパイプ材とする組み合わせの構造としてもよい。
【0082】
また、上述した実施の形態では、転動ローラ18の設けられる棒状部材を中空なパイプ材とした例について述べたが、この棒状部材は、中実な軸状の部材にて構成させてもよい。
【0083】
さらに、上述した実施の形態では、ガイドレール5が立設した状態とされ、シャッターカーテン3が昇降することで開閉となり、上方位置にて収納される構成について述べたが、本発明のシャッターは、これに限定されることはなく、例えば下部にてシャッターカーテンが収納される構成や、シャッターカーテンが左右方向に移動することで開閉となる構成などとしてもよい。
【0084】
また、上述した実施の形態では、シャッターの設置場所を、屋外などのガレージ出入口部分とした例について述べたが、これに限定されることはなく、屋内,屋外など、所望の位置に設置可能である。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によるシャッターによれば、シャッターカーテンを構成するシャッター部材の一方の面にパイプ状突出部を形成したので、駆動部を構成するカム板に形成される係合凹部に、このパイプ状突出部が係合されることとなり、シャッターカーテンの開閉移動が行えるようになる。特に、パイプ状突出部を、連結方向に同一ピッチとなるようにシャッター部材に形成させることで、前記カム板による開閉駆動が確実に行われる。
【0086】
また、シャッターカーテンの構成を、スラット部材と係合スラット部材とで構成し、両スラット部材の連結部分と、係合スラット部材のパイプ状突出部とがカム板に係合する構成とすることで、このシャッターカーテンがカム板に対する係合状態が良好となり、ガイドレールが中途部分で湾曲形成されている場合には、その湾曲状態に沿ってシャッターカーテンが湾曲することが可能となる。
【0087】
さらに、駆動シャフトに設けられ、シャッターカーテンをガイドレールに沿わせて移動させるカム板に、第一の係合凹部と第二の係合凹部とを設け、また、このカム板にて移動されるシャッターカーテンの構造、特にスラットカーテン部の構造を帯板状のスラット部材と係合スラット部材とで構成し、それぞれを連結部にて連結する所謂分割構造とし、かつ係合スラット部に、グリルカーテン部の棒状シャッター部材と同様のパイプ状突出部を設け、このパイプ状突出部のピッチをグリルカーテン部の棒状シャッター部材のピッチと略同一ピッチとしたので、このスラットカーテン部をグリルカーテン部と同様に、このカム板にて移動させることができることとなる。
また、このスラットカーテン部に連結部を設けたことから、このスラットカーテン部が、パイプ状突出部と異なる位置にて屈曲可能となり、カム板に対して干渉を起こさず、このカム板に対しては第二の係合凹部に係合することとなり、このスラットカーテン部の移動がスムーズに行われることとなる。
【0088】
このことから、グリルカーテン部とスラットカーテン部の両方のカーテン部、すなわち構成の異なるシャッターカーテンを、一種類のカム板で昇降移動させることが可能となる効果を得られる。
【0089】
そして、グリルカーテン部とスラットカーテン部を連結した所謂トップスルータイプのシャッターカーテンも、昇降させることができ、すなわち、上述したカム板を用いて構成した機構は、グリルカーテン部とスラットカーテン部の両方に共用することが可能となる。
【0090】
そして、このような機構をシャッターに備えることで、シャッターの取り付け後においても、シャッターカーテンのみを、棒状シャッター部材をリンクにて連結して構成される所謂グリルカーテン、または、帯板状のスラットを連結した所謂スラットカーテンのいずれにも交換でき、すなわち、上述したカム板を備えたシャッターでは、グリルカーテンやスラットカーテン又はこれらが連結されているトップスルータイプシャッターなど、どのようなシャッターカーテンに対しても適用でき、汎用性のある機構部分となり、部品の共通化などを行うことが可能となる。
【0091】
また、グリルカーテン部及びスラットカーテン部のそれぞれに転動ローラを設けるとともに、左右のガイドレール間に掛け渡されるように形成されるパイプ材を棒状シャッター部材とパイプ状突出部とに挿通されて設けられており、すなわち共通の部材を用いることができるとともに、左右ガイドレール間に連続していることから、剛性を有した構造とすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明によるシャッターの一実施の形態を示す正面図
【図2】同側面図
【図3】同平面図
【図4】同シャッターにおけるグリルカーテン部のカム板の位置における側面図
【図5】同シャッターにおけるスラットカーテン部のカム板の位置における側面図
【図6】同シャッターの駆動シャフトの一端における正断面図
【図7】同シャッターカーテンの水切スラットの側面図
【図8】同シャッターの水平レールの正断面図
【図9】同シャッターの駆動シャフトの一部裁断正面図
【図10】同駆動シャフトの断面図
【図11】同カム板の断面図
【符号の説明】
1…シャッター
3…シャッターカーテン
3a…グリルカーテン部
3b…スラットカーテン部
5…ガイドレール
13…棒状シャッター部材
17A…帯板状スラット部材
17B…係合スラット部材
19…連結部
19a…上連結カール部
19b…下連結カール部
21…パイプ状突出部
31…垂直レール
33…水平レール
35…湾曲レール
43…駆動シャフト
45…カム板
47…第一の係合凹部
49…第二の係合凹部

Claims (2)

  1. 少なくとも一対で構成されるガイドレールの長手方向中途部分に、両ガイドレール間を架設されるように、駆動シャフトが配設され、該駆動シャフトの回転にて、前記ガイドレールに両側を支持されるシャッターカーテンが、前記ガイドレールに沿って移動される構成のシャッターであって、
    前記シャッターカーテンは、長尺な両縁にカール状連結部を有する帯板状スラット部材と、長尺な両縁にカール状連結部を有し且つ一方の面に長手方向に連続形成されるパイプ状突出部が形成される係合スラット部材とで、前記帯板状スラット部材と前記係合スラット部材とを組み合わせて前記カール状連結部にて互いに連結して構成され、連結状態において、前記係合スラット部材のパイプ状突出部を所定のピッチとするとともに、前記帯板状スラット部材と係合スラット部材とのカール状連結部による連結部分の位置が、前記パイプ状突出部のピッチの間に位置し前記所定のピッチの1/2のピッチとされて前記パイプ状突出部と同方向に突出し構成され、
    前記駆動シャフトには、前記パイプ状突出部が係合する第1の係合凹部と前記カール状連結部による連結部分が係合する第2の係合凹部とが交互に前記所定ピッチ間隔となって外周縁部に形成されるカム板が前記シャッターカーテンの幅方向の両端近傍に固設されており、該カム板の回転時には、前記各係合凹部に前記パイプ状突出部と前記連結部分とが噛み合い、
    前記パイプ状突出部の両端に、端部にローラを備えた棒状部材が挿通され設けられて、前記ローラが前記ガイドレール内を転動し、前記シャッターカーテンの移動を案内することを特徴とするシャッター。
  2. 少なくとも一対で構成されるガイドレールの長手方向中途部分に、両ガイドレール間を架設されるように、駆動シャフトが配設され、該駆動シャフトの回転にて、前記ガイドレールに両側を支持されるシャッターカーテンが、前記ガイドレールに沿って移動される構成のシャッターであって、
    前記シャッターカーテンは、グリルカーテン部とスラットカーテン部とで構成され、これらカーテン部が開閉方向に連結されており、
    前記グリルカーテン部は、リンク板にて所定ピッチとなるように連結された棒状シャッター部材で構成され、
    前記スラットカーテン部は、長尺な両縁にカール状連結部を有する帯板状スラット部材と、長尺な両縁にカール状連結部を有し且つ一方の面に長手方向に連続形成されるパイプ状突出部が形成される係合スラット部材とで、前記帯板状スラット部材と前記係合スラット部材とを組み合わせて前記カール状連結部にて互いに連結して構成され、連結状態において、前記係合スラット部材のパイプ状突出部を前記グリルカーテン部における棒状シャッター部材のピッチと同一の所定のピッチとするとともに、前記帯板状スラット部材と係合スラット部材とのカール状連結部による連結部分の位置が、前記パイプ状突出部のピッチの間に位置し前記所定のピッチの1/2のピッチとされて前記パイプ状突出部と同方向に突出し構成され、
    前記駆動シャフトには、前記棒状シャッター部材と前記パイプ状突出部が係合する第1の係合凹部と前記カール状連結部による連結部分が係合する第2の係合凹部とが交互に前記所定ピッチ間隔となって外周縁部に形成されるカム板が前記シャッターカーテンの幅方向の両端近傍に固設されており、該カム板の回転時には、前記各係合凹部に前記棒状シャッター部材と前記パイプ状突出部及び前記連結部分とが順次噛み合い、
    前記棒状シャッター部材及びパイプ状突出部の各両端に、端部にローラを備えた棒状部材が挿通され設けられて、前記ローラが前記ガイドレール内を転動し、前記シャッターカーテンの移動を案内することを特徴とするシャッター。
JP11905398A 1998-04-28 1998-04-28 シャッター Expired - Fee Related JP3900672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11905398A JP3900672B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 シャッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11905398A JP3900672B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 シャッター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11311074A JPH11311074A (ja) 1999-11-09
JP3900672B2 true JP3900672B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=14751750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11905398A Expired - Fee Related JP3900672B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 シャッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3900672B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101684974B1 (ko) * 2015-07-10 2016-12-09 이숙희 상품 택배용 차량의 적재함 개폐장치

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4615844B2 (ja) * 2003-10-28 2011-01-19 三和シヤッター工業株式会社 建築用開閉装置
WO2005045169A1 (ja) * 2003-10-17 2005-05-19 Sanwa Shutter Corporation 建築用開閉装置
JP4949699B2 (ja) * 2006-03-06 2012-06-13 三和シヤッター工業株式会社 建築用開閉装置
JP6050911B1 (ja) * 2016-06-08 2016-12-21 Bx新生精機株式会社 オーバードア開閉装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101684974B1 (ko) * 2015-07-10 2016-12-09 이숙희 상품 택배용 차량의 적재함 개폐장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11311074A (ja) 1999-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4690193A (en) Rolling shutter construction
US20060144528A1 (en) Folding and spreading system for half spread folding door
JPH06239224A (ja) 乗降口扉装置
JP3900672B2 (ja) シャッター
KR102150314B1 (ko) 슬라이딩 도어 장치
CA1044589A (en) Foldable rolling shutters
KR102343854B1 (ko) 자동 개폐식 천막장치
JP3726324B2 (ja) シャッター
EP1555380A1 (de) Lamellenvorrichtung
JP4060987B2 (ja) 伸縮扉体のリンク装置
JP2506167B2 (ja) パネルシャッタ―
JPH05558Y2 (ja)
JPH0323037Y2 (ja)
JPH0225910Y2 (ja)
JP2907909B2 (ja) パネルシャッタ装置
CN115506699A (zh) 一种单电机驱动的竖式百叶结构及折叠门
JPH0137085Y2 (ja)
JPH055930U (ja) 可動屋根
JP4413405B2 (ja) 個別伸縮式縦引シャッター
JP4260692B2 (ja) 電動昇降窓装置
JP2535844Y2 (ja) シャッタ装置
SU983216A1 (ru) Складчатое стеновое ограждение
JP2605522Y2 (ja) 横引きパネルシャッター
JP4494093B2 (ja) 電動昇降窓装置
JPH026228Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061225

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees