JP3893082B2 - 絞り装置及びそれを組込んだビデオカメラ、ビデオカメラ用レンズ - Google Patents

絞り装置及びそれを組込んだビデオカメラ、ビデオカメラ用レンズ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にビデオカメラ等の光学機器のレンズ系に使用される絞り装置に関し、特に、切欠部を有する光量調整用の2枚の絞り羽根にNDフィルターを取付けた絞り装置、及び、この絞り装置を組み込んだビデオカメラ、ビデオカメラ用レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等のカメラレンズには、2枚の絞り羽根に各々凹状の切欠部を設け、この切欠部の重なり量を変化させることによって光量を調節する構造の絞り装置が搭載されている。最近のビデオカメラにおいては、撮像素子が高感度化している為、高輝度被写体を撮影する場合、絞り開口径を小さくする必要がある。絞り開口径を極度に小さくした場合には、絞り開口による回折現象が発生して解像力が低下するという問題が発生する。
【0003】
この問題を解決するために、各絞り羽根の切欠部の底の部分を覆うように、光の透過率を低下させるためのフィルターとしてNDフィルターを取付けた構造の絞り装置が多数提案されている。特開平8−43878号公報に記載された絞り装置もこのような構造の絞り装置の一つである。切欠部の底部にNDフィルターを取付けておくと、絞り羽根の切欠部による絞り開口を小さく絞った際に絞り開口がNDフィルターによって覆われるため、比較的大きな絞り開口によって十分に光量を絞ることが可能になる。これにより、絞り開口による回折現象の影響を抑えることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、絞り開口にNDフィルターを挿入する事によって、小絞り時の回折現象を抑制することができたとしても、また別の現象により解像力の低下を来たすという問題がある。即ち、絞り羽根と共に絞り開口の一部を形成するNDフィルターの端面から反射した光がフレアーとして結像面に到達し、解像力を低下させる別の要因となるという問題がある。この現象が発生すると、絞りを開放から絞っていくと、NDフィルターが絞り開口に入って来る時に、回折による画質の低下が目立たないはずの比較的大きい開口径位置で、フレアーによる画質の低下が発生する。また、フレアーによる画質の低下は、絞りの形状とNDフィルターの貼りつけ状態により、発生する絞り開口の開度が異なることも知られている。
【0005】
本発明は、回折現象による画質の低下がなく、フレアーによる画質の低下もない絞り装置及びそれを組込んだビデオカメラ、ビデオカメラ用レンズを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
凹状の切欠部を有する2枚の絞り羽根を、光軸に直交する1つの面内に前記切欠部が向い合うように配置し、前記2枚の羽根を前記面内で光軸に向かって互いに接近させ、又は、離間させることにより絞り開口を変化させる絞り装置であって、
前記各絞り羽根の前記切欠部の底部を覆うように取付けられた、光線透過量を減じるための2枚の光学フィルターを有し、前記絞り開口の形状が前記各光学フィルターの縁部及び前記各絞り羽根の切欠部によって形成される絞り装置において、
前記各光学フィルターの縁部が、少なくとも一つは非直線であり、かつ光軸を通る水平な直線に対し非対称であることを特徴とする絞り装置である。
【0007】
このように構成された本発明においては、絞りの開度が大きい場合には、絞り装置に入射した光線の大部分は絞り羽根の切欠部を通過する。また、絞りの開度が小さくなると、絞り装置に入射した光線の多くは、切欠部の底部に取付けられた光学フィルターを透過する。この際、各光学フィルターの縁部及び各絞り羽根の切欠部によって形成される絞り開口の形状が、光軸を通り、各絞り羽根の移動方向に直交する直線に対して非対称であるため光学フィルターの端面のフレアーの影響が分散し、フレアーの影響が小さく抑えられる。
これにより、回折現象による画質の低下がなく、光学フィルターの端面のフレアーによる画質の低下もない絞り装置を得ることができる。
【0008】
また、各光学フィルターの絞り開口を形成する縁部を、凸形の円弧状にすることができる。
さらに、各光学フィルターのうち、一方の光学フィルターの絞り開口を形成する縁部を凸形の円弧状とし、他方の光学フィルターの絞り開口を形成する縁部を直線状にしても良い。
【0009】
また、各光学フィルターの絞り開口を形成する縁部に、凹状の切欠を形成しても良い。
このように構成された本発明による絞り装置は、オートフォーカス装置と組合せて使用した場合、偽解像の山が現れ難く、オートフォーカス装置の誤動作を生じ難くなる。
さらに、各光学フィルターのうち、一方の光学フィルターの絞り開口を形成する縁部に凹状の切欠を形成し、他方の光学フィルターの絞り開口を形成する縁部を直線状にしても良い。
【0010】
好ましくは、光学フィルターはNDフィルターであるのが良い。
また、本発明は、上記の何れかの絞り装置を組み込んだことを特徴とするビデオカメラ用レンズである。
さらに、本発明は、上記の何れかの絞り装置を組み込んだことを特徴とするビデオカメラである。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による絞り装置を説明する。まず、図1乃至図4を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。図1は、本発明の第1実施形態による絞り装置に使用される2枚の絞り羽根を組合せた状態を示す正面図であり、図2は2枚の絞り羽根のうちの第1絞り羽根を示し、図3は第2絞り羽根を示す正面図であり、図4は各絞り開度における絞り開口の形状の変化を示す図である。
【0012】
図1に示すように、本発明の第1実施形態による絞り装置1は、下端に凹状の切欠部28が形成された第1絞り羽根2と、上端に凹状の切欠部36が形成された第2絞り羽根4と、第1絞り羽根2に取付けられた光学フィルターである第1NDフィルター6と、第2絞り羽根4に取付けられた第2NDフィルター8と、これら2枚の絞り羽根を上下に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)と、を有し、切欠部28と切欠部36との間に絞り開口APが形成されている。
【0013】
図2に示すように、第1絞り羽根2は、概略矩形状の薄板状であり、その左上から突出部2aが上方に突出し、下側の辺には概略半円形の切欠部28が形成された形状を有する。この概略半円形の切欠部28は、第1絞り羽根2の下辺から上方に概略円弧状に延びる2つの円弧部30と、これらの円弧部30と滑らかに連なり、切欠部28の頂点32で互いに交わる2つの直線部34とを有する。切欠部28の奥部、即ち、頂点32及び直線部34付近には、概略扇形の第1NDフィルター6が、図2の紙面裏側から貼付されている。第1NDフィルター6は、その円弧状の縁部を切欠部28の開放側に向けて取付けられ、切欠部28の一部分を覆っている。また、突出部2a、及び、切欠部28の両側には、ガイド用突起22a、22b、22dに沿って第1絞り羽根2の移動を案内するための、上下方向に延びる係合長孔10、12、14が夫々形成されている。また、突出部2aの上端には、アクチュエータ(図示せず)によって第1絞り羽根2を上下に移動させるための駆動用孔24が形成されている。本実施形態においては、第1NDフィルター6として、光の透過率約10%のNDフィルターが使用されている。
【0014】
また、図3に示すように、第2絞り羽根4は、概略矩形状の薄板状であり、その右上から突出部4aが上方に突出し、上側の辺には概略半円形の切欠部36が形成された形状を有する。この概略半円形の切欠部36は、第2絞り羽根4の上辺から下方に概略円弧状に延びる2つの円弧部38と、これらの円弧部38と滑らかに連なり、切欠部36の頂点40で互いに交わる2つの直線部42とを有する。切欠部36の奥部、即ち、頂点40及び直線部42付近には、概略扇形の第2NDフィルター8が、図3の紙面表側から貼付されている。第2NDフィルター8は、その円弧状の縁部を切欠部36の開放側に向けて取付けられ、切欠部36の一部分を覆っている。また、突出部4a、及び、切欠部36の両側には、ガイド用突起22c、22b、22dに沿って第2絞り羽根4の移動を案内するための、上下方向に延びる係合長孔20、16、18が夫々形成されている。また、突出部4aの上端には、アクチュエータ(図示せず)によって第2絞り羽根4を上下に移動させるための駆動用孔26が形成されている。本実施形態においては、第2NDフィルター8として、光の透過率約10%のNDフィルターが使用されている。
【0015】
図1に示すように、本実施形態においては、切欠部28及び切欠部36によって形成される絞り開口は、光軸Oを中心として、上下、左右対称な形状になるように構成されている。これに対して、切欠部28及び36に夫々貼付された第1NDフィルター6、第2NDフィルター8は、同一形状であるが、各切欠部に対する貼付位置が異なっているため、切欠部28、36及び第1、第2NDフィルター6、8の縁部によって形成される絞り開口APの形状は、光軸Oを通る水平線に対して上下非対称となる。即ち、切欠部28の頂点32から第1NDフィルター6の下端部までの上下方向距離L1と、切欠部36の頂点40から第2NDフィルター8の上端部までの上下方向距離L2が異なるように、第1NDフィルター6及び第2NDフィルター8が取付けられている。本実施形態においては、F値1.4、開放絞り径φ15に対して、距離L1と、距離L2の差を約1mmとしている。また、距離L1と距離L2の差の適正値は、絞りの径により異なるが、差を大きくしすぎると絞り開放時にNDフィルターが有効光束内にはみ出して開放F値が大きくなったり、絞り装置が大きくなるという不都合が起る。本実施形態を適用したレンズにおいては、距離L1と距離L2の距離差0.5乃至1mmで効果が得られた。
【0016】
次に、図1及び図4を参照して、本発明の第1実施形態による絞り装置1の作用を説明する。図1は、第1実施形態による絞り装置1を開放した状態を示す。この状態から、アクチュエータ(図示せず)によって駆動用孔24を下方に押し下げ、駆動用孔26を上方に引き上げることによって、絞り開口APは図4(a)乃至(d)に示すように絞り開度が変化する。図4(a)に示すように、絞りの開放状態においては、第1絞り羽根2の切欠部28及び第2絞り羽根4の切欠部36によって概略円形の絞り開口が形成される。このように、絞りの開口径が大きい場合には、有効光束が多いため、絞り開口の上下の端部を覆う第1、第2NDフィルターの端面から発生するフレアーの影響は少ない。
【0017】
次に、図4(b)乃至(d)に示すように、絞り開口を絞っていくと、切欠部28及び切欠部36によって形成される絞り開口は、それらの直線部34及び42によって構成されるようになり、絞り開口は、概略菱形となる。この菱形の開口を切欠部28及び切欠部36に取付けられた第1、第2NDフィルター6、8が覆い、光線透過量を更に減じる。従来の絞り装置では、図4(b)乃至(d)のように開口径が小さくなるにつれてフィルターの端面から発生するフレアーの影響が大きくなり、画質の劣化が目立ち始める。これに対し、本発明の第1実施形態による絞り装置1では、光軸Oを通る水平な直線に対して、上下の第1、第2NDフィルター6、8の取付位置が非対称になっているためNDフィルターの端面のフレアーの影響が分散し、フレアーの影響が小さく抑えられる。即ち、NDフィルターの取付位置をずらし、第1NDフィルター6の端面から発生するフレアー量と、第2NDフィルター8の端面から発生するフレアー量のバランスを調節することによって、全ての絞り開口状態で画質の劣化が目立たなくなる。
【0018】
本発明の第1実施形態の絞り装置1によれば、絞り開口を絞った場合にも、フレアーの影響を小さく抑え、画質の劣化を少なくすることができる。
【0019】
次に、図5を参照して、本発明の第2実施形態の絞り装置を説明する。本実施形態の絞り装置は、第1絞り羽根と第2絞り羽根に取付けられているNDフィルターの形状が異なる点が第1実施形態とは異なる。従って、ここでは、第2実施形態の絞り装置と、第1実施形態の絞り装置の異なる点のみを説明し、同様の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省略する。
【0020】
図5に示すように、第2実施形態による絞り装置201は、下端に凹状の切欠部28が形成された第1絞り羽根2と、上端に凹状の切欠部36が形成された第2絞り羽根4と、第1絞り羽根2に取付けられた光学フィルターである第1NDフィルター206と、第2絞り羽根4に取付けられた第2NDフィルター208と、これら2枚の絞り羽根を上下に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)と、を有し、切欠部28と切欠部36との間に絞り開口APが形成されている。切欠部28の奥部を覆う第1NDフィルター206は、概略三角形状であり、絞り開口を覆う端面が直線形状になっている。切欠部36の奥部を覆う第2NDフィルター208は、概略扇形状であり、第1実施形態の第2NDフィルターと同様の形状を有する。
【0021】
本実施形態においても、切欠部28の頂点32から第1NDフィルター206の下端部までの上下方向距離L1と、切欠部36の頂点40から第2NDフィルター208の上端部までの上下方向距離L2が異なるように、第1NDフィルター206及び第2NDフィルター208が取付けられている。本実施形態においては、F値1.4、開放絞り径φ15に対して、距離L1と、距離L2の差を約1mmとしている。このような形状、取付位置の第1NDフィルター206及び第2NDフィルター208によっても、NDフィルターの端面で発生するフレアーの影響を小さくし、画質の劣化を抑えることができる。また、第1、第2NDフィルターの取付を逆に、即ち、第1絞り羽根2に第2NDフィルター208を取付け、第2絞り羽根4に第1NDフィルター206を取付けても全く同様の作用効果を得ることができる。
【0022】
次に、図6乃至図16を参照して、本発明の第3実施形態の絞り装置を説明する。本実施形態の絞り装置は、各絞り羽根に取付けられているNDフィルターの形状が第1実施形態とは異なる。また、本実施形態の絞り装置は、所謂山登り方式で合焦点を探索するタイプのオートフォーカス装置に対応可能である点も、上述した実施形態と異なる。従って、ここでは、第3実施形態の絞り装置と、第1実施形態の絞り装置の異なる点のみを説明し、同様の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省略する。
【0023】
図6に示すように、第3実施形態による絞り装置301は、下端に凹状の切欠部28が形成された第1絞り羽根2と、上端に凹状の切欠部36が形成された第2絞り羽根4と、第1絞り羽根2に取付けられた光学フィルターである第1NDフィルター306と、第2絞り羽根4に取付けられた第2NDフィルター308と、これら2枚の絞り羽根を上下に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)と、を有し、切欠部28と切欠部36との間に絞り開口APが形成されている。切欠部28の奥部を覆う第1NDフィルター306は、概略三角形状であり、この三角形の下辺に三角形状の凹状の切欠が設けられている。また、切欠部36の奥部を覆う第2NDフィルター308も同様の形状を有する。本実施形態においては、第1、第2NDフィルターとして、光の透過率約10%のNDフィルターが使用されている。
【0024】
本実施形態においては、切欠部28の頂点32から第1NDフィルター306の下辺の切欠の頂点までの上下方向距離L1と、切欠部36の頂点40から第2NDフィルター308の上辺の切欠の頂点までの上下方向距離L2が異なるように、第1NDフィルター306及び第2NDフィルター308が取付けられている。また、本実施形態においては、F値1.4、開放絞り径φ15に対して、距離L1と、距離L2の差を約1mmとしている。このような形状、取付位置の第1NDフィルター306及び第2NDフィルター308によっても、NDフィルターの端面で発生するフレアーの影響を小さくし、画質の劣化を抑えることができる。
【0025】
次に、本実施形態の絞り装置301のオートフォーカス装置への対応可能性について検討する。図7(a)乃至(d)は、本実施形態の絞り装置301によって絞り開口が絞られる状態を示す図であり、図8は、図7(d)の絞り開度における、絞り装置301を透過する光線透過量の分布を示す三次元グラフである。グラフ中のX軸は図7の水平方向に、Y軸は図7の垂直方向に対応している。図8に示す通り、絞り羽根2、4によって光が遮られた部分は光線透過量がほぼ0であり、第1又は第2NDフィルターを透過した部分は光線透過量が大きく、第1、第2NDフィルター両方を透過した部分は光線透過量が小さくなっている。
【0026】
図9は、図8の光線透過量分布を有する絞り装置をレンズに取付けた場合の10本/mmのMTFデフォーカス特性を示すグラフである。このグラフは各デフォーカス量に対するコントラストを表している。図中の一点鎖線はX方向のデフォーカス特性を示し、実線はY方向のデフォーカス特性を示す。図9によれば、X方向のデフォーカス特性については偽解像のコントラストの山は全く現れず、Y方向のデフォーカス特性についても偽解像のコントラストの山がなだらかであるため、山登り方式のオートフォーカス装置を有するレンズに、本実施形態による絞り装置301を適用したとしてもオートフォーカスの誤動作は起りにくいものと考えられる。
【0027】
比較例として、第1実施形態による絞り装置1の光量分布及びデフォーカス特性を示す。図10は図4(c)の絞り開度における透過光の光量分布を示し、図11はこの光量分布に対するデフォーカス特性のグラフを示す。図10に示すように、図4(c)の絞り開度においては、X方向に2つの高輝度部分が存在することになり、この状態ではデフォーカス時の偽解像の山が強調され、オートフォーカス装置の誤動作の原因となる。即ち、図10のような光量分布の場合には、図11の一点鎖線に示すように、X方向のグラフに偽解像の山が現れるので、デフォーカス特性のグラフのデフォーカス量0の点以外においても、デフォーカス特性のグラフが極大値をとる。このため、山登り方式でデフォーカス特性のグラフの極大値を探索して合焦位置を検出するオートフォーカス装置においては、この偽解像の山の頂上の点を合焦位置と判断してしまうことがあり、この場合、オートフォーカスの誤動作となる。従って、第1実施形態による絞り装置1は、ビデオ信号の水平画像信号を用いたオートフォーカス装置と組合せて使用するのは難しい。
【0028】
また別の比較例として、第3実施形態の絞り装置301の第1NDフィルター306と第2NDフィルター308を同じ位置に取付けた絞り装置、即ち、図6のL1とL2が等しい長さになるようにNDフィルターを取付けた絞り装置について説明する。このような絞り装置の絞り開口が絞られる状態を図12(a)乃至(d)に、図12(d)の絞り開度における光量分布を図13に、この光量分布に対するデフォーカス特性を図14に示す。図14に示すように、このような絞り装置では、Y軸方向のデフォーカス特性には偽解像の山が現れるものの、X軸方向のデフォーカス特性には偽解像の山は現れない。従って、本比較例による絞り装置は、ビデオ信号の水平画像信号を用いたオートフォーカス装置と組合せて使用することができる。
【0029】
しかしながら、この比較例による絞り装置では、NDフィルターの光の透過率を小さくした場合に、NDフィルター自体が絞り羽根と同様に作用してしまうため、絞り開口がNDフィルターによって完全に覆われる直前の絞り開度において、2枚のNDフィルターの間の微小な隙間によって光の回折が生じ、画質の劣化が顕著になる。従って、この比較例による絞り装置では、NDフィルターの光の透過率を10%以下にすることができない。しかしながら、最近のビデオカメラのように高感度なカメラに対しては、F/360相当以上においても画質の劣化がない絞り装置が必要なため、NDフィルターの光の透過率を10%以下にする必要がある。
【0030】
これに対して、本発明の第3実施形態による絞り装置301では、光の透過率が10%よりも低いNDフィルターを使用することができる。図15は本発明の第3実施形態による絞り装置301に、光の透過率6.3%のNDフィルターを使用した場合の光量分布のグラフを示し、図16は図15の光量分布におけるデフォーカス特性のグラフを示す。図16に示すように、X軸方向のデフォーカス特性には偽解像の山は現れず、また、Y軸方向のデフォーカス特性に現れる偽解像の山もなだらかになり、図14のY軸方向のデフォーカス特性よりも改善されていることが分かる。また、本実施形態の絞り装置301では、絞り開口において第1NDフィルターのみによって覆われている部分と、第2NDフィルターのみによって覆われている部分の面積が異なるため、透過率が低いNDフィルターを使用した場合に発生する回折の影響による画質の低下について、特定の絞り開度で画質が大きく劣化することがない。
【0031】
本発明の第3実施形態の絞り装置301では、オートフォーカス装置付きのレンズに適用することが可能であり、また、F/360相当以上においても画質の劣化がない絞り装置を得ることができる。
【0032】
本発明の第3実施形態の絞り装置301によれば、光の回折による画質の劣化、フレアーによる画質の劣化を引起こすことなく、オートフォーカス装置にも対応することができる。
【0033】
次に、図17を参照して、本発明の第4実施形態の絞り装置を説明する。本実施形態の絞り装置は、第2絞り羽根に取付けられているNDフィルターの形状が第3実施形態とは異なる。従って、ここでは、第4実施形態の絞り装置と、第3実施形態の絞り装置の異なる点のみを説明し、同様の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省略する。
【0034】
図17に示すように、第4実施形態による絞り装置401は、下端に凹状の切欠部28が形成された第1絞り羽根2と、上端に凹状の切欠部36が形成された第2絞り羽根4と、第1絞り羽根2に取付けられた光学フィルターである第1NDフィルター406と、第2絞り羽根4に取付けられた第2NDフィルター408と、これら2枚の絞り羽根を上下に移動させるためのアクチュエータ(図示せず)と、を有し、切欠部28と切欠部36との間に絞り開口APが形成されている。切欠部28の奥部を覆う第1NDフィルター406は、概略三角形状であり、この三角形の下辺には三角形状の切欠が設けられている。切欠部36の奥部を覆う第2NDフィルター408は、概略三角形状であり、切欠は設けられていない。
【0035】
本実施形態においても、切欠部28の頂点32から第1NDフィルター406の切欠部の頂点までの上下方向距離L1と、切欠部36の頂点40から第2NDフィルター408の上端部までの上下方向距離L2が異なるように、第1NDフィルター406及び第2NDフィルター408が取付けられている。本実施形態においては、F値1.4、開放絞り径φ15に対して、距離L1と、距離L2の差を約1mmとしている。このような形状、取付位置の第1NDフィルター406及び第2NDフィルター408によっても、NDフィルターの端面で発生するフレアーの影響を小さくし、画質の劣化を抑えることができ、また、オートフォーカス装置に対応することもできる。
【0036】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが上述した実施形態に種々の変更をすることができる。特に、本発明の実施形態の絞り装置を適用するカメラはビデオカメラ以外のカメラであっても良い。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、回折現象による画質の低下がなく、フレアーによる画質の低下もない絞り装置及びそれを組込んだビデオカメラ、ビデオカメラ用レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による絞り装置に使用される2枚の絞り羽根を組合せた状態を示す正面図である。
【図2】図1の2枚の絞り羽根のうちの第1絞り羽根を示す図である。
【図3】図1の2枚の絞り羽根のうちの第2絞り羽根を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態による絞り装置の各絞り開度における絞り開口の形状の変化を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態による絞り装置に使用される2枚の絞り羽根を組合せた状態を示す正面図である。
【図6】本発明の第3実施形態による絞り装置に使用される2枚の絞り羽根を組合せた状態を示す正面図である。
【図7】本発明の第3実施形態による絞り装置の各絞り開度における絞り開口の形状の変化を示す図である。
【図8】図7(d)の絞り開度における、絞り装置を透過する光線透過量の分布を示す三次元グラフである。
【図9】図8に示す光線透過量分布を有する絞り装置をレンズに取付けた場合の10本/mmのMTFデフォーカス特性を示すグラフである。
【図10】図4(c)の絞り開度における、絞り装置を透過する光線透過量の分布を比較例として示す三次元グラフである。
【図11】図10に示す光線透過量分布を有する絞り装置をレンズに取付けた場合の10本/mmのMTFデフォーカス特性を示すグラフである。
【図12】本発明の第3実施形態の比較例による絞り装置の各絞り開度における絞り開口の形状の変化を示す図である。
【図13】図12(d)の絞り開度における、絞り装置を透過する光線透過量の分布を比較例として示す三次元グラフである。
【図14】図13に示す光線透過量分布を有する絞り装置をレンズに取付けた場合の10本/mmのMTFデフォーカス特性を示すグラフである。
【図15】本発明の第3実施形態による絞り装置に、より光の透過率が小さいNDフィルターを使用した場合の光線透過量の分布を示す三次元グラフである。
【図16】図15に示す光線透過量分布を有する絞り装置をレンズに取付けた場合の10本/mmのMTFデフォーカス特性を示すグラフである。
【図17】本発明の第4実施形態による絞り装置に使用される2枚の絞り羽根を組合せた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 本発明の第1実施形態による絞り装置
2 第1絞り羽根
4 第2絞り羽根
6 第1NDフィルター
8 第2NDフィルター
10 係合長孔
12 係合長孔
14 係合長孔
16 係合長孔
18 係合長孔
20 係合長孔
22 ガイド用突起
24 駆動用孔
26 駆動用孔
28 切欠部
30 円弧部
32 頂点
34 直線部
36 切欠部
38 円弧部
40 頂点
42 直線部
201 本発明の第2実施形態による絞り装置
301 本発明の第3実施形態による絞り装置
401 本発明の第4実施形態による絞り装置

Claims (9)

  1. 凹状の切欠部を有する2枚の絞り羽根を、光軸に直交する1つの面内に前記切欠部が向い合うように配置し、前記2枚の羽根を前記面内で光軸に向かって互いに接近させ、又は、離間させることにより絞り開口を変化させる絞り装置であって
    前記各絞り羽根の前記切欠部の底部を覆うように取付けられた、光線透過量を減じるための2枚の光学フィルターを有し、前記絞り開口の形状が前記各光学フィルターの縁部及び前記各絞り羽根の切欠部によって形成される絞り装置において、
    前記各光学フィルターの縁部が、少なくとも一つは非直線であり、かつ光軸を通る水平な直線に対し非対称であることを特徴とする絞り装置。
  2. 前記各光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部が、凸形の円弧状である請求項1記載の絞り装置。
  3. 前記各光学フィルターのうち、一方の光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部が凸形の円弧状であり、他方の光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部が直線状である請求項1記載の絞り装置。
  4. 前記各光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部に、凹状の切欠が形成されている請求項1記載の絞り装置。
  5. 前記各光学フィルターのうち、一方の光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部に凹状の切欠が形成され、他方の光学フィルターの前記絞り開口を形成する縁部が直線状である請求項1記載の絞り装置。
  6. 前記光学フィルターがNDフィルターである請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の絞り装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の絞り装置を組み込んだことを特徴とするビデオカメラ用レンズ。
  8. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の絞り装置を組み込んだことを特徴とするビデオカメラ。
  9. 光軸を含む垂直な直線上で、上方の前記切欠部の下端部と上方の前記光学フィルターの下端部の距離L1と、下方の前記切欠部の上端部と下方の前記光学フィルターの上端部の距離L2とが異なっていることを特徴とする請求項1記載の絞り装置。
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