JPH066341Y2 - 複写機用レンズ - Google Patents
複写機用レンズInfo
- Publication number
- JPH066341Y2 JPH066341Y2 JP1983201140U JP20114083U JPH066341Y2 JP H066341 Y2 JPH066341 Y2 JP H066341Y2 JP 1983201140 U JP1983201140 U JP 1983201140U JP 20114083 U JP20114083 U JP 20114083U JP H066341 Y2 JPH066341 Y2 JP H066341Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- aperture
- slit
- view
- photoconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の分野 本考案はスリット露光複写機用レンズに関する。
従来技術 第１図にスリット露光複写機の構成の概略を示す。１は
原稿、２は感光体、３が投影レンズで、感光体２の前面
にスリット４が配置されている。スリット４は図の紙面
に垂直の方向に延びている。第１図の光学系を真直に伸
展して画いたものが第２図である。スリット４の作用で
原稿１上の範囲ＡＢが感光体２上にＡ′Ｂ′として投影
され、感光体から見て原稿の他の部分はスリットによっ
てかくされている。感光体上の０点からレンズ３を見る
と、スリット幅が０点に対して張る角Θより外の部分
（斜線を入れた）は０点における原稿像の形成に関与し
ていない。このような知見にもとずきレンズ３を小型軽
量化するため、この斜線部分を切除して第３図のような
正面形のレンズとすることが実開昭５７−８８１３４号
で提案されている。この構成で原稿面照度を一定にして
おいて像の明るさを上げようとすると、レンズの横幅Ｄ
（レンズの口径）を大きくせねばならないが、この提案
のような単玉レンズでは、そのようにすると収差が大と
なって像の質が低下する。従って明るさの要求に対して
は複合レンズを用いる必要があって、このような場合に
関して、実願昭５８−１７００４号の提案がなされてい
る。この提案は第４図に示すような複合レンズで絞りＡ
を円形開口とし、この絞りに対面するレンズＩＬはもと
もと絞りと略同径であるから円形のまゝとし、外側のレ
ンズＯＬだけ斜線部分を切除して正面形が第３図のよう
な形となるようにするものである。この場合、設計上
は、感光体上のレンズ光軸との交点（第２図の０点に相
当）からレンズを望むとき、絞りの上下両縁がスリット
４の縁と接するように絞り径を決め、その絞り径で以っ
て収差が満足できる程度に除去されているようにレンズ
の仕様を決めて行く。従ってこの提案によるときは、感
光体上の０点から見た絞り径即ち射出瞳の大きさがスリ
ット幅によって決められ、レンズ設計を如何に工夫して
も、この射出瞳によって決まる明るさ以上に明るくする
ことはできない。
原稿、２は感光体、３が投影レンズで、感光体２の前面
にスリット４が配置されている。スリット４は図の紙面
に垂直の方向に延びている。第１図の光学系を真直に伸
展して画いたものが第２図である。スリット４の作用で
原稿１上の範囲ＡＢが感光体２上にＡ′Ｂ′として投影
され、感光体から見て原稿の他の部分はスリットによっ
てかくされている。感光体上の０点からレンズ３を見る
と、スリット幅が０点に対して張る角Θより外の部分
（斜線を入れた）は０点における原稿像の形成に関与し
ていない。このような知見にもとずきレンズ３を小型軽
量化するため、この斜線部分を切除して第３図のような
正面形のレンズとすることが実開昭５７−８８１３４号
で提案されている。この構成で原稿面照度を一定にして
おいて像の明るさを上げようとすると、レンズの横幅Ｄ
（レンズの口径）を大きくせねばならないが、この提案
のような単玉レンズでは、そのようにすると収差が大と
なって像の質が低下する。従って明るさの要求に対して
は複合レンズを用いる必要があって、このような場合に
関して、実願昭５８−１７００４号の提案がなされてい
る。この提案は第４図に示すような複合レンズで絞りＡ
を円形開口とし、この絞りに対面するレンズＩＬはもと
もと絞りと略同径であるから円形のまゝとし、外側のレ
ンズＯＬだけ斜線部分を切除して正面形が第３図のよう
な形となるようにするものである。この場合、設計上
は、感光体上のレンズ光軸との交点（第２図の０点に相
当）からレンズを望むとき、絞りの上下両縁がスリット
４の縁と接するように絞り径を決め、その絞り径で以っ
て収差が満足できる程度に除去されているようにレンズ
の仕様を決めて行く。従ってこの提案によるときは、感
光体上の０点から見た絞り径即ち射出瞳の大きさがスリ
ット幅によって決められ、レンズ設計を如何に工夫して
も、この射出瞳によって決まる明るさ以上に明るくする
ことはできない。
目的 本考案は上述したような、レンズの射出瞳の径がスリッ
ト幅によって決まり、射出瞳の径が決まることによって
レンズの明るさが決まり、レンズ設計の工夫によってよ
り明るい像を得ると云う余地が殆んどない状況を脱却
し、任意に明るいレンズ設計を採用することにより、よ
り明るい像を得られるようにしたスリット露光複写機の
軽量化レンズを提案するものである。
ト幅によって決まり、射出瞳の径が決まることによって
レンズの明るさが決まり、レンズ設計の工夫によってよ
り明るい像を得ると云う余地が殆んどない状況を脱却
し、任意に明るいレンズ設計を採用することにより、よ
り明るい像を得られるようにしたスリット露光複写機の
軽量化レンズを提案するものである。
構成 本考案は、所望の高さに対応する略長方形状の絞り開口
を設定し、その長軸側の径において充分な収差補正がな
された仕様の複合レンズを用い、該レンズの前記絞り開
口の短軸側に対応した上下部分を切除してなるスリット
露光複写機のレンズに係る。
を設定し、その長軸側の径において充分な収差補正がな
された仕様の複合レンズを用い、該レンズの前記絞り開
口の短軸側に対応した上下部分を切除してなるスリット
露光複写機のレンズに係る。
第５図に示すようにスリット幅によって規制される絞り
径がｄであっても、本考案によれば絞り開口の面積は斜
線部分だけ増加しており、その分像が明るくなる。
径がｄであっても、本考案によれば絞り開口の面積は斜
線部分だけ増加しており、その分像が明るくなる。
実施例 第６図は本考案の一実施例の斜視図である。Ａが絞りで
あり、Ｌは複写機用レンズを構成しているレンズ群であ
り、絞りＡの図示寸法のΔを口径とする円形絞りに対し
て目的上充分な収差補正がなされたレンズ仕様となって
おり、上下の露光上不要の部分を切除してある。第７図
は絞り形状の他の例を示し、同図ａは橢円形開口、同ｂ
は平行２辺の両端部を半円弧としたもの、同ｃは第６図
の例の絞りの隅角を丸くしたもので、このような角のな
い形にすると回折作用の悪影響が軽減される効果があ
る。
あり、Ｌは複写機用レンズを構成しているレンズ群であ
り、絞りＡの図示寸法のΔを口径とする円形絞りに対し
て目的上充分な収差補正がなされたレンズ仕様となって
おり、上下の露光上不要の部分を切除してある。第７図
は絞り形状の他の例を示し、同図ａは橢円形開口、同ｂ
は平行２辺の両端部を半円弧としたもの、同ｃは第６図
の例の絞りの隅角を丸くしたもので、このような角のな
い形にすると回折作用の悪影響が軽減される効果があ
る。
効果 本考案によれば、略長方形状開口のレンズ絞りを用いる
ことによって、任意に明るい仕様のレンズを上下の不要
部分を切除して用いた結果、軽量でかつ明るいスリット
露光複写機用レンズを得ることができる。
ことによって、任意に明るい仕様のレンズを上下の不要
部分を切除して用いた結果、軽量でかつ明るいスリット
露光複写機用レンズを得ることができる。
第１図はスリット露光複写機の概要を示す側面図、第２
図は同上の光学系の伸展図、第３図は従来例のレンズの
正面図、第４図は他の従来例のレンズの側面図、第５図
は第４図に示した従来例と本考案との絞り形状の比較
図、第６図は本考案の一実施例の斜視図、第７図は絞り
開口の形状の他の実施例を示す正面図である。 Ｌ……レンズ群、Ａ……絞り、１……原稿、２……感光
面、３……レンズ、４……スリット。
図は同上の光学系の伸展図、第３図は従来例のレンズの
正面図、第４図は他の従来例のレンズの側面図、第５図
は第４図に示した従来例と本考案との絞り形状の比較
図、第６図は本考案の一実施例の斜視図、第７図は絞り
開口の形状の他の実施例を示す正面図である。 Ｌ……レンズ群、Ａ……絞り、１……原稿、２……感光
面、３……レンズ、４……スリット。
Claims (1)
- 【請求項１】レンズ内に設けられた開口絞りの開口を露
光用スリットの長手方向に長い略長方形状とし、任意の
明るさの仕様を有する複合レンズを用い、このレンズを
構成する各レンズの露光に関与しない上下両部分を切除
してなる複写機用レンズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983201140U JPH066341Y2 (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 複写機用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983201140U JPH066341Y2 (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 複写機用レンズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60104832U JPS60104832U (ja) | 1985-07-17 |
| JPH066341Y2 true JPH066341Y2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=30762645
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983201140U Expired - Lifetime JPH066341Y2 (ja) | 1983-12-23 | 1983-12-23 | 複写機用レンズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066341Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5896141B2 (ja) * | 2012-03-19 | 2016-03-30 | 株式会社リコー | 画像読取レンズ並びに画像読取装置及び画像形成装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS564162A (en) * | 1979-06-22 | 1981-01-17 | Canon Inc | Diaphragm device |
-
1983
- 1983-12-23 JP JP1983201140U patent/JPH066341Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| 「写真工業」１９８３年７月号、Ｐ１１９〜Ｐ１２０ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60104832U (ja) | 1985-07-17 |
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