JP2004138865A - 絞り装置、撮像装置および絞り装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】絞り羽根2a,2bは、絞り動作時に入射光の光軸Aに対して近接あるいは離れる方向に移動する。絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3b部分には、入射光を所定の透過率を有して通過させるNDフィルター4a,4bが設けられる。NDフィルター4a,4bには、光軸Aに面する縁部5a,5bに、この光軸Aに対し所定の角度θを有する傾斜面6a,6bが設けられており、フレアーの発生を防止し撮像画質の改善を図ることができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビデオカメラ等の撮像装置の光学系に使用される絞り装置に関し、特に、絞り羽根によるフレアーの発生を防止した絞り装置、その絞り装置を備えた撮像装置および絞り装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ビデオカメラ等の撮像装置のレンズ(鏡筒)には、2枚の絞り羽根に各々凹状の切欠部を設け、この切欠部の重なりを変化させることによって光量を調整する構造の絞り装置が搭載されている。最近のビデオカメラにおいては、撮像素子が高感度化しているため、高輝度被写体を撮影する場合には絞り開口径を小さくするが、この絞り開口を極度に小さくした場合に回折現象(フレアー)が発生して解像力が低下するという問題がある。この回折現象の影響を少なくするために、各絞り羽根の切欠部の底を覆うように、光の透過率を低下させるためのフィルターとしてNDフィルターを取り付けた構造の絞り装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図8は、従来の絞り装置における2枚の絞り羽根を組み合わせた状態を示す斜視図である。図示のように、絞り装置を構成する絞り羽根51a,51bにはNDフィルター53a,53bが取り付けられている。このNDフィルター53a,53bは、さまざまな形状を有しており、絞り開口を形成する縁部は凸状の円弧形状や、凹状の切り欠きを有している。NDフィルター53a,53bをこれらさまざまな形状に加工するためには、通常、厚さ0.1mm程度のシート状のものを金型を用いて打ち抜き加工するようになっている。
【0004】
ここで、上記の絞り羽根51a,51bのような、入射光の透過部に配置される部品では、光軸Aと平行な面が存在すると光反射によりフレアーが発生し、その平行な面の幅が0.1mm程度であっても画質が劣化することが知られている。
【0005】
図9は、鏡筒内のレンズ保持構造を示す要部断面図である。図示の例では、レンズ枠60内部に設けられた第1,第2レンズ61a,61bのスペーサ62部分に遮光線62aを形成している。
【0006】
このように、レンズを構成する部品である鏡筒、レンズ枠やスペーサ等、入射光の透過部に近く光軸と平行になるような部分には、内径部に遮光線、すなわち0.5mmピッチの連続したV溝等を加工して、光軸と平行な部分を極力減らして上記フレアー発生を防ぐよう構成されている。
【0007】
ところで、図8に示す絞り羽根51a,51bについても同様にフレアーの発生を防止するためにできるだけ薄いものを用いる傾向となっており、現在では絞り羽根51a,51bの厚さが0.02mm程度の炭素鋼板も用いられている。このような絞り装置を構成する部品において、光軸と平行な面を設けない技術としては、例えば下記の特許文献2〜5等がある。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−43878号公報
【特許文献2】
特開2000−347239号公報
【特許文献3】
特開平11−52449号公報
【特許文献4】
特開平11−167140号公報
【特許文献5】
特開平5−281591号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各特許文献の技術によれば、それぞれ下記の問題が生じていた。図10は、図8に示した絞り装置の部分拡大側断面図である。図示のように、絞り羽根51a,51bに対しNDフィルター53a,53bを面接合して平行に貼り付けた構成においては、小絞り時においてNDフィルター53a,53bの端面55a,55bが光軸Aに対して平行な面として入射光の透過部に存在することになり、フレアー発生による画質の劣化が生じた。
【0010】
NDフィルター53a,53bは、一般的に使用されている市販品の厚さが約0.1mmと薄く前述した遮光線を加工形成することは困難であるため、従来は端面55a,55bが光軸Aと平行な状態のままで使用されており、フレアーが発生する問題を解消できなかった。
【0011】
また、特許文献2に記載された技術では、絞り羽根を垂直に配置した場合に比べて絞り羽根の移動距離が長くなり絞り装置が大型化する。特許文献3に記載された技術では、薬剤塗布という二次工程が必要となりその分製造工程が複雑になる。特許文献4に記載された技術では、NDフィルターがストッパから脱落する危険性が高く、脱落を防止しながらの組み立てが必要となり組み立てに時間がかかる。特許文献5に記載された技術では、NDフィルターを傾けた量だけ絞りとレンズを離さねばならず、光軸方向に対する大きさが増大してしまうなどの光学設計上好ましくない制約が発生する、という問題を有していた。
【0012】
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、小型化した絞り装置において、簡易な構成によってフレアーの発生を防止し、これによって撮像画質の向上を図ることができる絞り装置を提供することを目的とする。また、光学系の大型化を抑えることで、装置全体の大型化を抑えることが可能な撮像装置を提供することを目的とする。また、フレアーの発生を防止することができる小型化した絞り装置を簡易かつ効率良く製造することができる絞り装置の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる絞り装置は、入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、前記光軸に面した前記絞り羽根の開口縁に前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0014】
この請求項1の発明によれば、絞り羽根の開口部に傾斜面を設けたことによって、そこを通過する光によって発生するフレアーを防止することができる。
【0015】
また、請求項2の発明にかかる絞り装置は、入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、前記各絞り羽根には、前記光軸に面する側に前記入射光の透過率を変化させる光学フィルターが設けられ、前記光学フィルターには、前記光軸に面する縁部に前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0016】
この請求項2の発明によれば、光学フィルターの縁部に傾斜面を設けたことによって、そこを通過する光によって発生するフレアーを防止することができる。
【0017】
また、請求項3の発明にかかる絞り装置は、入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、前記各絞り羽根には、前記光軸に面する開口縁に前記入射光の透過率を変化させる光学フィルターが設けられ、前記光軸に面した前記絞り羽根の開口縁と、前記光学フィルターの前記光軸に面する縁部には、それぞれ前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする。
【0018】
この請求項3の発明によれば、絞り羽根の開口部および光学フィルターの縁部にそれぞれ傾斜面を設けたことによって、そこを通過する光によって発生するフレアーを防止することができる。
【0019】
また、請求項4の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記傾斜面の角度は、略10〜15°であることを特徴とする。
【0020】
この請求項4の発明によれば、傾斜面を簡単に形成できるようになる。
【0021】
また、請求項5の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記傾斜面は、所定曲率を有する凹状の曲面としたことを特徴とする。
【0022】
また、請求項6の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明において、前記傾斜面は、所定曲率を有する凸状の曲面としたことを特徴とする。
【0023】
また、請求項7の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記傾斜面の鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して前方側に設けたことを特徴とする。
【0024】
また、請求項8の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記傾斜面の鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して後方側に設けたことを特徴とする。
【0025】
また、請求項9の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明において、前記絞り羽根が複数枚からなるとき、前記傾斜面は、各絞り羽根毎に鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して前方側、あるいは後方側となるよう組み合わせて設けたことを特徴とする。
【0026】
また、請求項10の発明にかかる絞り装置は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の発明において、前記絞り羽根および前記光学フィルターはいずれも所定厚さで平面状に形成され、前記絞り羽根の面に対し前記光学フィルターの面が面接合されてなり、該光学フィルターを備えた絞り羽根は、前記光軸に対し直交する方向の面内で往復移動可能なことを特徴とする。
【0027】
この請求項10の発明によれば、絞り羽根の移動が光軸と直交する方向のみであり、フレアーを防止できる光学フィルターを備えつつ絞り装置の大型化を抑えることができる。
【0028】
また、請求項11の発明にかかる絞り装置は、請求項2〜10のいずれか一つに記載の発明において、前記光学フィルターは、入射光を所定の透過率を有して通過させるNDフィルターであることを特徴とする。
【0029】
また、請求項12の発明にかかる撮像装置は、請求項1〜11のいずれか一つに記載の絞り装置を備えたことを特徴とする。
【0030】
この請求項12の発明によれば、フレアーの発生を防ぎつつ、撮像装置のうちの光学系の部分の大型化を抑えることができる。
【0031】
また、請求項13の発明にかかる絞り装置の製造方法は、入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置の製造方法において、入射光の透過率を変化させる光学フィルターの前記光軸に面する縁部に該光軸に対して所定の角度を有する傾斜面を設ける加工工程と、前記光学フィルターを前記傾斜面が前記光軸側に向いた状態で前記絞り羽根の前記光軸に面する開口縁に取り付ける取り付け工程とを含むことを特徴とする。
【0032】
この請求項13の発明によれば、傾斜面を有する光学フィルターによって、そこを通過する光によって発生するフレアーを防止することができる光学フィルターを備えた絞り羽根を容易に製造することができる。
【0033】
また、請求項14の発明にかかる絞り装置の製造方法は、請求項13に記載の発明において、前記加工工程は、金型を用いた打ち抜きにより前記光学フィルターに前記傾斜面を形成することを特徴とする。
【0034】
この請求項14の発明によれば、光学フィルターに対して容易に傾斜面を設けることができる。
【0035】
また、請求項15の発明にかかる絞り装置の製造方法は、請求項14に記載の発明において、前記金型を用いた打ち抜き時の傾斜面の角度は、前記光学フィルターの面と直交する角度に対し略10〜15°であることを特徴とする。
【0036】
この請求項15の発明によれば、光学フィルターに対してフレアー発生を防止できる角度の傾斜面を容易に設けることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる絞り装置、撮像装置および絞り装置の製造方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。この絞り装置は、撮像素子としてのCCDを備えたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等のレンズ(鏡筒)に設けられる。
【0038】
(実施の形態1)
図1は、この発明の絞り装置の実施の形態1の構成を示す側断面図である。絞り装置1は、2枚の絞り羽根2a,2bを備えておりこれら絞り羽根2a,2bは、前述したように薄厚の平板状に形成されており、絞り制御時には光軸Aに対して直交する方向(図中B方向)に往復移動可能である。一対の絞り羽根2a,2bは、小絞り時には互いが近接して入射光の通過量を減少させ、絞り開放時には互いが離れて入射光の通過量を増大させる。
【0039】
絞り羽根2a,2bには、光軸Aに向いた開口縁3a,3b部分にそれぞれNDフィルター4a,4bが取り付けられている。これらNDフィルター4a,4bも前述したように薄厚の平板状に形成され、絞り羽根2a,2bに対し図示のように面接合させ接着剤等を用いて固定される。
【0040】
NDフィルター4a,4bは、光軸Aに向いた縁部5a,5bに所定角度の傾斜面6a,6bが形成されてなる。この傾斜面6a,6bは、光軸Aに対して角度θを有する。角度θは、フレアーの発生を防止可能な角度である。この傾斜面6a,6bは、平滑面でなくともよい。
【0041】
図2は、絞り装置を備えたビデオカメラの概要構成を示す図である。ビデオカメラ10は、レンズ鏡筒11内部に上記絞り装置1とフォーカスロック機構(不図示)等の光学系を備える。これら光学系によって結像された被写体の像は、撮像素子であるCCD13により電気信号に変換され、CCD13の出力は信号処理部14により画像展開され、像記録部15に記録される。
【0042】
CCD13は、被写体が高輝度な場合には、絞り装置1が小絞りとなり、絞り羽根2a,2bがそれぞれ接近する方向に移動する。この際、絞り羽根2a,2bに設けられたNDフィルター4a,4bにより、入射された光の透過率を低下させ、回折現象を低下させることができる。
【0043】
このような小絞り時には、入射光がNDフィルター4a,4b部分を通過する。図1に示すように、この際、NDフィルター4a,4bの縁部5a,5bには傾斜面6a,6bが形成されており、この傾斜面6a,6bは光軸Aと平行ではない(光軸Aの直線に対し非対称)ため、フレアーの発生を防止することができるようになる。これにより、フレアーの発生が原因となっている小絞り時における解像度の低下を防止して画質改善を図れるようになる。
【0044】
このように、実施の形態1にかかる絞り装置は、光軸Aに面するNDフィルター4a,4bの縁部5a,5bに傾斜面6a,6bを設けることによって、光軸Aに対して平行な面が形成されずこの縁部5a,5bの光反射によるフレアーの発生を抑え撮像画質を改善できるようになる。また、絞り装置1の絞り羽根2a,2b、およびNDフィルター4a,4bは共に薄厚であり、光軸Aと直交する方向に移動する構成であるため、構造が簡単で小型化でき光学設計上の新たな制約が生じることがなく、既存の寸法基準で設計できるようになる。また、絞り羽根2a,2bに対しNDフィルター4a,4bを面接合させて設けることができ、接合時の特殊な加工(折り曲げて接着する等)が不要であるため、特別な接着治具や接着技術を必要としない。
【0045】
(実施の形態2)
図3は、この発明の絞り装置の実施の形態2の構成を示す側断面図である。実施の形態2の構成は、絞り羽根2a,2bに直接、傾斜面を設けた構成である。絞り装置1がNDフィルター4a,4bを備えず、絞り羽根2a,2bのみで構成することもある。このような構成時において、絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bを傾斜面7a,7bとする。傾斜面7a,7bは、光軸Aに対し、実施の形態1と同様に角度θを有する。
【0046】
絞り羽根2a,2bの移動で絞り量を可変し、特に、小絞りになったとき入射した光は、絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bによって遮蔽されるが、この開口縁3a,3bには傾斜面7a,7bが形成されているため、やはり光軸Aに対して平行な面が形成されず、フレアーの発生を防止することができるようになる。
【0047】
このように、実施の形態2にかかる絞り装置は、光軸Aに面する絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bに傾斜面7a,7bを設けることによって、光軸Aに対して平行な面が形成されずこの開口縁3a,3bの光反射によるフレアーの発生を抑え撮像画質を改善できるようになる。また、絞り装置1の絞り羽根2a,2bは薄厚であり、光軸Aと直交する方向に移動する構成であるため、構造が簡単で小型化でき光学設計上の新たな制約が生じることがない。
【0048】
(実施の形態3)
図4は、この発明の絞り装置の実施の形態3の構成を示す側断面図である。実施の形態3は、実施の形態1および2を合わせた構成である。図示のように、絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bに傾斜面7a,7bを設け、また、絞り羽根2a,2bに取り付けられるNDフィルター4a,4bの縁部5a,5bにも傾斜面6a,6bを設けてなる。傾斜面6a,6bおよび傾斜面7a,7bは、光軸Aに対し、実施の形態1と同様に角度θを有する。
【0049】
上記構成により、小絞り時において、NDフィルター4a,4bを通過する光にフレアーの発生を防止するとともに、中絞り時等、絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bによって入射光を遮蔽する際においても、開口縁3a,3bに設けられた傾斜面7a,7bによってフレアーの発生を防止することができるようになる。これにより、絞り装置における所定範囲の絞り開度(特に、小絞り〜中絞り時)におけるフレアーの発生を効率的に防止できるようになる。
【0050】
このように、実施の形態3にかかる絞り装置は、光軸Aに面するNDフィルター4a,4bの縁部5a,5bに傾斜面6a,6bを設け、さらに、絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bに傾斜面7a,7bを設けることによって、光軸Aに対して平行な面が形成されずこれらNDフィルター4a,4bの縁部5a,5b、および絞り羽根2a,2bの開口縁3a,3bの光反射によるフレアーの発生を抑え撮像画質を改善できるようになる。また、絞り装置1の絞り羽根2a,2b、およびNDフィルター4a,4bは共に薄厚であり、光軸Aと直交する方向に移動する構成であるため、構造が簡単で小型化でき光学設計上の新たな制約が生じることがなく、既存の寸法基準で設計できるようになる。また、絞り羽根2a,2bに対しNDフィルター4a,4bを面接合させて設けることができ、接合時の特殊な加工(折り曲げて接着する等)が不要であるため、特別な接着治具や接着技術を必要としない。
【0051】
上記の各実施の形態の説明では、光学フィルターとしてNDフィルター4a,4bを例にとり、このNDフィルター4a,4bに傾斜面6a,6bを設ける構成とした。しかし、傾斜面6a,6bは、NDフィルター4a,4bに設けるに限らず、スポットフィルターや、赤外カットフィルター等のほかの光学フィルターに対し同様に設けてフレアーの発生を防止し、画質改善効果を得ることができる。
【0052】
上記の各実施の形態において説明した傾斜面の傾き方向は、光の入射方向で見て傾斜面6a,6bの鋭角頂点6aa,6baが対物側(前方)に位置する場合(図1参照)、あるいは、図5に示す他の構成例のように、鋭角頂点6aa,6baが結像側(後方)に位置する場合、のいずれに傾けた場合であってもフレアー発生を防止し画質改善できる。
【0053】
図6および図7は、傾斜面6a,6bの他の構成例を示す部分拡大図である。図6に示す例は、傾斜面6aを上述した構成の平坦面ではなく凹状の曲面6abとしたものである。具体的にはNDフィルター4aの縁部5aに角度θの傾斜面6aを基準とする面に対して所定曲率の凹状の曲面6abを形成する。また、図7に示す例は、傾斜面6aに所定の曲率を有する凸状の曲面6acを形成したものである。なお、他方のNDフィルター4b側についても同様に傾斜面6bに対して凹状あるいは凸状の曲面を形成すればよい。このようにNDフィルター4a,4bの端部に凹状あるいは凸状の曲面を形成しても上記同様にフレアーの発生を防止できる。
【0054】
なお、発明者等の実験の結果、図1に示すように、傾斜面6a,6bの鋭角頂点6aa,6baが対物側に位置する状態とした方が画質改善効果が高い結果が得られた。また、絞り羽根を一対(2枚)の構成としたとき、NDフィルター4a,4bに形成する傾斜面6a,6bの鋭角頂点6aa,6baの位置は、いずれも前方あるいは後方の同一方向であってもよいほか、互いに異なる方向であってもよい。以上説明したNDフィルター4a,4bの傾斜面6a,6bの傾き方向と曲面に関する変形例は、絞り羽根2a,2bの傾斜面7a,7bについても同様の変形例として適用することができる。
【0055】
上記各実施の形態で説明した絞り装置は、一対(2枚)の絞り羽根2a,2bを有する構成としたが、これに限らず、3枚以上複数枚の絞り羽根がそれぞれ光軸に対し近接あるいは離れる方向に移動する構成であっても同様に適用することができる。この場合、NDフィルターは、各枚毎に傾斜面の鋭角頂点の位置が異なるよう組み合わせてもよい。例えば、複数枚の絞り羽根を環状に設けた絞り装置においては、隣接するNDフィルター毎に鋭角頂点を前方側と後方側で交互に配置させてもよい。
【0056】
以上説明したNDフィルター4a,4bに対し傾斜面6a,6bを形成する具体的加工方法としては、1)アセトンをNDフィルター4a,4bの縁部5a,5bに塗布し溶解させて形成させる方法や、2)NDフィルター4a,4bの縁部5a,5bをヤスリがけにより削る方法や、3)金型での打ち抜きによる方法を試みた。いずれの方法であっても、同様にフレアー発生を防止できることを確認した。これにより、各種加工方法を用いてNDフィルター4a,4bに所定の角度θを有する傾斜面6a,6bを形成することにより、フレアーの発生を防止し画質改善を図れるようになる。なお、現状、時間当たりの生産効率では、3)金型での打ち抜き方法が最も効率が高い。
【0057】
そして、発明者等の実験の結果、上記傾斜面6a,6bの角度θは、略10〜15°の範囲でフレアー低減の効果が得られた。そして、10°よりも小さな角度ではフレアー低減の効果がほとんど得られなかった。一方、最大の角度θを15°としたのは、現状において、3)金型での打ち抜きの最大角度の制約がほぼ15°であるためである。
【0058】
このように、上記フィルターや絞り羽根に傾斜面を設けた絞り装置は、小型化されたCCD等の撮像素子を備えたデジタルスチルカメラや上記ビデオカメラ10等の撮像装置に適用できるほか、銀塩カメラにも適用でき、同様にフレアーの発生を防止して画質の改善を図れるようになる。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の絞り装置によれば、絞り羽根または光学フィルターの簡易な構成によってフレアーの発生を防止し、これによって撮像画質の向上が図れるようになるという効果を奏する。また、この発明の撮像装置によれば、光学系が大型化することなく、装置全体の大型化を抑えつつフレアーの発生を防止し、フレアーの発生にともなう撮像画質の低下を防止することができるという効果を奏する。また、この発明の絞り装置の製造方法によれば、フレアーの発生を防止することができる絞り装置の大型化を抑えつつ容易に製造することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の絞り装置の実施の形態1の構成を示す側断面図である。
【図2】絞り装置を備えたビデオカメラの概要構成を示す図である。
【図3】この発明の絞り装置の実施の形態2の構成を示す側断面図である。
【図4】この発明の絞り装置の実施の形態3の構成を示す側断面図である。
【図5】この発明の絞り装置の他の構成例を示す側断面図である。
【図6】傾斜面の他の構成例を示す部分拡大図である。
【図7】傾斜面の他の構成例を示す部分拡大図である。
【図8】従来の絞り装置における2枚の絞り羽根を組み合わせた状態を示す斜視図である。
【図9】鏡筒内のレンズ保持構造を示す要部断面図である。
【図10】従来の絞り装置の部分拡大側断面図である。
【符号の説明】
1 絞り装置
2a,2b 絞り羽根
3a,3b 開口縁
4a,4b NDフィルター
6a,6b,7a,7b 傾斜面
6ab 凹状の曲面
6ac 凸状の曲面
10 ビデオカメラ
11 レンズ鏡筒
13 CCD
14 信号処理部
15 像記録部
A 光軸
θ 光軸に対する傾斜面の角度
Claims (15)
- 入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、
前記光軸に面した前記絞り羽根の開口縁に前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする絞り装置。 - 入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、
前記各絞り羽根には、前記光軸に面する側に前記入射光の透過率を変化させる光学フィルターが設けられ、
前記光学フィルターには、前記光軸に面する縁部に前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする絞り装置。 - 入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置において、
前記各絞り羽根には、前記光軸に面する開口縁に前記入射光の透過率を変化させる光学フィルターが設けられ、
前記光軸に面した前記絞り羽根の開口縁と、前記光学フィルターの前記光軸に面する縁部には、それぞれ前記光軸に対し所定の角度を有する傾斜面を設けたことを特徴とする絞り装置。 - 前記傾斜面の角度は、略10〜15°であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記傾斜面は、所定曲率を有する凹状の曲面としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記傾斜面は、所定曲率を有する凸状の曲面としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記傾斜面の鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して前方側に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記傾斜面の鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して後方側に設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記絞り羽根が複数枚からなるとき、前記傾斜面は、各絞り羽根毎に鋭角頂点を前記入射光の入射方向に対して前方側、あるいは後方側となるよう組み合わせて設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記絞り羽根および前記光学フィルターはいずれも所定厚さで平面状に形成され、前記絞り羽根の面に対し前記光学フィルターの面が面接合されてなり、該光学フィルターを備えた絞り羽根は、前記光軸に対し直交する方向の面内で往復移動可能なことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 前記光学フィルターは、入射光を所定の透過率を有して通過させるNDフィルターであることを特徴とする請求項2〜10のいずれか一つに記載の絞り装置。
- 請求項1〜11のいずれか一つに記載の絞り装置を備えたことを特徴とする撮像装置。
- 入射光の光軸に対して近接あるいは離れる方向に移動可能な絞り羽根を備えた絞り装置の製造方法において、
入射光の透過率を変化させる光学フィルターの前記光軸に面する縁部に該光軸に対して所定の角度を有する傾斜面を設ける加工工程と、
前記光学フィルターを前記傾斜面が前記光軸側に向いた状態で前記絞り羽根の前記光軸に面する開口縁に取り付ける取り付け工程と、
を含むことを特徴とする絞り装置の製造方法。 - 前記加工工程は、金型を用いた打ち抜きにより前記光学フィルターに前記傾斜面を形成することを特徴とする請求項13に記載の絞り装置の製造方法。
- 前記金型を用いた打ち抜き時の傾斜面の角度は、前記光学フィルターの面と直交する角度に対し略10〜15°であることを特徴とする請求項14に記載の絞り装置の製造方法。
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