JP3889908B2 - 車両用警報表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両において発生した警報状態を表示する車両用警報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両において発生する各種の警報状態は、一般に、警報状態の発生を検出したセンサ等からの信号に基づいて、その警報状態の内容を表すシンボルマークをメータユニットの文字板上で発光表示させることにより行われており、運転者等は、この発光表示されたシンボルマークによって発生した警報状態の内容を把握し、必要に応じて適当な対策を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したシンボルマークの発光による従来の表示形態では、警報状態の発生に伴ってシンボルマークによる発光表示が行われても、シンボルマークの意味を理解していない場合や、理解していてもそのシンボルマークの表す警報状態に関係する部分が車両のどこであるのかを知らない場合には、車両のどの辺りに警報状態が発生しているのかを全く把握できず、適切な対策を必要に応じて行えなくなってしまうという不具合があった。
【0004】
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、車両において発生した警報状態の内容を示すシンボルマークの意味を理解していない場合であっても、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握することができる車両用警報表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置は、車両において発生した警報状態を表示する車両用警報表示装置であって、前記警報状態の発生した部位を前記車両の外形図上において指示する発生部位指示図が表示される発生部位表示部と、前記発生部位表示部の近傍に配置され、前記発生部位指示図において指示された前記警報状態の発生した部位に存在する複数の警報状態発生候補機器のうち、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が選択的に表示される警報機器表示部と、を備え、前記警報機器表示部が、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器の選択的な表示を、該警報状態発生候補機器を示す文字、記号、図形等のキャラクタのうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器を示す前記キャラクタのみの表示によって行うことを特徴とする。
【0006】
また、請求項2に記載した本発明の車両用警報表示装置は、請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記外形図に、前記車両の複数の座席を示す座席図が含まれており、前記複数の警報状態発生候補機器に、前記各座席に対応して警報状態が個別に発生し得る座席関連候補機器が含まれており、前記警報状態の発生した前記座席関連候補機器が前記警報機器表示部に選択的に表示された際、前記外形図の前記座席図上において、前記警報機器表示部に選択的に表示された前記座席関連候補機器に警報状態の発生した前記座席が、前記警報状態の発生した部位として指示されるものとした。
【0007】
さらに、請求項3に記載した本発明の車両用警報表示装置は、請求項1又は2に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記複数の警報状態発生候補機器が、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記発生部位表示部及び前記警報機器表示部のうち少なくとも一方の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備えるものとした。
【0008】
また、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置は、車両が有する複数の警報状態発生候補機器のうち警報状態の発生した警報状態発生候補機器を、選択的に表示する車両用警報表示装置であって、前記車両の外形図が表示される外形図表示部を有しており、前記外形図上の、前記車両のうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が存在する車両箇所に相当する外形図箇所に、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が表示されることを特徴とする。
【0009】
さらに、請求項5に記載した本発明の車両用警報表示装置は、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記複数の警報状態発生候補機器が、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記外形図表示部の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備えるものとした。
【0011】
請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、発生部位表示部に表示される発生部位指示図によって警報状態の発生した部位が車両の外形図上で指示され、その指示された部位における実際に警報状態の発生した警報状態発生候補機器が、発生部位表示部の近傍に配置された警報機器表示部に選択的に表示されることになる。
【0012】
また、請求項2に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置において、複数の警報状態発生候補機器に含まれる座席関連候補機器に警報状態が発生すると、その座席関連候補機器が警報機器表示部に選択的に表示されると共に、警報状態の発生した座席関連候補機器に対応する座席が、発生部位表示部に表示される発生部位指示図の外形図に含まれる座席図上において、警報状態の発生した部位として指示されることになる。
【0013】
さらに、請求項3に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項1又は2に記載した本発明の車両用警報表示装置において、実際に警報状態が発生して警報機器表示部に選択的に表示された警報状態発生候補機器が、車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器である場合には、その補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図が、発生部位表示部及び警報機器表示部のうち少なくとも一方の近傍に配置された取扱表示部に表示されることになる。
【0014】
また、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、外形図表示部に表示される車両の外形図上の、警報状態の発生した警報状態発生候補機器が存在する車両箇所に相当する外形図箇所に、警報状態の発生した警報状態発生候補機器が表示されることになる。
【0015】
さらに、請求項5に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置において、実際に警報状態が発生して、外形図表示部の外形図上の対応する箇所に選択的に表示された警報状態発生候補機器が、車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器である場合には、その補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図が、外形図表示部の近傍に配置された取扱表示部に表示されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の車両用警報表示装置の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は本発明の第1実施形態による車両用警報表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図で、図1に示す車両用警報表示装置(以下、「表示装置」と略記する。)の表示画面は、例えば、車両の運転席のダッシュボードに組み込まれた速度計等を有するコンビネーションメータ(図示せず)の、表面が黒色に着色された不図示の文字板の一角を占有するように構成されており、発生部位表示部1と、警報機器表示部3と、取扱表示部5とを有している。
【0019】
このうち、前記発生部位表示部1は、表示画面の左右方向略中央に配置されており、この発生部位表示部1には、平面視した車両の外形図1aが背後の専用照明光源(図示せず)により白色等で常時点灯表示されると共に、この外形図1aに重なるように、警報状態の発生した車両上の部位を示す部位指示マーク1b(発生部位指示図に相当)が、背後の専用照明光源(図示せず)の点灯による透過照明によって赤色等で選択的に発光表示される。
【0020】
尚、図1中では車両のボンネット部分に警報状態が発生したことを表示するために、外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが表示されている状態を示している。
【0021】
前記警報機器表示部3は、発生部位表示部1に隣接するように表示画面の左側に配置されており、この警報機器表示部3には、車両のボンネット部分に存在するバッテリ、ラジエータ、及び、エンジン(いずれも図示せず)についての警報状態の発生候補であるバッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常の各ウォーニングシンボル3a〜3dが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって赤色又は橙色で選択的に発光表示される。
【0022】
また、警報機器表示部3には、前記各ウォーニングシンボル3a〜3dを囲んで外形図1a上のボンネット部分を指し示す部位拡大指示枠3eが、背後の専用照明光源(図示せず)の点灯による透過照明によって白色等で選択的に発光表示される。
【0023】
前記取扱表示部5は、発生部位表示部1に隣接するように表示画面の右側に配置されており、この取扱表示部5には、車両の乗員による補修が不可能で、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警告状態の際に、「CALL」の文字5aとメカニックのウォーニングシンボル5cとが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって橙色で選択的に発光表示される。
【0024】
また、取扱表示部5には、車両の乗員による補修が不可能で、車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警告状態の際に、「GO」の文字5bとメカニックのウォーニングシンボル5cとが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって橙色で選択的に発光表示される。
【0025】
尚、第1実施形態の表示装置では、「CALL」の文字5aとメカニックのウォーニングシンボル5cとの組み合わせや、「GO」の文字5bとメカニックのウォーニングシンボル5cとの組み合わせにより、請求項中の取扱指示図が構成されている。
【0026】
次に、上述のように構成された第1実施形態の表示装置の動作(作用)について説明する。
【0027】
まず、車両の不図示のイグニッションスイッチがオフの状態では、発生部位表示部1、警報機器表示部3、及び、取扱表示部5のいずれにも、一切何も表示されていない。
【0028】
この状態でイグニッションスイッチをオンにすると、図1に示すように、発生部位表示部1の外形図1a及び部位指示マーク1b、警報機器表示部3の各ウォーニングシンボル3a〜3d及び部位拡大指示枠3e、並びに、取扱表示部5の各文字5a,5b及びウォーニングシンボル5cの全てが一瞬点灯表示された後、発生部位表示部1の外形図1aを除いて全て消灯されて、図2の説明図に示すような表示状態となる。
【0029】
そして、車両の走行中にバッテリの充電電圧が所定の基準値を下回るほど低下すると、ファンベルトの切れ等、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図3の説明図に示すような表示状態となる。
【0030】
即ち、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが点灯表示されて、バッテリの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eとバッテリ充電異常のウォーニングシンボル3aとが点灯表示されて、バッテリの充電電圧が所定の基準値を下回るほど低下したことが強調表示される。
【0031】
加えて、取扱表示部5に「CALL」の文字5aとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0032】
また、車両の走行中にラジエータ内のエンジン冷却水の温度が低すぎる状態になると、エンジンのオーバークールという、車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図4の説明図に示すような表示状態となる。
【0033】
即ち、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが点灯表示されて、ラジエータの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eとエンジン冷却水温異常のウォーニングシンボル3b(但し、文字の表示は「LO」のみ。)とが点灯表示されて、エンジン冷却水の温度が異常に低下したことが強調表示される。
【0034】
加えて、取扱表示部5に「GO」の文字5bとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることが表示される。
【0035】
一方、車両の走行中にラジエータ内のエンジン冷却水の温度が高すぎる状態になると、エンジンのオーバーヒートという、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図5の説明図に示すような表示状態となる。
【0036】
即ち、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが点灯表示されて、ラジエータの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eとエンジン冷却水温異常のウォーニングシンボル3b(但し、文字の表示は「HI」のみ。)とが点灯表示されて、エンジン冷却水の温度が異常に上昇したことが強調表示される。
【0037】
加えて、取扱表示部5に「CALL」の文字5aとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0038】
さらに、車両の走行中にエンジンの潤滑オイルの圧力が所定の基準値を下回るほど低下すると、油圧回路系の動作不良等、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図6の説明図に示すような表示状態となる。
【0039】
即ち、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが点灯表示されて、エンジンの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eとエンジン潤滑オイル圧異常のウォーニングシンボル3cとが点灯表示されて、エンジンの潤滑オイルの圧力が所定の基準値を下回るほど低下したことが強調表示される。
【0040】
加えて、取扱表示部5に「CALL」の文字5aとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0041】
また、車両の走行中にエンジンの回転数制御等の電子制御に異常が発生すると、エンジン制御用コンピュータの故障等、車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図7の説明図に示すような表示状態となる。
【0042】
即ち、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分に部位指示マーク1bが点灯表示されて、エンジンの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eと電子制御異常のウォーニングシンボル3dとが点灯表示されて、エンジンの回転数制御等の電子制御に異常が発生したことが強調表示される。
【0043】
加えて、取扱表示部5に「GO」の文字5bとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることが表示される。
【0044】
このように第1実施形態の表示装置によれば、車両のボンネット部分に存在するバッテリ、ラジエータ、及び、エンジンに関連する警報状態が発生すると、警報機器表示部3におけるバッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常の各ウォーニングシンボル3a〜3dの選択的な点灯表示によって、発生した警報状態の具体的な内容が表示されるだけでなく、発生部位表示部1の外形図1a上のボンネット部分における部位指示マーク1bの点灯表示によって、警報状態が発生したのが車両のボンネット部分であることが表示される構成とした。
【0045】
このため、警報機器表示部3に部位拡大指示枠3eと共に選択的に点灯表示される、バッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常の各ウォーニングシンボル3a〜3dがいかなるものに関係するものであり、車両のどの辺りに存在するものであるかを、具体的に認識していなくても、発生部位表示部1の部位指示マーク1bが外形図1a上のどの辺りに表示されているかによって、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握して、適切な対策を必要に応じて迅速に行えるようにすることができる。
【0046】
次に、本発明の第2実施形態による表示装置を、図8乃至図15を参照して説明する。
【0047】
図8は本発明の第2実施形態による表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図で、図8に示す表示装置の表示画面は、第1実施形態の表示装置の表示画面と同様に、例えば、車両の運転席のダッシュボードに組み込まれた速度計等を有するコンビネーションメータ(図示せず)の、表面が黒色に着色された不図示の文字板の一角を占有するように構成されており、警報表示部3Aを有している。
【0048】
そして、前記警報表示部3A(外形図表示部に相当)には、側面から見た車両の外形図1cが背後の専用照明光源(図示せず)により白色等で常時点灯表示されると共に、この外形図1cに重なるように、パーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS(アンチロックブレーキシステム)、エアバック・プリテンショナー(シートベルトロックシステム)異常、ハイビーム、後部座席シートベルト非着用の各ウォーニングシンボル3f〜3mが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって赤色や橙色、青色で選択的に発光表示される。
【0049】
次に、上述のように構成された第2実施形態の表示装置の動作(作用)について説明する。
【0050】
まず、車両の不図示のイグニッションスイッチがオフの状態では、警報表示部3Aには一切何も表示されていない。
【0051】
この状態でイグニッションスイッチをオンにすると、図8に示すように、外形図1c及び各ウォーニングシンボル3f〜3mの全てが一瞬点灯表示される。
【0052】
そして、その後、パーキングブレーキ(図示せず)がかかっておらず、また、ヘッドランプ(図示せず)がハイビームで点灯されておらず、かつ、後部座席のシートベルトのタングがバックル(いずれも図示せず)に装着されていれば、外形図1cを除いて各ウォーニングシンボル3f〜3mが全て消灯されて、図9の説明図に示すような表示状態となる。
【0053】
一方、不図示のパーキングブレーキがかかっていると、図10の説明図に示すように、外形図1cの後輪の部分にパーキングブレーキのウォーニングシンボル3fが点灯され、後部座席の不図示のシートベルトのタングがバックルに装着されていなければ、図11の説明図に示すように、外形図1cの後輪の上方の部分に後部座席シートベルト非着用のウォーニングシンボル3mが点灯される。
【0054】
また、車両の走行中にヘッドランプ(図示せず)がハイビームで点灯されると、図12の説明図に示すように、外形図1cのフロントフェンダの先端部分にハイビームのウォーニングシンボル3kが点灯される。
【0055】
さらに、車両の走行中にブレーキフルードの量が不足状態となり、これが不図示のポテンショメータ等により検出されると、ブレーキフルード不足の警報状態が発生したものと判断されて、図13の説明図に示すように、外形図1cの前輪の部分にブレーキ異常のウォーニングシンボル3gが点灯される。
【0056】
また、車両の走行中にABSに異常が発生し、これが不図示の検出回路等により検出されると、ABS異常の警報状態が発生したものと判断されて、図14の説明図に示すように、外形図1cの前輪の部分にブレーキ異常のウォーニングシンボル3gが点灯されると共に、その外側に「ABS」の文字からなるABSのウォーニングシンボル3hが同時に点灯される。
【0057】
さらに、車両の走行中にエアバック・プリテンショナーに異常が発生し、これが不図示のセンサ等により検出されると、エアバック・プリテンショナー異常の警報状態が発生したものと判断されて、図15の説明図に示すように、外形図1cの前輪の上方の部分にエアバック・プリテンショナー異常のウォーニングシンボル3jが点灯される。
【0058】
このように第2実施形態の表示装置によれば、車両のパーキングブレーキの使用、ブレーキフルード量の不足、ABS異常、エアバック・プリテンショナー異常、ヘッドライトのハイビーム点灯、後部座席シートベルト非着用という警報状態が発生すると、警報表示部3Aにおけるパーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS、エアバック・プリテンショナー異常、ハイビーム、後部座席シートベルト非着用の各ウォーニングシンボル3f〜3mが、外形図1c上のそれらが存在する箇所やそれらが関係する箇所に点灯表示される構成とした。
【0059】
このため、パーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS、エアバック・プリテンショナー異常、ハイビーム、後部座席シートベルト非着用の各ウォーニングシンボル3f〜3mがいかなるものに関係するものであり、車両のどの辺りに存在するものであるかを、具体的に認識していなくても、各ウォーニングシンボル3f〜3mが外形図1c上のどの箇所に表示されているかによって、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握して、適切な対策を必要に応じて迅速に行えるようにすることができる。
【0060】
次に、本発明の第3実施形態による表示装置を、図16乃至図28を参照して説明する。
【0061】
図16は本発明の第3実施形態による表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図で、図16に示す表示装置の表示画面は、第1実施形態や第2実施形態の表示装置の表示画面と同様に、例えば、車両の運転席のダッシュボードに組み込まれた速度計等を有するコンビネーションメータ(図示せず)の、表面が黒色に着色された不図示の文字板の一角を占有するように構成されており、発生部位表示部1Aと、警報機器表示部3B,3Cと、取扱表示部5Aとを有している。
【0062】
このうち、前記発生部位表示部1Aは、表示画面の左右方向略中央に配置されており、この発生部位表示部1には、左前方から斜めに見た車両とその内部の座席(座席図に相当)の外形図1dが、背後の専用照明光源(図示せず)により白色等で常時点灯表示されると共に、この外形図1dに重なるように、警報状態の発生した車両上の部位を示す部位指示マーク1e〜1n(発生部位指示図に相当)が、背後の専用照明光源(図示せず)の点灯による透過照明によって赤色等で選択的に発光表示される。
【0063】
このうち、部位指示マーク1eは外形図1d上のボンネット部分に配置されており、部位指示マーク1fは外形図1d上の前輪部分に配置されており、部位指示マーク1gは外形図1d上の後輪部分に配置されており、部位指示マーク1hは外形図1d上の後部部分に配置されており、残る部位指示マーク1j〜1nは外形図1d上の各座席部分に配置されている。
【0064】
前記警報機器表示部3B,3Cは、発生部位表示部1Aに隣接するように表示画面の左右両側に配置されており、このうち、発生部位表示部1Aの左側の警報機器表示部3Bには、前記バッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常の各ウォーニングシンボル3a〜3dが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって赤色又は橙色で選択的に発光表示される。
【0065】
一方、発生部位表示部1Aの右側の警報機器表示部3Cには、前記パーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS、エアバック・プリテンショナー異常の各ウォーニングシンボル3f〜3jの他、シートベルト非着用及びドア開の各ウォーニングシンボル3n,3pが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって赤色や橙色で選択的に発光表示される。
【0066】
前記取扱表示部5Aは、発生部位表示部1Aの上方に配置されており、この取扱表示部5Aには、車両の乗員による補修が不可能で、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警告状態の際に、電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって橙色等で選択的に発光表示される。
【0067】
また、取扱表示部5Aには、車両の乗員による補修が不可能で、車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警告状態の際に、「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとが、背後の各専用照明光源(いずれも図示せず)の点灯による透過照明によって橙色等で選択的に発光表示される。
【0068】
尚、第3実施形態の表示装置では、電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとの組み合わせや、「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとの組み合わせにより、請求項中の取扱指示図が構成されている。
【0069】
次に、上述のように構成された第3実施形態の表示装置の動作(作用)について説明する。
【0070】
まず、車両の不図示のイグニッションスイッチがオフの状態では、発生部位表示部1A、警報機器表示部3B,3C、及び、取扱表示部5Aのいずれにも、一切何も表示されていない。
【0071】
この状態でイグニッションスイッチをオンにすると、図16に示すように、発生部位表示部1Aの外形図1d及び部位指示マーク1e〜1n、警報機器表示部3B,3Cの各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3j,3n,3p、並びに、取扱表示部5Aのウォーニングシンボル5c、シンボル5d、文字5e及びの全てが一瞬点灯表示される。
【0072】
そして、その後、パーキングブレーキ(図示せず)がかかっておらず、また、各座席のシートベルトのタングがバックル(いずれも図示せず)に全て装着されており、かつ、各座席のドア(図示せず)が閉じていれば、発生部位表示部1の外形図1dを除いて全て消灯されて、図17の説明図に示すような表示状態となる。
【0073】
一方、不図示のパーキングブレーキがかかっていると、図18の説明図に示すように、外形図1dの後輪の部分に部位指示マーク1hが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにパーキングブレーキのウォーニングシンボル3fが点灯される。
【0074】
また、不図示のシートベルトのタングがバックルに装着されていなければ、例えば、助手席のシートベルトである場合には、図19の説明図に示すように、外形図1dの助手席の部分に部位指示マーク1kが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにシートベルト非着用のウォーニングシンボル3nが点灯される。
【0075】
ちなみに、シートベルトのタングがバックルに装着されていないのが運転席の場合は、外形図1dに点灯されるのが運転席部分の部位指示マーク1jとなり、運転席の真後ろの後部座席の場合は、外形図1dに点灯されるのが運転席の真後ろの後部座席部分の部位指示マーク1mとなり、助手席の真後ろの後部座席の場合は、外形図1dに点灯されるのが助手席の真後ろの後部座席部分の部位指示マーク1nとなる。
【0076】
そして、複数のシートベルトにおいてタングがバックルに装着されていない場合、外形図1dには、それら複数のシートベルトに対応する座席の部位指示マーク1j〜1nが全て点灯される。
【0077】
さらに、不図示のドアが開いていれば、例えば、後部のハッチドアである場合には、図20の説明図に示すように、外形図1dの後部部分に部位指示マーク1hが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにドア開のウォーニングシンボル3pが点灯される。
【0078】
ちなみに、ドアが開いているのが運転席の場合は、外形図1dに点灯されるのが運転席部分の部位指示マーク1jとなり、助手席の場合は、外形図1dに点灯されるのが助手席部分の部位指示マーク1kとなり、運転席の真後ろの後部座席の場合は、外形図1dに点灯されるのが運転席の真後ろの後部座席部分の部位指示マーク1mとなり、助手席の真後ろの後部座席の場合は、外形図1dに点灯されるのが助手席の真後ろの後部座席部分の部位指示マーク1nとなる。
【0079】
そして、複数のドアが開いている場合、外形図1dには、それら複数のドアに対応する座席や後部の部位指示マーク1h〜1nが全て点灯される。
【0080】
また、車両の走行中にバッテリの充電電圧が所定の基準値を下回るほど低下すると、ファンベルトの切れ等、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図21の説明図に示すような表示状態となる。
【0081】
即ち、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分に部位指示マーク1eが点灯表示されて、バッテリの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3Bにバッテリ充電異常のウォーニングシンボル3aが点灯表示されて、バッテリの充電電圧が所定の基準値を下回るほど低下したことが強調表示される。
【0082】
加えて、取扱表示部5Aに電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0083】
さらに、車両の走行中にラジエータ内のエンジン冷却水の温度が低すぎる状態になると、エンジンのオーバークールという車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図22の説明図に示すような表示状態となる。
【0084】
即ち、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分に部位指示マーク1eが点灯表示されて、ラジエータの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3Bにエンジン冷却水温異常のウォーニングシンボル3b(但し、文字の表示は「LO」のみ。)が点灯表示されて、エンジン冷却水の温度が異常に低下したことが強調表示される。
【0085】
加えて、取扱表示部5Aに「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることが表示される。
【0086】
一方、車両の走行中にラジエータ内のエンジン冷却水の温度が高すぎる状態になると、エンジンのオーバーヒートという、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図23の説明図に示すような表示状態となる。
【0087】
即ち、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分に部位指示マーク1eが点灯表示されて、ラジエータの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3Bにエンジン冷却水温異常のウォーニングシンボル3b(但し、文字の表示は「HI」のみ。)が点灯表示されて、エンジン冷却水の温度が異常に上昇したことが強調表示される。
【0088】
加えて、取扱表示部5Aに電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0089】
また、車両の走行中にエンジンの潤滑オイルの圧力が所定の基準値を下回るほど低下すると、油圧回路系の動作不良等、車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図24の説明図に示すような表示状態となる。
【0090】
即ち、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分に部位指示マーク1eが点灯表示されて、エンジンの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3Bにエンジン潤滑オイル圧異常のウォーニングシンボル3cが点灯表示されて、エンジンの潤滑オイルの圧力が所定の基準値を下回るほど低下したことが強調表示される。
【0091】
加えて、取扱表示部5Aに電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0092】
さらに、車両の走行中にエンジンの回転数制御等の電子制御に異常が発生すると、エンジン制御用コンピュータの故障等、車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるような警報状態の発生が予想されるものと判断されて、図25の説明図に示すような表示状態となる。
【0093】
即ち、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分に部位指示マーク1eが点灯表示されて、エンジンの存在する車両のボンネット部分に警報状態が発生したことが表示されると共に、警報機器表示部3Bに電子制御異常のウォーニングシンボル3dが点灯表示されて、エンジンの回転数制御等の電子制御に異常が発生したことが強調表示される。
【0094】
加えて、取扱表示部5Aに「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることが表示される。
【0095】
また、車両の走行中にブレーキフルードの量が不足状態となり、これが不図示のポテンショメータ等により検出されると、ブレーキフルード不足の警報状態が発生したものと判断されて、図26の説明図に示すように、外形図1dの前輪の部分に部位指示マーク1fが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにブレーキ異常のウォーニングシンボル3gが点灯される。
【0096】
加えて、取扱表示部5Aに電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0097】
また、車両の走行中にABSに異常が発生し、これが不図示の検出回路等により検出されると、ABS異常の警報状態が発生したものと判断されて、図27の説明図に示すように、外形図1dの前輪の部分に部位指示マーク1fが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにブレーキ異常のウォーニングシンボル3gと、「ABS」の文字からなるABSのウォーニングシンボル3hとが同時に点灯される。
【0098】
加えて、取扱表示部5Aに電話のシンボル5dとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることが表示される。
【0099】
さらに、車両の走行中にエアバック・プリテンショナーに異常が発生し、これが不図示のセンサ等により検出されると、エアバック・プリテンショナー異常の警報状態が発生したものと判断されて、例えば、運転席のエアバックやプリテンショナーの場合には、図28の説明図に示すように、外形図1dの運転席の部分に部位指示マーク1jが点灯されると共に、警報機器表示部3Cにエアバック・プリテンショナー異常のウォーニングシンボル3jが点灯される。
【0100】
ちなみに、エアバック・プリテンショナーに異常が発生しのたが助手席の場合は、外形図1dに点灯されるのが助手席部分の部位指示マーク1kとなり、運転席及び助手席共にである場合は、運転席部分の部位指示マーク1j及び助手席部分の部位指示マーク1kが両方とも外形図1dに点灯される。
【0101】
加えて、取扱表示部5Aに「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとが点灯表示されて、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることが表示される。
【0102】
このように第3実施形態の表示装置によれば、車両のボンネット部分に存在するバッテリ、ラジエータ、及び、エンジンに関連する警報状態が発生すると、警報機器表示部3Bにおけるバッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常の各ウォーニングシンボル3a〜3dの選択的な点灯表示によって、発生した警報状態の具体的な内容が表示されるだけでなく、発生部位表示部1Aの外形図1d上のボンネット部分における部位指示マーク1eの点灯表示によって、警報状態が発生したのが車両のボンネット部分であることが表示される構成とした。
【0103】
また、第3実施形態の表示装置によれば、車両のパーキングブレーキの使用、ブレーキフルード量の不足、ABS異常、エアバック・プリテンショナー異常、シートベルト非着用、ドア開という警報状態が発生すると、警報機器表示部3Cにおけるパーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS、エアバック・プリテンショナー異常、シートベルト非着用、ドア開の各ウォーニングシンボル3f〜3j,3n,3pの選択的な点灯表示によって、発生した警報状態の具体的な内容が表示されるだけでなく、発生部位表示部1Aの外形図1d上の部位指示マーク1e〜1nの点灯表示によって、警報状態が発生したのが車両のボンネット、前輪、後輪、後部、各座席のうちどの部分であるかが表示される構成とした。
【0104】
このため、バッテリ充電異常、エンジン冷却水温異常、エンジン潤滑オイル圧異常、エンジン電子制御異常、パーキングブレーキ、ブレーキ異常、ABS、エアバック・プリテンショナー異常、シートベルト非着用、ドア開の各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3j,3n,3pがいかなるものに関係するものであり、車両のどの辺りに存在するものであるかを、具体的に認識していなくても、各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3j,3n,3pが外形図1d上のどの箇所に表示されているかによって、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握して、適切な対策を必要に応じて迅速に行えるようにすることができる。
【0105】
尚、第1実施形態における「CALL」の文字5aや「GO」の文字5bとメカニックのウォーニングシンボル5cとが組み合わせて点灯表示される取扱表示部5や、第3実施形態における電話のシンボル5dや「修理」の文字5eとメカニックのウォーニングシンボル5cとが組み合わせて点灯表示される取扱表示部5Aは、各々省略してもよい。
【0106】
しかし、第1実施形態や第3実施形態の表示装置のように取扱表示部5,5Aを設ければ、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることや、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることを確実に認識させて、車両の乗員によって無理な補修作業が行われ二次的な故障等が車両に発生するのを抑制することができるので、有利である。
【0107】
逆に、第2実施形態の表示装置では設けなかった、第1実施形態や第3実施形態の表示装置のような取扱表示部を設けて、例えば、ブレーキフルード量の不足により警報表示部3Aにウォーニングシンボル3gが点灯された場合や、ABSの異常により警報表示部3Aにウォーニングシンボル3g,3hが点灯された場合に、発生した警報状態が車両の走行を直ちに止めて専門のメカニックへの通報を必要とするようなものであることを表示させたり、エアバック・プリテンショナーの異常により警報表示部3Aにウォーニングシンボル3jが点灯された場合に、発生した警報状態が車両を専門のメカニックによる点検に出す必要があるようなものであることを表示させる構成としてもよい。
【0108】
そして、メカニックのウォーニングシンボル5cと組み合わせて点灯表示するのは、第1実施形態の取扱表示部5において行ったような、「CALL」の文字5aか「GO」の文字5bのどちらか一方のみや、第3実施形態の表示装置の取扱表示部5Aにおいて行ったような、電話のシンボル5dか「修理」の文字5eのどちらか一方のみに限らず、発生した警報状態の内容如何では、「CALL」の文字5a及び「GO」の文字5bの両方や、電話のシンボル5d及び「修理」の文字5eの両方が、メカニックのウォーニングシンボル5cと組み合わせて点灯表示される場合があってもよい。
【0109】
また、第1乃至第3実施形態の表示装置の警報機器表示部3,3A,3B,3Cにおける、各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3pの選択的な発光表示は、それら各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3pの背後の各専用照明光源の点灯による透過照明によって行わずに、各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3pの表示が可能な単一の例えばマトリクス表示器やカラー液晶ディスプレイによって行うようにしてもよい。
【0110】
しかし、第1乃至第3実施形態の表示装置のように各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3pの背後の各専用照明光源の点灯による透過照明によって行うようにすれば、マトリクス表示器やカラー液晶ディスプレイのような高価な表示手段を用いず安価に各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3pを選択的に発光表示させることができるので、有利である。
【0111】
そして、エンジン冷却水温異常のウォーニングシンボル3bにおける「LO」や「HI」の文字は、「低」や「高」といった文字に変更してもよい。
【0112】
さらに、第1実施形態や第3実施形態では、表示画面の左右方向中央に発生部位表示部1,1Aを配置したが、発生部位表示部1,1Aの配置は表示画面の左右方向中央に限らず任意であり、また、第1実施形態では発生部位表示部1の左側に警報機器表示部3を配置し、第3実施形態では発生部位表示部1Aの左右両側に警報機器表示部3B,3Cを配置したが、発生部位表示部1,1Aの近傍であれば、警報機器表示部3,3B,3Cの配置は第1実施形態や第3実施形態で示した箇所に限らず任意である。
【0113】
同様に、第1実施形態では表示画面の発生部位表示部1の右側に取扱表示部5を配置し、第3実施形態では発生部位表示部1Aの上方に取扱表示部5Aを配置したが、発生部位表示部1,1Aや警報機器表示部3,3B,3Cの表示と、「CALL」の文字5aや「GO」の文字5b、或は、電話のシンボル5dや「修理」の文字5eと、メカニックのウォーニングシンボル5cとの組み合わせによる表示との関連性を認識できるように、これら発生部位表示部1,1Aや警報機器表示部3,3B,3Cの少なくとも一方の近傍であれば、取扱表示部5,5Aの配置は第1実施形態や第3実施形態で示した箇所に限らず任意である。
【0114】
また、第1実施形態では発生部位表示部1の部位指示マーク1bを表示させる外形図1aが車両の平面図である場合を例に取って説明し、第2実施形態では各ウォーニングシンボル3a〜3d,3f〜3mを表示させる外形図1cが側面図である場合を例に取って説明し、第3実施形態では発生部位表示部1Aの部位指示マーク1e〜1nを表示させる外形図1dが左前方から斜めに見た図である場合を例に取って説明したが、外形図1a,1c,1dは車両の平面図や側面図、左前方から斜めに見た図に限らず、正面図や背面図、或は、左前方以外の箇所から斜めに見た図であってもよい。
【0115】
さらに、第1乃至第3の各実施形態では、車両のボンネット部分に存在するバッテリ、ラジエータ、エンジン、並びに、ヘッドライトのハイビーム点灯や、足回り(車輪)絡みのパーキングブレーキ、ブレーキフルード、及び、ABS、それから、座席等に関連するエアバック・プリテンショナー、シートベルト、ドアといったものについて、警報状態が発生した場合の表示形態を例に取って説明したが、本発明は、例えば、エンジン排気温異常、タイヤ空気圧異常、ブレーキオイル圧異常といった、上述した部分以外に存在する車両の各部に警報状態が発生した場合にも適用可能であることは言うまでもない。
【0116】
そして、車両の各部に警報状態が発生した際に広く本発明を適用する場合、マトリクス表示器やカラー液晶ディスプレイのようなウォーニングシンボルが複数パターン表示可能な表示手段を発生部位表示部1,1Aとして用い、警報状態が発生した車両の部位に応じて、平面図、正面図、背面図、側面図、並びに、斜視図等のうち、最も的確にその部位を部位指示マーク1b,1e〜1nにより指示できる図を外形図1a,1dとして選択するようにしてもよい。
【0117】
また、第1乃至第3の各実施形態では、表示装置により一角が占有される文字板が、表面を黒色に着色されているものである場合を例に取って説明したが、本発明は、例えば、白色や青色等、表面色が黒色以外の文字板に配置される表示装置においても、同様に適用可能であることは言うまでもない。
【0118】
さらに、第1乃至第3の各実施形態では、表示装置が車両の運転席のダッシュボードに組み込まれたコンビネーションメータの一角を占有するように配置されている場合を例に取って説明したが、本発明は、コンビネーションメータとは独立して表示装置が車両に配置される場合にも適用可能であることは勿論のことである。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、前記目的を達成するため請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置は、車両において発生した警報状態を表示する車両用警報表示装置であって、前記警報状態の発生した部位を前記車両の外形図上において指示する発生部位指示図が表示される発生部位表示部と、前記発生部位表示部の近傍に配置され、前記発生部位指示図において指示された前記警報状態の発生した部位に存在する複数の警報状態発生候補機器のうち、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が選択的に表示される警報機器表示部と、を備え、前記警報機器表示部が、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器の選択的な表示を、該警報状態発生候補機器を示す文字、記号、図形等のキャラクタのうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器を示す前記キャラクタのみの表示によって行う構成とした。
【0120】
このため、警報機器表示部に選択的に表示される警報状態の発生した警報状態発生候補機器がいかなるもので車両のどの辺りに存在するものであるかを、具体的に認識していなくても、発生部位表示部に表示される発生部位指示図において車両の外形図上で指示されている部位により、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握して適切な対策を必要に応じて行えるようにすることができ、警報状態の発生した警報状態発生候補機器の選択的な表示を、警報状態発生候補機器を示すキャラクタの表示が複数パターン可能な単一の例えばマトリクス表示手段のような高価な表示手段を用いずに、従来の警報状態発生候補機器のキャラクタ表示に用いる表示手段によって安価に行うことができる。
【0121】
また、請求項2に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記外形図に、前記車両の複数の座席を示す座席図が含まれており、前記複数の警報状態発生候補機器に、前記各座席に対応して警報状態が個別に発生し得る座席関連候補機器が含まれており、前記警報状態の発生した前記座席関連候補機器が前記警報機器表示部に選択的に表示された際、前記外形図の前記座席図上において、前記警報機器表示部に選択的に表示された前記座席関連候補機器に警報状態の発生した前記座席が、前記警報状態の発生した部位として指示される構成とした。
【0122】
このため、請求項1に記載した本発明の車両用警報表示装置において、実際に警報状態が発生した警報状態発生候補機器が、車両の各座席に対応して警報状態が個別に発生し得る座席関連候補機器である場合に、発生部位指示図の外形図に含まれて発生部位表示部に表示される座席図上において、警報状態の発生した部位として指示されている座席を確認することで、警報状態が発生した座席関連候補機器がどの座席に対応するものであるかを容易に認識させることができる。
【0123】
さらに、請求項3に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項1又は2に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記複数の警報状態発生候補機器が、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記発生部位表示部及び前記警報機器表示部のうち少なくとも一方の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備える構成とした。
【0124】
このため、請求項1又は2に記載した本発明の車両用警報表示装置において、発生部位表示部及び警報機器表示部のうち少なくとも一方の近傍に配置された取扱表示部に表示される取扱指示図により、実際に警報状態が発生した警報状態発生候補機器が車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器であることを確実に認識させて、車両の乗員によって無理な補修作業が行われ二次的な故障等が発生するのを抑制することができる。
【0125】
また、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、車両が有する複数の警報状態発生候補機器のうち警報状態の発生した警報状態発生候補機器を、選択的に表示する車両用警報表示装置であって、前記車両の外形図が表示される外形図表示部を有しており、前記外形図上の、前記車両のうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が存在する車両箇所に相当する外形図箇所に、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が表示される構成とした。
【0126】
このため、外形図表示部の外形図上に選択的に表示される警報状態の発生した警報状態発生候補機器がいかなるもので車両のどの辺りに存在するものであるかを、具体的に認識していなくても、発生部位表示部に表示される発生部位指示図の外形図上において、警報状態の発生した警報状態発生候補機器がどの辺りに表示されているかにより、車両のどの辺りで警報状態が発生したのかを確実に把握して適切な対策を必要に応じて行えるようにすることができる。
【0127】
さらに、請求項5に記載した本発明の車両用警報表示装置によれば、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置において、前記複数の警報状態発生候補機器が、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記外形図表示部の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備える構成とした。
【0128】
このため、請求項4に記載した本発明の車両用警報表示装置において、外形図表示部の近傍に配置された取扱表示部に表示される取扱指示図により、実際に警報状態が発生した警報状態発生候補機器が車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器であることを確実に認識させて、車両の乗員によって無理な補修作業が行われ二次的な故障等が発生するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による車両用警報表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図である。
【図2】イグニッションスイッチのオン直後における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図3】車両走行中のバッテリ充電電圧の低下時における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図4】車両走行中のエンジン冷却水温の異常低下時における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図5】車両走行中のエンジン冷却水温の異常上昇時における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図6】車両走行中のエンジン潤滑オイル圧低下時における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図7】車両走行中のエンジン電子制御異常発生時における図1の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施形態による車両用警報表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図である。
【図9】イグニッションスイッチのオン直後における通常時の図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図10】イグニッションスイッチのオン直後におけるパーキングブレーキ使用時の図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図11】イグニッションスイッチのオン直後における後部座席シートベルト非着用時の図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図12】車両走行中のヘッドランプハイビーム点灯時における図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図13】車両走行中のブレーキフルード量不足時における図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図14】車両走行中のABS異常発生時における図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図15】車両走行中のエアバック・プリテンショナー異常発生時における図8の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図16】本発明の第3実施形態による車両用警報表示装置の表示画面の概略構成を示す説明図である。
【図17】イグニッションスイッチのオン直後における通常時の図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図18】イグニッションスイッチのオン直後におけるパーキングブレーキ使用時の図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図19】イグニッションスイッチのオン直後におけるシートベルト非着用時の図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図20】イグニッションスイッチのオン直後におけるドア開時の図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図21】車両走行中のバッテリ充電電圧の低下時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図22】車両走行中のエンジン冷却水温の異常低下時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図23】車両走行中のエンジン冷却水温の異常上昇時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図24】車両走行中のエンジン潤滑オイル圧低下時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図25】車両走行中のエンジン電子制御異常発生時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図26】車両走行中のブレーキフルード量不足時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図27】車両走行中のABS異常発生時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【図28】車両走行中のエアバック・プリテンショナー異常発生時における図16の表示画面の表示状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1,1A 発生部位表示部
1a,1c 外形図
1d 外形図(座席図)
1b,1e〜1n 部位指示マーク(発生部位指示図)
3,3B,3C 警報機器表示部
3A 警報表示部(外形図表示部)
3a〜3d,3f〜3p ウォーニングシンボル(警報状態発生候補機器)
5,5A 取扱表示部
5a,5b,5e 文字(取扱指示図)
5c ウォーニングシンボル(取扱指示図)
5d シンボル(取扱指示図)
Claims (5)
- 車両において発生した警報状態を表示する車両用警報表示装置であって、
前記警報状態の発生した部位を前記車両の外形図上において指示する発生部位指示図が表示される発生部位表示部と、
前記発生部位表示部の近傍に配置され、前記発生部位指示図において指示された前記警報状態の発生した部位に存在する複数の警報状態発生候補機器のうち、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が選択的に表示される警報機器表示部と、
を備え、
前記警報機器表示部が、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器の選択的な表示を、該警報状態発生候補機器を示す文字、記号、図形等のキャラクタのうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器を示す前記キャラクタのみの表示によって行うことを特徴とする車両用警報表示装置。 - 前記外形図には、前記車両の複数の座席を示す座席図が含まれており、前記複数の警報状態発生候補機器には、前記各座席に対応して警報状態が個別に発生し得る座席関連候補機器が含まれており、前記警報状態の発生した前記座席関連候補機器が前記警報機器表示部に選択的に表示された際、前記外形図の前記座席図上において、前記警報機器表示部に選択的に表示された前記座席関連候補機器に警報状態の発生した前記座席が、前記警報状態の発生した部位として指示される請求項1記載の車両用警報表示装置。
- 前記複数の警報状態発生候補機器は、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記発生部位表示部及び前記警報機器表示部のうち少なくとも一方の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備える請求項1又は2記載の車両用警報表示装置。
- 車両が有する複数の警報状態発生候補機器のうち警報状態の発生した警報状態発生候補機器を、選択的に表示する車両用警報表示装置であって、
前記車両の外形図が表示される外形図表示部を有しており、
前記外形図上の、前記車両のうち前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が存在する車両箇所に相当する外形図箇所に、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が表示される、ことを特徴とする車両用警報表示装置。 - 前記複数の警報状態発生候補機器は、前記車両の乗員による補修の不可能な補修不可機器を含んでおり、前記外形図表示部の近傍に配置され、前記警報状態の発生した警報状態発生候補機器が前記補修不可機器である場合に、該補修不可機器に関する取り扱いを指示する取扱指示図を表示する取扱表示部をさらに備える請求項4記載の車両用警報表示装置。
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