JPH09323567A - 自動車用多重表示装置 - Google Patents

自動車用多重表示装置

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JPH09323567A
JPH09323567A JP8142011A JP14201196A JPH09323567A JP H09323567 A JPH09323567 A JP H09323567A JP 8142011 A JP8142011 A JP 8142011A JP 14201196 A JP14201196 A JP 14201196A JP H09323567 A JPH09323567 A JP H09323567A
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潤 藤波
Kazuo Ito
和夫 伊藤
Makoto Hirano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両仕様の違いによる多数の電子制御装置の
組み合わせによる多重表示コントローラのバリエーショ
ンの増加を防ぐことを目的とする。 【解決手段】 自動車を構成する種々装置の作動状態を
検出し運転状態信号又は警告信号を出力する複数の作動
状態検出装置11〜17と、これらの作動状態検出装置
11〜17の出力信号に応じた表示項目を運転室内の表
示部4に表示させる多重表示コントローラ19とを備え
た自動車用多重表示装置において、多重表示コントロー
ラ19と、複数の作動状態検出装置11〜17との接続
状態を検出して、自動車用多重表示装置に表示すべき項
目を多重表示コントローラ19に記憶させる構成とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載さ
れ、当該自動車を構成する種々装置の作動情報や警告情
報等を表示する自動車用多重表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のメータクラスタには灯火類、オ
ートクルーズ装置等の作動時やエンジン、制動装置等の
失陥時に点灯する各種の表示灯(インジケータ)が配置
されている。表示灯は、各装置を制御する電子制御装置
(ECU)や、センサ等からの運転情報や、警告(異
常)情報に基づいて点灯し、表示画面に描かれた様々な
識別記号により乗員に注意や、警告を与えるようになっ
ている。
【0003】近年、自動車の高性能・高機能化に伴う補
機類の増加、乗員の安全性、快適性を向上させるべく各
種装置の増加に伴い表示すべき項目が数十項目(30〜
50)と増加し、これらを個別の表示灯により表示させ
るようとした場合、メータクラスタ上の限られたスペー
スに多数の表示灯を配置しなければならず、レイアウト
が極めて困難となる。しかも、個々の表示灯が必然的に
小さくなり、認識し難くなる。そこで、比較的大きな液
晶表示器(LCD)等の表示ディスプレイをメータクラ
スタの中央部に配置し、これに複数の表示を行わせるよ
うにした多重表示装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、各装置毎に
電子制御装置(ECU)が搭載されており、しかも、ト
ラックのように仕様の違いにより搭載される電子制御装
置が異なる場合、搭載される電子制御装置の組み合わせ
に対応した多重表示コントローラ(マルチウォーニング
コントローラ)を設定する必要があり、コントローラの
バリエーションの増加を来す。更に、ウォーニング表示
灯と各電子制御装置間の信号線が断線又はコネクタ外れ
等を生じた場合、実際に異常が発生していても警報が発
生されない虞もある。
【0005】また、各装置の電子制御装置から送られて
きた異常信号をそのまま表示器に表示しているために、
エンスト時にエンジン制御用電子制御装置からの警報ラ
ンプが点灯してしまい、異常が発生しているのか、単な
る断線検出信号であるのか不明である。更に、警報条件
が成立すると必ず異常信号を出力するようにしているた
めにキースイッチをオフするだけでリセットされるよう
な場合でも音声メッセージによる大げさな警報を発して
しまい、運転者に無用の不安感を与えてしまうことがあ
る。
【0006】更に、多重表示ディスプレイにおいて、同
一の表示色で表示モードの意味を変えることができない
ために、増加する表示項目に有効に対処することができ
ず、特に多数の項目がある注意項目においては、視認性
が低下して、ウォーニング表示(故障)とインジケータ
表示(作動)とを明確に認識することが困難である等の
問題がある。
【0007】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、第1の目的は、車両仕様の違いによる多数の電子制
御装置の組み合わせによるバリエーションの増加を防ぐ
ことにある。第2の目的は、各装備毎の電子制御装置と
ウォーニング表示灯との信号線が断線やコネクタ外れ等
に起因する警報漏れを防止することにある。第3の目的
は、エンスト等の誤警報を防止することにある。第4の
目的は、キースイッチオフではリセットされない異常に
ついてのみ音声メッセージによる警報を行わせて警報の
信憑性の向上を図ることにある。第5の目的は、表示項
目の多い内容ものについては、同一色で表示モードの意
味を変えることにより認識し易くすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1では、自動車を構成する種々装置の
作動状態を検出し運転状態信号又は警告信号を出力する
複数の作動状態検出装置と、前記作動状態検出装置の出
力信号に応じた表示項目を運転室内の表示部に表示させ
る多重表示コントローラとを備えた自動車用多重表示装
置において、前記多重表示コントローラと、前記複数の
作動状態検出装置との接続状態を検出して、前記自動車
用多重表示装置に表示すべき項目を前記多重表示コント
ローラに記憶させるようにしたものである。
【0009】車両の仕様が異なると多重表示装置に表示
させる項目の数が異なってくる。そこで、車両完成時に
車載の電子制御装置(ECU)から、多重表示コントロ
ーラに初期チェック信号を送り車両の仕様を記憶させ
る。これにより、多重表示コントローラを共用すること
ができ、車両の仕様の違いにより仕様毎に多重制御装置
を制御する多重表示コントローラを準備する必要が無く
なる。
【0010】請求項2では、前記多重表示コントローラ
と前記複数の作動状態検出装置との接続状況を検出し、
断線しているものについて警告表示するようにしたもの
である。請求項3では、前記複数の作動状態検出装置の
中の1つの作動状態検出装置と、前記多重表示コントロ
ーラとの間に複数の信号線が接続されているものにおい
て、前記複数の信号線から信号が前記多重表示コントロ
ーラに同時に入力された時は警告表示を行わないように
したものである。
【0011】エンジン電子制御装置、セミA/T電子制
御装置等からは異常の度合いを区別するために、即停止
を必要とする警報・表示、走行は可能であるが早期点検
を必要とする警報・表示等の数種類の警報を出力が可能
となっている。これらの警報は、同時に出力することは
あり得ないので、同時に出力された場合には断線検出を
行っているものとして警報を発しない。
【0012】請求項4では、前記自動車用多重表示装置
は、特定の制御対象の異常信号を作動状態検出装置が検
出したときには前記表示部に表示のみを行うと共にこの
異常が発生したことを記憶し、再度キースイッチオン時
に前記異常信号を検出したときには音声警報を発するよ
うにしたものである。例えば、エンジン以外の電子制御
装置で異常を検知した場合においては、多重表示装置に
異常箇所を表示すると同時に、音声メッセージにより警
報を発する。そして、エンジンの電子制御装置が異常を
検知した場合においてのみ、先ず、エンジン制御系に異
常がある旨の表示を行い、一旦キースイッチをオフした
後、再度キースイッチをオンしたときにエンジン電子制
御装置が異常を検知した場合には音声メッセージによる
警報を発する。
【0013】請求項5では、自動車を構成する種々装置
の作動状態を検出し運転状態信号又は警告信号を出力す
る複数の作動状態検出装置と、前記作動状態検出装置の
出力信号に応じた表示項目を運転室内の表示部に表示さ
せる多重表示コントローラとを備えた自動車用多重表示
装置において、前記表示部に表示される内容の色と背景
色を反転させることにより異なる警報の度合いを表示可
能としたものである。
【0014】自動車のメータクラスタ内の表示部で点灯
表示することができる色が、緑(正常な状態)、赤(そ
のまま走行することが不可な状態)、橙(走行可である
が注意が必要な状態)の3色と定められている。このう
ち、車載装置の異常状態を表すことができる色は、赤と
橙の2色のみである。そこで、同じ色でありながら、背
景色と文字色とを反転表示させ、同一色で表示モードの
意味を変える。
【0015】請求項6では、前記表示部の背景色は、異
なる警報において注意力がより必要な警報を視認性の高
い色としたものである。発光面積が大きい方がより視認
しやすく、より注意を必要とするウォーニング表示は、
背景色を点灯させ、文字を非点灯とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の態様を実施例
により説明する。図1は、本発明に係る多重表示装置を
備えた車両例えば、大型貨物自動車の運転席のインスト
ルメントパネルの概要を示す。インストルメントパネル
1のメータクラスタ2には、速度計、タコメータ、燃料
計、水温計、エアゲージ等の各種メータ類、ウォーニン
グインジケータ(単独表示部)3、多重表示ディスプレ
イ(表示部)4が配置されている。また、インストルメ
ントパネル1の例えば、メータクラスタ2の左下位置に
は多重表示切替スイッチ5が配置されている。ウォーニ
ングインジケータ3は、メータクラスタ2の上部中央位
置に、多重表示ディスプレイ4は、メータクラスタ2の
中央部に配置されている。ウォーニングインジケータ3
は、左・右のターンシグナルインジケータランプ、オイ
ルプレッシャウォーニングランプ、ビームインジケータ
ランプ等の保安基準等に規定されている各表示項目を単
独に表示する多数の表示部で構成されている。
【0017】図2は、本発明の多重表示装置の概略構成
を示す。車両にはエンジンを始めとして種々の装置を夫
々制御する電子制御装置(以下「ECU」という)(作
動状態検出装置)が搭載されている。当該車両には、例
えば、エンジンECU11、オートマチックトランスミ
ッション(A/T)ECU12、摩擦クラッチ式自動変
速機(以下「セミA/T」という)ECU13、アンチ
スピンレギュレータ(ASR)ECU14、パワーステ
アリング(以下「パワステ」という)ECU15、エア
サスペンション(以下「エアサス」という)ECU1
6、エアバッグECU17等が搭載されている。これら
の各ECU11〜17は、多重表示コントローラ(EC
U)19に接続されており、異常を検出したときに異常
信号を出力して当該多重表示コントローラ19に加え
る。尚、車両の仕様の違いにより搭載されるECUが異
なる。
【0018】多重表示コントローラ19には、車速セン
サ、燃料消費量センサ、オルタネータL端子、ドアセン
サ、水温センサ、エア圧センサ、オイルレベルセンサ、
油圧センサ等の多数のセンサや計器類(何れも図示せ
ず)が接続されている。また、各ECU11〜17にも
夫々センサ(図示せず)が接続されている。多重表示コ
ントローラ19には、前記多重表示ディスプレイ4、多
重表示切替スイッチ5が接続されている。更に、多重表
示コントローラ19には、図3に示すような音声警報シ
ステム20が接続されている。多重表示コントローラ1
9は、警報時にラジオオーディオ装置21にミュート信
号を出力してラジオ音声を絞り、警報内容に応じた音声
信号をスピーカ22に加えて警報を発する。尚、各EC
U11〜17、及び多重表示コントローラ19は、キー
スイッチ10がオンの時に作動状態となる。
【0019】多重表示ディスプレイ4は、大型のLCD
(液晶表示部)により構成されていおり、赤、橙、緑の
3色の表示が可能とされている。また、図1に示すよう
に多重表示切替スイッチ5は、モードスイッチ6と、セ
レクトスイッチ7と、セット・リセットスイッチ8とに
より構成されており、これらの各スイッチ6〜8は、多
重表示コントローラ19に接続されている。多重表示コ
ントローラ19は、多重表示切替スイッチ5、ECU1
1〜17、及び前記センサ等からの信号に基づいて多重
表示ディスプレイ4を駆動表示する。
【0020】以下に作用を説明する。先ず、多重表示の
初期化について説明する。貨物自動車のように車両の仕
様の違いにより搭載されるECUが異なる場合、夫々の
組み合わせに対応した多重表示コントローラを設定する
ことはコントローラのバリエーションの増加を来すこと
となる。そこで、搭載されているECUに対する多重表
示コントローラ19の初期化を行い、接続しているEC
Uを学習・記憶させる。この初期化は、車両が組上がっ
た状態(出荷時)に行われる。尚、出荷後に他のオプシ
ョンが追加され、これに伴いECUが増設搭載されたと
きにも行われる。
【0021】オペレータが、キースイッチ10をオフの
状態から多重表示切替スイッチ5のモードスイッチ6と
セレクトスイッチ7とを同時に押しながらキースイッチ
10をオンする。これにより多重表示コントローラ19
が、学習モードに移行する。キースイッチ10のオン時
に各ECU11〜17から初期チェック信号が出力さ
れ、多重表示コントローラ19に入力される。これらの
初期チェック信号は、多重表示コントローラ19の不揮
発性メモリに書き込まれて記憶され、電源(バッテリ)
が外された場合でも保持される。また、何回でも書き換
え可能である。キースイッチ10がオンされた後所定時
間例えば、約5秒後、多重表示コントローラ19が、搭
載されているECU11〜17の接続状況を判断し、接
続されているECU11〜17を、所定時間例えば、3
秒間隔で多重表示ディスプレイ4に順次表示する。この
ときのECUと、多重ディスプレイ4の表示画面と、当
該多重ディスプレイ4の背景色との関係を図4に示す。
【0022】先ず、多重表示コントローラ19は、エン
ジンECU11による異常表示を行う。エンジンの異常
は、走行不可の異常と、走行可の異常がある。そして、
走行不可の異常の場合には、表示画面に「エンジン制
御」と表示され、且つ背景色が「赤」とされる。走行可
の異常の場合には、表示画面に「エンジン制御」と表示
され、背景色が「橙」とされる。そして、これらの2つ
の異常の表示が3秒間隔で順次表示される。
【0023】次に、多重表示コントローラ19は、セミ
A/T ECU13による異常表示を行う。このセミA
/Tの異常は、走行不可の異常、走行可の異常、エア圧
低下の異常がある。そして、走行不可の異常の場合に
は、表示画面に「T/M制御」と表示され、且つ背景色
が「赤」とされ、エア圧低下の異常の場合には、表示画
面に「T/Mエア圧」と表示され、且つ背景色が「赤」
とされ、走行可の異常の場合には、表示画面に「T/M
制御」と表示され、且つ背景色が「橙」とされる。そし
て、これらの3つの異常の表示が3秒間隔で順次表示さ
れる。以下、同様にして図4示すように他のECUに応
じた異常表示及び背景色が3秒間隔で順次表示される。
【0024】オペレータは、当該車両の装備仕様と多重
表示ディスプレイ4の表示項目とを順次比較し、一致し
ている(正しい)ときには多重表示切替スイッチ5のセ
ット・リセットスイッチ8をオンする。多重表示コント
ローラ19は、セット・リセットスイッチ8がオンされ
ると、接続されている全てのECU11〜17の学習を
完了する。このようにして多重表示コントローラ19の
初期化が行われ、接続されているECU11〜17を学
習・記憶する。これにより、車両仕様の違いによる多重
表示コントローラのバリエーションの増加が防止され
る。
【0025】尚、当該車両の装備仕様と前記表示項目と
が一致しない(正しくない)場合は、ハーネス及びコネ
クタの外れ(抜け)、車載ECUの不良等が考えられ
る。従って、ハーネスやコネクタの接続状態を再度点検
し、或いは不良ECUを交換する等して、再び上述した
ような初期化を行う。次に、多重表示による断線検出に
ついて説明する。
【0026】ECU11〜17と多重表示コントローラ
19との間の信号線が断線又は、コネクタの外れ等が発
生した場合、実際に異常が発生していても、警報が発せ
られないことになる。また、従来のウォーニングインジ
ケータは、単独表示ランプの場合にはキースイッチオン
時に所定時間各ECUから信号を出力させ、夫々ランプ
を実際に点灯させて断線していないかを判断している。
しかしながら、本願発明において多重表示ディスプレイ
4を採用しているために、全ての項目の断線異常を表示
させるべく順次点灯させると、非常に目障りである。
【0027】そこで、前記学習モードの時に出力される
信号内容と学習させた内容とを照合させることにより断
線を判断する。先ず、キースイッチ10のオン時ECU
11〜17から一定時間例えば、2秒間前記学習モード
の時に使用する初期化チェック信号を出力させる。多重
表示コントローラ19は、これらの初期化チェック信号
と学習させた内容とを照合してECU11〜17との接
続状況を比較し、不一致の時には断線と判断して、その
項目を多重表示ディスプレイ4に表示させる。この断線
検出及び断線項目の表示は、キースイッチ10のオンし
たときからオルタネータのL端子の電圧が立ち上がるま
での間即ち、キースイッチ10をオンしてからエンジン
が始動するまでの間で行なわれる。多重表示コントロー
ラ19は、入力されるオルタネータL端子の電圧が立ち
上がったことでエンジンが始動したことを判断する。こ
れにより信号線の断線や、コネクタ外れ等による警報漏
れが防止される。
【0028】次に、断線チェック信号と異常信号とを判
別する場合について説明する。例えば、エンジンECU
11から送られてきた異常信号を、そのまま表示する
と、エンスト時に警報を発してしまい、エンジンに異常
が発生しているのか、又は単なる断線チェック信号(E
CUの初期チェック信号)であるのかを判別することを
できない。
【0029】そこで、エンジンECU11、セミA/T
ECU13等のように複数の異常信号を出力するEC
Uについては、全ての異常信号が同時に出力された場
合、断線チェック信号(初期チェック信号)と見なして
警報をしないようにする。以下に、図5のエンジンEC
U11の断線検出処理フローチャートを参照してエンジ
ンECU11の断線チェックと異常信号との判別につい
て説明する。尚、この断線検出は、エンジンECU11
の2つの異常即ち、走行不能なエンジン異常(以下「エ
ンジン制御1」という)と、走行可能なエンジン異常
(以下「エンジン制御2」という)とが前述した学習モ
ードで学習されていることを前提とする。
【0030】多重表示コントローラ19は、キースイッ
チ10がオンすると同時にエンジンECU11のエンジ
ン制御1と、エンジン制御2の断線検出処理をスタート
し、ECU11のエンジン制御1の信号線が未接続であ
るか否かを判別する(ステップS1)。この判別は、キ
ースイッチ10のオン後所定時間、例えば、2秒間に
0.5秒以上のエンジン制御1の初期化チェック信号が
検出されたか否かにより判断する。ステップS1の判別
結果が否定(NO)のとき即ち、エンジン制御1の信号
線が接続されているときには、同様にしてエンジン制御
2の信号線が未接続であるか否かを判別する(ステップ
S2)。そして、ステップS2の判別結果が否定(N
O)のとき即ち、エンジン制御2の信号線が接続されて
いるときには正常と判断して当該処理ルーチンを通り抜
け、ステップS2の判別結果が肯定(YES)のときに
はエンジン制御2の信号線が断線しているものと判断し
て当該エンジン制御2のウォーニング表示を行う(ステ
ップS4)。この表示は、前述したように多重表示ディ
スプレイ4の背景色が橙で、表示画面がエンジン制御と
表示される。
【0031】ステップS1の判別結果が肯定(YES)
のとき即ち、エンジン制御1の信号線が断線していると
きにはエンジン制御2の信号線が未接続か否かを判別す
る(ステップS3)。そして、ステップS3の判別結果
が否定(NO)のとき即ち、エンジン制御2の信号線が
接続されているときには、エンジン制御1のウォーニン
グ表示を行う(ステップS5)。この表示は、多重表示
ディスプレイ4の背景色が赤で、表示画面がエンジン制
御と表示される。
【0032】ステップS3の判別結果が肯定(YES)
のときには、エンジン制御1、2の何れの信号線も断線
しているものと判断し、エンジン制御1、エンジン制御
2のウォーニング表示(ステップS6)を行い、当該処
理を終了する。これらの表示は、多重表示ディスプレイ
4に、背景色が赤でエンジン制御の表示と、背景色が橙
でエンジン制御の表示とが3秒間隔で交互に表示され
る。
【0033】エンジンに本当の異常がある場合には、エ
ンジンECU11からは1つの異常信号しか出力され
ず、多重表示コントローラ19は、エンジンに実際の異
常があったときには、多重表示ディスプレイ4に赤色と
橙色との両方を点灯させることはなく、重要度の高い方
の異常を表示させる。従って、多重表示コントローラ1
9は、エンジンECU11からエンジン制御1とエンジ
ン制御2の2つの信号が入力されたときには、キースイ
ッチオン時の信号即ち、初期チェック信号が出力された
ものと判断して警報を発しない。これによりエンスト時
などの誤警報が防止される。セミA/T ECU13に
ついても同様である。
【0034】次に、異常が軽度の場合には警報システム
の異常警報を制限する場合について説明する。警報条件
が成立すると必ず警報を発生させた場合、キースイッチ
オフの操作でリセット可能な場合でも大げさな警報(例
えば、「最寄りのサービス工場へ行って下さい。」等)
が発生されると、乗員に無用な不安を与えることとなる
ばかりでなく、警報の信憑性が低くなる。特に、エンジ
ンの異常については、路上停止に繋がる虞があり、重大
な異常でも、1回目の異常検出では、音声メッセージに
よる警報を発しないようにする。
【0035】図3において多重表示コントローラ19
は、特定の項目についてキースイッチ10のオフ時に警
報条件が成立しているか否かを記憶しておき、次回キー
スイッチ10がオンしたときに、再度警報条件が成立し
ている場合にのみ、ミュート信号を出力してオーディオ
装置21の出力を絞ると共に、異常内容に応じた音声信
号を出力してスピーカ22から音声メッセージによる警
報を発する。このように多重表示コントローラ19は、
キースイッチ10のオフ操作ではリセットされないよう
な異常についてのみ音声メッセージによる警報を発する
ようにする。これにより、警報の信憑性が向上する。
【0036】次に、多重表示ディスプレイ4の表示画面
の背景と表示文字との色の使い分けについて説明する。
多重表示ディスプレイ4は、大型のLCD(液晶表示
部)により構成されていおり、背景色を赤、橙、緑の3
色の表示が可能とされている。そして、赤色は、走行を
続けることが不可の状態を表し、橙色は、注意を表し、
緑色は、正常な状態を表す。
【0037】注意の表示には、故障による注意(ウォー
ニング表示)と、注意作動を表す注意(インジケータ表
示)の二通りあり、故障による注意は、走行に注意を要
する状態を表し、注意作動を表す注意は、例えば、発進
時又は走行中に装置の作動確認を要する状態を表す。し
かしながら、多重表示ディスプレイ4の注意色は、橙一
色であり、しかも、ウォーニング表示(故障)とインジ
ケータ表示(作動)とを兼用しているために、これら両
者を視認し難くなる。
【0038】そこで、これら二通りの注意を、多重表示
ディスプレイ4の点灯部と非点灯部とを反転させて表示
する。例えば、故障による注意(ウォーニング表示)
は、ディスプレイ4の背景を橙(点灯部)で、文字を黒
(非点灯部)で表し、注意作動を表す注意(インジケー
タ表示)は、多重表示ディスプレイ4の背景を黒(非点
灯部)で、文字を橙(点灯部)で表す。これは、多重表
示ディスプレイ4は、背景色即ち、発光面積の大きい方
が視認し易く、従って、背景色を橙とした場合を故障の
注意とする。
【0039】多重表示ディスプレイ4の背景色を橙色、
文字を黒色とする注意として、例えば、図6に示すよう
なものがある。図6(a)は、エンジン制御における電
子タイマシステム又は電子ガバナシステム等の燃料噴射
システムの電子制御系統に異常があり機能が低下してい
るような場合に「エンジン制御」と点灯表示し、「エン
ジンの電気系統に異常があり機能が低下しています。早
めに点検して下さい。」と音声メッセージで警報する。
図6(b)は、車速感応型パワーステアリングの電子制
御系統に故障が起きたときに「パワステ制御」と点灯表
示し、音声メッセージにより「パワーステアリングの電
気系統に異常があり、機能低下しています。お早めに点
検して下さい。」と音声メッセージで警報する。図6
(c)は、トランスミッション制御におけるオートマチ
ックトランスミッション電子制御系統に故障が起きたと
き「T/M制御」と点灯表示し、「トランスミッション
の電気系統に異常があり機能が低下しています。早めに
点検して下さい。」と音声メッセージで警報する。
【0040】この他に、シャシエアサスペンションの電
気系統に故障が起きたときの「シャシエアサスペンショ
ン制御」、エアバッグの電子制御系統に故障が起きたと
きの「SRSエアバッグ」、ASRの電子制御系統に故
障が起きたときの「ASR制御」等の多数の表示項目と
その音声メッセージがある。多重表示ディスプレイ4の
背景色を黒、文字を橙とする注意として、例えば、図7
に示すようなものがある。図7(a)は、「コールドス
タート」中に点灯表示し、コールドスタートスイッチを
オンした状態で走行すると「コールドスタートスイッチ
を戻して下さい。」と音声メッセージで警報する。図7
(b)は、例えば、ダンプトラックにおいてエンジンの
駆動力を取り出すときに「PTO」と表示され、PTO
スイッチを入れた状態で車速が例えば、20km/h以
上になると「PTOスイッチを戻して下さい。」と音声
メッセージで警報する。図7(c)は、後2軸駆動車に
おいてデフロックした場合に「デフロック」と点灯表示
され、デフロックスイッチを入れた状態で車速が例え
ば、20km/h以上になると「デフロックスイッチを
戻して下さい。」と音声メッセージで警報する。
【0041】この他に、エンジン始動時のインテークエ
アヒータ通電中に点灯する「予熱中」、セミトラクタ車
のトレーラが確実に連結されているときに点灯する「カ
プラロック」、フルトラクタ車のトレーラのターンテー
ブルが固定されたときに点灯する「ターンテーブルロッ
ク」等の表示項目とその音声メッセージがある。このよ
うに多重表示ディスプレイ4の表示画面の点灯部と非点
灯部とを反転表示させることにより、同一色(橙色)で
表示モードの意味を変え、基本的な「注意」という意味
を持たせながら、ウォーニング表示(故障)と、インジ
ケータ表示(作動)とを認識させる。これにより運転者
は、多重表示ディスプレイ4の注意項目を認識し易くな
る。
【0042】尚、多重表示ディスプレイ4の緑色の表示
(通常表示)としては、例えば、トリップ、バッテリ電
圧、油圧、カレンダ、走行距離、走行速度、エンジンオ
ンタイム、ドライブタイム、ロスタイム、エンジンオイ
ル、ミッションオイル、デフオイル、冷却水、積載等の
項目がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、車載時に、各電子制御装置から多重表示コント
ローラに初期チェック信号を送り、車両の仕様を記憶さ
せることで、多重表示コントローラを共用化することが
でき、コントローラのバリエーションの増加を防ぐこと
ができる。
【0044】請求項2によれば、信号線の断線やコネク
タ外れ等による警報漏れを防止することができる。請求
項3によれば、エンジンECU、セミA/T ECU夫
々について、全ての異常信号が同時に出力されている場
合には警報表示をしないことにより、エンスト時等の誤
報を防止することができる。
【0045】請求項4によれば、キースイッチオフ操作
によりリセットされない異常についてのみ音声警報を発
生させることにより警報の信憑性の向上が図られる。請
求項5によれば、表示部の点灯部と非点灯部を反転表示
させることにより、同一色の点灯において、基本的な注
意という意味を持たせながら、故障を表すウォーニング
表示と、作動を表すインジケータ表示とを容易に識別す
ることが可能となる。
【0046】請求項6によれば、より注意を必要とする
ウォーニング表示は、発光面積が大きい背景色を点灯さ
せ、文字を非点灯とすることで、視認性の向上が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重表示装置を備えた車両のイン
ストルメントパネルの一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る多重表示装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図2の多重表示装置の警報システムの一例を示
すブロック図である。
【図4】図2の多重表示装置における多重表示コントロ
ーラを初期化する際の各電子制御装置と多重表示ディス
プレイの表示画面及び表示色との関係を示す説明図であ
る。
【図5】図2の多重表示装置の断線検出処理の一例を示
すフローチャートである。
【図6】図2の多重表示ディスプレイによる注意項目の
ウォーニング表示の一例を示す図である。
【図7】図2の多重表示ディスプレイによる注意項目の
インジケータ表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル 2 メータクラスタ 3 ウォーニングインジケータ 4 多重表示ディスプレイ 5 多重表示切替スイッチ 6 モードスイッチ 7 セレクトスイッチ 8 セット・リセットスイッチ 10 キースイッチ 11 エンジンECU 12 A/T ECU 13 セミA/T ECU 14 ASR ECU 15 パワステECU 16 エアサスECU 17 エアバッグECU 19 多重表示コントローラ 20 警報システム 21 オーディオ装置 22 スピーカ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を構成する種々装置の作動状態を
    検出し運転状態信号又は警告信号を出力する複数の作動
    状態検出装置と、前記作動状態検出装置の出力信号に応
    じた表示項目を運転室内の表示部に表示させる多重表示
    コントローラとを備えた自動車用多重表示装置におい
    て、 前記多重表示コントローラと、前記複数の作動状態検出
    装置との接続状態を検出して、前記自動車用多重表示装
    置に表示すべき項目を前記多重表示コントローラに記憶
    させることを特徴とする自動車用多重表示装置。
  2. 【請求項2】 前記多重表示コントローラと前記複数の
    作動状態検出装置との接続状況を検出し、断線している
    ものについて警告表示することを特徴とする請求項1記
    載の自動車用多重表示装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の作動状態検出装置の中の1つ
    の作動状態検出装置と、前記多重表示コントローラとの
    間に複数の信号線が接続されているものにおいて、前記
    複数の信号線から信号が前記多重表示コントローラに同
    時に入力された時は警告表示を行わないことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の自動車用多重表示装置。
  4. 【請求項4】 前記自動車用多重表示装置は、特定の制
    御対象の異常信号を作動状態検出装置が検出したときに
    は前記表示部に表示のみを行うと共にこの異常が発生し
    たことを記憶し、再度キースイッチオン時に前記異常信
    号を検出したときには音声警報を発することを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の自動車用多重表示装置。
  5. 【請求項5】 自動車を構成する種々装置の作動状態を
    検出し運転状態信号又は警告信号を出力する複数の作動
    状態検出装置と、前記作動状態検出装置の出力信号に応
    じた表示項目を運転室内の表示部に表示させる多重表示
    コントローラとを備えた自動車用多重表示装置におい
    て、 前記表示部に表示される内容の色と背景色を反転させる
    ことにより異なる警報の度合いを表示可能としたことを
    特徴とする自動車用多重表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示部の背景色は、異なる警報にお
    いて注意力がより必要な警報を視認性の高い色とするこ
    とを特徴とする請求項5記載の自動車用多重表示装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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