JP2007302035A - 車両用報知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用報知装置において、特別な表示装置を送信機に設けることなく、ユーザにランプやセンサの故障を簡単に且つ確実に認識させることにある。
【解決手段】制御手段は、車両に設けられた照明装置や車両の状態を検出するために車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段が故障しているかどうかを判定する故障判定手段を備え、この故障判定手段により故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用報知装置に係り、特に車両に乗り込む前に照明装置や車両状態検出手段の故障を報知する車両用報知装置に関する。
車両において、例えば、照明装置の各種ランプの断線(玉切れによる不灯)時には、その断線状態を故障検出回路により検出した後に、ダッシュボードやメータ内にある警告灯等の表示機器により運転者に警告を行い、修理を促がしている。
従来、自動車用警報表示装置には、警告灯による表示以外にもランプの断線等の車両異常を報知するように、車両のドアのアウターハンドル部分に液晶パネルを設け、検出した異常をこの液晶パネルに表示して運転者に通告し、車両に乗り込む前の段階で運転者に車両の異常を気づかせている。
また、車両点検システムには、キーレス発信機に液晶パネルを設け、いわゆるキーレスエントリーシステムにおける開錠と同時に、車両の異常を液晶に表示し、車両に乗り込む前の段階で異常を気づかせている。
更に、車両点検装置には、キーレスエントリーシステムのリモートコントロール操作に付随させて点検を行わせ、このリモートコントロール操作により、ランプの断線の点検シーケンシャルを行い、車外にいる運転者に目視でランプの異常や正常を点検させるものがある。
特許第2964376号公報 特許第3124939号公報 特開平6−278579公報
ところが、従来、車両用報知装置において、警告灯は、他の警告表示用のものと併用して使われていることが多く、このため、警告灯の点灯ではランプの断線であるかどうかの判断が困難になる場合が多く、また、ランプの断線箇所によっては、警告灯による表示を行わない場合もある。また、ランプの断線といった比較的軽微の故障にもかかわらず、警告灯が点灯し続けたまま運転することになるため、運転者に不安感を与える場合がある。同時に、上記の警告灯は、一般に、運転者が座席に座った状態で確認することになっており、車両に乗り込む前の段階で運転者に通告することが困難になるという不都合があった。
また、上記の特許文献1においては、ドアのアウターハンドル部分で、人によっては気がつきにくい場所に液晶パネルに設置しているため、せっかくの異常表示にも運転者が気づかず、そのまま車両に乗り込む場合もある。また、液晶装置や通信システム等の各機器のため、非常に高価なシステムを搭載することとなり、大幅なコストアップにつながるという不都合があった。
更に、上記の特許文献2においては、上記の特許文献1と同様に、液晶表示に気がつかない場合が想定され、また、液晶パネル、通信システム等で大幅なコストアップにつながるという不都合があった。
更にまた、上記の特許文献3においては、ドアロック操作あるいはドアアンロック操作とは別に、ランプ点検用のシーケンスに入れる操作が必要であり、その手間と時間がかかる。また、点検時に常に正常であることが続くと、運転者は、点検を行わずとも正常であると思い込んでしまい、点検操作を行う前に車両に乗り込むといった、点検操作の怠慢が起こってしまう可能性もある。このため、異常が起こったときに必ずしも点検してもらえない場合が出てくることが想定され、異常時に確実に運転者に知らせる方法が望まれていた。
そこで、この発明の目的は、特別な表示装置を送信機に設けることなく、照明装置や車両状態検出手段が故障しているかどうかの判定を、ユーザが簡単で且つ確実に認識させることができる車両用報知装置を提供することにある。
この発明は、車両側に搭載された受信ユニットを設け、この受信ユニットに信号を送信する携帯用送信機を設け、この携帯用送信機から送信された信号に基づいて前記車両のドアをロック状態あるいはアンロック状態へと駆動する駆動手段に駆動信号を出力する駆動信号出力手段とこの駆動信号出力手段により前記車両のドアを駆動したことをユーザに報知する報知信号を出力する報知信号出力手段とが備えられた制御手段を設けた車両用報知装置において、前記制御手段は、前記車両に設けられた照明装置や前記車両の状態を検出するために前記車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段が故障しているかどうかを判定する故障判定手段を備え、この故障判定手段により故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知することを特徴とする。
この発明の車両用報知装置は、照明装置や車両状態検出手段が故障した場合に、故障している場合と故障していない場合とのアンサーバック(返報)を変化させて運転者に異常を気づかせ、特別な表示機器を送信機に設けることなく、ユーザにその故障を簡単で且つ確実に認識させることができる。
この発明は、特別な表示装置を送信機に設けることなく、照明装置や車両状態検出手段の故障をユーザに簡単で且つ確実に認識させる目的を、故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知して実現するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。
図1〜図8は、この発明の第1実施例を示すものである。図1において、1は車両用のエンジンキー(イグニションキー)である。このエンジンキー1は、いわゆるキーレスエントリーシステム2を備えた車両に用いられるものである。
車両には、照明装置3の各種ランプとして、ヘッドランプ4とフォグランプ5と車幅ランプ6とストップランプ7とバックランプ8と右ウインカランプ9と左ウインカランプ10とが設けられている。右ウインカランプ9と左ウインカランプ10とは、同時に点灯・消灯することで、ハザードランプ11としての機能を有する。
キーレスエントリーシステム2は、エンジンキー1に一体的に設けられたキーレスボタン12及び携帯用送信機13と、車両に搭載した制御手段(ECU)14に組み込まれた受信ユニット15と、この制御手段14に連絡した駆動回路16と、この駆動回路16にドアロック用モータドライバ(半導体IC等)17を介して連絡したドアロックモータ18とを備えている。このドアロックモータ18は、車両のドアをロック状態あるいはアンロック状態へと駆動する駆動手段である。駆動回路16には、ドアロック用モータドライバ17に連絡してドアロックモータ18を駆動させるモータ用駆動部16Aが設けられている。
エンジンキー1においては、キーレスボタン12が人為的にオン・オフ操作され、そして、このキーレスボタン12の操作によって携帯用送信機13が受信ユニット15に信号を送信する。受信ユニット15は、携帯用送信機13からの信号を受信するように、アンテナ19とキーレス受信機20とを備えている。
そして、キーレスエントリーシステム2は、キーレスボタン12の操作によって携帯用送信機13から送信された信号を受信ユニット15が受信し、そして、制御手段14がこの受信した信号に基づいた駆動信号を駆動回路16に送信し、この駆動回路16のモータ用駆動部16Aがこの駆動信号に基づいてドアロックモータ18を駆動し、このドアロックモータ18が車両のドアをロック状態あるいはアンロック状態へと駆動することで、リモートコントロール操作(キーレス動作)により車両のドアをロックあるいはアンロック可能とする。
このキーレスエントリーシステム2には、車両用報知装置21が組み込まれる。この車両用報知装置21は、キーレスエントリーシステム2を利用しており、制御手段14を兼用するとともに、照明装置3を外部に対して各種の表示を行うための表示機器として用い、また、照明装置3及び制御手段14に連絡した断線検出手段としての断線検出回路22を備えている。
このため、制御手段14は、駆動回路16を介して照明装置3にも連絡し、この照明装置3の各ランプを点灯・消灯させる。詳しくは、駆動回路16には、ヘッドランプ用トランジスタ(FET等の半導体)23を介してヘッドランプ4が連絡し、フォグランプ用トランジスタ24を介してフォグランプ5が連絡し、車幅ランプ用トランジスタ25を介して車幅ランプ6が連絡し、ストップランプ用トランジスタ26を介してストップランプ7が連絡し、バックランプ用トランジスタ27を介してバックランプ8が連絡し、右ウインカランプ用トランジスタ28を介して右ウインカランプ9が連絡し、左ウインカランプ用トランジスタ29を介して左ウインカランプ10が連絡している。駆動回路16には、この各種ランプを個別に駆動可能なランプ用駆動部16Bが設けられている。
ヘッドランプ4とフォグランプ5と車幅ランプ6とストップランプ7とバックランプ8と右ウインカランプ9と左ウインカランプ10とドアロックモータ18とには、バッテリ30からの電力が供給される。
制御手段14には、いずれかのランプに断線が生じたり、後述の車両状態検出手段32の各種センサが故障した場合に、点灯処理をおこなわせるプログラムが予め備えられている。
断線検出回路22は、バッテリ30に連絡し、このバッテリ30の電圧値を検出可能であるとともに、照明装置3のいずれかのランプが断線した場合の電圧値を検出可能なものであり、そして、バッテリ30の電圧値とランプの断線時の電圧値とを比較する比較部22Aを備えている。
この断線検出回路22は、照明装置3の各種ランプの断線を検出して制御手段14にその信号を出力するものであり、照明装置3のいずれかのランプが断線した場合の電圧値と正常点灯時のバッテリ22の電圧値とを比較部22Aで比較することにより、その断線した箇所を検出し、この断線を検出した場合に、その断線箇所に該当する信号を制御手段14に送信する。そして、この信号を受けた制御手段14は、キーレスボタン12の信号を受けたとき、通常のドアロック動作あるいはドアアンロック動作に加え、断線時には予め用意してあるプログラムに従い、その断線したいずれかのランプの点灯処理を行う。これにより、運転者は、車両に乗り込む前の段階でいずれかのランプが断線したのかを知ることができる。
また、制御手段14には、照明装置3の各種ランプを駆動させる各種ランプスイッチ31と、車両の状態を検出するために車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段32とが連絡している。この車両状態検出手段32は、例えば、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ33と、エンジンオイルの圧力を検出するオイル圧センサ34と、ブレーキパットの減り具合状態を検出するブレーキセンサ35と、燃料の残量を検出する燃料残量センサ36等からなる。そして、この空気圧センサ33とオイル圧センサ34とブレーキセンサ35と燃料残量センサ36とは、演算・検出回路37を介して制御手段14に連絡している。演算・検出回路37は、各種センサの電流値を検出し、いずれかのセンサが故障した場合に、その信号を制御手段14に伝達する。そして、この制御手段14は、演算・検出回路37からの信号を受けて故障したセンサの判定をする。
このため、制御手段14は、携帯用送信機13から送信された信号に基づいて車両のドアをロック状態あるいはアンロック状態へと駆動する駆動回路16に駆動信号を出力する駆動信号出力手段14Aと、この駆動信号出力手段14Aにより車両のドアを駆動したことをユーザに報知する報知信号を出力する報知信号出力手段14Bとを備えている。
また、制御手段14は、車両に設けられた照明装置3や車両の状態を検出するために車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段32が故障しているかどうかを判定する故障判定手段14Cと、フェールフラグ(故障フラグ)がオン・オフされるメモリ14Dとを備え、故障判定手段14Cにより故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知、つまり、照明装置3の各ランプの点灯・消灯が夫々異なるように報知信号出力手段14Bから出力する信号を変化させる。
また、制御手段14は、故障判定手段14Cにより故障している箇所があると判定された場合に、照明装置3のみが故障している場合と車両状態検出手段26のみが故障している場合とで、報知の仕方を異らせる。
更に、制御手段14は、故障判定手段14Cにより照明装置3が故障していると判定された場合に、照明装置3の全てのランプに点灯指令信号を出力する。
即ち、この実施例における車両用報知装置21は、車両に乗り込む前に照明装置3の各種ランプの断線に気づいてもらうために、キーレスエントリーシステム2によるアンサーバック(返報)に着目し、照明装置3の各ランプの断線が起こった場合や車両状態検出手段26のいずれかのセンサに故障が生じた場合に、アンサーバックを変化させて、運転者に異常を気づかせるシステムである。
次に、この第1実施例の作用を説明する。
図2に示すように、車両走行開始時に、キーレスボタン12がオン操作されると(ステップA1)、ドアロックモータ18を駆動し(ステップA2)、そして、メモリ14Dでフェールフラグが立ってオンしているかどうかを判断する(ステップA3)。
このステップA3がNOで、フェールフラグが立っていなくオフの場合には、ハザードランプ11による通常応答のアンサバックを行う(ステップA4)。
このステップA4における通常応答のアンサバックにおいて、ドアロックの場合には、図5に示すように、キーレスボタン12をオンし(時間t1)、そして、キーレスボタン12がオフになると同時に(時間t2)、ドアロックモータ18をロック駆動し、その後、このドアロックモータ18のロック駆動を停止すると同時に(時間t3)、ハザードランプ11を一度だけ点灯制御する(時間t4)。
しかし、このステップA4における通常応答のアンサバックにおいて、ドアアンロックの場合には、図6に示すように、キーレスボタン12をオンし(時間t1)、そして、キーレスボタン12がオフになると同時に(時間t2)、ドアロックモータ18をアンロック駆動し、その後、このドアロックモータ18のアンロック駆動を停止すると同時に(時間t3)、ハザードランプ11を二度だけ点灯制御する(時間t3、時間t4)。
このハザードランプ11の点灯により、ドアアンロック又はドアロックしたことを、車両の外にいる運転者に知らせることができる。
一方、前記ステップA3がYESで、フェールフラグが立ってオンの場合には、異常応答のアンサンバックを開始する(ステップA5)。
このステップA5における異常応答のアンサンバックは、照明装置3の全ランプを順番に点灯させる。詳しくは、図7に示すように、例えば、ドアアンロックの場合には、キーレスボタン12をオンし(時間t1)、そして、キーレスボタン12がオフになると同時に(時間t2)、ドアロックモータ18をアンロック駆動し、その後、このドアロックモータ18のアンロック駆動を停止すると同時に(時間t3)、ヘッドランプ4とストップランプ7とを点灯し、このヘッドランプ4とストップランプ7との消灯と同時に(時間t4)、フォグランプ5とバックランプ8とを点灯し、このフォグランプ5とバックランプ8と消灯と同時に(時間t5)、車幅ランプ6を点灯し、この車幅ランプ6の消灯と同時に(時間t6)、ハザードランプ11を点灯する。
また、このステップA5における異常応答の変形例としては、図8に示すように、ドアアンロックの場合には、キーレスボタン12をオンし(時間t1)、そして、キーレスボタン12がオフになると同時に(時間t2)、ドアロックモータ18をアンロック駆動し、その後、このドアロックモータ18のアンロック駆動を停止すると同時に(時間t3)、ハザートランプ11のみをすばやく4回点灯させる(時間t3、時間t4、時間t5、時間t6)。他にも、正常応答、照明装置3の各種ランプの断線時の異常応答、車両状態検出手段32の各種センサの電流値の異常の三種類により、運転者に判別できるように応答を変化させることも可能である。
このような各種ランプの点灯により、異常応答であることを運転者に伝えることができる。この異常応答は、単に運転者に断線を認識させるだけではなく、断線の個所を特定させる役割も担っている。この断線個所の特定作業には、異常応答時に順番に点灯するランプの応答を使用する。この異常応答では、全てのランプを点灯する制御を行うため、運転者は順番に点灯するランプを追っていけば、断線して点灯しないランプを発見することができる。よって、運転者は、車両に乗り込む前に、照明装置3の各種ランプの断線並びにその断線個所を特定することができ、また、車両状態検出手段32の各種センサの故障箇所を特定することができることから、早期に故障箇所のランプの断線の修理を促すことができる。
また、従来、ランプの断線の確認を一人で行う場合は、壁等に反射させて確認する方法が使われていたが、この作業は手間や時間を要していた。また、二人で行う場合でも、運転者以外のもう一人に見てもらうといったことが必要であり、同じく手間をかけていた。 そこで、この発明のシステムを使うことで、運転者が一人で、キーレスボタン12の操作のみでランプの断線やセンサの故障の確認を行うことができるようになる。また、車両の乗車前に、ランプの断線やセンサの故障の確認をできるため、早期の修理を促すことができ、より安心した運転を提供することができる。
図2において、前記ステップA4及び前記ステップA5の処理後は、プログラムをエンドとする(ステップA6)。
車両走行中において、図3に示すように、ランプの玉切れが発生した場合には(ステップB1)、断線検出回路22にて断線を検出し(ステップB2)、この検出信号を制御手段14に伝達する。そして、この制御手段14は、その信号を基に、メモリ14Dにフェールフラグを立ててオンとし(ステップB3)、プログラムをエンドとする(ステップB4)。
そして、図4に示すように、ランプの玉ぎれを修理した場合には(ステップC1)、車両走行中に断線検出回路22にて検出を行う(ステップC2)。そして、制御手段14は、メモリ14Dのフェールフラグをオフとし(ステップC3)、プログラムをエンドとする(ステップC4)。
即ち、この第1実施例の車両用報知装置21においては、表示機器としての照明装置3の各種ランプを一つの制御手段14で駆動制御できるようにすることにより、全てのランプを各種ランプスイッチ31の操作に関係なく駆動することができる。また、ドアロックモータ18の駆動回路16と各ランプの制御用の制御手段14とを一体化することにより、ドアロックとランプの点灯とを連動させることができる。更に、全てのランプに断線検出回路22を連絡することにより、どのランプが断線しても判別することができる。更にまた、キーレス受信機20とランプ制御用の制御手段14とを一体化することにより、キーレスボタン12とランプの点灯とを連動することができる。また、ランプの断線により制御手段14にフェールフラグを立ててオンできるようにしたことにより、ランプの断線情報を制御手段14内で処理することができる。更に、フェールフラグが立っていてオンのときは、キーレスエントリーシステムのオン時のアンサーバックの応答を変えることにより、運転者に断線情報を与えることができる。更に、異常時のアンサーバックの応答時に全てのランプをオンとすることにより、どのランプが断線しているかを運転者が知ることができる。
また、演算・検出回路37は、車両用状態検出手段32の各種センサの検出値が異常かどうかを判定し、その情報信号を制御手段14に伝達する。そして、この制御手段14は、車両用状態検出手段32に異常があった場合に、キーレスボタン12に連動させて、全てのランプを点灯して異常応答を行わせる。
従って、照明装置3のランプの断線時と車両用状態検出手段32の各種センサの検出値の異常時とでは、異常応答を変化させることにより、ランプの断線かその他の異常かを運転者に判別してもらうことができ、ランプの断線以外の車両異常も運転者に知らせることができる。
以上、この発明の第1実施例について説明してきたが、上述の第1実施例の構成を請求項毎に当てはめて説明する。
先ず、請求項1に記載の発明において、制御手段14は、車両に設けられた照明装置3や車両の状態を検出するために車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段32が故障しているかどうかを判定する故障判定手段14Cを備え、この故障判定手段14Cにより故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知する。これにより、特別な表示機器を携帯用送信機13に設けることなく、照明装置(ヘッドランプ等)3や車両状態検出手段(オイル圧センサ等)32が故障しているかどうかの判定を、ユーザが簡単に認識することができる。
次に、請求項2に記載の発明において、制御手段14は、故障判定手段14Cにより故障している箇所があると判定された場合に、照明装置3のみが故障している場合と車両状態検出手段32のみが故障している場合とで、報知の仕方を異らせる。これにより、ユーザが車両に乗り込む前に確認することのできる照明装置3の故障(玉切れ)とそれ以外の故障とを、ユーザが区別することができる。
更に、請求項3に記載の発明において、制御手段14は、故障判定手段14Cにより照明装置3が故障している箇所があると判定された場合に、車両に設けられた全ての照明装置3に点灯指令信号を出力する。これにより、照明装置3が故障していると判定された場合には、照明装置3の全てのランプに点灯指令信号が出力されるので、ユーザが点灯状態を目視するだけで、照明装置3のどのランプが故障しているかどうかを判断することが可能である。
なお、この第1実施例においては、異常応答時のランプの点灯方法において、図7ではヘッドランプ4とストップランプ7とを同時に点灯させたりしているが、これを別々に点灯させても良い。また、ヘッドランプ4、フォグランプ5、車幅ランプ6等のように、車体の前方から順番に点灯させてもよい。逆に、ストップランプ7、バックライト8等のように、後方から点灯させても良い。更に、全てのランプを同時に点灯させてもよい。また、点灯順や点灯時間は、所望により変更可能であるが、ランプの点灯時に運転者に確認してもらいやすい順番や時間を選ぶことで、より断線個所の特定作業を早めることができる。
図9〜図11は、この発明の第2実施例を示すものである。
以下の実施例においては、上述の第1実施例と同一機能を果たす箇所には同一符号を付して説明する。
この第2実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、図9には、一つの断線検出回路22で複数のランプとしての並列した第1〜第3ランプ38A〜38Cの断線を確認する場合の電気回路を示す。この図9の電気回路においては、断線検出回路22に第1〜第3ランプ38A〜38Cが連絡し、また、この第1〜第3ランプ38A〜38Cにはトランジスタ39を介して駆動回路16が連絡している。
この場合、バッテリ22の電圧値と第1〜第3ランプ38A〜38Cの点灯時の電圧値とを、断線検出回路22の比較部22Aで比較することで、ランプの断線を検出している。
但し、この検出方法では、複数の並列に並んだ第1〜第3ランプ38A〜38Cの全てが断線しないと断線検出回路22にて検出できない。つまり、ヘッドランプ4等で言えば、ヘッドランプ4の右側が断線しているが、ヘッドランプ4の左側は断線していないといった、いわゆる片目点灯の時に、断線検出できないといったことが起こる。
このような場合に備え、図10に示すように、駆動回路16・断線検出回路22と第1〜第3ランプ38A〜38Cとの間に作動増幅回路40を介設し、第1〜第3ランプ38A〜38C全体に流れる電流値を測定可能とし、現在、何個のランプが点灯しているかを検証することできる。
また、図11に示すように、全てのランプが点灯している場合の全点灯電流値と一灯断線電流値との間に判定基準レベルを設け、バッテリ30の電圧値と現在のランプの電流値とを比較することにより、複数のランプを並列に点灯させた回路においても、いずれのランプが断線しているかどうかを確認することができる。
図12、図13は、この発明の第3実施例を示すものである。
この第3実施例の特徴とするところは、以下の点にある。即ち、第1実施例における図1の場合、キーレスボタン12を押せば異常応答を出すことができるが、ドアロックモータ18も動作させてしまうため、異常応答だけを見たい場合においても、毎回、ドアロックモータ18の駆動操作を行う必要がでてくる。こういった場合に対して、エンジンキー1には、図12に示すように、異常表示ボタン41を設ける。
この場合、通常のロック、アンロック用のキーレスボタン12の他に、異常表示ボタン41が存在するので、図13に示すように、異常表示ボタン41を押してオンすると(ステップD1)で、ドアロックモータ18の駆動を行わないで、フェールフラグの確認作業を行い(ステップD2)、第1実施例の図1で説明したのと同様に、通常応答(ステップD3)又は異常応答(ステップD4)を行い、プログラムをエンドとする(ステップD5)。
よって、この異常表示ボタン40により、ドアロックモータ18の駆動時に流れるバッテリ30の電力負担を軽減させることができる。
故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知することを、他の報知制御にも適用することができる。
第1実施例においてキーレスエントリーシステムに組み込まれた車両用報知装置のシステム構成図である。 第1実施例において車両用報知制御のフローチャートである。 第1実施例において玉切れ発生時のフローチャートである。 第1実施例において玉切れ修理後のフローチャートである。 第1実施例において通常応答でのドアロック時のタイムチャートである。 第1実施例において通常応答でのドアアンロック時のタイムチャートである。 第1実施例において異常応答での全ランプ点灯制御のタイムチャートである。 第1実施例において異常応答での他の変形例を示すタイムチャートである。 第2実施例において一の断線検出回路で複数のランプの断線を検出する車両用報知装置のシステム構成図である。 第2実施例において作動増幅回路を設けた車両用報知装置のシステム構成図である。 第2実施例においてバッテリの電圧値とランプの電流値との比較によりランプの断線を確認する図である。 第3実施例において異常表示ボタンが設けられたエンジンキーの構成図である。 第3実施例において異常表示ボタンによる車両用報知制御のフローチャートである。
符号の説明
1 エンジンキー
2 キーレスエントリーシステム
3 照明装置
12 キーレスボタン
13 携帯用送信機
14 制御手段
14A 駆動信号出力手段
14B 報知信号出力手段
14C 故障判定手段
14D メモリ
15 受信ユニット
16 駆動回路
16A モータ用駆動部
16B ランプ用駆動部
18 ドアロックモータ
19 アンテナ
20 キーレス受信機
21 車両用報知装置
22 断線検出回路
22A 比較部
30 バッテリ
31 各種ランプスイッチ
32 車両状態検出手段
37 演算・検出回路

Claims (3)

  1. 車両側に搭載された受信ユニットを設け、この受信ユニットに信号を送信する携帯用送信機を設け、この携帯用送信機から送信された信号に基づいて前記車両のドアをロック状態あるいはアンロック状態へと駆動する駆動手段に駆動信号を出力する駆動信号出力手段とこの駆動信号出力手段により前記車両のドアを駆動したことをユーザに報知する報知信号を出力する報知信号出力手段とが備えられた制御手段を設けた車両用報知装置において、前記制御手段は、前記車両に設けられた照明装置や前記車両の状態を検出するために前記車両の各箇所に設けられた車両状態検出手段が故障しているかどうかを判定する故障判定手段を備え、この故障判定手段により故障している箇所があると判定された場合に、故障していない正常状態とは異なった報知の仕方によってユーザに報知することを特徴とする車両用報知装置。
  2. 前記制御手段は、前記故障判定手段により故障している箇所があると判定された場合に、前記照明装置のみが故障している場合と前記車両状態検出手段のみが故障している場合とで、報知の仕方を異らせることを特徴とする請求項1に記載の車両用報知装置。
  3. 前記制御手段は、前記故障判定手段により前記照明装置が故障していると判定された場合に、前記照明装置の全てのランプに点灯指令信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の車両用報知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148715A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Motor Corp 電気ヒーターの検査方法
JP2012180044A (ja) * 2011-03-02 2012-09-20 Denso Corp 車両用ランプ装置
JP2016080559A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 株式会社豊田自動織機 電池監視制御装置及び断線検知方法

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