JP3252662B2 - 自動車用多重表示装置 - Google Patents

自動車用多重表示装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の計器盤等
に配設され、運転情報や警告情報等の表示に供される自
動車用多重表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車の計器盤(インストル
メントパネル)上には、灯火類,オートクルーズ装置等
の作動時やエンジン,制動装置等の失陥時に点灯する、
各種の表示灯が配設されている。表示灯は、各種センサ
等からの運転情報や警告情報に基づいて点灯し、その表
示面に描かれた様々な識別記号により乗員に注意や警告
を与えるようになっている。
【0003】ところで、近年、自動車の高性能・高機能
化に伴う補器類の増加や、乗員の安全性や快適性を向上
させる各種装置類の増加により、表示灯に表示すべき項
目が30〜50点と多くなっている。そのため、これら
を個別の表示灯により表示させようとした場合、インス
トルメントパネル上の限られたスペースに多数の表示灯
を配設しなければならず、レイアウトが困難になる問題
があった。また、このようにした場合、個々の表示灯は
必然的に小さくなるため、点灯時に乗員が認識し難いと
いう問題もあった。そこで、実開平4−35191号公
報等では、比較的大きなLCD(液晶表示器)等をイン
ストルメントパネルの中央部等に配設し、これに複数の
表示を行わせる多重表示装置が提案されている。この種
の多重表示装置では、乗員が切換スイッチを操作するこ
とによりバッテリ電圧や積算走行距離等の通常表示項目
を順次表示する一方、冷却水温の異常上昇時や制動装置
の失陥時等には通常表示項目に代えて警告表示項目を自
動的に表示する構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の多重表示装置では、車種による装置類の相違やオプ
ション設定の有無により、以下に述べる問題が生じてい
た。一般に、多重表示装置では、ECU(電子制御ユニ
ット)に多数のセンサ類から検出信号が入力し、ECU
はその検出信号に基づき表示項目を決定した後、LCD
等の駆動制御を行う。ところが、ECUは、量産性や汎
用性を高めるため、車種やオプション設定の有無に拘わ
らず共通部品とされることが多く、個々の車両が備えた
センサ類に対応しない項目を表示する不具合があった。
例えば、乗員が切換スイッチを操作すると、油圧センサ
がアナログ式の油圧計にしか接続されていないにも拘わ
らず、LCDに油圧表示(例えば、0kg/cm2)がなさ
れることがあった。また、車体に車間距離センサや自重
センサが備えられていないにも拘わらず、切換スイッチ
の操作により、LCDに車間距離表示や自重表示がなさ
れることもあった。このような不要かつ無意味な表示
は、乗員の不安を煽ったり現状認識を混乱させる原因と
なっており、従来より改善が望まれていた。
【0005】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、運転情報等を検出するセンサ類が接続されていない
場合には、対応する表示項目の表示を行わないようにし
た自動車用多重表示装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、この目的を達成
するために、本発明の請求項1では、自動車の運転情報
や運行管理情報等に応じた複数の表示項目を運転室内の
表示部に表示する自動車用多重表示装置において、前記
自動車を構成する装置の作動状態を検出して検出信号を
出力する作動状態検出手段と、当該作動状態検出手段の
検出信号に応じた表示項目を乗員の操作によって前記表
示部に順次表示させる表示制御手段と、前記作動状態検
出手段の一つまたは複数のものが接続されていない場合
には、対応する表示項目の表示を中止させる表示中止指
令を前記表示制御手段に出力する表示抑制手段とを備え
たものを提案する。
【0007】また、本発明の請求項2では、請求項1の
多重表示装置において、前記検出信号は抵抗値であり、
前記表示抑制手段は、前記抵抗値が所定の閾値を回っ
たことをもって、前記作動状態検出手段が接続されてい
いと判定するものを提案する。また、本発明の請求項
3では、請求項1の多重表示装置において、前記表示制
御手段は、前記作動状態検出手段から警告情報が入力す
ると、自動的前記表示項目の表示を中断させて警告情
を前記表示部に表示るものを提案する。
【0008】また、本発明の請求項4では、請求項
多重表示装置において、前記表示制御手段は、前記作動
状態検出手段の複数のものから警告情報が入力すると、
該複数の警告情報を順繰りに所定のインターバルで前記
表示部に表示させるものを提案する。また、本発明の請
求項5では、請求項3または4の多重表示装置におい
て、前記表示制御手段は、警告情報を前記表示部に表示
している際に乗員の操作があったときには、所定時間だ
け前記表示項目を前記表示部に表示するものを提案す
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る多重表
示装置の一実施例を詳細に説明する。図1は、大型貨物
自動車に適用された多重表示装置の一実施例を示した概
略構成図である。同図において、1はLCD型のディス
プレイであり、インストルメントパネル上のメータクラ
スタ中央部に配置されている。ディスプレイ1は、運転
席の下部等に設置されたECU2により駆動制御され、
同じくECU2により駆動制御される緑色および赤色の
LED(発光ダイオード)3,4により照明される。E
CU2は、図示しない入出力装置,画像データやカレン
ダ等を内蔵した記憶装置(ROM,RAM,BURAM
等),クォーツクロックを備えた中央処理装置(CP
U)等から構成されている。ECU2の入力側には、車
速センサ5や燃料消費量センサ6を始め、オルタネータ
L端子7,ドアセンサ8,水温センサ9,エア圧センサ
10,ディスクパッドセンサ11,オイルレベルセンサ
12、油圧センサ13等、多数のセンサや機器類が接続
されている。
【0010】図中、15はインストルメントパネルに設
けられたコントロールパネルであり、モードスイッチ1
6とセレクトスイッチ17とセット・リセットスイッチ
18とが配されている。各スイッチ16,17,18
は、それぞれECU2に接続されており、モードスイッ
チ16やセレクトスイッチ17は表示の切替等に用いら
れ、セット・リセットスイッチ18は運行スケジュール
等の設定に用いられる。また、20はインストルメント
パネルの下部等に設置された警告ブザーであり、ECU
2の出力側に接続されている。また、21はインストル
メントパネルに設置されたアナログ式の油圧計であり、
油圧センサ13からの出力信号(電気抵抗値)に基づき
エンジンの潤滑油圧を表示する。
【0011】以下、図2〜図4のフローチャートと図5
〜図17の表示画面とに基づき、本実施例に係る多重表
示装置の作用を詳細に説明する。運転者がイグニッショ
ンキーをONにして自動車の運転が開始されると、ディ
スプレイ1の表示モードは、先ず通常表示モードである
図2のM1の電圧・トリップ表示モードとなる。この表
示モードにおいて、ECU2は、オルタネータL端子7
からの電圧情報とROM内の積算距離情報とに基づき、
図5に示すようにバッテリ電圧とトリップメータとをデ
ィスプレイ1に表示させる。尚、トリップメータは、乗
員がセレクトスイッチ17を押すことによりA,Bの間
で交互に切り換わり、例えば、運行開始時点からの走行
距離と給油後の走行距離とが表示される。また、A,B
のトリップメータは、乗員がセット・リセットスイッチ
18を操作することにより、それぞれ0にリセットされ
る。また、ECU2は、通常表示モードにおいて緑色の
LED3を点灯し、乗員に異常事態が生じていないこと
を認識させる。
【0012】電圧・トリップ表示モードであるときに、
乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の
表示モードは、M2の時刻表示モードに切り換わる。こ
の表示モードにおいて、ECU2は、内蔵するクォーツ
クロックの時刻情報に基づき、図6に示すように現在の
時刻をディスプレイ1に表示させる。尚、バッテリの着
脱等が行われた場合、時刻情報はセット・リセットスイ
ッチ18を用いて修正可能である。
【0013】時刻表示モードであるときに、乗員がモー
ドスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モード
は、M3のカレンダ表示モードに切り換わる。この表示
モードにおいて、ECU2は、カレンダ情報に基づき、
図7に示すように現在の年月日をディスプレイ1に表示
させる。尚、カレンダ情報についても、時刻情報と同様
に、セット・リセットスイッチ18を用いて修正可能で
ある。
【0014】カレンダ表示モードであるときに、乗員が
モードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モ
ードは、M4の運行スケジュール表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行スケジュール情報に基づき、図8に示すよう
に運行スケジュールをディスプレイ1に表示させる。す
なわち、運行スケジュール表示モードにおいては、乗員
がセレクトスイッチ17を押す毎に、目的地への到着予
想時刻と残存距離と目標平均車速とが順次表示される。
ここで、到着予想時刻は、現在の運転状況で目的地に到
達すると思われる時刻であり、残存距離と現在までの平
均車速とから算出される。また、目標平均車速は、到着
予定時刻までに目的地に到着するための平均車速であ
り、残存距離と残存時間とから算出される。尚、運行ス
ケジュール表示モードでは、セット・リセットスイッチ
18を操作することによりディスプレイ1が表示画面か
ら入力画面に切り換わり、目的地までの距離と到着予定
時刻とを設定することができる。
【0015】運行スケジュール表示モードであるとき
に、乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ
1の表示モードは、M5の運行時間モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した運行時間情報に基づき、図9に示すように運行時
間をディスプレイ1に表示させる。すなわち、運行時間
表示モードでは、乗員がセレクトスイッチ17を押す毎
に、リセット後の走行時間(ドライブタイム)と、エン
ジン起動時間(エンジンオンタイム)と、エンジン起動
時間のうちの非走行時間(ロスタイム)とが順次表示さ
れる。尚、ロス時間は、渋滞や休憩等のため、エンジン
が起動していながら停車していた時間である。
【0016】運行時間モードであるときに、乗員がモー
ドスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モード
は、図3のM6の点検整備メモリ表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した点検整備情報に基づき、図10に示すように点検
整備メモリをディスプレイ1に表示させる。すなわち、
点検整備メモリ表示モードでは、乗員がセレクトスイッ
チ17を押す毎に、前回の点検整備時に入力した、前回
のエンジンオイル,トランスミッションオイル,デフギ
ヤオイルおよびクーラントの交換時期(積算走行距離や
年月日)が順次表示される。
【0017】点検整備メモリ表示モードであるときに、
乗員がモードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の
表示モードは、M7の平均車速表示モードに切り換わ
る。この表示モードにおいて、ECU2は、RAMに記
憶した平均車速情報に基づき、図11に示すようにリセ
ット後の平均車速をディスプレイ1に表示させる。平均
車速表示モードであるときに、乗員がモードスイッチ1
6を押すと、ディスプレイ1の表示モードは、M8の油
圧表示モードに切り換わる。この表示モードにおいて、
ECU2は、油圧センサ13からの油圧情報に基づき、
図12に示すようにエンジンの潤滑油圧を表示する。油
圧センサ13は上述したようにアナログ式の油圧計21
に接続されており、乗員が油圧を常に監視できるように
なっている。尚、油圧表示モードであるときに、乗員が
モードスイッチ16を押すと、ディスプレイ1の表示モ
ードは、M1の電圧・トリップ表示モードに戻る。ま
た、モードスイッチ16は、普通に押した場合には表示
モードが一度切り換わるだけであるが、押し続けること
により表示モードが連続的に切り換わるようになってい
る。したがって、乗員がモードスイッチ16を押し続け
ることにより、M1からM8までの通常表示モードが、
ディスプレイ1に繰り返し表示されるのである。
【0018】一方、M1からM8までの通常表示モード
にあるときに、上述した各種センサ類から警告情報が入
力すると、ECU2はM9の警告表示モードに移行す
る。警告表示モードでは、ECU2は、通常表示を中断
させて、警告表示をディスプレイ1に表示させると共に
赤色のLED4を点灯させて、異常事態の発生を乗員に
認識させる。この際に、複数の警告情報が入力した場
合、ECU2は、所定のインターバルで対応する複数の
警告表示を順繰りにディスプレイ1に表示させる。
【0019】例えば、ECU2は、水温センサ9とディ
スクパッドセンサ11とからの入力信号により冷却水温
が異常に上昇したこととディスクパッドの残量が少なく
なったこととを認識すると、図13に示したオーバヒー
ト表示と図14に示したディスクパッド表示とを繰り返
し行う。また、ECU2は、その他の警告情報に応じ
て、図15のドア(半ドア)表示,図16の予熱表示,
図17のクラッチ磨耗表示等、種々の警告表示を表示の
優先順位に従って行う。尚、本実施例では、警告表示モ
ードに移行すると、ECU2は、ディスプレイ1による
警告表示と共に、警告ブザー20によるビープ音により
乗員の注意を喚起させる。
【0020】ECU2は、警告表示モードに移行する
と、センサ類からの警告情報が入力しなくなるまで(す
なわち、冷却水温が低下したり、ディスクパッドが交換
されるまで)警告表示を行うが、乗員がモードスイッチ
16を押すことにより所定時間(本実施例では、1分
間)だけ通常表示モードに復帰する。これは、警告表示
モード中であっても、乗員が時刻等を確認する必要があ
るためで、この間にモードスイッチ16を押すことによ
り通常表示モード間で表示が切換わる。
【0021】また、夜間走行時等においてディスプレイ
1の表示が目障りであった場合、乗員がモードスイッチ
16とセレクトスイッチ17とを同時に押すことによ
り、通常表示モードからM10の無表示モードに移行す
る。無表示モードでは、ECU2は、ディスプレイ1の
表示を中止し、同時にLED3も消灯させる。尚、無表
示モードでは通常表示は行わないが、センサ類から警告
情報が入力した場合、ECU2は、M9の警告表示モー
ドに移行してディスプレイ1に警告表示を行わせる。ま
た、無表示モードであるときに、乗員がモードスイッチ
16を押すと、ディスプレイ1の表示モードは、無表示
モードに移行する直前の通常表示モードに復帰する。
【0022】ところで、上述したようにエンジンの潤滑
油圧は油圧計21に常時表示されるため、ディスプレイ
1による油圧表示がオプション設定となっている。すな
わち、ECU2は共通のものを用いているが、車種によ
っては油圧センサ13がECU2に結線されておらず、
ディスプレイ1による油圧表示が行えないものが存在す
る。このような場合、本実施例の装置では、平均車速表
示モードにおいてモードスイッチ16が押されると、E
CU2は、油圧センサ13の不接続を確認した後、油圧
表示モードをキャンセルして次の表示モード(本実施例
の場合、電圧・トリップ表示モード)に移行させる。以
下、図4のフローチャートに基づき、ECU2が油圧表
示モードをキャンセルする手順を述べる。
【0023】点検整備メモリ表示モードにおいてモード
スイッチ16が押されると、所定の制御インターバル
で、図4に示した油圧表示制御サブルーチンが繰り返し
実行される。このサブルーチンを開始すると、ECU2
は、ステップS2で平均車速表示の指令をディスプレイ
1に出力した後、ステップS4でモードスイッチ16が
ON状態となったか否かを判定する。そして、この判定
がNoである場合にはステップS2に戻って平均車速表
示の指令を継続して出力するが、Yesである場合に
は、ステップS6で油圧センサ13の出力信号である抵
抗値Rsを検出する。尚、ECU2は油圧センサ用の入
力端子を備えているが、油圧センサ13が接続されてい
ない場合には、その入力端子に入力する抵抗値Rsは無
限大となる。
【0024】抵抗値Rsの検出を終えると、ECU2
は、ステップS8で、抵抗値Rsが判定閾値Rth(本実
施例では、1KΩ)より大きいか否かを判定する。尚、
本実施例の油圧センサ13の抵抗値Rsは、油圧が0kg
/cm2の場合にも200Ω以下であり、油圧の上昇に伴っ
て漸次低下する。したがって、油圧センサ13が接続さ
れていれば、抵抗値Rsが判定閾値Rthより大きくなる
ことはない。
【0025】ステップS8の判定がNoであった場合、
ECU2は、油圧センサ13が接続されていると判断
し、ステップS10で油圧表示モードに移行して上述し
たように油圧表示の指令をディスプレイ1に出力した
後、ステップS12でモードスイッチ16がON状態と
なったか否かを判定する。そして、この判定がNoであ
る場合にはステップS10に戻って油圧表示の指令を継
続して出力するが、Yesである場合には電圧・トリッ
プ表示モードに移行し、ステップS14で電圧・トリッ
プ表示の指令をディスプレイ1に出力する。
【0026】さて、油圧表示のオプションが装備されて
おらず、ステップS8の判定がYesとなった場合、E
CU2は電圧・トリップ表示モードに移行し、ステップ
S14で電圧・トリップ表示の指令をディスプレイ1に
出力する。すなわち、油圧表示モードをキャンセルし
て、平均車速表示モードから電圧・トリップ表示モード
に移行するのである。
【0027】本実施例の多重表示装置では、このように
して無意味な油圧表示(例えば、0kg/cm2)を行わな
いようにしたため、乗員の不安を煽ったり現状認識を混
乱させることがなくなった。また、不要な表示をキャン
セルすることにより、ディスプレイ1を早くスクロール
させることができ、乗員が所望の表示を迅速に呼び出す
ことができるようになった。
【0028】以上で具体的実施例の説明を終えるが、本
発明の態様は上記実施例に限られるものではない。例え
ば、上記実施例では油圧表示モードを対象としたもので
あるが、車間距離表示モードや自重表示モード等が設定
されているものでは、これらを対象に表示のキャンセル
を行うようにしてもよい。また、電気ハーネスの断線等
により、オプションでない表示項目のセンサからの出力
がなくなった場合、ディスプレイ上に「故障」等の表示
を行わせるようにしてもよい。また、上記実施例では表
示部にLCDを用いたが、CRT等を用いるようにして
もよい。更に、具体的な装置構成や制御の手順等につい
ては、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することが
可能である。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
請求項1によれば、自動車の運転情報や運行管理情報等
に応じた複数の表示項目を運転室内の表示部に表示する
自動車用多重表示装置において、前記自動車を構成する
装置の作動状態を検出して検出信号を出力する作動状態
検出手段と、当該作動状態検出手段の検出信号に応じた
表示項目を乗員の操作によって前記表示部に順次表示さ
せる表示制御手段と、前記作動状態検出手段の一つまた
は複数のものが接続されていない場合には、対応する表
示項目の表示を中止させる表示中止指令を前記表示制御
手段に出力する表示抑制手段とを備えるようにしたた
め、不要かつ無意味な表示により乗員の不安を煽ったり
現状認識を混乱させないようにできるとともに、表示を
早くスクロールさせることができ、乗員が所望の表示を
迅速に呼び出すことができる。
【0030】また、請求項2によれば、請求項1の多重
表示装置において、前記検出信号は抵抗値であり、前記
表示抑制手段は、前記抵抗値が所定の閾値を回ったこ
とをもって、前記作動状態検出手段が接続されていな
と判定するようにしたため、作動状態検出手段が接続さ
れていないことを確実に判定できる。また、請求項3に
よれば、請求項1の多重表示装置において、前記表示制
御手段は、前記作動状態検出手段から警告情報が入力す
ると、自動的前記表示項目の表示を中断させて警告情
を前記表示部に表示るようにしたため、運転情報と
ともに緊急情報を乗員に適切に認識させることができ
る。
【0031】また、請求項4によれば、請求項の多重
表示装置において、前記表示制御手段は、前記作動状態
検出手段の複数のものから警告情報が入力すると、該複
数の警告情報を順繰りに所定のインターバルで前記表示
部に表示させるようにしたため、異常事態の発生を乗員
に認識させることができるまた、請求項5によれば、
請求項3または4の多重表示装置において、前記表示制
御手段は、警告情報を前記表示部に表示している際に乗
員の操作があったときには、所定時間だけ前記表示項目
を前記表示部に表示するようにしたため、乗員が時刻等
を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多重表示装置の一実施例を示した
概略構成図である。
【図2】多重表示の手順を示したフローチャートであ
る。
【図3】多重表示の手順を示したフローチャートであ
る。
【図4】油圧表示制御の手順を示したフローチャートで
ある。
【図5】電圧・トリップ表示モードにおける表示画面で
ある。
【図6】時刻表示モードにおける表示画面である。
【図7】カレンダ表示モードにおける表示画面である。
【図8】運行スケジュール表示モードにおける表示画面
である。
【図9】運行時間モードにおける表示画面である。
【図10】点検整備メモリ表示モードにおける表示画面
である。
【図11】平均車速表示モードにおける表示画面であ
る。
【図12】油圧表示モードにおける表示画面である。
【図13】警告表示モードにおける表示画面である。
【図14】警告表示モードにおける表示画面である。
【図15】警告表示モードにおける表示画面である。
【図16】警告表示モードにおける表示画面である。
【図17】警告表示モードにおける表示画面である。
【符号の説明】 1 ディスプレイ 2 ECU 3,4 LED 5 車速センサ 6 燃料消費量センサ 7 オルタネータL端子 8 ドアセンサ 9 水温センサ 10 エア圧センサ 11 ディスクパッドセンサ 12 オイルレベルセンサ 13 油圧センサ 15 コントロールパネル 16 モードスイッチ 17 セレクトスイッチ 18 セット・リセットスイッチ 20 警告ブザー 21 油圧計
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−63535(JP,A) 特開 昭61−26082(JP,A) 特開 平4−116590(JP,A) 特開 平2−179568(JP,A) 実開 平4−35191(JP,U) 実開 昭62−189236(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 5/00 510 B60K 37/02 B60R 16/02 640 G09G 3/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の運転情報や運行管理情報等に応
    じた複数の表示項目を運転室内の表示部に表示する自動
    車用多重表示装置において、 前記自動車を構成する装置の作動状態を検出して検出信
    号を出力する作動状態検出手段と、 当該作動状態検出手段の検出信号に応じた表示項目を
    員の操作によって前記表示部に順次表示させる表示制御
    手段と、 前記作動状態検出手段の一つまたは複数のものが接続さ
    れていない場合には、対応する表示項目の表示を中止さ
    せる表示中止指令を前記表示制御手段に出力する表示抑
    制手段とを備えたことを特徴とする、自動車用多重表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検出信号は抵抗値であり、前記表示
    抑制手段は、前記抵抗値が所定の閾値を回ったことを
    もって、前記作動状態検出手段が接続されていないと判
    定することを特徴とする、請求項1記載の自動車用多重
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示制御手段は、前記作動状態検出
    手段から警告情報が入力すると、自動的前記表示項目
    の表示を中断させて警告情報を前記表示部に表示るこ
    とを特徴とする、請求項1記載の自動車用多重表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記表示制御手段は、前記作動状態検出
    手段の複数のものから警告情報が入力すると、該複数の
    警告情報を順繰りに所定のインターバルで前記表示部に
    表示させることを特徴とする、請求項記載の自動車用
    多重表示装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、警告情報を前記表
    示部に表示している際に乗員の操作があったときには、
    所定時間だけ前記表示項目を前記表示部に表示すること
    を特徴とする、請求項3または4記載の自動車用多重表
    示装置。
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