JP2005069925A - 車両用燃料残量表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 表示部の構成に工夫を凝らして良好な視認性を備える車両用燃料残量表示装置を提供する。
【解決手段】 燃料インジケータ2の輪郭部20の形状を、JISD0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状に形成し発光井表示させ、且つ燃料残量を、輪郭部20内に積層配置される残量セグメント21〜28を適宜発光表示して形成されるバーグラフにより表示している。
これにより輪郭線20の大きさを、従来の車両用燃料残量表示装置における識別記号の大きさよりも大きくすることができるので、運転者は、積層配置された各残量セグメント21〜28が燃料残量を表示するものであると即座に認識可能な燃料残量インジケータ1を実現できる。
【選択図】 図2
【解決手段】 燃料インジケータ2の輪郭部20の形状を、JISD0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状に形成し発光井表示させ、且つ燃料残量を、輪郭部20内に積層配置される残量セグメント21〜28を適宜発光表示して形成されるバーグラフにより表示している。
これにより輪郭線20の大きさを、従来の車両用燃料残量表示装置における識別記号の大きさよりも大きくすることができるので、運転者は、積層配置された各残量セグメント21〜28が燃料残量を表示するものであると即座に認識可能な燃料残量インジケータ1を実現できる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、車両用燃料残量表示装置に関するもので、たとえば自動車に用いて好適である。
一般に、車両用燃料残量表示装置は、当該車両に関する各種情報を運転手が視認可能に表示するためのコンビネーションメータ内に設置されている。
従来の車両用燃料残量表示装置としては、たとえば、複数のセグメントを備え、その複数のセグメントにより情報量、すなわち燃料残量をバーグラフ状に表示するものがある(たとえば、特許文献1参照)。
この場合のバーグラフ表示方法としては、たとえば、燃料タンクが満タン状態の時は、複数のセグメントの全数を点灯させ、燃料残量が減少するにしたがって点灯している複数のセグメントが順次消灯させる、言い換えると、点灯されているセグメント個数が燃料残量を指示する方法がある。
また、複数のセグメントの外周囲に囲い線表示を設たものがある(たとえば、特許文献2参照)。
これにより、バーグラフの存在を強調するとともにフルスケールの大きさを明確にして燃料残量の多少を視覚的に判り易く表示することができる。
また、車両の燃料注入口は車体の左右どちらかの側面に設けられており、給油所において給油する時には、車両の燃料注入口のある側を給油施設に沿わせて停車する必要がある。すなわち、運転者は、自車の燃料注入口が左右いずれの側にあるかを予め知っている必要がある。
運転者に対して、燃料注入口の位置を表示する手段としては、たとえば、燃料残量表示装置近傍、あるいは燃料残量表示装置中に表示されて、それが燃料残量を表示するものであることを示す識別記号近傍に、文字または図形により表示することが提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
実開昭62−96520号公報
実開昭54−126651号公報
特開平10−67261号公報
しかしながら、上述の特許文献1および特許文献2に示される従来の車両用燃料残量表示装置は、複数の計器類が配置されるコンビネーションメータ上に配置された場合、燃料残量を表示していることが判り難いことがある。すなわち、運転者が従来の車両用燃料残量表示装置を視認した場合、何かの計器であることは認識するものの燃料残量を表示していると即時に判別できない可能性がある。
車両用燃料残量表示装置には、それが燃料残量を表示するものであることを示す識別記号が設けられているが、一般に、この識別記号は小さいため、特に運転中においては、即時に判別することが困難である。
また、上述の特許文献3に示される従来の車両用燃料残量表示装置においては、前述したように燃料残量を表示していることが判り難いことと相まって、設けられた文字または図形が注入口の位置を示すものであると認識され難い、という問題がある。
本発明は上記の問題に鑑み成されたもので、表示部の構成に工夫を凝らして良好な視認性を備える車両用燃料残量表示装置を提供することを目的とする。
また、もう一つの目的は、当該車両の燃料注入口の位置を容易に認知可能な車両用燃料残量表示装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成する為に以下の技術的手段を採用する。
本発明の請求項1に記載の車両用燃料残量表示装置は、燃料残量を表示する表示部を備え、表示部の外形輪郭線形状が、JIS(日本工業規格)D0032中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号形状またはその類似形状、あるいはISO(国際標準化機構)で定めた図記号(ISO7000−0245)の形状またはその類似形状に形成される構成とした。
従来の車両用燃料残量表示装置においては、JISD0032で規定される識別記号あるいはISO7000−0245で規定される図記号が、車両用燃料残量表示装置の内部に小さく設けられているので、運転者が従来の車両用燃料残量表示装置を視認した場合、燃料残量を表示していると即時に判別できない可能性がある。
これに対して、本発明の請求項1に記載の車両用燃料残量表示装置においては、燃料残量を表示する表示部の外形輪郭線形状をJISD0032で規定される識別記号あるいはISO7000−0245で規定される図記号の形状、またはそれらの類似形状に形成している。すなわち、燃料残量を表示する表示部全体の外形形状が各規格で定められる識別記号、いわば万国共通の識別記号の形状に形成しているので、運転者は、車両用燃料残量表示装置を視認すると一目瞭然に燃料残量を表示する計器であると認識することができる。
したがって、良好な視認性を備える車両用燃料残量表示装置を提供することができる。
この場合、本発明の請求項2に記載の車両用燃料残量表示装置のように、表示部において燃料残量はバーグラフにより表示される構成とすれば、運転者は燃料残量の多少を容易に判定することが可能となるので、燃料残量を視認し易い車両用燃料残量表示装置を実現することができる。
本発明の請求項3に記載の車両用燃料残量表示装置は、前記表示部は液晶パネル上に形成される構成とした。
これにより、表示部の発光表示時において各種演出表示を容易に実施することができる。
本発明の請求項4に記載の車両用燃料残量表示装置は、表示部の外形輪郭線およびバーグラフの燃料残量に対応する部分が発光表示される構成とした。
これにより、表示部の外形輪郭線、すなわちJISD0032で規定される識別記号あるいはISO7000−0245で規定される図記号の形状をより明確に表示することにより、運転者に、車両用燃料残量表示装置を確実に認識させる、言い換えると燃料残量を表示する計器であると認識させることができる。
本発明の請求項5に記載の車両用燃料残量表示装置は、液晶パネル上には燃料残量以外の当該車両に関する情報を表示する情報表示部が併設される構成とした。
これにより、複数の情報を良好な視認性を備えつつ表示することができる。また、液晶パネルの表示画面を有効利用することができる。
本発明の請求項6に記載の車両用燃料残量表示装置は、情報表示部には当該車両の走行距離が表示される構成とした。
燃料残量および走行距離は、車両に関する情報のうちで、車両運転中において運転者の関心が強い情報の部類に含まれる。さらに、燃料残量が少なくなると運転者は両情報を注目することになる。
そこで、車両用燃料残量表示装置内に当該車両の走行距離を併せて表示すれば、運転者は互いに関連性の高い情報である燃料残量と走行距離を容易に読取ることができ、且つそれに基づいて適切な処置を行うことができる。
本発明の請求項7に記載の車両用燃料残量表示装置は、表示部の近傍に当該車両の給油口位置を指示する指示部を設けた構成とした。
運転者は、車両用燃料残量表示装置を視認すると一目瞭然に燃料残量を表示する計器であると認識する。したがって、その表示部近傍に給油口位置を指示する指示部を設ければ、運転者は確実に当該車両の給油口位置を認識できるので、車両運転中に給油所への進入を円滑に行うことができる。
本発明の請求項8に記載の車両用燃料残量表示装置では、給油口が当該車両の左側面にある場合は指示部は表示部の左側近傍に設けられ、給油口が当該車両の右側面にある場合は指示部は表示部の右側近傍に設けられる構成とした。
これにより、運転者に、容易且つ正確に当該車両の給油口位置を認識させることができる。
。
以下、本発明による車両用燃料残量表示装置を、自動車に搭載される燃料残量インジケータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
以下、本発明による車両用燃料残量表示装置を、自動車に搭載される燃料残量インジケータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1が搭載されるコンビネーションメータ100正面図である。図1において、上下方向方が自動車の上下方向であり、左右方向が自動車の左右方向である。
図2は、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1の正面図である。
図3は、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1の電気回路構成を説明する説明図である。
車両用燃料残量表示装置である燃料残量インジケータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示するコンビネーションメータ100内に設置されている。コンビネーションメータ100は、図1に示すように、自動車の走行速度を指示する速度計101、エンジンの回転速度を指示するタコメータ102および燃料残量インジケータ1を備えている。
燃料残量インジケータ1は、本発明の第1実施形態においては、液晶パネルL上に形成されている。すなわち、燃料残量インジケータ1は、液晶パネルL上に形成される表示部である燃料インジケータ2により、燃料タンク(図示せず)内の燃料残量を表示している。
また、液晶パネルL上には、走行距離計4が併設されている。
燃料インジケータ2は、図2に示すように、燃料残量に対応して発光表示状態または非表示状態となる残量セグメント21〜28、燃料インジケータ2の外形輪郭線である輪郭部20、文字部2aおよび文字部2bから構成されている。輪郭線20、各残量セグメント21〜28、文字部2aおよび文字部2bは、液晶パネルLにおいてそれぞれ独立したセグメントとして構成されている。各セグメントに印加する電圧を制御することにより、各セグメントは透光性/遮光性のどちらかに切り替えられる。したがって、液晶パネルLの背後に設けられるバックライト(図示せず)により発光表示状態あるいは非表示状態のいずれかに切り替えられる。
輪郭線20の形状は、図2に示すように、JIS(日本工業規格)D0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状に形成されている。
残量セグメント21〜28は、図2に示すように、長方形に形成され、最上位を残量セグメント28、最下位を残量セグメント21として上下方向に積層配置されている。すなわち、燃料残量インジケータ1において、燃料残量は、発光表示される残量セグメントの個数により表されるバーグラフとして表示される。
文字部2aおよび文字部2bは、燃料残量のスケールを示しており、「F」は満タンを、「E」は空を示す。
従来の車両用燃料残量表示装置においては、複数のセグメントあるいは指針計器の近傍に、上述したJISで定められている識別記号が設けられているが、大きさが小さいため、運転者が、その表示部が燃料残量を表示するものであると認識し難いという問題があった。
これに対して、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1では、積層配置された各残量セグメント21〜28の外側形状である輪郭線20の形状を上述したような形状に設定している。このため、輪郭線20の大きさは、従来の車両用燃料残量表示装置における識別記号の大きさよりも大きく、したがって、運転者は、積層配置された各残量セグメント21〜28が燃料残量を表示するものであると即座に認識することができるので、良好な視認性を有する燃料残量インジケータ1を実現することができる。
なお、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、輪郭線20の形状を、JIS(日本工業規格)D0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状としているが、これを、ISO(国際標準化機構)で定めた図記号(ISO7000−0245)形状とほぼ同じ形状としてもよい。
液晶パネルL上において、輪郭線20の左側には、図2に示すように、当該自動車の給油口位置を指示する指示部である給油口マーク3が設けられている。
給油口マーク3の形状は、図2に示すように、三角形で、底辺を輪郭線20の左側と平行にし、且つ頂点を左端として配置されている。
この給油口マーク3は、当該自動車の給油口が車体のどの部分に設けられているかを運転者に指示するためのものであり、燃料インジケータ2の輪郭線20を自動車の車体に見立てて、輪郭線20の上下方向を自動車の前後方向として、当該自動車における給油口位置に対応させて輪郭線20近傍に設けられている。本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1の場合、当該自動車の給油口は車体の左側面に設けられているので、給油口マーク3は輪郭線20の左側に設けられている。もし、自動車の給油口が車体の右側面に設けられていれば、給油口マーク3は輪郭線20の右側に設けられる。また、自動車の給油口が車体の後端面に設けられていれば、給油口マーク3は輪郭線20の下側に設けられる。
本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、燃料インジケータ2外形形状、つまり輪郭線20形状は、JIS(日本工業規格)D0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状、つまりほぼ長方形である。
このため、運転者は、輪郭線20を見たときに、燃料インジケータ2を燃料残量を表示する計器であると容易に認識できるとともに、それを自動車の平面形状として容易に捉えることができる。
したがって、運転者は、輪郭線20の近傍に設けられた給油口マーク3を見たときに、燃料インジケータ2と自動車平面形状との関連から、当該自動車における給油口位置を表すものであると、容易に認識することができる。
また、液晶パネルL上には、図2に示すように、当該自動車の走行距離を表示する走行距離計4が併設されている。走行距離計4は、走行距離を示す数字部41と文字部42、43から形成されている。
また、走行距離計4は、積算距離計であるオドメータ(当該自動車の総走行距離を表示する)および区間距離計であるトリップメータ(運転者が所定の操作をした時点からの走行距離を表示する)としての機能を果たしている。運転者が図示しない切り替えスイッチを操作すると、走行距離計4の表示がオドメータあるいはトリップメータに切り替る。なお、図2は、オドメータ表示中を示している。トリップメータ表示中には、文字部43は「TRIP」となる。
また、燃料残量インジケータ1において、液晶パネルLの裏側には、外部からの検出信号に基づいて燃料インジケータ2、走行距離計4の表示駆動を制御する制御回路7が配置され液晶パネルLに電気的に接続されている。また、制御回路7は、たとえばマイクロコンピュータ等から構成され、燃料残量インジケータ1が搭載されるコンビネーションメータ100の電気回路部を構成するプリント基板(図示せず)に電気的に接続されている。
また、液晶パネルLは、燃料インジケータ2、給油口マーク3、走行距離計4をそれぞれ独立して発光表示するためのバックライト(図示せず)を備えている。
次に、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1の電気回路構成について説明する。
図3の電気回路構成図に示すように、燃料インジケータ2を備える液晶パネルLは、制御回路7に接続されている。この制御回路7には、バッテリ9から電力が常時供給されている。また、制御回路7には、イグニッションスイッチ8が、その作動状態(ONまたはOFF)を検出可能に接続されている。さらに、制御回路7には、燃料レベルセンサ5、速度センサ6が検出信号を入力可能に接続されている。なお、バッテリ9、イグニッションスイッチ8、燃料レベルセンサ5、速度センサ6は、コンビネーションメータ100の電気回路部を構成するプリント基板(図示せず)を介して制御回路7に接続されている。制御回路7は、燃料レベルセンサ5、速度センサ6からの検出信号に基づいて液晶パネルLを駆動して、燃料インジケータ2、給油口マーク3、走行距離計4の表示を行っている。なお、速度センサ6は速度計101のためのものであり、制御回路7において速度センサ6からの速度信号に基づいて走行距離を算出している。
次に、このように構成した本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1の作動について、特に視認状態について説明する。
運転者によりイグニッションスイッチ8がONされて、自動車が作動状態になると、制御回路7はイグニッションスイッチ8がONされたことを検知して、液晶パネルLを駆動して、燃料インジケータ2、給油口マーク3、走行距離計4を発光表示させる。
このとき、液晶パネルLにおいて、燃料インジケータ2の輪郭線20、残量セグメント21〜28、文字部2a、2b、給油口マーク3、走行距離計4の数字部41、文字部42、43は透光状態に駆動されて、それぞれ所定の発光色で発光表示される。すなわち、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、燃料インジケータ2の輪郭線20、残量セグメント21〜28、文字部2a、2bは緑色で発光表示され、給油口マーク3はアンバーで発光表示され、走行距離計4の数字部41、文字部42、43は白色で発光表示される。一方、背景部Lbは遮光状態に駆動されて黒色で視認される。
先ず、燃料レベルセンサ5により検出される燃料タンク(図示せず)内の残存燃料量と、燃料インジケータ2の表示状態との関係を説明する。
燃料タンクが満タン状態の時は、残量セグメント21〜28全部が発光表示される。
自動車の走行により燃料が消費されて燃料タンク内の燃料が減少すると、一番上の残量セグメント28が遮光状態に駆動され、黒色に変わる。
さらに、燃料が減少するに連れて、残量セグメント27、26、25、24、23、22が順次遮光状態に駆動され、黒色に変わる。すなわち、燃料量の減少にともなって、発光表示される残量セグメントの個数が減少する、言い換えると、発光表示されるバーグラフの高さが低くなっていく。これにより、運転者は、燃料残量を容易に認識することができる。
発光表示される残量セグメントが残量セグメント21、1個になり、さらに燃料が消費されて燃料残量が所定量以下、たとえば10リッター以下になると、連続発光表示されていた輪郭線20、残量セグメント21および文字部2bが点滅表示に切り替る。
従来の車両用燃料残量表示装置においては、残量セグメントのみが点滅表示されている。この場合、点滅表示の大きさが小さく、運転者の注意を喚起し難いという問題がある。
一方、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、残量セグメント21に加えて輪郭線20および文字部2bが点滅表示され、全体として点滅表示される面積を拡大することができる。したがって、運転者は確実に視認することができるので、運転者に対して、すみやかに給油することを促すことができる。
なお、この点滅表示は、給油により当該自動車の燃料タンク内の燃料量が増加するまで継続して実施される。
次に、走行距離計4の視認状態について説明する。
イグニッションスイッチ8がONされると、最後にイグニッションスイッチ8がOFFされたときの表示状態、つまりオドメータまたはトリップメータのどちらかを表示する。
運転者が図示しない切り替えスイッチを操作すると、オドメータまたはトリップメータの現在表示されていない方の表示に切り替る。また、トリップメータ表示中において、運転者が図示しない切り替えスイッチを操作すると、トリップメータがリセットされる。つまり走行距離表示が0kmになる。
以上説明した、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、燃料インジケータ2の輪郭部20の形状を、JIS(日本工業規格)D0032(自動車−操作,計量及び警報装置の識別記号)中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号の外形形状とほぼ同じ形状に形成し発光井表示させ、且つ燃料残量を、輪郭部20内に積層配置される残量セグメント21〜28を適宜発光表示して形成されるバーグラフにより表示している。
これにより輪郭線20の大きさを、従来の車両用燃料残量表示装置における識別記号の大きさよりも大きくすることができるので、運転者は、積層配置された各残量セグメント21〜28が燃料残量を表示するものであると即座に認識することができる。したがって、良好な視認性を有する燃料残量インジケータ1を実現することができる。さらに、燃料残量をバーグラフにより表示しているので、運転者は燃料残量の多少を容易に認識することができる。したがって、燃料残量を視認し易い車両用燃料残量表示装置を実現することができる。
また、以上説明した、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、燃料インジケータ2を液晶パネルL上に形成している。
これにより、燃料残量の変化に対応した残量セグメント21〜28の発光表示駆動制御や各種演出表示、たとえば、燃料残量が少ないことを警告するために点滅表示を行う等を容易に実施できる。
また、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、液晶パネルL上に走行距離計4を併設している。
燃料残量および走行距離は、自動車運転中において運転者の関心が強い情報である。特に、燃料残量が少ない場合、運転者は両情報を頻繁に視認することになる。
したがって、燃料残量インジケータ1内に走行距離計4を併設すれば、運転者は互いに関連性の高い情報である燃料残量と走行距離を容易に読取ることができ、且つそれに基づいて適切な処置を行うことができる。また、液晶パネルの表示画面を有効利用することができる。
また、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、当該自動車の給油口位置を指示する給油口マーク3を、輪郭線20の左側、すなわち当該自動車の車体における給油口設置側に表示している。
これにより、運転者は、輪郭線20の近傍に設けられた給油口マーク3を見たときに、燃料インジケータ2と自動車平面形状との関連から、当該自動車における給油口位置を表すものであると、容易に認識することができる。
なお、以上説明した本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1において、液晶パネルL上に走行距離計4を併設しているが、他の情報表示部、たとえば、変速機のシフトインジケータ、室内温度計、外気温度計、走行燃費計等の少なくとも1個を追加する、あるいは置き換える等してもよい。
また、以上説明した本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1において、発光表示される残量セグメントが残量セグメント21、1個になり、さらに燃料が消費されて燃料残量が所定量以下、たとえば10リッター以下になると、連続発光表示されていた輪郭線20、残量セグメント21および文字部2bが点滅表示に切り替えられるが、このとき、点滅表示させると同時に発光色を緑色から他の色、たとえば黄色、橙色、赤色等に変えてもよい。
また、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1においては、給油口マーク3を三角形としているが、三角形に限る必要はなく、他の形状、たとえば長方形、半円形、あるいは人差し指で指し示す手の形状等であってもよい。
また、本発明の一実施形態による燃料残量インジケータ1は、当該自動車のコンビネーションメータ100内に設置されているが、コンビネーションメータ100内に設置する必要はなく、他の場所、たとえば、ダッシュボード上面、ステアリングコラム上等に独立して設置してもよい。
1 燃料残量インジケータ(車両用燃料残量表示装置)
2 燃料インジケータ(表示部)
20 輪郭線
21〜28 セグメント
2a、2b 文字部
3 給油口マーク(指示部)
4 走行距離計
41 数字部
42 文字部
43 文字部
5 燃料レベルセンサ
6 速度センサ
7 制御回路
8 イグニッションスイッチ
9 バッテリ
100 コンビネーションメータ
101 速度計
102 タコメータ
L 液晶パネル
Lb 背景部
2 燃料インジケータ(表示部)
20 輪郭線
21〜28 セグメント
2a、2b 文字部
3 給油口マーク(指示部)
4 走行距離計
41 数字部
42 文字部
43 文字部
5 燃料レベルセンサ
6 速度センサ
7 制御回路
8 イグニッションスイッチ
9 バッテリ
100 コンビネーションメータ
101 速度計
102 タコメータ
L 液晶パネル
Lb 背景部
Claims (8)
- 燃料残量を表示する表示部を備え、
前記表示部の外形輪郭線形状が、JIS(日本工業規格)D0032中において規定される燃料注入口のロック解除、残量又は欠乏を表示するための識別記号形状またはその類似形状、あるいはISO(国際標準化機構)で定めた図記号(ISO7000−0245)形状またはその類似形状に形成されることを特徴とする車両用燃料残量表示装置。 - 前記表示部において、燃料残量はバーグラフにより表示されることを特徴とする請求項1に記載の車両用燃料残量表示装置。
- 前記表示部は液晶パネル上に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用表示装置。
- 前記表示部の前記外形輪郭線および前記棒グラフの燃料残量に対応する部分が発光表示されることを特徴とする請求項3に記載の車両用燃料残量表示装置。
- 前記液晶パネル上には燃料残量以外の当該車両に関する情報を表示する情報表示部が併設されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車両用燃料残量表示装置。
- 前記情報表示部には当該車両の走行距離が表示されることを特徴とする請求項5に記載の車両用燃料残量表示装置。
- 前記表示部の近傍に当該車両の給油口位置を指示する指示部を設けたことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の車両用燃料残量表示装置。
- 前記給油口が当該車両の左側面にある場合は前記指示部は前記表示部の左側近傍に設けられ、前記給油口が当該車両の右側面にある場合は前記指示部は前記表示部の右側近傍に設けられることを特徴とする請求項7に記載の車両用燃料残量表示装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN100442327C (zh) * | 2005-11-03 | 2008-12-10 | 普格科技股份有限公司 | 于一数字中隐含至少一标记的方法及其装置 |
CN112161663A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-01 | 北京车和家信息技术有限公司 | 车辆剩余油量确定方法、装置、设备和车辆 |
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2003
- 2003-08-26 JP JP2003301120A patent/JP2005069925A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100442327C (zh) * | 2005-11-03 | 2008-12-10 | 普格科技股份有限公司 | 于一数字中隐含至少一标记的方法及其装置 |
CN112161663A (zh) * | 2020-09-29 | 2021-01-01 | 北京车和家信息技术有限公司 | 车辆剩余油量确定方法、装置、设备和车辆 |
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