JP3887932B2 - トラクタの油圧クラッチの昇圧回路 - Google Patents

トラクタの油圧クラッチの昇圧回路 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は油圧クラッチの昇圧回路に関するものであり、特に、方向制御弁の切り換えにより圧油を複数の油圧クラッチへ択一的に供給し、この圧油をリリーフして昇圧特性を変更する油圧クラッチの昇圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ポンプからの圧油を方向制御弁の切り換え操作により複数の油圧クラッチへ択一的に供給し、該油圧クラッチに接続する油路の圧油をリリーフして昇圧特性を変更する油圧クラッチの昇圧回路があり、例えば、トラクタや田植機、芝刈機等の作業車両に備えられた前後進切換用クラッチの油圧回路が知られている。
【0003】
該前後進切換用クラッチは、駆動軸と一体に回転するドラムの前後に前進用の多板クラッチと後進用の多板クラッチが設けられており、油圧ポンプから前後進切換用クラッチへ通じる油路の途中に方向制御弁を設けてある。該方向制御弁を切り換えることにより、前進側供給ポートまたは後進側供給ポートの何れかへ択一的に圧油を供給し、前後進切換用クラッチを前進若しくは後進に操作するように形成されている。そして、油圧ポンプから前後進切換用クラッチへ通じる油路の圧油をリリーフ弁にて調整し、前後進切換用クラッチの昇圧を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来は方向制御弁を切り換えて油圧クラッチを操作する際に、クラッチ精度のバラツキや方向制御弁の温度特性により、圧油の昇圧特性が変化することが多い。特にソレノイド式方向制御弁を使用する場合は初期圧力調整が困難であるため、最適な昇圧特性を得ることができず、クラッチ接続時のショックが大きかった。
【0005】
そこで、方向制御弁の操作により複数の油圧クラッチへ圧油を択一的に供給する油圧回路に於いて、クラッチ精度のバラツキや方向制御弁の温度特性に拘わらず安定した昇圧制御を行うために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、油圧ポンプ(44)からの圧油を方向制御弁(46)の切換え操作により機体の前後進切換用クラッチ(31)へ択一的に供給し、該前後進切換用クラッチ(31)に接続する油路(49)の圧油をリリーフして昇圧特性を変更するトラクタ(10)の油圧クラッチの昇圧回路に於いて、
前記油圧ポンプ(44)と方向制御弁(46)を結ぶ油路(49)絞り(61)を設け、該絞り(61)の後段に分岐油路(51)を設け、この分岐油路(51)に可変リリーフ弁(52)を介装し、前記絞り(61)の前段に分岐油路(56)を設け、この分岐油路(56)に比例減圧弁(57)を設け、該比例減圧弁(57)には前記可変リリーフ弁(52)のパイロットポート(54)に通じるパイロット油路(54a)とタンク(55)に通じる油路(55a)を接続して前記比例減圧弁(57)の2次側から出力するように構成して成ると共に、前記絞り(61)の前段から潤滑油路(59)を分岐して前記前後進切換用クラッチ(31)の潤滑ポートへ接続する構成と成し、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)がオフであって、該比例減圧弁(57)の2次側から出力されるパイロット圧が最小のとき、前後進切換用クラッチ(31)へ供給される圧油がクラッチピストンの最小作動圧となるように前記可変リリーフ弁(52)を初期設定し、且つ前記方向制御弁(46)を切り換えたとき、クラッチピストンがストロークエンドに達するまでの所定時間が経過した後に、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)をオンして油圧クラッチへ供給する圧油を昇圧するように構成すると共に、前記方向制御弁(46)は3位置方向制御弁を使用する構成したトラクタの油圧クラッチの昇圧回路を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてトラクタ10を示し、車体の前部にエンジン11が載置されてフード12で被蔽されている。キャビン13の内部にはシート14を装着してあり、変速レバー15や各種操作スイッチ等が設けられている。シート14の前方にステアリングハンドル16を設け、該ステアリングハンドル16の近傍に前後進レバー17が取り付けられている。前記エンジン11の動力はミッションケース18内に収められたギヤ式変速装置を介して後輪19に伝達されるとともに、ギヤ式変速装置から分岐された動力を前輪動力伝達軸20から前輪21に伝達できるように構成されている。
【0008】
図2は前記ミッションケース18の内部を示し、エンジンの動力は主クラッチ25から出力ギヤ26を経て入力軸27の第1ギヤ28へ伝達される。該入力軸27と平行に駆動軸30が設けられおり、この駆動軸30に前後進切換用クラッチ31が装着されている。該前後進切換用クラッチ31は、駆動軸30と一体に回転するドラム32の前後に夫々前進用多板クラッチ33と後進用多板クラッチ34が設けられている。前進用多板クラッチ33の前方に前進ギヤ35が遊嵌され、後進用多板クラッチ34の後方に後進ギヤ36が遊嵌されている。
【0009】
また、前記入力軸27及び駆動軸30と平行にカウンタ軸37を設け、該カウンタ軸37の後端にカウンタギヤ38を固設する。このカウンタギヤ38は、前記入力軸27の後端に設けた第2ギヤ29に噛合するとともに、後進ギヤ36にも噛合している。従って、前記入力軸27の回転は、第1ギヤ28を介して前進ギヤ35へ伝達されるとともに、第2ギヤ29及びカウンタギヤ38を経て後進ギヤ36へ伝達される。即ち、前進ギヤ35は駆動軸30上を正方向へ遊転し、後進ギヤ36は駆動軸30上を逆方向へ遊転する。
【0010】
後述するように、方向制御弁の切換操作により前後進切換用クラッチ31の前進側供給ポート40に圧油が導入されたときは、クラッチピストン41が移動して前進用多板クラッチ33が入りになり、前記前進ギヤ35の回転が前進用多板クラッチ33を介してドラム32へ伝達される。従って、駆動軸30が正回転して機体は前進走行する。一方、後進側供給ポート42に圧油が導入されれば、クラッチピストン43が移動して後進用多板クラッチ34が入りになり、前記後進ギヤ36の回転が後進用多板クラッチ34を介してドラム32へ伝達される。従って、駆動軸30が逆回転して機体は後進走行する。
【0011】
図3は複数の油圧クラッチへ圧油を択一的に供給する一例として前後進切換用クラッチ31の油圧回路を示し、油圧ポンプ44から吐出される圧油は減圧回路45を通り、その一部がソレノイド式方向制御弁46を介して前後進切換用クラッチ31へ供給される。コントローラ50からの信号Sc によりソレノイド47または48を励磁して、該方向制御弁46を中立位置(イ)から前進位置(ロ)または後進位置(ハ)へ切り換えれば、油圧ポンプ44から吐出された圧油が油路49を通って供給ポート40または42へ導入され、前後進切換用クラッチ31が前進若しくは後進に操作される。
【0012】
ここで、前記油圧ポンプ44と方向制御弁47を結ぶ油路49に絞り61を設け、該絞り61の後段に分岐油路51を設けて可変リリーフ弁52を介装する。該可変リリーフ弁52のスプールは、バネ53とパイロットポート54の油圧にて付勢されており、このバネ圧とパイロット圧との合算圧によって入口側の油圧を制御する。
【0013】
いま、パイロットポート54のパイロット圧が低いときは、該可変リリーフ弁52のスプールが開き易くなり、油路51の油が多量にタンク55へ戻るので、該可変リリーフ弁52の入口側の油圧即ち前記油路49を流れる圧油が低圧となる。一方、パイロットポート54のパイロット圧が高くなるのに伴い、該可変リリーフ弁52のスプールが開き難くなり、該可変リリーフ弁52の入口側の油圧即ち前記油路49を流れる圧油が高圧となる。このように、該可変リリーフ弁52のパイロット圧を増減することにより、油路49の圧力即ち前後進切換用クラッチ31への供給圧Pc を制御する。
【0014】
本発明では、前記可変リリーフ弁52のパイロット圧を制御するために、前記油路49に設けた絞り61の前段から油路56を分岐し、この油路56と前記パイロットポート54のパイロット油路54aとの間にソレノイド式比例減圧弁57が設けられている。
【0015】
該比例減圧弁57は、コントローラ50からの信号SR によってソレノイド58を励磁したとき、スプールが移動して前記パイロット油路54aとタンク55に通じる油路55aの開口を小さくするとともに、パイロット油路54aと油路56の開口を大きくするようにする構成されている。従って、ソレノイド58への信号SR を増減することにより、該比例減圧弁57の2次側の出力される圧力が変化し、パイロットポート54のパイロット圧を制御することができる。
【0016】
尚、前記油路49の絞り61の前段から潤滑油路59を分岐して、前後進切換用クラッチ31の潤滑ポートへ接続する。
図4及び図5に示すように、前記方向制御弁46と可変リリーフ弁52と比例減圧弁57は一体構成になっており、図3の回路図と併せて説明すれば、油圧ポンプ44から吐出された圧油は減圧回路45を経て入口ポート60に導入され、圧油は絞り61を通って方向制御弁46を結ぶ油路49と分岐油路51へ導出される。この分岐油路51に設けられた可変リリーフ弁52のリリーフポペット52aは、リリーフポペット52aとパイロットスプール52bとの間に設けたバネ53のバネ圧と、パイロットポート54のパイロット圧との合算圧によって、分岐油路51を閉じる方向へ付勢されている。
【0017】
該リリーフポペット52aとパイロットスプール52bは同径に形成されているため、調整ネジ52cを回転してクラッキング圧力を調整した場合でも、パイロット制御圧とリリーフポート圧との関係は変化しない。従って、該可変リリーフ弁52の初期設定を任意に変更することができ、変更した後も、前記比例減圧弁57による可変リリーフ弁52の圧力制御は変化しない。
【0018】
一方、前記絞り61の前段で油路56を分岐し、この油路56に比例減圧弁57が設けられている。該比例減圧弁57には前記可変リリーフ弁52のパイロットポート54に通じるパイロット油路54aと、タンク55に通じる油路55aが接続されている。前述したように、コントローラ50からの信号SR によりソレノイド58を励磁してスプール位置を調整することにより、パイロット油路54aを開閉して可変リリーフ弁52のパイロットポート54のパイロット圧を増減する。即ち、前記ソレノイド58への信号SR を増加すればパイロットポート54のパイロット圧が高くなり、可変リリーフ弁52のリリーフポペット52aスプールが開き難くなって、方向制御弁46へ通じる油路49の油圧が上昇する。
【0019】
而して、コントローラ50から比例減圧弁57のソレノイド58へ信号SR が出力されず、該ソレノイド58がオフであるときは、前記可変リリーフ弁52のパイロットポート54のパイロット圧は最小となる。このとき、前記油路49の圧力即ち前後進切換用クラッチ31への供給圧Pc が、クラッチピストンの最小作動圧Pc0(供給ポート40または42に圧油が充満してクラッチピストン41または43が動きだす直前の圧力)となるように、前記可変リリーフ弁52を初期設定しておく。
【0020】
次に、図3及び図6に従って、本発明の油圧回路による前後進切換用クラッチ31の昇圧制御について説明する。コントローラ50から信号Sc を出力して、t1 の時点でソレノイド47または48がオンになると、方向制御弁46が中立位置(イ)から前進位置(ロ)または後進位置(ハ)へ切り換り、圧油が油路49を通って供給ポート40または42へ導入される。前述したように、可変リリーフ弁52の初期設定により、前記油路49の圧力がクラッチピストンの最小作動圧Pc0になっているため、方向制御弁46が切り換わったときに、前後進切換用クラッチ31への供給圧Pc は直ちにクラッチピストンの最小作動圧Pc0となる。
【0021】
そして、前記方向制御弁46が切り換えられて、前後進切換用クラッチ31のクラッチピストン41または43がストロークエンドに達するまでの所定時間Tが経過したとき(tの時点に至ったとき)、コントローラ50からソレノイド58へ信号Sを出し、前記比例減圧弁57を操作して可変リリーフ弁52のパイロットポート54のパイロット圧を上昇する。然るときは、前記前後進切換用クラッチ31への供給圧Pが上昇し、tの時点でソレノイド58への信号Sを最大にすることにより、前後進切換用クラッチ31への供給圧Pが最大となる。即ち、方向制御弁46のソレノイド47または48をオンした後、時間Tが経過してから比例減圧弁57を操作するため、前進用多板クラッチ33または後進用多板クラッチ34が完全に接続された後に昇圧制御が行われることになる。
【0022】
このように、方向制御弁46を切り換えるとクラッチピストン41または43が直ちに移動してサージ圧が発生せず、且つ、クラッチ精度のバラツキや油温変化に拘わらず、安定した昇圧制御を行うことができ、機体の発進時や変速時のショックを低減しつつ速やかにクラッチ圧を最大にできる。また、3位置方向制御弁を使用しているため、前進用多板クラッチ33と後進用多板クラッチ34が同時に作動することはなく、別途牽制回路を設ける必要がない。
【0023】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、油圧ポンプ(44)と方向制御弁(46)を結ぶ油路(49)絞り(61)を設け、該絞り(61)の後段に分岐油路(51)を設け、この分岐油路(51)に可変リリーフ弁(52)を介装し、前記絞り(61)の前段に分岐油路(56)を設け、この分岐油路(56)に比例減圧弁(57)を設け、該比例減圧弁(57)には前記可変リリーフ弁(52)のパイロットポート(54)に通じるパイロット油路(54a)とタンク(55)に通じる油路(55a)を接続して前記比例減圧弁(57)の2次側から出力するように構成して成ると共に、前記絞り(61)の前段から潤滑油路(59)を分岐して前記前後進切換用クラッチ(31)の潤滑ポートへ接続する構成と成し、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)がオフであって、該比例減圧弁(57)の2次側から出力されるパイロット圧が最小のとき、前後進切換用クラッチ(31)へ供給される圧油がクラッチピストンの最小作動圧となるように前記可変リリーフ弁(52)を初期設定し、且つ前記方向制御弁(46)を切り換えたとき、クラッチピストンがストロークエンドに達するまでの所定時間が経過した後に、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)をオンして油圧クラッチへ供給する圧油を昇圧するように構成したので、クラッチ接続のショックが著しく軽減され、且つ、円滑な昇圧特性を得ることができる。
【0025】
上記の如く、上記方向制御弁46を切り換えるとクラッチピストン41または43が直ちに移動するのでサージ圧が発生せず、且つ、クラッチ精度のバラツキや油温変化に拘わらず、安定した昇圧制御を行なうことができ、機体の発進時や変速時のショックを低減しつつ速やかにクラッチ圧を最大にできる。
また、上記方向制御弁(46)は3位置方向制御弁を使用する構成としたトラクタの油圧クラッチの昇圧回路であるので、3位置方向制御弁を使用していることに随伴して、前進用多板クラッチ33と後進用多板クラッチ34が同時に作動することがなく、別途牽制回路を設ける必要がない。
【0026】
斯くして、本発明は、クラッチ精度のバラツキや方向制御弁の温度特性に拘わらず、安定した昇圧制御を遂行することができ、トラクタにおける油圧回路の昇圧制御の操作に、多大の実践的有用性をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施の形態を示すものである。
【図1】作業車両の一例であるトラクタの側面図。
【図2】ミッションケースの側面内部を示す展開断面図。
【図3】前後進切換用クラッチの油圧回路図。
【図4】一体構成になった方向制御弁と可変リリーフ弁と比例減圧弁の平面図。
【図5】図4の縦断正面図。
【図6】前後進切換用クラッチの昇圧制御を説明するグラフ。
【符号の説明】
10 トラクタ
31 前後進切換用クラッチ
33 前進用多板クラッチ
34 進用多板クラッチ
41,43 クラッチピストン
44 油圧ポンプ
46 方向制御弁
47,48 ソレノイド
49 油路
50 コントローラ
51 分岐油路
52 可変リリーフ弁
53 バネ
54 パイロットポート
57 比例減圧弁
58 ソレノイド
59 潤滑油路
61 絞り

Claims (1)

  1. 油圧ポンプ(44)からの圧油を方向制御弁(46)の切換え操作により機体の前後進切換用クラッチ(31)へ択一的に供給し、該前後進切換用クラッチ(31)に接続する油路(49)の圧油をリリーフして昇圧特性を変更するトラクタ(10)の油圧クラッチの昇圧回路に於いて、
    前記油圧ポンプ(44)と方向制御弁(46)を結ぶ油路(49)絞り(61)を設け、該絞り(61)の後段に分岐油路(51)を設け、この分岐油路(51)に可変リリーフ弁(52)を介装し、前記絞り(61)の前段に分岐油路(56)を設け、この分岐油路(56)に比例減圧弁(57)を設け、該比例減圧弁(57)には前記可変リリーフ弁(52)のパイロットポート(54)に通じるパイロット油路(54a)とタンク(55)に通じる油路(55a)を接続して前記比例減圧弁(57)の2次側から出力するように構成して成ると共に、前記絞り(61)の前段から潤滑油路(59)を分岐して前記前後進切換用クラッチ(31)の潤滑ポートへ接続する構成と成し、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)がオフであって、該比例減圧弁(57)の2次側から出力されるパイロット圧が最小のとき、前後進切換用クラッチ(31)へ供給される圧油がクラッチピストンの最小作動圧となるように前記可変リリーフ弁(52)を初期設定し、且つ前記方向制御弁(46)を切り換えたとき、クラッチピストンがストロークエンドに達するまでの所定時間が経過した後に、前記比例減圧弁(57)のソレノイド(58)をオンして油圧クラッチへ供給する圧油を昇圧するように構成すると共に、前記方向制御弁(46)は3位置方向制御弁を使用する構成したことを特徴とするトラクタの油圧クラッチの昇圧回路。
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