JP3887772B2 - 両面焼きロースター - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は被調理物を加熱料理するロースター、特に両面焼き構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロースターは、調理の途中で被調理物を反転させる必要があり、その反転のタイミングを正確に計るために焼き色を常に監視する必要があって非常に使い勝手の悪いものであった。そこで、焼網上の被調理物を途中でひっくり返す作業を省略するために、図10に示すような上部発熱体と下部発熱体によって被調理物を両面から焼くようにしているものがある。
【0003】
100はロースターで、本体101内に被調理物102を収納して加熱調理を行う調理庫103と、調理庫103の前面開口部に設けた開閉自在な蓋104とで構成され、105は蓋104の取っ手、106は蓋104と一体に構成されて調理庫103内に収納されるトレー、107はトレー106上にセットされる調理物載置手段、108は調理庫103内の上部に設けられた上部シーズヒータ、109は調理庫103内の下部に設けられた下部シーズヒータである。
【0004】
このような従来のロースターにおいては、被調理物102を調理する際には、トレー106上に調理物載置手段107をセットして、その上に被調理物102を載置し、取っ手105により蓋104を閉じ、被調理物102を調理庫103内に収納する。このとき、被調理物102は上部シーズヒータ108と下部シーズヒータ109とで上下から挟まれるように配置され、上下面両方から加熱されるようになる。よって、被調理物102は上下面両方から加熱され、調理の途中で被調理物102をひっくり返さずに、両面を焼き上げることができる。
【0005】
しかし、上記のような従来の両面焼きロースターでは、下部シーズヒータ109による被調理物102の下面への加熱が、トレー106によって充分行われず、上下両面の加熱バランスを取りづらいという問題点があった。
【0006】
そこで、図11に示すように、トレー106を薄くして下部シーズヒータ109をトレー106と調理物載置手段107の間に配設する第2の従来の両面焼きロースターがある。これは、被調理物102への加熱を阻害するトレー106の上に下部シーズヒータ109を配置することで被調理物102下面の加熱を効率良く行えるというものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような第2の従来の両面焼きロースターでは、下部シーズヒータ109の熱が調理物102への直接加熱より庫内温度上昇に寄与してしまい、被調理物下面側への加熱と上面側での加熱のバランスが取りづらいという問題点があった。特に、被調理物を載置する調理物載置手段107が鉄板などで形成されている場合には下部シーズヒータ109の放熱による庫内温度上昇への寄与がより大きくなる傾向があり、被調理物下面側への加熱と上面側での加熱のバランスがさらに取りづらくなるという問題点があった。
【0008】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、被調理物の上下両面をバランス良く十分加熱し得る両面焼きロースターを得るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る両面焼きロースターにおいては、
被調理物を収納して加熱調理を行なう調理庫と、
該調理庫内に出し入れ可能なトレーと、
該トレー上面に配設する前記被調理物を載せる被調理物載置手段と、
前記被調理物より上に位置する上部加熱手段と、
前記被調理物より下に位置する下部加熱手段とを備え、
前記トレーの側面の一部に切欠き部を設け、前記トレーを前記調理庫内に入れたとき、前記切欠き部から前記下部加熱手段が前記トレー内に挿入配置されて前記被調理物載置手段の下に位置するようにし、
前記被調理物載置手段に穴を穿設し、
前記下部加熱手段は、前記穴を避けて配置し、
前記上部加熱手段の配置方向と前記下部加熱手段の配置方向を交差させて配置し、
前記被調理物載置手段は、少なくとも前記トレーの切欠き部の下方の内底面周縁部に沿うように配置される棒状体の脚部を備え、
前記トレー内にトレー汚れ防止のために敷かれる不燃性防汚シートを前記脚部によって固定し、
前記脚部の横方向の長さは、前記切欠き部の横方向の長さよりも長く形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の両面焼きロースターを備えたIHクッキングヒータの概要構成斜視図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図3のロースター部分の拡大断面図、図5は図4のC−C断面図、図6はロースターの蓋及びトレーの概要を示す分解斜視図で、ここではIHクッキングヒータに搭載されている両面焼きロースターで本発明の実施の形態1を説明する。図において、1はIHクッキングヒータで、天面2に天板3を備え、電磁誘導加熱によって被加熱物を加熱する加熱部4、5とヒータによって被加熱物を加熱するヒータ加熱部6とを備えている。8はIHクッキングヒータ1の手前側面部7に設けた前記加熱部4、5、6の加熱出力の調整などの操作を行う操作部、9は前記側面部7と天板3に設けられ加熱出力や設定内容等を表示する表示部である。
【0013】
10はIHクッキングヒータ1の操作部8の横に備えらた両面焼きロースター、11は天面2の奥手左側に設けられたロースター10内部の排気を行う排気口、12は天面2の奥手右側に備えられたIHクッキングヒータ1内部の電気回路等の発熱要素を冷却するために外気を内部に取り入れる吸気口、13は前記吸気口12から吸込まれた空気がIHクッキングヒータ1内部の発熱要素を通過した後に外部に放出させる側面排気穴、14は前記排気口11及び吸気口12からIHクッキングヒータ1内部へ埃や異物が侵入するのを防止するフィルターである。
【0014】
15は送風ファンで、吸気口12からフィルター14を通して外気を吸込んでいる。16は加熱部4、5を駆動させるインバータ基板、17はインバータ基板16の放熱フィンで、送風ファン15によって吸気された外気で冷却される。18はインバータ基板16や放熱フィン17などの発熱要素が良好に冷却されるように吸気口12から吸い込まれる外気をインバータ基板16や放熱フィン17に導く風路板である。19はIHクッキングヒータ1内部を上下に分割する分割板で、前記送風ファン15によって送風される外気は上部側と下部側とにそれぞれに送風される。20はロースター10が設けられているIHクッキングヒータ1内部の下部側に送風された外気を排出する排気穴で、IHクッキングヒータ1本体の後方部に穿設され、下部側に流通されて下部側に設けられた操作部8のための基板などの発熱要素を冷却した外気を排出する。21はロースター10の後方部に設けられたロースター10内部の排気を行う排気経路で、天面2に設けられた排気口11と連通する。
【0015】
次に、ロースター10の内部について、図4と図5に基づいて説明する。22は被調理物、23は調理物22を収納して加熱調理を行う調理庫、24は前記調理庫23の上部に配置される上部加熱手段、25は前記調理庫23の下部に配置される下部加熱手段で、調理庫23内の奥手側面32から手前方向に向かって伸長するように形成される。26は前記調理庫23内底部に配置されるトレー、27はトレー26奥手側面に形成した切欠き部で、トレー26を調理庫23内にセットする際に下部加熱手段25がこの切欠き部27からトレー26内に挿入配置するように形成されている。28は調理庫23の蓋で、接続部29を介してトレー26が接続されており、蓋28の取っ手30を手前に引くことで調理庫23が開放されてトレー26が引き出され、取っ手30を奥に押すことでトレー26が調理庫23内に収納されて調理庫23が閉じられる。33は被調理物22を載置するための調理物載置手段で、上面は鉄板で形成されている。
【0016】
次に、このように構成された両面焼きロースターの動作について説明する。図4に示すように、両面焼きロースター1の蓋28を矢印AまたはB方向に可動させるとトレー26も一緒に可動するため、蓋28を手前に引いて(矢印B)開放して被調理物22をトレー26上に載置し、調理庫23の蓋28を閉じる(矢印A)。このとき、調理庫23内の奥側面32から手前方向に向かって伸長している下部加熱手段25が、トレー26の切欠き部27よりトレー26内部に自然と配置されるようになっている(図7の矢印C参照)。
【0017】
このようにしてトレー26内部に下部加熱手段25を配置させることで、下部加熱手段25による熱は、調理庫23内全体に拡散せず、効率よくトレー26内部に保持され、被調理物22を下面から集中的に良好に加熱することができる。
【0018】
また、調理物載置手段33の上面を鉄板で構成することで、トレー26の開口上面が閉じられるような形となってトレー26内に空間が形成される。この空間内に下部加熱手段25が配置されることとなるので、下部加熱手段25からの熱がトレー26内に形成された空間内に保持され、調理物載置手段33の鉄板部分に良好に伝導され、載置されている被調理物22を下面から好適に加熱することができる。さらに、下部加熱手段25の加熱による調理物載置手段33の鉄板部分への熱分布は、トレー26と調理物載置手段33により形成される小さな空間内で行われることでより均一化されて、被調理物22下面への加熱が均一化されるので被調理物22を綺麗に焼くことができる。
【0019】
なお、調理物載置手段33の上面は、鉄板ではなく網などで形成されていても良く、被調理物22が載置されることによってトレー26内には小さな空間が形成されるので、被調理物22下面を均一で良好な集中的加熱を行うことができる。
【0020】
また、調理物載置手段33の上面部分の高さについてであるが、図4及び図5に示すように、トレー26の側面の高さと略同程度となるように構成されていることが好適であるが、図6のように調理物載置手段33の上面部分とトレー26の側面の高さとに差(ΔT)があっても、トレー26内に下部加熱手段25の熱を保持することができれば良い。つまり、調理物載置手段33の高さをトレー26内に熱が保持できる高さとすることで、均一加熱を行なうことができ、さらに加熱効率が向上するのでより少ない電力で強い加熱を行なうことができるため省エネ化を図ることにも可能となる。
【0021】
なお、本発明におけるトレー26内への下部加熱手段25の配置方法は、この実施の形態1に記載したもののみに限られるものではない。
【0022】
実施の形態2.
次に、調理物載置手段33について説明する。通常、ロースター10では、被調理物22の調理中に、被調理物22から出る油や水分などが被調理物22に付着して味を落としてしまうことを考慮して、被調理物22を載置する調理物載置手段33はトレー26に油や水分を落とすような構造となっており、両面焼きロースター10のトレー26上に、不燃性防汚シート37を敷いて、油や水分を受けるようにして調理を行うようにしている。
しかし、上記実施の形態1の両面焼きロースターでは、トレー26を調理庫23内にセットするときに、切欠き部27より下部加熱手段25をトレー26内に挿入配置させるため、下部加熱手段25がトレー26に敷いた不燃性防汚シート37に引っ掛かってしまい、不燃性防汚シート37がずれてしまったり、トレー26をきちんとセットできなかったりしてしまうという問題が発生してしまう。
【0023】
図7は、上記のような問題を解消するためのもので、この発明の実施の形態2の両面焼きロースターの調理物載置手段33及びトレー26部分の要部分解斜視図であり、図において、上記実施の形態1と同一のものには同一符号を付し、その説明は省略する。34は支持台で、鉄板35とで調理物載置手段33を構成する。36は鉄板35に穿設された穴で、該穴36から調理中に被調理物22から出た油や水分をトレー26上に落とす。37は穴36より落された油や水分でトレー26底面が汚れることを防止するために調理を行う際にトレー26の底面に敷く不燃性防汚シートである。
【0024】
そして支持台34は、図に示すように、下部にトレー26の内底面周縁に沿うような棒状体の脚部38を形成し、切欠き部27の下方位置で不燃性防汚シート37をしっかり押さえ、切欠き部27から挿入配置される下部加熱手段25が不燃性防汚シート37に引っ掛かることなく、脚部38が下部加熱手段25の挿入配置の邪魔にもならず、トレー26を調理庫23内に確実にセットすることができる。
【0025】
また、支持台34の脚部38の大きさは、不燃性防汚シート37を確実に押さえるために、トレー26の内底面の大きさと略同じに形成するか、切欠き部27の横方向の長さより少なくとも大きく形成することが望ましい。
【0026】
このような構成により、トレー26の汚れ付着防止のための不燃性防汚シート37が下部加熱手段25のトレー26内への挿入配置時にずれてしまったりすることがなく、トレー26の汚れ付着防止を確実にして調理庫23内に嫌な臭いが付着することなく、美味しい料理を調理することが可能となる。
なお、不燃性防汚シート37としては専用のシートを用いてもよいし、銀紙等を使用してもよく、用いられるシートに特に限定はない。
【0027】
実施の形態3.
前記実施の形態2に記載したように、調理物載置手段33として穴36を穿設した鉄板35を使用した場合、穴から落ちる被調理物22の水分や油が下部加熱手段25に付着すると汚れや臭いが付いてしまう。そこで、図8に示すように、トレー26を調理庫23にセットした際に、下部加熱手段25を被調理物載置手段33の鉄板35の穴の下を避けて配置することで、下部加熱手段25に嫌な臭いや汚れを付着させることを防止でき、美味しい調理を行うことが出来る。
【0028】
さらに、下部加熱手段25と鉄板35とを近接して配置させることができ、穴36を避けて配置するので、下部加熱手段25は輻射によって鉄板35が効率良く加熱され、上記実施の形態1に記載したように被調理物載置手段33とトレー26とで形成される空間内に下部加熱手段25が配置されることもあって下部加熱手段25の熱の調理庫23内への拡散が防止されているので、鉄板35の熱分布はさらに均一化される。よって、上部加熱手段24によって十分加熱が行えない被調理物22の鉄板35との接触面の加熱がさらに良くなり、鉄板35との接触面では被調理物にきれいな焼き色を付けることができ、被調理物の焼きむらをなくすことができる。
【0029】
実施の形態4.
次に、上部加熱手段24と下部加熱手段25との配置状態について説明する。図9はこの実施の形態4である両面焼きロースターの加熱手段の配置状態を示す概要構成透視図である。図において、上記実施の形態1〜3と同一のものには同一符号を付し、その説明は省略する。図に示すように、本実施形態の両面焼きロースター10は、被調理物を収納して加熱調理を行う調理庫23内の上部に上部加熱手段24を配置し、下部に下部加熱手段25を配置する両面焼きロースター10で、上部加熱手段24と下部加熱手段25は線状ヒータであるシーズヒータによって構成し、上部加熱手段24であるシーズヒータは調理庫23の右側壁面から左方向に向かって伸長するように配置され、下部加熱手段25であるシーズヒータは調理庫23の奥側壁面から手前に向かって伸長するように配置される。
【0030】
このように、調理庫23内で上部加熱手段24の配置方向と下部加熱手段25の配置方向を交差させることで、ヒータ線を中心として放射される熱の放射方向も交差することとなり、調理庫23内にセットされる被調理物22(図示せず)に対する熱の分布状態の均一化を図ることができる。これによって、被調理物22(図示せず)の加熱むらを抑え、良好な加熱を行うことが可能となる。
【0031】
なお、ここで言う加熱手段の配置方向とは、線状ヒータを全体的に見たときに、ヒータが伸長しているおおよその向きの事を意味するものとする。つまり線状ヒータを波形状にして配置したとしても、全体的に見て伸長している方向が交差するように配置するということである。なお、本発明はここで説明した実施の形態のみに限られるものではない。
【0032】
また、実施の形態1〜4では、上部加熱手段24及び下部加熱手段25を線状ヒータとして、シーズヒータを用いた例を示して説明を行ったが、本発明はこれのみに限られるものでなく、ロースターに用いられ得る様々な線状ヒータを用いることが可能である。
【0033】
また、調理物載置手段33の上面に鉄板35を用いたものを例に挙げて説明しているが、これに限られるものではなく、アルミニウムやセラミック等を用いたものであっても同様の効果を奏することができる。
また、上記実施の形態では、被調理物22を載置する鉄板35のトレー26へのセットが支持台34を介してセットするようにしているが、鉄板35をトレー26の外周縁と略同じまたは大きく形成して直接トレー26上に載置するようにしたり、鉄板35をトレー26の側壁に鉄板35を支持する支持突起を形成したりしてもよく、このような構成であってもトレー26内に熱を保持することができる。
【0034】
また、本発明の両面焼きロースターを説明するために、IHクッキングヒータにロースターが組込まれた実施形態を挙げて説明を行ったが、本発明はこのような形態のみに限られるものではなく、通常のクッキングヒーターやガスコンロとの組み合わせや或いはロースター単独で構成されたものであってもよく、この点に関して特に限定はない。
【0035】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0036】
被調理物を収納して加熱調理を行なう調理庫と、該調理庫内に出し入れ可能なトレーと、該トレー上面に配設する前記被調理物を載せる被調理物載置手段と、前記被調理物より上に位置する上部加熱手段と、前記被調理物より下に位置する下部加熱手段とを備え、前記トレーの側面の一部に切欠き部を設け、前記トレーを前記調理庫内に入れたとき、前記切欠き部から前記下部加熱手段が前記トレー内に挿入配置されて前記被調理物載置手段の下に位置するようにし、前記被調理物載置手段に穴を穿設し、前記下部加熱手段は、前記穴を避けて配置し、前記上部加熱手段の配置方向と前記下部加熱手段の配置方向を交差させて配置し、前記被調理物載置手段は、少なくとも前記トレーの切欠き部の下方の内底面周縁部に沿うように配置される棒状体の脚部を備え、前記トレー内にトレー汚れ防止のために敷かれる不燃性防汚シートを前記脚部によって固定し、前記脚部の横方向の長さは、前記切欠き部の横方向の長さよりも長く形成したので、被調理物の上下両面を良好に加熱することができ、また下部加熱手段に嫌な臭いや汚れを付着させることを防止でき、美味しい調理を行うことが出来る。さらには、被調理物への加熱むらを抑えることができるとともに、トレーに汚れが付着することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースターを示す概要構成斜視図である。
【図2】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースタを示す図1のA−Aで面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースターを示す図1のB−B断面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースターを示す要部拡大断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースターを示す図4のC−C断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1である両面焼きロースターを示す要部拡大断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態2である両面焼きロースターを示す要部分解斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態3である両面焼きロースターを示す要部拡大断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態4である両面焼きロースターを示す加熱手段の配置関係の概要構成透視図である。
【図10】 従来の両面焼きロースターの概要構成断面図である。
【図11】 従来の他の両面焼きロースターの概要構成断面図である。
【符号の説明】
21 排気経路、22 被調理物、23 調理庫、24 上部加熱手段、25下部加熱手段、26 トレー、27 切欠き部、28 蓋、29 接続部、30 取っ手、32 奥手側面、33 調理物載置手段、37 不燃性防汚シート、38 脚部。
Claims (1)
- 被調理物を収納して加熱調理を行なう調理庫と、
該調理庫内に出し入れ可能なトレーと、
該トレー上面に配設する前記被調理物を載せる被調理物載置手段と、
前記被調理物より上に位置する上部加熱手段と、
前記被調理物より下に位置する下部加熱手段とを備え、
前記トレーの側面の一部に切欠き部を設け、前記トレーを前記調理庫内に入れたとき、前記切欠き部から前記下部加熱手段が前記トレー内に挿入配置されて前記被調理物載置手段の下に位置するようにし、
前記被調理物載置手段に穴を穿設し、
前記下部加熱手段は、前記穴を避けて配置し、
前記上部加熱手段の配置方向と前記下部加熱手段の配置方向を交差させて配置し、
前記被調理物載置手段は、少なくとも前記トレーの切欠き部の下方の内底面周縁部に沿うように配置される棒状体の脚部を備え、
前記トレー内にトレー汚れ防止のために敷かれる不燃性防汚シートを前記脚部によって固定し、
前記脚部の横方向の長さは、前記切欠き部の横方向の長さよりも長く形成したことを特徴とする両面焼きロースター。
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