JP3447154B2 - グリル - Google Patents

グリル

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JP3447154B2
JP3447154B2 JP20684295A JP20684295A JP3447154B2 JP 3447154 B2 JP3447154 B2 JP 3447154B2 JP 20684295 A JP20684295 A JP 20684295A JP 20684295 A JP20684295 A JP 20684295A JP 3447154 B2 JP3447154 B2 JP 3447154B2
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Inventor
敏宏 小林
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パロマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、グリル付きガステー
ブル等のグリルに関する。 【0002】 【従来の技術】従来より一般に使用されているこの種の
グリルは、たとえば、図5に示されているように、グリ
ル庫1′の底部にグリル皿2′を出し入れ自由に備え
て、グリルで魚焼き等の調理をする場合、グリル皿に水
b′を入れて焼き調理を行っている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】グリル皿に水を入れる
のは、落下した魚油等が水に浮いて掃除しやすいこと、
魚油等の発火防止とバーナの輻射熱が水で断熱されて床
面温度が上昇せず使用上安全であること等の利点がある
反面、グリル皿の出し入れ等の取扱い時に水がこぼれや
すいこと、蒸気の影響により魚等の焼き上りが湿っぽく
なること等の欠点がある。 【0004】この発明は、いわゆる、水なしグリルとす
ることによって上記従来の技術の利点を生かしながら欠
点を解消するグリルの提供を目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するこの
発明の第1のグリルは、グリル付きガステーブル等のグ
リルにおいて、グリル皿の下面に固定された冷却用ダク
トと、該冷却用ダクトを挿入又は脱出可能で、グリル庫
の背面部に固定されてグリルの排気熱で加熱されるドラ
フト用ダクトとからなり、グリル皿収納時にこれらが気
密に接続連通される空冷式の冷却手段を備えたことを要
旨とする。 【0006】 【0007】 【0008】 【0009】 【0010】 【作用】上記構成を有するこの発明のグリルは、グリル
使用時にグリル皿が冷却手段で適正に冷却される。この
結果、グリル使用時にグリル皿へ水を入れる必要がな
い。 【0011】上記構成を有するこの発明の第1のグリル
は、グリルの排気熱で加熱されるドラフト用ダクト内の
空気が加熱されることによるドラフト力で冷却用ダクト
内の空気が新鮮冷気と入れ替り冷却用ダクト上のグリル
皿は冷却される。この結果、グリル皿は空冷式の冷却手
段をもって効果的に冷却される。冷却用ダクトをドラフ
ト用ダクトに挿入又は脱出可能とし、グリル皿収納時に
これらが気密に接続連通され、また、グリル皿引き出し
時に冷却用ダクトはグリル皿とともに引き出しうる。 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【実施例】以上説明したこの発明のグリルの構成、作用
を一層明確にするために、以下その好適な実施例につい
て図面を参照して説明する。 【0016】実施例はグリル付きガステーブルのグリル
にこの発明を適用したものであって、図1〜図4に示さ
れている第1実施例は、冷却手段として空冷式の冷却手
段を用いたものである。 【0017】図1〜図4に示されている第1実施例にお
いて、Aは空冷式の冷却手段で、グリル庫1の底部に出
し入れ自由に備えられたグリル皿2の下面に一体固定さ
れた冷却用ダクト3とグリル庫1の背面部に垂直状に固
定されてグリルの排気口8に向けて流れる排気熱で加熱
されるドラフト用ダクト4とからなり、グリル皿収納時
にこれらが気密に接続連通される構造となっている。 【0018】上記冷却用ダクト3とドラフト用ダクト4
との接続部は、冷却用ダクト3の接続口3aがドラフト
用ダクト4の接続口4aにシール材5を介して挿入、脱
出できる構造となっており、上記ドラフト用ダクト4は
グリル庫1の背面壁6に取付け金具7で固定され、グリ
ル庫1内を排気口8に向けて流れる排気熱aが漏れなく
接するようになっている。そして、このドラフト用ダク
ト4と上記冷却用ダクト3はともに上記グリル皿2の横
幅と略同一幅に形成されている。 【0019】なお、図1及び図2において、9は魚等の
被調理物9aを載せる焼き網で、上記グリル皿2に脱着
可能に載せられている。10は上記排気口8の排気カバ
ー、11は前面扉で、前記グリル皿2と連結杆12で一
体に連設されている。13は上記グリル皿2のガイドレ
ールで、グリル皿2の出し入れ時にグリル皿2がこのガ
イドレール13に沿って進退する。また、14はこんろ
部の五徳、15はグリルバーナ、16は熱板、17はフ
ードで、その排気口側を下方へ折曲げて案内凸部17a
とすることにより排気熱aが上記ドラフト用ダクト4に
確実に触れるようになしている。18は点火パイロッ
ト、19は熱電対、20は冷却用空気取入口である。 【0020】上記構成の第1実施例において、グリル使
用時、すなわち、焼き調理時は排気口8へ流れる排気熱
aでドラフト用ダクト4が加熱されるため、ドラフト用
ダクト4内の空気が加熱されることによるドラフト力で
空気取入口20からの空気が冷却用ダクト3内をドラフ
ト用ダクト側に向けて流れ、冷却用ダクト3内の空気を
新鮮冷気と入れ替えて冷却用ダクト3上のグリル皿2を
冷却する。 【0021】焼き調理終了時等において、グリル皿2を
前面扉11とともにガイドレール13に沿って引き出す
と、冷却用ダクト3はグリル皿2とともに引き出されて
その接続口3aはドラフト用ダクト4の接続口4aから
抜脱する。また、グリル皿2をグリル庫1内へガイドレ
ール13に沿って所定の位置まで収納すると、冷却用ダ
クト3はグリル皿2とともに収納されてその接続口3a
はドラフト用ダクト4の接続口4aにシール材5を介し
て気密に挿入される。したがって、グリル皿2を収納す
ると、冷却用ダクト3とドラフト用ダクト4が接続連通
されて空冷式の冷却手段Aが構成される。 【0022】 【0023】 【0024】 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】 【0029】 【0030】 【0031】 【0032】 【0033】上記第1実施例による冷却手段でグリル皿
2は弗素コートの耐熱温度(約300℃)以下に冷却さ
れるから、グリル皿2の少なくとも内表面に弗素樹脂を
コーティングすると、グリル皿2に付着する油汚れ等の
除去が容易に行い得る。 【0034】以上この発明の実施例について説明した
が、この発明はこうした実施例に何等限定されるもので
はなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。 【0035】 【発明の効果】以上説明したこの発明のグリルは、グリ
ル使用時にグリル皿が冷却手段で適正に冷却されるか
ら、グリル使用時に従来のようにグリル皿へ水を入れる
必要がなく、いわゆる、水なしグリルが実現できる。 【0036】また、この発明の第1のグリルは、グリル
の排気熱で加熱される空気のドラフト力で冷却用ダクト
内の空気を新鮮冷気と入れ替えてグリル皿を冷却するか
ら、上記水なしグリルが空冷構造で容易に実現できる。
冷却用ダクトをドラフト用ダクトに挿入又は脱出可能と
し、グリル皿収納時にこれらが気密に接続連通でき、ま
た、グリル皿引き出し時に冷却用ダクトはグリル皿とと
もに引き出すことができる。 【0037】 【0038】 【0039】
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明のグリルの第1実施例としての全体縦
断側面図である。 【図2】同縦断正面図である。 【図3】冷却用ダクトとドラフト用ダクトを分離して示
した斜視図である。 【図4】その接続部の断面図である。 【図5】従来のグリルの一例を示した全体の縦断正面図
である。 【符号の説明】 1 グリル庫 2 グリル皿 A 冷却手段 3 冷却用ダクト 4 ドラフト用ダクト

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 グリル付きガステーブル等のグリルにお
    いて、グリル皿の下面に固定された冷却用ダクトと、該
    冷却用ダクトを挿入又は脱出可能で、グリル庫の背面部
    に固定されてグリルの排気熱で加熱されるドラフト用ダ
    クトとからなり、グリル皿収納時にこれらが気密に接続
    連通される空冷式の冷却手段を備えたことを特徴とする
    グリル。
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