JP3886803B2 - 少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造の製造方法 - Google Patents

少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、集積回路構造、すなわち基板に配置されている回路構造で、少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造に関するものである。
【0001】
このような集積回路構造に関しては、例えばEP 0 415 530 B1 に記述されている。この集積回路構造は、メモリーセルにトランジスタとコンデンサーとを含むメモリーセル構造をなしている。このコンデンサーは、堆積コンデンサーであり、主として平行に重なりあって配置された、複数のポリシリコン膜を有する、ポリシリコン構造を含んでいる。このポリシリコン膜は、少なくとも一つの側面の支柱によって、互いに結合している。このポリシリコン構造は、ポリシリコン膜と、それに対して選択的なエッチングが可能なSiO 膜とを、基板上で繰り返し析出させ、ポリシリコン膜とSiO 膜とを形成し、膜構造の少なくとも一つの側面に位置する側面膜(Spacer)を、ポリシリコンから生成し、SiO 膜を選択的にエッチングすることによって、形成される。このポリシリコン構造は、コンデンサーの第一コンデンサー電極として用いられる。このポリシリコン構造の表面には、コンデンサー誘電体が取り付けられる。続いて、コンデンサーの第二コンデンサー電極が、コンデンサー誘電体と境を接して生成される。コンデンサーの所要面積、すなわち基板面上のコンデンサーの投影面が小さいにもかかわらず、コンデンサーの容量は大きい。それは、重なりあって配置された膜によって構成されるポリシリコン構造面が、非常に大きいからである。
【0002】
本発明の目的は、少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造に関するものである。このコンデンサーは、従来の技術と比べて、所要面積が小さく、同時に高い容量を有しうるものである。さらに、このような集積回路構造の製造方法について述べる。
【0003】
本目的は、少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造によって解決される。この回路構造の場合、コンデンサーは基板上に配置されている。y軸が基板面に対して垂直に延びている。コンデンサーの第一コンデンサー電極には中間部分があり、この中間部分は、第一レベルからそれより上に位置する第二レベルへと、y軸方向に延びている。この中間部分は、その下に配置された集積回路構造の構成素子と結合している。第一コンデンサー電極には、少なくとも一つの側部がある。その側部は中間部分の横に、中間部分とは離れて配置されている。この側部は、第三レベルから第二レベルまで延びていて、第三レベルは、第一レベルと第二レベルとの間に位置している。この第一コンデンサー電極には上部部分があり、側部および中間部分上に配置されている。この上部部分が、側部と中間部分とをお互いに結合している。この第一コンデンサー電極には、コンデンサー誘電体が取り付けられる。第二コンデンサー電極は、コンデンサー誘電体と境を接している。
【0004】
さらに、本目的は、少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造の製造方法によって、解決される。この方法によって、コンデンサーは基板面上に生成される。y軸は基板面に対して垂直に延びている。コンデンサーの第一コンデンサー電極の中間部分を、第一レベルから、その上に位置する第二レベルまで、y軸方向に延びるように生成する。集積回路構造の構成素子が生成され、この構成素子は、その上に生成された中間部分と結合される。第一コンデンサー電極の少なくとも一つの側部が上記のように生成された結果、側部は中間部分の横に配置され、中間部分と離れている。この側部を、第三レベルから第二レベルまで延びるように生成する。第三レベルは第一レベルと第二レベルとの間に位置している。この第一コンデンサー電極の上部部分は、側部および中間部分上に配置され、これらを互いに結合するよう生成される。この第一コンデンサー電極には、コンデンサー誘電体が取り付けられる。第二コンデンサー電極が、コンデンサー誘電体と境を接するように生成される。
【0005】
このコンデンサー誘電体が、少なくとも第三レベルから、第一コンデンサー電極の全面を覆い、第二コンデンサー電極がコンデンサー誘電体を覆うので、側部と中間部分との間にも、第二コンデンサー電極の一部が配置される。
【0006】
第一コンデンサー電極面は、コンデンサーの容量に強い影響を与えるものである。この電極面は、中間部分と側部との間にある第一コンデンサー電極の空隙によって、とりわけ、側部と中間部分との側面によって、空隙のないコンデンサー電極と比べた場合、拡大される。その際に、コンデンサーの所要面積は拡大しない。第三レベルと第一レベルとの間の距離が開くほど、コンデンサーの容量は大きくなる。
【0007】
第三レベルを、第二レベルに対してよりも、第一レベルに対して接近させて配置した時に、コンデンサーの容量は、非常に大きくなる。
【0008】
第一コンデンサー電極を、例えば、間隔保持膜を用いて生成できる。それに加えて、基板上には補助膜が生成される。中間部分は、補助膜内に窪みを生成し、この窪みに導電物質を充填することによって生成される。この間隔保持膜は、中間部分の側面と境を接し、第三レベルの下で中間部分から横に突き出て生成されている。上部部分と側部とが、間隔保持膜と境を接して生成されている。この上部部分は、上から間隔保持膜と境を接している。その一方で、側部は、側面で間隔保持膜に、また上からも、間隔保持膜の一部と境を接している。従って、中間部分の側面と境を接している間隔保持膜の一部は、中間部分と側部との間に配置されている。一方、第三レベルの下で、中間部分から横方向に突き出ている間隔保持膜の一部は、側部の下に配置されており、側部の下で、横方向へ突き出ることができる。この間隔保持膜の一部は、少なくとも横から、および場合によっては部分的に上から、側部によっては覆われていないので、この間隔保持膜は、第一コンデンサー電極に対する選択的な等方性エッチングによって、除去されることが可能である。続いて、コンデンサー誘電体および第二コンデンサー電極が、生成される。
【0009】
コンデンサーの所要面積を小さくするために、中間部分の側面と境を接する間隔保持膜の一部を、水平の厚さをできるだけ薄く生成することが、有効である。間隔保持膜のこの一部は、水平の厚さが均一、すなわち、どこでも同じ厚さであるのが好ましい。
【0010】
コンデンサーの所要面積を小さくするために、中間部分と側部との側面が、y軸に対して主に平行であるように、中間部分と側部とを生成することが好ましい。
【0011】
中間部分の側面と境を接している間隔保持膜の一部が均一な水平の厚さであると、中間部分に面した側部の側面は、中間部分の側面に対して、ほぼ一定の距離、すなわち、間隔保持膜の水平の厚さと同じ距離を保ちながら、中間部分の側面が延びる方向に続く。
【0012】
側部が中間部分を側面から取り囲むと、特に大きな容量が達成される。
【0013】
しかし、例えば、互いに境を接していない二つの側部も考えられる。
【0014】
中間部分との距離がさまざまな側部が、複数存在する可能性もある。個々の側部が、中間部分を側面から取り囲むことができる。第一側部は、第二側部以上に中間部分から離れて配置されており、その第一側部は、第二側部をも側面から取り囲んでいる。これら側部は、互いに組み込まれている。
【0015】
次に、間隔保持膜を用いた第一方法について記述する。この間隔保持膜は、中間部分の側面と境を接する間隔保持膜の一部であり、均一な水平厚である。
【0016】
中間部分を生成した後、補助膜を、第三レベルの深さに達しないところまでエッチングする。物質を析出させ、エッチバックすることによって、露出している中間部分の側面と境を接して、スペーサー(Spacer)を、間隔保持膜の一部として生成する。このスペーサーは、最大で第二レベルまで達する。その結果、中間部分の少なくとも一つの上部水平面が露出する。従って、スペーサーとして生成された間隔保持膜の一部は、中間部分の側面と境を接しており、ほぼ均一な水平厚である。間隔保持膜の他の部分として、第三レベルの下の物質が用いられる。続いて、導電物質を、選択度の高いエピタキシー成長により、間隔保持膜上ではなく、中間部分上で成長させる。他の導電物質を析出させ、続いてエッチバックする。その結果、エピタキシーさせた導電物質から上部部分を、および析出された導電物質から側部を生成し、側部の下から横に突き出た間隔保持膜の一部が、露出する。この導電物質は、中間部分の上面にあり、選択度の高いエピタキシーのために特に厚いので、間隔保持膜が露出するまでエッチバックしたときに、導電物質は中間部分上に残る。この物質で、主として上部部分を形成することができる。
【0017】
この物質は、物質を析出する際の厚さよりも、さらにエッチバックされることが可能である。スペーサーとして生成される間隔保持膜の一部は、この物質からできている。この場合、中間部分の側面の上部領域も露出され、この中間部分上において、導電物質は成長することができる。
【0018】
この物質をエッチバックする際、第三レベルの下、すなわち取り除かれた補助膜の部分の下に配置されている物質も、腐食される。とりわけその際、同じ物質に関しては、同様のことがおこる。側部が間隔保持膜上に配置されていることになっており、側部が第三レベルから上部へと延びているので、どれだけ深く補助膜をエッチングするか、およびどれだけ広くスペーサーの物質をエッチバックするかということが、第三レベルを決定する。
【0019】
導電物質として、例えばタングステンまたはタングステンシリコンが適しているのは、中間部分が、同様にタングステンまたはタングステンシリコンでできている場合においてである。しかしながらこのことは、間隔保持膜上ではなく、中間部分上で成長する各導電物質にも適合する。
【0020】
この間隔保持膜は、例えば窒化シリコンまたはSiOでできている。
【0021】
コンデンサーの所要面積が特に小さくなるのは、マスクによって窪みが生成される場合である。このマスクの開口部の寸法は、従来の技術において製造可能な極小の構造寸法Fに相当する。さらに、窪みを充填することによって生じる中間部分も、構造寸法Fに相当する幅および/または長さである。
【0022】
所要面積がさらに小さくなるのは、補助膜がエッチングされた後で、中間部分が等方性のエッチングによって縮小される場合である。さらにこの中間部分の幅および/または長さは、この場合、構造寸法Fよりも小さくすることができる。
【0023】
別の方法として、窪みに用いられるマスクを、スペーサーが拡大する。その結果、マスクの開口部は、構造寸法Fより小さな寸法になっている。この場合、中間部分の幅は、等方性エッチングがされていないにも関わらず、特に小さな水平寸法である。
【0024】
中間部分の水平断面積は、F2よりも小さいので、コンデンサー全体の所要面積はF2 程度である。
【0025】
このような拡大されたマスクを生成するために、マスクが生成された後、フォトリソグラフィー処理工程を用いて物質を析出させ、およびエッチバックする。その結果、マスクの開口部において、スペーサーが生成され、スペーサーはマスクを拡大、すなわち開口部を縮小する。別の方法で、F2 よりも小さな断面を有する開口部を、CARL(chemical amplification of resist lines:レジスト線の化学増幅)技術によって、生成することができる。この時、このマスクは、シリコン化(Sililierung)することによって、拡大される。
【0026】
複数の側部を生成すると、その側部が生成された後、前記間隔保持膜と類似した他の間隔保持膜を生成することができる。この他の間隔保持膜は、側部の側面と境を接している。つづいて、選択度の高いエピタキシー成長によって、導電物質が再度成長し、その結果、上部部分は拡大する。前記側部が生成する際と同様に、また別の導電物質を析出、およびエッチバックする。その結果、他の側部を生成する。この連続的な処理工程を繰り返すことが可能であるので、その結果、さらなる側部が生成される。
【0027】
次に、少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造を生成するための第二の可能性について、記述する。その際、間隔保持膜が用いられる。中間部分の側面と境を接しているこの間隔保持膜の一部は、均一な水平厚である。
【0028】
補助膜の上に、他の補助膜を生成する。窪みは、この他の補助膜を断する。窪みを生成した後、他の補助膜を等方性エッチングし、その結果、他の補助膜の領域において、窪みが拡大する。導電物質で窪みを充填することによって、中間部分を補助膜領域に、また上部部分の一部を他の補助膜領域に生成する。この上部部分は、中間部分上にも配置されており、中間部分の横から全方向に突き出ている。他の補助膜と、補助膜とを、上部部分の一部に対して選択的に、第三レベルまで異方性エッチングを行う。その結果、上部部分の一部の下で、間隔保持膜の少なくとも一部が補助膜から形成される。従って、間隔保持膜のこの一部は、中間部分の側面と境を接しており、等方性エッチングによって上部部分の一部が生成されるので、ほぼ均一な水平厚である。続いて、側部と上部部分の残り部分とは、物質を析出し、およびエッチバックすることによって、スペーサーの形状に生成される。上部部分の一部と横に境を接していてその一部と同じレベルにあるスペーサーの部分は、上部部分の残りを形成する。
【0029】
この間隔保持膜を、自己整合的に、すなわち、調節マスクなしに、上部部分の下と、中間部分とに境を接した形で生成する。もう拡張しない窪みの端と、拡張する窪みの端との間の距離が、中間部分の側面と境を接している間隔保持膜の部分の厚さを確定する。他の補助膜を等方性エッチングを行うことによって、初期の窪みから、物質を均等に取り除くので、間隔保持膜の厚さは均一である。
【0030】
窪みを埋めるために導電物質を析出し、続いて、中間部分を取り囲む補助膜の上に、導電物質を残し、同様に、上部部分の一部を形成するよう、マスクを用いて導電物質を形成した場合に、他の補助膜は必要なくなる。このような場合、マスクの調整精度に基づいて、間隔保持膜の一部が均一な水平厚であることを、保証することはできない。ほぼ垂直の角を有する上部部分の一部を生成できるよう、窪みによって断されたマスク膜を他の補助膜上に生成することが、有利である。このマスク膜は、他の補助膜を等方性エッチングした後にようやく、すなわち窪みを充填する前に、取り除かれる。上部部分の厚さが、他の補助膜の厚さによって決まるということも、利点である。マスク膜が必要なくなると、上部部分を均一な厚さにするために、より厚い他の補助膜を析出しなければならない。というのも、この補助膜は、等方性エッチングの際に、上からも取り除かれるからである。
【0031】
とりわけ、複数の側部を生成するためには、次の方法が適している。;
窪みを、まず第一に、第三レベルまで達するように、補助膜に生成する。この補助膜の上面は、第一レベルよりも高い位置にある。次に、導電物質と、絶縁物質とからなる膜を、窪みを埋めることなく、またエッチバックすることなく、交互に析出する。導電物質をエッチバックすることによって側部を、また絶縁物質をエッチバックすることによって間隔保持膜の一部を、生成する。導電物質からなる膜の数は、生成された側部の数と同じである。続いて、絶縁物質からなる最後の膜をエッチバックした後に、窪みの底の部分が露出する。その部分を、少なくとも第一レベルの深さまでエッチングする。導電物質を析出し、第一レベルの上部までエッチバックすることによって、窪みのまだ埋められていない部分を、導電物質で充填する。一番内部の間隔保持膜に取り囲まれている導電物質は、中間部分を形成する。側部、間隔保持膜、および中間部分の上に配置されている導電物質は、上部部分を形成する。特に、後に析出される膜を、以前に析出された膜よりもさらにエッチバックする。それによって、上部部分と側部との間の接触は、より良くなる。
【0032】
中間部分から横に突き出た間隔保持膜の一部には、例えば、補助膜の一部が適応する。
【0033】
補助膜をエッチングする際に、エッチングの深さを正確に調整するために、基板上に阻止膜を、またこの阻止膜上に、補助膜を生成することが好ましい。この阻止膜の上面は、第三レベル領域にある。阻止膜を、窪みによって断する。従って、中間部分から横に突き出た間隔保持膜の一部は、阻止膜である。阻止膜は、補助膜をエッチングする際に、エッチストップとして作用する。阻止膜は、側部の物質をエッチバックする際のエッチストップとしても作用する。この場合、阻止膜の上面は、第三レベルにある。
【0034】
阻止膜、中間部分の側面と境を接している間隔保持膜の一部、および補助膜は、例えば窒化シリコンまたはSiOからできている。選択的なエッチングを可能にするためには、阻止膜が補助膜とは別の物質で構成されているのが好ましい。
【0035】
この集積回路構造は、DRAMセル構造である場合がある。例えば、その構成素子は、コンデンサーと共にメモリーセルを形成するトランジスタである。
【0036】
メモリーセルのコンデンサーが、列や行に配置されていると、DRAMセル構造は高い集積密度を獲得できる。垂直断面で見て各中間部分の間に配置されている側部が、場所をとっている。そのために、列の方向に対して平行な中間部分の幅が、列に沿って相互に隣り合っているコンデンサーの、それぞれ隣り合っている中間部分の間の距離よりも小さくなるように、中間部分を生成することが好ましい。同様に、行方向に平行な中間部分の長さは、行に沿って隣り合っているコンデンサーの、中間部分の距離よりも小さいのが好ましい。
【0037】
中間部分の水平断面は、例えば長方形、特に正方形、または円形である。
【0038】
中間部分の長さと幅とは、構造寸法Fよりも小さい数値になりうる。円形断面の場合には、中間部分の長さと幅とは、断面の直径に等しい。一つのメモリーセルの所要面積は4F2 ほどである。
【0039】
次に、本発明の実施例を図に基づいて詳述する。
【0040】
図は、縮尺どおりではない。
【0041】
第一実施例では、第一基板1の原料として、シリコンが用いられている。第一基板1の表面部分において、トランジスタTが、従来技術によって、生成される。このトランジスタTを、図1に示す。
【0042】
続いて、第一基板1上に、SiO からできた厚さ約200nmの中間酸化膜Zが、生成される(図1参照)。厚さ約30nmの窒化シリコンを析出させることにより、中間酸化膜の上に、阻止膜Sを生成する(図1参照)。BPSG(Bor-Phosphor-Silikat-Glas:硼素・リンけい酸ガラス)が、厚さ約800nmに析出されることによって、阻止膜の上に、補助膜Hが生成される(図1参照)。
【0043】
フォトリソグラフィー法によって、窪みVが生成され、この窪みVは、補助膜H、阻止膜S、および中間酸化膜Zを断し、トランジスタTまで達する(図1参照)。エッチング剤としては、例えばCF +CHF が適している。窪みVの水平断面は正方形で、その断面の側長は、約100nmである。窪みVは、列と行とに配置されている。行に沿って相互に隣り合っている窪みVは、約100nmの距離を互いに保っている。列に沿って相互に隣り合っている窪みVは、約100nmの距離を互いに保っている。
【0044】
続いて、タングステンを厚さ約100nmで析出し、補助膜Hが露出するまで、化学的機械研磨によって平坦化する。(図1参照)。
【0045】
補助膜Hは、例えば、HSO+ HFを用いて取り除かれる。続いて、タングステンを、約25nm幅で、例えば、高温のH を用いて、窒化シリコンに対して選択的に等方性エッチングする。タングステンから、コンデンサーの第一コンデンサー電極における中間部分Mと、接触部Kとが、上記の工程によって生成される。この中間部分は、基板1の表面に対して垂直に延びるy軸に沿って、第一レベルH1から第二レベルH2まで、y軸方向に延びている。第一レベルH1は、阻止膜Sの上面の下約25nmに位置する。第二レベルH2は、阻止膜Sの上面の上約775nmに位置する。中間部分Mは、接触部Kの上に配置されており、接触部Kは、中間部分MとトランジスタTのソース/ドレイン領域とを結合している。接触部Kは、トランジスタTから第一レベルH1へと延びており、中間部分M以上に大きな水平断面を有する(図2参照)。
【0046】
続いて、窒化シリコンが厚さ約40nmに析出され、幅約60nmで異方的にエッチバックされる。その結果、中間部分Mが部分的に露出する(図2参照)。それによって、スペーサーが、窒化シリコンから発生する。そのスペーサーは、中間部分Mの側面を覆い、間隔保持膜Aの第一部分を形成している。間隔保持膜Aの第二部分を、阻止膜Sの残り部分が形成する(図2参照)。間隔保持膜Aの第二部分の上面は、阻止膜Sの上面の下約20nmに位置している。
【0047】
タングステンから選択度の高いエピタキシーによって、厚さ約40nmの第一コンデンサー電極の上部部分Oが生成される。この上部部分Oは、中間部分Mの上に配置されており、その下に配置された中間部分Mの横に40nmほど突き出ている(図3参照)。
【0048】
続いて、タングステンが厚さ約15nmに析出される(図3参照)。
【0049】
第一コンデンサー電極の側部STを生成するために、タングステンを、間隔保持膜Aの第二部分が露出するまで、深さ15nmで異方性エッチバックする(図4参照)。側部STは、間隔保持膜Aの第一部分と境を接しており、間隔保持膜Aの第二部分の上に配置されている。この間隔保持膜Aは、上部部分Oの下に配置されている。間隔保持膜Aの第一部分は、中間部分Mと側部STとの間に配置されている。側部STは、第三レベルH3から第二レベルH2まで延びている。この第三レベルH3に、間隔保持膜Aの第二部分の上面がある。この側部STは、関連する中間部分Mを側面からそれぞれ取り囲んでいる。
【0050】
続いて、SiOとタングステンに対して選択的に、窒化シリコンを、例えば高温のリン酸を用いて、等方性エッチングを行うことによって、間隔保持膜Aを取り除く。
【0051】
コンデンサー誘電体KDを生成するために、TaまたはAlを、厚さ約10nmで析出する(図5参照)。
【0052】
共通の第二コンデンサー電極Pを生成するために、チタンまたは窒化チタンを厚さ約100nmで析出する(図5参照)。中間部分Mと側部Sとの間には、空洞Lが発生する(図5参照)。
【0053】
上述の方法で、DRAMセル構造を生成し、その構造では、メモリーセルがトランジスタTの一つと、それと結合したコンデンサーとを。このコンデンサーは、第一コンデンサー電極と、コンデンサー誘電体KD、および第二コンデンサー電極Pから成り立っている。コンデンサーは、列と行とに配置されている。列方向に対して平行な中間部分Mの幅は、50nmである。列に沿って相互に隣り合っているコンデンサーの各中間部分M間の距離は、150nmである。同じ数値が、行方向に対して平行な中間部分Mの長さと、行に沿って相互に隣り合っているコンデンサーの各中間部分M間の距離とについても言える。この方法では、従来の技術で製造可能な極小の構造寸法Fは100nmである。従って、一つのメモリーセルの所要面積は4Fである。
【0054】
第二実施例では、第二基板2の原料としてシリコンを用いている。この第二基板2の表面部分において、従来技術によって、トランジスタT’が生成される。その上に、SiO からできた、厚さ約200nmの中間酸化膜Z’を生成する(図6参照)。その上には、窒化シリコンからできた、厚さ約30nmの阻止膜S’を生成する。その上に、ポリシリコンでできた、厚さ約800nmの補助膜H’を生成する。その上に、窒化シリコンでできた、厚さ約50nmの他の補助膜HWを生成する。その上に、SiO からできた、厚さ約100nmのマスク膜MAを生成する(図6参照)。
【0055】
第一フォトレジストマスク(図解されていない)を生成し、フォトリソグラフィー法を用いて、フォトレジストマスクを、列と行とに配置された直径約100nmの円形の開口部を有するように形成する。マスク膜MAが露出するまで、厚さ約25nmのフォトレジストを析出し、エッチバックすることによって、フォトレジストマスクの開口部を縮小する。つまり、フォトレジストマスクを拡大する。この拡大されたフォトレジストマスクを用いて、窪みV’が生成される。この窪みV’は、マスク膜MAと他の補助膜HWとを断し、補助膜H’にまで達する。
【0056】
窒化シリコンをSiOに対して選択的に、等方性エッチングすることによって、窪みV’を他の補助膜HWの領域にまで拡張する。その結果、そこでは窪みV’の直径は、約100nmに達する。
【0057】
続いて、ポリシリコンを例えばSF によって、また、窒化シリコンとSiOとを例えば CF+CHF によって、異方性エッチングした結果、窪みV’はさらに深くなり、トランジスタT’まで達する(図6参照)。この第一フォトレジストマスクを除去する。
【0058】
フォトレジストの析出とエッチバックとによって、窪みV’は、少なくとも中間酸化膜Z’が露出しないところまで充填される。続いて、SiOを窒化シリコンとポリシリコンとに対して選択的に等方性エッチングを行うことで、マスク膜MAを、除去する。続いてこのフォトレジストを、再び除去する。
【0059】
厚さ約100nmのタングステンを析出させ、他の補助膜HWが露出するまで、化学的機械研磨することによって、補助膜H’と阻止膜S’との領域内の窪みV’において、コンデンサーの第一コンデンサー電極の中間部分M’を生成する。また、その下に中間部分M’とトランジスタT’とを結合する接触部K’を、他の補助膜HW領域において、第一コンデンサー電極の上部部分O’の第一部分を生成する(図7参照)。
【0060】
続いて、窒化シリコンを、例えば高温のリン酸で、ウェットエッチングすることによって、他の補助膜HWを取り除く。ポリシリコンを異方性エッチングする際に、上部部分O’の第一部分は、マスクとして作用する。この時、阻止膜S’が露出する(図7参照)。
【0061】
上部部分O’の第一部分の下には、補助膜H’の一部分を配置しており、この部分は間隔保持膜A’の第一部分を形成する。この間隔保持膜A’の第一部分は、中間部分M’の側面と境を接している。間隔保持膜A’の第二部分を、中間部分M’から横に突き出ている阻止膜S’の残り部分によって形成する。
【0062】
上部部分O’の第二部分と、第一コンデンサー電極の側部ST’とを生成するために、厚さ約15nmのタングステンを析出させ、間隔保持膜A’の第二部分、すなわち阻止膜S’が露出するまで、エッチバックする(図7参照)。
【0063】
窒化シリコンとポリシリコンとを、タングステンとSiO とに対して選択的にウェットエッチングすることにより、間隔保持膜A’を取り除く。
【0064】
コンデンサー誘電体KD’を生成するために、Taを、厚さ約10nmに析出する。コンデンサーの共通第二コンデンサー電極P’を生成するために、チタンを厚さ約100nmに析出する(図8参照)。
【0065】
上述の方法によって、DRAMセル構造を生成する。その中に、メモリーセルは、トランジスタT’の一つと、それと結合した一つのコンデンサーとを含んでいる。中間部分M’は、阻止膜S’の下面がある第一レベルH1’から、その上約830nmにある第二レベルH2’まで広がっている。側部ST’は、阻止膜S’の上面がある第三レベルH3’から第二レベルH2’まで広がっている。上部部分O’は、側部ST’と中間部分M’との上に配置されている。
【0066】
第三実施例において、第三基板3の原料としてシリコンを用いている。
【0067】
第一実施例にみられるように、トランジスタT”、中間酸化膜Z”、阻止膜S”、補助膜H”、および窪みV”が生成される(図9参照)。第一実施例とは異なり、窪みV”は、阻止膜S”までしか達せず、側長が約300nmの正方形の水平断面である。補助膜H”は、第一実施例とは異なり、厚さ約850nmである。中間酸化膜Z”の上面は、第一レベルH1”にある。
【0068】
タングステンでできた厚さ約30nmの第一膜を析出し、幅約80nmにエッチバックした結果、窪みV”において、コンデンサーの第一コンデンサー電極の各第一側部S”を生成する。
【0069】
窒化シリコンでできた厚さ約30nmの第一膜を析出し、幅約110nmにエッチバックした結果、窪みV”において、間隔保持膜A”の各第一部分を生成する。
【0070】
タングステンでできた厚さ約30nmの第二膜を析出し、幅約110nmにエッチバックした結果、窪みV”において、第一コンデンサー電極の各第二側部S”を生成する。
【0071】
窒化シリコンでできた厚さ約30nmの第二膜を析出し、幅約140nmにエッチバックした結果、窪みV”において、間隔保持膜A”の各第二部分を生成する。
【0072】
第一側部ST”は、第三レベルH3”から第二レベルH2”まで広がっている。第三レベルH3”は、阻止膜S”の上面に位置しており、第二レベルH2”は、第三レベルの上約800nmと、補助膜H”の上面から下約50nmとに位置している(図9参照)。
【0073】
窪みV”の底の露出部分を、エッチングする。その際、阻止膜S”と中間酸化膜Z”とを断し、その結果トランジスタT”が露出する。阻止膜S”の残り部分は、間隔保持膜A”の第二部分を形成する。
【0074】
続いて、タングステンを厚さ約140nmに析出し、窪みV”の外側に配置されたタングステンの一部分を取り除くまで、化学的機械研磨を行う。中間酸化膜の上部にある窪みV”において、第一コンデンサー電極の中間部分M”と、第一コンデンサー電極の上部部分O”とが、タングステンから生成される。この中間部分M”を、間隔保持膜A”の最も内側にある第一部分が取り囲んでいる。また上部部分O”は、側部ST”、間隔保持膜A”の第一部分、および中間部分M”の上に配置されている。中間酸化膜Z”の領域において、窪みV”の中に、タングステンから接触部K”が生成される。この接触部K”は、トランジスタT”と第一コンデンサー電極とを結合している(図10参照)。
【0075】
補助膜H”を取り除く。
【0076】
第一実施例にみられるように、間隔保持膜A”をウェットエッチングすることよって取り除き、コンデンサーの、コンデンサー誘電体KD”と共通第二コンデンサー電極P”とを生成する(図10参照)。
【0077】
上記の方法によって、DRAMセル構造を生成する。その際に、メモリーセルは、トランジスタT”の一つと、それと結合しているコンデンサーの一つとを含んでいる。
【0078】
同様に、本発明の範囲内における実施例の多くの変形が考えられる。例えば、上記の膜、間隔保持膜、および各部分の寸法は、その時々の必要条件に合わせることができる。同様のことが、原料の選択についても言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランジスタ、中間酸化膜、阻止膜、補助膜、窪みを生成した後の、基板の断面を示す図である。
【図2】 図1から、中間部分が、コンデンサーの第一コンデンサー電極、接触部、および間隔保持膜から生成された後の断面を示す図である。
【図3】 図2から、第一コンデンサー電極の上部部分を生成し、タングステンが析出された後の断面を示す図である。
【図4】 図3から、第一コンデンサー電極の側部を生成した後の断面を示す図である。
【図5】 図3から、間隔保持膜を取り除き、コンデンサーのコンデンサー誘電体と、共通第ニコンデンサー電極とを生成した後の断面を示す図である。
【図6】 トランジスタ、中間酸化膜、阻止膜、補助膜、他の補助膜、マスク膜、および窪みが生成された後の、第二基板の断面を示す図である。
【図7】 図6から、中間部分、コンデンサーの第一コンデンサー電極の側部と上部部分、接触部、および間隔保持膜を生成し、マスク膜、他の補助膜、および補助膜を取り除いた後の断面示す図である。
【図8】 図7から、間隔保持膜を取り除き、コンデンサーのコンデンサー誘電体と、共通第二コンデンサー電極とを生成した後の断面を示す図である。
【図9】 トランジスタ、中間酸化膜、阻止膜、補助膜、窪み、コンデンサーの第一コンデンサー電極の側部、および間隔保持膜の第一部分を生成した後の、第三基板の断面を示す図である。
【図10】 図9から、補助膜と間隔保持膜とを取り除き、第一コンデンサー電極の中間部分と上部部分、接触部、コンデンサー誘電体、およびコンデンサーの共通第二コンデンサー電極を生成した後の断面を示す図である。

Claims (11)

  1. 少なくとも一つのコンデンサーを有する集積回路構造の製造方法であって、
    上記コンデンサーが、基板(1;2;3)の上面に生成され、
    y軸が、基板(1;2;3)の上面に対して垂直に延びており、
    上記コンデンサーの第一コンデンサー電極の中間部分(M;M’;M”)が、第一レベル(H1;H1’;H1”)から、その上に位置する第二レベル(H2;H2’;H2”)まで、y軸方向に延びるように生成され、
    集積回路構造の構成素子が生成され、構成素子は、第一コンデンサー電極の接触部(K;K’;K”)を介して、構成素子の上に生成された中間部分(M;M’;M”)と結合され、
    第一コンデンサー電極の少なくとも一つの側部(ST;ST’;ST”)が、中間部分(M;M’;M”)の横に配置され、上記中間部分(M;M’;M”)と上記少なくとも1つの側部(ST;ST’;ST”)との間に間隔があり、上記間隔は、スペーサーによって生成されており、
    上記の側部(ST;ST’;ST”)が、第三レベル(H3;H3’;H3”)から第二レベル(H2;H2’;H2”)まで延びるように生成され、上記の第三レベル(H3;H3’;H3”)は、第一レベル(H1;H1’;H1”)と第二レベル(H2;H2’;H2”)との間に位置しており、
    第一コンデンサー電極の上部部分(O;O’;O”)が、側部(ST;ST’;ST”)と中間部分(M;M’;M”)との上に配置されていて、上記の上部部分(O;O’;O”)は側部(ST;ST’;ST”)と中間部分(M;M’;M”)とを結合しているように生成され、
    上記第一コンデンサー電極に、コンデンサー誘電体(KD)が析出され
    第二コンデンサー電極(P)が、コンデンサー誘電体(KD)析出されることにより生成される方法において、
    上記基板(1;2;3)上に塗布された補助膜(H;H’;H”)に、窪み(V;V’;V”)が形成され、その窪み(V;V’;V”)が導電物質で少なくとも部分的に充填され
    上記導電物質による上記窪み(V;V’;V”)の充填後に、補助膜(H;H’;H”)が取り除かれ上記補助膜の取り除き後に上記導電物質を選択的にエッチングするか、あるいは上記補助膜の取り除き前に上記導電物質を化学的機械研磨することによって、上記導電物質から中間部分(M;M’;M”)が生成され、
    中間部分(M;M’;M”)の側面に窒化シリコン、SiO またはポリシリコンを析出およびエッチバックすることによって、スペーサーが、間隔保持膜(A;A’;A”)の一部として、中間部分(M;M’;M”)の側面の露出部分に沿って、最大で第二レベル(H2;H2’;H2”)にまで達するように生成され、
    中間部分(M;M’;M”)から横に突き出た間隔保持膜(A;A’;A”)の他の部分が生成され、
    選択度の高いエピタキシー成長により導電物質が成長され、これによってこの導電物質は、間隔保持膜(A;A’;A”)上ではなく、中間部分(M;M’;M”)上で成長して上部部分(O;O’;O”)を生成し、
    他の導電物質が、上記間隔保持膜(A;A’;A”)上と上記上部部分(O;O’;O”)上とに析出され、
    上記他の導電物質がエッチバックされ、これによって、この他の導電物質から側部(ST;ST’;ST”)が生成され、中間部分(M;M’;M”)から横に突き出た間隔保持膜(A;A’;A”)の他の部分が、部分的に露出する、
    ことを特徴とする方法。
  2. 上記の第三レベル(H3;H3’;H3”)が、第二レベル(H2;H2’;H2”)よりも、第一レベル(H1;H1’;H1”)の方に近く位置することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、
    上記の間隔保持膜(A;A’;A”の一部分が、中間部分(M;M’;M”)の側面と境を接しており、上記間隔保持膜(A;A’;A”)の他の部分が、第三レベル(H3;H3’;H3”)領域において中間部分(M;M’;M”)の横に突き出すように形成され、
    上記上部部分(O;O’;O”)が、上から間隔保持膜(A;A’;A”の一部分と境を接するように生成され、
    上記の側部(ST;ST’;ST”)が、間隔保持膜(A;A’;A”の一部分に側面から境を接し、第三レベル(H3;H3’;H3”)領域において中間部分(M;M’;M”)の横から突き出ている間隔保持膜(A;A’;A”)の他の部分上に配置されるように生成され、
    上記の間隔保持膜(A;A’;A”の一部分および他の部分が、等方性エッチングによって取り除かれ、
    上記コンデンサー誘電体(KD)および第二コンデンサー電極(P)が、続いて生成される、
    ことを特徴とする方法。
  4. 上記の第一コンデンサー電極が、タングステンまたはタングステンシリコンから生成されることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 上記補助膜(H;H’;H”)が取り除かれた後、上記窪み(V;V’;V”)に充填された導電物質におけるy軸に垂直な方向の寸法、上記第一レベル(H1;H1’;H1”)と第二レベル(H2;H2’;H2”)との間にわたって選択的な等方性エッチングによって縮小され、それによって中間部分(M;M’;M”)が生成されることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法において、
    上記の補助膜(H’)上に、他の補助膜(HW)が生成され、
    上記窪み(V’)が、他の補助膜(HW)を断し、
    上記窪み(V’)の生成後、他の補助膜(HW)が等方性エッチングされ、これにより、窪み(V’)が、他の補助膜(HW)の領域において拡大され、
    上記窪み(V’)を導電物質で充填することによって、上記接触部(K’)上の補助膜(H’)の領域に中間部分(M’)が、および他の補助膜(HW)の領域に上部部分(O’)の第一部分が、生成され、
    上記他の補助膜(HW)および補助膜(H’)が、上部部分(O’)の第一部分に対して選択的に、第三レベル(H3’)まで異方性エッチングされ、これにより、上部部分(O’)の第一部分の下に、少なくとも間隔保持膜(A)の一部が補助膜(H’)から形成され、
    上記の側部(ST’)および上部部分(O’)の第二部分が、物質の析出およびエッチバックによって、スペーサーの形状に生成され、そのときに、上部部分(O’)の第一部分に側面から境を接しているスペーサーの部分が、上部部分(O’)の第二部分を形成する、
    ことを特徴とする方法。
  7. 請求項6に記載の方法において、
    上記の他の補助膜(HW)上に、窪み(V’)によって断されるマスク膜(MA)が生成され、
    上記マスク膜(MA)が、他の補助膜(HW)の等方性エッチング後、および窪み(V’)の充填前に、取り除かれる、
    ことを特徴とする方法。
  8. 請求項1ないし5のいずれかに記載の方法において、
    上記補助膜(H”)が、その上面が第二レベル(H2”)よりも高い位置にあるような厚さに生成され、
    上記窪み(V”)の生成後、少なくとも一つの導電膜が析出され、窪み(V”)において、導電膜から側部(ST”)が生成されるように、導電膜がエッチバックされ、
    上記の側部(ST”)の生成後、少なくとも一つの絶縁膜が析出され、窪み(V”)において、側面から側部(ST”)と境を接している間隔保持膜(A”)の一部が絶縁膜から生成されるようエッチバックされ、
    上記窪み(V”)の底の露出部分が、少なくとも第一レベル(H1”)まで、より深くエッチングされ、
    まだ充填されていない上記窪み(V”)の部分が、導電物質で充填され、これにより、間隔保持膜(A”)に囲まれた導電物質の一部から、中間部分(M”)が上記接触部(K”)上に形成され、側部(ST”)、間隔保持膜(A”)、および中間部分(M”)上に配置された導電物質の一部から、上部部分(O”)が形成される、
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の方法であって、
    上記の基板(1)上に、上面が第三レベル(H3)に位置する阻止膜(S)が生成され、
    上記補助膜(H)が、阻止膜(S)上に生成され、
    上記窪み(V)が、補助膜(H)を断し、
    上記阻止膜(S)が、間隔保持膜(A)の一部であり、
    上記補助膜(H)と、側部(ST)の導電物質とを第三レベル(H3)までエッチングするときに、阻止膜(S)がエッチストップに用いられる、
    ことを特徴とする方法。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の方法であって、
    構成素子として、コンデンサーと共にDRAMセル構造のメモリーセルを形成するトランジスタ(T;T’;T”)が生成され、
    DRAMセル構造のメモリーセルのコンデンサーが、列と行とに配置されるように生成される、
    ことを特徴とする方法。
  11. 中間部分(M”)までの距離が側部(ST”)とは異なる値を示す、少なくとも一つの他の側部(ST”)が生成される、
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の方法。
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