JP3885906B2 - 半導体ペレットボンディング方法 - Google Patents

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    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/83Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a layer connector
    • H01L2224/8319Arrangement of the layer connectors prior to mounting
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  • Wire Bonding (AREA)
  • Die Bonding (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リードフレームのボンディング箇所に接着剤を介して半導体ペレットをボンディングする半導体ペレットボンディング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の半導体ペレットボンディング方法では、リードフレームを、そのリードフレームに形成されたボンディング箇所としてのアイランド部の配置間隔でピッチ送りし、この搬送経路上に設定された塗布位置で、アイランド部上に塗布手段を用いて接着剤としてのペーストを塗布し、この塗布位置に対して搬送方向に数ピッチ下流に設定されたボンディング位置で、ボンディング手段を用いてペーストを介して半導体ペレット(以下、単に「ペレット」という)をボンディングすることが行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この半導体ペレットボンディング方法にあっては、塗布位置とボンディング位置との間隔が、数ピッチ離れていることから、ボンディング作業を停止させたとき、塗布位置とボンディング位置との間に、ペーストが塗付されただけのアイランド部が放置されることとなる。このため、ボンディング作業を停止させるたびに、塗布位置とボンディング位置との間に、ペレットがボンディングされないままペーストが硬化してしまったアイランド部、すなわち不良アイランド部が生じていた。この不良アイランド部は、その後、製品化されることなく廃棄されることから、歩留まり低下の原因となっていた。
【0004】
本発明は、不良アイランド部を発生させることなくボンディング作業を停止させることができるペレットボンディング方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、リードフレームを、そのリードフレームに設けられたボンディング箇所の配置間隔で間欠搬送し、前記ボンディング箇所に、塗布位置で接着剤を塗布し、前記塗布位置に対して搬送方向に前記配置間隔以上離れたボンディング位置で前記接着剤を介して半導体ペレットをボンディングする半導体ペレットボンディング方法において、ボンディング作業を停止させる際には、まず接着剤の塗布動作を停止させ、次にその停止前までに既に接着剤が塗布された前記ボンディング箇所を順次ボンディング位置に位置付けて前記半導体ペレットをボンディングするとともに、前記リードフレームをその搬送方向と反対方向に送り、未だ前記半導体ペレットがボンディングされていないボンディング箇所の内、先頭のボンディング箇所を前記塗布位置に位置付けた後、前記ボンディング作業を停止させることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、リードフレームのボンディング箇所に半導体ペレットを順次ボンディングするボンディング作業の途中で短時間、或いは長時間ボンディング作業を停止させる際には、まず接着剤の塗布動作を停止させ、次にその停止前までに既に接着剤が塗布された全てのボンディング箇所に対して半導体ペレットのボンディングを完了させた後、ボンディング作業を停止させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明を用いた半導体ペレットボンディング装置の構成を示す正面図、図2は、図1に示した半導体ペレットボンディング装置のブロック図、図3は、図1に示した半導体ペレットボンディング装置の動作を示す図である。
【0009】
半導体ペレットボンディング装置10は、リードフレーム1の搬送手段11と、接着剤としてのペースト2の塗布手段12と、半導体ペレット(以下、単に「ペレット」という)3のボンディング手段13と、これらを制御する制御装置14と、を有して構成される。
【0010】
搬送手段11は、ガイドレール15を有し、リードフレーム1を、そのリードフレーム1上に等間隔で形成されたボンディング箇所としてのアイランド部1aの配置間隔Pにてピッチ搬送する。
【0011】
塗布手段12は、塗布位置Aで昇降自在に配置され、リードフレーム1のアイランド部1aにペースト2を塗布する。
【0012】
ボンディング手段13は、塗布位置Aから搬送方向に送りピッチ間隔Pの2倍の距離(間隔2P)離れた位置に設定されたボンディング位置Bに配置され、アイランド部1a上に既に塗布されているペースト2にペレット3を押し付けてこのペレット3をリードフレーム1にボンディングするもので、吸着ノズル16を有し、この吸着ノズル16を用いて不図示のペレット供給位置からペレット3をピックアップし、このペレット3をアイランド部1a上のペースト2に押付けてボンディングする。
【0013】
制御装置14は、不図示の記憶部に記憶された動作情報に基づいて、搬送手段11、塗布手段12、ボンディング手段13を制御してリードフレーム1にペレット3をボンディングするとともに、ボンディング作業を停止させる際には、後述のように搬送手段11、およびボンディング手段13を制御する。
【0014】
次に、作動について説明する。
【0015】
まず、不図示のリードフレーム供給手段から搬送手段11上にリードフレーム1が供給されると、このリードフレーム1は搬送手段11によりピッチ送りされる。そして、リードフレーム1における先頭のアイランド部1aが塗布位置Aに位置決めされると、制御装置14は塗布手段12を作動させ、アイランド部1a上にペースト2を塗布する。この後、リードフレーム1がピッチ送りされて、上述と同様の動作で、塗布位置Aに新たに位置決めされたアイランド部1a上にペースト2が塗布される。次に、ペースト2が塗付された先頭のアイランド部1aがボンディング位置Bに位置決めされると、制御装置14はボンディング手段13を作動させ、ペースト2を介してアイランド部1a上にペレット3をボンディングする。以後、上述の動作を繰り返すことで各アイランド部1a上にペレット3をボンディングする。全てのアイランド部1aに対してボンディングが完了したリードフレーム1は、搬送手段11にて搬送されて不図示のリードフレーム収納手段に収納される。
【0016】
ところで、このボンディング作業の途中で、作業者の休憩時や1日の作業の終了時等、短時間、或いは長時間ボンディング作業を停止させるために、作業者が不図示の操作パネルの停止スイッチを操作したときには、制御装置14は、まず、塗布手段12の作動を停止させる(図3(A))。このとき、塗布位置Aと、塗布位置Aの1ピッチ下流に位置するアイランド部1a(P、Q)には既にペースト2が塗布され、ボンディング位置Bのアイランド部1a(R)には既にペレット3がボンディングされている。次に、リードフレーム1をピッチ送りしつつ、既にペースト2が塗布された2つのアイランド部1a(P、Q)を順次ボンディング位置Bに位置決めするとともに、ペレット3をボンディングする(図3(B))。そして、リードフレーム1を搬送手段11を通常の送り方向と反対方向に1ピッチ送り、未だペレット3がボンディングされていないアイランド部1aの内、先頭のアイランド部1a(S)を塗布位置Aに位置決めする(図3(C))。この動作の後、制御装置14は、ボンディング作業を停止させる。
【0017】
上記実施の形態によれば、ボンディング作業を停止させる際には、まず塗布手段12の作動を停止させ、次に塗布位置Aとボンディング位置Bとの間に位置する既にペースト2が塗布された全てのアイランド部1aに対してペレット3をボンディングした後、ボンディング作業を停止させるので、ボンディング作業の停止後に、アイランド部1a上に塗布されたペースト2が、ペレット3がボンディングされないまま放置されて硬化し、不良アイランド部1aが生じることを防止できる。従って、不良アイランド部の発生に伴う歩留まりの低下が防止できる。
【0018】
また、ボンディング作業を停止させる際には、未だペレット3がボンディングされていないアイランド部1aの内、先頭のアイランド部1aが塗布位置Aに位置決めされた状態でボンディング作業が停止されるので、ボンディング作業を再開させる際には、直ちに先頭のアイランド部1aに対してペースト2の塗布動作を実施することができ、効率よくボンディング作業を実施することができる。
【0019】
なお、上記実施の形態では、塗布位置Aとボンディング位置Bとの間隔2Pが、リードフレーム1の送りピッチPの整数倍(2倍)の例で説明したが、この間隔は、必ずしも整数倍である必要はない。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、不良アイランド部を発生させることなくボンディング作業を停止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いた半導体ペレットボンディング装置の構成を示す正面図である。
【図2】図1に示した半導体ペレットボンディング装置のブロック図である。
【図3】図1に示した半導体ペレットボンディング装置の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム
2 ペースト
3 半導体ペレット
10 半導体ペレットボンディング装置
11 搬送手段
12 塗布手段
13 ボンディング手段
14 制御装置

Claims (1)

  1. リードフレームを、そのリードフレームに設けられたボンディング箇所の配置間隔で間欠搬送し、前記ボンディング箇所に、塗布位置で接着剤を塗布し、前記塗布位置に対して搬送方向に前記配置間隔以上離れたボンディング位置で前記接着剤を介して半導体ペレットをボンディングする半導体ペレットボンディング方法において、ボンディング作業を停止させる際には、まず接着剤の塗布動作を停止させ、次にその停止前までに既に接着剤が塗布された前記ボンディング箇所を順次ボンディング位置に位置付けて前記半導体ペレットをボンディングするとともに、前記リードフレームをその搬送方向と反対方向に送り、未だ前記半導体ペレットがボンディングされていないボンディング箇所の内、先頭のボンディング箇所を前記塗布位置に位置付けた後、前記ボンディング作業を停止させることを特徴とする半導体ペレットボンディング方法。
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