JP4907233B2 - 基板搬送方法および基板搬送装置 - Google Patents

基板搬送方法および基板搬送装置 Download PDF

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本発明は、リードフレームなどの基板に半導体チップなどのダイをボンディングするための基板搬送方法および基板搬送装置に関する。
半導体製造設備にはダイホンダがある。ダイホンダとは、はんだ、金メッキ、樹脂等を 接合材料として、ダイ(電子回路を作り込んだシリコン基板のチップ)をリードフレー ム(基板)に接着する装置である。
図4に示すように、リードフレーム(基板)1は、その長手方向に沿って所定ピッチ(定ピッチ)で複数のアイランド2を有し、このアイランド2にダイ3(半導体チップ等)が配置接合される。このため、ダイホンダでは、基板1の複数のアイランド2にダイボンド材(ペースト等)4を供給し、このダイボンド材4が供給されたアイランド2にダイ3(半導体チップ等)をボンディングすることになる。このため、ダイホンダにおいては、基板1を、図7に示すように、ダイボンド材4を供給(塗布)するディスペンス位置Aに搬送するとともに、アイランド2にダイ3を供給するボンディング位置Bに搬送する必要がある。
そのため、従来から基板1のアイランド2をディスペンス位置Aおよびボンディング位置Bに順次搬送するための搬送装置がある(特許文献1)。このような搬送装置では基板1を定ピッチで間欠送りする。すなわち、この種の従来の搬送装置では、上下方向とフレーム搬送方向(フレーム長手方向)の前後方向との連続した矩形運動の繰り返しが可能な送りピンを備える。また、基板1は前記定ピッチ毎に貫孔(送り孔)が設けられている。
このような搬送装置では、送りピンが下降して基板1の一つの送り孔に嵌入する。そして、この状態で送りピンがフレーム搬送方向の下流側に定ピッチ分移動する。これによって、基板1は定ピッチ分だけ下流側に搬送される。次に、送りピンが上昇して、この送り孔から引き抜かれた後、送りピンがフレーム搬送方向の上流側に定ピッチ分移動する。その後は、前記各工程が順次行われることによって、基板1が定ピッチずつ搬送される。
そして、各基板1のアイランド2がディスペンス位置Aに搬送されて、このディスペンス位置Aでダイボンド材4が塗布された後、ボンディング位置Bに搬送されて、このボンディング位置Bでダイ3がボンディングされる。
特開2004−128097号
ところが、従来の搬送装置では、アイランド2の定ピッチPずつの間欠送りしかできない。このため、図5に示すように、最上流側のアイランド2の中心位置から上流端5までの寸法をaとし、最下流側のアイランド2の中心位置から下流端6までの寸法をbとした場合に、P≦(a+b)であれば、連続した定ピッチの間欠送りでは、アイランドがディスペンス位置Aやボンディング位置Bに対応しない場合がある。
すなわち、一枚の基板1を搬送して続いて他の基板1を搬送するときに、この定ピッチPで搬送した場合、アイランド2がディスペンス位置A及びボンディング位置Bに対応しない。そこで、さらにもう1ピッチだけ搬送することによって、アイランド2をディスペンス位置A及びボンディング位置Bに対応させるようにしている。
このため、図6に示すように、上流側の基板1aの最下流のアイランド2aと、下流側の基板1(1b)の最上流のアイランド2bとのピッチを前記定ピッチPの2倍のピッチ分だけ離さなければならない。
したがって、図7(a)に示すように、ディスペンス位置Aにアイランド2が対応しない状態となったり、図7(b)に示すように、ボンディング位置Bにアイランド2が対応しない状態になったりする。すなわち、ダイボンド材4を供給(塗布)するディスペンスを行うことができない目抜け部分8と、ダイ3をボンディングできない目抜け部分9とが生じることになる。なお、図7(a)は、基板1aの最下流側のアイランド2aがディスペンス位置Aに搬送される直前を示し、図7(b)は、基板1aの最下流側のアイランド2aがボンディング位置Bに搬送される直前を示している。
このため、従来では、作業効率の悪いものであって、生産性に劣っていた。しかも、ディスペンスを行う工程と行わない工程、及びボンディングを行う工程とボンディングを行わない工程とがあり、これらの工程制御も困難であった。
本発明は、上記課題に鑑みて、ディスペンスを行うことができない目抜け部分と、ダイをボンディングできない目抜け部分とを生じさせずに連続して、ディスペンス工程とボンディング工程とを行うことができて、作業効率に優れた基板搬送方法および基板搬送装置を提供する。
本発明の基板搬送方法は、長手方向に沿って所定ピッチで複数個のアイランドが形成された短冊状基板を、その長手方向に沿って複数枚を順次搬送して、上流側のディスペンス位置で、短冊状基板のアイランドにダイボンド材を塗布した後、下流側のボンディング位置で前記短冊状基板のアイランドにダイをボンディングする基板搬送方法であって、搬送される複数枚の短冊状基板はその隣合う上流側と下流側とで所定寸だけ離され、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、予め設定された一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送を終了した後に、前記所定ピッチに前記所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行い、ボンディング位置に各短冊状基板のアイランドを順次対応させるとともに、搬送中におけるディスペンス位置と短冊状基板のアイランドとの所定寸分の位置ずれを、前記ディスペンス位置を前記所定寸分シフトさせて解消するものである。
本発明の基板搬送方法によれば、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送終了後に、所定ピッチに所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行い、ボンディング位置に各短冊状基板のアイランドを順次対応させるので、ボンディングできない目抜け部分を生じさせない。また、搬送中において、ディスペンス位置と短冊状基板のアイランドとに所定寸分の位置ずれが生ずれば、ディスペンス位置を所定寸分シフトさせることによって、解消できる。このため、ディスペンスを行うことができない目抜け部分を生じさせない。
本発明の基板搬送装置は、長手方向に沿って所定ピッチで複数個のアイランドが形成された短冊状基板を、その長手方向に沿って複数枚を順次搬送して、上流側のディスペンス位置で、短冊状基板のアイランドにダイボンド材を塗布した後、下流側の位置を不変としたボンディング位置で前記短冊状基板のアイランドにダイをボンディングする基板搬送装置であって、複数枚の短冊状基板をその隣合う上流側と下流側とで所定寸だけ離して搬送するフィーダと、前記フィーダを駆動させて任意のピッチ量だけ前記基板を下流側に送る駆動手段と、前記駆動手段を制御して、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、予め設定された一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送を終了した後に、前記所定ピッチに前記所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行わせ、位置を不変とした前記ボンディング位置にボンディングされるアイランドを対応させるとともに、ダイボンド材を塗布すべきアイランドを前記所定寸分だけシフトさせる制御手段と、前記ディスペンス位置を前記所定寸分シフトさせて各短冊状基板のアイランドをディスペンス位置に順次対応させるディスペンス位置変更手段とを備えたものである。
本発明の基板搬送装置によれば、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送終了後に、所定ピッチに所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行い、ボンディング位置に各短冊状基板のアイランドを順次対応させることができる。このため、ボンディングできない目抜け部分を生じさせない。また、前記ディスペンス位置を前記所定寸分シフトさせることができる。これによって、ディスペンスを行うことができない目抜け部分を生じさせない。
本発明の基板搬送装置において、アイランドの位置を監視して、ディスペンス位置変更手段の変更によるディスペンス位置と、実際のアイランド位置とにずれを有するときに、そのずれを補正する補正手段を備えるようにできる。
補正手段を備えたものでは、アイランドに対して常時正確にディスペンスを行うことができる。
前記短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データに基づいて決定した所定ピッチ及び所定寸を、前記制御手段に手動入力することができる。
短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データを検出する検出手段と、この検出手段にて検出された基板データに基づいて前記所定ピッチ及び所定寸を設定する設定手段とを備えるものであってもよい。
本発明では、ボンディングを行うことができない目抜け部分、およびディスペンスを行うことができない目抜け部分を生じさせない。このため、生産性の向上を図ることができる。特に、ディスペンス工程やボンディング工程自体のスピードアップを図ることなく、生産性の向上を図ることができ、コスト低減を達成できる。
また、設定したピッチ量だけ前記基板を下流側に送った後は、必ず、ディスペンス工程やボンディング工程を行うので、各工程の制御の簡略化を図ることができる。
さらに、補正手段を備えたものでは、アイランドに対して常時正確にディスペンスを行うことができる。このため、ディスペンスを行った後のボンディング工程を安定して行うことができ、高品質の製品を提供することができる。
短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データに基づいて決定した所定ピッチ及び所定寸を、前記制御手段に手動入力するものでは、予め検出した基板データ(既知のデータ)を制御手段に手動入力をすることによって、基板のアイランドにダイを正確にボンディングしていくことができる。
短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データを検出する検出手段と、この検出手段にて検出された基板データに基づいて前記所定ピッチ及び所定寸を設定する設定手段とを備えたものでは、この基板搬送装置におけるディスペンス工程及びボンディング工程の全自動化を図ることができる。これによって、この基板搬送装置のオペレータによる作業が軽減され、しかも高品質の製品を提供することができる。また、短冊状基板として、その長手方向長さやアイランドの配置ピッチ等が種々相違していてもこれらに対応させることができ、短冊状基板の各アイランドに正確にダイをボンディングしていくことができる。さらに、基板の上流端から最上流のアイランドの位置(アイランド中心位置)までの寸法や基板の下流端から最下流のアイランドの位置(アイランド中心位置)までの寸法が種々の寸法のものでも、これらに対応させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図3は本発明の基板搬送装置の簡略ブロック図を示す。この基板搬送装置は、半導体製造設備としてのダイホンダの要部をなし、図1に示すように、リードフレームなどの短冊状基板1に半導体チップなどのダイ3をボンディングするためのものである。リードフレームとは、半導体パッケージの内部配線として使われる薄板の金属である。このため、本発明においては、短冊状基板1には、一般的にリードフレームと呼ばれるもの、及び種々の電子部品等が配置される基板(例えば、プリント基板等)を含むものとする。
この基板搬送装置は、図1に示すように、長手方向に沿って所定ピッチで複数個のアイランド2が形成された短冊状基板1を、その長手方向に沿って複数枚を順次搬送して、上流側のディスペンス位置Aで、短冊状基板1のアイランド2にダイボンド材4を塗布した後、下流側のボンディング位置Bで前記短冊状基板のアイランド2にダイ3をボンディングするものである。
図3に示すように、基板搬送装置は、複数枚の短冊状基板1を搬送するフィーダ15と、フィーダ15を駆動させて設定したピッチ量だけ前記基板1を下流側に送る駆動手段16と、前記駆動手段16を制御する制御手段17と、ディスペンス位置変更手段18等を備える。
フィーダ15は、例えば、駆動輪20と、従動輪21と、これらに掛け回されるベルト22とを備えたベルトフィーダからなる。そして、ベルト22上に、図示省略の基板供給手段から順次供給される。なお、基板1がフィーダ15に供給されれば、図示省略の位置決め手段(例えば、短冊状基板1の形成される貫孔に嵌合するピン等)によって、所定位置に配置される。この場合、図2に示すように、複数枚の短冊状基板1をその隣合う上流側と下流側とで所定寸cだけ離して配置することになる。
駆動手段16としては、例えばサーボモータ等を使用することができ、設定した任意の回転角度に前記駆動輪20を駆動させて、基板1を任意のピッチ(設定したピッチ)で下流側へ送ることができる。
制御手段17は、前記駆動手段16を制御して、アイランド2の配設ピッチ(所定ピッチ)P分の間欠送りを行って、一つの基板1のアイランドピッチ数分の搬送終了後に、所定ピッチPに所定寸cを加えた異ピッチの基板送りを行わせる。
ディスペンス位置Aでは、基板1のアイランド2にダイボンド材4を塗布するディスペンス工程が行われる。このため、ディスペンス装置としては、例えばダイボンド材4を吐出するノズルを有する。そして、ディスペンス時にアイランド2の位置にこのノズルが対応して、このノズルから吐出量(塗布量)が制御された状態で、ダイボンド材4がアイランド2に吐出されることになる。
また、前記ディスペンス位置変更手段18とは、このダイボンド材4を吐出するノズルに位置を変更する手段である。このため、ディスペンス位置変更手段18としては、少なくともノズル位置を変更できるものであればよく、ロボットの揺動アーム等を使用することができる。
また、ボンディング位置Bでは、ダイボンド材4が塗布されたアイランド2にダイ3を搬送して、このダイボンド材4上に配置するボンディングが行われることになる。このため、ボンディング装置は、例えばダイ3を吸着するヘッド部を有する。そして、ボンディング時にダイ3を吸着しているヘッド部をアイランド2に対応するように揺動アーム等を介して、移動させ、ダイ3をアイランド2上に位置させる。その後、このヘッド部を下降させてダイ3の吸着を解除して、ダイボンド材4上にダイ3を配置することになる。
ところで、この装置では、図3に示すように、基板データを検出するデータ検出手段25と、このデータ検出手段25にて検出された基板データに基づいてアイランド2の配設ピッチ(所定ピッチ)P及び所定寸cを設定する設定手段26と、アイランド2の位置を検出する位置検出手段27と、この位置検出手段27のデータに基づいてディスペンス位置のずれを補正する補正手段28とをさらに備える。
データ検出手段25は、カメラと、このカメラによって撮影した画像を取り込む画像処置装置等を備え、ディスペンス位置よりさらに上流側に配置される。すなわち、カメラには、基板1の画像を撮影して、この画像を画像処置装置にて処理して、基板1の長手方向長さやアイランド2の配設ピッチP等の基板データを検出する。また、この基板データには、基板1の上流端5から最上流のアイランド2の位置(アイランド中心位置)までの寸法a、基板1の下流端6から最下流のアイランド2の位置(アイランド中心位置)までの寸法bが検出される。
設定手段26は、検出手段25にて検出された基板データに基づいてアイランド2の配設ピッチ(所定ピッチ)P及び所定寸cを設定して、この設定値を制御手段17に入力することになる。このため、制御手段17では、この設定値に基づいて駆動手段16を駆動させて、フィーダ15による基板1の搬送が行われる。なお、このような制御手段17や設定手段26としては、例えばマイクロコンピュータ(マイコン)等にて構成することができる。
また、位置検出手段27としては、前記データ検出手段25と同様、カメラと、このカメラによって撮影した画像を取り込む画像処置装置等にて構成することができる。すなわち、カメラには、基板1のアイランド2の画像を撮影して、この画像を画像処置装置にて、処理して、アイランド2の位置を検出することになる。
そして、この位置検出手段27にて検出された位置データは、補正手段28に入力され、この位置データ(実際のアイランド位置)と、ディスペンス装置によるディスペンス位置とが比較され、これらにずれを有するときに、そのずれ量をディスペンス位置変更手段18に入力して、そのずれを補正するようにする。
次に前記のように構成された基板搬送装置を使用した基板搬送方法を説明する。まず、ディスペンス位置Aよりも上流側で、データ検出手段25にて基板データを検出する。これによって、基板データに基づいて制御手段17は所定ピッチP(アイランド2の配設ピッチ)及び所定寸cを設定する。
そして、フィーダ15に基板1を順次供給して、所定ピッチ(定ピッチ)P分ずつ基板1を下流側へ搬送する。この際、各基板1間に、前記設定手段26にて設定された所定寸c(例えば、0.1mm〜1.0mm)の隙間を形成する。この場合、一つの基板1のアイランドピッチ数分の搬送終了後に、所定ピッチPに所定寸cを加えた異ピッチの基板送りを行う。
これによって、図1(a)(b)(c)(d)に示すように、ボンディング位置Bに各短冊状基板1のアイランド2を順次対応させることができ、このボンディング位置Bでは、ディスペンス処理が終了しているアイランド2に、ボンディング装置にてダイ3をボンディングすることができる。
ところが、ディスペンス位置Aが一定であれば、所定ピッチPに所定寸cを加えた異ピッチの基板送りを行うことによって、このディスペンス位置Aに基板1のアイランド2が対向しない場合がある。
例えば、図1(a)に示すように、基板1bの最上流のアイランド2bがディスペンス位置Aにあって、次に定ピッチの送りが行われた場合、図1(b)に示すように、次の基板1aの最下流のアイランド2aは、図1(a)に示すディスペンス位置Aに対応せず、前記所定寸cだけ上流側にずれることになる。このため、図1(b)では、ディスペンス位置Aを図1(a)に示す位置から、この所定寸cだけ上流側にシフトする。
また、図1(c)に示すように、基板1aの最下流のアイランド2aがボンディング位置Bに接近して、次に異ピッチの基板送りが行われて、図1(d)に示すように、この基板1aの最下流のアイランド2aがボンディング位置Bに対応するようになれば、この基板1aのアイランド2dが図1(c)に示すディスペンス位置Aから所定寸cだけ下流側にずれることになる。このため、図1(d)では、ディスペンス位置Aを図1(c)に示す位置から、この所定寸cだけを下流側にシフトする。
これによって、各基板1のアイランド2をディスペンス位置A及びボンディング位置Bに順次対応させることができ、アイランド2がディスペンス位置Aに来れば、ディスペンス装置にて、アイランド2にダイボンド材4が塗布され、アイランド2がボンディング位置Bに来れば、ボンディング装置にて、アイランド2にダイ3をボンディングできる。
従って、本発明では、アイランド2の所定ピッチ分の間欠送りを行って、一つの基板1のアイランドピッチ数分の搬送終了後に、所定ピッチPに所定寸cを加えた異ピッチの基板送りを行い、ボンディング位置Bに各短冊状基板のアイランドを順次対応させるので、ボンディングできない目抜け部分を生じさせない。また、搬送中において、ディスペンス位置Aと短冊状基板1のアイランド2とに所定寸c分の位置ずれが生ずれば、ディスペンス位置Aを所定寸分シフトさせることによって、解消できる。このため、ディスペンスを行うことができない目抜け部分を生じさせない。
ボンディングを行うことができない目抜け部分、およびディスペンスを行うことができない目抜け部分を生じさせない。このため、生産性の向上を図ることができる。特に、ディスペンス工程やボンディング工程自体のスピードアップを図ることなく、生産性の向上を図ることができ、コスト低減を達成できる。
また、設定したピッチ量だけ基板1を下流側に送った後は、必ず、ディスペンス工程やボンディング工程を行うので、各工程の制御の簡略化を図ることができる。
ところで、この搬送中においては、アイランド2の位置を監視して、ディスペンス位置変更手段18の変更によるディスペンス位置と、実際のアイランド位置とにずれを有するときに、補正手段28にてそのずれを補正することができる。このように、補正手段28を備えたものでは、アイランド2に対して常時正確にディスペンスを行うことができる。このため、ディスペンスを行った後のボンディング工程を安定して行うことができ、高品質の製品を提供することができる。
短冊状基板1の長手方向長さ及びアイランド2の配置ピッチを含む基板データを検出するデータ検出手段25と、このデータ検出手段25にて検出された基板データに基づいて所定ピッチP及び所定寸cを設定する設定手段26とを備えたものでは、この基板搬送装置におけるディスペンス工程及びボンディング工程の全自動化を図ることができる。これによって、この基板搬送装置のオペレータによる作業が軽減され、しかも高品質の製品を提供することができる。
また、短冊状基板1として、その長手方向長さやアイランドの配置ピッチ等が種々相違していてもこれらに対応させることができ、短冊状基板1の各アイランド2に正確にダイ3をボンディングしていくことができる。さらに、基板1の上流端5から最上流のアイランド2の位置(アイランド中心位置)までの寸法aや基板1の下流端から最下流のアイランド2の位置(アイランド中心位置)までの寸法bが種々の寸法のものでも、これらに対応させることができる。
ところで、前記実施形態では、短冊状基板1の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチPを含む基板データを検出するデータ検出手段25と、このデータ検出手段25にて検出された基板データに基づいて所定ピッチP及び所定寸cを設定する設定手段26とを備えていたが、短冊状基板1の長手方向長さ及びアイランド2の配置ピッチを含む基板データに基づいて決定した所定ピッチP及び所定寸cを、前記制御手段17に手動入力するようにしてもよい。
このように、短冊状基板1の長手方向長さ及びアイランド2の配置ピッチを含む基板データに基づいて決定した所定ピッチP及び所定寸cを、制御手段17に手動入力するものでは、予め検出した基板データ(既知のデータ)を制御手段17に手動入力をすることによって、基板1のアイランド2にダイ3を正確にボンディングしていくことができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、各基板1のアイランド数、アイランド2の配設ピッチ、基板1間の隙間の所定寸c等は任意に変更可能である。また、ボンディング位置Bにおいても、位置検出手段を設けて、アイランド2の位置とボンディング位置Bとを比較して、ずれがあれば修正(補正)できるようにしてもよい。
前記実施形態では、フィーダ15としてベルトフィーダを用いたが、ベルトフィーダ以外のフィーダであってもよい。すなわち、短冊状基板をその長手方向に連続して設定したピッチ(所定ピッチP、およびこの所定ピッチPに所定寸cを加えたピッチ)で搬送できればよい。
さらに、ダイボンド材としては、はんだペースト、樹脂ペースト、樹脂フィルム等がある。また、樹脂ペーストや樹脂フィルムとしては、エポキシ系、ポリアミド系の種々の樹脂接合材料を用いることができる。
本発明の実施形態の基板搬送方法を示す簡略図である。 前記基板搬送方法による上流側の短冊状基板と下流側の短冊状基板との関係を示す簡略図である。 本発明の実施形態の基板搬送装置を示す簡略ブロック図である。 短冊状基板の簡略図である。 短冊状基板の簡略平面図である。 従来の基板搬送方法による上流側の短冊状基板と下流側の短冊状基板との関係を示す簡略図である。 従来の基板搬送方法を示す簡略図である。
符号の説明
1 短冊状基板
2 アイランド
3 ダイ
4 ダイボンド材
15 フィーダ
16 駆動手段
17 制御手段
18 ディスペンス位置変更手段
25 データ検出手段
26 設定手段
27 位置検出手段
28 補正手段
A ディスペンス位置
B ボンディング位置
c 所定寸
P 所定ピッチ

Claims (5)

  1. 長手方向に沿って所定ピッチで複数個のアイランドが形成された短冊状基板を、その長手方向に沿って複数枚を順次搬送して、上流側のディスペンス位置で、短冊状基板のアイランドにダイボンド材を塗布した後、下流側のボンディング位置で前記短冊状基板のアイランドにダイをボンディングする基板搬送方法であって、
    搬送される複数枚の短冊状基板はその隣合う上流側と下流側とで所定寸だけ離され、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、予め設定された一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送を終了した後に、前記所定ピッチに前記所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行い、ボンディング位置に各短冊状基板のアイランドを順次対応させるとともに、搬送中におけるディスペンス位置と短冊状基板のアイランドとの所定寸分の位置ずれを、前記ディスペンス位置を前記所定寸分シフトさせて解消することを特徴とする基板搬送方法。
  2. 長手方向に沿って所定ピッチで複数個のアイランドが形成された短冊状基板を、その長手方向に沿って複数枚を順次搬送して、上流側のディスペンス位置で、短冊状基板のアイランドにダイボンド材を塗布した後、下流側の位置を不変としたボンディング位置で前記短冊状基板のアイランドにダイをボンディングする基板搬送装置であって、
    複数枚の短冊状基板をその隣合う上流側と下流側とで所定寸だけ離して搬送するフィーダと、
    前記フィーダを駆動させて任意のピッチ量だけ前記基板を下流側に送る駆動手段と、
    前記駆動手段を制御して、アイランドの所定ピッチ分の間欠送りを行って、予め設定された一つの基板のアイランドピッチ数分の搬送を終了した後に、前記所定ピッチに前記所定寸を加えた異ピッチの基板送りを行わせ、位置を不変とした前記ボンディング位置にボンディングされるアイランドを対応させるとともに、ダイボンド材を塗布すべきアイランドを前記所定寸分だけシフトさせる制御手段と、
    前記ディスペンス位置を前記所定寸分シフトさせて各短冊状基板のアイランドをディスペンス位置に順次対応させるディスペンス位置変更手段とを備えたことを特徴とする基板搬送装置。
  3. 前記アイランドの位置を監視して、ディスペンス位置変更手段の変更によるディスペンス位置と、実際のアイランド位置とにずれを有するときに、そのずれを補正する補正手段を備えたことを特徴とする請求項2の基板搬送装置。
  4. 前記短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データに基づいて決定した所定ピッチ及び所定寸を、前記制御手段に手動入力することを特徴とする請求項2又は請求項3の基板搬送装置。
  5. 前記短冊状基板の長手方向長さ及びアイランドの配置ピッチを含む基板データを検出するデータ検出手段と、この検出手段にて検出された基板データに基づいて前記所定ピッチ及び所定寸を設定する設定手段とを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3の基板搬送装置。
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